JP2010125904A - エンジンの始動制御装置 - Google Patents

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Takayuki Furukawa
貴之 古川
Tsuneo Kudo
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Abstract

【課題】盗難防止性を維持しつつ、ステアリングシャフトのアンロック状態を確実に判定すると共に、安全なエンジン始動を実現できるエンジンの始動制御装置を提供する。
【解決手段】乗員の操作によってロック部材14が駆動されてアンロック状態になると、第1スイッチ19がオン作動し、第5コイル部42bが通電されることで第5スイッチ部42aがオン状態となる。第5スイッチ部42aがオン作動したとき、インターロックスイッチ6aと第2スイッチ29と第3スイッチ39とがオン作動した場合、第4スイッチ部41aがオン作動してスタータモータ7に電力が供給される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、第2制御ユニットがステアリング操作に連動する可動部材をロック状態とアンロック状態の一方から他方に切替える指令を第1制御ユニットに出力し、第1制御ユニットがその指令を受けて前記切替えのために駆動手段を駆動制御すると共に、第3制御ユニットがエンジンの始動を行うエンジンの始動制御装置に関するものである。
従来、車両において、ステアリング操作に連動するステアリングシャフトに対して係脱してステアリングシャフトをロック状態とアンロック状態とに択一的に切替えるロック部材、このロック部材をステアリングシャフトに対して係脱駆動する駆動手段、この駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段を有する盗難防止用のステアリングロック装置は周知である。
また、ステアリングロック装置を電気的に制御するロック制御ユニットを設け、このロック制御ユニットがロック部材をロック状態とアンロック状態との間で一方から他方に切替える切替指令信号を駆動制御手段に出力する技術も存在している。このロック制御ユニットは、エンジン始動前にロック状態のステアリングシャフトをアンロック状態に切替え、エンジン停止後にアンロック状態のステアリングシャフトをロック状態に切替え制御している(特許文献1)。
一方、車両の盗難防止を図るため、認証コード照合システム(SKE:Smart Keyless Entry System)もまた知られている。SKEは、乗員が携帯する電子キー等の携帯用送受信装置(携帯機)と車両に搭載される車両側送受信装置(車載機)との間で無線交信を行う。携帯機から送信されてきたIDコードが車両側の正規のIDコードと認証されたとき、乗員がエンジンスタート釦を押すことでエンジンの始動が許可されるよう構成されている。
SKEを備えたステアリングロック装置は、SKE制御ユニットがエンジン始動指令信号を受信した際、ロック制御ユニットをアンロック状態に切替える切替指令信号を出すと共に、切替えを実行したロック制御ユニットから切替完了信号を受信した後、エンジンを始動させる。特許文献1では、2系統のロック状態検出を行うことを目的として、ロック制御ユニットからの切替完了信号の確認とは別に、ロック部材の位置を機械的に検出する位置センサを設け、この位置センサからの位置信号を直接モニタする技術が提案されている。
特開2006−214357号公報
SKE制御ユニットが、ロック制御ユニットからの切替完了信号のみに基づいてステアリングシャフトのロック状態を判定する仕様では、ロック制御ユニットが暴走した場合、ロック状態の正確な検出が困難となる。特許文献1のように、切替完了信号とは別に位置センサによる位置信号を用いるようにしても、ロック制御ユニットによる暴走の影響を受ける。
また、SKE制御ユニット内部で、切替完了信号とロック部材の位置信号とを2つの監視手段で相互監視することも考えられるが、SKE制御ユニット側の暴走が発生した場合、両監視手段に同様な誤検出が発生する。つまり、制御系のみに依存したロック部材のロック判定では、制御ユニット側の暴走による誤検出を回避することが難しい上、演算処理自体複雑化を招くことになる。
本発明の目的は、盗難防止性を維持しつつ、ステアリングシャフトのアンロック状態を確実に判定すると共に、安全なエンジン始動を実現できるエンジンの始動制御装置を提供することである。
本発明のエンジンの始動制御装置は、車両のステアリング操作に連動する可動部材に対して係脱して前記可動部材をロック状態とアンロック状態とに択一的に切替えるロック部材と、このロック部材を前記可動部材に対して係脱駆動する駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段と、前記ロック部材がロック状態かアンロック状態かを検知するロック状態検知手段とを有する第1制御ユニットと、乗員が携帯する携帯機の認証コードと車両側で記憶する認証コードとが一致したときに前記第1制御ユニットへの電源供給を行う第2制御ユニットと、エンジンの始動を行うスタータ回路の制御を行う第3制御ユニットとを有する。
請求項1の発明は、前記ロック部材がアンロック状態のとき、前記第3制御ユニットを経由することなく前記スタータ制御回路を作動可能状態にするスイッチ手段を有し、前記第2制御ユニットは、前記第1制御ユニットから前記ロック部材のアンロック信号を取得したとき、前記第3制御ユニットを介して前記スタータ制御回路にエンジンの始動を許可することを特徴とする。
請求項1の発明では、前記スイッチ手段を有するため、第3制御ユニットを介すことなくスタータ制御回路を作動可能状態とすることができる。しかも、第1制御ユニットから前記ロック部材のアンロック信号を取得したとき、第2制御ユニットがスタータ制御回路にエンジンの始動を許可するため、エンジンの始動をロック部材がアンロックの状態のときに確実に行うことができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ロック状態検知手段は、前記ロック部材がアンロック状態のとき、アンロック信号を前記第2制御ユニットと前記第3制御ユニットとを介して前記スタータ制御回路に送信可能な第1ロック状態検知手段と、前記ロック部材がアンロック状態のとき、前記スタータ制御回路を作動するよう前記スイッチ手段を作動させる第2ロック状態検知手段とを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記スイッチ手段は、前記ロック部材がアンロック状態のとき、通電によりオン作動するリレー手段であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、車両始動時の安全状態を検知するインターロック検知手段を有し、このインターロック検知手段が安全状態を検知したとき、前記スイッチ手段はオン作動することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前記ロック部材がアンロック状態のとき、前記第3制御ユニットを経由することなく前記スタータ制御回路を作動可能状態にするスイッチ手段を有し、前記第2制御ユニットは、前記第1制御ユニットから前記ロック部材のアンロック信号を取得したとき、前記第3制御ユニットを介して前記スタータ制御回路にエンジンの始動を許可するため、盗難防止性を維持しつつ、ステアリングシャフトのアンロック状態を確実に判定すると共に、安全なエンジン始動を実現できる。
つまり、第3制御ユニットを介すことなくスタータ制御回路を作動可能状態とする、所謂制御系を介在させずに機械的にスタータ制御回路を構成するため、ロック部材のアンロック状態を乗員の操作によって確実に実現し、判定できる。従って、第1〜第3制御ユニットを備えながら、スタータ制御回路を乗員のエンジン始動意志を反映した作動可能状態とした上で、エンジンの始動をロック部材のアンロック状態で行うため、盗難防止性とエンジンの始動安全性とを両立できる。
請求項2の発明によれば、前記ロック状態検知手段は、前記ロック部材がアンロック状態のとき、アンロック信号を前記第2制御ユニットと前記第3制御ユニットとを介して前記スタータ制御回路に送信可能な第1ロック状態検知手段と、前記ロック部材がアンロック状態のとき、前記スタータ制御回路を作動するよう前記スイッチ手段を作動させる第2ロック状態検知手段とを有するため、ロック状態検知を制御系検知と機械的検知との2系統検知とすることができ、ロック部材のアンロック状態を確実に判定できると共に、エンジンの始動安全性を確保することができる。
請求項3の発明によれば、前記スイッチ手段は、前記ロック部材がアンロック状態のとき、通電によりオン作動するリレー手段であるため、誤作動を排除しつつ、簡易な構成でエンジンの始動安全性を確保することができる。
請求項4の発明によれば、車両始動時の安全状態を検知するインターロック検知手段を有し、このインターロック検知手段が安全状態を検知したとき、前記スイッチ手段はオン作動するため、一層、エンジンの始動安全性を図ることができる。
以下、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
以下、本発明の実施例1について、図面を参照しつつ説明する。図1は本始動制御装置のブロック図を示し、図2は本始動制御装置の要部回路図を示す。
本始動制御装置は、第2制御ユニットがステアリング操作に連動する可動部材をロック状態とアンロック状態の一方から他方に切替える指令を第1制御ユニットに出力し、第1制御ユニットがその指令を受けて前記切替えのために駆動手段を駆動制御すると共に、第3制御ユニットがエンジンの始動を制御するものである。
図1に示すように、エンジンの始動制御装置1は、ステアリング操作に連動するステアリングシャフト18(可動部材)を回転操作不能にする盗難防止用のステアリングロック装置2(ESCLと示す)、一般的なキーを使用しないでエンジン5を始動させるキーレスエントリー装置3(SKEと示す)とエンジン5の始動及び運転を制御するエンジン制御装置4(PCMと示す)とを備えている。
また、本始動制御装置1はインターロック検知部6を有している。このインターロック検知部6は、車両が完全停止している状態からのエンジン始動時、制御系の暴走等に起因する車両の飛び出し等を機械的に防止することを目的とするもので、例えばAT車では、PレンジまたはNレンジ状態に操作されたときのみエンジン5の始動を許可し、MT車では、クラッチカット状態に操作されたときのみエンジン5の始動を許可するよう構成している。
ESCL2は、第1制御ユニット10、第1ドライバ11、電動アクチュエータである電動モータ13を有する駆動機構12(駆動手段)、進退移動によりステアリングシャフト18に係脱可能なロック部材14、ロック部材14の移動位置を検出可能なホール素子からなる位置センサ15、ロック部材14がアンロック状態に作動したときに、このロック部材14の位置移動による機械的接触でオン作動する第1スイッチ部19とから構成している。
第1制御ユニット10は、CPU10a、ROM10b、RAM10c、EEPROM10dとから構成している。記憶手段に相当するEEPROM10dは、所定の固有値である第1認証コード(IDコード)を予め設定記憶しており、ステアリングシャフト18のロック状態またはアンロック状態を記憶可能となっている。
ロック部材14は、ステアリングシャフト18と共に回動する被係合部18aに係脱してステアリングシャフト18をロック状態とアンロック状態とに択一的に切替える。電動モータ13を有する駆動機構12は、ロック部材14を被係合部18aに対して係脱駆動すると共に、電動モータ13の出力をロック部材14に伝達するラック・ピニオン機構を有している。
第1制御ユニット10は、第2制御ユニット20からのリクエスト信号を受け、EEPROM10dに格納された第1認証コードをレスポンス信号として送信する。第2制御ユニット20からロック部材14をアンロック状態に切替える切替指令信号を受けたとき、駆動機構12によってロック部材14をアンロック状態に移動する。次に、ロック部材14のアンロック状態への移動を位置センサ15で検出した後、第2制御ユニット20に切替完了信号を送信する。
SKE3は、第2制御ユニット20、第2ドライバ21、第2スイッチ部29(図2参照)とから構成される。第2制御ユニット20は、CPU20a、ROM20b、RAM20c、EEPROM20dとから構成される。記憶手段に相当するEEPROM20dには、EEPROM10dの第1認証コードと後述するEEPROM30dの第2認証コードと乗員が携帯する携帯機(携帯キー端末)8の照合用認証コードとが記憶されている。
第2制御ユニット20は、第2ドライバ21、第1制御ユニット10、第3制御ユニット30、図示しないプッシュ式のエンジンスタート釦によりオンオフされるエンジンスタートスイッチ9に電気的に接続され、携帯機8と無線通信可能に構成されている。第2制御ユニット20は、携帯機8に向けてリクエスト信号を送信し、携帯機8からのレスポンス信号としての認証コード信号を受信して照合を行う。
また、第2制御ユニット20は、携帯機8からレスポンスされた照合用認証コードとEEPROM20dに格納する照合用認証コードとが一致すると共に、スタートスイッチ9がオン作動されると、第1制御ユニット10に第1認証コードを送信するようリクエスト信号を送信する。格納する第1認証コードとレスポンスされた第1認証コードとが一致する場合、ロック部材14をアンロック状態に切替える切替指令信号を送信する。
更に、第2制御ユニット20は、第1制御ユニット10から切替完了信号を受けたとき、第3制御ユニット30に第2認証コードを送信するようリクエスト信号を送信する。格納する第2認証コードとレスポンスされた第2認証コードとが一致する場合、第2制御ユニット20は、第2スイッチ29を作動させると共に、エンジン5の始動指令信号を第3制御ユニット30に送信する。
バッテリ16から第2制御ユニット20と、第2ドライバ21と、スタータ回路40を介してスタータモータ7とに電力が供給される。第2制御ユニット20に制御される第2ドライバ21は、ステアリングロック装置2の第1制御ユニット10と、第1ドライバ11と、第3制御ユニット30とに電力を供給停止可能に構成している。
PCM4は、ECUからなる第3制御ユニット30、第3スイッチ部39(図2参照)とから構成される。第3制御ユニット30は、CPU30a、ROM30b、RAM30c、EEPROM30dとから構成される。記憶手段に相当するEEPROM30dには、所定の固有値である第2認証コードが記憶されている。
第3制御ユニット30は、第2制御ユニット20からリクエスト信号を受信すると、EEPROM30dに格納する第2認証コードを送信する。第2制御ユニット20からエンジン5の始動指令信号を受信すると共に所定の始動条件が成立した場合、第3スイッチ部39をオン作動すると共に、エンジン5の燃料供給及び点火時期制御等を実行するよう構成している。所定の始動条件は、PレンジまたはNレンジ状態で且つブレーキによる制動力が作動している状態としている。
図2に示すように、スタータ回路40は、第4スイッチ41と、第5スイッチ42と、インターロック検知部6に連動するインターロックスイッチ6aと、スタータモータ7とから構成している。インターロックスイッチ6aは、AT車の場合、乗員がシフトレバーをPレンジまたはNレンジ状態に操作したとき、オン作動するよう構成され、また、MT車の場合、クラッチカット状態に操作されたときオン作動するよう構成されている。
第4スイッチ41は、第4スイッチ部41aと第4コイル部41bとからなり、第4コイル部41bが通電されることで第4スイッチ部41aがオン状態に作動するリレー構造とされている。第4スイッチ部41aの一端側はバッテリ16の一側端子に接続され、他端側はスタータモータ7に接続されている。第4コイル部41bの他端側は第3スイッチ39の一側回線39aに接続されている。尚、他側回線39bはアースされている。
第5スイッチ42は、第5スイッチ部42aと第5コイル部42bとからなり、第5コイル部42bが通電されることで第5スイッチ部42aがオン状態に作動するリレー構造とされている。第5スイッチ部42aの一端側はインターロックスイッチ6aの他端側に接続され、他端側は第4コイル部41bの一端側に接続されている。第5コイル部42bの一端側はバッテリ16の一側端子に接続され、他端側は第1スイッチ19の一側回線19aに接続されている。
インターロックスイッチ6aの一端側は第2スイッチ29の他側回線29bに接続され、第2スイッチ29の一側回線29aはバッテリ16の一側端子に接続されている。尚、第1スイッチ19の他側回線19bとバッテリ16の他側端子はアースされている。
以上の構成により、ロック部材14が駆動されてアンロック状態になると、第1スイッチ19がオン作動し、第5コイル部42bが通電されることで第5スイッチ部42aがオン状態となる。第5スイッチ部42aがオン作動したとき、インターロックスイッチ6aと第2スイッチ29と第3スイッチ39とがオン作動した場合、第4スイッチ部41aがオン作動してスタータモータ7に電力が供給される。
次に、図3のフローチャートに基づき、本始動制御装置の制御処理について説明する。尚、Si(i=1,2,…)は各ステップを示す。
まず、スタート釦がプッシュ操作され、スタートスイッチ9がオン作動しているか否か判定し(S1)、Yesの場合、S2に移行して、携帯機8の照合用認証コードとEEPROM20dの照合用認証コードとが一致するか判定する。S1の判定の結果、Noの場合、スタートスイッチ9の作動判定を繰り返す。
S2の判定の結果、Yesの場合、S3に移行して、SKE3の第1認証コードとESCL2の第1認証コードとが一致するか判定する。Noの場合、S1に戻る。
S3の判定の結果、SKE3の第1認証コードとESCL2の第1認証コードとが一致する場合、S4に移行して、SKE3からESCL2にロック部材14をアンロック状態に切替える切替指令信号を送信する。S3の判定の結果、SKE3の第1認証コードとESCL2の第1認証コードとが一致しない場合、S1に戻る。
S5で、第1制御ユニット10は駆動機構12を作動させて、ロック部材14は被係合部18aから脱離移動を開始する。S6で、ロック部材14がアンロック移動を完了したか否か判定する。尚、アンロック状態の完了判定は位置センサ15の検出値によって行っている。
S6の判定の結果、Yesの場合、S7に移行して、ESCL2からSKE3に切替完了信号を送信する。S6の判定の結果、Noの場合、S1に戻る。
次に、エンジン5の始動条件を判定する。S8の判定の結果、インターロックスイッチ6aがオン作動の場合、S9に移行し、Noの場合、S1に戻る。
S9の判定の結果、ブレーキスイッチがオン作動の場合、S10に移行して、SKE3の第2認証コードとPCM4の第2認証コードとが一致するか判定する。S9の判定の結果、Noの場合、リターンする。尚、S8とS9とがエンジン始動条件となっている。
S10の判定の結果、SKE3の第2認証コードとPCM4の第2認証コードとが一致する場合、第2スイッチ29をオン作動(S11)すると共に、第3スイッチ39をオン作動(S12)して、S13に移行する。S10の判定の結果、SKE3の第2認証コードとPCM4の第2認証コードとが一致しない場合、リターンする。
S13の判定の結果、第1スイッチ19がオン作動した場合、S14に移行して、第5スイッチ42をオン作動させる。S13では、ロック部材14が第1スイッチ19に機械的に直接当接することによって判定している。S13の判定の結果、第1スイッチ19がオン作動していない場合、リターンする。
第5スイッチ42をオン作動させた後、第3制御ユニット30が作動することにより、第4コイル部41bが通電され、第4スイッチ部41aがオン作動されてスタータモータ7を作動し(S41a)、リターンする。
次に、本実施例1に係る本始動制御装置の作用、効果を説明する。
第3制御ユニット30を介すことなく機械的にスタータ制御回路40を作動可能状態とするため、ロック部材14のアンロック状態を乗員の操作によって確実に実現することができ、ロック部材14のアンロック状態を判定できる。つまり、ESCL2とSKE3とPCM4とを備えながら、スタータ制御回路40を乗員のエンジン始動意志を反映した作動可能状態とした上で、エンジン5の始動をロック部材14のアンロック状態で行うため、盗難防止性とエンジン5の始動安全性とを両立できる。
しかも、ロック部材14がアンロック状態のとき、アンロック信号を第2制御ユニット20と第3制御ユニット30とを介してスタータ制御回路40に送信可能な制御系検知手段としての第2スイッチ29及び第3スイッチ39と、ロック部材14がアンロック状態のとき、スタータ制御回路40を作動するよう第4スイッチ41を作動させる機械的検知手段としての第1スイッチ19とを有するため、更に、エンジン5の始動安全性を確保することができる。
また、第4スイッチ41は、ロック部材14がアンロック状態のとき、通電によりオン作動するリレー構造であるため、誤作動を排除しつつ、簡易な構成でエンジン5の始動安全性を確保することができる。更に、インターロック検知部6が安全状態を検知したとき、第4スイッチ41がオン作動するため、一層、エンジン5の始動安全性を図ることができる。しかも、第4及び第5スイッチ41,42とスタータモータ7との回線が独立しているため、夫々のスイッチ41,42にスタータモータ7を駆動する大きな電流が掛からず、スイッチ41,42の信頼性向上が図れる。
図4の要部回路図に基づき、第2実施例を説明する。
実施例1との相違点は、実施例1ではリレー構造のスイッチを2ヶ所設けているのに対し、実施例2ではリレー構造のスイッチを1ヶ所とした点である。尚、説明に当たり、実施例1と同様な部材について、同一符号を付している。
図4に示すように、スタータ回路40は、第4スイッチ41と、インターロック検知部6に設置されたインターロックスイッチ6aと、スタータモータ7とから構成している。
第4スイッチ41は、第4スイッチ部41aと第4コイル部41bとからなり、第4コイル部41bが通電されることで第4スイッチ部41aがオン状態に作動するリレー構造とされている。第4スイッチ部41aの一端側はバッテリ16の一側端子に接続され、他端側はスタータモータ7に接続されている。第4コイル部41bの一端側はインターロックスイッチ6aの他端側に接続され、他端側は第3スイッチ39の一側回線39aに接続されている。
インターロックスイッチ6aの一端側は第2スイッチ29の他側回線29bに接続され、第2スイッチ29の一側回線29aはバッテリ16の一側端子に接続されている。
また、第1スイッチ19の一側回線19aは第3スイッチ39の他側に接続され、回線を共通回線としている。尚、第1スイッチ19の他側回線19bはアースされている。
以上の構成により、ロック部材14が駆動されてアンロック状態になると、第1スイッチ19がオン作動し、インターロックスイッチ6aと第2スイッチ29と第3スイッチ39とがオン作動した場合、第4スイッチ部41aがオン作動してスタータモータ7に電力が供給される。
次に、本実施例2に係る本始動制御装置の作用、効果を説明する。
実施例1の作用効果に加えて、リレー構造の第5スイッチ42が不要となるため、部品点数の削減が可能となる。
図5の要部回路図に基づき、第3実施例を説明する。
実施例1との相違点は、実施例1では第2スイッチ29と第3スイッチ39との間に第5スイッチ部42aとインターロックスイッチ6aとを設置したのに対し、実施例3では第2スイッチ29と第3スイッチ39との間にインターロックスイッチ6aを除いてスイッチを設置しない点である。尚、説明に当たり、実施例1と同様な部材について、同一符号を付している。
図5に示すように、スタータ回路40は、第4スイッチ41と、第5スイッチ42と、インターロック検知部6に設置されたインターロックスイッチ6aと、スタータモータ7とから構成している。
第4スイッチ41は、第4スイッチ部41aと第4コイル部41bとからなり、第4コイル部41bが通電されることで第4スイッチ部41aがオン状態に作動するリレー構造とされている。第4スイッチ部41aの他端側はスタータモータ7に接続されている。第4コイル部41bの一端側はインターロックスイッチ6aの他端側に接続され、他端側は第3スイッチ39の一側回線39aに接続されている。
第5スイッチ42は、第5スイッチ部42aと第5コイル部42bとからなり、第5コイル部42bが通電されることで第5スイッチ部42aがオン状態に作動するリレー構造とされている。第5スイッチ部42aの一端側はバッテリ16の一側端子に接続され、他端側は第4スイッチ部41aの一端側に接続されている。第5コイル部42bの一端側はバッテリ16の一側端子に接続され、他端側は第1スイッチ19の一側回線19aに接続されている。
インターロックスイッチ6aの一端側は第2スイッチ29の他側回線29bに接続され、他端側は第4コイル部41bの一端側に接続されている。尚、第1スイッチ19の他側回線19bと第3スイッチ39の他側回線39bはアースされている。
以上の構成により、ロック部材14が駆動されてアンロック状態になると、第1スイッチ19がオン作動し、第5コイル部42bが通電されて、第5スイッチ部42aがオン作動する。インターロックスイッチ6aと第2スイッチ29と第3スイッチ39とがオン作動した場合、第4スイッチ部41aがオン作動してスタータモータ7に電力が供給される。
次に、本実施例3に係る本始動制御装置の作用、効果を説明する。
実施例1の作用効果に加えて、SKE3とPCM4との間にインターロックスイッチ6a以外のスイッチ機構がないため、回路の信頼性が図れる。また、電気回路を簡素化できると共に既存の機構に対して仕様追加が容易となる。
図6の要部回路図に基づき、第2実施例を説明する。
実施例1との相違点は、実施例1ではリレー構造のスイッチを2ヶ所設けているのに対し、実施例2ではリレー構造のスイッチを1ヶ所とした点である。尚、説明に当たり、実施例1と同様な部材について、同一符号を付している。
図6に示すように、スタータ回路40は、第4スイッチ41と、インターロック検知部6に設置されたインターロックスイッチ6aと、スタータモータ7とから構成している。
第4スイッチ41は、第4スイッチ部41aと第4コイル部41bとからなり、第4コイル部41bが通電されることで第4スイッチ部41aがオン状態に作動するリレー構造とされている。第4スイッチ部41aの一端側はバッテリ16の一側端子に接続され、他端側はスタータモータ7に接続されている。第4コイル部41bの一端側はインターロックスイッチ6aの他端側に接続され、他端側は第3スイッチ39の一側回線39aに接続されている。
インターロックスイッチ6aの一端側は第2スイッチ29の他側回線29bに接続され、第2スイッチ29の一側回線29aはバッテリ16の一側端子に接続されている。
また、第1スイッチ19の一側回線19aはスタータモータ7の他端側に接続され、回線を共通回線としている。尚、第1スイッチ19の他側回線19bはアースされている。
以上の構成により、ロック部材14が駆動されてアンロック状態になると、第1スイッチ19がオン作動し、インターロックスイッチ6aと第2スイッチ29と第3スイッチ39とがオン作動した場合、第4スイッチ部41aがオン作動してスタータモータ7に電力が供給される。
次に、本実施例2に係る本始動制御装置の作用、効果を説明する。
実施例1の作用効果に加えて、リレー構造の第5スイッチ42が不要となるため、部品点数の削減が可能となる。また、回路構造が一層簡略化できる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施例においては、第4,第5スイッチがリレー構造の例を説明したが、少なくとも、リレー機能を備えるものであればよく、トランジスタ、或いはFET(Field Effect Transistor)等により第4,第5スイッチを構成しても良い。
2〕前記実施例においては、AT車の例を説明したが、本発明をMT車に適用することも可能である。MT車に適用する場合、始動条件は、クラッチペダルの踏込みとする。また、インターロック条件は、クラッチカットスイッチ−オン、つまり、クラッチペダルの踏込み状態とする。
3〕前記実施例においては、プッシュ操作式エンジンスタート釦の例を説明したが、回転式の操作部材に本発明を適用することも可能である。
4〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明の実施例1に係るエンジンの始動制御装置のブロック図である。 実施例1に係るエンジンの始動制御装置の要部回路図である。 実施例1に係るエンジンの始動制御処理のフローチャートである。 実施例2に係るエンジンの始動制御装置の要部回路図である。 実施例3に係るエンジンの始動制御装置の要部回路図である。 実施例4に係るエンジンの始動制御装置の要部回路図である。
符号の説明
1 エンジン始動制御装置
2 ステアリングロック装置(ESCL)
3 キーレスエントリー装置(SKE)
4 エンジン制御装置(PCM)
5 エンジン
6 インターロック検知部
6a インターロックスイッチ
7 スタータモータ
8 携帯機
9 エンジンスタートスイッチ
10 第1制御ユニット
11 第1ドライバ
12 駆動機構
14 ロック部材
15 位置センサ
16 バッテリ
18 ステアリングシャフト
18a 被係合部
19 第1スイッチ
20 第2制御ユニット
21 第2ドライバ
29 第2スイッチ
30 第3制御ユニット
39 第3スイッチ
40 スタータ回路
41 第4スイッチ
42 第5スイッチ

Claims (4)

  1. 車両のステアリング操作に連動する可動部材に対して係脱して前記可動部材をロック状態とアンロック状態とに択一的に切替えるロック部材と、このロック部材を前記可動部材に対して係脱駆動する駆動手段と、この駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段と、前記ロック部材がロック状態かアンロック状態かを検知するロック状態検知手段とを有する第1制御ユニットと、乗員が携帯する携帯機の認証コードと車両側で記憶する認証コードとが一致したときに前記第1制御ユニットへの電源供給を行う第2制御ユニットと、エンジンの始動を行うスタータ回路の制御を行う第3制御ユニットとを有するエンジンの始動制御装置であって、
    前記ロック部材がアンロック状態のとき、前記第3制御ユニットを経由することなく前記スタータ制御回路を作動可能状態にするスイッチ手段を有し、
    前記第2制御ユニットは、前記第1制御ユニットから前記ロック部材のアンロック信号を取得したとき、前記第3制御ユニットを介して前記スタータ制御回路にエンジンの始動を許可することを特徴とするエンジンの始動制御装置。
  2. 前記ロック状態検知手段は、前記ロック部材がアンロック状態のとき、アンロック信号を前記第2制御ユニットと前記第3制御ユニットとを介して前記スタータ制御回路に送信可能な第1ロック状態検知手段と、
    前記ロック部材がアンロック状態のとき、前記スタータ制御回路を作動するよう前記スイッチ手段を作動させる第2ロック状態検知手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの始動制御装置。
  3. 前記スイッチ手段は、前記ロック部材がアンロック状態のとき、通電によりオン作動するリレー手段であることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの始動制御装置。
  4. 車両始動時の安全状態を検知するインターロック検知手段を有し、
    このインターロック検知手段が安全状態を検知したとき、前記スイッチ手段はオン作動することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のエンジンの始動制御装置。
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