JP2010123825A - 部品実装装置および部品実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小サイズの部品を対象として実装ヘッドによる押圧荷重を低荷重に設定した場合にあっても、部品保持ツールの位置を安定させることができる部品実装装置および部品実装方法を提供することを目的とする。
【解決手段】部品実装装置において半導体チップ6aを吸着保持して基板保持部に保持された基板7に実装する実装ヘッドに、部品保持ツール6aが基板保持部へ移動するヘッド移動過程において、アクチュエータ45によって進退する進退軸部材45aの先端部の嵌合部46を、ツール軸35に設けられた位置規制部35bに対して横方向から当接させてツール軸35の上下方向の位置を固定し、半導体チップ6aの上下方向の位置変動を抑制する。これにより、小サイズの部品を対象として実装ヘッドによる押圧荷重を低荷重に設定した場合にあっても、部品保持ツールの位置を安定させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、部品供給部から取り出された半導体チップなどの部品を実装ヘッドによって基板に実装する部品実装装置および部品実装方法に関するものである。
半導体チップなどの部品はウェハシートが装着されたウェハテーブルなどの部品供給部から取り出され、リードフレームや樹脂基板などの基板に実装される。このような部品の実装は、部品を吸着保持する機能を有する実装ヘッドによって部品を部品供給部から基板に移送搭載することによって行われる。部品の移送搭載において、部品を吸着保持する吸着保持動作や部品を基板に着地させて搭載する搭載動作時には、実装ヘッドによって部品を所定の押圧荷重によって押圧する必要がある。このため従来より部品実装装置には、電子部品に当接して吸着保持する部品保持ツールに対して下向きの加圧力を付与する加圧機構が設けられている(例えば特許文献1参照)。ここでは、部品の厚さデータに基づいて制御される自動加圧装置を備え、部品をピックアップする際や基板に着地させる際に最良の押圧力で部品を基板に押しつける例が示されている。さらにこのような機械的な加圧機構の他にも、エアシリンダやダイヤフラムなどよって部品保持ツールに下向きの空圧による押圧力を付与する方式も用いられている(特許文献2参照)。特許文献2に示す例では、ダイヤフラムに供給されるエア圧力を調整することにより、押圧力を所望の値に設定することができる。
特開平2−68939号公報 特開2003−174044号公報
ところで近年の電子機器の小型化の傾向に伴い実装対象となる部品の小サイズ化が進展している。このため、実装ヘッドによって部品を移送搭載する際の適正な押圧力も低下している。しかしながら空圧によって押圧力を付与する方式においてエア圧力を低圧にすると、部品を保持した部品保持ツールを上昇させて水平移動させる際に、次のような不都合が生じる。すなわち部品保持ツールの移動時には、ダイヤフラムによって押圧され部品保持ツールと結合されたノズル軸は、エア圧力によってストッパに押しつけられた状態で上下方向の位置が固定され、これにより移動時の部品保持ツールの位置が安定する。
ところが小サイズの部品に対応してエア圧力を低圧にすると、部品保持ツールの位置を固定する力が弱くなるため、移動時の衝撃などに起因する起振力によって部品保持ツールには振動が誘発されやすい。そしてこの振動により保持された部品もともに振動し、次のような不具合の要因となる。まず、部品が上下方向に振動すると、部品保持ツールが基板へ移動する途中に部品認識カメラによって実行される部品認識において明瞭な画像を取得することができず、認識精度が低下する。さらに、部品の振動は部品保持ツールによって保持された部品の位置ずれを招く場合が多く、最悪の場合には部品保持ツールから部品が落下する。
このようなエア圧力を低圧に設定することに起因する不都合を回避するため、実装ヘッドの移動時にダイヤフラムに供給されるエア圧力をより高圧に切り換えることも考えられるが、一般に空圧機器におけるエア圧力の切り換えは応答性が悪く、切り換え指令が出力されても実際にダイヤフラム内のエア圧力が指令通りの圧力に追従するまでには遅れ時間があり、高速動作が必要とされる部品実装装置には適していない。このように従来の部品実装装置には、小サイズの部品を対象として実装ヘッドによる押圧荷重を低荷重に設定し
た場合には、部品保持ツールの位置を安定させることが困難で認識精度の低下などの不具合を招くという課題があった。
そこで本発明は、小サイズの部品を対象として実装ヘッドによる押圧荷重を低荷重に設定した場合にあっても、部品保持ツールの位置を安定させることができる部品実装装置および部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置は、部品を供給する部品供給部と、基板を保持する基板保持部と、前記部品供給部によって供給された前記部品を吸着保持して前記基板保持部に保持された基板に実装する実装ヘッドとを備え、前記実装ヘッドは、昇降機構によって昇降自在に設けられたヘッド本体部と、前記ヘッド本体部に上下動自在に設けられたツール軸と、このツール軸の下端部に装着され前記部品に当接してこの部品を吸着保持する部品保持ツールと、前記ヘッド本体部に設けられ、前記ツール軸に下向きの加圧力を付与する加圧手段とを有し、さらに前記部品を吸着保持した部品保持ツールが前記基板保持部へ移動するヘッド移動過程において、前記ツール軸の上下方向の位置を固定することにより前記部品の上下方向の位置変動を抑制する位置固定手段を前記実装ヘッドに設けた。
本発明の部品実装方法は、部品を供給する部品供給部と、基板を保持する基板保持部と、前記部品供給部によって供給された前記部品を吸着保持して前記基板保持部に保持された基板に実装する実装ヘッドとを備え、前記実装ヘッドは、昇降機構によって昇降自在に設けられたヘッド本体部と、前記ヘッド本体部に昇降自在に設けられたツール軸と、このツール軸の下端部に装着され前記部品に当接してこの部品を吸着保持する部品保持ツールと、前記ヘッド本体部に設けられ、前記ツール軸に下向きの加圧力を付与する加圧手段とを有する構成の部品実装装置によって部品供給部から取り出された部品を基板に実装する部品実装方法であって、前記部品を吸着保持した部品保持ツールが前記基板保持部へ移動するヘッド移動過程において、前記実装ヘッドに設けられた位置固定手段によって前記ツール軸の上下方向の位置を固定することにより、前記部品の上下方向の位置変動を抑制する。
本発明によれば、部品を吸着保持して基板保持部に保持された基板に実装する実装ヘッドに、部品保持ツールが部品供給部から基板保持部へ移動するヘッド移動過程において、ツール軸の上下方向の位置を固定して部品の上下方向の位置変動を抑制する位置固定手段を設けることにより、小サイズの部品を対象として実装ヘッドによる押圧荷重を低荷重に設定した場合にあっても、部品保持ツールの位置を安定させることができる。
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の部品実装装置の全体斜視図、図2は本発明の一実施の形態の部品実装装置の正面図、図3は本発明の一実施の形態の部品実装装置における実装ヘッドの構造説明図、図4、図5は本発明の一実施の形態の部品実装装置における実装ヘッドの動作説明図、図6は本発明の一実施の形態の部品実装装置による部品実装動作の動作説明図、図7、図8は本発明の一実施の形態の部品実装装置における実装ヘッドの構造および動作の説明図である。
まず図1、図2を参照して、部品実装装置1の全体構成を説明する。部品実装装置1は基板に半導体チップなどの部品をボンディングによって実装する機能を有するものである。図1において基台2上には、部品供給ステージ3(部品供給部)、ユニット集合ステージ4および基板保持ステージ5(基板保持部)がY方向に配列されている。部品供給ステージ3に備えられたウェハ保持テーブル3aには、実装対象となる部品である複数の半導
体チップ6aが配列された半導体ウェハ6が保持されている。基板保持ステージ5は、基板7を保持する基板保持テーブル5aをXYテーブル機構32(図2参照)によって水平駆動する構成となっており、基板7には半導体チップ6aが実装される。
ユニット集合ステージ4は、直動機構(図2に示すX軸移動機構28)によってX方向に往復動する移動テーブル4aに、後述するツールストッカ15、中継ステージ16、部品回収箱17、部品認識カメラ18などの機能ユニットを集合的に配設した構成となっている。ツールストッカ15には、搭載ユニット19に装着される部品保持ツール19aなど、部品種に応じて交換されて使用される複数の作業ツールが各部品種毎に収納される。部品回収箱17は、部品供給ステージ3から取り出された後に、不良部品や混入した異種部品など基板7への実装が不適と判断された部品を廃棄回収する機能を有している。
部品供給ステージ3、ユニット集合ステージ4および基板保持ステージ5の上方には、基台2のX方向の端部に位置して、Y軸フレーム8が支持ポスト8aによって両端部を支持されてY方向に架設されている。Y軸フレーム8の前面には、以下に説明する第1ヘッド11、第2ヘッド12をリニアモータ駆動によりY方向に案内して駆動するヘッド移動機構9が組み込まれている。第1ヘッド11には半導体チップ6aを保持して基板7に搭載する機能を有する搭載ユニット19が装着されており、第2ヘッド12には基板7に電子部品接合用の接着剤を塗布する機能を有する塗布ユニット20が装着されている。
部品供給ステージ3、中継ステージ16および基板保持ステージ5の上方には、位置認識のために第1カメラ21、第2カメラ22、第3カメラ23が配設されている。第1カメラ21は部品供給ステージ3において取り出し対象の半導体チップ6aを撮像する。第2カメラ22は部品供給ステージ3から取り出されて中継ステージ16に位置補正のために仮置きされた半導体チップ6aを撮像する。また第3カメラ23は、基板保持ステージ5に保持された基板7を撮像して部品実装点の位置を認識する。またユニット集合ステージ4に配設された部品認識カメラ18は、部品供給ステージ3から取り出された半導体チップ6aを下方から撮像する。
図2に示すように、部品供給ステージ3はXYテーブル機構24を備えており、XYテーブル機構24の上面に装着された水平な移動プレート25には、複数の支持部材26が立設されている。支持部材26は、上面に半導体ウェハ6が装着保持されるウェハ保持テーブル3aを支持している。半導体ウェハ6はウェハシート6bに複数の半導体チップ6aを所定配列で貼着した構成となっている。ウェハシート6bには、能動面を上向きにしたフェイスアップ姿勢で個片に分割された状態の複数の半導体チップ6aが貼着保持されている。
部品供給ステージ3には、半導体ウェハ6から半導体チップ6aをピックアップするためのピックアップ作業位置[P1]が設定されている。第1カメラ21の位置はピックアップ作業位置[P1]に対応しており、第1カメラ21によって半導体ウェハ6を撮像した撮像結果を認識処理することにより、ピックアップ対象の半導体チップ6aの位置が検出される。ウェハ保持テーブル3aの内部においてピックアップ作業位置[P1]に対応する位置には、エジェクタ機構27が配設されている。エジェクタ機構27は、ウェハシート6bの下面側から半導体チップ6aをピンで突き上げることにより、半導体チップ6aのウェハシート6bからの剥離を促進する機能を有している。半導体チップ6aの取り出し時にエジェクタ機構27を昇降させてウェハシート6bの下面に当接させることにより、後述するピックアップヘッド14による半導体チップ6aのウェハシート6bからの取り出しを容易に行うことができる。
部品取り出し動作においては、XYテーブル機構24を駆動してウェハシート6bをX
Y方向に水平移動させることにより、ウェハシート6bに貼着された複数の半導体チップ6aのうち、取り出し対象となる所望の半導体チップ6aをピックアップ作業位置[P1]に位置させる。なおここでは、部品供給ステージ3として、ウェハシート6bに貼着されたウェハ状態の部品を供給する方式のウェハテーブルを用いる例を示したが、複数の部品を所定の平面配列で供給する部品トレイを、ウェハテーブルと交換自在に部品供給ステージ3に配置するようにしてもよい。
部品供給ステージ3の上方には、半導体チップ6aを吸着して保持するピックアップノズル14aを備えたピックアップヘッド14が配設されている。ピックアップヘッド14はピックアップアーム13aによって保持されており、ピックアップアーム13aは、Y軸フレーム8の下面に縣吊して配置されたピックアップヘッド移動機構13から、部品供給ステージ3の上方に延出して設けられている。ピックアップヘッド移動機構13を駆動することにより、ピックアップアーム13aはXYZ方向に移動するとともに、X方向の軸廻りに回転する。
これにより、ピックアップヘッド14は部品供給ステージ3の上方とユニット集合ステージ4の上方との間でY方向に移動するとともに、X方向に進退する。これによりピックアップヘッド14は、部品供給ステージ3から半導体チップ6aをピックアップして、ユニット集合ステージ4に設けられた中継ステージ16に移送する動作を行う。また必要時には、ピックアップヘッド14をピックアップ作業位置[P1]の上方からX方向に退避させることが可能となっており、さらにピックアップアーム13aを回転させてピックアップヘッド14を反転させることにより、ピックアップノズル14aに保持した半導体チップ6aの姿勢を表裏反転させることが可能となっている。
図2に示すように、ユニット集合ステージ4および基板保持ステージ5は、ベースプレート31の上面に設けられており、ベースプレート31は基台2の上面に立設された複数の支持ポスト30によって下方から支持されている。移動テーブル4aをX方向に移動させるX軸移動機構28は、ベース部29上にモータを駆動源とする送りねじ直動機構28aと直動ガイド機構28bを配設して構成されている。
中継ステージ16には、部品供給ステージ3からピックアップヘッド14によって取り出された半導体チップ6aが位置補正のために載置される(矢印a)。中継ステージ16には中継位置[P2]が設定されており、第2カメラ22は中継位置[P2]に対応して配置されている。X軸移動機構28によって中継ステージ16を移動させることにより、中継ステージ16に載置された半導体チップ6aを中継位置[P2]に位置させて第2カメラ22によって撮像することができ、これにより中継ステージ16に載置された半導体チップ6aの位置が検出される。部品認識カメラ18は中継ステージ16に隣接して配置されており、同様にX軸移動機構28を駆動することにより、部品認識位置[P3]に移動する。中継ステージ16に仮置きされて位置認識の後に取り出された半導体チップ6aは、部品認識位置[P3]にて部品認識カメラ18によって撮像され位置検出が行われる。
基板保持ステージ5は、XYテーブル機構32上に基板7を保持する基板保持テーブル5aを設けた構成となっている。基板保持ステージ5には、半導体チップ6aを基板保持テーブル5aに保持された基板7に実装するための実装作業位置[P4]が設定されており、第3カメラ23は実装作業位置[P4]に対応して配置されている。第3カメラ23によって基板7を撮像することにより、基板7に設定された部品実装点7aの位置が検出される。そしてXYテーブル機構32を駆動することにより、基板保持テーブル5aは基板7とともにXY方向に水平移動し、基板7に設定された任意の部品実装点7aを実装作業位置[P4]に位置させることができる。
次に、第1ヘッド11、第2ヘッド12について説明する。図2においてY軸フレーム8に設けられたY軸ガイド機構9の前面には、第1ヘッド11および第2ヘッド12をY方向にガイドするための2条のガイドレール9aが設けられており、これらのガイドレール9aの間には以下に説明する第1ヘッド11および第2ヘッド12をY方向に駆動するためのリニアモータを構成する固定子9bが配設されている。ガイドレール9aには図示しないスライダがY方向にスライド自在に嵌合しており、このスライダは垂直な移動プレート11a、12aの背面に固着されている。
移動プレート11a、12aの背面には、固定子9bに対向してリニアモータを構成するする可動子(図示省略)が配設されている。これらのリニアモータを駆動することにより、第1ヘッド11および第2ヘッド12はガイドレール9aによってガイドされて、それぞれY方向に移動する(矢印b)。移動プレート11a、12aの前面には、それぞれ昇降機構11b、12bが配設されており、昇降機構11b、12bの前面には昇降プレート11c、12cが、ガイドレール11d、スライダ11eよりなるスライドガイド機構(図3参照)により垂直方向にスライド自在に配設されている。昇降機構11b、12bを駆動することにより、昇降プレート11c、12cはそれぞれ昇降する(矢印c)。昇降プレート11cには、下部に部品保持ツール19aを備えた搭載ユニット19が着脱自在に装着されており、昇降プレート12cには、2基の塗布ユニット20が着脱自在に装着されている。
搭載ユニット19は部品保持ツール19aによって実装対象の部品である半導体チップ6aを保持する機能を有しており、第1ヘッド11をY方向に水平移動させて昇降プレート11cが昇降することにより、搭載ユニット19は部品供給ステージ3から供給された半導体チップ6aを、基板保持ステージ5に保持された基板7に搭載する(矢印d)。ここでは、搭載ユニット19が装着された第1ヘッド11による実装形態として、ピックアップヘッド14によって部品供給ステージ3から取り出され中継ステージ16上に載置された半導体チップ6aを搭載ユニット19によって保持して基板7に搭載するプリセンタ実装形態と、部品供給ステージ3の半導体チップ6aを直接搭載ユニット19によって保持して基板7に搭載するダイレクト実装形態と、ピックアップヘッド14によって部品供給ステージ3から取り出され表裏反転状態でピックアップヘッド14に保持された半導体チップ6aを搭載ユニット19によって保持して基板7に搭載するフェイスダウン実装形態とを選択的に実行できるようになっている。すなわち搭載ユニット19が装着された第1ヘッド11は、部品供給ステージ3によって供給された半導体チップ6aを吸着保持して、基板保持ステージ5に保持された基板7に実装する実装ヘッドとなっている。
第2ヘッド12に装着された塗布ユニット20は、部品接着用の樹脂接着剤であるペーストを収納したシリンジ20aおよびペーストを吐出する塗布ノズル20bを備えている。第2ヘッド12を基板保持ステージ5に保持された基板7の上方に移動させて、塗布ユニット20による塗布動作を行わせることにより(矢印e)、塗布ノズル20bから吐出したペーストを基板7の部品実装点7aに塗布する。
次に図3を参照して、第1ヘッド11に装着された搭載ユニット19の構造を説明する。図3において、昇降機構11bの前面にガイドレール11d、スライダ11eよりなるスライドガイド機構によって垂直方向にスライド自在に配設された昇降プレート11cの前面には、搭載ユニット19が装着されている。搭載ユニット19の本体部を構成するヘッド本体部33には、円筒状のシリンダ室33aにピストン34を上下動自在に嵌合させた構成のエアシリンダ機構が内蔵されている。ピストン34には下方に延出するツール軸35が結合されており、ツール軸35はピストン34とともに上下動自在となっている。シリンダ室33aに連通して設けられた吸気ポート33bには給気配管36が接続されて
おり、さらに給気配管36はオンオフバルブ37、レギュレータ38を介して空圧供給源39に接続されている。空圧供給源39を作動させた状態で、オンオフバルブ37、レギュレータ38を制御部43によって制御することにより、シリンダ室33a内に所望の圧力のエアを、所望のオンオフタイミングで供給することができる。これにより、ツール軸35には所望のタイミングで所望の大きさの下向きの加圧力が付与される。
ツール軸35にはヘッド本体部33の下方に位置して、位置規制部35bが径方向に張り出して設けられている。位置規制部35bは、ツール軸35を上下方向に位置固定するために設けられたものであり、上下方向に位置規制するための嵌合部46が側方から嵌合する形状に設けられている(図5参照)。ツール軸35が位置規制部35bからさらに下方に延出した下端部には、保持対象となる半導体チップ6aに当接して保持する部品保持ツール19aが装着されている。ツール軸35の内部に上下方向に設けられた吸引孔35aは、部品保持ツール19aに設けられた吸着孔19bと連通している。吸引孔35aには真空吸引用の真空配管40が接続されており、さらに真空配管40はオンオフ弁41を介して真空吸引源42に接続されている。オンオフ弁41は制御部43によって制御され、これにより、部品保持ツール19aにおいて吸着孔19bから真空吸引し、この真空吸引力により半導体チップ6aを吸着保持する。
すなわち第1ヘッド11に搭載ユニット19を装着した構成の実装ヘッドは、昇降機構である昇降機構11bによって昇降自在に設けられたヘッド本体部33と、ヘッド本体部33に上下動自在に設けられたツール軸35と、このツール軸35の下端部に装着され、部品である半導体チップ6aに当接して半導体チップ6aを吸着保持する部品保持ツール19aと、ヘッド本体部33に設けられツール軸35に下向きの加圧力を付与する加圧手段としてのエアシリンダ機構を有する形態となっている。なお、加圧手段としてここではエアシリンダを用いた例を示しているが、エアシリンダに代えてダイヤフラムなどの空力変換機構を用いてもよい。また加圧力を発生する機構として空圧以外のものを用いてもよい。
部品実装動作における搭載ユニット19の動作状態について、図4を参照して説明する。図4(a)は、上昇状態にある搭載ユニット19が部品保持ツール19aによって半導体チップ6aを吸着保持している状態を示している。すなわち真空配管40から真空吸引することにより(矢印f)、部品保持ツール19aの下端部には半導体チップ6aが保持されている。このとき、給気配管36からエア(圧力P1)がシリンダ室33a内に供給されることにより(矢印g)、ピストン34はシリンダ室33aの底部33cに押し付けられ、この押付力F(ピストン34の受圧面積と圧力P1によって規定される。)によってツール軸35はヘッド本体部33に対して位置固定された状態となる。
図4(b)は、図4(a)に示す状態から、搭載ユニット19を下降させて(矢印h)、部品保持ツール19aに吸着保持された半導体チップ6aを、基板保持テーブル5aに保持された基板7に実装する際の状態を示している。この部品実装動作においては、ピストン34の下面が底部33cから離隔してフローティング状態となる位置まで搭載ユニット19を下降させる。これにより、シリンダ室33a内に供給されたエア(圧力P1)がピストン34に作用することによる押付力Fは、ツール軸35、部品保持ツール19aを介して半導体チップ6aにそのまま負荷され、この押付力Fが半導体チップ6aを基板7に実装する際のボンディング荷重となる。
ここで、ボンディング荷重と実装対象の部品の種類との関係について説明する。ボンディング荷重は実装対象の部品のサイズや種類に応じた適正値に設定され、対象となる部品が小サイズ部品である場合には、ボンディング荷重を発生させるための圧力P1は、通常サイズの部品を対象とする場合と比較して低い圧力に設定される。ところがこの場合には
、図4(a)に示す押付力Fもボンディング荷重と同様に小さくなることから、部品保持ツール19aに半導体チップ6aを保持した搭載ユニット19を移動させる際に、半導体チップ6aの位置を固定する力が弱くなり、部品保持ツール19aの位置が不安定となりやすい。
このような部品保持ツール19aの位置の不安定は、半導体チップ6aの位置認識のための画像取得時における画像品質の低下や部品脱落などの不具合を招くため、ボンディング荷重が小さい部品を対象とする場合には、部品保持ツール19aの位置を安定的に固定するための対策が求められる。ここでこの対策として、シリンダ室33a内に供給される圧力を必要に応じて切り換えることも考えられるが、一般に空圧機器における圧力の切り換えは応答性が悪いという難点がある。すなわち切り換え指令が出力されても実際にシリンダ室33a内の圧力が指令通りに追従するまでには遅れ時間があり、高速動作が必要とされる部品実装装置には適していない。
本実施の形態に示す部品実装装置1においては、このような不都合を解消するため、以下に説明する位置固定手段を搭載ユニット19に設けることにより、第1ヘッド11の移動状態における部品保持ツール19aの位置を安定させるようにしている。まずこの位置固定手段として、ツール軸35に対して位置規制部材を横方向から当接させることによりこのツール軸35の上下方向の位置を規制する位置規制機構を用いた例を、図5を参照して説明する。
すなわち、図5(a)において、ヘッド本体部33の側面に結合された保持ブラケット44には、位置規制部材である進退軸部材45aを進退させる機能を有するアクチュエータ45が、進退軸部材45aの進退方向を水平にした姿勢で装着されている。アクチュエータ45および位置規制部35bは、ツール軸35の上下方向の位置を規制する位置規制機構を構成する。アクチュエータ45としては、空圧によって進退軸部材45aを進退させるエアシリンダや電磁駆動式のソレノイドなどを用いることができる。
進退軸部材45aの先端部には、ツール軸35に設けられた位置規制部35bに横方向から当接して嵌合する形状の嵌合部46が設けられており、嵌合部46が位置規制部35bに嵌合することにより、ツール軸35の上下方向の位置が規制される。嵌合部46の上下方向の位置は、図5(b)に示すように、ピストン34が底部33cに当接した状態、すなわち半導体チップ6aを部品保持ツール19aによって保持した搭載ユニット19が上昇した状態(図4(a)参照)において、嵌合部46が位置規制部35bに正しく当接して嵌合するような位置に設けられている。
図5(a)に示す部品実装動作時など、部品保持ツール19aが半導体チップ6aを基板7に対して押し付けているときには、進退軸部材45aを退行させて嵌合部46を位置規制部35bから離脱させる。この状態では、ツール軸35にはアクチュエータ45による位置規制作用が及ばず、位置固定OFF状態となる。また半導体チップ6aを部品保持ツール19aによって保持した搭載ユニット19が上昇して移動するときなどには、図5(b)に示すように、進退軸部材45aを進出させて(矢印i)、嵌合部46を位置規制部35bに横方向から当接させる。これにより、ツール軸35の上下方向の位置が規制されて位置固定ON状態となり、搭載ユニット19の移動状態におけるツール軸35の位置を安定的に固定することができる。
図6は、図5に示す位置固定手段が設けられた搭載ユニット19が第1ヘッド11に装着された構成の部品実装装置1によって、半導体チップ6aを基板保持ステージ5に保持された基板7に実装する部品実装方法を示している。ここでは、部品供給ステージ3からピックアップヘッド14によって取り出されて、位置補正のために中継ステージ16に載
置された半導体チップ6aを搭載ユニット19によって吸着保持して、基板7に移送して実装する動作例を示している。すなわち、図2に示す第1ヘッド11を移動させることにより、図6(a)に示すように、搭載ユニット19をユニット集合ステージ4の中継ステージ16の上方に移動させ、次いで部品保持ツール19aを下降させて半導体チップ6aに当接させる。このとき、搭載ユニット19においては、進退軸部材45aが位置規制部35bから退行した状態にあって、ツール軸35にアクチュエータ45による位置規制作用が及ばない位置固定OFF状態となっている。したがって半導体チップ6aには図4(b)に示す圧力P1による適正な押付力が作用し、良好な部品保持動作が実現される。
この後、図6(b)に示すように、半導体チップ6aを部品保持ツール19aによって吸着保持した搭載ユニット19を第1ヘッド11によって移動させる(矢印j)。このヘッド移動過程においては、アクチュエータ45を作動させて進退軸部材45aを進出させ、嵌合部46を位置規制部35bに横方向から当接させて、ツール軸35の上下方向の位置を規制して固定する。これにより、ヘッド移動過程における半導体チップ6aの上下方向の位置変動が抑制され、部品保持ツール19aからの半導体チップ6aの落下などの搬送不具合を防止するとともに、部品保持ツール19aに保持された半導体チップ6aを部品認識カメラ18によって下方から撮像することにより取得される画像品質を、良好に確保することができる。
この後、基板保持ステージ5に保持された基板7の上方に搭載ユニット19が移動し、次いで搭載ユニット19を下降させることにより、部品保持ツール19aに吸着保持した半導体チップ6aを基板保持ステージ5に保持された基板7に実装する。このとき、搭載ユニット19においては、進退軸部材45aを位置規制部35bから退行させて、アクチュエータ45による位置規制作用を解除して位置固定OFF状態とする。これにより、半導体チップ6aには図4(b)に示す圧力P1による適正なボンディング荷重が作用し、良好な部品実装動作が実現される。
すなわち上述の部品実装方法は、半導体チップ6aを吸着保持した部品保持ツール19aが基板保持ステージ5へ移動するヘッド移動過程において、搭載ユニット19に設けられた位置固定手段によってツール軸35の上下方向の位置を固定することにより、半導体チップ6aの上下方向の位置変動を抑制する形態となっている。そしてツール軸35の上下方向の位置を固定するに際し、ツール軸35に対してアクチュエータ45の進退軸部材45aを横方向から当接させることにより、このツール軸35の上下方向の位置を規制するようにしている。これにより、小サイズの部品を対象としてボンディング荷重を低荷重に設定した場合にあっても、部品保持ツールの位置を安定させることができ、部品の落下や部品の位置不安定に起因する認識精度の低下などの不具合を防止することができる。
なお上述例では、ツール軸35の位置を安定させるための位置固定手段として、ツール軸35に位置規制部材を横方向から当接させる例を示したが、位置固定手段の構成例はこれに限定されるものではなく、種々の機構を用いることができる。例えば図7は、位置固定手段として、ツール軸35に下向きの位置固定用の付加加圧力を付与する付加加圧手段を、加圧手段であるヘッド本体部33とは別個に設けた搭載ユニット19Aの例を示している。
すなわち、図7(a)において、搭載ユニット19Aを構成するヘッド本体部33の側面には、進退軸部材47aを進退させる機能を有するアクチュエータ47が、進退軸部材47aの進退方向を垂直下向きにした姿勢で装着されている。またアクチュエータ47の下面には、水平な押下げレバー49の一端部に設けられた軸支部49aを軸支する軸支部材48が結合されており、進退軸部材47aの下端部は押下げレバー49の上面に当接している。アクチュエータ47を作動させて進退軸部材47aを下方に進出させることによ
り、進退軸部材47aは押下げレバー49に当接して下方に押し下げる。
また進退軸部材47aを上方に退行させることにより、押下げレバー49はバネなどの付勢手段(図示省略)によって原位置に戻る。アクチュエータ47としては、空圧によって進退軸部材47aを進退させるエアシリンダや電磁駆動式のソレノイドなどを用いることができる。進退軸部材47aの先端部には、ツール軸35において外側に延出して設けられた押下げ部35cの上面に当接して下方に押圧する当接部50が設けられており、当接部50が押下げ部35cを下方に押圧することにより、ツール軸35には付加加圧力が付与される。アクチュエータ47および押下げレバー49は、ツール軸35に下向きの位置固定用の付加加圧力を付与する付加加圧手段を構成する。
図7(a)に示す部品実装動作時など、部品保持ツール19aが半導体チップ6aを基板7に対して押し付けているときには、進退軸部材47aを退行させて当接部50を押下げ部35cから離隔させる。この状態では、ツール軸35にはアクチュエータ47による付加加圧力が作用せず、位置固定OFF状態となる。また半導体チップ6aを部品保持ツール19aによって保持した搭載ユニット19が上昇して移動するときには、図7(b)に示すように、進退軸部材47aを進出させて(矢印k)押下げレバー49に当接させ、押下げレバー49を下方に押し下げる。これにより、押下げレバー49の先端部に設けられた当接部50が押下げ部35cの上面に当接して下方に押圧する。この押圧動作による下方への力は、シリンダ室33a内の圧力P1によってピストン34の下面を底部33cに押し付ける押付力に、付加加圧力Faとして付加される。これによりツール軸35の上下方向の位置を固定する位置固定力が増大して位置固定ON状態となり、搭載ユニット19Aの移動状態におけるツール軸35の位置を安定的に固定することができる。
そして上述の搭載ユニット19Aを用いた部品実装装置1による部品実装方法においては、半導体チップ6aを吸着保持した部品保持ツール19aが基板保持ステージ5へ移動するヘッド移動過程において、搭載ユニット19Aに設けられた付加加圧手段によってツール軸35の上下方向の位置を固定することにより、半導体チップ6aの上下方向の位置変動を抑制する形態となっている。すなわちツール軸35の上下方向の位置を固定するに際し、ヘッド本体部33に設けられたエアシリンダ機構とは別個に設けられた上述構成の付加加圧手段によってツール軸35に下向きの位置固定用の付加加圧力を付与することにより、このツール軸35の上下方向の位置を固定するようにしている。
さらに図8は、付加加圧手段として、ヘッド本体部33に設けられたエアシリンダ機構と同軸にツール軸35に空圧による下向きの位置固定用の付加加圧力を付与する空圧式付加加圧手段を設けた搭載ユニット19Bの例を示している。すなわち図8(a)において、搭載ユニット19Bを構成するヘッド本体部33の下面には、空圧式付加加圧手段であるサブシリンダ51が付設されている。サブシリンダ51にはヘッド本体部33と共通のツール軸35が上下に挿通しており、円筒状のシリンダ室51aにはツール軸35と結合されたサブピストン52が上下動自在に嵌合している。サブピストン52の上側においてシリンダ室51aに連通して設けられた給気ポート51bには給気配管53が接続されており、給気配管53から給気ポート51bを介してシリンダ室51a内にエアを供給することにより、サブシリンダ51にはエア圧力が作用する。これにより、ツール軸35には、シリンダ室33a内に供給されたエアの圧力P1によって発生する加圧力とは別個に、サブシリンダ51に供給されたエアの圧力に応じた下向きの加圧力が付加される。
図8(a)に示す部品実装動作時など、部品保持ツール19aが半導体チップ6aを基板7に対して押し付けているときには、実装対象の半導体チップ6aに応じたボンディング荷重を発生させるための圧力P1のエアを、シリンダ室33a内のみに供給する(矢印l)。この状態では、ツール軸35にはサブシリンダ51による付加加圧力が作用せず、
位置固定OFF状態となる。また半導体チップ6aを部品保持ツール19aによって保持した搭載ユニット19Bが上昇して移動するときには、図8(b)に示すように、給気配管53からシリンダ室51a内に圧力P2のエアを供給する(矢印m)。これにより、ツール軸35には圧力P2に応じた加圧力が伝達され、ピストン34の下面が底部33cを押し付ける押付力には、上述のボンディング荷重に加えて圧力P2に応じた加圧力が付加される。これによりツール軸35の上下方向の位置を固定する位置固定力が増大して位置固定ON状態となり、搭載ユニット19Bの移動状態におけるツール軸35の位置を安定的に固定することができる。
そして上述の搭載ユニット19Bを用いた部品実装装置1による部品実装方法においては、半導体チップ6aを吸着保持した部品保持ツール19aが基板保持ステージ5へ移動するヘッド移動過程において、搭載ユニット19Bに設けられた空圧式付加加圧手段によってツール軸35の上下方向の位置を固定することにより、半導体チップ6aの上下方向の位置変動を抑制する形態となっている。すなわちツール軸35の上下方向の位置を固定するに際し、上述構成の空圧式付加加圧手段によって空圧による下向きの付加加圧力を付与することにより、このツール軸35の上下方向の位置を固定するようにしている。
本発明の部品実装装置は、小サイズの部品を対象として実装ヘッドによる押圧荷重を低荷重に設定した場合にあっても、部品保持ツールの位置を安定させることができるという効果を有し、リードフレームや樹脂基板などに部品を実装する分野に利用可能である。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の全体斜視図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の正面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における実装ヘッドの構造説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における実装ヘッドの動作説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における実装ヘッドの動作説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置による部品実装動作の動作説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における実装ヘッドの構造および動作の説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置における実装ヘッドの構造および動作の説明図
符号の説明
1 部品実装装置
3 部品供給ステージ
4 ユニット集合ステージ
5 基板保持ステージ
6 半導体ウェハ
6a 半導体チップ
7 基板
9 ヘッド移動機構
11 第1ヘッド
12 第2ヘッド
19、19A、19B 搭載ユニット
19a 部品保持ツール
33 ヘッド本体部
34 ピストン
35 ツール軸
35b 位置規制部
45、47 アクチュエータ
45a、47a 進退軸部材
51 サブシリンダ

Claims (8)

  1. 部品を供給する部品供給部と、基板を保持する基板保持部と、前記部品供給部によって供給された前記部品を吸着保持して前記基板保持部に保持された基板に実装する実装ヘッドとを備え、
    前記実装ヘッドは、昇降機構によって昇降自在に設けられたヘッド本体部と、前記ヘッド本体部に上下動自在に設けられたツール軸と、このツール軸の下端部に装着され前記部品に当接してこの部品を吸着保持する部品保持ツールと、前記ヘッド本体部に設けられ、前記ツール軸に下向きの加圧力を付与する加圧手段とを有し、
    さらに前記部品を吸着保持した部品保持ツールが前記基板保持部へ移動するヘッド移動過程において、前記ツール軸の上下方向の位置を固定することにより前記部品の上下方向の位置変動を抑制する位置固定手段を前記実装ヘッドに設けたことを特徴とする部品実装装置。
  2. 前記位置固定手段は、前記ツール軸に対して位置規制部材を横方向から当接させることによりこのツール軸の上下方向の位置を規制する位置規制機構であることを特徴とする請求項1記載の部品実装装置。
  3. 前記位置固定手段は、前記加圧手段とは別個に設けられて前記ツール軸に下向きの位置固定用の付加加圧力を付与する付加加圧手段であることを特徴とする請求項1記載の部品実装装置。
  4. 前記付加加圧手段は、前記加圧手段と同軸に設けられて前記ツール軸に空圧による下向きの位置固定用の付加加圧力を付与する空圧式付加加圧手段であることを特徴とする請求項3記載の部品実装装置。
  5. 部品を供給する部品供給部と、基板を保持する基板保持部と、前記部品供給部によって供給された前記部品を吸着保持して前記基板保持部に保持された基板に実装する実装ヘッドとを備え、前記実装ヘッドは、昇降機構によって昇降自在に設けられたヘッド本体部と、前記ヘッド本体部に昇降自在に設けられたツール軸と、このツール軸の下端部に装着され前記部品に当接してこの部品を吸着保持する部品保持ツールと、前記ヘッド本体部に設けられ、前記ツール軸に下向きの加圧力を付与する加圧手段とを有する構成の部品実装装置によって部品供給部から取り出された部品を基板に実装する部品実装方法であって、
    前記部品を吸着保持した部品保持ツールが前記基板保持部へ移動するヘッド移動過程において、前記実装ヘッドに設けられた位置固定手段によって前記ツール軸の上下方向の位置を固定することにより、前記部品の上下方向の位置変動を抑制することを特徴とする部品実装方法。
  6. 前記ツール軸の上下方向の位置を固定するに際し、前記ツール軸に対して位置規制部材を横方向から当接させることによりこのツール軸の上下方向の位置を規制することを特徴とする請求項5記載の部品実装方法。
  7. 前記ツール軸の上下方向の位置を固定するに際し、前記加圧手段とは別個に設けられた付加加圧手段によって前記ツール軸に下向きの位置固定用の付加加圧力を付与することを特徴とする請求項5記載の部品実装方法。
  8. 前記加圧手段と同軸に設けられた空圧式付加加圧手段によって空圧による下向きの付加加圧力を付与することを特徴とする請求項7記載の部品実装方法。
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