JP2010125614A - 木質化粧板の製造方法 - Google Patents

木質化粧板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010125614A
JP2010125614A JP2008299460A JP2008299460A JP2010125614A JP 2010125614 A JP2010125614 A JP 2010125614A JP 2008299460 A JP2008299460 A JP 2008299460A JP 2008299460 A JP2008299460 A JP 2008299460A JP 2010125614 A JP2010125614 A JP 2010125614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wooden
coating
unevenness
substrate
sanding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008299460A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
Arihiro Adachi
有弘 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Electric Works Co Ltd filed Critical Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority to JP2008299460A priority Critical patent/JP2010125614A/ja
Publication of JP2010125614A publication Critical patent/JP2010125614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Finished Plywoods (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

【課題】安価な汎用木材の表面に凹凸を形成し、立体感の表現ができる木質化粧板の製造方法を提供する。
【解決手段】木質化粧板の製造方法において、木質基板1の表面にエンボス版を押圧して凹凸を形成する凹凸形成工程と、凹凸が形成された木質基板1の表面全体を塗装する第一の塗装工程と、木質基板1の凸部3の表面部分を前記凹凸が残るようにサンディングするサンディング工程と、サンディングされた木質基板1の凸部3の表面部分を塗装する第二の塗装工程からなるようにした。
【選択図】図1

Description

本願発明は、木質基板の表面に凹凸を施す木質化粧板の製造方法に関するものである。
従来、木材の凹凸を利用して木材らしさを表現する方法として浮造りがある。浮造りは、木材の年輪を引き立てて見せるために、杉などの針葉樹の板表面から「春目(はるめ)」と呼ばれる柔らかな部分を磨いてへこませ、木目の部分を浮き立つようにした仕上げ方法である。
また、熱エンボス処理をして木材に木目を付与する方法として、特公平8−5044号公報に示されるように、木質基板の表面低比重層を切削して内部の高比重層を現出させ、その表面に散水して高比重層を高含水率状態とした後、直ちに熱エンボス版により圧締押圧して凹凸模様を形成するものがある。
特公平8−5044号公報
しかしながら、上記従来例の前者においては、木材が本来持っている木目しか強調することができないうえ、高価な針葉樹を磨いてへこませなければならず、加工に手間がかかるという問題があった。
また、上記従来例の後者においては、高比重層が高含水率状態にある間に、熱エンボス版により圧締するものであるため、乾燥後に凹凸の差が少なくなってしまい、立体感に乏しいという問題があった。
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は、安価な汎用木材の表面に凹凸を形成し、立体感の表現ができる木質化粧板の製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明は、木質化粧板の製造方法において、木質基板の表面にエンボス版を押圧して凹凸を形成する凹凸形成工程と、凹凸が形成された木質基板の表面全体を塗装する第一の塗装工程と、木質基板の凸部の表面部分を前記凹凸が残るようにサンディングするサンディング工程と、サンディングされた木質基板の凸部の表面部分を塗装する第二の塗装工程からなるようにしている。
本願請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の木質化粧板の製造方法において、木質基板の厚みが0.5mm以上であることを特徴としている。
本願請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の木質化粧板の製造方法において、凹凸形成工程におけるエンボス版の表面温度が160〜400℃であることを特徴としている。
本願請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の木質化粧板の製造方法において、凹凸形成工程におけるエンボス圧力が6〜200Kg/cmであることを特徴としている。
本願請求項5記載の発明は、上記請求項1乃至4のいずれか一項記載の木質化粧板の製造方法において、第一の塗装工程では第二の塗装工程より濃色にて塗装することを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の木質化粧板の製造方法においては、木質基板の表面にエンボス版を押圧して凹凸を形成する凹凸形成工程と、凹凸が形成された木質基板の表面全体を塗装する第一の塗装工程と、木質基板の凸部の表面部分を前記凹凸が残るようにサンディングするサンディング工程と、サンディングされた木質基板の凸部の表面部分を塗装する第二の塗装工程からなるので、凹部は第一の塗装工程で、凸部は第二の塗装工程で塗装されるので、凹部と凸部を別々に着色することができる。これにより、立体感の表現ができる木質化粧板を製造することができる。しかも、熱エンボスの圧密化された表面が復元してしまう前に、多色塗装を施すようにしたものであるから、復元後も十分な立体感を保つことができる。
本願請求項2記載の発明の木質化粧板の製造方法においては、特に、木質基板の厚みを0.5mm以上とすることにより、エンボス圧力に耐えることができ、凹凸を安定して形成することができる。
本願請求項3記載の発明の木質化粧板の製造方法においては、特に、凹凸形成工程におけるエンボス版の表面温度を160〜400℃とすることにより、エンボス時に高温状態を維持することができ、凹凸を安定して形成することができる。
本願請求項4記載の発明の木質化粧板の製造方法においては、特に、凹凸形成工程におけるエンボス圧力を6〜200Kg/cmとすることにより、エンボス時に高圧状態を維持することができ、凹凸を安定して形成することができる。
本願請求項5記載の発明の木質化粧板の製造方法においては、特に、第一の塗装工程では第二の塗装工程より濃色にて塗装することにより、凹部を濃色に、凸部を凹部より淡色に塗装して、陰影による立体感の表現ができる。
図1は、本願発明の一実施形態である木質化粧板の製造方法を示している。この木質化粧板は、図1に示すように、木質基板1の表面にエンボス版を押圧して凹凸を形成する凹凸形成工程と、凹凸が形成された木質基板1の表面全体を塗装する第一の塗装工程と、木質基板1の凸部3の表面部分を前記凹凸が残るようにサンディングするサンディング工程と、サンディングされた木質基板1の凸部3の表面部分を塗装する第二の塗装工程によって製造される。
以下、この実施形態の木質化粧板の製造方法を、より具体的詳細に説明する。木質基板1は、合板、木質単板、繊維板、パーティクルボード、MDF、OSBのうち少なくとも一つから選ばれる基板である。これらの木質基板1は比較的安価で汎用なものである。木質基板1の厚みは、0.5mm以上である。ここで、0.5mm未満であると、十分なエンボス深さを確保できなくなる。
次に、本実施形態の木質基板1を用いて、木質化粧板を製造する方法を説明する。この木質化粧板の製造方法は、図1に示すように、木質基板1の表面にエンボス版を押圧して凹凸を形成する凹凸形成工程と、凹凸が形成された木質基板1の表面全体を塗装する第一の塗装工程と、木質基板1の凸部3の表面部分を前記凹凸が残るようにサンディングするサンディング工程と、サンディングされた木質基板1の凸部3の表面部分を塗装する第二の塗装工程からなっている。ここで、図1(a)は、加工前の木質基板1を示している。
凹凸形成工程は、木質基板1の表面にエンボス版を押圧して凹凸を形成する工程であり、図1(b)に示すように、例えば、あらかじめ柾目柄の凹凸が刻まれたエンボスロール6を使用する。ここで、エンボスロール6の表面温度は160〜400℃である。エンボスロール6の表面温度が160℃未満であると、凹凸形成が不十分となり、400℃を超えると、木質基板1が焼けやすくなり、送り速度を速くしなければならず、その結果、凹凸形成が不十分になり好ましくない。より好ましくはエンボスロール6の表面温度は200〜300℃である。また、エンボスロール6のエンボス圧力は6〜200Kg/cm(線圧)が好ましい。エンボスロール6のエンボス圧力は6Kg/cm未満であると、凹凸形成が不十分となり、200Kg/cmを超えると、木質基板1が破壊されるので好ましくない。さらに、木質基板1の凹部2の深さは、0.2mm以上が好ましい。ここで、0.2mm未満であると、サンディングや塗装仕上げによりエンボスパターンが判別できなくなる。
なお、エンボスロール6に刻まれる凹凸パターンは、柾目柄や板目柄に限らず、抽象柄や幾何学模様等でもよく、特に限定されるものではない。また、エンボス柄はロール径のピッチを繰り返すことにより木質基板1の表面に形成されるが、径の異なるロールを複数用いて、異なる柄をそれぞれ重ねることによりエンボス柄の繰り返しを防止することも可能である。
第一の塗装工程は、凹凸が形成された木質基板1の表面全体を塗装する工程であり、図1(c)に示すように、例えば、スプレー7を使用する。ここで、木質基板1の表面全体を塗装する工法は上記スプレー塗装に限定されるものではなく、軟質ロール塗装、シャワーコーター等を用いてもよい。なお、塗装工程前に木質基板1の表面全体をサンダー仕上げし、塗料が馴染みやすくなるようにしてもよい。また、エンボスを埋めてしまわないように、木質基板1に目止めシーラーを行ってもよい。
サンディング工程は、木質基板1の凸部3の表面部分を凹凸形成工程で形成した凹凸が残るようにサンディングする工程であり、図1(d)に示すように、サンダー8を使用する。サンディングは木質基板1の凸部3の表面部分に塗装された第一の塗膜4のみを取り除いてもよいし、下地の木質基板1の凸部3をさらに削って取り除いてもよい。このとき、木質基板1の凸部3のエッジを第一の塗膜4がなだらかに覆うのは好ましくない。サンディングによって現れる第一の塗膜4のサンディング表面10が木質基板1の凸部3と連続して一定の範囲で存在することが好ましい。これにより、次工程である第二の塗装工程で、サンディング表面10に第二の塗膜5を安定して塗装することができる。
第二の塗装工程は、サンディングされた木質基板1の凸部3の表面部分を塗装する工程であり、図1(e)に示すように、例えば、ロールコーター9を使用する。ここで、サンディングされた木質基板1の凸部3の表面部分を塗装する工法はロール塗装に限定されるものではなく、インクジェット印刷等を用いてもよい。なお、塗装工程後に、サンダー仕上げやトップコート等による仕上げを木質基板1の表面全体に行ってもよい。ここで、第二の塗膜5をサンディングによって現れる第一の塗膜4のサンディング表面10にも塗装すると、第一の塗膜4と第二の塗膜5の馴染みがよく、境界も明確になるため、立体感の表現ができる。さらに、第一の塗装工程では第二の塗装工程より濃色にて塗装することにより、凹部2を濃色に、凸部3を凹部2より淡色に塗装して、陰影による立体感の表現ができる。
したがって、木質基板1の表面にエンボス版を押圧して凹凸を形成する凹凸形成工程と、凹凸が形成された木質基板1の表面全体を塗装する第一の塗装工程と、木質基板1の凸部3の表面部分を前記凹凸が残るようにサンディングするサンディング工程と、サンディングされた木質基板1の凸部3の表面部分を塗装する第二の塗装工程からなるので、凹部2は第一の塗装工程で、凸部3は第二の塗装工程で塗装されるので、凹部2と凸部3を別々に着色することができる。これにより、立体感の表現ができる木質化粧板を製造することができる。しかも、熱エンボスの圧密化された表面が復元してしまう前に、多色塗装を施すようにしたものであるから、復元後も十分な立体感を保つことができる。また、木質基板の厚みを0.5mm以上とすることにより、エンボス圧力に耐えることができ、凹凸形成工程におけるエンボス版の表面温度を160〜400℃、エンボス圧力を6〜200Kg/cmとすることにより、エンボス時に高温・高圧状態を維持することができ、凹凸を安定して形成することができる。さらに、第一の塗装工程では第二の塗装工程より濃色にて塗装することにより、凹部を濃色に、凸部を凹部より淡色に塗装して、陰影による立体感の表現ができる。
以下、本願発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)木質基板として、厚み0.5mmのポプラ単板を用い、エンボス版にて柾目柄の凹凸を形成する。凹凸形成工程では、ロール径270mmのエンボスロールを送り速度5m/分で運転した。このとき、エンボスロールの表面温度を300℃、エンボス圧力を15Kg/cm(線圧)とした。その結果、凹部の深さが0.3mmである柾目柄の凹凸を有する木質基板が得られた。
次に、木質基板の表面全体をワイドベルトサンダー(#240)にて素地サンダー仕上げを行った。続いて、第一の塗装工程で、木質基板の表面全体をスプレー塗装した。塗装条件は、80g/m2であり、塗料として、ウレタン塗料(サンユーペイント製、NYX−S−701:ダークブラウン色)を用いた。
次に、ワイドベルトサンダー(#240)にて、木質基板の凸部の表面部分を凹凸形成工程で形成した凹凸が残るようにサンディングした。
次に、第二の塗装工程で、サンディングされた木質基板の凸部の表面部分をロール塗装した。塗装条件は、60g/m2であり、塗料として、ウレタン塗料(サンユーペイント製、NYX−E−800:ミディアムブラウン色)を用いた。
このように、凹凸形成工程、第一の塗装工程、サンディング工程、第二の塗装工程を経て木質化粧板を得た。
(実施例2)木質基板として、厚み1.7mmのポプラ単板を用い、エンボス版にて板目柄の凹凸を形成する。凹凸形成工程では、ロール径300mmのエンボスロールを送り速度10m/分で運転した。このとき、エンボスロールの表面温度を400℃、エンボス圧力を60Kg/cm(線圧)とした。その結果、凹部の深さが0.9mmである板目柄の凹凸を有する木質基板が得られた。
次に、実施例1と同様にして、素地サンダー仕上げ、第一の塗装、サンディング、第二の塗装をそれぞれ行って木質化粧板を得た。
(実施例3)木質基板として、厚み1.7mmのポプラ単板を用い、エンボス版にて柾目柄と板目柄の凹凸を形成する。第一の凹凸形成工程では、ロール径270mmのエンボスロールを送り速度5m/分で運転した。このとき、エンボスロールの表面温度を300℃、エンボス圧力を15Kg/cm(線圧)とした。ここでは、凹部の深さが0.3mmである柾目柄の凹凸を有する木質基板が得られた。
第二の凹凸形成工程では、第一の凹凸形成工程にて得られた柾目柄の凹凸を有する木質基板に板目柄の凹凸を形成するようにした。ロール径300mmのエンボスロールを送り速度5m/分で運転した。このとき、エンボスロールの表面温度を300℃、エンボス圧力を60Kg/cm(線圧)とした。ここでは、凹部の深さが0.9mmである板目柄の凹凸を有する木質基板が、上記柾目柄の凹凸に続いて形成された。なお、第一の凹凸形成工程と第二の凹凸形成工程で用いるエンボスロールのロール径とエンボス柄が異なるので、木質基板の表面における柄の繰り返しが防止されている。
次に、実施例1と同様にして、素地サンダー仕上げ、第一の塗装、サンディング、第二の塗装をそれぞれ行って木質化粧板を得た。
(実施例4)木質基板として、厚み0.4mmのポプラ単板を用い、エンボス版にて柾目柄の凹凸を形成する。凹凸形成工程では、ロール径270mmのエンボスロールを送り速度5m/分で運転した。このとき、エンボスロールの表面温度を300℃、エンボス圧力を15Kg/cm(線圧)とした。
次に、実施例1と同様にして、素地サンダー仕上げ、第一の塗装、サンディング、第二の塗装をそれぞれ行って木質化粧板を得た。
(実施例5)木質基板として、厚み0.5mmのポプラ単板を用い、エンボス版にて柾目柄の凹凸を形成する。凹凸形成工程では、ロール径270mmのエンボスロールを送り速度0.2m/分で運転した。このとき、エンボスロールの表面温度を140℃、エンボス圧力を15Kg/cm(線圧)とした。
次に、実施例1と同様にして、素地サンダー仕上げ、第一の塗装、サンディング、第二の塗装をそれぞれ行って木質化粧板を得た。
(実施例6)木質基板として、厚み0.5mmのポプラ単板を用い、エンボス版にて柾目柄の凹凸を形成する。凹凸形成工程では、ロール径270mmのエンボスロールを送り速度20m/分で運転した。このとき、エンボスロールの表面温度を420℃、エンボス圧力を15Kg/cm(線圧)とした。
次に、実施例1と同様にして、素地サンダー仕上げ、第一の塗装、サンディング、第二の塗装をそれぞれ行って木質化粧板を得た。
上記の実施例1〜6の木質化粧板の性能評価を、エンボス深さ、サンディング仕上げ、多色塗装仕上げ、外観検査について行なった。
エンボス深さは、木質化粧板表面の最凹部の凹み量をダイヤルゲージで測定した。
サンディング仕上げは、表面の凹凸の明瞭性を目視にて判断し、下記の評価基準に従って、4段階評価を行った。
◎:表面の凹凸が明瞭に見える
○:表面の凹凸がやや明瞭に見える
△:表面の凹凸がやや明瞭に見えない
×:表面の凹凸が明瞭に見えない
多色塗装仕上げは、第一の塗膜と第二の塗膜の輪郭の明瞭性を目視にて判断し、下記の評価基準に従って、4段階評価を行った。
◎:2色の輪郭が明瞭に見える
○:2色の輪郭がやや明瞭に見える
△:2色の輪郭がやや明瞭に見えない
×:2色の輪郭が明瞭に見えない
外観検査は、立体感の表現性を目視にて判断し、下記の評価基準に従って、4段階評価を行った。
◎:立体感の表現が明瞭である
○:立体感の表現がやや明瞭である
△:立体感の表現がやや不明瞭である
×:立体感の表現が不明瞭である
上記実施例及び比較例の評価結果を表1に示す。
Figure 2010125614
実施例1と実施例4を比較すると、ポプラ単板の厚みが厚いほうがエンボス深さを深くすることができるので、実施例1は実施例4より良好な結果が得られた。また、実施例1と実施例5、6を比較すると、エンボスロールの表面温度が高すぎても低すぎても凹凸形成が不十分になるため、実施例5、6は実施例1より立体感の表現が乏しいものとなった。さらに、実施例1と実施例2を比較すると、エンボスロールの表面温度とエンボス圧力が高いほうがエンボス深さを深くすることができるので、実施例2は実施例1より良好な結果が得られた。ここで、実施例3よりエンボスを複数回行っても、立体感の表現が可能であることが分かった。
本願発明の一実施形態である木質化粧板の製造工程を示す模式図であり、(a)は加工前工程、(b)は凹凸形成工程、(c)は第一の塗装工程、(d)はサンディング工程、(e)は第二の塗装工程をそれぞれ示している。
符号の説明
1 木質基板
2 凹部
3 凸部
4 第一の塗膜
5 第二の塗膜

Claims (5)

  1. 木質基板の表面にエンボス版を押圧して凹凸を形成する凹凸形成工程と、凹凸が形成された木質基板の表面全体を塗装する第一の塗装工程と、木質基板の凸部の表面部分を前記凹凸が残るようにサンディングするサンディング工程と、サンディングされた木質基板の凸部の表面部分を塗装する第二の塗装工程からなることを特徴とする木質化粧板の製造方法。
  2. 木質基板の厚みが0.5mm以上であることを特徴とする請求項1記載の木質化粧板の製造方法。
  3. 凹凸形成工程におけるエンボス版の表面温度が160〜400℃であることを特徴とする請求項1又は2記載の木質化粧板の製造方法。
  4. 凹凸形成工程におけるエンボス圧力が6〜200Kg/cmであることを特徴とする請求項3記載の木質化粧板の製造方法。
  5. 第一の塗装工程では第二の塗装工程より濃色にて塗装することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の木質化粧板の製造方法。
JP2008299460A 2008-11-25 2008-11-25 木質化粧板の製造方法 Pending JP2010125614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299460A JP2010125614A (ja) 2008-11-25 2008-11-25 木質化粧板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299460A JP2010125614A (ja) 2008-11-25 2008-11-25 木質化粧板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010125614A true JP2010125614A (ja) 2010-06-10

Family

ID=42326336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008299460A Pending JP2010125614A (ja) 2008-11-25 2008-11-25 木質化粧板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010125614A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102616078A (zh) * 2012-04-10 2012-08-01 郭漫笳 木质装饰板四位一体生产工艺

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53121871A (en) * 1977-03-31 1978-10-24 Nippon Hardboard Production of decorative plate
JPS5656273A (en) * 1979-10-15 1981-05-18 Hokusan Kk Production of decorative plywood having rugged pattern
JPS5749550A (en) * 1980-09-11 1982-03-23 Daiken Trade & Ind Co Ltd Manufacture of fibrous plate with embossed pattern
JPS5814975A (ja) * 1981-07-22 1983-01-28 Sadashige Tokushu Gouban Kogyo Kk 化粧板の製造方法
JPS5884709A (ja) * 1981-11-13 1983-05-20 株式会社住建産業 木目強調化粧板の製造方法
JPS60122101A (ja) * 1983-12-05 1985-06-29 松下電工株式会社 建築用板の製造方法
JPH03218801A (ja) * 1990-01-08 1991-09-26 Fujimi Kasei Kk 化粧板とその製造方法
JPH0550408A (ja) * 1991-08-27 1993-03-02 Tosutemu Utsudowaaku Kk 化粧用建材の製造方法
JPH0872022A (ja) * 1994-08-31 1996-03-19 Nichiha Corp 表面木質材の製造方法
JPH08318506A (ja) * 1995-03-23 1996-12-03 Toppan Printing Co Ltd エンボス化粧板とその製造方法
JPH08323712A (ja) * 1995-05-29 1996-12-10 Nichiha Corp ワイピング塗装方法
JP2008173807A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 化粧パーティクルボードの製造方法及び化粧パーティクルボード

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53121871A (en) * 1977-03-31 1978-10-24 Nippon Hardboard Production of decorative plate
JPS5656273A (en) * 1979-10-15 1981-05-18 Hokusan Kk Production of decorative plywood having rugged pattern
JPS5749550A (en) * 1980-09-11 1982-03-23 Daiken Trade & Ind Co Ltd Manufacture of fibrous plate with embossed pattern
JPS5814975A (ja) * 1981-07-22 1983-01-28 Sadashige Tokushu Gouban Kogyo Kk 化粧板の製造方法
JPS5884709A (ja) * 1981-11-13 1983-05-20 株式会社住建産業 木目強調化粧板の製造方法
JPS60122101A (ja) * 1983-12-05 1985-06-29 松下電工株式会社 建築用板の製造方法
JPH03218801A (ja) * 1990-01-08 1991-09-26 Fujimi Kasei Kk 化粧板とその製造方法
JPH0550408A (ja) * 1991-08-27 1993-03-02 Tosutemu Utsudowaaku Kk 化粧用建材の製造方法
JPH0872022A (ja) * 1994-08-31 1996-03-19 Nichiha Corp 表面木質材の製造方法
JPH08318506A (ja) * 1995-03-23 1996-12-03 Toppan Printing Co Ltd エンボス化粧板とその製造方法
JPH08323712A (ja) * 1995-05-29 1996-12-10 Nichiha Corp ワイピング塗装方法
JP2008173807A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 化粧パーティクルボードの製造方法及び化粧パーティクルボード

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102616078A (zh) * 2012-04-10 2012-08-01 郭漫笳 木质装饰板四位一体生产工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11717851B2 (en) Method and apparatus for producing a decorative workpiece and workpiece
US11198318B2 (en) Methods for manufacturing panels and panel obtained thereby
RU2526009C2 (ru) Способ изготовления напольной панели и напольная панель, изготовленная таким способом
US8465804B2 (en) Method for manufacturing coated panels
RU2464396C2 (ru) Способ изготовления напольной панели с высокими противоскользящими свойствами
JP2015519217A (ja) 異なる光沢度を有するプレスプレート又はエンドレスベルト、及びそれを手段として作製される複合板
CN105835589B (zh) 制造板材的方法及通过该方法获得的地板板材
EP3735354A1 (en) Methods for manufacturing panels
WO2009141743A1 (en) Method for manufacturing coated panels and coated panel
US20150064342A1 (en) Method and Device for Producing a Structured Varnish Surface
CN104736350A (zh) 在冲压带和冲压板上的表面结构化
CN101767356A (zh) 轻度碳化立体实木饰面板及其制造方法
JP2010125614A (ja) 木質化粧板の製造方法
KR20120098150A (ko) 마루판 및 그의 제조방법
JP2007031995A (ja) 木質系床材
JP4775271B2 (ja) 化粧パーティクルボードの製造方法及び化粧パーティクルボード
JP5883429B2 (ja) 化粧板の下地処理方法
CN112423995B (zh) 对提供的建筑板进行精整的方法
JP2009028987A (ja) 木質化粧板の製造方法
TWI625252B (zh) 超硬裝飾紙之製程方法
JP6472847B1 (ja) 無機質化粧板の製造方法
ITUD20070229A1 (it) Procedimento e relativa apparecchiatura per realizzare un pannello e pannello cosi' realizzabile
JPH0454594B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20111117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A02 Decision of refusal

Effective date: 20130924

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02