JP2010125647A - 光学成形品の圧縮成形方法及び金型 - Google Patents

光学成形品の圧縮成形方法及び金型 Download PDF

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Abstract

【課題】基板1に装着したLED等の発光素子3の反射容器2を樹脂材料28で成形することにより、発光部11と樹脂レンズ部10とからなる光学パーツ部15を有する光学成形品(製品)8を形成する場合に、樹脂材料の製品化率を効率良く向上させると共に、製品の生産性を効率良く向上させる。
【解決手段】まず、圧縮成形用金型21(上下両型22、23)の型締時に、離型フィルム27を被覆した個別キャビティ26(一括キャビティ25)内の樹脂28中に反射容器2を浸漬し、次に、個別キャビティ26内の樹脂28を所要の樹脂圧で加圧する。このとき、反射容器2の反射凹部4内に樹脂28を充填して発光部11(樹脂充填部9)を形成し(容器成形部32)、同時に、発光部11と一体となる樹脂レンズ部10(レンズ成形部33)を成形する。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板に装着した発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の発光素子の反射容器(リフレクタ)を樹脂材料で圧縮成形する光学成形品の圧縮成形方法及びその金型の改良に関する。
従来から、基板に装着したLED等の発光素子を配置した反射容器を、光学レンズ(樹脂レンズ部)を備えた光学成形品に形成することが行われているが、この方法は、次のようにして行われている。
即ち、まず、ポッティング法にて、反射容器における発光素子を配置した反射凹部内に液状の透明性を有する樹脂材料を滴下して充填硬化する。
次に、樹脂を充填した反射凹部の開口部側に光学レンズ(樹脂レンズ部)を装着することにより、光学レンズを備えた光学成形品を形成するようにしている。
ところが、このポッティング工程と光学レンズ装着工程とによる2段階の方法は、この2段階の工程と、更に、光学レンズを別工程で成形しなければならず、実質的に3段階の工程が必要であるため、光学成形品の生産性を効率良く向上させることができない。
従って、光学成形品の生産性を効率良く向上させることを目的として、1段階の工程で光学レンズを備えた光学成形品を形成することが検討されている。
例えば、トランスファ成形法にて(或いは、射出成形法にて)、金型キャビティ内に樹脂材料を注入充填することにより、1段階の工程で光学レンズを備えた光学成形品を成形することが検討されている。
即ち、まず、基板に装着した反射容器を金型キャビティ内に配置し、次に、樹脂材料供給用のポット内で樹脂材料を加熱(溶融化)すると共に、加熱(溶融化)した樹脂材料を樹脂加圧用プランジャで加圧することにより、ゲート、ランナ等の樹脂通路を通して金型キャビティ内に注入充填することが行われている。
特表2007−531320号 特開2006−351970号
しかしながら、従来のトランスファ成形法では、ポットを含む樹脂通路内で硬化した樹脂が光学成形品(製品)としては不要となるため、樹脂材料の歩留まりが非常に悪い。
従って、樹脂材料の光学成形品化率(樹脂材料の製品化率)を効率良く向上させることができないと云う弊害がある。
また、光学成形品に使用される樹脂材料は透明性を有するために、フィラー等の固形物が含まれておらず、加熱(溶融化)した樹脂材料の粘度が非常に低いのが通例である。
即ち、金型の合わせ面(金型面)間に粘度が低い樹脂材料が浸入して硬化することにより、金型面に樹脂ばり(硬化樹脂)が付着して形成され易い。
従って、このような樹脂ばりを除去するために、金型面をクリーニングすることが必要となり、光学成形品(製品)の生産性を効率良く向上させることができないと云う弊害がある。
なお、金型面における樹脂材料の離型性を向上させるために、樹脂材料中に離型剤を添加することが検討されているが、光学成形品(製品)の信頼性が損なわれる懸念があり、通常、樹脂材料中に離型剤を添加することは行われていない。
即ち、本発明は、樹脂材料の製品化率を効率良く向上させることができる光学成形品の圧縮成形方法及び金型を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、製品の生産性を効率良く向上させることができる光学成形品の圧縮成形方法及び金型を提供することを目的とするものである。
前記技術的課題を解決するための本発明に係る光学成形品の圧縮成形方法は、光学成形品の圧縮成形用金型を用いて、基板に装着した発光素子の反射容器を個別キャビティ内で光学成形品を圧縮成形する光学成形品の圧縮成形工程と、前記した反射容器を圧縮成形するときに、前記した反射容器における発光素子を設けた反射凹部内に樹脂を充填して樹脂充填部を成形する工程と、前記した反射容器を圧縮成形するときに、前記した反射容器の開口部側に樹脂レンズ部を成形する工程と、前記した反射容器を圧縮成形するときに、前記した樹脂充填部と樹脂レンズ部とを一体にした状態で成形する工程とを備えたことを特徴とする。
また、前記したような技術的課題を解決するための本発明に係る光学成形品の圧縮成形方法は、発光素子の反射容器を装着した基板を基板セット部に供給セットする工程と、前記した反射容器に対応する個別キャビティを含む一括キャビティ内に離型フィルムを被覆する工程と、前記した離型フィルムを被覆した個別キャビティを含む一括キャビティ内に樹脂材料を供給する工程と、前記した基板に装着した反射容器を個別キャビティ内に浸漬する工程と、前記した個別キャビティ内の樹脂に所要の樹脂圧を加えて圧縮成形する工程と、前記した個別キャビティ内で前記した反射容器を圧縮成形するときに、前記した反射容器における発光素子を設けた反射凹部内で成形される樹脂充填部と前記した反射容器の開口部側に形成される樹脂レンズ部とを一体にした状態で圧縮成形する工程とを備えたことを特徴とする。
また、前記技術的課題を解決するための本発明に係る光学成形品の圧縮成形方法は、光学成形品の圧縮成形用金型を用いて、基板に装着した発光素子の反射容器を個別キャビティ内で光学成形品を圧縮成形する光学成形品の圧縮成形工程と、前記した反射容器を圧縮成形するときに、まず、前記した反射容器に設けた発光素子の反射凹部内に樹脂を充填して樹脂充填部を成形し、次に、前記した反射容器の開口部側に樹脂レンズ部を成形する工程とを備えたことを特徴とする。
また、前記技術的課題を解決するための本発明に係る光学成形品の圧縮成形方法は、前記した反射容器を圧縮成形するとき、個別キャビティ間に形成された連通路を介して前記した各個別キャビティ間を連通することにより、前記した各個別キャビティ内の樹脂量を調整する工程を設けて構成したことを特徴とする。
また、前記技術的課題を解決するための本発明に係る光学成形品の圧縮成形方法は、前記した反射容器を圧縮成形するとき、個別キャビティ内から真空引きすることにより、個別キャビティ内を所要の真空度に設定する工程を設けて構成したことを特徴とする。
また、前記技術的課題を解決するための本発明に係る光学成形品の圧縮成形用金型は、少なくとも、光学成形品の圧縮成形用金型を、上型と、前記した上型に対向配置した下型とから構成し、前記した金型に、前記した上型の型面に設けられ且つ発光素子の反射容器を装着した基板を供給セットする基板セット部と、前記した反射容器に対応した個別キャビティと、前記した個別キャビティを被覆する離型フィルムと、前記した離型フィルムを被覆した個別キャビティに供給される樹脂材料とを備え、前記した個別キャビティに、前記した基板に装着した反射容器の反射凹部に樹脂を充填する容器成形部と、前記した反射容器の開口部側に形成される樹脂レンズ部を圧縮成形する成形レンズ部とを設けて構成したことを特徴とする。
また、前記した技術的課題を解決するための本発明に係る光学成形品の圧縮成形用金型は、少なくとも、光学成形品の圧縮成形用金型を、上型と、前記した上型に対向配置した下型とから構成し、前記した金型に、前記した上型の型面に設けられ且つ発光素子の反射容器を装着した基板を供給セットする基板セット部と、前記した下型の型面に設けた一括キャビティと、前記した一括キャビティの底面に設けられ且つ前記した反射容器に対応した個別キャビティと、前記した個別キャビティと一括キャビティとを被覆する離型フィルムと、前記した離型フィルムを被覆した個別キャビティ内と一括キャビティ内とに供給される樹脂材料とを備え、前記した個別キャビティに、前記した基板に装着した反射容器の反射凹部に樹脂を充填する容器成形部と、前記した反射容器の開口部側に形成される樹脂レンズ部を圧縮成形する成形レンズ部とを設けて構成したことを特徴とする。
本発明によれば、圧縮成形用のキャビティ(個別キャビティ、一括キャビティ)内に供給した樹脂材料の全量を効率良く製品(光学成形品)に形成することができるので、(従来のトランスファ成形法に比べて、)樹脂材料の製品化率を効率良く向上させることができる光学成形品の圧縮成形方法及び金型を提供することができると云う優れた効果を奏する。
また、本発明によれば、圧縮成形用のキャビティ(個別キャビティ、一括キャビティ)内において、反射容器を圧縮成形した発光部(樹脂充填部、発光素子)と光学レンズ(樹脂レンズ部)とを一体にして同時に圧縮成形することができるので、(従来のポッティングとレンズ装着とを別々に行う方法に比べて、)製品の生産性を効率良く向上させることができる光学成形品の圧縮成形方法及び金型を提供することができると云う優れた効果を奏する。
本発明は、光学成形品の圧縮成形用金型を用いて、発光素子を配置した反射容器を備えた基板における反射容器の全体を(丸ごと)液状の透明性を有する樹脂材料で被覆した状態で(樹脂材料で包んだ状態で)圧縮成形することにより、光学パーツ部(反射容器)を備えた光学成形品(製品)を形成する構成である。
また、本発明は、圧縮成形用金型に設けた圧縮成形用の一括キャビティの底面に設けた個別キャビティ内において、反射容器における反射面を有する反射凹部に樹脂を充填することにより、基板(反射容器の底面側)に装着した発光素子を反射凹部の形状に対応した樹脂充填部内に樹脂封止成形して発光部(反射凹部)を形成し、且つ、反射容器の天面側〔即ち、反射容器(反射凹部)における発光素子を装着した側とは反対側となる非発光素子装着(開口部)側〕に、光学レンズ(樹脂レンズ部)を成形する構成である。
また、本発明は、個別キャビティ内において、発光部(反射容器、樹脂充填部)と光学レンズ(樹脂レンズ部)とを一体にして(同時に)圧縮成形して光学パーツ部を形成する構成である。
なお、本発明に係る圧縮成形は、まず、金型の型締時に、(金型の離型フィルムを被覆した個別キャビティ内に反射容器を遊嵌状態で嵌装することにより、)離型フィルムを被覆した個別キャビティ(一括キャビティ)内の樹脂中に反射容器を浸漬し、次に、個別キャビティ内の樹脂を所要の樹脂圧で加圧する構成である。
また、本発明は反射容器の全体を(丸ごと)個別キャビティ内で樹脂材料を被覆した状態で(樹脂材料で包んだ状態で)圧縮成形するため、付随的ではあるが、反射容器の外周に樹脂が回ることになるので、反射容器の天面側と周側面側とに薄膜樹脂が硬化して形成されることになる(天面薄膜樹脂、側面薄膜樹脂)。
また、本発明においては、連通路(一括キャビティ)で各個別キャビティ内の夫々における樹脂量の多少を調整する構成であり、付随的ではあるが、連通路で連通路薄膜樹脂が硬化して形成されることになる。
また、本発明に係る圧縮成形においては、個別キャビティ(一括キャビティ)を外気遮断状態にして形成された外気遮断空間部を真空引きして所要の真空度に設定する工程を行うことができる。
即ち、本発明において、発光素子を配置した反射容器を備えた基板における反射容器(発光素子)を、基板に装着され且つ光学レンズ(樹脂レンズ部)と発光部(樹脂充填部)とを一体にした光学パーツ部を有する製品(光学成形品)に、1段階の工程で同時に圧縮成形することができる。
このため、本発明によれば、従来例に示す実質的に3段階の工程となるポッティングと光学レンズ装着とを別々に行う構成に比べて、製品の生産性を効率良く向上させることができる。
また、本発明において、発光素子を配置した反射容器を備えた基板における反射容器(発光素子)を圧縮成形することにより、従来例に示すようなトランスファ成形法にて成形された光学パーツ部を有する製品としては不要な硬化樹脂を効率良く減少させることができる。
このため、本発明によれば、個別キャビティ(一括キャビティ)内に供給された樹脂の全量を効率良く製品とすることができるので、樹脂材料の製品化率を効率良く向上させることができる。
なお、離型フィルムを被覆した圧縮成形用のキャビティ内に樹脂材料を供給して圧縮成形した場合、金型の型面とキャビティ内の樹脂材料との間に、金型の型面に挟持された離型フィルムと基板とが存在するので、樹脂が金型の型面間に浸入することを効率良く防止することができる。
従って、浸入して硬化した付着樹脂ばりのために、金型の型面をクリーニングする必要がなくなるので、製品の生産性を効率良く向上させることができる。
まず、本発明に係る実施例1を詳細に説明する。
図1、図2、図3、図4は、実施例1に係る光学成形品の圧縮成形用金型である。
(本発明に用いられる基板について)
まず、本発明(実施例1〜3)に用いられるLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を配置した反射容器(リフレクタ)を備えた基板について説明する。
即ち、図例に示すように、本発明に用いられる基板1には所要数の反射容器2(例えば、円筒型)が装着されて構成されている。
また、所要数の反射容器2の夫々には、LED等の発光素子3が各別に配置されて構成されている。
即ち、反射容器2にはLED等の発光素子3を配置する反射凹部4が設けられて構成されると共に、反射凹部4で発光素子3からの光を反射することができるように構成されている。
また、詳述すると、例えば、反射容器2には発光素子3からの光を反射する反射凹部4が貫通孔の状態で設けられて構成されると共に、反射容器2の底面側2aは、発光素子3を装着した基板1で閉鎖されて構成されている。
このため、反射凹部(貫通孔)4の底面側2aには、基板1に装着された発光素子3が配置された発光素子配置部5が形成されて構成されることになる。
また、図例に示すように、反射容器2における天面2b側(出光面側)には反射凹部の開口部6が設けられて構成されると共に、反射容器2における底面2a側と天面2b側とを除く外周側面側には周側面2cが形成されて構成されている。
また、反射凹部4には円錐台形状の反射面7が設けられて構成されると共に、底面2a側の発光素子配置部5の発光素子3を発光させることにより、反射面7にて反射させて天面2b側の開口部6から出光させることができるように構成されている。
また、本発明は、反射容器2の反射凹部4内に樹脂を充填して発光部(後述する樹脂充填部を有する)を成形し、且つ、反射容器2の天面2b側に光学レンズ(後述する樹脂レンズ部)を成形するものである。
なお、基板1として、リードフレーム(フレーム)を用いることができる。
(本発明にて圧縮成形された光学成形品について)
本発明(実施例1〜2)において、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1を光学成形品(製品)8に圧縮成形することができる。
即ち、後述するように、本発明(実施例1〜2)に係る光学成形品(製品)8には、発光部11(反射容器2と樹脂充填部9と発光素子3とからなる)と、光学レンズ(樹脂レンズ部10)とからなる光学パーツ部15が、所要数、設けられて構成されている。
なお、図4に示す図例では、光学成形品(製品)8における基板1に光学パーツ部15が3個、設けられて構成されている。
また、本発明(実施例1〜2)に係る光学成形品(製品)8は、基本的に、基板1に装着した反射容器2の全体を(丸ごと)樹脂材料で被覆した状態で圧縮成形することによって光学パーツ部15を形成するものである。
このため、反射容器2の外周囲に樹脂が回って薄膜樹脂が形成されることになる。
即ち、後述するように、本発明(実施例1〜2)に係る光学成形品(製品)8の光学パーツ部15には、付随的ではあるが、反射容器2の天面2bに形成される天面薄膜樹脂13と、反射容器2の周側面2cに形成される側面薄膜樹脂14とが設けられて構成されている。
また、後述するように、本発明(実施例1〜2)に係る光学パーツ部15間の基板1上において、付随的ではあるが、金型の連通路34内で成形される連通路薄膜樹脂12が付着して形成されることになる。
なお、本発明(実施例1〜2)に係る光学成形品(製品)8の光学パーツ部15は、基板に装着した反射容器2間における基板1(連通路薄膜樹脂12)の所要個所を切断することにより、個々の光学パーツ部(15)となるものである。
(実施例1における光学成形品の圧縮成形用金型の構成について)
即ち、図1、図2、図3、図4に示すように、実施例1における光学成形品の圧縮成形用金型21には、固定上型22と、上型22に対向配置した可動下型23とが設けられて構成されている。
また、上型22の型面には、発光素子装着面側(反射容器装着面側)を下方に向けた状態で、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1を供給セットする基板セット部24が設けられて構成されている。
従って、基板の供給機構(図示なし)にて、基板セット部24に発光素子装着面側(反射容器装着面側)を下方に向けた状態で、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1を供給セットすることができるように構成されている。
また、下型23の型面には上方に開口した開口部を有する圧縮成形用の一括キャビティ(大キャビティ凹部)25が設けられて構成されている。
また、一括キャビティ25の底面には、基板1に装着した所要複数個の反射容器2(発光素子3)の夫々に対応して個別キャビティ(小キャビティ凹部)26が開口部を有した状態で各別に設けられて構成されている。
また、上型22と下型23との間に離型フィルム27を張架して構成することができると共に、個別キャビティ26の面と一括キャビティ25の面とに、即ち、下型23の型面の形状とキャビティ25、26の形状に沿って、離型フィルム27を吸着した状態で被覆させることができるように構成されている。
また、樹脂材料の供給機構(図示なし)にて、離型フィルム27を被覆した個別キャビティ26を含む一括キャビティ25内に、透明性(透光性)を有する樹脂材料28を所要量にて供給して加熱(溶融化)することができるように構成されている。
また、個別キャビティ26を含む一括キャビティ25の底面には、離型フィルム27で被覆された一括キャビティ25、26内の樹脂材料28を所要の樹脂圧で加圧するキャビティ底面部材29が下型23の摺動孔35に対して上下摺動自在に設けられて構成されている。
なお、透明性を有する樹脂材料として、液状の樹脂材料となるシリコーン樹脂(熱硬化性の樹脂材料)を採用することができる。
また、上型22の型面において、基板セット部24の外周囲にはOリング等の外気遮断部材30が設けられて構成されている。
このため、上下両型22、23の型締時に、(離型フィルム27を被覆した)下型23の型面に外気遮断部材30を当接することにより、上下両型22、23の型面間に所要の間隔を保持する金型の中間型締めを行うことができるように構成されている。
このとき、金型の中間型締時に、少なくとも、個別キャビティ26を含む一括キャビティ25内を外気遮断状態にすることにより、金型に外気遮断空間部31(図3を参照)を形成することができるように構成されている。
また、金型21(22、23)には、外気遮断空間部31内の空気を型面に設けた吸引孔(図示なし)から強制的に吸引排出することにより、外気遮断空間部31を所要の真空度に設定する真空ポンプ等の真空引き機構(図示なし)が設けられて構成されている。
従って、外気遮断空間部31(一括キャビティ25)から空気を強制的に吸引排出して真空引きすることにより、少なくとも、一括キャビティ25内を所要の真空度に設定することができるように構成されている。
また、更に、金型の中間型締状態から上下両型22、23の型面を閉じ合わせて金型21(22、23)を完全に型締めすることができる。
即ち、金型21(上下両型22、23)の型締時に、基板1に装着した反射容器2(発光素子3)を、離型フィルム27を被覆した個別キャビティ26内に(遊嵌した状態で)嵌装することにより、一括キャビティ25を含む個別キャビティ26内の加熱(溶融化)された樹脂28中に、反射容器2の天面2b(反射凹部4の開口部6)側から浸漬することができる。
また、金型21(上下両型22、23)の型締時に、離型フィルム27を被覆した下型23の型面に外気遮断部材30を当接することにより、上下両型22、23の型面間に所要の間隔を保持する金型の中間型締めを行うことができる。
また、この状態で、外気遮断空間部31(キャビティ25、26)から空気を強制的に吸引排出して真空引きすることにより、少なくとも、樹脂材料28が供給されたキャビティ25、26内を所要の真空度に設定することができる。
また、金型21の中間型締状態から上下両型22、23の型面を閉じ合わせて金型21(22、23)を完全に型締めすることができる。
また、このとき、一括キャビティ25を含む個別キャビティ26内の樹脂28をキャビティ底面部材29で所要の樹脂圧にて加圧することができるように構成されている。
従って、反射容器2の樹脂中への浸漬時とキャビティ底面部材29による樹脂加圧時とにおいて、反射容器2の天面2b(反射凹部4の開口部6)側から反射凹部4内に樹脂28を注入充填することができるように構成されている。
なお、反射容器2の樹脂28中への浸漬からキャビティ底面部材29による樹脂28への加圧の構成及び一括キャビティ25内からの真空引きの構成については、並行した状態で、或いは、実施可能な状態で適宜に行うことができる。
(実施例1にかかる個別キャビティの構成について)
実施例1において、個別キャビティ26内において、反射容器2全体を樹脂28で被覆した状態で圧縮成形することができるように構成され、且つ、反射容器2の天面2b側に光学レンズ10を圧縮成形することができるように構成されている。
即ち、個別キャビティ26には、反射容器2に対応し且つ反射凹部2内に樹脂を充填して発光部11(樹脂充填部9)を成形する容器成形部32(凹部)と、反射容器2の天面2b側に光学レンズ(樹脂レンズ部10)を成形するレンズ成形部33(凹部)とが設けられて構成されている。
このため、個別キャビティ26内において、反射容器2全体を樹脂28で被覆した状態で圧縮成形することにより、少なくとも、発光部11(樹脂充填部9)と光学レンズ10とからなる光学パーツ部15を形成することができるように構成されている。
即ち、個別キャビティ26内における容器成形部32において、反射容器2の反射凹部4内に樹脂28を充填することにより、少なくとも、反射凹部4の形状に対応した樹脂充填部9内に発光素子3を圧縮成形(樹脂封止成形)することができるように構成されている。
このとき、発光素子3と反射容器2と樹脂充填部9とで発光部11を形成することができるように構成されている。
また、このため、発光部11において、反射容器2の反射凹部4(樹脂充填部9)の発光素子3から発光することにより、反射容器2の開口部6(樹脂充填部9)から出光することができるように構成されている。
また、個別キャビティ26内における反射容器2の天面2b(開口部6)側において、レンズ成形部33内で光学レンズとなる樹脂レンズ部10を圧縮成形することができるように構成されている。
従って、容器成形部32とレンズ成形部33とからなる個別キャビティ26内で、発光部11の樹脂充填部9と光学レンズとなる樹脂レンズ部10とを一体にして(同時に)圧縮成形して光学パーツ部15を得ることができるように構成されている。
また、基板1の上に発光部11(樹脂充填部9)と光学レンズ(樹脂レンズ部)10とを有する光学パーツ部15を備えた製品(光学成形品8)を得ることができる。
また、図1〜4に示す図例における個別キャビティ26について、個々の個別キャビティ26(容器成形部32、レンズ成形部33)間を、反射容器2の反射凹部4を含んだ状態で、一括キャビティ25(連通路34)を通して連通接続することができるように構成されている。
従って、個々の個別キャビティ25内における樹脂材料28の量を、一括キャビティ25(連通路34)を通して調整することができるように構成されている。
また、連通路34となる一括キャビティ25内で樹脂材料28が硬化することにより、連通路薄膜樹脂12が成形されることになる。
なお、図1〜4に示す図例における個別キャビティ26において、通常、反射容器2全体を被覆した状態で圧縮成形するため、反射容器2の周囲に樹脂が回ることになるので、反射容器2全体(天面2b、周側面2c)に薄膜樹脂が付着した状態で成形されることになる。
即ち、反射容器2の天面2b側に天面薄膜樹脂13が成形されて構成することができると共に、反射容器2の周側面2c側に側面薄膜樹脂14が成形されて構成されることになるものである。
例えば、図1〜4に示す図例においては、図例に向かって左側の反射容器2に天面薄膜樹脂13と側面薄膜樹脂14とが成形されている。
また、例えば、反射容器2の天面2bが離型フィルム27で接触して被覆される場合がある。
この場合、図例に向かって右側の反射容器2で示すように、離型フィルム27が反射容器2の天面2b側に接触して被覆されるため、天面薄膜樹脂13は成形されず、側面薄膜樹脂14が成形されることになる。
即ち、前述したように、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)を、光学レンズ10と発光部11とを一体にした光学パーツ部15を有する光学成形品8に、1段階の工程で同時に圧縮成形することができる。
このため、従来例に示すような実質的に3段階の工程となるポッティングと光学レンズ装着とを別々に行う構成に比べて、製品(光学成形品8)の生産性を効率良く向上させることができる。
また、前述したように、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)を圧縮成形することにより、従来のトランスファ成形法における製品(光学成形品8)としては不要な硬化樹脂を効率良く減少させることができる。
このため、一括キャビティ25内に供給された樹脂28の全量を効率良く製品(光学成形品8)とすることができるので、樹脂材料の製品化率を効率良く向上させることができる。
なお、離型フィルム27を被覆した圧縮成形用のキャビティ(個別キャビティ26を含む一括キャビティ25)内に樹脂材料28を供給して(その状態で)圧縮成形するため、樹脂が金型21の型面間に浸入することを効率良く防止することができる。
従って、浸入して硬化した付着樹脂ばりのために、金型21の型面をクリーニングする必要がなくなるので、製品の生産性を効率良く向上させることができる。
(実施例1における光学成形品の圧縮成形方法について)
即ち、まず、図2(図1)に示すように、上型22の基板セット部24に、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1を、反射容器装着面側を下方に向けた状態で供給セットする。
次に、下型23において、個別キャビティ26を含む一括キャビティ25に離型フィルム27を被覆させると共に、離型フィルム27を被覆した個別キャビティ26を含む一括キャビティ25内に、例えば、液状の透明性を有する樹脂材料28を所要量にて供給して加熱する。
次に、金型21(上下両型22、23)を型締めする。
このとき、金型21(上下両型22、23)の型締時に、個別キャビティ26(25)内の樹脂28に反射容器2(発光素子3)を浸漬することができる。
また、次に、個別キャビティ26を含む一括キャビティ25内の樹脂28をキャビティ底面部材29で加圧することができる。
このとき、各個別キャビティ26内を連通路34(一括キャビティ25)で連通させることにより、各個別キャビティ26内における樹脂量の多少を調整することができる。
なお、金型21(上下両型22、23)の型締時において、少なくとも、離型フィルム27が被覆され且つ樹脂材料28が供給された個別キャビティ26を含む一括キャビティ25内を所要の真空度に設定することができる。
例えば、上型22の型面における外気遮断部材30を下型23の型面(離型フィルム27)に当接することにより、上下両型22、23間を所要の間隔で保持する金型の中間型締めを行う。
このとき、金型21(上下両型22、23)の中間型締時において、少なくとも、個別キャビティ26を含む一括キャビティ25からなる外気遮断空間部31を形成することができると共に、外気遮断空間部31から真空引きして外気遮断空間部31を所要の真空度に設定することができる。
従って、次に、上下両型22、23を閉じ合わせて完全型締めを行うことができる。
また、金型21(上下両型22、23)の型締時において、離型フィルム27を被覆され且つ樹脂28が供給された個別キャビティ26内において、個別キャビティ26の容器成形部32に基板1に装着した反射容器2を(例えば、遊嵌した状態で)嵌装することができる(図3に示す図例に向かって左側及び中央の反射容器2を参照)。
また、このとき、個別キャビティ26の容器成形部32において、反射容器2の反射凹部4内に樹脂28を充填することにより、反射凹部4の形状に対応した樹脂充填部9内に発光素子3を圧縮成形(樹脂封止成形)することができる。
このため、容器成形部32内で反射容器2を発光部11に形成することができる。
また、このとき、個別キャビティ26のレンズ成形部33内において、反射容器2の天面2b側に(発光部11の天面2b側に)、光学レンズとなる樹脂レンズ部10を圧縮成形することにより、発光部11(樹脂充填部9)と樹脂レンズ部10とからなる光学パーツ部15を形成することができる。
即ち、個別キャビティ26内において、樹脂充填部9の成形と樹脂レンズ部10の成形とを同時に行うことにより、樹脂充填部9(反射容器2と発光素子3とを含む)と樹脂レンズ部10とを一体にして(同時に)圧縮成形することができる。
また、このとき、付随的ではあるが、連通路34となる一括キャビティ25内では連通路薄膜樹脂12が硬化して形成されることになる。
なお、実施例1において、連通路34(一括キャビティ25)を設けない構成を採用しても良い。
また、個別キャビティ26内において、付随的ではあるが、容器成形部32に嵌装した反射容器2の周側面2cに側面薄膜樹脂14が硬化して形成されると共に、容器成形部32とレンズ成形部33との境目近傍に存在する反射容器2の天面2bに天面薄膜樹脂13が硬化して形成されることになる。
なお、個別キャビティ26内での圧縮成形時に、反射容器2の天面2b側に、個別キャビティ26を被覆した離型フィルム27が接触して被覆することがある(図3に示す図例において、向かって右側の反射容器2を参照)。
この場合、反射容器2の周側面2cにおける側面薄膜樹脂14が硬化して形成されることになる。
(実施例1の作用効果について)
即ち、実施例1において、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)を、光学レンズ(樹脂レンズ部)10と発光部11(樹脂充填部9)とを一体にした光学パーツ部15を有する製品(光学成形品8)に、1段階の工程で同時に圧縮成形することができる。
このため、実施例1によれば、従来例に示す実質的に3段階の工程となるポッティングと光学レンズ装着とを別々に行う構成に比べて、製品(光学成形品8)の生産性を効率良く向上させることができる。
また、実施例1において、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)を圧縮成形することにより、従来例に示すトランスファ成形法における光学パーツ部を有する製品(光学成形品)としては不要な硬化樹脂を効率良く減少させることができるものである。
このため、個別キャビティ26を含む一括キャビティ25内に供給された樹脂28の全量を効率良く製品(光学成形品8)とすることができるので、樹脂材料の製品化率を効率良く向上させることができる。
なお、離型フィルム27を被覆した下型面を含む圧縮成形用のキャビティ(個別キャビティ26を含む一括キャビティ25)内に樹脂材料28を供給して(その状態で)圧縮成形した場合、金型21(上下両型22、23)の型面間に、下型面に被覆した離型フィルム27と基板1とが挟持されることになる。
このため、キャビティ25、26内の樹脂28と金型21の型面との間に、金型21に挟持された離型フィルム27と基板1とが存在することになるので、樹脂28が金型21(上下両型22、23)の型面間に浸入することを効率良く防止することができる。
従って、浸入して硬化した付着樹脂ばりのために、金型の型面をクリーニングする必要がなくなるので、製品の生産性を効率良く向上させることができる。
次に、本発明に係る実施例2を詳細に説明する。
図5、図6は、実施例2に係る光学成形品の圧縮成形用金型である。
なお、実施例2に示す金型の基本的な構成は実施例1に示す金型と同じであるため、その詳細な説明は省略し、同じ構成には同じ符号を付すものである。
また、実施例1に示す金型は上型と下型とからなる2枚型であるが、実施例2に示す金型は上型と中型と下型とからなる3枚型である。
また、実施例1に示す金型21では反射容器2に対応する個別キャビティ26間に樹脂28を連通路34(一括キャビティ25)で連通させる構成(連通の個別キャビティ)であったが、実施例2に示す金型は樹脂の連通路を設けない構成(独立の個別キャビティ)である。
なお、実施例2において、実施例1と同様に、連通路34(一括キャビティ25)を設ける構成を採用しても良い。
(実施例2における光学成形品の圧縮成形用金型の構成について)
即ち、実施例2に示す光学成形品の圧縮成形用金型41には、上型42と、上型42に対向配置した下型43と、上型42と下型43との間に設けた貫通孔45を有する中型44(離型フィルム挟持用の中間プレート)とが設けられて構成されている。
また、実施例1と同様に、上型42の型面には、基板セット部24と、外気遮断部材30とが設けられて構成されている。
また、図示はしていないが、実施例1と同様に、基板の供給機構と、樹脂材料の供給機構と、真空引き機構とが設けられて構成されている。
また、実施例1と同様に、下型43の型面には、基板1に装着された反射容器2に対応した個別キャビティ(凹部)26が設けられて構成されると共に、下型43にはキャビティ底面部材29(摺動孔35)が設けられて構成されている。
また、実施例1と同様に、個別キャビティ26には、容器成形部(凹部)32と、レンズ成形部(凹部)33とが設けられて構成されている。
従って、中型44の貫通孔45に下型43を嵌装することにより、下型43と中型44とで離型フィルム27を挟持すると共に、離型フィルム27を下型43の型面と個別キャビティ26面とに沿って被覆させることができるように構成されている。
また、実施例2において、実施例1と同様に、個別キャビティ26内で反射容器2の全体を圧縮成形することができるように構成されている。
即ち、実施例2において、実施例1と同様に、個別キャビティ26内において、容器成形部32内で反射凹部2内に樹脂28を充填して樹脂充填部9を形成し、且つ、レンズ成形部33で樹脂レンズ部10を成形することができると共に、樹脂充填部9と樹脂レンズ部10とを一体にして(同時に)圧縮成形することにより、発光部11(樹脂充填部9)と樹脂レンズ部10とからなる光学パーツ部15を有する光学成形品8(製品)を得ることができるように構成されている。
なお、図6において、実施例1と同様に、図例に向かって左側の個別キャビティと中央の個別キャビティ26とにおいて、反射容器2の周側面2cに側面薄膜樹脂14が形成され、且つ、反射容器2の天面2b側に天面薄膜樹脂13が形成されている。
また、更に、図6において、実施例1と同様に、図例に向かって右側の個別キャビティ26内においては、反射容器2の天面2b側に離型フィルム27が被覆されている状態にあり、反射容器2の周側面2cに側面薄膜樹脂14が形成されている。
(実施例2における光学成形品の圧縮成形方法について)
即ち、まず、下型43と中型44とで離型フィルム27を挟持して下型43の型面を含む個別キャビティ26内に離型フィルム27を被覆すると共に、離型フィルム27を被覆した個別キャビティ26内の夫々に所要量の樹脂材料28を各別に供給して加熱する。
次に、金型41(上下中型42、43、44)を型締めすることにより、上型42の基板セット部24に供給した基板1に装着した反射容器2(発光素子3)を個別キャビティ26内に嵌装することにより、反射容器2を樹脂28中に浸漬することができる。
なお、このとき、上下中型42、43、44の型締時に、実施例1と同様に、上型42の型面と中型44の型面との間を所要の間隔で保持する金型の中間的な型締めを行うことにより、上型42の型面に設けた外気遮断部材30を、離型フィルム27を被覆した中型44の型面に当接して外気遮断空間部46を形成すると共に、外気遮断空間部46から真空引きして外気遮断空間部46を所要の真空度に設定し、更に、上型42の型面と中型44の型面とを閉じ合わせて金型の完全型締めを行うことができる。
従って、上下中型42、43、44の型締時に、実施例1と同様に、個別キャビティ26の容器成形部32の夫々において、反射容器2の反射凹部4内に樹脂28を充填することにより、反射凹部4の形状に対応した樹脂充填部9内に発光素子3を圧縮成形(樹脂封止成形)することができる。
また、このため、容器成形部32内の夫々で反射容器2を発光部11に形成することができる。
また、このとき、個別キャビティ26のレンズ成形部33内において、反射容器2(発光部11)の天面2b側に、光学レンズとなる樹脂レンズ部10を圧縮成形することにより、発光部11(樹脂充填部9)と樹脂レンズ部10とからなる光学パーツ部15を形成することができる。
従って、個別キャビティ26内において、樹脂充填部9の成形と、樹脂レンズ部10を成形とを同時に行うことにより、樹脂充填部9(反射容器2と発光素子3とを含む)と樹脂レンズ部10とを一体にして(同時に)圧縮成形することができる。
なお、前述したように、光学パーツ部15について、個別キャビティ26内において、容器成形部32に嵌装した反射容器2の周側面2cに側面薄膜樹脂14が硬化して形成されると共に、容器成形部32とレンズ成形部33との境目近傍に存在する反射容器2の天面2bに天面薄膜樹脂13が硬化して形成されることになる(図6に示す図例において、向かって左側及び中央の個別キャビティを参照)。
また、光学パーツ部15について、個別キャビティ26内での圧縮成形時に、反射容器2の天面2b側が、個別キャビティ26を被覆した離型フィルム27に接触して被覆することがある(図6に示す図例において、向かって右側の個別キャビティを参照)。
この場合、反射容器2の天面側2bに薄膜樹脂は形成されず、反射容器2の周側面2cにおける側面薄膜樹脂14が硬化して形成されることになる。
(実施例2の作用効果について)
即ち、実施例2において、実施例1と同様に、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)を、光学レンズ10と発光部11とを一体にした光学パーツ部15を有する製品(光学成形品8)に、1段階の工程で同時に圧縮成形することができる。
このため、実施例2によれば、実施例1と同様に、従来例に示す実質的に3段階の工程となるポッティングと光学レンズ装着とを別々に行う構成に比べて、製品(光学成形品8)の生産性を効率良く向上させることができる。
また、実施例2において、実施例1と同様に、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)を圧縮成形することにより、従来例に示すトランスファ成形法における光学パーツ部15を有する製品(光学成形品8)としては不要な硬化樹脂を効率良く減少させることができるものである。
このため、実施例2において、実施例1と同様に、個別キャビティ26内に供給された樹脂28の全量を効率良く製品(光学成形品8)とすることができるので、樹脂材料の製品化率を効率良く向上させることができる。
なお、実施例1と同様に、離型フィルム27を被覆した圧縮成形用の個別キャビティ26内に樹脂材料28を供給して(その状態で)圧縮成形した場合、金型41の型面と樹脂との間に、金型41に挟持された離型フィルム27と基板1とが存在するので、樹脂が金型41の型面間に浸入することを効率良く防止することができる。
従って、浸入して硬化した付着樹脂ばりのために、金型の型面をクリーニングする必要がなくなるので、製品の生産性を効率良く向上させることができる。
次に、本発明に係る実施例3を詳細に説明する。
また、実施例3は、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)の全体を2段階(多段階)で圧縮成形する構成である。
なお、実施例3における圧縮成形の構成は、基本的に、前記した各実施例の圧縮成形の構成と同じである。
即ち、実施例3おいては、基本的に、まず、第1段階の圧縮成形工程で、反射容器2全体を圧縮成形してその全体を樹脂で被覆成形した反射容器を形成して発光部(樹脂充填部)を形成する。
次に、第1段階の圧縮成形工程で被覆成形した反射容器の全体(発光部)を、更に、圧縮成形することにより、その全体(発光部)を樹脂で被覆成形して光学レンズ(樹脂レンズ部)を形成するものである。
従って、実施例3において、まず、発光部を有する半光学パーツ部を備えた半光学成形品(半製品)を形成し、次に、発光部と光学レンズとからなる光学パーツ部を有する光学成形品(製品)を得ることができる。
即ち、図7に示す光学成形品の圧縮成形用金型は、第1段階の圧縮成形工程に用いられる金型(第1段階の圧縮成形用金型)である。
また、図8、図9に示す光学成形品の圧縮成形用金型は、第2段階の圧縮成形工程に用いられる金型(第2段階の圧縮成形用金型)である。
なお、実施例3に示す金型及び光学成形品の基本的な構成は、実施例1及び実施例2に示す金型及び光学成形品と同じであるため、同じ構成には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
なお、実施例3における基本的な構成を、図7、図8、図9において、図例に向かって左側の反射容器2に関する構成を用いて説明する。
(実施例3にて圧縮成形された光学成形品の構成について)
まず、実施例3における光学成形品71について、図9に示す図例に向かって左側に示された光学パーツ部72(反射容器2)を例に挙げて説明する。
なお、実施例3に用いられる発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1は、実施例1及び実施例2と同じであるため、その説明を省略する。
即ち、図9に示す光学成形品71の光学パーツ部72には、第1段階の圧縮成形工程にて圧縮成形された第1樹脂成形部73と、第2段階の圧縮成形工程にて圧縮成形された第2樹脂成形部74とが設けられて構成されている。
また、第1樹脂成形部73には、反射容器2と樹脂充填部9とからなる発光部11が設けられ、且つ、付随的ではあるが、第1連通路薄膜樹脂75と、第1天面薄膜樹脂76と、第1側面薄膜樹脂77とが設けられて構成されている。
また、第2樹脂成形部74には、樹脂レンズ部10が設けられ、且つ、付随的ではあるが、第2連通路薄膜樹脂78と、第2天面薄膜樹脂79と、第2側面薄膜樹脂80とが設けられて構成されている。
また、第1段階の圧縮成形工程で圧縮成形された第1樹脂成形部73における発光部11(反射容器2)の天面2b側に、第2段階の圧縮成形工程で圧縮成形された樹脂レンズ部10が(装着された状態で)圧縮成形されることになる。
従って、前述したように、実施例3において、第1段階の圧縮成形工程で第1樹脂成形部73(発光部11)を圧縮成形し、次に、第2樹脂成形部74(樹脂レンズ部10)を圧縮成形し、光学パーツ部72(光学成形品71)を形成することができる。
なお、第1連通路薄膜樹脂75に第2連通路薄膜樹脂78が積層され、第1天面薄膜樹脂72に第2天面薄膜樹脂79が積層され、また、第1側面薄膜樹脂77に第2側面薄膜樹脂80が積層されることになる。
(第1段階及び第2段階の圧縮成形用金型の構成について)
即ち、図7に示すように、第1段階の圧縮成形用金型51には、上型52と下型53とが設けられて構成されると共に、第1樹脂材料101を供給する一括キャビティ54と、一括キャビティ54の底面に設けられた個別キャビティ55(容器成形部56)とが設けられて構成されている。
また、図8、図9に示すように、第2段階の圧縮成形用金型61には、上型62と下型63とが設けられて構成されると共に、第2樹脂材料102を供給する一括キャビティ64と、一括キャビティ64の底面に設けられた個別キャビティ65(容器成形部66、第2レンズ成形部67)とが設けられて構成されている。
なお、第1段階及び第2段階の圧縮成形用金型51、61には、前記した各実施例と同様に、基板1を供給する基板セット部24、外気遮断部材30(真空引き機構)、キャビティ底面部材29(摺動孔35)が設けられて構成されている。
(実施例3における光学成形品の圧縮成形方法について)
まず、図7に示す第1段階の圧縮成形用金型51を用いて、基板1に装着した反射容器2(発光素子3)の全体を圧縮成形することにより、半光学パーツ部(第1樹脂成形部73)を備えた半光学成形品(半製品)81を形成する。
この半光学成形品(半製品)81には、基板1と、半光学パーツ部(第1樹脂成形部73)とが設けられると共に、半光学パーツ部(第1樹脂成形部73)には、反射容器2と樹脂充填部9(反射凹部4)とからなる発光部11とが設けられて構成され、且つ、付随的ではあるが、第1連通路薄膜樹脂75と、第1天面薄膜樹脂76と、第1側面薄膜樹脂77とが設けられて構成されている。
なお、前記した各実施例と同様に、個別キャビティ55(容器成形部56)で第1樹脂材料101を反射容器2の反射凹部4に充填して樹脂充填部9を形成することができる。
また、次に、図8、図9に示す第2段階の圧縮成形用金型61を用いて、半光学成形品(半製品)81における半光学パーツ部(第1樹脂成形部73)を第2樹脂材料102にて圧縮成形することにより、発光部11(反射容器2)の天面2b側に樹脂レンズ部(光学レンズ)10を形成することができる。
このとき、付随的ではあるが、半光学パーツ部(第1樹脂成形部73)を備えた半光学成形品81に、第2連通路薄膜樹脂78と第2天面薄膜樹脂79と第2側面薄膜樹脂80とが積層されることになる。
従って、第1段階の圧縮成形工程と第2段階の圧縮成形工程とによる2段階の圧縮工程によって、発光部11と光学レンズ(樹脂レンズ部)10とからなる光学パーツ部72を有する光学成形品(製品)71を得ることができる。
(実施例3の作用効果について)
即ち、実施例3において、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)を、光学レンズ(樹脂レンズ部)10と発光部11(樹脂充填部9)とを一体にした光学パーツ部72を有する製品(光学成形品)71に、2段階の工程で圧縮成形することができる。
このため、実施例3によれば、従来例に示す実質的に3段階の工程となるポッティングと光学レンズ装着とを別々に行う構成に比べて、製品(光学成形品)の生産性を効率良く向上させることができる。
また、実施例3において、発光素子3を配置した反射容器2を備えた基板1における反射容器2(発光素子3)を2段階で圧縮成形することにより、従来例に示すトランスファ成形法における光学パーツ部を有する製品(光学成形品)71としては不要な硬化樹脂を効率良く減少させることができるものである。
このため、2段階で圧縮成形に用いられる樹脂101、102の全量を効率良く製品(光学成形品)71とすることができるので、樹脂材料の製品化率を効率良く向上させることができる。
なお、前記した各実施例と同様に、2段階で圧縮成形工程において、離型フィルム27を被覆した圧縮成形用のキャビティ(個別キャビティ55、65及び一括キャビティ54、64)内に樹脂材料101、102を供給して(その状態で)圧縮成形する場合、金型の型面とキャビティ内の樹脂との間に、金型で挟持された離型フィルムと基板(薄膜樹脂を含む)とが存在するので、樹脂が金型の型面間に浸入することを効率良く防止することができる。
従って、浸入して硬化した付着樹脂ばりのために、金型の型面をクリーニングする必要がなくなるので、製品の生産性を効率良く向上させることができる。
また、実施例3における2段階の圧縮成形工程において、反射容器2の天面2b側が、或いは、発光部11の天面2b側が、離型フィルム27に接触した状態で被覆される場合がある。
例えば、図7、図8、図9に示す図例において、図例の中央に示す反射容器2の構成においては、第1段階の圧縮工程で離型フィルム27が反射容器2の天面2b側に被覆し、更に、第2段階の圧縮工程で離型フィルム27が発光部11の天面2b側に(反射容器2の天面2b側に)被覆した例が示されている。
この場合、第1天面薄膜樹脂76と第2天面薄膜樹脂79とが成形されず、第1側面薄膜樹脂77と第2側面薄膜樹脂80とが形成されることになる。
(実施例3における他の実施例について)
なお、実施例3における他の実施例を図7、図8、図9に示す図例において、図例に向かって右側に示す反射容器2に関連する構成で説明する。
また、光学パーツ部95には、基本的に、半光学パーツ部となる第1樹脂成形部92(発光部11と第1樹脂レンズ部91)と、第2樹脂成形部94(第2樹脂レンズ部93)とが設けられて構成され、第1樹脂成形部92に第2樹脂成形部94を積層して成形されている。
即ち、図7に示す金型51において、個別キャビティ55には、容器成形部56と、第1レンズ成形部57とが設けられて構成されている。
このため、第1段階の圧縮成形工程において、発光部11の天面側に第1レンズ成形部57で第1樹脂レンズ部91を形成することができる。
従って、発光部11と第1樹脂レンズ部91とを一体にして半光学パーツ部(第1樹脂成形部)92を成形することができるように構成されている。
また、図8、図9に示す金型61において、この金型61に設けられた個別キャビティには、容器成形部66と第2レンズ成形部(レンズ成形部)67が設けられて構成されている。
このため、第2段階の圧縮成形工程において、第1樹脂成形部91の第1樹脂レンズ部91に第2レンズ成形部(レンズ成形部)67にて圧縮成形される第2樹脂レンズ部93を積層被覆(付着)した状態で形成することにより、第1樹脂成形部92に第2樹脂成形部94(第2樹脂レンズ部93)を被覆した状態で形成することができる。
即ち、第1段階及び第2段階の圧縮成形工程で、光学パーツ部95を有する光学成形品(71)を形成することができる。
従って、実施例3における他の実施例において、前記した各実施例と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3における樹脂材料について)
実施例3において、2段階の圧縮成形に用いられる樹脂材料(第1樹脂材料101、第2樹脂材料102)について、同じ種類の樹脂材料、或いは、異種の樹脂材料を用いることができる。
また、第1段階或いは第2段階の圧縮成形工程において、樹脂材料中に燐光体物質を混合させることができる。
本発明は、前述した実施例のものに限定されるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意且つ適宜に変更・選択して採用できるものである。
前記した各実施例では、光学成形品を成形する透明性を有する樹脂材料として、液状の樹脂材料を用いる構成を例示したが、本発明に、粉末状の樹脂材料、顆粒状の樹脂材料を用いることができる。
また、前記した各実施例では、熱硬化性の樹脂材料を用いる構成を例示したが、本発明に、熱可塑性樹脂材料を用いることができる。
また、前記した各実施例では、シリコーン樹脂を用いる構成を例示したが、本発明に、エポキシ樹脂を用いることができる。
図1は、本発明に係る光学成形品の圧縮成形用金型を概略的に示す概略縦断面図であって、圧縮成形前における金型の型開状態を示している(実施例1)。 図2は、図1に対応する金型を概略的に示す概略縦断面図であって、圧縮成形前における金型のキャビティ内に樹脂材料を供給した状態を示している(実施例1)。 図3は、図1に対応する金型を概略的に示す概略縦断面図であって、圧縮成形時における金型の型締状態を示している(実施例1)。 図4は、図1に対応する金型を概略的に示す概略縦断面図であって、圧縮成形後における金型の型開状態を示している(実施例1)。 図5は、本発明に係る他の光学成形品の圧縮成形用金型を概略的に示す概略縦断面図であって、圧縮成形前における金型の型開状態を示している(実施例2)。 図6は、図6に対応する金型を概略的に示す概略縦断面図であって、圧縮成形時における金型の型締状態を示している(実施例2)。 図7は、本発明に係る他の光学成形品の圧縮成形用金型を概略的に示す概略縦断面図であって、第1段階の圧縮成形工程に用いられる金型の型開状態を示している(実施例3)。 図8は、本発明に係る他の光学成形品の圧縮成形用金型を概略的に示す概略縦断面図であって、第2段階の圧縮成形工程に用いられる金型の型締状態を示している(実施例3)。 図9は、図8に対応する他の光学成形品の圧縮成形用金型を概略的に示す概略縦断面図であって、第2段階の圧縮成形工程に用いられる金型の型開状態を示している(実施例3)。
符号の説明
1 基板
2 反射容器
2a 底面(反射容器)
2b 天面(反射容器及び発光部)
2c 周側面(反射容器及び発光部)
3 発光素子
4 反射凹部
5 発光素子配置部
6 反射凹部の開口部(反射容器)
7 反射面
8 光学成形品(製品)
9 樹脂充填部
10 樹脂レンズ部
11 発光部
12 連通路薄膜樹脂
13 天面薄膜樹脂
14 側面薄膜樹脂
15 光学パーツ部
21 光学成形品の圧縮成形用金型
22 固定上型
23 可動下型
24 基板セット部
25 一括キャビティ
26 個別キャビティ
27 離型フィルム
28 樹脂材料
29 キャビティ底面部材
30 外気遮断部材
31 外気遮断空間部
32 容器成形部
33 レンズ成形部
34 連通路
35 摺動孔
41 光学成形品の圧縮成形用金型
42 上型
43 下型
44 中型
45 貫通孔
46 外気遮断空間部
51 光学成形品の圧縮成形用金型
52 上型
53 下型
54 一括キャビティ
55 個別キャビティ
56 容器成形部
57 第1レンズ成形部
61 光学成形品の圧縮成形用金型
62 上型
63 下型
64 一括キャビティ
65 個別キャビティ
66 容器成形部
67 第2レンズ成形部
71 光学成形品(製品)
72 光学パーツ部
73 第1樹脂成形部(半光学パーツ部)
74 第2樹脂成形部
75 第1連通路薄膜樹脂
76 第1天面薄膜樹脂
77 第1側面薄膜樹脂
78 第2連通路薄膜樹脂
79 第2天面薄膜樹脂
80 第2側面薄膜樹脂
81 半光学成形品(半製品)
91 第1樹脂レンズ部
92 第1樹脂成形部
93 第2樹脂レンズ部
94 第2樹脂成形部
95 光学パーツ部
101 第1樹脂材料
102 第2樹脂材料

Claims (7)

  1. 光学成形品の圧縮成形用金型を用いて、基板に装着した発光素子の反射容器を個別キャビティ内で光学成形品を圧縮成形する光学成形品の圧縮成形工程と、
    前記した反射容器を圧縮成形するときに、前記した反射容器における発光素子を設けた反射凹部内に樹脂を充填して樹脂充填部を成形する工程と、
    前記した反射容器を圧縮成形するときに、前記した反射容器の開口部側に樹脂レンズ部を成形する工程と、
    前記した反射容器を圧縮成形するときに、前記した樹脂充填部と樹脂レンズ部とを一体にした状態で成形する工程とを備えたことを特徴とする光学成形品の圧縮成形方法。
  2. 発光素子の反射容器を装着した基板を基板セット部に供給セットする工程と、
    前記した反射容器に対応する個別キャビティを含む一括キャビティ内に離型フィルムを被覆する工程と、
    前記した離型フィルムを被覆した個別キャビティを含む一括キャビティ内に樹脂材料を供給する工程と、
    前記した基板に装着した反射容器を個別キャビティ内に浸漬する工程と、
    前記した個別キャビティ内の樹脂に所要の樹脂圧を加えて圧縮成形する工程と、
    前記した個別キャビティ内で前記した反射容器を圧縮成形するときに、前記した反射容器における発光素子を設けた反射凹部内で成形される樹脂充填部と前記した反射容器の開口部側に形成される樹脂レンズ部とを一体にした状態で圧縮成形する工程とを備えたことを特徴とする光学成形品の圧縮成形方法。
  3. 光学成形品の圧縮成形用金型を用いて、基板に装着した発光素子の反射容器を個別キャビティ内で光学成形品を圧縮成形する光学成形品の圧縮成形工程と、
    前記した反射容器を圧縮成形するときに、まず、前記した反射容器に設けた発光素子の反射凹部内に樹脂を充填して樹脂充填部を成形し、次に、前記した反射容器の開口部側に樹脂レンズ部を成形する工程とを備えたことを特徴とする光学成形品の圧縮成形方法。
  4. 反射容器を圧縮成形するとき、個別キャビティ間に形成された連通路を介して前記した各個別キャビティ間を連通することにより、前記した各個別キャビティ内の樹脂量を調整する工程を設けて構成したことを特徴とする請求項1に、又は、請求項2に、又は、請求項3に記載の光学成形品の圧縮成形方法。
  5. 反射容器を圧縮成形するとき、個別キャビティ内から真空引きすることにより、個別キャビティ内を所要の真空度に設定する工程を設けて構成したことを特徴とする請求項1に、又は、請求項2に、又は、請求項3に、又は、請求項4に記載の光学成形品の圧縮成形方法。
  6. 少なくとも、光学成形品の圧縮成形用金型を、上型と、前記した上型に対向配置した下型とから構成し、前記した金型に、前記した上型の型面に設けられ且つ発光素子の反射容器を装着した基板を供給セットする基板セット部と、前記した反射容器に対応した個別キャビティと、前記した個別キャビティを被覆する離型フィルムと、前記した離型フィルムを被覆した個別キャビティに供給される樹脂材料とを備え、前記した個別キャビティに、前記した基板に装着した反射容器の反射凹部に樹脂を充填する容器成形部と、前記した反射容器の開口部側に形成される樹脂レンズ部を圧縮成形する成形レンズ部とを設けて構成したことを特徴とする光学成形品の圧縮成形用金型。
  7. 少なくとも、光学成形品の圧縮成形用金型を、上型と、前記した上型に対向配置した下型とから構成し、前記した金型に、前記した上型の型面に設けられ且つ発光素子の反射容器を装着した基板を供給セットする基板セット部と、前記した下型の型面に設けた一括キャビティと、前記した一括キャビティの底面に設けられ且つ前記した反射容器に対応した個別キャビティと、前記した個別キャビティと一括キャビティとを被覆する離型フィルムと、前記した離型フィルムを被覆した個別キャビティ内と一括キャビティ内とに供給される樹脂材料とを備え、前記した個別キャビティに、前記した基板に装着した反射容器の反射凹部に樹脂を充填する容器成形部と、前記した反射容器の開口部側に形成される樹脂レンズ部を圧縮成形する成形レンズ部とを設けて構成したことを特徴とする光学成形品の圧縮成形用金型。
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