JP2010121403A - 充電機能を備えた駐車装置 - Google Patents

充電機能を備えた駐車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010121403A
JP2010121403A JP2008298189A JP2008298189A JP2010121403A JP 2010121403 A JP2010121403 A JP 2010121403A JP 2008298189 A JP2008298189 A JP 2008298189A JP 2008298189 A JP2008298189 A JP 2008298189A JP 2010121403 A JP2010121403 A JP 2010121403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric vehicle
pallet
charging
charging cable
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008298189A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5250403B2 (ja
Inventor
Morinobu Nishiura
盛展 西浦
Makoto Uenishi
真 上西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd, Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP2008298189A priority Critical patent/JP5250403B2/ja
Publication of JP2010121403A publication Critical patent/JP2010121403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5250403B2 publication Critical patent/JP5250403B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 電気車両搭載用パレットと、そのパレットに搭載した電気車両との間で充電用ケーブルを容易に接続することができる駐車装置を提供すること。
【解決手段】 車両をパレットに搭載して格納する駐車装置であり、前記パレットは、電気車両3に充電することができる下段パレット21を有し、この下段パレット21は、搭載した電気車両3の充電口31に接続するコネクタ41を備えるとともに電源部71に接続された充電用ケーブル4と、この充電用ケーブル4を下段パレット21の上方でパレット長手方向に案内するケーブル案内処理機構5とを具備している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パレットに搭載して格納した電気車両への充電機能を備えた駐車装置に関する。
従来、内燃機関を動力源とする車両を駐車させるための機械式駐車装置として、昇降式・ピット式駐車装置、エレベータ式駐車装置、平面往復式駐車装置、二段・多段駐車装置等の駐車装置が広く利用されている。
一方、近年、内燃機関に代えて電動機を動力源とした電気車両の利用が増えている。この電気車両は排気ガスを放出しないため環境保全上優れているが、従来の燃料の代わりに電気を蓄電器(バッテリー)に充電する必要がある。しかし、この充電には通常長時間を要するため、上記したような駐車装置に格納している時間を利用して充電しようとする駐車装置が発明されている。
例えば、本出願人は、充電する機能を備えた駐車装置として、エレベータ式駐車装置の各駐車棚の反昇降路側に、パレット側に設けられた雌型コネクタに駐車棚側の雄型コネクタをソレノイドによって係合離脱可能なようにした回路接続部を設け、駐車中にこのソレノイドで回路接続部を接続して充電するようにしたものを発明している(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術として、パレットに充電器を備え、この充電器から導出した充電用ケーブルをパレット側縁部から引き出してコンセントを自動車に接続するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、他の従来技術として、パレット後部に充電用ケーブルの巻き取り機を設け、パレット昇降動作に追従して外部の充電器とパレット間での巻き取り・巻き戻しを行うようにしたものもある(例えば、特許文献3参照)。
特許第2789062号公報 特許第2908939号公報 特許第2753770号公報
しかしながら、上記特許文献1では、充電用ケーブルを備えたポールをパレット側縁部の固定位置に立設しているので、充電口が前方にある電気車両の前進入庫や、充電口が後方にある電気車両の後進入庫の場合等、電気車両の充電口の位置(前部、後部)と入出庫方式(前進入庫、後進入庫)の組み合わせによっては、車両の入庫完了後に利用者が装置の奥部まで立入って、充電用ケーブルの着脱作業のためにコネクタを操作しなければならないが、パレットの奥部は人の歩行に不適当な形状(足元の段差や頭上注意部分)となっていることがあり、充電用ケーブル等の接続作業に時間を要する場合がある。また、入庫方向によっては、充電用ケーブルが運転席側通路を遮り乗降に支障を来たす場合もある。さらに、車両によって充電口の位置が異なるため、1本のポールでは充電口までが遠くなって着脱作業が困難な場合もある。
また、上記特許文献2では、上記引用文献1と同様の課題を有するとともに、パレットに充電器を備え、この充電器から導出した充電用ケーブルをパレット側縁部の非常に低い位置から引き出しているので、利用者は屈んだ姿勢での充電用ケーブルの引き出し・収納作業を強いられるので作業が困難であり、また雨水等により充電用ケーブルのコンセントが水浸しになる恐れがある。
さらに、上記特許文献3では、充電用ケーブルを巻き取るコード巻き取り機を備えているが、これはパレット昇降時の充電用ケーブルのたるみ防止用であり、巻き取り機から電気車両までの充電用ケーブル長さは固定であるので、電気車両に充電する場合は、充電口が車両後部にあって後進入庫した場合に限られる。また、上記特許文献1と同様に、装置の奥部まで立入って充電用ケーブルの着脱作業等を行わなければならず、充電用ケーブル等の接続作業に時間を要する。
そこで、本発明は、電気車両搭載用パレットと、そのパレットに搭載した電気車両との間で充電用ケーブルを容易に接続することができる充電機能を備えた駐車装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両をパレットに搭載して格納する駐車装置であって、前記パレットは、電気車両に充電することができる電気車両搭載用パレットを有し、該電気車両搭載用パレットは、搭載した電気車両の充電口に接続するコネクタを備えるとともに電源部に接続された充電用ケーブルと、該充電用ケーブルを電気車両搭載用パレットの上方でパレット長手方向に案内するケーブル案内処理機構とを具備していることを特徴とする。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「電気車両」は、道路交通法で定める自動車及び軌道や架線を必要としない3輪乃至8輪の乗り物で、電動モータの動力(内燃機関等の併用を含む)で走行することのできるものをいう。また、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「車両搭載用パレット」は、「ケージ」に設けられた「車両搭載用パレット」を含む。これにより、電気車両の充電口への充電用ケーブルの接続・取外しを、利用者がパレット奥部に立ち入ることなく、乗入れ部の手前で容易に行える。しかも、充電口位置の異なる電気車両でも充電用ケーブルを容易に接続(処理)することができる。その上、ケーブル案内処理機構により充電用ケーブルを比較的高い位置に配置できるので、充電用ケーブルが水浸しになる恐れがない。
また、前記ケーブル案内処理機構は、前記電気車両搭載用パレットの長手方向に支持部材で支持されたハンガーレールと、該ハンガーレールに前記充電用ケーブルの少なくとも2箇所を吊持して該ハンガーレールに沿って移動可能なハンガーとを有し、該ハンガーで吊持される区間の前記充電用ケーブルは、前記電気車両搭載用パレットの長手方向全長の移動を可能とする弛みを具備していてもよい。このようにすれば、ハンガーレールに沿って電気車両搭載用パレットの長手方向に移動する充電用ケーブルにより、充電用ケーブルを乗入れ部の手前で電気車両に接続した状態で、入出庫時の電気車両の移動に伴って充電用ケーブルを電気車両搭載用パレットの長手方向に安定して移動させることができる。
さらに、前記ケーブル案内処理機構は、前記電気車両搭載用パレットの長手方向に支持部材で支持されたトロリーダクトと、該トロリーダクトに前記充電用ケーブルを吊持し、該トロリーダクトに沿って敷設した接触電線との電気的接続を保って該充電用ケーブルをトロリーダクトに沿って移動させるトロリー装置とを具備していてもよい。このトロリー装置としては、トロリーダクトの長手方向に敷設された接触電線と、この接触電線に電気的に接続される集電子を有するトロリーとを具備し、それ自体の自重や充電用ケーブルなどの接続対象物を吊り下げて、トロリーダクトに沿って移動可能なものが用いられる。このようにすれば、トロリーダクトに沿って電気車両搭載用パレットの長手方向に移動するトロリー装置により、充電用ケーブルを乗入れ部の手前で電気車両に接続した状態で、入出庫時の電気車両の移動に伴って充電用ケーブルを電気車両搭載用パレットの長手方向に安定して移動させることができる。
また、前記ハンガーレール又はトロリーダクトは、前記電気車両の乗入れ部側端部に、前記充電用ケーブルを吊持したハンガー又はトロリー装置の当接時に衝突力を緩和させる緩衝部を具備していてもよい。このようにすれば、電気車両の入出庫時に、パレットの乗入れ部側端部へ移動するハンガー又はトロリー装置のトロリーがハンガーレール又はトロリーダクトの端部に当接した時の衝突力を緩和し、安定して停止させることができる。
さらに、前記ハンガーレール又はトロリーダクト、もしくはこれらの支持部材は、前記充電用ケーブルのコネクタを掛けるホルダーを具備していてもよい。このようにすれば、充電用ケーブルの不使用時にはコネクタを定位置に保持することができ、使用時にはコネクタを迅速に取外して電気車両に接続することができる。
また、駐車装置の前部に出入口扉を備え、該出入口扉の開閉状態を検知する検知手段と、該検知手段による前記出入口扉の開検知で前記充電用ケーブルによる給電を非給電状態とし、該出入口扉の閉検知と前記電気車両の充電口と充電用ケーブルのコネクタとの接続検知とで該充電用ケーブルによる給電を給電可能状態にする機能とを具備していてもよい。上記充電口とコネクタとの接続検知は、運転盤による操作を含む。このようにすれば、出入口扉の開検知で非給電状態となり、閉検知で給電可能状態となるように制御して、電気車両が充電中の走行を禁止する機能を備えていたとしても入庫完了させた状態で充電するように制御でき、そのような電気車両に対しても容易に接続作業を行なって充電することができる。
本発明によれば、電気車両搭載用パレットに搭載した電気車両に対し、入出庫前後において乗入れ部手前で充電用ケーブルを容易に接続することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施の形態に係る駐車装置を示す図面であり、(a) は下降状態の正面図、(b) は上昇状態の正面図、(c) は(b) に示すI部の拡大断面図である。図2は、図1(b) に示すII−II矢視の側面図である。図3(a) は、図2に示すIII部の一部断面した拡大図であり、(b) は(a) の固定金具部における横断面図である。この実施の形態では、二段方式・昇降式・ピット式立体駐車装置1の下段パレット21を電気車両搭載用パレットとした例である。図1(a) の下降状態は、待機状態および上段パレット22への入出庫状態であり、(b) の上昇状態は、下段パレット21(電気車両搭載用パレット)への入出庫状態である。なお、立体駐車装置1の基本的な構成は、図示を省略する。また、パレットの乗入れ部側を前部、奥側を後部という。
図1(a) に示すように、この実施の形態の二段方式・昇降式・ピット式立体駐車装置1は、待機状態でピット11内に位置する下段パレット21と地上に位置する上段パレット22とが鉛直方向に設けられたパイプフレーム6によって連結されており、このパイプフレーム6で連結された下段パレット21と上段パレット22とが、図示しない昇降装置によって、図1(b) に示すように一体的に上昇するように構成されている。上記ピット11内には、昇降装置等を制御する制御盤7が設けられており、この制御盤7内に電源部71が設けられている。
この立体駐車装置1の前部には、出入口の左右に立設された鎖ポール26の間に前面鎖27が掛け渡されている。この実施の形態では、この前面鎖27が出入口扉となる。この前面鎖27は、図1(c) に示すように、鎖ポール26に設けられた係止フック28に掛けて止めるようになっている。係止フック28は、スプリング29によって常に上方付勢された可動式となっており、この係止フック28に前面鎖27が掛けられると、この前面鎖27の垂れ下がる自重によって係止フック28が下方へ下がってリミットスイッチ75が作動するようになっている。このリミットスイッチ75の非作動により前面鎖27が開状態と検知され、作動により前面鎖27が閉状態と検知されるようになっている。この実施の形態では、可動式の係止フック28とリミットスイッチ75とを有する検知手段で前面鎖27(出入口扉)の開閉を検知するようにしているが、他の構成で前面鎖27の開閉状態を検知できるようにしてもよい。また、この実施の形態では出入口扉を前面鎖27としているが、電動柵や昇降扉等であってもよく、他の出入口扉の場合もリミットスイッチで開閉状態を検知するようにすればよい。
そして、この実施の形態では、上記したように下段パレット21が電気車両搭載用パレットとなっており、この下段パレット21には、図示する左側のパイプフレーム6の上部に、ケーブル案内処理機構5が設けられている。なお、この実施の形態では、「電気車両搭載用パレット」を単に「下段パレット21」という。
また、図1(a),(b) 及び図2に示すように、上記パイプフレーム6の内部には、上記制御盤7の電源部71に接続された電源ケーブル72が設けられている。この例では、図示する左側奥部のパイプフレーム6の下部から、上記ケーブル案内処理機構5に向けて電源ケーブル72が配設されている。
この実施の形態の上記ケーブル案内処理機構5は、支持部材たる上記パイプフレーム6の上部に支持されてパレット長手方向に配設されたハンガーレール51と、このハンガーレール51に案内される移動自在なハンガー52とを有している。このケーブル案内処理機構5は、下段パレット21(電気車両搭載用パレット)の側部上方が好ましく、パレット長手方向に充電用ケーブル4を案内するように設けられている。このケーブル案内処理機構5のハンガー52は複数個が設けられ、これらのハンガー52によって、上記充電用ケーブル4がハンガーレール51に吊持されている。
また、この充電用ケーブル4の先端には、電気車両3の充電口31に適合するコネクタ41が設けられている。このコネクタ41は、電気車両3の充電口31に適合するコネクタ41であっても、各々の電気車両用の専用充電用ケーブルやアダプターを接続するための汎用コンセント(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「コンセント」は、「コネクタ」に含まれる)でもよい。
一方、充電用ケーブル4の後端部は、ハンガーレール51の後端部に設けられた接続部42で上記パイプフレーム6に配設された電源ケーブル72と接続されている。これにより、充電用ケーブル4が電源ケーブル72を介して上記制御盤7内の電源部71に接続されている。この充電用ケーブル4と電源ケーブル72とは、同一ケーブルでも、異なるケーブルを接続したものでもよい。
なお、この実施の形態における、電源部71から移動体である下段パレット21の充電用ケーブル4に至る電気的接続方法は一例を示しており、他の各種公知技術を適用することも可能であり、上記構成に限定されるものではない。
図3(a),(b) に示すように、上記ハンガーレール51は、下面中央部に長手方向の開口53を有し、その両側部にレール面55を有する矩形状断面の筒状に形成されている。このハンガーレール51は、金具54によって支持されてパレット側に固定されている。ハンガーレール51は、例えば、図示する金具54によって2箇所(それ以上でもよい)が上記パイプフレーム6に固定される。このハンガーレール51は、上段パレット22側の構造に固定されていてもよい。
そして、ハンガーレール51の内部に、このハンガーレール下面の開口53の両側部に形成されたレール面55を転走する車輪57(単車)を備えた上記ハンガー52が設けられている。このハンガー52の車輪57は、中央部のプレート56によって連結されている。ハンガー52は、1個以上がハンガーレール51内に挿入され、パレットの長手方向に移動自在となっている。
なお、この実施の形態のハンガーレール51は、ハンガー52が内部を移動する筒状に形成された例を示したが、例えば、逆T字型レールで形成され、ハンガー52が垂れ下がるような形状でもよく、上記実施の形態に限定されるものではない。また、このハンガーレール51を固定する金具54も、上記実施の形態に限定されるものではない。さらに、上記ハンガー52も、車輪57が2軸(複車)であったり、車輪でなくシューで摺動する方式でもよい。
一方、上記ハンガー52には、開口53から垂れ下がるケーブル吊具58が設けられており、このケーブル吊具58に上記充電用ケーブル4の端部や中間部が支持されている。この充電用ケーブル4を支持する間隔は、充電用ケーブル4に下段パレット21の長手方向全長の移動を可能とする弛みを持たせた状態で、下段パレット21の上面に垂れないような間隔としている。この実施の形態では、充電用ケーブル4の一端(乗入れ部側)に、電気車両3の充電口31に接続できる所定長さが垂れるようして最乗入れ部側のハンガー52で充電用ケーブル4の乗入れ部側を吊持し、他端をハンガーレール51の後部に固定し、その間の充電用ケーブル4を所定間隔で複数のハンガー52によって吊持している。
この充電用ケーブル4は、必要に応じて中間部が複数のハンガー52によって移動自在に吊持されるが、この充電用ケーブル4の吊持箇所としては、この実施の形態では6箇所であるが、移動距離と充電用ケーブル4の弛みが許される高さによっては、例えば、少なくとも2箇所あればよい。
このように吊持された充電用ケーブル4は、ハンガーレール51に沿って移動するときに充電用ケーブル4がカーテンのように弛んで移動(伸縮)することができる。つまり、ハンガー52がハンガーレール51に沿って移動させられることにより、ハンガー52間の充電用ケーブル4が弛んだり広がったりしながら、充電用ケーブル4の乗入れ部側がパレット長手方向へ移動(伸縮)するようにしている。なお、この実施の形態のケーブル案内処理機構5はカーテン式であるが、折り畳み式であってもよい。
また、ハンガーレール51の乗入れ部側端部には、充電用ケーブル4を乗入れ部側端部まで引出した時に、この充電用ケーブル4が当接する緩衝部たるダンパー9が設けられている。このダンパー9は、ハンガー52の車輪57間に設けられたプレート56が当接するように設けられている。このダンパー9により、充電用ケーブル4を乗入れ部側に引出してハンガー52がハンガーレール51の乗入れ部側端部に達して当接した時の衝突力を緩和している。このダンパー9としては、例えば、スプリングを内蔵した物等が用いられる。また、このダンパー9は、ハンガー52をハンガーレール51の端部で止めるストッパの機能も兼ねている。ダンパー9は、単に充電用ケーブル4のストッパ機能のみを有する構成であってもよい。
さらに、図2に示すように、下段パレット21の乗入れ部側に位置するパイプフレーム6には、充電用ケーブル4を使用しないときに、その端部のコネクタ41を掛けておくホルダー61が設けられている。
図4は、図2に示す駐車装置における入庫完了状態へ移行する流れを示す図面であり、(a) は、入庫前の状態を示す側面図、(b) は、入庫前の充電用ケーブル接続状態を示す側面図、(c) は、入庫途中の側面図である。これらの図に基いて、電気車両3を下段パレット21(電気車両搭載用パレット)に入庫させる操作について説明する。この例では、電気車両3の運転席側後部に充電口31があり、後進入庫・前進出庫の場合を示す。また、この図では、上記前面鎖27の図示を省略している。
まず、電気車両3を後進入庫の姿勢で駐車装置1の乗入れ部手前に停車させ、利用者が降車して(又は駐車装置管理者が)、駐車装置1の運転盤(図示省略)を操作することにより下段パレット21を車両乗入れ高さまで上昇させ、前面鎖(図1(b) )を開く(図4(a) )。この状態では、充電用ケーブル4は、電気車両3の入庫に備えて、下段パレット21の乗入れ部近くまで引出され、ホルダー61にコネクタ41が掛けられた状態となっている。また、このように下段パレット21の乗入れ部近くまで引出される充電用ケーブル4は、上記図3(a) に示すように、ハンガーレール51の乗入れ部側端部に設けられたダンパー9にハンガー52が当接して、乗入れ部側近くに配置されている。
そして、利用者は、必要に応じて電気車両3の充電口31の蓋(図示せず)を開き、乗入れ部側のホルダー61に掛けられた充電用ケーブル4のコネクタ41を外して充電用ケーブル4を引き出し、先端のコネクタ41を電気車両3の充電口31に接続する(図4(b) )。
その後、利用者は再び電気車両3に乗車し、後進運転にて下段パレット21内に進入して乗入れる(図4(c) )。このとき、電気車両3の進入に連れて、充電用ケーブル4もハンガーレール51に案内されるハンガー52に吊持された上部が、支障なく電気車両3の進入に追従してパレット奥部へと移動していき、充電用ケーブル4は下段パレット21の奥部に集められる。
そして、最終的には上記図1(b) 及び図2に示す状態となり、入庫が完了する。この入庫が完了すると、利用者は降車し、駐車装置1から外部に出ればよい。この時、上記したように電気車両3の進入に追従して奥部に充電用ケーブル4が集められているので、実質上、充電口31より前方に充電用ケーブル4が垂れ下がることはなく、利用者は充電用ケーブル4によって通路を遮られることも無くスムースに降車して退出することができる。この電気車両3を入庫完了させた状態で、電気車両3の充電口31に接続された充電用ケーブル4によって駐車中の電気車両3に充電することができる。
また、この実施の形態では、上記したように前面鎖27の開閉を検知するリミットスイッチ75を設けることにより、電気車両3が充電中の走行を禁止する機能を備えている場合でも、上記コネクタ41を充電口31に接続した状態で自走入庫ができなくならないよう、上記前面鎖27(出入口扉)が閉じている時だけ給電可能とするように制御している。
この制御としては、上記電源部71に、前面鎖27の開検知で非通電状態となり閉検知で通電状態となる開閉スイッチ(図示省略)を設けておき、上記したように乗入れ部手前で停車して前面鎖27を開放することにより、この前面鎖27の開検知で上記開閉スイッチを非通電の状態とする。これにより、充電用ケーブル4による給電が非給電の状態となる。そして、充電用ケーブル4のコネクタ41を充電口31に接続して電気車両3をパレット21に乗入れて停車させ、降車して前面鎖27を閉じることにより、この前面鎖27の閉検知で上記開閉スイッチが通電状態となって上記充電用ケーブル4による給電が給電可能状態となるように制御している。この制御は一例であり、他の方法で制御してもよい。
一方、電気車両3を出庫させる場合は、利用者が図2に示す状態で前面鎖27を開放し、下段パレット21に搭載された電気車両3に乗込み、前進運転により乗入れ部外に出たところで、一旦停車する。この出庫時には、出庫動作に追従して充電用ケーブル4は電気車両3の充電口31に接続されたままハンガー52がハンガーレール51に案内されて乗入れ部側に移動してくる。
そして、利用者が降車して(又は駐車場管理人が)、充電用ケーブル4のコネクタ41を電気車両3の充電口31から外し、上記ホルダー61に引っ掛けた上で、再乗車して退出する。この出庫時も、この実施の形態では、上記したように前面鎖27の開閉を検知するリミットスイッチ75を設けることにより、上記電気車両3への乗込み前に前面鎖27を開放した時点で充電中であっても充電用ケーブル4は非給電の状態となり、電気車両3が充電中の走行を禁止する機能を備えていたとしても自走出庫できるようにしている。
以上のように構成された駐車装置1によれば、充電用ケーブル4を下段パレット21(電気車両搭載用パレット)の上方から吊持するとともに、充電用ケーブル4を入庫車両の進入/退出に追従して吊持点を下段パレット21の略全長で移動させることができるので、充電口31が前部となる前進入庫車両3や、充電口31が後部となる後進入庫車両3、及び充電口31の位置の異なる電気車両3でも、駐車させる電気車両3の充電口31の位置に関わらず、入庫前(車両3を乗入れ部前に一旦停止したとき)に充電用ケーブル4のコネクタ41を充電口31に容易に接続できるとともに、出庫後(車両3を乗入れ部から退出させて一旦停止したとき)にコネクタ41を充電口31から容易に取り外すことができ、利用者が駐車して充電する電気車両3に対して容易に充電用ケーブル4の接続作業を行うことができる。
つまり、入庫前/出庫後に充電用ケーブル4のコネクタ41を着脱できるようになり、装置内での着脱作業で人の立ち入りに不適当な箇所に立ち入る必要がなくなるとともに、車両3によって異なる充電口31の位置にも柔軟に対応することができる。
また、不使用時でも、充電コネクタ41を上から吊り下げて保持できるので、雨により水浸しになる恐れもなく、着脱作業も立ったままの姿勢で行なうことができる。
さらに、電気車両3への充電を入庫完了させた状態に制限することで、充電中の走行を禁止する機能を備えた電気車両3に対しても、容易に接続作業を行なって充電することができる。
図5は、本発明の第2実施の形態に係る駐車装置を示す側面図である。図6は、図5に示す駐車装置におけるケーブル案内部の図面であり、(a) は横断面図、(b) は(a) に示すVI−VI断面図である。この第2実施の形態は、上記第1実施の形態におけるケーブル案内処理機構5を構成する、ハンガーレール51、ハンガー52、及び充電用ケーブル4を、トロリーダクト81とトロリー82、接触電線89を有するトロリー装置、及び充電用ケーブル4を有するケーブル案内処理機構8としたものである。上記第1実施の形態の立体駐車装置1と同一の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図示するように、この実施の形態のケーブル案内処理機構8は、パイプフレーム6の上部においてパレット長手方向に設けられたトロリーダクト81と、このトロリーダクト81内に敷設された接触電線89と、トロリーダクト81に案内される移動自在なトロリー82とを有している。このケーブル案内処理機構8も、下段パレット21(電気車両搭載用パレット)の側部上方が好ましく、上記トロリー82をパレット長手方向に案内するように設けられる。この実施の形態でも、トロリーダクト81の後端部に設けられた接続部42が、上記パイプフレーム6に設けられた電源ケーブル72と接続されて、上記制御盤7内の電源部71に接続されている。
図6(a),(b) に示すように、上記トロリーダクト81としては、下面中央部に長手方向の開口83を有し、その両側部にレール面84を有する矩形状断面の筒状に形成されている。このトロリーダクト81は、金具86によってパレット側に固定されている。また、トロリー82は、上記レール面84を走行するローラ85を備えており、トロリーダクト81内に挿入されている。
これらの構成は、上述した第1実施の形態のハンガーレール51と同様の構成であり、トロリーダクト81のレール面84をトロリー82が走行する構造となっており、トロリーダクト81に沿ってトロリー82が移動自在となっている。
一方、上記トロリーダクト81の内側上部には、絶縁体88に保持された上記接触電線89が敷設されている。この接触電線89は、トロリーダクト81の長手方向全長に敷設されており、この接触電線89に上記トロリー82の上部に突設された集電子87が接触している。この集電子87は、ばね等で上向きに付勢されている。この集電子87を接触電線89と接触させることにより、トロリー82とトロリーダクト81内の接触電線89との電気的接続を保持したまま、トロリー82がトロリーダクト81内を移動するようにしている。この実施の形態においては、1本のトロリーダクト81に対して1本の充電用ケーブル4が移動するように構成しているため、2つの集電子87を有する1個のトロリー82がトロリーダクト81内を移動する構成となっている。
なお、この実施の形態では、単相電源として2極の例を示したが、必要に応じて3極以上の構成にしてもよい。また、接触電線89が敷設されたトロリーダクト81とトロリー82の構成も、この実施の形態のように構成されたものでなくても、上記第1実施の形態のハンガーレール51とハンガー52のように案内専用の構成で案内し、これに沿って設けた接触電線と集電装置とで給電するという組合せでもよく、これらの構成も上記実施の形態に限定されるものではない。
図7は、図5に示す駐車装置における入庫時の流れを示す図面であり、(a) は、入庫前の状態を示す側面図、(b) は、入庫前の充電用ケーブル接続状態を示す側面図、(c) は、入庫途中の側面図である。この実施の形態の駐車装置12によっても、上記第1実施の形態における図4(a) 〜(c) と同様に電気車両3を入庫させることができる。この図でも、上記前面鎖27の図示を省略している。
まず、電気車両3を後進入庫の姿勢で駐車装置1の乗入れ部手前に停車させ、利用者が降車して(又は駐車装置管理者が)、駐車装置1の運転盤(図示省略)を操作することにより下段パレット21を車両乗入れ高さまで上昇させ、前面鎖(図示省略)を開く(図7(a) )。
そして、利用者は、必要に応じて電気車両3の充電口31の蓋(図示せず)を開き、乗入れ部側のホルダー61に掛けられた充電用ケーブル4のコネクタ41を外して充電用ケーブル4を引き出し、先端のコネクタ41を電気車両3の充電口31に接続する(図7(b) )。
その後、利用者は再び電気車両3に乗車し、後進運転にて下段パレット21内に進入して乗入れる(図7(c) )。この実施の形態では、電気車両3の進入に連れて、トロリーダクト81に案内されるトロリー82に吊持された充電用ケーブル4の上部が、支障なく電気車両3の進入に追従してパレット奥部へと移動する。また、この実施の形態でも、上記第1実施の形態と同様に、前面鎖27(出入口扉)の開検知では非給電状態となり、閉検知によって給電可能状態となるように制御してもよい。
以上のように構成された駐車装置12によっても、充電用ケーブル4を下段パレット21の上方から吊持するとともに、吊持点を下段パレット21の略全長で移動させることができるので、駐車させる電気車両3の充電口31の位置に関わらず、入庫前(車両3を乗入れ部前に一旦停止したとき)に充電用ケーブル4のコネクタ41を充電口31に容易に接続できるとともに、出庫後(車両3を乗入れ部から退出させて一旦停止したとき)にコネクタ41を充電口31から容易に取り外すことができ、利用者が駐車して充電する電気車両3に対して容易に接続作業を行うことができる。
しかも、充電用ケーブル4の吊持部が1個のトロリー82となってケーブル弛み部(伸縮部)がなくなるので、電気車両3を入庫させた状態でもトロリーダクト81から垂れ下がる充電用ケーブル4は1本となり、入庫状態における意匠上も好ましいものになるとともに、屈曲による充電用ケーブル4の劣化も防ぐことができる。
また、上記第1実施の形態のように電気車両3への給電/非給電を制御すれば、電気車両3を入庫完了させた状態で充電するように制限でき、充電中の走行を禁止する機能を備えた電気車両3に対しても、容易に接続作業を行なって充電することができる。
図8は、本発明の第3実施の形態に係る駐車装置の電気車両搭載用パレットを示す側面図である。この第3実施の形態は、二段方式・多段方式の昇降横行式における横行パレットのように、パレットと一体的に移動する構造物がパレット上方に無い場合の実施例である。
上述した第1,第2実施の形態の駐車装置1,12では、パイプフレーム6が元々存在する構成であり、そのパイプフレーム6を利用して充電用ケーブル4を電気車両搭載用パレット(下段パレット21)の上方に備えさせているが、この実施の形態の横行パレット23のようにパイプフレーム6が無い構成では、横行パレット23(電気車両搭載用パレット)の片サイドの前後に支持部材たるポール62を新たに設け、このポール62の上部に上記第2実施の形態のケーブル案内処理機構8と同一のトロリーダクト81を備えさせている。他の構成は、上記第2実施の形態と同一であるため、詳細な説明は省略する。
このように構成された横行パレット23(電気車両搭載用パレット)によっても、上述した第2実施の形態で説明した図7(a) 〜(c) に示す流れと同様に電気車両3を入庫させることができる。手順は上記第2実施の形態と同一であるため、その詳細な説明は省略する。また、作用効果も同様であるため、説明は省略する。
また、このトロリーダクト81を有するケーブル案内処理機構8は、上述した第1実施の形態のように、ハンガーレール51、ハンガー52、充電用ケーブル4を有するケーブル案内処理機構5で構成してもよい。
図9は、本発明の第4実施の形態に係る駐車装置のケージを示す斜視図である。この第4実施の形態は、垂直循環式の駐車装置に適用する例であり、ケージ24のみを示している。図示する右側が前部(乗入れ部側)で、左側が後部(奥側)である。
図示するように、垂直循環方式のケージ24は、電気車両搭載用パレット25を具備しており、このパレット25の前側(乗入れ部側)と後側(奥側)とに設けられた門形(逆U字形)のケージ枠63と、これらのケージ枠63の上部中央を連結する連結軸64とを備えている。このケージ24に適用する場合、ケージ24に元々存在する前後のケージ枠63を支持部材として利用し、これらのケージ枠63の上部にハンガーレール51を備えさせている。
そして、このハンガーレール51の後端部に設けられた接続部42には、上記連結軸64の端部に設けられたスリップリング65等からの電源ケーブル72が接続され、この電源ケーブル72がハンガーレール51に沿って移動する充電用ケーブル4と接続されている。この接続部42に接続された充電用ケーブル4と、ハンガーレール51に沿って移動するハンガー52は上述した第1実施の形態のケーブル案内処理機構5と同一であるため、説明は省略する。また、乗入れ部側のケージ枠63には、充電用ケーブル4のコネクタ41を掛けるホルダー61が設けられている。他の構成は、上述した第1実施の形態と同一であるため、詳細な説明は省略する。
このように構成されたケージ24によっても、上述した第1実施の形態で説明した図4(a) 〜(c) に示す流れと同様に電気車両3を入庫させることができる。手順は上記第1実施の形態と同一であるため、その詳細な説明は省略する。また、作用効果も同様であるため、説明は省略する。
また、このハンガーレール51を有するケーブル案内処理機構5は、上述した第2実施の形態のように、トロリーダクト81、トロリー82を有するケーブル案内処理機構8で構成してもよい。
さらに、これら第3,4実施の形態においても、上記第1実施の形態のように、前面鎖27(出入口扉)の開検知では非給電状態となり、閉検知によって給電可能状態となるように制御してもよく、そのように電気車両3への給電/非給電を制御すれば、電気車両3を入庫完了させた状態で充電するように制限でき、充電中の走行を禁止する機能を備えた電気車両3に対しても、容易に接続作業を行なって充電することができる。
なお、上記第1,2実施の形態では、二段方式・昇降式・ピット式立体駐車装置1,12を例に説明し、第3実施の形態は昇降横行式、第4実施の形態は垂直循環式を例に説明しているが、本発明は上記方式以外の駐車装置に対しても同様の構成により種々適用可能であり、本発明の駐車装置は上記実施の形態の方式に限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、ハンガーレール51又はトロリーダクト81を電気車両搭載用パレット(下段パレット21,横行パレット23,ケージ24)の片側上部に備えた例を説明したが、入庫車両の種類によって、車両の左右両側に充電用ケーブル4が必要であれば、ハンガーレール51やトロリーダクト81を、電気車両搭載用パレットの両サイドに設けてもよく、使用条件に応じて決定すればよい。
さらに、上述した実施の形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
本発明に係る充電機能を備えた駐車装置は、充電口位置の異なる電気車両に対して容易に充電用ケーブルを接続したい駐車装置に利用できる。
本発明の第1実施の形態に係る駐車装置を示す図面であり、(a) は下降状態の正面図、(b) は上昇状態の正面図、(c) は(b) に示すI部の拡大断面図である。 図1(b) に示すII−II矢視の側面図である。 (a) は図2に示すIII部の一部断面した拡大図であり、(b) は(a) の固定金具部における横断面図である。 図2に示す駐車装置における入庫完了状態へ移行する流れを示す図面であり、(a) は、入庫前の状態を示す側面図、(b) は、入庫前の充電用ケーブル接続状態を示す側面図、(c) は、入庫途中の側面図である。 本発明の第2実施の形態に係る駐車装置を示す側面図である。 図5に示す駐車装置におけるケーブル案内部の図面であり、(a) は横断面図、(b) は(a) に示すVI−VI断面図である。 図5に示す駐車装置における入庫時の流れを示す図面であり、(a) は、入庫前の状態を示す側面図、(b) は、入庫前の充電用ケーブル接続状態を示す側面図、(c) は、入庫途中の側面図である。 本発明の第3実施の形態に係る駐車装置の電気車両搭載用パレットを示す側面図である。 本発明の第4実施の形態に係る駐車装置のケージを示す斜視図である。
符号の説明
1 駐車装置
12 駐車装置
21 下段パレット(電気車両搭載用パレット)
23 横行パレット(電気車両搭載用パレット)
24 ケージ
27 前面鎖
3 電気車両
31 充電口
4 充電用ケーブル
41 コネクタ
5 ケーブル案内処理機構
51 ハンガーレール
52 ハンガー
58 ケーブル吊具
6 パイプフレーム
61 ホルダー
62 ポール
63 ケージ枠
7 制御盤
71 電源部
75 リミットスイッチ
8 ケーブル案内処理機構
81 トロリーダクト
82 トロリー(集電装置)
87 集電子
89 接触電線
9 ダンパー

Claims (6)

  1. 車両をパレットに搭載して格納する駐車装置であって、
    前記パレットは、電気車両に充電することができる電気車両搭載用パレットを有し、
    該電気車両搭載用パレットは、搭載した電気車両の充電口に接続するコネクタを備えるとともに電源部に接続された充電用ケーブルと、該充電用ケーブルを電気車両搭載用パレットの上方でパレット長手方向に案内するケーブル案内処理機構とを具備していることを特徴とする充電機能を備えた駐車装置。
  2. 前記ケーブル案内処理機構は、前記電気車両搭載用パレットの長手方向に支持部材で支持されたハンガーレールと、該ハンガーレールに前記充電用ケーブルの少なくとも2箇所を吊持して該ハンガーレールに沿って移動可能なハンガーとを有し、
    該ハンガーで吊持される区間の前記充電用ケーブルは、前記電気車両搭載用パレットの長手方向全長の移動を可能とする弛みを具備している請求項1に記載の充電機能を備えた駐車装置。
  3. 前記ケーブル案内処理機構は、前記電気車両搭載用パレットの長手方向に支持部材で支持されたトロリーダクトと、該トロリーダクトに前記充電用ケーブルを吊持し、該トロリーダクトに沿って敷設した接触電線との電気的接続を保って該充電用ケーブルをトロリーダクトに沿って移動させるトロリー装置とを具備している請求項1に記載の充電機能を備えた駐車装置。
  4. 前記ハンガーレール又はトロリーダクトは、前記電気車両の乗入れ部側端部に、前記充電用ケーブルを吊持したハンガー又はトロリー装置の当接時に衝突力を緩和させる緩衝部を具備している請求項2又は3に記載の充電機能を備えた駐車装置。
  5. 前記ハンガーレール又はトロリーダクト、もしくはこれらの支持部材は、前記充電用ケーブルのコネクタを掛けるホルダーを具備している請求項2〜4のいずれか1項に記載の充電機能を備えた駐車装置。
  6. 駐車装置の前部に出入口扉を備え、
    該出入口扉の開閉状態を検知する検知手段と、該検知手段による前記出入口扉の開検知で前記充電用ケーブルによる給電を非給電状態とし、該出入口扉の閉検知と前記電気車両の充電口と充電用ケーブルのコネクタとの接続検知とで該充電用ケーブルによる給電を給電可能状態にする機能とを具備している請求項1〜5のいずれか1項に記載の充電機能を備えた駐車装置。
JP2008298189A 2008-11-21 2008-11-21 充電機能を備えた駐車装置 Expired - Fee Related JP5250403B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298189A JP5250403B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 充電機能を備えた駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008298189A JP5250403B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 充電機能を備えた駐車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010121403A true JP2010121403A (ja) 2010-06-03
JP5250403B2 JP5250403B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=42322964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008298189A Expired - Fee Related JP5250403B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 充電機能を備えた駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5250403B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101956474A (zh) * 2010-09-03 2011-01-26 叶明旭 带有太阳能充电装置的路边停车亭
CN102041912A (zh) * 2009-10-22 2011-05-04 住友重机械工业株式会社 机械式停车装置
JP2011111805A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Ihi Transport Machinery Co Ltd 充電機能付き駐車装置
JP2012090408A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Toyota Industries Corp 車両用充電装置
JP2012090407A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Toyota Industries Corp 車両用充電装置
JP2012188879A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Tokyo Engineering Systems Corp 機械式立体駐車装置及びその運転制御方法
JP2013051827A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Pfu Ltd 電動車両用充電装置
KR101361220B1 (ko) 2010-11-08 2014-02-10 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 케이블의 고정지그, 팔레트 및 기계식 주차장
JP2014224423A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 Ihi運搬機械株式会社 パレットと駐車装置
JP2014224414A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 Ihi運搬機械株式会社 パレットと駐車空間
JP2014227657A (ja) * 2013-05-17 2014-12-08 Ihi運搬機械株式会社 パレットと駐車空間
CN108058612A (zh) * 2017-12-26 2018-05-22 福建绿城建筑设计有限公司 地下车库顶装式民用电动汽车充电装置
KR20190042232A (ko) * 2017-10-16 2019-04-24 한국전력공사 전기차용 충전케이블의 이동 안내장치 및 전기차 충전 시스템
CN110370968A (zh) * 2018-04-10 2019-10-25 郑州宇通客车股份有限公司 充电站、充电线缆助力装置及充电线缆的充电位转移方法
KR20210003636A (ko) * 2019-07-02 2021-01-12 대영채비(주) 전기 자동차 충전용 캐노피 및 이를 포함하는 전기 자동차 충전장치
KR102356649B1 (ko) * 2021-11-24 2022-02-08 일광표 주식회사 주차장용 전기차 충전 시스템
KR102363374B1 (ko) * 2021-07-26 2022-02-16 (주)신우유비코스 기계식 주차장용 전기차 급속 충전 장치
CN114165089A (zh) * 2021-12-22 2022-03-11 亚洲富士电梯股份有限公司 一种立体车库用带有充电装置的载车板
CN114575645A (zh) * 2022-03-31 2022-06-03 合肥巍华智能停车设备有限公司 一种可插拔式充电的垂直升降车库载车板
CN116397614A (zh) * 2023-06-08 2023-07-07 中国水利水电第七工程局有限公司 一种自动定位压实度无损检测车

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337378U (ja) * 1986-08-27 1988-03-10
JPH04100764U (ja) * 1991-01-26 1992-08-31
JPH05227668A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Tatsuno Co Ltd 駐車場における電気自動車の充電装置
JPH06234494A (ja) * 1990-12-20 1994-08-23 Shinko Denki Kk ハンガーレールのエンドプレート
US6459234B2 (en) * 1999-12-08 2002-10-01 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Charger having secured power supplier and cable

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337378U (ja) * 1986-08-27 1988-03-10
JPH06234494A (ja) * 1990-12-20 1994-08-23 Shinko Denki Kk ハンガーレールのエンドプレート
JPH04100764U (ja) * 1991-01-26 1992-08-31
JPH05227668A (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 Tatsuno Co Ltd 駐車場における電気自動車の充電装置
US6459234B2 (en) * 1999-12-08 2002-10-01 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Charger having secured power supplier and cable

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102041912A (zh) * 2009-10-22 2011-05-04 住友重机械工业株式会社 机械式停车装置
JP2011111805A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Ihi Transport Machinery Co Ltd 充電機能付き駐車装置
CN101956474A (zh) * 2010-09-03 2011-01-26 叶明旭 带有太阳能充电装置的路边停车亭
JP2012090408A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Toyota Industries Corp 車両用充電装置
JP2012090407A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Toyota Industries Corp 車両用充電装置
KR101361220B1 (ko) 2010-11-08 2014-02-10 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 케이블의 고정지그, 팔레트 및 기계식 주차장
JP2012188879A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Tokyo Engineering Systems Corp 機械式立体駐車装置及びその運転制御方法
JP2013051827A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Pfu Ltd 電動車両用充電装置
JP2014224414A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 Ihi運搬機械株式会社 パレットと駐車空間
JP2014224423A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 Ihi運搬機械株式会社 パレットと駐車装置
JP2014227657A (ja) * 2013-05-17 2014-12-08 Ihi運搬機械株式会社 パレットと駐車空間
KR20190042232A (ko) * 2017-10-16 2019-04-24 한국전력공사 전기차용 충전케이블의 이동 안내장치 및 전기차 충전 시스템
KR102020116B1 (ko) * 2017-10-16 2019-09-10 한국전력공사 전기차용 충전케이블의 이동 안내장치 및 전기차 충전 시스템
CN108058612A (zh) * 2017-12-26 2018-05-22 福建绿城建筑设计有限公司 地下车库顶装式民用电动汽车充电装置
CN110370968A (zh) * 2018-04-10 2019-10-25 郑州宇通客车股份有限公司 充电站、充电线缆助力装置及充电线缆的充电位转移方法
KR20210003636A (ko) * 2019-07-02 2021-01-12 대영채비(주) 전기 자동차 충전용 캐노피 및 이를 포함하는 전기 자동차 충전장치
KR102215649B1 (ko) * 2019-07-02 2021-02-15 대영채비(주) 전기 자동차 충전용 캐노피 및 이를 포함하는 전기 자동차 충전장치
KR102363374B1 (ko) * 2021-07-26 2022-02-16 (주)신우유비코스 기계식 주차장용 전기차 급속 충전 장치
KR102356649B1 (ko) * 2021-11-24 2022-02-08 일광표 주식회사 주차장용 전기차 충전 시스템
WO2023096131A1 (ko) * 2021-11-24 2023-06-01 일광표 주식회사 주차장용 전기차 충전 시스템
CN114165089A (zh) * 2021-12-22 2022-03-11 亚洲富士电梯股份有限公司 一种立体车库用带有充电装置的载车板
CN114165089B (zh) * 2021-12-22 2023-12-15 亚洲富士电梯股份有限公司 一种立体车库用带有充电装置的载车板
CN114575645A (zh) * 2022-03-31 2022-06-03 合肥巍华智能停车设备有限公司 一种可插拔式充电的垂直升降车库载车板
CN116397614A (zh) * 2023-06-08 2023-07-07 中国水利水电第七工程局有限公司 一种自动定位压实度无损检测车
CN116397614B (zh) * 2023-06-08 2023-08-29 中国水利水电第七工程局有限公司 一种自动定位压实度无损检测车

Also Published As

Publication number Publication date
JP5250403B2 (ja) 2013-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5250403B2 (ja) 充電機能を備えた駐車装置
CN108495804B (zh) 可竖直和水平移动的电梯轿厢
JP5444034B2 (ja) 充電機能を備えた多段式駐車装置及びその制御方法
US20070029267A1 (en) Bicycle support rack
JP5331604B2 (ja) 充電パレットとそれを備えた機械式駐車装置
JP2011080265A (ja) 立体駐車装置
CN101552436A (zh) 车辆输电线支撑结构
JP2011117154A (ja) 電気自動車充電装置を備えた機械式立体駐車場およびその充電方法
JP2013011155A (ja) 給電接続領域を備えた駐車場
KR102356649B1 (ko) 주차장용 전기차 충전 시스템
US11723457B2 (en) Overhead storage unit
JP2009155926A (ja) ゴンドラ装置
CN103507652A (zh) 带有充电支撑装置的电动车辆
KR102425642B1 (ko) 전기자동차의 충전스테이션 구조
CN211776230U (zh) 新型可充电式智能机械停车库
CN218371057U (zh) 一种闸门泵用潜水电缆收放系统
CN209940361U (zh) 一种汽车停车设备用升降托盘
KR101311798B1 (ko) 롤러를 이용한 주차장 진출입 차량 답판 시설
CN117360302B (zh) 一种智能移动式充电桩及使用方法
CN107829590B (zh) 一种智能存车场系统
CN207436606U (zh) 一种具有无线充电功能的立体停车库
CN214615718U (zh) 一种立体停车场用自动升降机构
CN218507359U (zh) 一种幕墙玻璃安装吊挂牵引支撑结构
CN114016787B (zh) 一种用于升降横移停车设备的装载机构
CN218739916U (zh) 索道救援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130415

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5250403

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees