JP2010127250A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ配設に起因するシール性能の低下を抑えることのできるエアクリーナを提供する。
【解決手段】エアクリーナ10は、フィルタ14が内部に設けられたケース11と、ケース11に形成された開口部16と、開口部16を塞ぐ蓋体15とを備える。開口部16へのフィルタ14の挿入を通じてフィルタ14がケース11内に配設される。シール部材23,24が、ケース11における開口部16の周縁と蓋体15との対向面に開口部16を囲繞する形状で延設される。シール部材23,24の一部(シール部材23)が蓋体15側の対向面に取り付けられ、他の部分(シール部材24)がケース11側の対向面に取り付けられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気を濾過するためのフィルタが内部に設けられたエアクリーナに関するものである。
従来、例えば内燃機関の吸気通路に設けられるエアクリーナなどのように、内部を通過する空気を濾過するためのエアクリーナが知られている。
エアクリーナとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。このエアクリーナは、空気を濾過するためのフィルタと同フィルタを収容するケースとを備えている。このケースにはフィルタ取り付け用の開口部が形成されており、この開口部を通じてケース内にフィルタが挿入されることによって同ケースの内部にフィルタが配設される。また、上記エアクリーナはケースの開口部を塞ぐ蓋体を備えている。
特開2007−285161号公報
ところで、上記エアクリーナにあっては、ケースの開口部と蓋体との隙間からの空気の侵入やその侵入に起因する騒音の発生を抑えるために例えばシール部材を設ける等して、それら開口部と蓋体との間をシールすることが望ましい。
ただし、ケースの開口部の周縁にその周囲を囲繞する形状のシール部材を設けると、その配設態様によっては、ケース内へのフィルタの挿入に際してシール部材にフィルタ(保持部材によって保持された状態でフィルタが配設されるものでは同保持部材)が強く押し付けられた状態になってしまう。そして、そうした状態になると、フィルタによる押圧によってシール部材がケースから外れてしまったり破損したりするなどして、シール部材が所望のシール機能を発揮しなくなるおそれがある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィルタ配設に起因するシール性能の低下を抑えることのできるエアクリーナを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、空気を濾過するためのフィルタが内部に設けられたケースと該ケースに形成された開口部と同開口部を塞ぐ蓋体とを備え、前記開口部への前記フィルタの挿入を通じて同フィルタが前記ケース内に配設されるエアクリーナにおいて、弾性材料からなるシール部材が、前記ケースにおける前記開口部の周縁と前記蓋体との対向面に前記開口部を囲繞する形状で延設されてなり、前記シール部材の一部が前記蓋体側の対向面に取り付けられてなるとともに、他の部分が前記ケース側の対向面に取り付けられてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、シール部材を、フィルタの配設に際して同フィルタ(あるいは、フィルタを保持する部材)が押し付けられた状態になる可能性が高い部分については蓋体側に取り付けるとともにその可能性が低い部分についてはケース側に取り付けるといったように配設することができる。これにより、フィルタの配設に際して同フィルタがシール部材に強く押し付けられた状態になることを回避することが可能になり、フィルタの押圧によるシール部材の変形を抑えることができるようになる。したがって、フィルタの配設に起因するシール性能の低下を抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエアクリーナにおいて、当該エアクリーナは、車両に搭載されるものであり、前記シール部材は、その車両下方側に位置する部分が前記蓋体側の対向面に取り付けられてなることをその要旨とする。
上記構成では、ケースの開口部にフィルタを挿入する際に、同フィルタに作用する重力により、フィルタにおける上記ケースの外方側の端部が車両下方側に下がった状態になることが多い。このことからシール部材をケース側の対向面に取り付けたと仮定した場合には、同シール部材の車両下方側に位置する部分においてシール部材にフィルタが押し付けられた状態になる可能性が高く、シール部材の過度の変形を招き易いと云える。
上記構成によれば、シール部材のうちの車両下方側に位置する部分が蓋体側の対向面に取り付けられるために、フィルタの取り付けに際して同フィルタがシール部材に押し付けられた状態になることが的確に抑えられる。したがって、フィルタの配設時におけるシール部材の過度の変形を好適に回避することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のエアクリーナにおいて、前記シール部材は、前記一部と前記他の部分との間に隙間が形成されるようにそれら前記一部および前記他の部分が取り付けられてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、ケースの内部に空気を流入させるための通路に詰まりが生じた場合に、シール部材の一部と他の部分との間に形成された隙間を介してケースの外部から内部に空気を流入させることができる。そのため、そうした場合において、フィルタを通過する空気の量の過度の減少を抑えることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアクリーナにおいて、前記蓋体と一体に形成されて前記フィルタを保持する保持部材を更に備え、前記保持部材に前記フィルタが保持された状態での同保持部材の前記開口部への挿入を通じて前記フィルタが前記ケース内に配設されてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、フィルタの配設に際して保持部材がシール部材に強く押し付けられた状態になることを回避することが可能になり、保持部材の押圧によるシール部材の変形を抑えることができるようになる。
なお、請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成は、請求項5によるように、内燃機関の吸気通路に設けられたエアクリーナにおいて実現することができる。
以下、本発明にかかるエアクリーナを具体化した一実施の形態について説明する。
ここでは先ず、本実施の形態にかかるエアクリーナの全体構造について説明する。なお本実施の形態にかかるエアクリーナは、車両に搭載される内燃機関の吸気通路に設けられるエアクリーナである。
図1に本実施の形態にかかるエアクリーナの平面構造を示し、図2に同エアクリーナの側面構造を示す。
図1および図2に示すように、エアクリーナ10はケース11を備えている。ケース11には、その内部に空気を流入させるための流入通路12と、内部の空気を外部(詳しくは、内燃機関の燃焼室)に流出させる流出通路13とが設けられている。ケース11の内部にはフィルタ14が配設されている。このフィルタ14は、ケース11の内部を通過する空気を濾過するためのものであり、流入通路12と流出通路13との間を仕切るように配設されている。また、ケース11は一方(図2における上方)の側面において開口しており、この開口を通じて挿入されることによって上記フィルタ14がケース11の内部に配設されるようになっている。ケース11には、その開口を塞ぐ蓋体15が設けられている。
次に、ケース11の構造について詳しく説明する。
図3に、ケース11の平面構造を示す。
同図3に示すように、ケース11には断面略長方形で開口した部分(以下、開口部16)が形成されている。ケース11の外部における上記開口部16の近傍には、複数(本実施の形態では二つ)の係合凸部17が形成されている。これら係合凸部17は上記蓋体15(図2参照)をケース11に固定する際に用いられる。ケース11の内壁にあって上記開口部16が形成された部分(図3における紙面上方側の部分)に対向する部分(同紙面下方側の部分)には、ケース11内における空気の流れ方向と交差する方向(詳しくは、配設された状態のフィルタ14「図1参照」に沿う方向)に延びる凹部18が形成されている。
次に、蓋体15の周辺構造について説明する。
図4に、上記蓋体15およびこれに一体に設けられるホルダ19の構造を示す。
なお図4において、(a)は蓋体15およびホルダ19の側面構造を、(b)は(a)における矢印B方向から見た蓋体15およびホルダ19の構造を、(c)は(a)における矢印C方向から見た蓋体15およびホルダ19の構造をそれぞれ示している。
図4(a)〜(c)に示すように、上記蓋体15は、略長方形の薄板形状に形成されている。蓋体15には複数(本実施の形態では二つ)の固定具20が回動可能な状態で取り付けられている。これら固定具20は蓋体15をケース11(図2参照)に固定する際に用いられる。また蓋体15には、フィルタ14を保持する保持部材としてのホルダ19が一体に設けられている。ホルダ19は、蓋にあたる部分の壁部が存在せず、且つ底にあたる部分の壁部が網目構造であり、且つ外形が略直方体の箱形状に形成されている。ホルダ19には、上記蓋体15が一体に設けられた側壁19aに対向する側壁19bに、外方へ向けて突出する形状の凸部21が複数(本実施の形態では二つ)形成されている。
次に、ケース11内におけるフィルタ14の支持構造について説明する。
図5に、エアクリーナ10の側面断面構造を示す。
図5に示すように、ケース11の内部にはフィルタ14に対向する壁部22が形成されており、この壁部22にフィルタ14が当接している。これにより、ケース11内におけるフィルタ14の流出通路13側への移動が規制されている。なお壁部22の中央部分はケース11内に向けて開口しており、この開口は流出通路13に連通されている。
一方、ケース11の凹部18における上記壁部22から遠い側の側面18aにはホルダ19の凸部21の側面が当接している。また、蓋体15の固定具20が回動操作されてケース11の係合凸部17に係合されている。そして、これらケース11の凹部18とホルダ19の凸部21との当接、蓋体15の固定具20とケース11の係合凸部17との係合を通じて、ケース11内におけるホルダ19およびこれに保持されるフィルタ14の流入通路12側への移動が規制されている。
このようにケース11内においてフィルタ14の移動を規制することにより、ケース11内にフィルタ14が支持されている。
ここで上記エアクリーナ10では、フィルタ14をケース11の内部に配設する際に、先ずホルダ19の内部にフィルタ14が収容されて保持される。そして、その状態でケース11の開口部16に上記ホルダ19が挿入されて、同ケース11の内部にフィルタ14ともどもホルダ19が配設される。
またエアクリーナ10には、ケース11の開口部16と蓋体15との間をシールするためのシール部材23,24が設けられている。このシール部材23,24は、ケース11における開口部16の周縁と蓋体15との対向面の間において同開口部16を囲繞する形状で延びるように設けられており、ウレタンフォーム等の弾性材料によって形成されている。エアクリーナ10では、そうしたシール部材23,24を設けることにより、ケース11の開口部16と蓋体15との間からのケース11内への空気の侵入やその侵入に起因する騒音の発生が抑えられるようになっている。
図6に、フィルタ14の配設時におけるケース11とホルダ19との位置関係の一例を示す。
同図6に示すように、エアクリーナ10は、フィルタ14の挿入方向が車両上下方向に対して傾いた状態になるように車両に取り付けられている。そのため、フィルタ14をケース11内に配設するべく同ケース11の開口部16にホルダ19を挿入する最中において、同フィルタ14やホルダ19に作用する重力により、同ホルダ19における上記ケース11の外方側(蓋体15側)の端部が車両下方側に下がった状態(図6に示す状態)になることが多い。このことからケース11の開口部16を囲繞する形状のシール部材をケース11に取り付けたと仮定した場合には、同シール部材の車両下方側に位置する部分(図中に黒塗りの矢印で示す部分)においてシール部材にホルダ19が強く押し付けられた状態になる可能性が高く、同部分においてシール部材の過度の変形を招き易いと云える。そして、そのようにしてシール部材にホルダ19が強く押し付けられた状態になると、シール部材が所望のシール機能を発揮しなくなるおそれがある。
この点をふまえて本実施の形態では、シール部材の一部(車両下方側の部分「シール部材23」)を蓋体15側に取り付けるようにし(図4参照)、残りの部分(シール部材24)をケース11側に取り付けるようにしている(図3参照)。
これにより、上述したシール部材が配設される部分のうちのケース11側にシール部材を取り付けた場合においてフィルタ14の配設時にホルダ19が押し付けられた状態になる可能性が高い部分(車両下方側の部分)についてはシール部材23が蓋体15側に取り付けられるようになる。そのため、フィルタ14の配設に際して図6に示すような状態になった場合であっても、車両下方側の部分(図中に黒塗りの矢印で示す部分)にシール部材が設けられていないために、ホルダ19がシール部材に強く押し付けられた状態になることが回避される。したがって、ホルダ19の押圧によるシール部材の変形が抑えられるようになり、フィルタ14の配設に起因するシール性能の低下を抑えることができるようになる。
また、シール部材が配設される部分のうち、ケース11側にシール部材を取り付けた場合においてフィルタ14の配設時にホルダ19が押し付けられた状態になる可能性が低い部分についてはシール部材23がケース11側に取り付けられるようになる。
ここで、上記エアクリーナ10では、ケース11側にシール部材を取り付ける場合には開口部16の縁部に沿って取り付ければよいために、その取り付け作業が比較的容易である。これに対して、蓋体15側にシール部材を取り付ける場合には、開口部16の縁部が対向する位置を確認しつつシール部材を取り付けなければならないために、その取り付け作業が煩雑になり易い。こうしたことから上記エアクリーナ10ではシール部材をできるだけケース11側に取り付けたいとの要求がある。
この点、本実施の形態では、上記可能性が低い部分についてはシール部材23がケース11側に取り付けられるために、シール部材の一部が蓋体15側に取り付けられるとはいえ、そうしたシール部材の取り付けにかかる作業の煩雑化が抑えられる。
図7に、各シール部材23,24の配設位置の関係を示す。なお図7の一点鎖線は、蓋体15をケース11に固定したときにおけるシール部材23の配設位置を示している。
図7に示すように、本実施の形態のエアクリーナ10では、各シール部材23,24の境界部分(図中に黒塗りの矢印で示す部分)においてそれらシール部材23,24がケース11側と蓋体15との双方に取り付けられている。なお本実施の形態では、各シール部材23,24として、同一の断面形状(断面四角形状)で延びるものが設けられている。
図8に、各シール部材23,24およびその周辺構造を示す。
同図8に示すように、蓋体15がケース11に固定されると、各シール部材23,24は圧縮された状態になる。これにより、蓋体15に取り付けられたシール部材23の先端とケース11の対向面との面圧が高められるとともにケース11に取り付けられたシール部材24の先端と蓋体15の対向面との面圧が高められて、それらシール部材23,24がシール機能を発揮するようになる。
本実施の形態では、このとき各シール部材23,24が共に圧縮されて変形するとはいえ、シール部材がケース11側と蓋体15との双方に取り付けられた部分(重複部分)に隣接する位置においてはそれらシール部材23,24の間を埋めるまでには至らず、隙間Sが形成される。なお、そのようにして重複部分に隣接した位置に形成される隙間Sとしては、各シール部材23,24とケース11とによって区画される二つの隙間(図8に示す隙間S)の他にも、各シール部材23,24と蓋体15とによって区画される二つの隙間S(図示略)が形成される。
本実施の形態では、そうした隙間Sが形成されているために、ケース11内に空気を流入させるための通路(詳しくは、流入通路12あるいはこれに連通された通路)に雪が侵入するなどして詰まりが生じた場合に、上記隙間Sを介してケース11の外部から内部に空気が流入するようになる。そのため、フィルタ14を通過して流出通路13に流出する空気の量の減少が抑えられるようになる。
なお、流入通路12に詰まりが生じていない通常時においては、流入通路12を通じて比較的多量の空気がケース11内に流入するために同ケース内の圧力がさほど低下しない。そのため、このとき上記隙間Sを介してケース11の外部から内部に流入する空気の量が少なく、その流入に伴って生じる騒音も小さい。
一方、流入通路12に詰まりが生じると、流入通路12を通じてケース11内に流入する空気がごく少なくなってケース11内の圧力がごく低くなるために、上記隙間Sを介してケース11の外部から内部へと多量の空気が流入するようになる。このとき流入する空気の流速が速くなって上記隙間Sを通過する空気の風圧が大きくなるために、この風圧によって各シール部材23,24の先端が押圧されて各シール部材23,24が圧縮されるようになる。これにより、隙間Sが図8中に二点鎖線で示すように大きくなり、同隙間Sを介してケース11の外部から内部へと比較的多量の空気を流入させることができるようになる。本実施の形態では、各シール部材23,24の形成材料や形状が、上述した詰まりが生じたときにおいて内燃機関の運転を継続するのに必要な量の空気の流量が確保されるようになる程度にシール部材23,24が圧縮されるようにそれぞれ設定されている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)シール部材の一部(シール部材23)を蓋体15側の対向面に取り付けるとともに他の部分(シール部材24)をケース11側の対向面に取り付けるようにした。そのため、フィルタ14の配設に際して同ホルダ19がシール部材に強く押し付けられた状態になることを回避することができ、ホルダ19の押圧によるシール部材の変形を抑えることができる。したがって、フィルタ14の配設に起因するシール性能の低下を抑えることができる。
(2)シール部材の車両下方側に位置する部分(シール部材23)を蓋体15側の対向面に取り付けるようにしたために、フィルタ14の取り付けに際してホルダ19がシール部材に押し付けられた状態になることを的確に抑えることができ、フィルタ14の配設時におけるシール部材の過度の変形を好適に回避することができる。
(3)各シール部材23,24を、それらの間に隙間Sが形成されるように配設するようにした。そのため、ケース11の内部に空気を流入させるための通路に詰まりが生じた場合に、上記隙間Sを介してケース11の外部から内部に空気を流入させることができ、フィルタ14を通過する空気の量の過度の減少を抑えることができる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・蓋体15にシール部材を取り付ける部分は、シール部材の配設部分のうちの車両下方側に位置する部分に限らず、フィルタ14の配設に際してホルダ19がシール部材に強く押し付けられるおそれのある部分であれば、任意に変更することができる。
・各シール部材23,24がケース11と蓋体15との双方に取り付けられる部分を設定することによって隙間Sを形成することに限らず、例えば各シール部材としてそれらシール部材が互いに離間した位置になる形状のものを用いるなど、それらシール部材として互いに当接しない形状のものを用いることによって隙間を形成するようにしてもよい。
・各シール部材として、それらシール部材の間に隙間Sが形成されないものを採用してもよい。
・シール部材を二つに分けて配設することに代えて、三つ以上に分けて配設するようにしてもよい。
・ケース内へのフィルタの配設を、蓋体にフィルタを直接保持させた状態でケース内にフィルタを挿入することによって行うものやフィルタをケース内に挿入した後に蓋体をケースに取り付けることによって行うものにも、本発明は適用することができる。こうした構成によれば、フィルタの配設に際して同フィルタがシール部材に強く押し付けられた状態になることを回避することが可能になり、フィルタの押圧によるシール部材の変形を抑えることができるようになって、フィルタの配設に起因するシール性能の低下を抑えることができるようになる。
・本発明は、内燃機関の吸気通路に設けられたエアクリーナや車両に搭載されたエアクリーナ以外のものにも適用可能である。
本発明を具体化した一実施の形態にかかるエアクリーナの平面図。 同エアクリーナの側面図。 同エアクリーナのケースの平面図。 (a)〜(c)同エアクリーナの蓋体およびホルダの側面図。 同エアクリーナの側面断面図。 フィルタ配設時におけるケースとホルダとの位置関係の一例を示す側面図。 各シール部材の配設位置の関係を示す略図。 各シール部材およびその周辺を拡大して示す側面図。
符号の説明
10…エアクリーナ、11…ケース、12…流入通路、13…流出通路、14…フィルタ、15…蓋体、16…開口部、17…係合凸部、18…凹部、18a…側面、19…ホルダ、19a,19b…側壁、20…固定具、21…凸部、22…壁部、23…シール部材、24…シール部材。

Claims (5)

  1. 空気を濾過するためのフィルタが内部に設けられたケースと該ケースに形成された開口部と同開口部を塞ぐ蓋体とを備え、前記開口部への前記フィルタの挿入を通じて同フィルタが前記ケース内に配設されるエアクリーナにおいて、
    弾性材料からなるシール部材が、前記ケースにおける前記開口部の周縁と前記蓋体との対向面に前記開口部を囲繞する形状で延設されてなり、
    前記シール部材の一部が前記蓋体側の対向面に取り付けられてなるとともに、他の部分が前記ケース側の対向面に取り付けられてなる
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  2. 請求項1に記載のエアクリーナにおいて、
    当該エアクリーナは、車両に搭載されるものであり、
    前記シール部材は、その車両下方側に位置する部分が前記蓋体側の対向面に取り付けられてなる
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  3. 請求項1または2に記載のエアクリーナにおいて、
    前記シール部材は、前記一部と前記他の部分との間に隙間が形成されるようにそれら前記一部および前記他の部分が取り付けられてなる
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアクリーナにおいて、
    前記蓋体と一体に形成されて前記フィルタを保持する保持部材を更に備え、
    前記保持部材に前記フィルタが保持された状態での同保持部材の前記開口部への挿入を通じて前記フィルタが前記ケース内に配設されてなる
    ことを特徴とするエアクリーナ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のエアクリーナにおいて、
    当該エアクリーナは、内燃機関の吸気通路に設けられてなる
    ことを特徴とするエアクリーナ。
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