JP2010124767A - 冷凍果実加工品の製造方法、冷凍イチゴ加工品、ならびにこれを用いた冷菓 - Google Patents

冷凍果実加工品の製造方法、冷凍イチゴ加工品、ならびにこれを用いた冷菓 Download PDF

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Abstract

【課題】冷凍状態において、適度な硬さが維持されて、生の果実のような食感を有する冷凍果実加工品の製造方法、冷凍イチゴ加工品、ならびにこれを用いた冷菓を提供する。
【解決手段】冷凍果実加工品の製造方法は、果実を、その果実の糖度の1〜2倍の糖度のペクチンエステラーゼ含有水溶液に浸漬した状態で、該ペクチンエステラーゼ含有水溶液を含む反応系内を減圧する工程と、前記ペクチンエステラーゼ含有水溶液から前記果実を取り出した後、該果実を糖含有水溶液に浸漬して該果実の糖度を25〜50度に調整する工程と、前記糖含有水溶液から前記果実を取り出した後、該果実を凍結する工程と、を含む。
【選択図】なし

Description

本発明は、冷凍果実加工品の製造方法、冷凍イチゴ加工品、ならびにこれを用いた冷菓に関する。
近年の冷凍技術の発達により、果実を冷凍加工品として長期間保存できるようになった。これにより、一年中を通して様々な果実を食することができ、様々な食品に使用されている。
例えば、砂糖漬けしたイチゴ等の冷凍果実を入れたアイスクリーム等が食されている。この場合、冷凍果実は砂糖漬けしてあるため、溶ければ食べられる程度の硬さになるものの、通常、食感は生の果実とはまったく異なるものとなる。そこで、冷凍状態において、生の果実のようにおいしく食べられる冷凍果実加工品が要望されている。
例えば、果実材料を例えばデザート類並びに菓子製品に適したものとする果実材料の処理方法が特許2711593号公報に記載されている。しかしながら、上記公報に記載された方法では、食感が依然として生の果実材料とは異なる果実材料しか得られない。
特許2711593号公報
本発明は、冷凍状態において、生の果実のような食感を有する冷凍果実加工品の製造方法、冷凍イチゴ加工品、ならびにこれを用いた冷菓を提供する。
本発明の一態様に係る冷凍果実加工品の製造方法は、
果実を、その果実の糖度の1〜2倍の糖度のペクチンエステラーゼ含有水溶液に浸漬した状態で、該ペクチンエステラーゼ含有水溶液を含む反応系内を減圧する工程と、
前記ペクチンエステラーゼ含有水溶液から前記果実を取り出した後、該果実を糖含有水溶液に浸漬して該果実の糖度を25〜50度に調整する工程と、
前記糖含有水溶液から前記果実を取り出した後、該果実を凍結する工程と、
を含む。
本発明の他の一態様に係る冷凍イチゴ加工品は、下記(A)〜(C)を満たす。
(A)直線運動により物質の荷重を測定できる装置を用いて、根元径2mmの針状プランジャーを用い、圧縮速度1mm/秒とし、かつ下記式(1)で規定されるクリアランスを75%とする条件にて測定される、品温−18℃の冷凍イチゴ加工品の荷重が100〜1000gである(ここで、測定対象の前記冷凍イチゴ加工品は、長径方向に半分に切断されたものであり、かつ、その切断面が測定テーブルに接した状態で該測定テーブル上に載せて測定される)。
(B)直線運動により物質の荷重を測定できる装置を用いて、アングル30°のくさび型プランジャーを用い、圧縮速度10mm/秒とし、かつ下記式(1)で規定されるクリアランスを20%とする条件にて測定される、品温10℃に解凍した冷凍イチゴ加工品の荷重が900〜2000gである(ここで、測定対象の前記冷凍イチゴ加工品は、ホール状であり、かつ、長径方向が測定テーブルと水平となるように該測定テーブル上に載せて測定される)。
(C)糖度が25〜50度である。
クリアランス(%)=(冷凍イチゴ加工品の高さ−プランジャーの移動距離)/冷凍イチゴ加工品の高さ×100 ・・・・・(1)
本発明の他の一態様に係る冷菓は、上記冷凍イチゴ加工品を用いる。
上記冷凍果実加工品の製造方法によれば、上記工程1〜工程3を含むことにより、得られる冷凍果実加工品は、冷凍状態において氷結晶の大きさや果実組織の状態が適度にコントロールされる。したがって、上記冷凍果実加工品の製造方法によれば、冷凍状態において、生の果実のような食感を有する冷凍果実加工品を得ることができる。
また、上記冷凍イチゴ加工品によれば、上記(A)〜(C)を満たすことにより、冷凍状態において、生のイチゴのような食感を有する。
以下、本発明の一実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法、冷凍イチゴ加工品、ならびにこれを用いた冷菓について具体的に説明する。なお、本明細書において、「部」は「質量部」を、「%」は「質量%」を意味する。
1.冷凍果実加工品の製造方法
本発明の一実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法は、果実を、その果実の糖度の1〜2倍の糖度のペクチンエステラーゼ含有水溶液に浸漬した状態で、該ペクチンエステラーゼ含有水溶液を含む反応系内を減圧する工程(以下、「工程1」とする。)と、前記ペクチンエステラーゼ含有水溶液から前記果実を取り出した後、該果実を糖含有水溶液に浸漬して該果実の糖度を25〜50度に調整する工程(以下、「工程2」とする。)と、前記糖含有水溶液から前記果実を取り出した後、該果実を凍結する工程(以下、「工程3」とする。)と、を含む。
生の果実を冷凍すると、果実中の水分が凍って硬くなるため、冷凍果実は通常、冷凍状態で食することが困難である。
これに対して、本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法によれば、上記工程1〜工程3を行うことにより、得られる冷凍果実加工品は、冷凍状態において氷結晶(果実を冷凍したときに果実中に形成される、果実中の水が凍って結晶化したもの)の大きさや果実組織の状態が適度にコントロールされる。これにより、冷凍状態において、生の果実のような食感、すなわち、瑞々しくて歯切れがよく、適度な硬さを有する食感(具体的には、果実を噛むと果皮が破けて内部から水分が弾け出すような食感)を有する冷凍果実加工品を得ることができる。
1.1.工程1
工程1は上述したように、果実を、その果実の糖度の1〜2倍の糖度のペクチンエステラーゼ(PME)含有水溶液に浸漬した状態で、該PME含有水溶液を含む反応系内を減圧する工程である。
1.1.1.果実の準備
本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法で用いる果実としては、食用に適する果実であればよく、例えば、イチゴ、リンゴ、梨、洋梨、桃、パイナップル、イチジク、バナナ、マンゴー、パパイヤ等が挙げられる。本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法に用いる果実は、主に植物の茎、葉、根茎を有する野菜と異なり、細胞膜及び細胞壁が共に脆いため、後述するペクチンエステラーゼ含有水溶液処理及び加糖処理を特定の方法で行わないと、冷凍状態において氷結晶の大きさや果実組織の状態が適度にコントロールされず、冷凍状態においても、生の果実のような食感を有する本発明の効果が得られない。
本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法は、細胞膜及び細胞壁が脆い果実に特に有用であり、このような果実としては、例えば、イチゴ、桃が挙げられる。これらの果実を可食可能な状態に調製して使用するのが好ましい。例えば、イチゴであればヘタを取り、リンゴや桃であれば、皮を剥いて適当な大きさにカットする。
1.1.2.ペクチンエステラーゼ(PME)含有水溶液
本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法においては、PME含有水溶液に果実を浸漬することで、冷凍状態における果実細胞壁の硬度を増加させることができる。
PME含有水溶液に用いるPMEは、ペクチニン酸のメチルエステル結合を加水分解して、ペクチン酸及びメチルアルコールを生成する反応を触媒する酵素である。PMEは植物由来でも、微生物由来でも、あるいは遺伝子組換により調製されたものであってもよい。更に、PMEは、精製したものであってもよいし、粗精製品であってもよい。粗精製品としては、例えば、PMEを含有する植物組織の抽出物や微生物の培養液等を挙げることができる。
PME含有水溶液におけるPMEの濃度は果実100gに対して、酵素に含まれる蛋白質換算で通常0.0005〜10質量%、好ましくは0.001〜3質量%であり、酵素の力価で表示すると、1〜1000P.E.U.、好ましくは5〜300P.E.U.である。尚、1mmol当量の酸を1分間に生産する酵素の力価を1P.E.U.とする。
果実のPME含有水溶液への浸漬処理により冷凍状態における果実細胞壁の硬度を増加させるためには、果実に含まれているカルシウムイオン等の2価のカチオンで充分な場合もあるが、不十分である場合には、PME含有水溶液に2価のカチオンを添加することが好ましい。
2価のカチオンとしては、例えば、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、醗酵L型乳酸カルシウム、合成乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、第一リン酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、硫酸カルシウム、水酸化カルシウム、クエン酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、第三リン酸カルシウム、骨粉、炭酸カルシウム、貝殼粉、卵殻粉などをあげることができるが、清水への溶解度が高くてカルシウム含量が多い点から、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウムが好ましい。
PME含有水溶液中の2価カチオンの濃度は、通常は、0.1〜6重量%。好ましくは0.2〜1重量%になるように調製する。6重量%より2価カチオン塩濃度が高いと、果実に苦みがつく場合が多く、また、0.1重量%より2価カチオン塩濃度が低いと効果があまり期待できない。
本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法において、PME含有水溶液の糖度は、果実の糖度の1〜2倍、好ましくは1.01〜2倍の糖度に調整する。PME含有水溶液の糖度を果実の糖度の1〜2倍に調整することにより、果実の組織を構成する細胞へのPME含有水溶液の浸透と当該細胞の内部から外部への水の溶出とのバランスが適度に保たれるため、細胞の膨張による組織の破壊を防ぐことができる。これにより、後述する果実の糖含有水溶液への浸漬処理及び冷凍処理がなされた場合の組織の破壊とそれにともなう冷凍状態の果実の食感の低下を防止することができる。
ここで、PME含有水溶液の糖度が果実の糖度の1倍未満である場合、PME含有水溶液が果実の組織内部に過度に侵入し、果実の組織を構成する各細胞をふうせんのように膨張させることにより細胞が損傷し、その結果、組織にダメージが生じることがある。このことが、後述する果実の糖含有水溶液への浸漬処理及び冷凍処理において、果実の組織の破壊ならびにそれにともなう冷凍状態の果実の食感の低下を誘引する。
すなわち、果実は一般に、野菜等と異なり組織が弱いため、PME含有水溶液の糖度が果実の糖度の1倍未満である場合、上述したように、果実組織にダメージが生じることにより、後述する果実の糖含有水溶液への浸漬処理及び冷凍処理において、果実組織の激しい破壊を誘引する。
一方、PME含有水溶液の糖度が果実の糖度の2倍を超える場合、果実の組織を構成する各細胞から外部に過度に水が流出するため、細胞が収縮し、その結果、組織にダメージが生じる。このことが、後述する果実の糖含有水溶液への浸漬処理及び冷凍処理において、果実の組織の破壊ならびにそれにともなう冷凍状態の果実の食感の低下を誘引する。
果実及びPME含有水溶液の糖度は市販の糖度計によって測定することができる。PME含有水溶液の糖度は、例えば、糖度を上げることができる後述の糖類等の水溶性物質を配合することにより調整することができる。
本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法において、PME含有水溶液を含む反応系内(容器内)を減圧する際の圧力は、好ましくは1〜650mmHgであり、より好ましくは5〜400mmHg、更に好ましくは10〜100mmHgである。減圧する時間は、果実の大きさにもよるが、PMEが果実に充分に浸透して作用させる点から、好ましくは3分以上、より好ましくは5分以上であり、処理時間が長すぎると製造効率が低くなるため、好ましくは24時間以内、より好ましくは3時間以内である。
また、工程1におけるPME含有水溶液の温度は、PMEが十分に活性を発現させることができる温度であることが好ましく、例えば、10〜50℃である。
1.2.工程2
工程2は上述したように、工程1の後、PME含有水溶液から果実を取り出した後、該果実を糖含有水溶液に浸漬して該果実の糖度を25〜50度、好ましくは25〜40度に調整する工程である。工程2において、糖含有水溶液に浸漬して該果実の糖度を25〜50度、好ましくは25〜40度に調整することにより、冷凍状態でも生の果実に近い適度な硬さを有する果実を得ることができる。また、工程1において果実にPMEを作用させた後、糖含有水溶液に該果実を浸漬することにより、果実組織が破壊され難い。ここで、工程1を行わずに工程2及び工程3を行って得られた冷凍果実加工品は、冷凍状態においてやわらかすぎて生の果実と比較して食感が悪い。
ここで、糖含有水溶液の糖度が25度未満であると、冷凍状態で氷結晶が大きくなるため、硬い冷凍果実加工品が得られる場合があり、一方、50度を超えると、氷結晶がごく微小に形成されるか、あるいは、ほとんど形成されないため、食感が軟らかくなったり、糖液が組織内に浸透する際に組織を壊したりする場合がある。
果実を糖含有水溶液に浸漬して該果実の糖度を25〜50度、好ましくは25〜40度に調整するには、該果実を糖度25〜70度、好ましくは糖度25〜60度の糖含有水溶液に浸漬すればよい。糖含有水溶液の糖度は市販の糖度計によって測定することができる。
糖度25〜70度の糖含有水溶液を調製するためには、例えば糖がショ糖である場合、水100gに33〜233gのショ糖を添加することにより、糖含有水溶液を調製することができる。
1.2.1.糖含有水溶液
糖含有水溶液は、例えば糖類等の糖度を上げることができる水溶性物質を配合することにより調整することができる。このような水溶性物質としては、風味が良好である点で、好ましくは水溶性の糖類が挙げられる。水溶性の糖類としては、例えば、グルコース、ソルビトール、シュクロース、マルトース、ラクチトール、トレハロース等の他、澱粉を加水分解して作製したデキストリンや、その還元物である還元デキストリン等が挙げられる。ここで、デキストリンとしては、デキストリン、澱粉糖化物、澱粉分解物、澱粉加水分解物等の名称で市販されているものを用いることができ、還元デキストリンとしては、還元デキストリン、デキストリンアルコール、糖アルコール等の名称で市販されているものを用いることができる。
1.2.2.浸漬処理
本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法において、糖含有水溶液に果実を浸漬させる時間は、果実の大きさにもよるが、糖類が果実に充分に浸透させるためには、好ましくは30分以上、より好ましくは1時間以上である。このように、浸漬処理を充分な時間行うことにより、糖液の糖度と果実の糖度をほぼ同じにすることができる。なお、浸漬処理の時間が長すぎると製造効率が低くなることから、浸漬処理を行う時間は好ましくは24時間以内、より好ましくは3時間以内である。
また、本実施形態に係る冷凍果実加工品の製造方法において、糖含有水溶液に果実を浸漬させる際、果実の品温が1〜95℃になるよう設定することが好ましく、5〜60℃に設定することがより好ましい。ここで、果実の品温が1℃未満であると、氷結晶が発生し浸透が進まない場合があり、一方、95℃を超えると、果実の香味が損なわれる場合がある。
1.3.工程3
工程3は上述したように、工程2の後、糖含有水溶液から果実を取り出した後、果実を凍結する工程である。
果実の凍結は、工程1及び2を行った後の果実を、凍結機を用いて条件を適宜調節して行えばよい。例えば、−60〜−15℃程度の雰囲気温度中で、風速1〜40m/sで10分〜3時間程度果実を静置することにより、冷凍果実加工品が得られる。
得られた冷凍果実加工品は、食感や風味の低下を防ぐ点から、雰囲気温度が−18℃以下で保存することが好ましい。−18℃以下で保存した場合、例えば、2年以下程度保存しても良好な品位を保つことができる。
2.冷凍イチゴ加工品
本発明の一実施形態に係る冷凍イチゴ加工品は、下記(A)〜(C)を満たす。
(A)直線運動により物質の荷重を測定できる装置を用いて、根元径2mmの針状プランジャーを用い、圧縮速度1mm/秒とし、かつ下記式(1)で規定されるクリアランスを75%とする条件にて測定される、品温−18℃の冷凍イチゴ加工品の荷重が100〜1000g、好ましくは100〜500gである(ここで、測定対象の前記冷凍イチゴ加工品は、長径方向に半分に切断されたものであり、かつ、その切断面が測定テーブルに接した状態で該測定テーブル上に載せて測定される)。
(B)直線運動により物質の荷重を測定できる装置を用いて、アングル30°のくさび型プランジャーを用い、圧縮速度10mm/秒とし、かつ下記式(1)で規定されるクリアランスを20%とする条件にて測定される、品温10℃に解凍した冷凍イチゴ加工品の荷重が900〜2000g、好ましくは100〜500gである(ここで、測定対象の前記冷凍イチゴ加工品は、ホール状であり、かつ、長径方向が測定テーブルと水平となるように該測定テーブル上に載せて測定される)。
(C)糖度が25〜50度である。
クリアランス(%)=〔(冷凍イチゴ加工品の高さ−プランジャーの移動距離)/冷凍イチゴ加工品の高さ〕×100 ・・・・・(1)
なお、上記(A)及び(B)において、「長径方向」とは、果実(冷凍イチゴ加工品)のヘタの中心から果実の尖端への方向をいう。
また、上記式(1)において、「冷凍イチゴ加工品の高さ」とは、測定装置の測定テーブルの上面からイチゴの最大高さまでの距離を意味し、「プランジャーの移動距離」とは、測定装置の測定テーブルの上面と垂直方向におけるプランジャーの移動距離を意味する。
本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品によれば、上記(A)〜(C)を満たすことにより、冷凍状態において、生の果実のような食感(すなわち、瑞々しく、適度な硬さを有する食感)を有する。
本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品は、上述した冷凍果実加工品の製造方法によって製造が可能である。
2.1.(A)
本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品において、上記(A)における「品温−18℃の冷凍イチゴ加工品の荷重が100〜1000gである」ことは、冷凍状態(品温−18℃)で食べることができる程度の硬さであることを意味する。すなわち、上記(A)における荷重は、冷凍状態で冷凍イチゴ加工品を食する場合を想定して測定される値である。ここで、−18℃という温度は、冷凍加工食品の管理温度が−18℃以下に設定されていることによる。
上記荷重が100g未満である場合、軟らかすぎて食感が悪く、一方、1000gを超えると、硬すぎて食べるのが困難である。
なお、上記(A)における荷重は、後述する実施例記載の方法によって測定することができる。
また、品温−18℃の冷凍イチゴ加工品をホール状のまま測定テーブル上に載せて測定しようとすると、該冷凍イチゴ加工品は冷凍状態にあるため、表面が滑らかであり、測定テーブル上を滑りやすい。このため、上記(A)において、長径方向に半分に切断された冷凍イチゴ加工品を測定対象とし、かつ、その切断面が測定テーブルに接した状態で冷凍イチゴ加工品を該測定テーブル上に載せて荷重を測定することにより、測定時にプランジャーが測定対象に触れた際に、該冷凍イチゴ加工品が測定テーブル上を移動するのを防止することができる。これにより、安定した測定を行うことができる。
2.2.(B)
本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品において、上記(A)における「品温10℃に解凍した冷凍イチゴ加工品の荷重が900〜2000g」ことは、口の中で溶けたとき(品温10℃)に、果肉の組織がしっかりしていて歯切れのある生の果実のような食感であることを意味する。すなわち、上記(B)における荷重は、冷凍イチゴ加工品を冷凍状態で食して口の中で溶けた場合を想定して測定される値である。ここで、10℃という温度は、冷凍加工食品がほぼ全て口の中で溶けた状態である温度である。
上記荷重が900〜2000gであることにより、冷凍状態の冷凍イチゴ加工品を食べて口の中で溶けた場合に生イチゴの食感に近い適度な食感となる。
なお、上記(B)における荷重は、後述する実施例記載の方法によって測定することができる。
また、上記(B)において、測定対象の冷凍イチゴ加工品は品温10℃であるため、品温−18℃の冷凍イチゴ加工品と比較して、表面の滑らかさが低い。このため、上記(B)において、測定対象の冷凍イチゴ加工品がホール状であっても、測定テーブル上で安定した測定を行うことができる。
2.3.(C)
本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品の糖度は25〜50度、好ましくは25〜40度である。生のイチゴの糖度は一般に7〜15度程度であり、本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品は、糖度を生のイチゴよりも高い範囲(25〜50度)に調整されている。
本発明において、糖度は市販の糖度計(例えば、手持屈折計((株)アタゴ製))によって測定することができる。
本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品によれば、糖度を25〜50度、好ましくは25〜40度とすることにより、冷凍状態において、冷凍状態において、適度な硬さが維持されて、生のイチゴに近い良好な食感を有することができる。
2.4.用途
本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品は、冷凍状態で様々な食品に用いることができる。
本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品は、例えば冷菓に好適に用いることができる。冷菓としては、例えば、JAS(日本農林規格)でアイスクリーム(乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上)、アイスミルク(乳固形分8%以上、乳脂肪分3%以上)、ラクトアイス(乳固形分3%以上、乳脂肪分規定なし)とされるアイスクリーム類、及び氷菓と呼ばれるアイスキャンデー、かき氷、かち割り氷、シャーベットなどが挙げられる。
冷菓への使用方法としては、例えば、冷菓の中に含有させたり、冷菓の上にトッピングしたりして用いる方法が挙げられる。
あるいは、本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品は、解凍後に食する冷凍ケーキ等に用いてよく、また、本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品を解凍した後、様々な食品に用いてもよい。例えば、本実施形態に係る冷凍イチゴ加工品をケーキのトッピング用途として、イチゴソース又はイチゴジャムの原料として用いることもできる。
3.実施例
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されない。
3.1.実施例1(冷凍イチゴ加工品の調製)
3.1.1.原料果実の処理
果実として生のイチゴ(糖度10度)(原料)を用意した。この生のイチゴを水洗いした後、ヘタを包丁でカットして取り除いた。糖度は生のイチゴを押しつぶして粉砕し、その粉砕物について手持屈折計MASTER α((株)アタゴ製)を用いて測定した。
3.1.2.冷凍イチゴ加工品の製造
まず、PME含有水溶液を調製した。つまり、撹拌タンクに、ショ糖12部及び清水87部、更に、PMEを投入して撹拌混合して、糖度が12度のペクチンエステラーゼ(PME)含有水溶液を調製した。PMEの投入量は、後述する浸漬処理において、イチゴ100gに対して50P.E.U.となるようにした。
次に、減圧処理タンク(反応系)にPME含有水溶液100部及び生のイチゴ100部を投入し、タンク内を75mmHgに減圧した後、10分間保持して減圧処理した。なお、減圧処理中、イチゴはPME含有水溶液中に完全に浸漬されていた。減圧処理後、ザルでイチゴとPME水溶液とを分離し、イチゴをPME水溶液から取り出した。
続いて、二重釜に糖度65度の糖含有水溶液(ショ糖65部と清水35部を混合したもの)100部と前記減圧処理後のイチゴ100部とを投入して、イチゴを糖含有水溶液に浸漬した。加温を開始し、品温90℃になるまで加熱した。品温90℃に達温した後、加温された糖含有水溶液及びイチゴを二重釜から容器に移し、10℃の冷蔵庫で保管し浸漬処理を継続した。浸漬開始から10時間後、ザルでイチゴと糖液を分離して、イチゴを糖含有水溶液から取り出した。
更に、凍結機を用いて、−30℃、風速2〜3m/sの条件で前記浸漬処理後のイチゴを凍結させて、冷凍イチゴ加工品を製造した。なお、PME含有水溶液及び糖含有水溶液の糖度は、手持屈折計MASTER α((株)アタゴ製)により測定した。
3.2.実施例2(冷凍リンゴ加工品の調製)
果実として、皮を剥いて芯を取り除き、3cm角にカットした生のリンゴ(原料)を用意した。この生のリンゴの糖度は8度であった。実施例1において、果実としてこの生リンゴを用い、更に、PME含有水溶液の糖度を12度に調整した他は実施例1と同様にして、冷凍リンゴ加工品を製造した。
3.3.実施例3(冷凍桃加工品の調製)
果実として、皮を剥いて種を取り除き、3cm角にカットした生の桃(原料)を用意した。この生の桃の糖度は15度であった。実施例1において、果実としてこの桃を用い、更に、PME含有水溶液の糖度を18度に調整した他は実施例1と同様にして、冷凍桃加工品を製造した。
3.4.実施例4(冷凍イチゴ加工品の調製)
糖度40度の糖含有水溶液を使用したこと以外は実施例1と同様の方法にて、冷凍イチゴ加工品を製造した。
3.5.試験例1
3.5.1.荷重の測定
本試験例においては、荷重を以下の条件で測定した。
(測定機器)
荷重の測定は、テクスチャーアナライザー(TA.XT plus)及び温度コントロールキャビネット(TC/LN2)を用いて行った。また、果実の品温は、果肉の表面から約5mm程度の位置に温度熱伝対を設置して測定された。
また、品温−18℃の冷凍果実加工品の荷重((A)で規定される荷重)を測定するためのプランジャーとして、2 mm diameter Stainless Steel Needle probe(SMS社製)を使用し、品温10℃の冷凍果実加工品の荷重((B)で規定される荷重)を測定するためのプランジャーとして、A/WEG Fracture Wedge Set Upper wedge 30mm width angle 30°(SMS社製)を使用した。
(測定用サンプルの調製方法)
品温−18℃の冷凍果実加工品の荷重の測定用サンプルは、測定時にサンプルがプランジャーに触れて移動するのを防ぐため、冷凍果実加工品の長径方向に包丁で半分に切断して調製された。また、該測定用サンプルは、半分に切断して生じた切断面が測定テーブルに接した状態で該測定テーブル上に載せて、荷重が測定された。
また、品温10℃の冷凍果実加工品の荷重の測定用サンプルは、果実をホール状のまま使用し、長径方向が測定テーブルと水平となるように測定テーブルに載せて荷重が測定された。
3.5.2.糖度
本試験例において、冷凍果実加工品の糖度は品温10℃の冷凍果実加工品を押しつぶして粉砕し、その粉砕物について手持屈折計MASTER α((株)アタゴ製)を用いて測定した。
3.5.3.評価結果
実施例1乃至3で得られた冷凍果実加工品について以下の評価を行った結果を表1に示す。
Figure 2010124767
表1の結果から、実施例1〜3の冷凍果実加工品は、冷凍状態(−18℃)で食べたときの食感が良好であることが理解できる。
3.6.試験例2
PME含有水溶液へのイチゴの浸漬処理及び糖含有水溶液へのイチゴの浸漬処理の有無が、製品(冷凍イチゴ加工品)におよぼす影響を調べるために以下の試験を行った。つまり、上記実施例1で使用した生のイチゴ(原料)を用いて、下記表2に示すように処理工程を変えて冷凍イチゴ加工品を製造した。得られたイチゴ加工品について、上記試験例1に記載された方法を用いて糖度及び荷重を測定した(荷重の測定において、品温はそれぞれ−18℃±0.2℃、10℃±0.2℃の範囲に調整した)。
また、得られたイチゴ加工品の冷凍状態(−18℃)で食べた時の食感について評価した結果を表2に示す。
Figure 2010124767
表2の結果から、実施例1の冷凍果実加工品は、上記(A)〜(C)を満たすことにより、冷凍状態(−18℃)で食べたときの食感が良好であることが理解できる。
3.7.試験例3
イチゴにおいて、糖度(冷凍イチゴ加工品)が製品におよぼす影響を調べるために以下の試験を行った。つまり、上記実施例1で使用した生のイチゴ(原料)において、下記表3に示すように糖液の糖度を変えて冷凍イチゴ加工品を製造した。得られた冷凍イチゴ加工品について、糖度及び荷重を測定した(荷重の測定において、品温はそれぞれ−18℃±0.2℃、10℃±0.2℃の範囲に調整した)。また、得られた冷凍イチゴ加工品の冷凍状態(−18℃)で食べた時の食感について評価した。
Figure 2010124767
表3の結果から、実施例4の冷凍果実加工品は、上記(A)〜(C)を満たすことにより、冷凍状態(−18℃)で食べたときの食感が良好であることが理解できる。
3.8.比較例5
実施例1において、PME含有水溶液にショ糖を配合しなかった他は、実施例1と同様にして、冷凍イチゴ加工品を製造した(使用したPME含有水溶液の糖度:1度未満)。得られた冷凍イチゴ加工品の糖度は35度、−18℃における荷重は120g、10℃における荷重は850gであった。本比較例の冷凍イチゴ加工品を冷凍状態で食べたときの食感は、歯切れが無く食感が悪かった。
3.9.比較例6
実施例5において、PME含有水溶液へのイチゴの浸漬処理を行わなかった他は、実施例5と同様にして、冷凍イチゴ加工品を製造した。得られた冷凍イチゴ加工品の糖度は30度、−18℃における荷重は300g、10℃における荷重は810gであった。本比較例の冷凍イチゴ加工品を冷凍状態で食べたときの食感は、歯切れが無く食感が悪かった。
3.10.比較例7
実施例1において、減圧処理を行わなかった他は同様にして、冷凍果実加工品を調製した。得られた冷凍果実加工品は、比較例1と同様に、冷凍状態で食べたときの食感は、やわらかすぎて食感が悪かった。
3.11.比較例8
実施例1において、糖度が果実の糖度の3倍のPME含有水溶液を使用してPME処理をした他は同様にして、冷凍果実加工品を調製した。得られた冷凍果実加工品は、冷凍状態で食べたときの食感は、生イチゴと異なる好ましくない食感であった。
3.12.実施例7(アイスクリームの調製)
実施例1で得られた冷凍イチゴ加工品を用いて、アイスクリームを調製した。つまり、まず、均質機に、牛乳63.5部、生クリーム15部、グラニュー糖15部、粉乳5部、乳化安定剤1部及びイチゴフレーバー0.5部を投入して均質化処理した。次いで、品温が85℃になるまで加熱して殺菌を行った後冷却し、アイスクリームミックスを得た。得られたアイスクリームミックスをアイスクリーマーでフリージングを行った後、このアイスクリームミックス100gと実施例1で得た冷凍イチゴ加工品1個を容器に充填し、イチゴ風味のアイスクリームを得た。
得られたイチゴ風味のアイスクリームは、冷凍イチゴ加工品が生のイチゴのような歯切れのよい良好な食感であり、大変好ましかった。

Claims (3)

  1. 果実を、その果実の糖度の1〜2倍の糖度のペクチンエステラーゼ含有水溶液に浸漬した状態で、該ペクチンエステラーゼ含有水溶液を含む反応系内を減圧する工程と、
    前記ペクチンエステラーゼ含有水溶液から前記果実を取り出した後、該果実を糖含有水溶液に浸漬して該果実の糖度を25〜50度に調整する工程と、
    前記糖含有水溶液から前記果実を取り出した後、該果実を凍結する工程と、
    を含む、冷凍果実加工品の製造方法。
  2. 下記(A)〜(C)を満たす、冷凍イチゴ加工品。
    (A)直線運動により物質の荷重を測定できる装置を用いて、根元径2mmの針状プランジャーを用い、圧縮速度1mm/秒とし、かつ下記式(1)で規定されるクリアランスを75%とする条件にて測定される、品温−18℃の冷凍イチゴ加工品の荷重が100〜1000gである(ここで、測定対象の前記冷凍イチゴ加工品は、長径方向に半分に切断されたものであり、かつ、その切断面が測定テーブルに接した状態で該測定テーブル上に載せて測定される)。
    (B)直線運動により物質の荷重を測定できる装置を用いて、アングル30°のくさび型プランジャーを用い、圧縮速度10mm/秒とし、かつ下記式(1)で規定されるクリアランスを20%とする条件にて測定される、品温10℃に解凍した冷凍イチゴ加工品の荷重が900〜2000gである(ここで、測定対象の前記冷凍イチゴ加工品は、ホール状であり、かつ、長径方向が測定テーブルと水平となるように該測定テーブル上に載せて測定される)。
    (C)糖度が25〜50度である。
    クリアランス(%)=〔(冷凍イチゴ加工品の高さ−プランジャーの移動距離)/冷凍イチゴ加工品の高さ〕×100 ・・・・・(1)
  3. 請求項2記載の冷凍イチゴ加工品を用いた冷菓。
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