JP2010119571A - 遊技情報管理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】大当たり信号が途絶えた場合に作動するノイズ用タイマのタイムアップに応じて大当たりの終了判定を行う管理装置3において、ノイズ用タイマの作動中のスタート検知によっても大当たりの終了判定を行うようにした。
【選択図】図8
Description
前記判定手段は、前記タイマ手段による前記ノイズ用タイマの作動開始後、前記ノイズ用タイマ期間の経過前に前記受信手段が前記スタート信号を受信した場合に、前記ノイズ用タイマ期間の経過前であっても大当たり期間の終了を判定するものである(請求項1)。
請求項3の発明によれば、大当たり中に図柄変動し得る遊技機であっても、その様な遊技機の大当たり期間における図柄変動数を適切に管理し得る。また、ノイズ用タイマが作動を停止している場合は大当たりの終了判定を行わない為、信号ノイズがごく短い期間のみ発生する環境下であれば、大当たりの終了判定の精度を更に高めることが可能となる。
(1)始動口6への入賞に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に応じた図柄変動を実行すると共に、その結果に応じて大当たり状態を発生させる。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/200で、大当たり中も図柄変動を行う。
(3)大当たり中の図柄変動において、対応する抽選結果が大当たりである場合には、大当たりが終了してから図柄変動が確定する程度の長めの図柄変動時間を選択する。
(4)よって、大当たり中の図柄変動にて大当たりとなる場合には、大当たり終了後、その長い図柄変動時間を待って図柄変動を確定させ、次の大当たりを発生させる。
尚、大当たりが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口を開放する。1Rの上限入賞数は9個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数または上限開放時間のいずれかが満たされた場合に1Rを終了する。
アウト信号=使用玉を回収するアウトBOXから出力。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスなので、アウト信号数×10を使用媒体数(アウト)として特定する。尚、遊技機1から出力しても良い(使用媒体信号)。
セーフ信号(払出媒体信号に相当)=遊技機1から出力。払出10玉に対して1パルスなので、セーフ信号数×10を払出媒体致(セーフ)として特定する。尚、補給装置からの補給信号をセーフ信号としても良い。
スタート信号=遊技機1から出力。始動口への入賞により変動(動作)する表示部(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルスなので、スタート信号数を図柄変動数(スタート)として特定する。
大当たり信号=遊技機1から出力。大当たり中にレベル出力する状態信号。
管理装置3は、中継装置4を介して遊技機1、貸出装置2等と各種遊技情報の送受信、或いは設定情報等の送受信を行うことで、遊技情報を管理すると共に、ノイズ用タイマ等の各種設定値を設定可能となっている。
ノイズ用タイマ=大当たり状態中に大当たり信号の検出停止により作動させるタイマ。このタイマの作動期間(ノイズ用タイマ期間に相当)中、或いは大当たり信号受信中を大当たり状態期間(大当たりフラグ=1)と判定する。
遅延タイマ=大当たりの終了判定後に(ノイズ用タイマのタイムアップ、ノイズ用タイマ作動中のスタート検知により)作動させるタイマ。このタイマ作動期間(遅延期間に相当)中のアウト、セーフは、前回大当たり時アウト(Tアウト)、セーフ(Tセーフ)として判定する。
スタート終了=ノイズ用タイマ作動中のスタート検知により、大当たり状態の終了判定を行うか否か。有の場合はスタート検知、或いはノイズ用タイマのタイムアップにより大当たり状態の終了を判定し、無の場合はノイズ用タイマのタイムアップのみで大当たり状態の終了を判定する。
図3は、管理装置3の履歴記憶部を示している。履歴記憶部には、「NO」に対応して、「大当たり」、「通常アウト」、「通常セーフ」、「通常スタート」、「Tアウト」、「Tセーフ」、「Tスタート」の各項目が設定されており、それらの項目の意味は次の通りである。
NO=レコードのナンバー。尚、合計欄は各遊技情報の営業開始時からの累計。平均欄は累計を大当たり回数にて除した、大当たり1回当たりの平均値を示す。
大当たり=営業開始時からの大当たり回数。
通常アウト=大当たり状態以外の遊技状態(通常状態)における打込玉数(アウト)
通常セーフ=通常状態における払出玉数(セーフ)。
通常スタート=通常状態における図柄変動数(スタート)。
Tアウト=大当たり状態におけるアウト。
Tセーフ=大当たり状態におけるセーフ。
Tスタート=大当たり状態におけるスタート。
管理装置3は、図2の設定情報記憶領域におけるスタート終了が無と設定されている機種に関しては、従来同様に大当たり信号のみに応じてノイズ用タイマを作動させる。これに対して、スタート終了が有に設定されている機種に関しては、以下に説明する様に、大当たり信号とスタート信号との組み合わせによりノイズ用タイマを作動させ大当たり期間を判定する。
遊技者が遊技機1で遊技を開始すると、遊技機側からアウト(セーフ)玉の発生に応じてアウト(セーフ)信号が出力される。
図7は、管理装置3によるアウト(セーフ)信号受信処理を示すフローチャートである。管理装置3は、大当たりフラグが0の通常状態でアウト(セーフ)信号を受信したときは(D1:YES、D2:YES)、遅延タイマが作動中でないことを確認してから(D3:NO)、通常アウト(通常セーフ)を加算する(D5)。
図6は、管理装置3によるスタート信号受信処理を示すフローチャートである。管理装置3は、大当たりフラグが0の通常状態でスタート信号を受信(スタート検知)したときは(C1:YES、C2:NO)、通常スタートを加算する(C9)。
図5は、管理装置3による大当たり信号受信処理を示すフローチャートである。管理装置3は、大当たりフラグ=1か(B1)、大当たり信号の受信を開始したか(B9)、遅延タイマの作動中か(B12)を判断している。大当たり信号の受信を開始したときは(B9:YES)、大当たりフラグを1としてから(B10)、遅延タイマが作動中かを判断する(B11)。通常状態で大当たりが発生した場合は、遅延タイマは停止しているので(B11:NO)、リターンする。
図8は、管理装置3による状態判定を示すタイムチャートである。ノイズ用タイマの作動中にスタート信号を受信しているが、スタート信号の受信により大当たりの終了判定を行う為、大当たりが連続的に発生しても前後の大当たりを区分けし、更にその間のスタートを大当たり間のスタートと特定出来る。
尚、図9の遊技機1を対象としても、ノイズ用タイマ作動中のみスタートに応じて大当たりの終了判定を行う為、大当たりの終了判定、及び大当たり中のスタートの特定を精度良く実行することが可能になる。
(他の実施形態)
管理装置3の処理の一部、或いは全てを中継装置4等に行わせても良い。また、管理装置3の構成を貸出装置2や所謂呼出ランプに設けて、遊技者向けの遊技情報を管理する構成に本発明を適用するようにしても良い。即ち、遊技情報管理装置とは中継装置4を含めた管理者向けの遊技情報を管理する管理装置により構成される概念も、呼出ランプ等、遊技者向けの遊技情報を管理する遊技機装置により構成される概念をも含む概念である。
ノイズ用タイマの作動を大当たり信号、或いはスタート信号に応じて停止する構成としたが、大当たり期間の継続、或いは終了判定さえ行えば停止しなくとも良い。この場合、ノイズ用タイマ期間の経過によりノイズ用タイマの作動を停止し、再度の大当たり信号の受信終了に応じてノイズ用タイマ期間を初期化すれば良い。
図2の設定情報記憶領域におけるスタート種別について遊技機種毎に設定することを例示したが、遊技機毎に、或いは遊技島毎に設定しても良い。また、グループとして遊技機種を例示したが、遊技島やメーカが同一等どの様な単位でグループを組んでも良い。尚、別途、遊技機IDとグループIDとを対応付ける周知のグループ設定を行う必要がある。
Claims (4)
- 遊技機側から出力される遊技信号であって、遊技機にて所定の役物動作を行ったことを特定可能なスタート信号、及び遊技機にて前記役物動作の作動結果に応じて発生する遊技状態である大当たりが発生したことを特定可能な大当たり信号を受信する受信手段と、
前記受信手段による大当たり信号の受信が途絶えた場合に作動するノイズ用タイマの作動期間であるノイズ用タイマ期間を設定する設定手段と、
前記受信手段による大当たり信号の受信が途絶えた場合に前記ノイズ用タイマの作動を開始させるタイマ手段と、
前記受信手段による大当たり信号の受信開始に応じて大当たり期間の開始を判定し、前記タイマ手段によるノイズ用タイマの作動開始後、前記ノイズ用タイマ期間の経過前に前記受信手段による前記大当たり信号の受信が再開された場合には大当たり期間の継続を判定する一方、当該ノイズ用タイマ期間が経過した場合は大当たり期間の終了を判定する判定手段と、
前記受信手段が受信した遊技信号、及び前記判定手段による判定結果に応じて遊技情報を管理する管理手段と、を備えた遊技情報管理装置であって、
前記判定手段は、前記タイマ手段による前記ノイズ用タイマの作動開始後、前記ノイズ用タイマ期間の経過前に前記受信手段が前記スタート信号を受信した場合に、前記ノイズ用タイマ期間の経過前であっても大当たり期間の終了を判定することを特徴とする遊技情報管理装置。 - 前記受信手段は、遊技により払い出された遊技媒体数を示す払出媒体数を特定可能な払出媒体信号を前記遊技信号として受信し、
前記設定手段は、前記判定手段による大当たり期間の終了判定後に作動する遅延タイマの作動期間である遅延期間を設定し、
前記タイマ手段は、前記判定手段による大当たり期間の終了判定後に前記遅延タイマの作動を開始し、
前記管理手段は、前記判定手段により判定される大当たり期間、及び前記遅延期間において前記受信手段が受信した前記払出媒体信号に基づいて大当たり期間における前記払出媒体数を管理する一方、前記判定手段による大当たり期間の終了判定の対象となった前記スタート信号の受信に応じて特定される役物作動を、当該判定対象となった大当たり期間後の役物作動として管理することを特徴とする請求項1記載の遊技情報管理装置。 - 前記タイマ手段は、前記ノイズ用タイマの作動中に、前記所定期間が経過した場合、或いは前記受信手段による前記大当たり信号の受信が再開された場合に、前記ノイズ用タイマの作動を停止し、
前記判定手段は、前記ノイズ用タイマの作動が停止している場合には、前記受信手段が前記スタート信号を受信した場合であっても、大当たり期間の終了判定を行わず、
前記管理手段は、前記判定手段により判定される大当たり期間において、前記ノイズ用タイマの非作動中に前記受信手段が受信した前記スタート信号に応じて特定される役物作動を、大当たり期間における役物作動として管理することを特徴とする請求項2記載の遊技情報管理装置。 - 前記設定手段は、前記判定手段による前記スタート信号に応じた大当たり期間の終了判定を行うか否かを、遊技台毎、或いは遊技機グループ毎に遊技場の管理者による設定操作によって設定可能に構成され、
前記判定手段は、前記タイマ手段による前記ノイズ用タイマの作動開始後、前記ノイズ用タイマ期間の経過前に前記受信手段が前記スタート信号を受信した場合に、前記設定手段により判定対象となる遊技機、或いは遊技機が属する遊技機グループについて前記スタート信号に応じた大当たり期間の終了判定を行うと設定されていれば前記終了判定を行う一方、終了判定を行わないと設定されていれば前記終了判定を行わないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技情報管理装置。
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