JP2010127549A - レンジフード - Google Patents

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Abstract

【課題】フード本体を上下に薄くすることを課題とする。
【解決手段】左右の側面部20,20の間に設けられたガイド部30に、フード本体10の空間SP1に流入した上昇流S1が前後に分かれる中間案内部33aと、中間案内部33aの前側で前方に向かって下側に湾曲した第一の案内面31aと、中間案内部33aの後側で後方に向かって下側に湾曲した第二の案内面32aとを設ける。側面部20には、案内面31a,32aに案内された流れを排気手段50に吸引させるための開口部21,22を設ける。そして、中間案内部33aで前側となった流れS2を第一の案内面31aで旋回流S3として第一の開口部21から排気手段50により排出し、中間案内部33aで後側となった流れS4を第二の案内面32aで旋回流S5として第二の開口部22から排気手段50により排出するようにレンジフード1を構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、調理器具の上方に設けるためのレンジフードに関する。
加熱調理により発生する煙等を排出するレンジフードとして、図9に示すレンジフード900が知られている(特許文献1参照)。このレンジフード900は、左右両側面部910及びガイド部920を有するフード本体と、煙や熱気等Sを排気する排気手段とを備え、加熱調理器具990の上方に設けられる。各側面部910には、排気口911が形成されている。この排気口911には、排気中の塵芥等を捕捉するためのフィルタ912が取外し可能に装着されている。ガイド部920は、後側の案内面921及び前側の案内面922を有し、左右両側面部の間に形成されている。後側の案内面921は、レンジフードの奥行方向Yの後方下部から前方に向け傾斜して立ち上がっている。前側の案内面922は、後側の案内面921から連続して前方に向け縦断面略円弧状に湾曲形成されて先端縁が下向きに形成されている。排気手段は、吸引ファン931を有し、左右のフィルタ912を通して煙や熱気等Sを屋外へ排出する。
加熱調理器具990を用いた加熱調理により発生する煙や熱気等Sは、上昇流となってフード本体の空間に流入し、後側の案内面921に沿って前側の案内面922へ案内され、この案内面922で旋回流とされて、フィルタ912を通過する。
また、特許文献2に記載のレンジフードは、ガイド部が前方案内板と後方案内板とに分割され、これら前方案内板と後方案内板とが着脱可能に係合している。
特許第3388166号公報 特許第3388167号公報
上述したレンジフードのフード本体は、後側の案内面がレンジフードの奥行方向の後方下部から前方に向け傾斜して立ち上がっているので、上下に厚く、重厚感がある。一方、フード本体を上下に薄くすることによりレンジフードの意匠を向上させたいという希望もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、フード本体を上下に薄くすることが可能なレンジフードの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、調理器具の上方に設けるためのレンジフードであって、左右の側面部と、該左右の側面部の間に設けられたガイド部と、で下方が開口した空間を形成したフード本体と、排気手段とを備え、前記ガイド部は、前記空間に流入した上昇流が前後に分かれる中間案内部と、該中間案内部の前側で前方に向かって下側に湾曲した第一の案内面と、前記中間案内部の後側で後方に向かって下側に湾曲した第二の案内面とを有し、前記側面部には、前記第一の案内面に案内された流れを前記排気手段に吸引させるための第一の開口部と、前記第二の案内面に案内された流れを前記排気手段に吸引させるための第二の開口部とが設けられ、前記中間案内部で前側となった流れを前記第一の案内面で旋回流として前記第一の開口部から前記排気手段により排出し、前記中間案内部で後側となった流れを前記第二の案内面で旋回流として前記第二の開口部から前記排気手段により排出するように構成したことを特徴とする。
すなわち、フード本体の空間に流入した上昇流は、中間案内部で前後に分かれる。この中間案内部で前側となった流れは、第一の案内面で旋回流となり、第一の開口部から排気手段により排出される。また、中間案内部で後側となった流れは、第二の案内面で旋回流となり、第二の開口部から排気手段により排出される。このように、フード本体の空間に流入した煙等が前後でそれぞれ旋回流となって側面部の開口部から排気手段により排出されるので、後方下部から前方に向け傾斜して立ち上がった案内面が不要となり、フード本体を上下に薄くすることができる。
なお、特許請求の範囲に記載した前後左右は、レンジフードを構成する各部の相対的な位置関係を示すための便宜上の記載である。
上記フード本体が形成する空間は、一つでもよいし、二以上でもよい。
上記フード本体には、油受け部等の部位が設けられてもよい。
上記第一の開口部は、左右の側面部の両方に設けられてもよいし、左右の側面部の一方にのみ設けられてもよい。上記第二の開口部も、左右の側面部の両方に設けられてもよいし、左右の側面部の一方にのみ設けられてもよい。
上記第一の開口部と上記第二の開口部とは、分離されていてもよいし、繋がっていてもよい。
上記第一の開口部と上記第二の開口部の少なくとも一方にフィルタが設けられてもよい。
上記中間案内部と上記第一の案内面と上記第二の案内面は、別々の部品で構成されてもよいし、一体化された部品で構成されてもよい。
上記中間案内部の形状には、平坦な形状、波形といった曲面形状、等が含まれる。
前方に向かって下側に湾曲した第一の案内面の形状には、前縁が後向きとなるまで湾曲した形状が含まれる。後方に向かって下側に湾曲した第二の案内面の形状には、後縁が前向きとなるまで湾曲した形状が含まれる。
以上説明したように、本発明によれば、フード本体を上下に薄くすることが可能なレンジフードを提供することができる。
(1)レンジフードの構成の説明:
図1は、本発明の一実施形態に係るレンジフード1を採用したシステムキッチンの要部を示す斜視図である。図2は、図1のA1−A1の位置でレンジフード1を断面視して示す垂直断面図である。図3は、図2のA2−A2の位置でレンジフード1を断面視して示す垂直断面図である。図4は、図3のA3−A3の位置でレンジフード1を断面視して示す水平断面図である。図5は、開口部21からフィルタ41を外した状態で図2の断面図の要部を拡大して示す垂直断面図であり、特に第一の案内面31a及びその周辺を示す図である。図6は、レンジフード1に流入した空気の流れを説明するための簡略化した図であり、フィルタ41,42の模様等を省略している。
図1に示すシステムキッチンは、ダイニングキッチンをキッチン側とダイニング側とに分けるように壁W1から半島状に延びたキッチンカウンタ90が設置されている。このキッチンカウンタ90には、加熱調理器具91やシンク92等が組み込まれている。本実施形態のレンジフード1は、壁W1に取り付けられ、調理器具91の上方に設けられている。
ここで、便宜上、図1に示す前後左右を用いてレンジフード1を構成する各部の相対的な位置関係を説明する。本レンジフード1は、キッチン側を前側として左側が壁W1となる左壁取付タイプとされている。
調理器具91を用いた加熱調理により発生する煙や熱気等は、図3等に示す上昇流S1となる。レンジフード1は、フード本体10の空間SP1に流入する上昇流を吸引し、屋外へ排出する。
レンジフード1は、下方が開口した空間SP1を有するフード本体10、該フード本体10の側面部20,20から空気を吸引し排気するための排気手段50、を備えている。ここで、排気手段50に吸引される空気には、煙、熱気、等が含まれる。
フード本体10は、図2〜4に示すように、左右の側面部20,20と、側面部20,20の間に設けられたガイド部30とを備えている。これら側面部20,20及びガイド部30は、下部が開口した本体カバー12の内側に組み付けられ、下方が開口した空間SP1を形成している。本実施形態の側面部20,20及びガイド部30は、左右に略対称とされているとともに、前後にも略対称とされている。
各側面部20には、ガイド部30の前側の案内面(第一の案内面)31aに案内された空気の流れを排気手段50に吸引させるための第一の開口部21と、ガイド部30の後側の案内面(第二の案内面)32aに案内された空気の流れを排気手段50に吸引させるための第二の開口部22とが設けられている。第一の開口部21には前側フィルタ41が着脱可能に取り付けられ、第二の開口部22には後側フィルタ42が着脱可能に取り付けられている。開口部21,22及びフィルタ41,42は、ほぼ同じ高さに設けられている。フィルタ41,42は、それぞれ、案内面31a,32aに案内された空気の流れを通過させる。フィルタには通過する空気中の油が付着するので、フィルタの表面を親水性とすると、清掃時及び洗浄時にフィルタから油を除去し易くすることができる。
また、図2に示すように、各側面部20の下部は、中央部に向かって緩やかに下る傾斜を有している。これらの中央部において、図3に示すように、油を受けるためのオイルトレイ23,23が側面部20の下部に対して着脱可能に設けられている。
ガイド部30は、フード本体の空間SP1に流入した上昇流S1が前後に分かれる中間案内部33aと、中間案内部33aの前側で前方に向かって下側に湾曲した第一の案内面31aと、中間案内部33aの後側で後方に向かって下側に湾曲した第二の案内面32aとを有している。本実施形態のガイド部30は、中間案内部33aを下面に有する中間案内板33と、第一の案内面31aを内側面に有する前側案内板31と、第二の案内面32aを内側面に有する後側案内板32とから構成されている。
中間案内板33は、前後を向いた垂直断面においてごく僅かに下方へ膨出した形状とされている。これにより、左右方向に煙等を通過させる煙道51が本体カバー12の下側であって中間案内板33の上側に形成される。中間案内板33の中央部分の開口部には、後述する光源ユニット64からの光を下方へ透過させるレンズ34が固定されている。中間案内板33は、前後の縁部がそれぞれ案内板31,32を介して本体カバー12の固定部位13,13に取り付けられる。
前側案内板31は、中間案内板33の前側で前方に向かって下側へ縦断面略円弧状に湾曲している。前側案内板31の後縁部は、前方に向かってやや立ち上がる状態から下側へ湾曲している。前側案内板31の前縁部は、下向きの範囲内で後向きとなるまで湾曲した後に縦断面略V字状の溝31bとなる形状とされている。一方、後側案内板32は、中間案内板33の後側で後方に向かって下側へ縦断面略円弧状に湾曲している。後側案内板32の前縁部は、後方に向かってやや立ち上がる状態から下側へ湾曲している。後側案内板32の後縁部は、下向きの範囲内で前向きとなるまで湾曲した後に縦断面略V字状の溝32bとなる形状とされている。両案内板31,32の溝31b,31bは、案内面31a,32aを流れ落ちる油を受ける機能を有する。
図5に示すように、前側案内板31の案内面31aの縦断面は、円C1のほぼ円周上に存在する。この円C1内に第一の開口部21の一部が入っており、さらに、円C1の中心C1aが第一の開口部21の中に存在している。これにより、第一の案内面31aで旋回流S3が発生し易く、煙や熱気等が効率よく開口部21から吸引される。また、図示を省略しているが、後側案内板32の案内面32aの縦断面は、第一の案内面31aの縦断面と略線対称となっている。すなわち、第二の案内面32aの縦断面も円のほぼ円周上に存在し、この円内に第二の開口部22の一部が入っており、さらに、円の中心C1aが第二の開口部22の中に存在している。これにより、第二の案内面32aで旋回流S5が発生し易く、煙や熱気等が効率よく開口部22から吸引される。
さらに、中間案内部33aの前後方向の長さは、第一の案内面31a側の円C1と第二の案内面32a側の円とが接しない長さ、すなわち、各円の半径の和よりも大きい長さとされている。
排気手段50は、フード本体10に形成される煙道51、レンジフードファン52、ファンカバー53、排気筒54、から構成され、フィルタ41,42を通してフード本体の空間SP1から空気を排出する。
煙道51は、図3に示すように、左側の側面部20と本体カバー12の左側面部12aとの間から中間案内板33の上側を経てファンカバー53内へ至る経路と、右側の側面部20と本体カバー右側面部12bとの間から中間案内板33と本体カバー上面部12cとの間を経てファンカバー53内へ至る経路とから構成されている。
ファン52は、回転する羽根車の回転軸方向へ空気を吸い込んで該羽根車の径方向外側へ送り出す多翼の遠心ファン等を用いることができる。本実施形態のファン52は、前面に空気吸引口を有し上部に空気排出口を有するファンケース52a内に収容されている。このファンケース52aは、ファンカバー53内の背面部に取り付けられている。従って、ファン52は、ファンカバー53内の空気を左方向へ吸引して上方へ排出することとなる。
ファンカバー53は、上部に開口部を有するとともに下方が開口した空間を有する略箱形に形成されている。ファンカバー53は、壁W1に固定されるとともに、フード本体10と互いに固定される。
排気筒54は、ファンケース52aの空気排出口から屋外へ至る空気経路とされている。
以上の他、レンジフード1は、上部カバー61、電装ボックス62、操作パネル63、光源ユニット64、を備える。
上部カバー61は、図3に示すように、ファンカバー53と排気筒54と電装ボックス62を覆う部材とされている。
電装ボックス62は、ファンカバー53の右側面、すなわち、ファンカバー53の外側面に取り付けられる。従って、電装ボックス62は、油煙経路外に配置されている。電装ボックス62は、ファン52と操作パネル63と光源ユニット64への電気配線が接続され、操作パネル63への操作に応じてファン52及び光源ユニット64の動作を制御する。
操作パネル63は、複数のスイッチを有し、ファン52の送風量の切り替え、光源ユニット64の点灯と消灯の切り替え、等の操作入力を利用者から受け付ける。操作パネル63は、図2に示すように、本体カバー12の前面部に設けられている。前側案内板31の前側は油煙経路外とされているので、操作パネル63は油煙経路外に配置されている。
なお、操作パネル63を本体カバー12の後面部にも設けることで、キッチン側、ダイニング側の両側からレンジフード1の操作が可能になり利便性が向上する。さらに、左側の壁にでも、右側の壁にでも同じレンジフードを取付け可能になる。
光源ユニット64は、円筒状のケース内に光源が収容され、電装ボックス62から光源に通電されると該光源が点灯し、レンズ34を介して下方を照射する。光源に白色の発光ダイオードを用いると、光源の交換頻度を少なくさせることができる。むろん、ハロゲンランプ等を光源に用いることもできるし、光源の色を白色以外とすることもできる。
なお、フード本体10の主要部やカバー53,61等、レンジフード1の主要部は、金属板で形成することができる。
上述した各部を有するレンジフード1は、図6に示すように、中間案内部33aで前側となった流れS2を第一の案内面31aで旋回流S3として第一の開口部21から排気手段50により排出するように構成されている。また、本レンジフード1は、中間案内部33aで後側となった流れS4を第二の案内面32aで旋回流S5として第二の開口部22から排気手段50により排出するように構成されている。これにより、第一の案内面31aの後側を後方下部から前方に向け傾斜して立ち上がった案内面とする必要が無くなる。
以上の構成を有するレンジフード1は、例えば、以下のようにして形成される。
まず、ファン52及び電装ボックス62をファンカバー53に組み付け、このファンカバー53を壁W1に取り付ける。また、光源ユニット64及び側面部20,20を本体カバー12に組み付けてフード本体10を形成し、ファンカバー53とフード本体10とを互いに固定し、このフード本体10を壁W1に固定する。電装ボックス62から操作パネル63及び光源ユニット64へ配線を接続し、本体カバーの固定部位13に前後の案内板31,32及び中間案内板33を組み付ける。さらに、排気筒54をファンケース52aに接続し、本体カバー12の上面に上部カバー61を取り付ける。
むろん、各部の組み立て順序は、変更可能である。
(2)レンジフードの作用、効果の説明:
次に、本レンジフード1の作用、効果を説明する。
図6に示すように、フード本体10の空間SP1に流入した上昇流S1は、中間案内部33aに行く手を阻まれ、該中間案内部33aで前後に分かれる。ここで、中間案内部33aが前後を向いた垂直断面においてごく僅かに下方へ膨出しているので、上昇流S1が前後へ分かれ易くなっている。
中間案内部33aで前側となった流れS2は、第一の案内面31aで図6の左回り方向の旋回流S3となる。この旋回流S3の回転軸は、左右を向いている。ここで、ファン52が左右の第一の開口部21,21から空気を吸引しているので、前側の旋回流S3は、左右の前側フィルタ41,41を通過し、煙道51、ファンカバー53内部、排気筒54を経て屋外へ排出される。
一方、中間案内部33aで後側となった流れS4は、第二の案内面32aで図6の右回り方向の旋回流S5となる。この旋回流S5の回転軸は、左右を向いている。ファン52が左右の第二の開口部22,22から空気を吸引しているので、後側の旋回流S5は、左右の後側フィルタ42,42を通過し、煙道51、ファンカバー53内部、排気筒54を経て屋外へ排出される。
以上より、フード本体の空間SP1に流入した煙等が前側のみならず後側でも旋回流S5となって側面部20,20の開口部22,22を通過して排気手段50により排出されるので、後方下部から前方に向け傾斜して立ち上がった案内面が不要となる。従って、フード本体を上下に薄くすることができる。
また、案内面31a,32a及び中間案内部33aに凹凸が少なく、フード本体10の下部から案内面31a,32a及び中間案内部33aが浅い位置にあるので、油汚れの清掃を容易に行うことができる。
さらに、フード本体の空間SP1に流入する後側の上昇流が旋回流S5となって側面部20,20から吸引されるので、レンジフードを後側に壁の無い配置とするのに好適である。
(3)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、レンジフードは、キッチン側を前側として、右側が壁となる右壁取付タイプ、後側が壁となるタイプ、前後左右が壁から離れたタイプ、等とされてもよい。
第一の開口部及び前側フィルタは、左側の側面部にのみ設けられてもよいし、右側の側面部にのみ設けられてもよい。第二の開口部及び後側フィルタも、左側の側面部にのみ設けられてもよいし、右側の側面部にのみ設けられてもよい。また、側面部の開口部にフィルタが設けられなくてもよい。
下側へ湾曲した前側案内板及び後側案内板は、縦断面が円からずれた楕円の円周の一部のような形状等、縦断面円弧状からずれた形状でもよい。前側案内板及び後側案内板は、縦断面略V字状の溝が設けられなくても、旋回流を発生させることができる。前側案内板の前縁部は、前向きの範囲内で湾曲していてもよい。後側案内板の後縁部は、後向きの範囲内で湾曲していてもよい。
中間案内部と第一の案内面と第二の案内面32aは、全部又は一部が一体化された部品で構成されてもよい。
図7(a)に示すフード本体110のように、中間案内部133aを略平坦面としてもよい。本変形例のガイド部130は、中間案内部133aと第一の案内面131aと第二の案内面132aとが一体化された単一の部材とされている。ここで、第一の案内面131aは前方に向かって下側へ湾曲する最も後ろの部位から前側の部分とされ、第二の案内面132aは後方に向かって下側へ湾曲する最も前の部位から後側の部分とされている。中間案内部133aは、略水平面とされている。
フード本体110の空間SP1に流入した上昇流S1は、中間案内部133aに行く手を阻まれ、該中間案内部133aで前後に分かれる。中間案内部133aで前側となった流れS2は、第一の案内面131aで旋回流S3となり、第一の開口部21から吸引される。中間案内部133aで後側となった流れS4は、第二の案内面132aで旋回流S5となり、第二の開口部22から吸引される。
本変形例によると、中間案内部が略平坦であるので、中間案内部の清掃性を向上させることができる。
図7(b)に示すフード本体210のように、中間案内部233aを若干後ろ下がりの略平坦面としてもよい。本変形例のガイド部は、中間案内部233a及び第二の案内面232aが一体化された案内板233と、前側案内板31とから構成されている。ここで、第二の案内面232aは後方に向かって下側へ湾曲する最も前の部位から後側の部分とされている。本変形例でも、上昇流S1が中間案内部233aで前後に分かれ、前側となった流れS2が第一の案内面31aで旋回流S3となって第一の開口部21から吸引され、後側となった流れS4が第二の案内面232aで旋回流S5となって第二の開口部22から吸引される。
本変形例によると、中間案内部233aに付着した油が後方へ流れて第二の案内面232aを経た後に縦断面略V字状の溝232bへ入る。従って、本変形例は、中間案内部に付着する油の量が多いときに好適である。
図8(a)に示すフード本体310のように、中間案内部333aを略波形の曲面としてもよい。本変形例のガイド部330は、中間案内部333aと第一の案内面331aと第二の案内面332aとが一体化された単一の部材とされている。ここで、中間案内部333aは、フード本体310の空間を前側の空間SP2と後側の空間SP3とに分けるように下方へ膨出している。中間案内部333aの膨出部分は、左右に繋がっている。すなわち、中間案内部333aは、フード本体310の空間SP1に流入する上昇流S1を積極的に前後に分ける形状とされている。
本変形例でも、上昇流S1が中間案内部333aで前後に分かれ、前側となった流れS2が第一の案内面331aで旋回流S3となって第一の開口部21から吸引され、後側となった流れS4が第二の案内面332aで旋回流S5となって第二の開口部22から吸引される。
本変形例によると、旋回流S3,S5が強くなる。従って、本変形例は、煙や熱気等の捕集効率を向上させたいときに好適である。
図8(b)に示すフード本体410のように、第一の開口部421と第二の開口部422とが前後に繋がった開口部420を側面部20に形成してもよい。また、前側の旋回流S3を通過させる第一のフィルタ部441と後側の旋回流S5を通過させる第二のフィルタ部442とが前後に繋がったフィルタ440を側面部20に設けてもよい。ここで、前後方向における中間案内部33aの中間位置から前側にある開口部420とフィルタ440が第一の開口部421と第一のフィルタ部441とされ、該中間位置から後側にある開口部420とフィルタ440が第二の開口部422と第二のフィルタ部442とされている。
本変形例でも、上昇流S1が中間案内部33aで前後に分かれ、前側となった流れS2が第一の案内面31aで旋回流S3となって第一のフィルタ部441を通過し第一の開口部421から吸引され、後側となった流れS4が第二の案内面32aで旋回流S5となって第二のフィルタ部442を通過し第二の開口部422から吸引される。
本変形例によると、開口部の数を減らすことができ、フィルタの数を減らすことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。
レンジフードを採用したシステムキッチンの要部を示す斜視図。 図1のA1−A1の位置でレンジフードを断面視して示す垂直断面図。 図2のA2−A2の位置でレンジフードを断面視して示す垂直断面図。 図3のA3−A3の位置でレンジフードを断面視して示す水平断面図。 図2に示すレンジフードの要部を示す垂直断面図。 レンジフードに流入した空気の流れを説明するための簡略化した図。 変形例においてフード本体の垂直断面を示す図。 変形例においてフード本体の垂直断面を示す図。 従来例に係るレンジフードを設けたシステムキッチンの要部を示す垂直断面図。
符号の説明
1…レンジフード、
10…フード本体、12…本体カバー、
20…側面部、21,421…第一の開口部、22,422…第二の開口部、
30,130…ガイド部、
31…前側案内板、31a,131a,331a…第一の案内面、
32…後側案内板、32a,132a,232a,332a…第二の案内面、
33…中間案内板、33a,133a,233a,333a…中間案内部、
41…前側フィルタ、42…後側フィルタ、
50…排気手段、51…煙道、52…ファン、53…ファンカバー、54…排気筒、
90…キッチンカウンタ、91…調理器具、
420…開口部、
440…フィルタ、441…第一のフィルタ部、442…第二のフィルタ部、
S1…上昇流、S2…前側となった流れ、S3…前側旋回流、
S4…後側となった流れ、S5…後側旋回流、
SP1,SP2,SP3…空間、W1…壁、

Claims (1)

  1. 調理器具の上方に設けるためのレンジフードであって、
    左右の側面部と、該左右の側面部の間に設けられたガイド部と、で下方が開口した空間を形成したフード本体と、
    排気手段とを備え、
    前記ガイド部は、前記空間に流入した上昇流が前後に分かれる中間案内部と、該中間案内部の前側で前方に向かって下側に湾曲した第一の案内面と、前記中間案内部の後側で後方に向かって下側に湾曲した第二の案内面とを有し、
    前記側面部には、前記第一の案内面に案内された流れを前記排気手段に吸引させるための第一の開口部と、前記第二の案内面に案内された流れを前記排気手段に吸引させるための第二の開口部とが設けられ、
    前記中間案内部で前側となった流れを前記第一の案内面で旋回流として前記第一の開口部から前記排気手段により排出し、前記中間案内部で後側となった流れを前記第二の案内面で旋回流として前記第二の開口部から前記排気手段により排出するように構成したことを特徴とするレンジフード。
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