JP2010125689A - 樹脂成形装置 - Google Patents

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Kiyohiro Ozaki
清博 尾崎
Masaru Sato
勝 佐藤
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Tekunohama Co Ltd
Kojima Industries Corp
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Abstract

【課題】スライド型等の採用といった金型構造の大幅な変更を要することなく、ヒケの発生を防止して樹脂成形品の品質を適正に保つ。
【解決手段】ボス部42を有する樹脂成形品40を成形するための金型10が、該ボス部の成形に供されるコアピン30を備え、このコアピンが、外側のスリーブピン32と、その先端から突出してボス部42の内部を成形する内側のセンターピン34とによって構成されている樹脂成形装置であって、センターピン34が、その内部にエア通路を有する中空状に構成されている。そして、このエア通路によって樹脂成形品40におけるボス部42の内部に冷却エアを供給するように設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば車両用内装部材である樹脂成形品の成形装置に関し、詳しくはビスやクリップと結合するための筒形状のボス部を有する樹脂成形品を成形するための樹脂成形装置に関する。
この種の樹脂成形装置は、特許文献1にも開示されているように樹脂成形品にボス部を成形するためのコアピンを備えているのが一般的である。このコアピンは、大径のスリーブピンと、その先端から突出した小径のセンターピンとを備えている。スリーブピンは、金型におけるボス部成形用のキャビティに臨ませた状態に位置してボス部の端面を成形する役割を果たし、センターピンは該キャビティの中心部に位置してボス部の内部を成形する役割を果たす。
樹脂成形品におけるボス部の付け根部分は、他の部分よりも肉厚になる。この肉厚部位では、樹脂成形品の成形後における冷却が遅れることから、ボス部が位置する面(裏面)とは反対側の面(表面)にヒケが発生する。このヒケが樹脂成形品の意匠面に出てしまうと、製品の品質が低下する。そこで、この対策としては、例えば樹脂成形品の裏面に成形したヤグラ形状の座を介してボス部を成形し、この座の樹脂成形品に接する付け根にスライド型等によってヒケ防止のための肉抜き部を成形している。
特開平6−166061号公報
このように、樹脂成形品のヒケを防止するには、スライド型等を採用するといった金型構造の大幅な変更を要し、また樹脂成形品の形状によってはスライド型を採用できない場合もある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、スライド型等の採用といった金型構造の大幅な変更を要することなく、ヒケの発生を防止して樹脂成形品の品質を適正に保つことである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、ボス部を有する樹脂成形品を成形するための金型が、該ボス部の成形に供されるコアピンを備え、このコアピンが、外側のスリーブピンと、その先端から突出してボス部の内部を成形する内側のセンターピンとによって構成されている樹脂成形装置であって、センターピンが、その内部にエア通路を有する中空状に構成されている。そして、このエア通路によって樹脂成形品におけるボス部の内部に冷却エアを供給するように設定されている。
このように、コアピンのセンターピンを利用して冷却エアを樹脂成形品のボス部内に送り込むことにより、ボス部による樹脂成形品の肉厚部位を早く冷却して、ボス部とは反対の面にヒケが生じるのを防止することができる。この結果、ヒケ防止のためのスライド型等の採用といった金型構造の大幅な変更を要することなく、樹脂成形品の品質を適正に保つことができる。
第2の発明は、第1の発明において、センターピンが、筒形状の外側センターピンと軸形状の内側センターピンとによる二重構造で、これらの間の隙間がエア通路に設定され、外側センターピンの軸心に内側センターピンを保持するように、相互を部分的に接触させている。
これにより、外側センターピンに対する内側センターピンの偏りを防止でき、相互間の隙間(エア通路)を、冷却エアの流動性は保ちつつ、センターピンの先端部から樹脂が入り込まない寸法に管理することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1および図2で示されている樹脂成形用の金型10は、上型10Aと下型10Bとからなり、相互の合わせ部において成形空間12を有する。上型10Aには、成形空間12に通じる周知構造の樹脂注入口14が設けられており、この樹脂注入口14にランナー側のノズル16を接合させることが可能である(図1)。このノズル16から樹脂注入口14を通じて成形空間12に溶融樹脂を射出することができる。なお、下型10Bには、その下面から成形空間12にまで貫通したコアピン挿通孔18が開けられている。
上型10Aは、射出成形装置の可動側ユニット(図示省略)に組付けられており、この上型10Aを下型10Bに対して上下に作動させることで、金型10を型開き状態あるいは型締め状態に切り替えることができる。なお、図1および図2は金型10の型締め状態が示されている。
下型10Bは、固定側ユニット(図示省略)におけるベース20の上面にスペーサブロック22を介在して組付けられている。スペーサブロック22によってベース20の上面と下型10Bの下面との間に確保されている空間スペースには、昇降板24が配置されている(図1)。この昇降板24は、可動側ユニットからの駆動力を受け、上型10Aの上下動に同期して所定のタイミングで上下に作動する。
後述する樹脂成形品40のボス部42の成形に供されるコアピン30は、その外側を構成するスリーブピン32と、スリーブピン32の中に挿入されたセンターピン34とによって構成されている。スリーブピン32とセンターピン34とは、軸線に沿って相対的にスライドすることが可能である。そして、スリーブピン32の基部は昇降板24に結合され、センターピン34の基部はベース20に結合されている(図1)。
したがって、昇降板24が図1の状態から上方へ作動することにより、スリーブピン32がセンターピン34に沿って上方へスライドすることになる。
スリーブピン32およびセンターピン34は、下型10Bのコアピン挿通孔18に挿入されている。このコアピン挿通孔18の一部と、スリーブピン32およびセンターピン34の先端とによって成形空間12に連通するボス部成形空間12aが構成されている。すなわち、コアピン挿通孔18の一部によってボス部42の外周が成形され、スリーブピン32の先端面によってボス部42の端面が成形され、このスリーブピン32の先端から突出しているセンターピン34の先端部によってボス部42の内周部が成形される。
センターピン34は、筒形状の外側センターピン34Aと軸形状の内側センターピン34Bとによる二重構造になっている。これらの外側センターピン34Aと内側センターピン34Bとの間の隙間はエア通路36を構成しており、このエア通路36はセンターピン34の先端で開放されている。
センターピン34の基部には、エア通路36に連通するエア配管38が接続されている(図1)。このエア配管38は所定のエア供給源(図示省略)に接続され、エア供給源ではセンターピン34のエア通路36に冷却エアを供給したり止めたりする制御が可能である。
外側センターピン34Aと内側センターピン34Bとは、互いの内周と外周とを部分的に接触させることによって同軸に保持されている。これにより、外側センターピン34Aの内部における内側センターピン34Bの偏りが防止され、エア通路36の断面積が常に規定値どおりに保たれる。
つづいて、樹脂成形について説明する。
まず、金型10の型締め状態において、ランナー側のノズル16から上型10Aの樹脂注入口14を通じて成形空間12に溶融樹脂を射出する。これにより、成形空間12およびボス部成形空間12aに樹脂が充填され、固化が始まる。なお、この時点ではセンターピン34のエア通路36に冷却エアは供給されていない。
樹脂が固化したら、図3で示すように上型10Aが上昇して型開き状態になるとともに、昇降板24が上方へ作動し始める。これにより、前述したようにスリーブピン32が共に上方へ作動し、成形空間12およびボス部成形空間12aで成形された樹脂成形品40を下型10Bの成形面から突き上げ始める。この時点からセンターピン34のエア通路36に対する冷却エアの供給が開始される。
エア通路36に供給される冷却エアは、図4で示すようにセンターピン34の先端開放部から樹脂成形品40におけるボス部42の内部に送られ、ボス部42による樹脂成形品40の肉厚部位を冷却する。これにより、樹脂成形品40の肉厚部位が他の部位よりも効率よく冷却される。スリーブピン32の上方への作動により、図5で示すように樹脂成形品40が下型10Bの成形面から完全に突き上げられた状態になってもエア通路36に対する冷却エアの供給は続いている。そして、樹脂成形品40が下型10Bから取り出されたら、エア通路36に対する冷却エアの供給が止められる。
このように、金型10の型開きが開始され、下型10Bから樹脂成形品40が突き上げられて取り出されるまでの間を利用して樹脂成形品40の肉厚部位を冷却エアで素早く冷却することにより、樹脂成形品40のボス部42とは反対側の面にヒケが生じるのを防止することができる。
また、前述のように外側センターピン34Aと内側センターピン34Bとを同軸に保持して外側センターピン34Aに対する内側センターピン34Bの偏りを防止していることにより、センターピン34のエア通路36を、冷却エアの流動性は保ちつつ、外側センターピン34Aの先端開放部から樹脂が進入しない寸法(0.04mm程度)に管理することが可能になる。
樹脂成形装置における金型の型締め状態を表した断面図。 図1の一部を拡大して表した断面図。 成形後の金型の型開き状態を表した断面図。 図3の一部を拡大して表した断面図。 樹脂成形品を取り出す直前の金型を表した断面図。
符号の説明
10 金型
30 コアピン
32 スリーブピン
34 センターピン
40 樹脂成形品
42 ボス部

Claims (2)

  1. ボス部を有する樹脂成形品を成形するための金型が、該ボス部の成形に供されるコアピンを備え、このコアピンが、外側のスリーブピンと、その先端から突出してボス部の内部を成形する内側のセンターピンとによって構成されている樹脂成形装置であって、
    センターピンが、その内部にエア通路を有する中空状に構成され、このエア通路によって樹脂成形品におけるボス部の内部に冷却エアを供給するように設定されている樹脂成形装置。
  2. 請求項1に記載された樹脂成形装置であって、
    センターピンが、筒形状の外側センターピンと軸形状の内側センターピンとによる二重構造で、これらの間の隙間がエア通路に設定され、外側センターピンの軸心に内側センターピンを保持するように、相互を部分的に接触させている樹脂成形装置。
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