JP2010127362A - 油圧駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定のアクチュエータのハンチングが発生しないLSシステムを備える油圧駆動装置を提供する。
【解決手段】ポンプ制御手段18にシリンダー一体型ストッパー11と切換弁12、切替弁67、シャトル弁68を設けた。アクチュエータ24の操作を検出し、切換弁12の圧力信号ポート12aに圧油が供給されるようにした。切換弁12が切り換るとシリンダー一体型ストッパー11へ圧油が供給され、可変ポンプ31の吐出流量がアクチュエータ24の要求流量より多くなるよう可変ポンプ31の最低容量が増加するようにした。アクチュエータ24と該アクチュエータ24以外のアクチュエータ26が同時操作されると切換弁12,切換弁67が共に切り換り、可変ポンプ31の吐出流量がアクチュエータ24の要求流量に関係なく最大流量を吐出するよう可変ポンプ31が最大容量になるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】ポンプ制御手段18にシリンダー一体型ストッパー11と切換弁12、切替弁67、シャトル弁68を設けた。アクチュエータ24の操作を検出し、切換弁12の圧力信号ポート12aに圧油が供給されるようにした。切換弁12が切り換るとシリンダー一体型ストッパー11へ圧油が供給され、可変ポンプ31の吐出流量がアクチュエータ24の要求流量より多くなるよう可変ポンプ31の最低容量が増加するようにした。アクチュエータ24と該アクチュエータ24以外のアクチュエータ26が同時操作されると切換弁12,切換弁67が共に切り換り、可変ポンプ31の吐出流量がアクチュエータ24の要求流量に関係なく最大流量を吐出するよう可変ポンプ31が最大容量になるようにした。
【選択図】図1
Description
本溌明は、油圧ショベルなどの建設機械及び各種作業機械に使用される油圧駆動装置に関する。
従来、この種の油圧駆動装置の特許文献2では、特定のアクチュエータ、例えばショベルの旋回モータを含む複数のアクチュエータを持つものでそれぞれのアクチュエータの用の方向切換弁の前後差圧を制御する圧力補償弁の目標補償圧をすべて、可変ポンプの吐出圧と複数のアクチュエータ最高負荷圧との実際の差圧である2次圧力PLS圧してロードセンシングシステム(以下、LSシステムという)を構成している。
このLSシステムでは、特定のアクチュエータの単独動作から特定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータを同時に操作する複合動作へ移行する場合、可変ポンプの吐出流量をコントロールバルブの要求流量が上回るサチュレーション状態となった場合に特定のアクチュエータの速度低下が起こる問題がある。また逆に特定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータを同時に操作する複合動作から特定のアクチュエータの単独動作へ移行する場合に余剰流量が発生した瞬間に特定のアクチュエータの速度上昇が発生する。
このLSシステムでは、特定のアクチュエータの単独動作から特定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータを同時に操作する複合動作へ移行する場合、可変ポンプの吐出流量をコントロールバルブの要求流量が上回るサチュレーション状態となった場合に特定のアクチュエータの速度低下が起こる問題がある。また逆に特定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータを同時に操作する複合動作から特定のアクチュエータの単独動作へ移行する場合に余剰流量が発生した瞬間に特定のアクチュエータの速度上昇が発生する。
具体的な例では、ショベルでブームシリンダーと旋回モータを同時作動した状態からブームシリンダーの動作を急激に止めると余剰流量が発生し、その余剰流量が旋回モータに流れ、旋回ショックが発生する。逆に、旋回モータの単独動作から旋回モータとブームシリンダーの複合動作に急激に移行したときポンプの吐出流量が不足するサチュレーション状態になり旋回速度が急激に落ちショックが発生する(例えば、特許文献2参照)。
なお、旋回モータの速度変化はオペレータが体感できるため、オペレータは自分の意図しない速度変化に対し敏感に認識し、不満を感じる。よって、特定のアクチュエータである旋回モータは特定のアクチュエータ以外のアクチュエータに比べ速度変化を抑制する必要がある。
なお、旋回モータの速度変化はオペレータが体感できるため、オペレータは自分の意図しない速度変化に対し敏感に認識し、不満を感じる。よって、特定のアクチュエータである旋回モータは特定のアクチュエータ以外のアクチュエータに比べ速度変化を抑制する必要がある。
ここで、特許文献1の目的は特許文献2に記載されたLSシステムの問題点の解消すなわち、特許文献2に開示のLSシステムにおいて、
1.可変ポンプの吐出流量がサチュレーション状態になっても特定のアクチエータに優先的に流量を供給すること。その特定のアクチュエータの速度変化を抑え、かつ原動機の回転数に関係無くその優先性を維持すること。
2.また、特定のアクチュエータの単独動作から特定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータを同時に操作する複合動作へ移行する場合の特定のアクチュエータの速度変化を抑えること。
3.また、逆に特定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータを同時に操作する複合動作から特定のアクチュエータの単独動作へ移行する場合の特定のアクチュエータの速度変化を抑えることである。
1.可変ポンプの吐出流量がサチュレーション状態になっても特定のアクチエータに優先的に流量を供給すること。その特定のアクチュエータの速度変化を抑え、かつ原動機の回転数に関係無くその優先性を維持すること。
2.また、特定のアクチュエータの単独動作から特定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータを同時に操作する複合動作へ移行する場合の特定のアクチュエータの速度変化を抑えること。
3.また、逆に特定のアクチュエータを含む複数のアクチュエータを同時に操作する複合動作から特定のアクチュエータの単独動作へ移行する場合の特定のアクチュエータの速度変化を抑えることである。
そこで、特許文献1に記載されているLSシステムは、図9に示すように特定のアクチュエータ23以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25の前後差圧を制御する圧力補償弁28の補償差圧をPLS圧25bとし、特定のアクチュエータ14用の方向切換弁23の前後差圧を制御する圧力補償弁27の補償差圧をPgr圧21bとしている。
したがって、可変ポンプの吐出流量が不足するサチュレーション状態(PLS圧が低下する)や逆に余剰流量が生じる状態(PLS圧が上昇)になっても特定のアクチュエータ24の圧力補償弁27の補償差圧はPgr圧21bのままであり、PLS圧25bの変化には関係無く供給する流量を一定になるようにしている(つまり特定のアクチュエータ14の速度が一定になるようにしている)。なお、参照符号18はポンプ制御手段、参照符号19は目標補償差圧発生回路をそれぞれ示す。
特開2002−323001号公報
特開2001−193705号公報
したがって、可変ポンプの吐出流量が不足するサチュレーション状態(PLS圧が低下する)や逆に余剰流量が生じる状態(PLS圧が上昇)になっても特定のアクチュエータ24の圧力補償弁27の補償差圧はPgr圧21bのままであり、PLS圧25bの変化には関係無く供給する流量を一定になるようにしている(つまり特定のアクチュエータ14の速度が一定になるようにしている)。なお、参照符号18はポンプ制御手段、参照符号19は目標補償差圧発生回路をそれぞれ示す。
しかしながら、特許文献1において特定のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する圧力補償弁の補償差圧をPgr圧としていることによって、以下の問題が発生する場合がある。
特定のアクチュエータの単独動作時にハンチングが生じる場合がある。そこで、特許文献1のハンチング発生を図10の特許文献1の可変ポンプ85の構造例で説明する。
特定のアクチュエータ24(図6参照)の操作時は、可変ポンプ85の吐出容量を決めているポンプ傾転角は、最大容量位置(斜板14の状態は、図10の位置87)と最低容量位置(斜板14の状態は、図10の位置88)の間の容量で圧力やスプリング力のバランスで制御されているため圧力が一定せず、圧力応答と、可変ポンプ85の斜板14の動きの応答遅れなどにより起こる。なお、参照符号89は斜板14のストッパ部材である。
特定のアクチュエータの単独動作時にハンチングが生じる場合がある。そこで、特許文献1のハンチング発生を図10の特許文献1の可変ポンプ85の構造例で説明する。
特定のアクチュエータ24(図6参照)の操作時は、可変ポンプ85の吐出容量を決めているポンプ傾転角は、最大容量位置(斜板14の状態は、図10の位置87)と最低容量位置(斜板14の状態は、図10の位置88)の間の容量で圧力やスプリング力のバランスで制御されているため圧力が一定せず、圧力応答と、可変ポンプ85の斜板14の動きの応答遅れなどにより起こる。なお、参照符号89は斜板14のストッパ部材である。
この油圧駆動装置の問題は、実機では具体的に次のような問題になる。
例えば、ショベルで特定のアクチュエータである旋回モータを単独動作したときに、旋回モータがハンチングすると、バケットの土が落ちてしまい作業の効率が悪くなる。
また、近年ショベルのクレーン仕様が増えており、オペレータの意図に関係なく吊り荷がゆれてしまい操作性が著しく損なわれる。さらに、オペレータに不快な音と振動が伝わってしまう。
例えば、ショベルで特定のアクチュエータである旋回モータを単独動作したときに、旋回モータがハンチングすると、バケットの土が落ちてしまい作業の効率が悪くなる。
また、近年ショベルのクレーン仕様が増えており、オペレータの意図に関係なく吊り荷がゆれてしまい操作性が著しく損なわれる。さらに、オペレータに不快な音と振動が伝わってしまう。
前記の問題は特許文献1がその問題を解決しようとした特許文献2の油圧駆動装置では発生しない。また、前記の問題はコントロールバルブの要求流量が、可変ポンプが制御しうる最低流量を越える条件のみで発生する。
さらに、以下の条件下での動作、すなわち特定のアクチュエータを含まないアクチュエータの単独動作時及び複合動作時では、ハンチングは特許文献1でも発生しない。
以上説明したように、特許文献2の問題点を解決するための技術である特許文献1では特許文献2にはなかった問題がある。
さらに、以下の条件下での動作、すなわち特定のアクチュエータを含まないアクチュエータの単独動作時及び複合動作時では、ハンチングは特許文献1でも発生しない。
以上説明したように、特許文献2の問題点を解決するための技術である特許文献1では特許文献2にはなかった問題がある。
前記の問題を解決するため、本発明は特許文献2の問題点を再発させることなく特許文献の問題点である前述の特定のアクチュエータのハンチングが発生しないLSシステムを備える油圧駆動装置を提供することを目的とする。さらに、本発明では、特許文献1でハンチングが発生する条件になった場合に、可変ポンプのポンプ傾転角を強制的に固定することで、問題を解決する油圧駆動装置を提供する。
前記の課題を解決するため請求項1記載の発明は、原動機と、
前記原動機の駆動により吐出流量を変化させることのできる可変ポンプと、
前記可変ポンプから吐出される圧油により駆動する複数のアクチュエータと、
前記可変ポンプから前記複数のアクチュエータに供給される圧油の流量をそれぞれ制御する複数の方向切換弁と、
前記複数の方向切換弁の前後差圧をそれぞれ制御する複数の圧力補償弁と、
を備え、
前記可変ポンプの吐出圧が前記複数のアクチュエータの最高負荷圧力よりロードセンシング目標補償差圧だけ高くなるようなロードセンシング目標補償差圧と前記可変ポンプの吐出圧と前記複数のアクチュエータの最高負荷圧との実際の差圧である2次圧力PLS圧とが対抗して導かれるポンプ傾転角制御弁を含むロードセンシング制御するロードセンシングシステム有し、
前記可変ポンプを駆動する前記原動機の回転数に依存する圧力を出力する回転数を検出する手段である目標補償差圧発生回路を備え、前記複数の圧力補償弁のうち、特定のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁の補償差圧を前記目標補償差圧発生回路内の第2差圧減圧弁によって設定される原動機の回転数に依存する出力圧であるLSシステムの目標補償差圧とし、かつ特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁以外の圧力補償弁の補償差圧を前記2次圧力PLS圧とするLSシステムにおいて、
前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを検出し、前記可変ポンプの最低吐出流量が特定のアクチュエータが必要とする流量以上になるように、前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作された場合のみ可変ポンプ1回転あたりの最低容量が常用時に対し、大きくなるようにしたことを特徴とし、かつ特定のアクチュエータ操作と、特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの複合操作時には前記可変ポンプの吐出流量が最大吐出流量になるように、前記可変ポンプ1回転あたりの容量が最大になるようにしたことを特徴とする。
前記原動機の駆動により吐出流量を変化させることのできる可変ポンプと、
前記可変ポンプから吐出される圧油により駆動する複数のアクチュエータと、
前記可変ポンプから前記複数のアクチュエータに供給される圧油の流量をそれぞれ制御する複数の方向切換弁と、
前記複数の方向切換弁の前後差圧をそれぞれ制御する複数の圧力補償弁と、
を備え、
前記可変ポンプの吐出圧が前記複数のアクチュエータの最高負荷圧力よりロードセンシング目標補償差圧だけ高くなるようなロードセンシング目標補償差圧と前記可変ポンプの吐出圧と前記複数のアクチュエータの最高負荷圧との実際の差圧である2次圧力PLS圧とが対抗して導かれるポンプ傾転角制御弁を含むロードセンシング制御するロードセンシングシステム有し、
前記可変ポンプを駆動する前記原動機の回転数に依存する圧力を出力する回転数を検出する手段である目標補償差圧発生回路を備え、前記複数の圧力補償弁のうち、特定のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁の補償差圧を前記目標補償差圧発生回路内の第2差圧減圧弁によって設定される原動機の回転数に依存する出力圧であるLSシステムの目標補償差圧とし、かつ特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁以外の圧力補償弁の補償差圧を前記2次圧力PLS圧とするLSシステムにおいて、
前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを検出し、前記可変ポンプの最低吐出流量が特定のアクチュエータが必要とする流量以上になるように、前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作された場合のみ可変ポンプ1回転あたりの最低容量が常用時に対し、大きくなるようにしたことを特徴とし、かつ特定のアクチュエータ操作と、特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの複合操作時には前記可変ポンプの吐出流量が最大吐出流量になるように、前記可変ポンプ1回転あたりの容量が最大になるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、特定のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁の補償差圧を目標補償差圧発生回路内の第2差圧減圧弁によって設定される原動機の回転数に依存する出力圧Pgr圧としたLSシステムにおいて、特定のアクチュエーを単独操作した場合でも、可変ポンプの斜板角は、機械的に固定されるので、特定のアクチュエータ操作時にハンチングが発生しないLSシステムとすることができる。
具体的には、例えばショベルで旋回単独動作をしたときに、旋回モータのハンチングはなく、バケットの土が落ちてしまい作業の効率が悪化することがない。ショベルのクレーン仕様機では、オペレータの意図に関係なく吊り荷がゆれてしまうこともなく操作性を損なうことがなくなる。またオペレータに対しても不快な音と振動が伝わることなく作業条件が改善される。
前記上記のように特許文献1の問題点を解消でき、さらに特許文献1の特徴である可変ポンプの吐出流量が不足するサチュレーション状態や逆に余剰流量が生じる状態になっても特定のアクチュエータの速度を一定になるようにしている。したがってオペレータも機械のショックを感じることがなく作業をスムーズに進めることができる。
具体的には、例えばショベルで旋回単独動作をしたときに、旋回モータのハンチングはなく、バケットの土が落ちてしまい作業の効率が悪化することがない。ショベルのクレーン仕様機では、オペレータの意図に関係なく吊り荷がゆれてしまうこともなく操作性を損なうことがなくなる。またオペレータに対しても不快な音と振動が伝わることなく作業条件が改善される。
前記上記のように特許文献1の問題点を解消でき、さらに特許文献1の特徴である可変ポンプの吐出流量が不足するサチュレーション状態や逆に余剰流量が生じる状態になっても特定のアクチュエータの速度を一定になるようにしている。したがってオペレータも機械のショックを感じることがなく作業をスムーズに進めることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1をより具体的にしたものであり、前記最低容量を変化させる制御手段は、シリンダー一体型ストッパーを有し、特定のアクチュエータ操作と特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの複合操作時にポンプ容量を最大にする制御手段としてコントロールピストン室の圧力を制御するためのポンプ傾転角制御弁を備えた前記の油圧駆動装置で、前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを圧力信号により検出し、その圧力信号でシリンダー一体型ストッパ−のシリンダー室へ圧油を供給・排出の切り換えを行う切換弁を有し、かつ特定のアクチュエータ用の方向切換弁と特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことをそれぞれ圧力信号により検出し、両方の方向切換弁が切り換る場合のみ、その圧力信号でポンプ傾転角制御弁が前記コントロールピストン室とタンクを連通するポジションに切り換るものである。
請求項3記載の発明は、請求項1,2をさらに具体的にした内容で、特定のアクチュエータの方向切換弁が操作されたこと及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、特定のアクチュエータ用の方向切換弁を作動させる油圧パイロット圧力及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁を作動させる前記油圧パイロット圧力によってそれぞれ検出することができるものである。
請求項4記載の発明は、請求項3と同様に請求項1,2をさらに具体的にした内容で、前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを、該特定のアクチュエータ用の方向切換弁に設けたパイロット圧力信号ラインの圧力の切り換りによって検出すること及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、該特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁を作動させる油圧パイロット圧力によって検出することができるものである。
請求項5記載の発明も、請求項3と同様に請求項1,2をさらに具体的にした内容で、前記特定のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、該特定のアクチュエータ用の方向切換弁を作動させる油圧パイロット圧力によって検出すること及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを、特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用方向切換弁に設けたパイロット圧力信号ラインの圧力の切り換りによって検出するものである。
請求項6記載の発明も、請求項3と同様に請求項1,2をさらに具体的にした内容で、特定のアクチュエータの方向切換弁が操作されたこと及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、特定のアクチュエータ用の方向切換弁に設けたパイロット圧力信号ラインの圧力の切り換りによって検出すること及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁に設けたパイロット圧力信号ラインの圧力の切り換りによって検出することができるものである。
請求項7記載の発明では、前記最低容量を変化させる制御手段は、シリンダー一体型ストッパーを有し、方向切換弁を操作する方法として、電磁比例減圧弁を用いる場合で、この電磁比例減圧弁への電流を、電圧信号を発生する電気レバーの操作に応じて制御するコントローラを有するシステムであって、前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを、電気レバーの電圧信号をもってコントローラで検出し、前記シリンダー一体型ストッパーのシリンダー室への圧油の切換を行う電磁切換弁へ、コントローラから電圧信号を発信することで、前記シリンダー一体型ストッパーのシリンダー室への圧油の切換えを行うことを及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁の操作を、電気レバーの電圧信号をもってコントローラで検出し、特定のアクチュエータと特定のアクチュエータ以外のアクチュエータが同時に操作した場合のみ、コントローラから各切換弁に電圧信号を発信することでポンプ傾転角制御弁がコントロールピストン室とタンクを連通するポジションに切り換るものである。
本発明は、特定のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁の補償差圧を目標補償差圧発生回路内の第2差圧減圧弁によって設定される原動機の回転数に依存する出力圧Pgr圧としたLSシステムにおいて、特定のアクチュエーを単独操作した場合でも、可変ポンプの斜板角は、機械的に固定されるので、特定のアクチュエータ操作時にハンチングが発生しないLSシステムとすることができる。
以下、本発明の油圧駆動装置につき好適の実施の形態を挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係る油圧駆動装置10の油圧回路図で、図7は図1の油圧回路図中のポンプ制御手段18の断面構造図である。
図1において、油圧駆動装置10は原動機であるエンジン30と、このエンジン30により駆動される可変ポンプ31と、この可変ポンプ31から吐出される圧油により駆動される複数のアクチュエータ24,26(2個のみ示す)と、前記可変ポンプ31から複数のアクチュエータ24,26に供給される圧油の流量をそれぞれ制御する複数の方向切換弁23,25(2個のみ示す)と、前記複数の方向切換弁23,25の前後差圧をそれぞれ制御する複数の圧力補償弁27,28(2個のみ示す)と、可変ポンプ31の吐出圧の上限を規制するメインリリーフ弁33と、を有する。
図1は、本発明の第一の実施の形態に係る油圧駆動装置10の油圧回路図で、図7は図1の油圧回路図中のポンプ制御手段18の断面構造図である。
図1において、油圧駆動装置10は原動機であるエンジン30と、このエンジン30により駆動される可変ポンプ31と、この可変ポンプ31から吐出される圧油により駆動される複数のアクチュエータ24,26(2個のみ示す)と、前記可変ポンプ31から複数のアクチュエータ24,26に供給される圧油の流量をそれぞれ制御する複数の方向切換弁23,25(2個のみ示す)と、前記複数の方向切換弁23,25の前後差圧をそれぞれ制御する複数の圧力補償弁27,28(2個のみ示す)と、可変ポンプ31の吐出圧の上限を規制するメインリリーフ弁33と、を有する。
そして、可変ポンプ31の吐出圧が複数のアクチュエータ24,26の最高負荷圧45(PLmax)よりロードセンシング目標補償差圧だけ高くなるよう該ロードセンシング目標補償差圧と可変ポンプ31の吐出圧と複数のアクチュエータ24,26の最高負荷圧45(PLmax)とがそれぞれ導かれる第1差圧減圧弁21の出力である実差圧つまり2次圧力PLS圧と、が対抗して導かれるポンプ傾転角制御弁17を含むロードセンシング制御するポンプ制御手段18を備え、ロードセンシング制御の目標補償差圧発生回路19を含むロードセンシング制御するロードセンシングシステム(以下LSシステムとする)を有する。
ポンプ制御手段18はその傾転角を制御するポンプ傾転角制御弁17、最低容量時のポンプ傾転角を決めているシリンダー一体型ストッパー11及び該シリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42への圧油の供給・排出を切り換える切換弁12を有する。
さらに、ポンプ制御手段18は切換弁67を有し、該切換弁67は圧力信号ポート67aに供給される圧力によってポンプ傾転角制御弁17へ目標補償差圧Pgrを導くか、切換弁12で切り換るシリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42への圧油とPgr圧の高い方の圧力をシャトル弁68で選択した圧力を導くかを切り換えている。
さらに、ポンプ制御手段18は切換弁67を有し、該切換弁67は圧力信号ポート67aに供給される圧力によってポンプ傾転角制御弁17へ目標補償差圧Pgrを導くか、切換弁12で切り換るシリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42への圧油とPgr圧の高い方の圧力をシャトル弁68で選択した圧力を導くかを切り換えている。
また、特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25の前後差圧を制御する圧力補償弁28の補償差圧は前記2次圧力PLS圧25bとしている。
一方、油圧駆動装置10は可変ポンプ31を駆動するエンジン30の回転数に依存する圧力を出力する回転数を検出する手段である目標補償差圧発生回路19を備え、特定のアクチュエータ用24の方向切換弁23の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁27の補償差圧を目標補償差圧発生回路19内の第2差圧減圧弁22によって設定されるエンジン30の回転数に依存する出力圧をLSシステムの目標補償差圧(以下Pgr圧とする)とする。
一方、油圧駆動装置10は可変ポンプ31を駆動するエンジン30の回転数に依存する圧力を出力する回転数を検出する手段である目標補償差圧発生回路19を備え、特定のアクチュエータ用24の方向切換弁23の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁27の補償差圧を目標補償差圧発生回路19内の第2差圧減圧弁22によって設定されるエンジン30の回転数に依存する出力圧をLSシステムの目標補償差圧(以下Pgr圧とする)とする。
すなわち、ロードセンシング制御の目標補償差圧をエンジン30の回転数に依存する可変値として設定するため、固定容量型のパイロット油圧ポンプ32の吐出ライン34に可変絞り弁36の前後の差圧(Pgr)として取り出す第2差圧減圧弁22とを有する。
参照符号35は可変アンロード弁を示し、余剰流量をタンクへ逃す機能を有する。参照符号37は信号圧可変リリーフ弁を示す。なお、ロードセンシング制御の目標補償差圧発生回路19、可変アンロード弁35の各構成・作用の詳細は、特開平11−196604号公報に記載されており、信号圧可変リリーフ弁37の構成・作用の詳細は、特許文献2に記載されているので、符号を付して詳細な説明を省略する。
参照符号35は可変アンロード弁を示し、余剰流量をタンクへ逃す機能を有する。参照符号37は信号圧可変リリーフ弁を示す。なお、ロードセンシング制御の目標補償差圧発生回路19、可変アンロード弁35の各構成・作用の詳細は、特開平11−196604号公報に記載されており、信号圧可変リリーフ弁37の構成・作用の詳細は、特許文献2に記載されているので、符号を付して詳細な説明を省略する。
本発明の第一の実施の形態に係る油圧駆動装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
図1に記載するように、通常、切換弁12は中立位置であり、シリンダー一体型ストッパー11は、可変ポンプ31の最低容量が最小になる位置にある。この位置は、特許文献1の可変ポンプ31の最低容量と同一である。特定のアクチュエータ24を単独操作すると、操作されたことを検出し、圧力信号ポート12aに圧力信号を供給することで、切換弁12が切り換えられる。そして、シリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42に圧油が供給され、ストッパー一体型シリンダー11のピストン43が移動し、可変ポンプ31の最低容量が増加する。
図1に記載するように、通常、切換弁12は中立位置であり、シリンダー一体型ストッパー11は、可変ポンプ31の最低容量が最小になる位置にある。この位置は、特許文献1の可変ポンプ31の最低容量と同一である。特定のアクチュエータ24を単独操作すると、操作されたことを検出し、圧力信号ポート12aに圧力信号を供給することで、切換弁12が切り換えられる。そして、シリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42に圧油が供給され、ストッパー一体型シリンダー11のピストン43が移動し、可変ポンプ31の最低容量が増加する。
このとき、可変ポンプ31の吐出流量が特定のアクチュエータ24の要求流量より多くなるように可変ポンプ31の最低容量を決めるシリンダー一体型ストッパー11のピストン43の移動量を決める。このとき、切換弁67は中立位置であり、ポンプ傾転角制御弁17には、図1の左側にPLS圧25a、右側にPgr圧21aが導かれ、それぞれの圧力の大小関係で、コントロールピストン11aへの圧力は変化する。この状態は、特許文献1と同じ制御状態である。
前述の特定のアクチュエータ24の単独操作状態から、該特定のアクチュエータ24と同時に特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26を操作すると、該特定のアクチュエータ24以外の該アクチュエータ26が操作されたことを検出し、圧力信号ポート67aに圧力信号を供給することで切換弁67が切換えられる。そして、ポンプ傾転角制御弁17には、図1の左側にPLS圧25a、右側に固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20が切換弁12とシャトル弁68を経由して導かれる。
ここで、本発明では、目標補償差圧Pgr圧21aに対し、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20は十分高い圧力(例えば2倍以上)であり、目標補償差圧Pgr圧21aと等しくなるよう制御されるPLS圧25aよりも十分高い圧力(例えば2倍以上)である。よって、ポンプ傾転角制御弁17は、ポジション17aになり、コントロールピストン11aの圧はタンクへ開放され、可変ポンプ31は馬力一定制御を行うため、フィードバックされている可変ポンプ31の吐出圧を導いた定馬力制御機構11bの圧力が高くならない限り、可変ポンプ31はアクチュエータ側の要求流量に関わらず、最大容量を強制的に吐出することになる。
これらにより、特定のアクチュエータ24の単独操作時及び特定のアクチュエータ24と特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26の複合操作時であってもハンチングが発生しないLSシステムを提供するものとなった。
これらにより、特定のアクチュエータ24の単独操作時及び特定のアクチュエータ24と特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26の複合操作時であってもハンチングが発生しないLSシステムを提供するものとなった。
図7は本発明のポンプ制御手段18の構造例を示している。この構造例について説明する。シリンダー一体型ストッパー11は、可変ポンプ31の本体39に組み込まれ、閉止プラグ40と本体39とピストン43で構成されている。図7は、通常時(圧力信号ポート12aに圧力が作用していない)の状態で、コントロールピストン圧力室(コントロールピストン室)44に圧油が供給され、可変ポンプ31が制御しうる最低容量になっている状態である。
ここで、特定のアクチュエータ24が操作され、操作されたことを検出し、圧力信号ポート12aに圧油が供給されると、その圧油が切換弁12のスプール12bに作用し、スプリング12cのスプリング力に勝るとスプール12bが図7の左方向から右方向へ移動する。
固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20がポート12dを介してシリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42へ接続されているポート12fと連通し、シリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42へ圧油が供給され、ピストン43が本体39の段付き内径部壁面に接するまで図7の右方向へ移動し、斜板14の角度つまり、ポンプ傾転角が変わり可変ポンプ31の最低容量が増加することになる。
固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20がポート12dを介してシリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42へ接続されているポート12fと連通し、シリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42へ圧油が供給され、ピストン43が本体39の段付き内径部壁面に接するまで図7の右方向へ移動し、斜板14の角度つまり、ポンプ傾転角が変わり可変ポンプ31の最低容量が増加することになる。
このとき、切換弁67は図7のようにスプール67bがスプリング67cに押され、ポンプ傾転角制御弁17には、図7の右側にPLS圧25a、左側にPgr圧21aが導かれ、それぞれの圧力の大小関係で、コントロールピストン11aへの圧力は変化する。このポジションでは、ポンプ傾転制御弁17へ接続されているポート67fには、Pgr圧21aが供給される。
次に、ポンプ傾転角制御弁17について説明する。図7のスプール47の左端圧力室58には、切換弁12、切換弁67を経由しPgr圧21aが圧力室46を通って導かれる。一方、スプール47の右端圧力室59には、PLS圧25aが導かれ、それぞれの圧力の大小関係で、スプール47が左右の方向に移動し、左端圧力室58の圧力が変化する。左端圧力室58の圧力は、コントロールピストン圧力室44を通り、コントロールピストン11a導かれる。この状態では、特許文献1と同じ制御状態である。
この状態から、さらに特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26を操作すると、操作されたことを検出し、切換弁67の圧力信号ポート67aに圧力信号を供給することで、切換弁67のスプール67bがスプリング67cを押し込み該スプール67bは右端に移動する。このポジションでは、切換弁67のポート67dとポート67fが連通され、切換弁12のポート12dから12fを介し固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20が、ポンプ傾転角制御弁17のスプール47の左端圧力室58に、切換弁67のポート67fから圧力室46を通って導かれる。
一方、スプール47の右端圧力室59には、PLS圧25aが導かれている。
ここで、本発明では、目標補償差圧Pgr圧21aに対し、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20は十分高い圧力(例えば2倍以上)であり、目標補償差圧Pgr圧21aと等しくなるよう制御されるPLS圧25aよりも十分高い圧力(例えば2倍以上)である。よって、スプール47は右端へ移動し、ポート64はタンクポート66に連通し、コントロールピストン11aは、コントロールピストン圧力室44を通し、ポート64、タンクポート66へ開放される。
よって、可変ポンプ31の斜板14は、スプリング11cによって、該斜板14の位置に強制的に押しつけられ、最大容量を吐出することになる。
ここで、本発明では、目標補償差圧Pgr圧21aに対し、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20は十分高い圧力(例えば2倍以上)であり、目標補償差圧Pgr圧21aと等しくなるよう制御されるPLS圧25aよりも十分高い圧力(例えば2倍以上)である。よって、スプール47は右端へ移動し、ポート64はタンクポート66に連通し、コントロールピストン11aは、コントロールピストン圧力室44を通し、ポート64、タンクポート66へ開放される。
よって、可変ポンプ31の斜板14は、スプリング11cによって、該斜板14の位置に強制的に押しつけられ、最大容量を吐出することになる。
図8は、特定のアクチュエータ24と特定のアクチュエータ24外のアクチュエータ26を同時に操作し、切換弁12及び切換弁67の圧力信号ポート12a、67aに圧力が供給されたときの切換弁12、切換弁67及びポンプ斜板角制御弁17の具体的な状態(スプールの位置)を示しており、可変ポンプ31が最大容量の状態になっている状態を示す。
図2は本発明の第二の実施の形態に係る油圧駆動装置50の油圧回路図を示し、図2中、図1に示す同一の構成要素については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。以下、同様にする。
図2の油圧回路図は、特定のアクチュエータ24を操作するための該特定のアクチュエータ24の方向切換弁23を作動させるパイロット圧51aとパイロット圧51bの高い方の圧力をシャトル弁68で選択し、切換弁12の圧力信号ポート12aに導くようにし、かつ特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26を操作するための該特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25を作動させるパイロット圧53aとパイロット圧53bの高い方の圧力をシャトル弁84bで選択し、切換弁67の圧力信号ポート67aに導くようにし、前述のように可変ポンプ31が最低容量UP、最大容量吐出をする例である。
図2の油圧回路図は、特定のアクチュエータ24を操作するための該特定のアクチュエータ24の方向切換弁23を作動させるパイロット圧51aとパイロット圧51bの高い方の圧力をシャトル弁68で選択し、切換弁12の圧力信号ポート12aに導くようにし、かつ特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26を操作するための該特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25を作動させるパイロット圧53aとパイロット圧53bの高い方の圧力をシャトル弁84bで選択し、切換弁67の圧力信号ポート67aに導くようにし、前述のように可変ポンプ31が最低容量UP、最大容量吐出をする例である。
図3は本発明の第三の実施の形態に係る油圧駆動装置60の油圧回路図を示す。図3の油圧回路図では、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20を分岐して、第1差圧減圧弁21と並列に絞り61を設け、絞り61の下流に特定のアクチュエータ24用の方向切換弁23と一体になったパイロット圧力信号ライン62を有する。また、絞り61とパイロット圧力信号ライン62の間に圧力信号ポート63aを設けている。圧力信号ポート63aは、切換弁12の圧力信号ポート12aと接続する構成である。
この油圧回路図において、特定のアクチュエータ24を操作するための該特定のアクチュエータ24用の方向切換弁23が中立時は、パイロット圧力信号ライン62は、切換位置62aの位置であり、絞り61の下流(圧力信号ポート63)はタンクに連通しているので、その圧力はタンク圧であり非常に低圧である。
よって、切換弁12の圧力信号ポート12aも低圧であり、切換弁12は、中立位置のままであり、シリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42もタンクへ連通されており、可変ポンプ31は制御しうる最低容量の状態となっている。
よって、切換弁12の圧力信号ポート12aも低圧であり、切換弁12は、中立位置のままであり、シリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42もタンクへ連通されており、可変ポンプ31は制御しうる最低容量の状態となっている。
特定のアクチュエータ24を操作し、該特定のアクチュエータ24用の方向切換弁23が切り換り、パイロット圧力信号ライン62は、切換位置62bまたは切換位置62cの位置になると、パイロット圧力信号ライン62がタンクと遮断され、絞り61の下流(圧力信号ポート63a)の圧が固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20まで上昇し、その圧力が切換弁12の圧力信号ポート12aに導かれ、前述のように可変ポンプ31の最低容量を増加させ、同時に特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26を操作する、特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25を作動させるパイロット圧53aとパイロット圧53bの高い方の圧力をシャトル弁84bで選択し、切換弁67の圧力信号ポート67aに導くようにし、前述のように可変ポンプ31が最大容量吐出をする例である。
図4は本発明の第四の実施の形態に係る油圧駆動装置70の油圧回路図を示す。図4の油圧回路図では、特定のアクチュエータ24を操作するための特定のアクチュエータ24用に方向切換弁23を作動させるパイロット圧51aとパイロット圧51bの高い方の圧力をシャトル弁84aで選択し、切換弁12の圧力信号ポート12aに導くようにしており、特定のアクチュエータ24を操作しようと、該特定のアクチュエータ24用の方向切換弁23を作動させると切換弁12が切り換り、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20が、シリンダー一体型ストッパー11のシリンダー室42に導かれ前述のように可変ポンプ31の最低容量を増加させる。
また、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20を分岐して、第1差圧減圧弁21と並列に絞り61を設け、該絞り61の下流に特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25と一体になったパイロット圧力信号ライン86を有する。
さらに、絞り61とパイロット圧力信号ライン86の間に圧力信号ポート63bを設けている。圧力信号ポート63bは、切換弁67の圧力信号ポート67aと接続する構成である。特定のアクチュエータ24を操作した前記状態で特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25が中立時には、パイロット圧力信号ライン86は、切換位置86aの位置であり、絞り61bの下流(圧力信号ポート63b)はタンクに連通しているので、その圧力はタンク圧であり非常に低圧である。
さらに、絞り61とパイロット圧力信号ライン86の間に圧力信号ポート63bを設けている。圧力信号ポート63bは、切換弁67の圧力信号ポート67aと接続する構成である。特定のアクチュエータ24を操作した前記状態で特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25が中立時には、パイロット圧力信号ライン86は、切換位置86aの位置であり、絞り61bの下流(圧力信号ポート63b)はタンクに連通しているので、その圧力はタンク圧であり非常に低圧である。
よって、切換弁67の圧力信号ポート67aも低圧であり、切換弁67以外のアクチュエータ26は中立位置のままである。特定のアクチュエータ24と同時に特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26を操作させるための方向切換弁25を作動させ、パイロット圧力信号ライン86は、切換位置86bまたは切換位置86cの位置になると、パイロット圧力信号ライン86がタンクと遮断され、絞り61の下流(圧力信号ポート63b)の圧が固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20まで上昇し、その圧力が切換弁67の圧力信号ポート67aに導かれ、前述のように可変ポンプ31が最大容量吐出をする例である。
図5は本発明の第五の実施の形態に係る油圧駆動装置90の油圧回路図を示す。図5の油圧回路図では、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20を分岐して、第1差圧減圧弁21と並列に絞り91を設け、該絞り91の下流に特定のアクチュエータ24用の方向切換弁23と一体になったパイロット圧力信号ライン62を有する。また、絞り91とパイロット圧力信号ライン62の間に圧力信号ポート63aを設けている。圧力信号ポート63a、切換弁12の圧力信号ポート12aと接続する構成である。
この油圧回路図において、特定のアクチュエータ24を操作するための該特定のアクチュエータ24用の方向切換弁23が中立時には、パイロット圧力信号ライン62は、切換位置62aの位置であり、絞り91の下流(圧力信号ポート63a)はタンクに連通しているので、その圧力はタンク圧であり非常に低圧である。可変ポンプ31は制御しうる最低容量の状態となっている。
この油圧回路図において、特定のアクチュエータ24を操作するための該特定のアクチュエータ24用の方向切換弁23が中立時には、パイロット圧力信号ライン62は、切換位置62aの位置であり、絞り91の下流(圧力信号ポート63a)はタンクに連通しているので、その圧力はタンク圧であり非常に低圧である。可変ポンプ31は制御しうる最低容量の状態となっている。
この油圧回路図では特定のアクチュエータ24を操作し、該特定のアクチュエータ24用の方向切換弁23が切換わり、パイロット圧力信号ライン62は、切換位置62bまたは切換位置62cの位置となると、パイロット圧力信号ライン62がタンクと遮断され、絞り91の下流(圧力信号ポート63a)の圧が固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20まで上昇し、その圧力が切換弁12の圧力信号ポート12aに導かれ、前述のように可変ポンプ31の最低容量を増加させる。
また、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20を分岐して、第1差圧減圧弁21と並列に絞り61を設け、該絞り61の下流に特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25と一体になったパイロット圧力信号ライン92を有する。
また、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20を分岐して、第1差圧減圧弁21と並列に絞り61を設け、該絞り61の下流に特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25と一体になったパイロット圧力信号ライン92を有する。
さらに、絞り61とパイロット圧力信号ライン92の間に圧力信号ポート63bを設けている。圧力信号ポート63bは、切換弁67の圧力信号ポート67aと接続する構成である。特定のアクチュエータ24を操作した前記状態で該特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26用の方向切換弁25が中立時には、パイロット圧力信号ライン86は、切換位置86aの位置であり、絞り61の下流(圧力信号ポート63b)はタンクに連通しているので、その圧力はタンク圧であり非常に低圧である。
よって、切換弁67の圧力信号ポート67aも低圧であり、切換弁67は、中立位置のままである。特定のアクチュエータ24と同時に該特定のアクチュエータ24外のアクチュエータ26を操作させるための方向切換弁25を作動させ、パイロット圧力信号ライン92は、切換位置92bまたは切換位置92cの位置になると、パイロット圧力信号ライン92がタンクと遮断され、絞り61の下流(圧力信号ポート63b)の圧が固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20まで上昇し、その圧力が切換弁67の圧力信号ポート67aに導かれ、前述のように可変ポンプ31が最大容量吐出をする例である。
図6は本発明の第六の実施の形態に係る油圧駆動装置100の油圧回路図を示す。図6の油圧回路図では、方向切換弁101、102は電磁比例減圧弁103a、103b及び104a、104bを用いて操作するもので、この電磁比例減圧弁103a、103b,
104a、104bへの電流を、電圧信号を発生する電気レバー106、107の操作に応じて制御するコントローラ105を有するシステムにおいて、特定のアクチュエータ24用の方向切換弁101が操作されたことを、電気レバー106の電圧信号をコントローラ105で検出し、切換弁108のソレノイドコイルに電圧を励磁することで、シリンダー室42(図7参照)へ圧油を供給し、シリンダー一体型ストッパー11(図7参照)が移動し、前述のように可変ポンプ31の最低容量を増加させる。
104a、104bへの電流を、電圧信号を発生する電気レバー106、107の操作に応じて制御するコントローラ105を有するシステムにおいて、特定のアクチュエータ24用の方向切換弁101が操作されたことを、電気レバー106の電圧信号をコントローラ105で検出し、切換弁108のソレノイドコイルに電圧を励磁することで、シリンダー室42(図7参照)へ圧油を供給し、シリンダー一体型ストッパー11(図7参照)が移動し、前述のように可変ポンプ31の最低容量を増加させる。
電気レバー106、107を同時に操作すると電磁切換弁108と、電磁切換弁109とがコントローラ105を介して励磁され、ポンプ傾転角制御弁17は、図6の左側にPLS圧25a、右側に固定容量ポンプ32の吐出ライン圧20に導かれる。ここで、本発明では、目標補償差圧Pgr圧21aに対し、固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20は十分高い圧力(例えば2倍以上)であり、目標補償差圧Pgr圧21aと等しくなるよう制御されるPLS圧25aよりも十分高い圧力(例えば2倍以上)である。
よって、ポンプ傾転角制御弁17はポジション17aになり、コントロールピストン11a(図7参照)の圧はタンクへ開放され可変ポンプ31は、馬力一定制御を行うため、フィードバックされている可変ポンプ31の吐出圧を導いた定馬力制御機構11bの圧力が高くならない限り、可変ポンプ31はアクチュエータ側の要求流量に関わらず、最大容量を強制的に吐出する。
図1乃至図6の油圧回路図では、以下のように一部変更したものでも同様に特定アクチュエータ24の操作時のみ可変ポンプ31の最低容量を増加させ、特定のアクチュエータ4と該特定のアクチュエータ24以外のアクチュエータ26を同時操作する場合は、可変ポンプ31が強制的に最大容量を吐出するシステムとして成立することは言うまでもない。
図11に示すように目標補償差圧発生回路110は、可変絞り弁36(図1参照)を単純な固定絞り111としてもよい。
図1乃至図6のポンプ制御手段18ではポンプ傾転角制御弁17及び切換弁12に固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20を導いているが、図12に示すようにポンプ制御手段112の可変ポンプ31の吐出圧113を導いてもよい。
図11に示すように目標補償差圧発生回路110は、可変絞り弁36(図1参照)を単純な固定絞り111としてもよい。
図1乃至図6のポンプ制御手段18ではポンプ傾転角制御弁17及び切換弁12に固定容量ポンプ32の吐出ライン圧力20を導いているが、図12に示すようにポンプ制御手段112の可変ポンプ31の吐出圧113を導いてもよい。
また、図13に示すようにポンプ制御手段114は、ポンプ傾転角制御弁17及び切換弁12のドレンポートが内部ドレンではなく、外部ドレン115であってもよい。
図14に示すようにポンプ制御手段116は、ポンプ傾転角制御弁17の図14の右側圧力室17cの圧力を切換弁12で切り換えた圧を、切換弁62を切換弁117に置き換え、かつポンプ斜板角制御弁17の右側圧力室17cにシャトル弁118によってPgr21aと、切換弁117の出力圧の高い方を導くこととしてもよい。
図14に示すようにポンプ制御手段116は、ポンプ傾転角制御弁17の図14の右側圧力室17cの圧力を切換弁12で切り換えた圧を、切換弁62を切換弁117に置き換え、かつポンプ斜板角制御弁17の右側圧力室17cにシャトル弁118によってPgr21aと、切換弁117の出力圧の高い方を導くこととしてもよい。
10、50、60、70、90、100 油圧駆動装置
11 シリンダー一体型ストッパー 11a コントロールピストン
11b 定馬力制御機構 12、67 切換弁
14 斜板 17 ポンプ傾転角制御弁
18、112、114、116 ポンプ制御手段
19、75、78、80、110 目標補償差圧発生回路
21、22 差圧減圧弁 23、25、71 方向切換弁
24、26 アクチュエータ 26、27 圧力補償弁
30 エンジン 31 可変ポンプ
33 メインリリーフ弁 35 可変アンロード弁
36 絞り弁 37 信号圧可変リリーフ弁
38 ポンプ吸入ポート(タンクポート) 39 本体
41、45 圧力室 42 シリンダー室
42 シリンダー室 43 ピストン
44 コントロールピストン圧力室 61 絞り
62 パイロット圧力信号ライン 63 圧力信号ポート
67a 圧力信号ポート 68、84a,84b,86 シャトル弁
72 電気レバー 73 コントローラ
74 電磁切換弁 76 固定絞り
11 シリンダー一体型ストッパー 11a コントロールピストン
11b 定馬力制御機構 12、67 切換弁
14 斜板 17 ポンプ傾転角制御弁
18、112、114、116 ポンプ制御手段
19、75、78、80、110 目標補償差圧発生回路
21、22 差圧減圧弁 23、25、71 方向切換弁
24、26 アクチュエータ 26、27 圧力補償弁
30 エンジン 31 可変ポンプ
33 メインリリーフ弁 35 可変アンロード弁
36 絞り弁 37 信号圧可変リリーフ弁
38 ポンプ吸入ポート(タンクポート) 39 本体
41、45 圧力室 42 シリンダー室
42 シリンダー室 43 ピストン
44 コントロールピストン圧力室 61 絞り
62 パイロット圧力信号ライン 63 圧力信号ポート
67a 圧力信号ポート 68、84a,84b,86 シャトル弁
72 電気レバー 73 コントローラ
74 電磁切換弁 76 固定絞り
Claims (7)
- 原動機と、
前記原動機の駆動により吐出流量を変化させることのできる可変ポンプと、
前記可変ポンプから吐出される圧油により駆動する複数のアクチュエータと、
前記可変ポンプから前記複数のアクチュエータに供給される圧油の流量をそれぞれ制御する複数の方向切換弁と、
前記複数の方向切換弁の前後差圧をそれぞれ制御する複数の圧力補償弁と、
を備え、
前記可変ポンプの吐出圧が前記複数のアクチュエータの最高負荷圧力よりロードセンシング目標補償差圧だけ高くなるようなロードセンシング目標補償差圧と前記可変ポンプの吐出圧と前記複数のアクチュエータの最高負荷圧との実際の差圧である2次圧力PLS圧とが対抗して導かれるポンプ傾転角制御弁を含むロードセンシング制御するロードセンシングシステム有し、
前記可変ポンプを駆動する前記原動機の回転数に依存する圧力を出力する回転数を検出する手段である目標補償差圧発生回路を備え、前記複数の圧力補償弁のうち、特定のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁の補償差圧を前記目標補償差圧発生回路内の第2差圧減圧弁によって設定される原動機の回転数に依存する出力圧であるLSシステムの目標補償差圧とし、かつ特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁の前後差圧を制御する特定の圧力補償弁以外の圧力補償弁の補償差圧を前記2次圧力PLS圧とするLSシステムにおいて、
前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを検出し、前記可変ポンプの最低吐出流量が特定のアクチュエータが必要とする流量以上になるように、前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作された場合のみ可変ポンプ1回転あたりの最低容量が常用時に対し、大きくなるようにしたことを特徴とし、かつ特定のアクチュエータ操作と、特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの複合操作時には前記可変ポンプの吐出流量が最大吐出流量になるように、前記可変ポンプ1回転あたりの容量が最大になるようにしたことを特徴とする油圧駆動装置。 - 請求項1記載の油圧駆動装置において、
前記最低容量を変化させる制御手段は、シリンダー一体型ストッパーを有し、かつ特定のアクチュエータ操作と特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの複合操作時にポンプ容量を最大にする制御手段としてコントロールピストン室の圧力を制御するためのポンプ傾転角制御弁を備えた油圧駆動装置で、前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを圧力信号により検出し、その圧力信号でシリンダー一体型ストッパーのシリンダー室へ圧油を供給・排出の切換を行う切換弁を有し、かつ特定のアクチュエータ用の方向切換弁と特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことをそれぞれ圧力信号により検出し、両方の方向切換弁が切り換る場合のみ、その圧力信号でポンプ傾転角制御弁が前記コントロールピストン室とタンクを連通するポジションに切り換ることを特徴とする油圧駆動装置。 - 請求項1または2記載の油圧駆動装置において、
特定のアクチュエータの方向切換弁が操作されたこと及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、特定のアクチュエータ用の方向切換弁を作動させる油圧パイロット圧力及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁を作動させる前記油圧パイロット圧力によってそれぞれ検出することを特徴とする油圧駆動装置。 - 請求項1または2記載の油圧駆動装置において、
前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを、該特定のアクチュエータ用の方向切換弁に設けたパイロット圧力信号ラインの圧力切り換りによって検出すること及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、該特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁を作動させる油圧パイロット圧力によって検出することを特徴とする油圧駆動装置。 - 請求項1または2記載の油圧駆動装置において、
前記特定のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、該特定のアクチュエータ用の方向切換弁を作動させる油圧パイロット圧力によって検出すること及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを、特定のアクチュエータ以外のアクチュエータ用方向切換弁に設けたパイロット圧力信号ラインの圧力の切り換りによって検出することを特徴とする油圧駆動装置。 - 請求項1または2記載の油圧駆動装置において、
特定のアクチュエータの方向切換弁が操作されたこと及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、特定のアクチュエータ用の方向切換弁に設けたパイロット圧力信号ラインの圧力の切り換りによって検出すること及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁が操作されたことを、特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁に設けたパイロット圧力信号ラインの圧力の切り換りによって検出することを特徴とする油圧駆動装置。 - 請求項1記載の油圧駆動装置において、
前記最低容量を変化させる制御手段は、シリンダー一体型ストッパーを有し、方向切換弁を操作する方法として、電磁比例減圧弁を用いる場合で、この電磁比例減圧弁への電流を、電圧信号を発生する電気レバーの操作に応じて制御するコントローラを有するシステムであって、前記特定のアクチュエータ用の方向切換弁が操作されたことを、電気レバーの電圧信号をもってコントローラで検出し、前記シリンダー室への圧油の切り換りを行う電磁切換弁へ、コントローラから電圧信号を発信することで、シリンダー一体型ピストンのシリンダー室への圧油の切り換えを行うことを及び特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの方向切換弁を、電気レバーの電圧信号をもってコントローラで検出し、特定のアクチュエータと特定のアクチュエータ以外のアクチュエータが同時に操作した場合のみ、コントローラから各切換弁に電圧信号を発信することでポンプ傾転角制御弁がコントロールピストン室とタンクを連通するポジションに切り換ることを特徴とする油圧駆動装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008301885A JP2010127362A (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 油圧駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008301885A JP2010127362A (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 油圧駆動装置 |
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ID=42327906
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JP2008301885A Withdrawn JP2010127362A (ja) | 2008-11-27 | 2008-11-27 | 油圧駆動装置 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013185365A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | ポンプユニットの斜板角制御システム |
CN106284481A (zh) * | 2016-09-08 | 2017-01-04 | 广西柳工机械股份有限公司 | 定变量负载敏感合流液压系统及装载机 |
KR101856775B1 (ko) * | 2011-01-24 | 2018-05-11 | 주식회사 두산 | 중장비 로드 센싱 시스템의 고정식 펌프로의 전환장치 |
CN113227587A (zh) * | 2018-12-26 | 2021-08-06 | 潍柴动力股份有限公司 | 液压变量泵组及挖掘机 |
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2008
- 2008-11-27 JP JP2008301885A patent/JP2010127362A/ja not_active Withdrawn
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