JP2010124898A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】接続した容器が安易に取り外されることを防止し、容器の漏液防止を図るコネクタを提供する。
【解決手段】第1の容器と第2の容器20とに接続し、第1の容器と第2の容器20との間で液体を流通させるコネクタ1であって、第1の容器と係合する第1の接続部3と、第2の容器20と係合する第2の接続部4とを備えており、第2の接続部4は、第2の容器20に係合する係合部と、第2の容器20を刺通する針状部7とが一体になっている。このことにより、液体の流通作業の際における容器の外れを防止することができるとともに、第2の接続部4は針状部7が一体になっているので、第2の容器20との接続が容易になる。
【選択図】図5

Description

本発明は、容器間に介在させて液体を流通させるコネクタに関し、例えば薬液バッグとバイアル瓶との間で、液体を流通させる医療用のコネクタに関する。
抗がん剤等の薬剤は、保存の安定性のため、粉末の状態で保存し、使用する際に溶解することが行われている。この場合、薬剤入りのバイアル瓶に溶解液を注入し、溶解させた薬液を薬液バッグに注入することになる。そして、薬液バッグ内の薬液は、薬液バッグに取り付けたチューブを介して体内に投与されることになる。バイアル瓶内の薬液を薬液バッグに注入させるための用具が、例えば下記特許文献1、2に提案されている。
特許文献1には、両頭針の一端を薬剤入りの容器(バイアル瓶)の口部に穿刺し、両頭針の他端を希釈液入りの容器(薬液バッグ)の口部に穿刺した状態で、薬剤入りの容器内の溶解させた薬液を、希釈液入りの容器に注入することが提案されている。
特許文献2には、移注用具に形成した瓶針をガラス瓶(バイアル瓶)の口栓に刺通し、中空針を空袋(薬液バッグ)の口栓に刺通した状態で、ガラス瓶内の内容液を空袋に移注することが提案されている。
特開2002−238979号公報 実開昭56−95247号公報
しかしながら、特許文献1、2に提案されている用具では、用具とバイアル瓶との接続は、用具と一体の針部をバイアル瓶の口部に穿刺しているに止まり、用具からバイアル瓶を取り外すことが容易であった。このため、特許文献1、2の用具では、用具からバイアル瓶が安易に取り外される可能性があった。用具からバイアル瓶が取り外されると、薬液バッグから薬液が漏液したり、バイアル瓶から薬液が漏液するおそれがあった。
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、接続した容器が安易に取り外されることを防止し、容器の漏液防止を図るコネクタを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のコネクタは、第1の容器と第2の容器とに接続し、前記第1の容器と前記第2の容器との間で液体を流通させるコネクタであって、前記第1の容器と係合する第1の接続部と、前記第2の容器と係合する第2の接続部とを備えており、前記第2の接続部は、前記第2の容器に係合する係合部と、前記第2の容器を刺通する針状部とが一体になっていることを特徴とする。
本発明のコネクタによれば、接続した容器が安易に取り外されることを防止し、容器の漏液防止を図ることができる。
本発明によれば、コネクタに第1及び第2の容器を係合させた状態で、容器間の液体の流通作業ができるので、この流通作業の際における容器の外れを防止することができる。特に、第2の接続部は、係合部と針状部とが一体になっているので、第2の容器の安易な取り外しを防止できるとともに、第2の容器との接続が容易になる。
前記本発明のコネクタによれば、前記第1の接続部は、前記第1の容器との係合を解除する解除機構を備えており、前記第2の接続部は、前記第2の容器との係合を解除する解除機構を備えていないことが好ましい。この構成によれば、第1の接続部の第1の容器からの取り外しを容易にしつつ、第2の容器の安易な取り外しを防止することができる。このことにより、第2の容器の廃棄の際には、第2の容器をコネクタと一体に取り外すという作業手順の実行が容易になり、第2の容器を単体で取り外すことによる第2の容器の内容物の漏洩を防止することができる。
また、前記第2の接続部の前記係合部は、前記第2の容器の前記口部と係合する筒状の接続口であり、前記接続口は、前記接続口の内周面から突出した突出部を形成していることが好ましい。この構成によれば、第2の接続部と第2の容器との係合がより確実になり、第2の容器の外れ防止により有利になる。
また、前記接続口は、前記接続口の側面を切り欠いたスリットを形成していることが好ましい。第2の接続部と第2の容器との係合が容易になる。
また、前記第1の接続部は、前記第1の容器の一部と係合する爪部を備えたレバー式ロックが一体になっており、前記レバー式ロックは前記第1の容器との係合を解除する解除機構を兼ねており、前記レバー式ロックの湾曲により、前記レバー式ロックと前記第1の容器との係合が解除されることが好ましい。この構成によれば、レバー式ロックのレバー部の開閉により、第1の接続部の脱着が容易になる。
また、前記第1の接続部は、回転式ロックであり、前記回転式ロックは、前記第1の容器に形成した凸部に係合する凹溝を備えており、前記回転式ロックは前記第1の容器との係合を解除する解除機構を兼ねており、前記回転式ロックの軸回りの回転により、前記凸部と前記凹溝との係合が解除されることが好ましい。この構成によっても、第1の接続部の脱着が容易になる。また、第1の接続部と第1の容器との係合の解除は容易にはなるが、この解除には回転式ロックの回転動作が必要であるため、不用意な解除は防止することができる。
また、シリンダと可動式のピストンとを含むシリンジをさらに備えており、前記ピストンの可動による空気の送出及び吸引により、前記第1の容器と前記第2の容器との間で液体を流通させることが好ましい。この構成によれば、簡単な操作で空気の送出・吸引ができ、容器間の液体の流通作業が容易になるとともに、空気の送出量・吸引量の調節も容易になる。
また、伸縮可能なスポイトをさらに備えており、前記スポイトの伸縮による空気の送出及び吸引により、前記第1の容器と前記第2の容器との間で液体を流通させることが好ましい。この構成によれば、簡単な構造かつ簡単な操作で空気の送出・吸引ができ、容器間の液体の流通作業が容易になる。
また、疎水性フィルタをさらに備えており、前記空気の送出及び吸引は、前記疎水性フィルタを介して行われることが好ましい。この構成によれば、シリンダやスポイト内への液体の流入を防止することができる。
また、前記第1の接続部に、伸縮により開閉可能なシールドで覆われた部分があることが好ましい。この構成によれば、第1接続部を第1の容器から取り外した後においても、第1の接続部からの液体の漏洩を防止することができる。このため、第2の接続部と第2の容器との接続状態を維持した状態で、第2の容器を廃棄するようにすれば、第2の容器の液体の漏洩は防止されることになる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態に係るコネクタ1の使用例を示した図である。本図での例では、コネクタ1を介して第1の容器である薬液バッグ10と第2の容器であるバイアル瓶20とを接続している。
以下の説明において、薬液バッグ10に取り付けた部品、例えば図5における接続口40、ポート部41は、説明の便宜上、薬液バッグ10とは別個の符号を付しているが、これらは薬液バッグ10の構成部品である。このため、図5では第1の接続口3はポート部41に係合しているが、これは第1の接続口3は薬液バッグ10に係合していることを意味している。
同様に、図5において、バイアル瓶10に取り付けたゴム栓23及びキャップ24は、バイアル瓶10の構成部品である。図5の図示では、第2の接続口4は、キャップ24に係合しているとも、バイアル瓶10の口部29に係合しているとも考えることができるが、バイアル瓶10に係合していることには変りない。
薬液バッグ10は、柔軟な樹脂製シートを袋状に形成したものである。薬液バッグ10は、例えば、2枚の樹脂製シートを重ね合わせて、周縁部を熱溶着等により接合して形成することができる。バイアル瓶20は、薬剤の入った容器であり、例えばガラス製の瓶の口部をゴム栓及びキャップで封止したものである。
図2は、図1を矢印A方向から見た図である。コネクタ1には、シリンジ30が取り付けられている。シリンジ30は、円筒状のシリンダ32と可動式のピストン31とを備えている。ピストン31を矢印a方向に押すことにより、シリンダ32内の空気をシリンダ32の先端から送出させることができる。他方、ピストン31を矢印b方向に引くことにより、シリンダ32内に空気を吸引することができる。
図3は、コネクタ1の分解斜視図である。図3に示したように、コネクタ1は、コネクタ本体2と、第1接続部3とに分解することができる。コネクタ本体2は、第2接続部4と一体になっている。
第1接続部3は、円筒状の接続口11とレバー式ロック12とが一体になっている。第1接続部3は、コネクタ1を薬液バッグ10(図1)に接続させるためのコネクタである。薬液バッグ10との接続の際には、接続口11内に、薬液バッグ10に固定している円筒状のポート部41(図7)を挿入する。
この際、レバー式ロック12の下部が矢印c方向に湾曲しながら、レバー式ロック12の爪部13が、ポート部41の端面41a(図7、8)に係合することになる。第1接続部3と薬液バッグ10との接続の詳細については、後に図7、8を参照しながら説明する。
コネクタ本体2は、縦管状部15に横管状部16が交差している。横管状部16にはシリンジ30(図2)と螺合させるためにねじ17を形成している。コネクタ1は、図2のような接続状態において、ピストン32の可動により、薬液バッグ10とバイアル瓶20との間で液体を流通させるものである。この液体の流通については、後に図5、6を参照しながら説明する。
図4は、コネクタ1を、図3とは別の角度から見た分解斜視図である。図4では、第1接続部3及びコネクタ本体2の裏面側を図示している。第1接続部3の裏面側には、接続用管状部21を形成している。この接続用管状部21を、コネクタ本体2の縦管状部15に嵌合させることにより、第1接続部3をコネクタ本体2に接続することができる。
第2接続部4は、筒状の接続口6と針状部7とが一体になったものである。第2接続部4は、コネクタ本体2をバイアル瓶20に接続させるためのものである。接続口6は、バイアル瓶20の口部29(図5)と係合する係合部である。針状部7の先端は鋭利になっており、針状部7は、バイアル瓶20のゴム栓23(図5)に刺通することができる。
第2接続部4とバイアル瓶20との接続の際には、針状部7をバイアル瓶20のゴム栓23(図5)に刺通しつつ、第2接続部4の接続口6内に、バイアル瓶20の口部29を係合させることになる。この接続の詳細については、後に図9、10を参照しながら説明する。
図5は、コネクタ1の断面図を示している。本図は、図2におけるコネクタ1及びその周辺部分の縦方向の断面図に相当する。薬液バッグ10に取り付けられた接続口40の先端部に、ポート部41が取り付けられている。ポート部41は、第1接続部3の接続口11に挿入されている。本図の断面状態では、図示されていないが、第1接続部3と一体のレバー式ロック12の爪部13(図3)を、ポート部41の端面41aに係合させて、第1接続部3をポート部41に接続している(図8)。前記の通り、この接続の詳細は、後に図7、8を用いて説明する。
第1接続部3は、接続口11の中央部に、立設管状部25を形成している。立設管状部25の先端部は、ポート部41に取り付けられたセプタム(隔壁)42を押し上げている。セプタム42は、軟質材にスリットを形成したものである。図5の状態では、立設管状部25の先端部が、セプタム42を押し上げることにより、セプタム42のスリットを割って開いている。このことにより、接続口40の内部空間と、立設管状部25及び接続管状部21の内部空間28とがつながっている。
第1接続部3の接続用管状部21は、コネクタ本体4の縦管状部15に嵌合している。このことにより、コネクタ本体2に第1接続部3が接続されている。
コネクタ本体2には、第1流路43及び第2流路44を形成している。第1流路43は、横管状部16の内部空間16aと、コネクタ本体2の外部空間とをつなぐ流路である。第2流路44は、立設管状部25及び接続用管状部21の内部空間28と、コネクタ本体2の外部空間とをつなぐ流路である。
バイアル瓶20の口部29は、ゴム栓23及びキャップ24により封止している。ゴム栓23は、バイアル瓶20の開口に圧入している。キャップ24は例えば金属製の薄板を加工したものであり、バイアル瓶20の口部29を覆っている。図5に示したように、第2接続部4によって、バイアル瓶20とコネクタ本体2とを接続している。この接続の詳細は後に、図9、10を参照しながら説明する。
以下、図5、6を参照しながら、薬液バッグ10に、バイアル瓶20内の薬剤を注入する際の操作手順を説明する。
図5において、シリンジ30のピストン31(図2)を矢印b方向に引くことにより、バイアル瓶20内の空気を横管状部16の内部空間16aにまで吸引し、さらにシリンジ30内にまで吸引することができる。このことにより、薬液バッグ10内の溶解液が、立設管状部25及び接続用管状部21の内部空間28、第2流路44、開口44aを経て、バイアル瓶20内に注入される。
バイアル瓶20内に溶解液が注入されると、バイアル瓶20内の粉末状の薬剤は、溶解液で溶解されることになる。バイアル瓶20を振ることにより、この溶解を促進させることができる。
図6は、バイアル瓶20内で粉末状の薬剤を溶解して生成した薬液を、薬液バッグ10に注入する状態を示す断面図である。図示を見易くするために、図5における接続口40、ポート部41、シリンジ30及びバイアル瓶20は二点鎖線で簡略化して図示している。
図6では、薬液バッグ10の接続口40とバイアル瓶20との上下関係が、図5と逆になっている。すなわち、図5では、バイアル瓶20が下側にあるのに対して、図6では、バイアル瓶20は上側にある。
図6の状態において、シリンジ30のピストン31(図2)を矢印a方向に押すと、シリンジ30内の空気は、横管状部16の内部空間16aに押し出されることになる。内部空間16aに至った空気は、矢印e方向に流動し、第1流路43を経て、矢印fで示したように、バイアル瓶20内に注入されることになる。
このことにより、バイアル瓶20内の薬液が、開口44a、第2流路44、立設管状部25及び接続用管状部21の内部空間28を経て、矢印gで示したように、薬液バック10内に向かって流出することになる。
薬液バック10への注入量を増加させる場合には、一旦押したピストン31(図2)を引き戻し、再度ピストン31を矢印a方向に押せばよい。この場合、ピストン31を引き戻す際に、バイアル瓶20内の薬液をシリンジ30内に吸引してしまう可能性がある。このようなシリンジ30内への薬液の流入を防止するためには、図6に示したように、第1流路43に疎水性フィルタ14を配置すればよい。
疎水性フィルタ14は、通気性があり空気は通過させるが、液体は通過させない。このため、ピストン31を引き戻す際に、バイアル瓶20内の薬液がシリンジ30内に流入することを防止することができる。
なお、図6では第1流路43に疎水性フィルタ14を配置した例を図示したが、疎水性フィルタ14は、第1流路43の先端からシリンジ30に至る空間に配置すればよく、横管状部16の内部空間16aに設けてもよい。
前記のような工程を経て、バイアル瓶20内の薬液を薬液バッグ10内に注入することが可能になる。薬液バッグ10内の薬液は、ポート部19(図1)に刺通した針付きチューブのチューブを介して体内に投与されることになる。
本実施の形態においては、シリンジ30(図2)とコネクタ本体2とを別部品とした例で説明したが、シリンジ30のシリンダ部32とコネクタ本体2とを一体にした構成でもよい。シリンダ部32とコネクタ本体2とを一体にするには、シリンダ部32を横管状部16(図3)と一体に成形してもよく、シリンダ部32を横管状部16(図3)に接着剤で固定してもよい。この構成によれば、シリンジ30の取り付け作業が不要になり、コネクタ1の操作前の組立作業が容易になる。また、誤ってシリンジ30を取り外し、横管状部16の他端が開放することを防止することができる。
次に、図7、8を参照しながら、第1接続部3と薬液バッグ10との接続構造について説明する。図7は、第1接続部3と薬液バッグ10とを接続する前の状態を示す断面図である。前記の通り、接続口40は薬液バッグ10に取り付けられている。接続口40の先端部に、ポート部41が取り付けられている。ポート部41には、スリット45を形成したセプタム(隔壁)42が取り付けられている。図7に示した第1接続部3は、図3のBB線における断面図に相当する。第1接続部3には、レバー式ロック12が一体になっている。
図8は、第1接続部3をポート部41に係合させて接続した状態を示す断面図である。ポート部41が、接続口11内に挿入されているとともに、レバー式ロック12の爪部13が、ポート部41の端面41aに係合している。ポート部41を接続口11内に挿入する際には、図7において、レバー式ロック12の下部が接続口11の中心軸11a側(矢印c方向)に湾曲しながら、レバー式ロック12の爪部13は、接続口11の中心軸11aから離れるように変位する(矢印h方向)。ポート部41の接続口11内への挿入完了時点で、図9に示したように、爪部13が、ポート部41の端面41aに係合していることになる。
ここで、図7において、第1接続部3と一体の立設管状部25は、伸縮により開閉可能なシールド26で覆われている。シールド26には、スリット27を形成しており、シールド26の収縮により、スリット27の形成部分が開き(図8)、収縮したシールド26の復元によりスリット27の形成部分が閉じる(図7)ことになる。
図7の状態では、シールド26は立設管状部25を覆っているのに対して、図8の状態では、シールド26は収縮し、立設管状部25がシールド26からはみ出している。これは、ポート部41を接続口11内に挿入する際に、ポート部41の下部がシールド26を押し下げるように、押圧するためである。
シールド26からはみ出した立設管状部25の先端部は、ポート部41に取り付けられたセプタム42を押し上げ、セプタム42のスリット45(図7)を割って開いている。このことにより、接続口40の内部空間と、立設管状部25及び接続管状部21の内部空間28とがつながることになる。
次に、必要量の薬液を薬液バッグ10内に注入した後は、バイアル瓶20と一体になった第1接続部3を、ポート部41から取り外すことになる。この取り外しの際には、図8において、レバー式ロック12の下部を接続口11の中心軸11a側(矢印c方向)に押圧し、レバー式ロック12の爪部13を、接続口11の中心軸11aから離れるように変位させればよい(矢印h方向)。
第1接続部3を、ポート部41から取り外した後は、図7の状態に戻ることになる。図7の状態では、収縮したシールド26は復元し、再び立設管状部25を覆っている。この状態では、バイアル瓶20内の薬液の漏洩は防止されることになる。
なお、図7において、シールド26で覆われた立設管状部25の構造を、ポート部41側に設けてもよい。この場合は、ポート部41において、開口を伸縮により開閉可能なセプタム42で覆った構造は、第1接続部3に設けることになる。この構成によれば、図7において、立設管状部25とセプタム42との上下関係が逆になるが、接続口40の内部空間と、接続管状部21の内部空間28とがつながることには変わりない。
また、本実施の形態における第1接続部3は一例であり、各種接続方式を用いることができる。また、第1接続部3をコネクタ1と別部品で構成した例で説明したが、第1接続部3の構造によっては、第1接続部3とコネクタ1とを一体に成形した構成も考えられる。
次に、図9、10を参照しながら、第2接続部4とバイアル瓶20との接続構造について説明する。図9は、第2接続部4とバイアル瓶20との接続前の状態を示す断面図である。バイアル瓶20の口部29は、ゴム栓23を介して、キャップ24により封止されている。
キャップの24の中央部には開口22を形成している。このことにより、開口22の位置には、ゴム栓23の一部が露出している。
第2接続部4には、接続口6の内周面から突出した突出部46を形成している。バイアル瓶20の口部29には、拡径部47を形成している。後に図10を用いて説明するように、バイアル瓶20の拡径部47に、第2接続部4の突出部46が係合することになる。
図10は、第2接続部4とバイアル瓶20とを接続した状態を示す断面図である。第2接続部4はバイアル瓶20の口部29に係合している。図3、9に示したように、接続口6の側面にはスリット5を形成しており、第2接続部4とバイアル瓶20との係合を容易にしている。
図10では、バイアル瓶20のゴム栓23に、コネクタ本体4と一体の針状部7が刺通している。バイアル瓶20の拡径部47には、第2接続部4の突出部46が係合しており、第2接続部4のバイアル瓶20からの外れを防止している。
また、第2接続部4は、第1接続部3とは異なり、レバー式ロック12のような接続の解除を容易にする機構は備えていない。このため、第2接続部4とバイアル瓶20との係合を強固にしておけば、第2接続部4はバイアル瓶20から容易には外れないようにすることができる。このことにより、バイアル瓶20の安易な取り外しによる薬液の漏洩を防止することができる。
また、第1接続部3を薬液バッグ10から取り外した後は、図9に示したように、シールド26が立設管状部25を覆っている。したがって、第1接続部3を薬液バッグ10から取り外した後においても、立設管状部25からの薬液の漏洩は防止されることになる。
このため、第1接続部3を薬液バッグ10から取り外し、第2接続部4とバイアル瓶20との接続状態を維持した状態でバイアル瓶20を廃棄するようにすれば、バイアル瓶20内の薬剤の漏洩は防止されることになる。
前記のような薬剤の漏洩防止構造は、バイアル瓶20内の薬剤が抗がん剤のような毒性の強い薬剤の場合には、特に有効になる。
なお、本実施の形態における第2接続部4は一例であり、各種接続方式を用いることができる。例えば、図10では第2接続部4は、バイアル瓶20の口部29に係合する構成であるが、胴部に係合する構成としてもよい。
また、第2接続部4は、コネクタ本体2と一体に形成しているが、第2接続部4がコネクタ本体2から容易に外れない構造であれば、第2接続部4をコネクタ本体2と別部品で構成してもよい。
また、針状部7は、バイアル瓶20の口部29におけるゴム栓23に刺通する構成の例で説明したが、この構成に限るものではなく、針状部7がバイアル瓶20の一部を刺通する構成であればよい。例えば、バイアル瓶20全体が軟質材で形成されており、針状部7がこの軟質材を刺通する構成であってもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、バイアル瓶20からの空気の吸引、及びバイアル瓶20への空気の注入に、シリンジ30を用いた例を説明したが、実施の形態2は、シリンジに代えてスポイトを用いた実施の形態である。本実施の形態は、シリンジをスポイトに代えている点を除けば、実施の形態1と同様の構成である。このため、実施の形態1と同一構成の部分の説明は省略する。
図11は、実施の形態2に係るコネクタ50の斜視図を示している。横管状部16に、スポイト51を接続している。スポイト51は蛇腹状のスポイトであり、蛇腹部52は、横管状部16の軸方向に伸縮可能である。
図12は、図11に示したコネクタ50の縦断面図を示している。横管状部16の外周面に、スポイト51と一体の管状部53の内周面を嵌合させて、スポイト51を、コネクタ本体2に接続している。
スポイト51の端面51aを矢印a方向に押圧すると、蛇腹部52が圧縮され、スポイト51内の空気は、横管状部16の内部空間16aに押し出されることになる。内部空間16a至った空気は、矢印e方向に流動し、第1流路43、疎水性フィルタ14を経て、矢印fで示したように、バイアル瓶20内に注入されることになる。
この際、バイアル瓶20内の空気は、開口44a、第2流路44、立設管状部25及び接続用管状部21の内部空間28を経て、矢印gで示したように、接続部40に至り、薬液バック10内に注入されることになる。スポイト51の端面51aの押圧を解除すると、蛇腹部52は復元する。この蛇腹部52の復元により、バイアル瓶20内の空気が蛇腹部52内に流入する。
この場合、バイアル瓶20内の圧力が低下し、バイアル瓶20内に、薬液バック10内の溶解液が、立設管状部25及び接続用管状部21の内部空間28、第2流路44、開口44aを経て、バイアル瓶20内に注入されることになる。
すなわち、スポイト51の端面51aの押圧と押圧の解除とを繰り返すことにより、スポイト51の蛇腹部52の伸縮を繰り返しながら、バイアル瓶20内に薬液バック10内の溶解液が注入し続けることになる。バイアル瓶20内に溶解液が注入されると、バイアル瓶20の粉末状の薬剤は、溶解液で溶解されることになる。
図13は、バイアル瓶20内で粉末状の薬剤を溶解して生成した薬液を、薬液バック10内に注入する状態を示す断面図である。
図13では、薬液バッグ10の接続口40とバイアル瓶20との上下関係が、図5と逆になっている。すなわち、図12では、バイアル瓶20が下側にあるのに対して、図13では、バイアル瓶20は上側にある。
図13において、スポイト51の端面51aを矢印a方向に押圧すると、蛇腹部52が圧縮され、スポイト51内の空気は、横管状部16の内部空間16aに押し出されることになる。内部空間16a至った空気は、矢印e方向に流動し、第1流路43、疎水性フィルタ14を経て、矢印fで示したように、バイアル瓶20内に注入されることになる。この際、バイアル瓶20内の薬液は、開口44a、第2流路44、立設管状部25及び接続用管状部21の内部空間28を経て、矢印gで示したように、薬液バック10に向かって流出することになる。
スポイト51の端面51aの押圧を解除すると、蛇腹部52は復元する。この場合、バイアル瓶20内の薬液が、第1流路43、横管状部16の内部空間16aを経て、スポイト51内に流入する可能性がある。このようなスポイト51内への薬液の流入を防止するためには、本実施の形態では、第1流路43に疎水性フィルタ14を配置している。
疎水性フィルタ14は、通気性があり空気は通過させるが、液体は通過させない。このため、スポイト51の蛇腹部52の復元の際に、バイアル瓶20内の薬液がスポイト51内に流入することを防止することができる。
なお、図12、13では第1流路43に疎水性フィルタ14を配置した例を図示したが、疎水性フィルタ14は、第1流路43の先端からシリンジ30に至る空間に配置すればよく、横管状部16の内部空間16aに設けてもよい。
蛇腹部52の復元後、再びスポイト51の端面51aを押圧し蛇腹部52を圧縮すると、前記の通り、バイアル瓶20内の薬液は、薬液バック10内に注入されることになる。
すなわち、スポイト51の端面51aの押圧と押圧の解除とを繰り返すことにより、スポイト51の蛇腹部52の伸縮を繰り返しながら、薬液バック10内にバイアル瓶20内の薬液が注入し続けることになる。
(実施の形態3)
図14は、実施の形態2に係るコネクタ60の斜視図を示している。図15に、図14に示したコネクタ60の縦断面図を示している。実施の形態3は、実施の形態2の蛇腹型のスポイト51を、卵型のスポイト61に代えた実施の形態である。図15において、横管状部16の外周面に、スポイト61と一体の管状部62の内周面を嵌合させて、スポイト61を、コネクタ本体2に接続している。これ以外の構成は、実施の形態2と同様である。
スポイト61は、内部が空洞になっており、スポイト61を掴んで押圧することにより、スポイト61が圧縮し、空気をバイアル瓶に注入でき、押圧を解除すれば、スポイト61の復元により、スポイト61内に空気が吸引されることになる。
すなわち、スポイト61の伸縮を繰り返すことにより、蛇腹型のスポイト51を用いた実施の形態2と同じ作用により、バイアル瓶20と薬液バック10との間で液体の流通を図ることができる。
(実施の形態4)
実施の形態1−3では、第1接続部3は、接続口11にレバー式ロック12を一体にした例で説明したが、実施の形態4は、第1接続部を回転式ロック構造とした実施の形態である。
図16は、実施の形態4に係るコネクタ70の斜視図を示している。図17に、図16に示したコネクタ70の縦断面図を示している。コネクタ70の構成は、図3に示した実施の形態1のコネクタ1において、レバー式ロック12を備えた第1接続部3を、回転式ロック構造の第1接続部71に代えた構成に相当する。
実施の形態1のコネクタ1と、本実施の形態のコネクタ70とでは、第1接続部71を除けば、他の構成は形状の一部が異なる部分もあるが、同様の構成である。このため、第1接続部71側(薬液バック10側)と、第2接続部4側(バイアル瓶20側)との間における液体の流通の動作原理も実施の形態1と同様である。
図16、図17の例は、横管状部16にねじ17を形成しており、実施の形態1における図5の構成と同様に、横管状部16にはシリンジ30を接続することができる。
図18は、第1接続部71を薬液バック10側に接続する前の状態を示した部分拡大図である。第1接続部71は、本体72と拡径部73とが一体になっており、拡径部73にフランジ74を立設させている。フランジ74には、切り欠き部74aを形成している。フランジ74には、さらに凹溝75を形成している。凹溝75は、フランジ74の内周面から窪んだ溝である。この凹溝75の窪みは、切り欠き部74aにより形成された窪みと一体になっている。
ポート部48は、実施の形態1の図7におけるポート部41に相当する。ポート部48の外周面には凸部49を形成している。凸部49の外形は、第1接続部71の凹溝75に係合する形状にしている。
第1接続部71をポート部48に接続する際には、第1接続部71をポート部48に近づけ、切り欠き部74aの位置に、ポート部48の凸部49を対応させる。この状態で、第1接続部71を軸回りに回転させると、凸部49がフランジ74の内周面側にある状態を維持しながら、凹溝75に凸部49が近づくことになる。第1接続部71の軸回りの回転を続けると、凸部49に凹溝75が係合し、第1接続部71が、ポート部48に接続されることになる。
第1接続部71の軸回りの回転を、前記の回転方向と逆方向にすれば、凸部49と凹溝75との係合を解除して、第1接続部71をポート部48から取り外すことが可能になる。
ここで、図17において、立設管状部33はシールド34で覆われている。この構成は、形状は異っているが、図7において立設管状部25がシールド26で覆われている点と同様である。また、図8では図示していないが、ポート部48の内部は、図7のスリット45付きのセプタム42と同様のセプタムを備えている。
このため、本実施の形態においても、図8の接続状態と同様に、第1接続部71が、ポート部48に接続された状態においては、シールド34が圧縮され、立設管状部33の先端部が、シールド34のスリット35からはみ出すとともに、立設管状部33の先端部がポート部48内のセプタムのスリットを割って、立設管状部33の内部空間と、ポート部48の内部空間とがつながることになる。
(実施の形態5)
図19に実施の形態5に係るコネクタ80の斜視図を示している。図16、17に示した実施の形態4は、横管状部16にシリンジ30を接続する例で説明したが、実施の形態5に係るコネクタ80は、横管状部16に、実施の形態2の蛇腹型のスポイト51を接続したものである。この点を除けば、本実施の形態5に係るコネクタ80の構成は、実施の形態4に係るコネクタ70と同様の構成である。
本実施の形態に係るコネクタ80によれば、実施の形態4と同様に、回転式ロック構造の第1接続部71を用いて、薬液バック10に設けたポート部との接続が可能になる。そして、スポイト51の伸縮を繰り返すことにより、第1接続部71側(薬液バック10側)と、第2接続部4側(バイアル瓶20側)との間で液体の流通を図ることができる。
(実施の形態6)
図20に実施の形態6に係るコネクタ90の斜視図を示している。図16、17に示した実施の形態4は、横管状部16にシリンジ30を接続する例で説明したが、実施の形態6に係るコネクタ90は、横管状部16に、実施の形態3の卵型のスポイト61を接続したものである。この点を除けば、本実施の形態6に係るコネクタ90の構成は、実施の形態4に係るコネクタ70と同様の構成である。
本実施の形態に係るコネクタ90によれば、実施の形態4と同様に、回転式ロック構造の第1接続部71を用いて、薬液バック10に設けたポート部との接続が可能になる。そして、スポイト61の伸縮を繰り返すことにより、第1接続部71側(薬液バック10側)と、第2接続部4側(バイアル瓶20側)との間で液体の流通を図ることができる。
なお、実施の形態2、3、5、6では、横管状部16の外周面に、スポイト51、61と一体の管状部53、62の内周面を嵌合させて、スポイト51、61を、コネクタ本体2に接続しているが、この接続構造は他の接続構造としてもよい。例えば横管状部16及び管状部53、62に形成したねじ同士を螺合させる構造であってもよい。また、スポイト51、61と、横管状部16との接続部に接着剤を用いて、両者の固定を強固にしてもよい。
また、前記の通り、前記各実施の形態に係るコネクタは、容器間に介在させて液体を流通させることが可能になる。このため、コネクタに接続する容器は、薬液バッグとバイアル瓶とに限るものではなく、各種容器を用いて容器間で液体を流通させることができる。
以上のように、本発明に係るコネクタは、接続した容器が安易に取り外されることを防止し、容器の漏液防止を図ることができるので、例えば、バイアル瓶内の医薬品を薬液バッグへ注入する際に、薬液バッグとバイアル瓶との間に介在させる医療用のコネクタとして有用である。
本発明の一実施の形態に係るコネクタ1の使用例を示した図。 図1を矢印A方向から見た図。 本発明の実施の形態1に係るコネクタ1の分解斜視図。 図3のコネクタ1を、図3とは別の角度から見た分解斜視図。 本発明の実施の形態1に係るコネクタの断面図。 本発明の実施の形態1において、バイアル瓶20内で粉末状の薬剤を溶解して生成した薬液を、薬液バック10に注入する状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る第1接続部3と薬液バッグ10との接続前の状態を示す断面図。 本発明の実施の形態1に係る第1接続部3をポート部41に接続した状態を示す断面図。 本発明の実施の形態1に係る第2接続部4とバイアル瓶20との接続前の状態を示す断面図。 本発明の実施の形態1に係る第2接続部4とバイアル瓶20とを接続した状態を示す断面図。 本発明の実施の形態2に係るコネクタ60の斜視図。 図11に示したコネクタ60の縦断面図。 本発明の実施の形態2において、バイアル瓶20内で粉末状の薬剤を溶解して生成した薬液を、薬液バック内に注入する状態を示す断面図。 本発明の実施の形態3に係るコネクタ60の斜視図。 図14に示したコネクタ60の縦断面図。 本発明の実施の形態4に係るコネクタ70の斜視図。 図16に示したコネクタ70の縦断面図。 本発明の実施の形態4において、第1接続部71を薬液バック10側に接続する前の状態を示した部分拡大図。 本発明の実施の形態5に係るコネクタ80の斜視図。 本発明の実施の形態6に係るコネクタ90の斜視図。
符号の説明
1 コネクタ
2 コネクタ本体
3 第1接続部
4 第2接続部
5 スリット
6 接続口(係合部)
11 接続口
7 針状部
10 薬液バック(第1の容器)
12 レバー式ロック
13 爪部
14 疎水性フィルタ
16 横管状部
20 バイアル瓶(第2の容器)
23 ゴム栓
25 立設管状部
26,34 シールド
29 口部
30 シリンジ
31 ピストン
32 シリンダ
46 突出部
49 凸部
51 スポイト(蛇腹型)
61 スポイト(卵型)
71 回転式ロック(第1接続部)
75 凹溝

Claims (10)

  1. 第1の容器と第2の容器とに接続し、前記第1の容器と前記第2の容器との間で液体を流通させるコネクタであって、
    前記第1の容器と係合する第1の接続部と、前記第2の容器と係合する第2の接続部とを備えており、
    前記第2の接続部は、前記第2の容器に係合する係合部と、前記第2の容器を刺通する針状部とが一体になっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1の接続部は、前記第1の容器との係合を解除する解除機構を備えており、前記第2の接続部は、前記第2の容器との係合を解除する解除機構を備えていない請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第2の接続部の前記係合部は、前記第2の容器の前記口部と係合する筒状の接続口であり、前記接続口は、前記接続口の内周面から突出した突出部を形成している請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記接続口は、前記接続口の側面を切り欠いたスリットを形成している請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記第1の接続部は、前記第1の容器の一部と係合する爪部を備えたレバー式ロックが一体になっており、前記レバー式ロックは前記第1の容器との係合を解除する解除機構を兼ねており、前記レバー式ロックの湾曲により、前記レバー式ロックと前記第1の容器との係合が解除される請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記第1の接続部は、回転式ロックであり、前記回転式ロックは、前記第1の容器に形成した凸部に係合する凹溝を備えており、前記回転式ロックは前記第1の容器との係合を解除する解除機構を兼ねており、前記回転式ロックの軸回りの回転により、前記凸部と前記凹溝との係合が解除される請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。
  7. シリンダと可動式のピストンとを含むシリンジをさらに備えており、前記ピストンの可動による空気の送出及び吸引により、前記第1の容器と前記第2の容器との間で液体を流通させる請求項1から6のいずれかに記載のコネクタ。
  8. 伸縮可能なスポイトをさらに備えており、前記スポイトの伸縮による空気の送出及び吸引により、前記第1の容器と前記第2の容器との間で液体を流通させる請求項1から6のいずれかに記載のコネクタ。
  9. 疎水性フィルタをさらに備えており、前記空気の送出及び吸引は、前記疎水性フィルタを介して行われる請求項7又は8に記載のコネクタ。
  10. 前記第1の接続部に、伸縮により開閉可能なシールドで覆われた部分がある請求項1から9のいずれかに記載のコネクタ。
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