JP2007285161A - エアクリーナ - Google Patents

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浩司 久米
Yoshihisa Sanami
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Abstract

【課題】エレメントの装着を容易に行うことができるエアクリーナを提供する。
【解決手段】ハウジング11のエレメント収容部15内に、エレメント14の周縁に止着された環状のシール部材19が外接する環状のシール壁22を設ける。そして、シール部材19の内周面全体をシール壁22の外周面に外接させることにより、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12とが気密状態で区画するように構成する。又、ハウジング11には、エレメント14が開口部17からエレメント収容部15に入れられるにつれてエレメント14をシール壁22に対して外接させる方向へ移動させる案内部を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関に供給されるエアを清浄化するエアクリーナに関するものである。
従来、この種のエアクリーナとしては、例えば特許文献1に記載されるものがある。図15に示すように、このエアクリーナ50のハウジング51には、エレメント52を出し入れするための開口部53と、この開口部53を閉塞するための蓋54とが設けられている。エレメント52は、ハウジング51の内部において、ハウジング51の内側に設けられたハウジング側スプリング55と、蓋54に設けられた蓋側スプリング56とにより、ガスケット57に押し付けられた状態で保持される。
また、特許文献2に記載されたエアクリーナには、特許文献1のエアクリーナと同様、図16に示すように、エレメント60を出し入れするための開口部61がハウジング62に設けられている。このエアクリーナにおいて、エレメント60は、開口部61を閉塞する蓋63が一体化された枠体状のフィルタインサート64に組み込まれた状態でハウジング62内に装着される。フィルタインサート64は、その側面に設けられた突出部65を、ハウジング62の内側に設けられた凹出部66に係合させるとともに、蓋63に設けられたクリップ67を開口部61近傍の係合部68に係合させることによってハウジング62に固定される。この状態において、フィルタインサート64は、エレメント60の周縁に固定された環状のガスケット69をハウジング62に押し付けた状態でエレメント60を保持する。
特開平6−7622号公報 実開平6−63857号公報
ところで、上記特許文献1に記載のエアクリーナ50にエレメント52を装着するには、そのエレメント52を開口部53からハウジング51内に入れるときに、ガスケット57に沿わせたエレメント52をガスケット57とハウジング側スプリング55との間で挟持させる。さらに、開口部53に対する蓋54の装着により、蓋側スプリング56とガスケット57との間でエレメント52を挟持させる。このとき、エレメント52を、内部が見えにくいハウジング51内において位置合わせしなければならず、しかも、十分なシール性を確保するために蓋側スプリング56の強いばね力に抗して蓋54を閉じなければならないため、エレメント52の装着が容易ではなかった。
また、上記特許文献2に記載のエアクリーナにエレメント60を装着するには、エレメント60が装着されたフィルタインサート64を開口部61からハウジング62内に入れるときに、フィルタインサート64の突出部65を、ハウジング62内部の凹出部66に差し込む。さらに、フィルタインサート64の蓋63のクリップ67をハウジング62側の係合部68に係合させることにより、エレメント60のガスケット69をハウジング62に押し付ける。このとき、フィルタインサート64の突出部65を、前記と同様に、内部が見えにくいハウジング62内において位置合わせしなければならず、しかも、十分なシール性を確保するためにクリップ67の強いばね力に抗して蓋63を閉じなければならないため、特許文献1のものと同様にエレメント60の装着が容易ではなかった。
この発明の目的は、エレメントの装着を容易に行うことができるエアクリーナを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、濾過前のエアが導入される第1エア室と、濾過後のエアが導出される第2エア室とを有するとともに、両エア室の間にエレメント収容部を有するハウジングと、前記エレメント収容部に対してエレメントを出し入れするために前記ハウジングに設けられた開口部を閉塞可能な蓋とを備えたエアクリーナにおいて、エレメントの周縁に止着された環状のシール部材が外接する環状のシール壁を備え、同シール部材の内周面全体を同シール壁の外周面に圧接させることにより前記第2エア室とエレメント収容部と気密状態で区画するように構成し、前記ハウジングには、エレメントが前記開口部からエレメント収容部に入れられるにつれて同エレメントを前記シール壁に対して外接させる方向へ移動させる案内部を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記シール部材の外周面上には、前記ハウジングの内周面に当接し、同シール部材の内周面をシール壁の外周面側に付勢する突出部を一体形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記エレメントの前記シール壁に対する外接状態を保持する保持手段を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、濾過前のエアが導入される第1エア室と、濾過後のエアが導出される第2エア室とを有するとともに、両エア室の間にエレメント収容部を有するハウジングと、前記エレメント収容部に対してエレメントを出し入れするために前記ハウジングに設けられた開口部を閉塞可能な蓋とを備えたエアクリーナにおいて、エレメントの周縁に止着された環状のシール部材が内接する環状のシール壁を備え、同シール部材の外周面全体を同シール壁の内周面に圧接させることにより前記第2エア室とエレメント収容部とを気密状態で区画するように構成し、前記ハウジングには、エレメントが前記開口部からエレメント収容部に入れられるにつれて同エレメントを前記シール壁に対して内接させる方向へ移動させる案内部を設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明に加えて、前記シール部材の内周面上には、前記シール壁の内周側に設けられた周壁の外周面に当接し、同シール部材の外周面をシール壁の内周面側へ付勢する突出部を一体形成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記エレメントの前記シール壁に対する内接状態を保持する保持手段を備えたことを特徴とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングの開口部からエレメント収容部にエレメントを入れていくと、案内部によりエレメントがシール壁に対して外接する方向へ移動される。そして、エレメントは、そのシール部材がシール壁に対して無理なく外接可能な位置に配置される。このため、上記特許文献1,2とは異なり、内部が見えにくいハウジング内においてエレメントを位置合わせする必要がない。そして、シール部材の内周面全体がシール壁の外周面に圧接する状態において、第2エア室とエレメント収容部とが気密状態で区画される。従って、上記各特許文献1,2の構成とは異なり、エレメントをシール部側へ強い力で付勢せずとも十分なシール性を確保することができるため、エレメントの装着が容易となる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、シール部材の外周面上に設けられた突出部がハウジングの内周面に当接し、シール部材の内周面がシール壁の外周面側へ付勢される。このため、シール部材の内周面がシール壁の外周面に対しより強く圧接され、第2エア室と、エレメント収容部及び第1エア室とがより高い気密状態で区画される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、シール部材の内周面全体がシール壁の外周面に圧接された状態において、エレメントのシール壁に対する外接状態が保持手段により保持される。
請求項4に記載の発明によれば、ハウジングの開口部からエレメント収容部にエレメントを入れていくと、案内部によりエレメントがシール壁に対して内接する方向へ移動される。そして、エレメントは、そのシール部材がシール壁に対して無理なく内接可能な位置に配置される。このため、上記特許文献1,2とは異なり、内部が見えにくいハウジング内においてエレメントを位置合わせする必要がない。そして、シール部材の外周面全体がシール壁の内周面に圧接された状態において、第2エア室とエレメント収容部とが気密状態で区画される。従って、上記各特許文献1,2の構成とは異なり、エレメントをシール部側へ強い力で付勢せずとも十分なシール性を確保することができるため、エレメントの装着が容易となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の作用に加えて、シール部材の内周面上に設けられた突出部が、シール壁の内周側に位置する周壁の外周面に当接し、シール部材の外周面をシール壁の内周面側へ付勢する。このため、シール部材の内周面がシール壁の外周面に対しより強く圧接され、第2エア室と、エレメント収容部及び第1エア室とがより高い気密状態で区画される。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は請求項5に記載の発明の作用に加えて、シール部材の外周面全体がシール壁の内周面に圧接された状態において、エレメントのシール壁に対する内接状態が保持手段により保持される。
この発明によれば、エレメントの装着を容易に行うことができるエアクリーナを提供することができる。
(第1実施形態)
次に、この発明を具体化した第1実施形態について図1〜図5を用いて説明する。
図1〜図3に示すように、エアクリーナ10は、図示しない内燃機関の吸気経路上に配置される箱体状の合成樹脂製のハウジング11を備えている。このハウジング11は、濾過前のエアが導入される第1エア室12と、濾過後のエアが導出される第2エア室13とを備えるとともに、第1エア室12と第2エア室13との間には、エレメント14を収容するエレメント収容部15を備えている。エレメント収容部15と第2エア室13との間には、エレメント収容部15に収容されたエレメント14が当接する段差面16が形成されている。ハウジング11には、前記エレメント収容部15に対してエレメント14を出し入れするための開口部17が形成され、この開口部17は、着脱可能な蓋18によって閉塞されている。なお、蓋18は、例えば一体に形成された弾性係止片を開口部17の内側に係止させることによって開口部17を閉塞する。この蓋18は、ハウジング11との間に設けられた蝶番によって開閉するものであってもよい。なお、以下、図1、図3及び図5における上側をエアクリーナ10の上側として説明する。
図1〜図3に示すように、エレメント14の一側における周縁には、四角環状のシール部材19が止着されている。図4(a)に示すように、このシール部材19の内周面19aは、断面円弧状のシール面とされている。そして、エレメント14は、シール部材19を第2エア室13側へ向けた状態でエレメント収容部15に収容され、このシール部材19により、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12とが気密状態で区画されるようになっている。
また、図1〜図3に示すように、前記蓋18の内側には、エレメント収容部15に収容されたエレメント14の上端側に当接する押圧片(保持手段)21が複数形成されている。そして、エレメント14は、エレメント収容部15内において押圧片21により位置保持されている。
また、図1〜図3、図4(a)に示すように、エレメント収容部15内には、エレメント14のシール部材19の内周面19aが外接する外周面22aを有する四角環状のシール壁22がハウジング11に一体形成されている。そして、図4(b)に示すように、シール部材19の内周面19a全体がシール壁22の外周面22aに対して圧接することにより、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12とが気密状態で区画されるように構成されている。このとき、シール部材19の内周面19aは、シール壁22の外周面22aに対し、シール部材19の弾性変形を伴って押圧状態で圧接する。
図2、図3及び図5に示すように、開口部17と対応する両側内面には、エレメント14が開口部17からエレメント収容部15に入れられるにつれてエレメント14をシール壁22に対して外接させる方向へ移動させる案内部23が設けられている。すなわち、この案内部23は、開口部17の開口方向に沿って延びる案内路24を備え、この案内路24内には、シール部材19の背面に当接してエレメント収容部15に押し込められるエレメント14をシール壁22側へ徐々に移動させる傾斜部25が形成されている。
次に、上記のように構成されたエアクリーナの作用について説明する。
エレメント14をエアクリーナ10に装着するには、図5に示すように、エレメント14を開口部17からエレメント収容部15内に入れていく。このとき、エレメント14のシール部材19の背面が傾斜部25に当接し、エレメント収容部15内に入っていくエレメント14がシール壁22に対して外接する方向へ徐々に移動される。そして、エレメント14がエレメント収容部15に収容された状態においては、エレメント14のシール部材19がシール壁22に対面する。このため、エレメント収容部15に収容されたエレメント14をシール壁22側へ移動させるだけで、シール部材19の内周面19a全体がシール壁22の外周面19bに無理なく外接する。次に、開口部17に蓋18を嵌めると、蓋18の各押圧片21がエレメント14の上端に当接し、この状態において、エレメント14は、押圧片21によりシール壁22に対する外接状態で保持される。そして、この外接状態においてシール部材19の内周面19a全体がシール壁22の外周面22aに圧接することにより、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12とが気密状態で区画される。なお、エレメント14は、段差面16に対して押し付けられてはおらず、段差面16に対するシール部材19の当接によっては第2エア室13とエレメント収容部15とが気密状態で区画されない。
そして、この状態において、濾過前のエアが第1エア室12を介してエレメント14に導入され、エレメント14によって濾過されたエアは、第2エア室13を介して内燃機関側に供給される。
上記のように構成されたこの実施形態は、以下の効果を有する。
(1) ハウジング11に設けた案内部23により、開口部17からエレメント収容部15に入れられるにつれてエレメント14がシール壁22に対して外接する方向へ移動されるようにした。そして、エレメント14は、そのシール部材19がシール壁22に対し無理なく外接する位置に配置される。このため、上記各特許文献1,2とは異なり、内部が見えにくいハウジング11内においてエレメント14を位置合わせする必要がなく、エレメント14の装着が容易となる。
(2) エレメント収容部15に入れられたエレメント14は、蓋18の押圧片21により、シール壁22に対する外接状態で保持される。そして、この外接状態において、エレメント14は、シール部材19の内周面19a全体がシール壁22の外周面22aに圧接する状態でエレメント収容部15内に保持される。従って、上記特許文献1,2の構成とは異なり、エレメント14をシール部材19側に強い力で付勢せずとも十分なシール性を確保することができるため、エレメント14の装着が容易となる。
(3) 上記特許文献1,2の構成とは異なり、エレメント14をシール部材19側へ強い力で付勢するためのスプリングが不要であるため、その分だけ部品点数が少なくてすみ、構成が簡単となる。
(4) シール部材19の内周面19a全体をシール壁22の外周面22aに圧接させることによって、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12とを気密状態で区画する。このため、エレメント14をエレメント収容部15に入れるにあたって、シール部材19の内周面19aが損傷することがないので、組立におけるシール部材19の不良発生を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した第2実施形態について図6〜図10を用いて説明する。なお、この実施形態は、シール壁22を含むエレメント収容部15、及び、シール部材19の各形状のみが第1実施形態となるため、エレメント収容部15及びシール部材19のみについて説明する。
図9(a)に二点鎖線で示すように、シール部材19は、その外周面19bが自然状態で断面円弧状のシール面とされている。
また、図6〜図8に示すように、エレメント収容部15の周壁には、エレメント14のシール部材19の外周面19b全体が内接する四角環状のシール壁22が一体に形成されている。そして、図9(b)に示すように、シール部材19の外周面19b全体がシール壁22の内周面22bに対して圧接することより、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12とが気密状態で区画されるように構成されている。このとき、シール部材19の外周面19bは、シール壁22の内周面22bに対し、シール部材19の弾性変形を伴って押圧状態で圧接する。
さて、上記のように構成されたエアクリーナにおいては、第1実施形態と同様、図10に示すように、エレメント14のシール部材19が案内部23によって案内され、エレメント14がシール壁22に対して内接する方向へ徐々に案内される。そして、エレメント14がエレメント収容部15に収容された状態においては、エレメント14のシール部材19がシール壁22に対面する。このため、エレメント収容部15に収容されたエレメント14をシール壁22側へ移動させるだけで、シール部材19の外周面19b全体がシール壁22の内周面22bに無理なく内接する。次に、開口部17に蓋18を嵌めると、蓋18の各押圧片21がエレメント14の上端に当接し、この状態において、エレメント14は、押圧片21により、シール壁22に対する内接状態で保持される。そして、この内接状態においてシール部材19の外周面19bがシール壁22の内周面22bに圧接することにより、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12とが気密状態で区画される。従って、この実施形態も、第1実施形態と同様の効果を有する。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することもできる。
・ 図11(a),(b)に示すように、第1実施形態におけるシール部材19の外周面19b上の複数位置に、外周側へ突出した突出部19cをそれぞれ一体形成する。そして、図12(a),(b)に示すように、ハウジング11の内周面に対して各突出部19cをそれぞれ当接させることにより、シール部材19の内周面19aをシール壁22の外周面22a側へ付勢する構成とする。この場合には、シール部材19の内周面19aがシール壁22の外周面22aにより強く圧接され、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12との間がより高い気密状態で区画される。
・ 図13(a),(b)に示すように、第2実施形態におけるシール部材19の内周面19a上の複数位置に、内周側へ突出した突出部19dをそれぞれ一体形成する。そして、図14(a),(b)に示すように、シール壁22の内周側に設けられた周壁30の外周面30aに対して各突出部19dをそれぞれ当接させることにより、シール部材19の外周面19bをシール壁22の内周面22b側へ付勢する構成とする。この場合には、シール部材19の外周面19bがシール壁22の内周面22bにより強く圧接され、第2エア室13と、エレメント収容部15及び第1エア室12との間がより高い気密状態で区画される。
・ エレメント14の形状は、四角形に限らず、例えば三角形、五角形以上の多角形、円形、楕円形等であってもよい。この場合、シール部材19及びハウジング11も、三角形、五角形以上の多角形、円形、楕円形等となる。
第1実施形態のエアクリーナを示す縦断面図。 同じく平面図。 図2におけるa−a線断面図。 (a),(b)は、共にシール部材及びシール壁を示す縦断面図。 エレメントの装着状態を示すエアクリーナの縦断面図。 第2実施形態のエアクリーナを示す縦断面図。 同じく平面図。 図7におけるb−b線断面図。 (a),(b)は、共にシール部材及びシール壁を示す縦断面図。 エレメントの装着状態を示すエアクリーナの縦断面図。 (a)は、その他の実施形態のシール部材を示す平面図、(b)は、(a)におけるc−c線断面図。 (a),(b)は、共にシール部材及びシール壁を示す縦断面図。 (a)は、その他の実施形態のシール部材を示す平面図、(b)は、(a)におけるd−d線断面図。 (a),(b)は、共にシール部材及びシール壁を示す縦断面図。 従来のエアクリーナを示す縦断面図。 同じくエアクリーナを示す縦断面図。
符号の説明
10…エアクリーナ、11…ハウジング、12…第1エア室、13…第2エア室、14…エレメント、15…エレメント収容部、17…開口部、18…蓋、19…シール部材、19a…内周面、19b…外周面、19c,19d…突出部、21…保持手段としての押圧片、22…シール壁、22a…外周面、22b…内周面、23…案内部、30…周壁、30a…外周面。

Claims (6)

  1. 濾過前のエアが導入される第1エア室と、濾過後のエアが導出される第2エア室とを有するとともに、両エア室の間にエレメント収容部を有するハウジングと、
    前記エレメント収容部に対してエレメントを出し入れするために前記ハウジングに設けられた開口部を閉塞可能な蓋とを備えたエアクリーナにおいて、
    エレメントの周縁に止着された環状のシール部材が外接する環状のシール壁を備え、同シール部材の内周面全体を同シール壁の外周面に圧接させることにより前記第2エア室とエレメント収容部と気密状態で区画するように構成し、
    前記ハウジングには、エレメントが前記開口部からエレメント収容部に入れられるにつれて同エレメントを前記シール壁に対して外接させる方向へ移動させる案内部を設けたことを特徴とするエアクリーナ。
  2. 前記シール部材の外周面上には、前記ハウジングの内周面に当接し、同シール部材の内周面をシール壁の外周面側に付勢する突出部を一体形成したことを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記エレメントの前記シール壁に対する外接状態を保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアクリーナ。
  4. 濾過前のエアが導入される第1エア室と、濾過後のエアが導出される第2エア室とを有するとともに、両エア室の間にエレメント収容部を有するハウジングと、
    前記エレメント収容部に対してエレメントを出し入れするために前記ハウジングに設けられた開口部を閉塞可能な蓋とを備えたエアクリーナにおいて、
    エレメントの周縁に止着された環状のシール部材が内接する環状のシール壁を備え、同シール部材の外周面全体を同シール壁の内周面に圧接させることにより前記第2エア室とエレメント収容部とを気密状態で区画するように構成し、
    前記ハウジングには、エレメントが前記開口部からエレメント収容部に入れられるにつれて同エレメントを前記シール壁に対して内接させる方向へ移動させる案内部を設けたことを特徴とするエアクリーナ。
  5. 前記シール部材の内周面上には、前記シール壁の内周側に設けられた周壁の外周面に当接し、同シール部材の外周面をシール壁の内周面側へ付勢する突出部を一体形成したことを特徴とする請求項3に記載のエアクリーナ。
  6. 前記エレメントの前記シール壁に対する内接状態を保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエアクリーナ。
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