JP2010116710A - 引戸装置 - Google Patents

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栄二 高橋
Toru Shioiri
徹 塩入
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Abstract

【課題】極めて簡単な構造としながら、簡単かつ容易に、しかも能率よく引戸扉を脱着する。
【解決手段】引戸装置は、引戸扉1と、この引戸扉1を下レール11と鴨居13を介して収納する戸袋20とを備えている。引戸扉1は、下レール11に設けた走行溝12を移動する戸車2を下縁に固定して、上縁の両端部には、鴨居13に設けたガイド溝14を移動するガイド凸部3を設けている。引戸装置は、戸車2を下レール11の走行溝12に沿って移動させると共に、ガイド凸部3を鴨居13のガイド溝14に沿って移動させて、引戸扉1を戸袋20に出入り自在に収納している。さらに、引戸装置は、ガイド凸部3を、上下に移動できるように引戸扉1の上縁に連結しており、かつ、下レール11の走行溝12をV溝としており、さらにまた、戸袋20の入口21の横幅を、引戸扉1を水平面内で下レール11及び鴨居13に対し傾斜して戸袋20から引き出しできる幅としている。
【選択図】図6

Description

本発明は、引戸扉を戸袋に出し入れできるように収納している引戸装置に関し、とくに、引戸扉を簡単に脱着できる引戸装置に関する。
引戸扉を簡単に脱着できる引戸装置は開発されている。(特許文献1参照)
この特許文献に記載される引戸装置は、図1に示すように、引戸扉91を戸袋92から引き出して戸先側の戸吊り具93を外す。戸吊り具93は、図2に示すように、止ネジ94で脱着できるように引戸扉91に固定している。止ネジ94を外して、戸吊り具93は引戸扉91から外される。戸先側の戸吊り具93を分離した引戸扉91は、図1に示すように、戸当たり側の戸当たり材96を外した後、図3に示すように、戸当たり95の内部に設けた引戸収納部97に戸先側の端部を挿入する。この状態で、引戸扉91は、戸袋側の端部が戸袋92から引き出されて、戸袋側の戸吊り具93が外される。両端部の戸吊り具93が外された引戸扉91は、図4に示すように、水平面内で傾けて、引戸収納部97から引き出して外すことができる。この構造の引戸装置は、以上の手順で戸袋92から分離できるので、反対の手順で戸袋92に収納するように所定の位置にセットできる。
特開2001−303859号公報
図1ないし図4に示すように、戸吊り具93を引戸扉91から分離して戸袋92から外すことができる引戸装置は、戸袋92を建物に固定する状態で、戸袋92やこれを連結している部分をそのままの状態としながら、引戸扉91を脱着できる。このため、引戸扉91を能率よく建物に組み付けでき、また、クレームが発生して交換が必要な引戸扉91を戸袋92や戸枠などを分解することなく交換できる特徴がある。
しかしながら、図1ないし図4に示す構造の引戸装置は、戸吊り具を外して引戸扉を脱着するので、引戸扉の脱着に手間がかかる欠点がある。また、引戸扉の戸袋側に設けた戸吊り具を脱着するために、引戸扉の戸先側の端部を挿入する引戸収納部を戸当たりに設ける必要があって、構造が複雑になる欠点がある。さらにまた、脱着される戸吊り具で引戸扉を吊り下げレールに連結するので、戸吊り具を脱着できる構造であって強固に引戸扉に連結する連結構造が要求されるが、簡単に脱着できる構造を実現しながら、十分な連結強度とすることは極めて難しい。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、極めて簡単な構造としながら、簡単かつ容易に、しかも能率よく引戸扉を脱着でき、しかもこのことを簡単な構造で実現できる引戸装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の請求項1の引戸装置は、引戸扉1と、この引戸扉1を下レール11と鴨居13を介して入口21から出入り自在に収納する戸袋20とを備えている。引戸扉1は、下レール11に設けた走行溝12を移動する戸車2を下縁に固定して、上縁の両端部には、鴨居13に設けたガイド溝14を移動するガイド凸部3を設けている。引戸装置は、戸車2を下レール11の走行溝12に沿って移動させると共に、ガイド凸部3を鴨居13のガイド溝14に沿って移動させて、引戸扉1を戸袋20に出入り自在に収納している。さらに、引戸装置は、ガイド凸部3を、上下に移動できるように引戸扉1の上縁に連結しており、かつ、下レール11の走行溝12をV溝としており、さらにまた、戸袋20の入口21の横幅を、ガイド凸部3を降下して、引戸扉1を水平面内で下レール11及び鴨居13に対し傾斜して戸袋20から引き出しできる幅としている。
以上の引戸装置は、極めて簡単な構造としながら、簡単かつ容易に、しかも能率よく引戸扉を脱着できる特徴がある。さらに、以上の引戸装置は、簡単な構造としながら、引戸扉を脱着できる構造を実現する特徴もある。それは、この引戸装置が、上下に移動できるように引戸扉の上縁に連結しているガイド凸部を下方に押し下げて、鴨居のガイド溝から外して引戸扉をガイド溝から外し、この状態で引戸扉を水平面内で下レール及び鴨居に対し傾斜するように傾動して、戸袋から引き出しできるからである。さらに、以上の引戸装置は、走行溝をV溝とするので、ここを走行する戸車を走行溝に対して水平面で傾動しやすく、このことによっても引戸扉を簡単に脱着できる。
本発明の請求項2の引戸装置は、請求項1の構成に加えて、ガイド凸部3を弾性的に押し上げる弾性体4を備えている。
以上の引戸装置は、ガイド凸部を弾性体で押し上げているので、引戸扉を脱着するときにガイド凸部を押し下げて簡単に脱着できる。
本発明の請求項3の引戸装置は、請求項1または2の構成に加えて、ガイド凸部3に、引戸扉1の表面に露出するツマミ7を連結しており、このツマミ7を押し下げてガイド凸部3を降下している。
以上の引戸装置は、ツマミでガイド凸部を簡単に降下できるので、引戸扉をさらに簡単に脱着できる特徴がある。
本発明の請求項4の引戸装置は、引戸扉1と、この引戸扉1を下レール11と鴨居13を介して入口21から出入り自在に収納する戸袋20とを備えている。引戸扉1は、下レール11に設けた走行溝12を移動する戸車2を下縁に固定して、上縁には、鴨居13に設けたガイド溝14を移動するガイド凸部3を設けている。引戸装置は、戸車2を下レール11の走行溝12に沿って移動させると共に、ガイド凸部3を鴨居13のガイド溝14に沿って移動させて、引戸扉1を戸袋20に出入り自在に収納している。さらに、引戸装置は、鴨居13が、ガイド溝14を構成するガイド材16と、このガイド材16を固定している本体17とを備えると共に、ガイド材16を脱着自在に本体17に固定しており、下レール11の走行溝12をV溝として、さらにまた、戸袋20の入口21の横幅を、ガイド材16を本体17から分離して、引戸扉1を水平面内で下レール11及び鴨居13に対し傾斜して戸袋20から引き出しできる幅としている。
以上の引戸装置は、極めて簡単な構造としながら、簡単かつ容易に、しかも能率よく引戸扉を脱着できる特徴がある。さらに、以上の引戸装置は、簡単な構造としながら、引戸扉を脱着できる構造を実現する特徴もある。それは、この引戸装置が、鴨居に固定しているガイド材を外して、引戸扉をガイド溝から外し、この状態で引戸扉を水平面内で下レール及び鴨居に対し傾斜するように傾動して、戸袋から引き出しできるからである。さらに、以上の引戸装置は、走行溝をV溝とするので、ここを走行する戸車を走行溝に対して水平面で傾動しやすく、このことによっても引戸扉を簡単に脱着できる。
本発明の請求項5の引戸装置は、請求項1または4の構成に加えて、戸袋20の入口21の両側に、上下に伸びるように金属板からなる補強縦枠23を固定している。
以上の引戸装置は、金属板の補強縦枠で戸袋の入口を補強するので、戸袋の外幅を狭くしながら、いいかえると戸袋両側の壁部を薄くしながら、戸袋の入口の変形や狂いを防止できる。このため、戸袋の入口と引戸扉との隙間を一定にできる。
本発明の請求項6の引戸装置は、請求項5の構成に加えて、補強縦枠23を、金属板を溝型に加工し、あるいは角筒状に加工したものとしている。
この引戸装置は、金属板からなる補強縦枠の曲げ強度を向上して、戸袋の入口の変形や狂いをとくに効果的に阻止できる。また、薄い金属板で入口を変形しないように補強できる。
本発明の請求項7の引戸装置は、請求項5の構成に加えて、補強縦枠23の内側であって引戸扉1と対向する面に、補強ブラシ27を固定している。
以上の引戸装置は、戸袋の入口に、引戸扉を傾けることができる隙間を設けながら、この隙間を補強ブラシで塞くことができる。このため、引戸扉を傾けて戸袋から外すことができる構造としながら、戸袋に異物が侵入するのを防止できる。また、補強ブラシは引戸扉で押して潰されるので、引戸扉をスムーズに傾けて戸袋から外すことができる。
さらに、本発明の請求項8の引戸装置は、請求項7の構成に加えて、補強ブラシ27をゴム部材からなる台座28を介して補強縦枠23に固定している。
以上の引戸装置は、ゴム部材からなる台座と補強ブラシの両方を変形して、引戸扉を傾けることができるので、引戸扉の入口との隙間を狭くしながら、引戸扉を簡単かつスムーズに戸袋から外すことができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための引戸装置を例示するものであって、本発明は引戸装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図5と図6に示す引戸装置は、引戸扉1と、この引戸扉1を下レール11と鴨居13を介して入口21から出入り自在に収納する戸袋20とを備える。
引戸扉1は、図6と図7に示すように、下レール11に設けた走行溝12を移動する戸車2を下縁に固定している。これらの図に示す引戸扉1は、戸先側と戸袋側の両端部に戸車2を固定している。戸車2は、引戸扉1の下面から突出して、下レール11の走行溝12を走行して、引戸扉1を下レール11に沿って移動させる。戸車2の車輪は、V溝の走行溝12をスムーズに走行でき、かつ、引戸扉1を外すときに走行溝12に対してスムーズに傾けることができるように、図6に示すように、両側を面取りした形状としている。ただ、戸車の車輪は、図8の拡大図に示すように、両側を湾曲面としたアーチ状とすることもできる。
さらに、引戸扉1は、上縁の両端部、すなわち戸先側と戸袋側の両端部に、鴨居13に設けたガイド溝14を移動するガイド凸部3を突出するように設けている。この引戸扉1は、戸車2を下レール11の走行溝12に沿って移動させると共に、ガイド凸部3を鴨居13のガイド溝14に沿って移動させる。引戸扉1は、建物の出入り口10を開くときに戸袋20に収納され、建物の出入り口10を閉じるときに戸袋20から引き出される。
ガイド凸部3は、上下に移動できるように引戸扉1の上縁に連結している。ガイド凸部3は、引戸扉1から突出されて鴨居13のガイド溝14に案内される。この状態で、引戸扉1は、鴨居13に沿って移動される。引戸扉1を下レール11と鴨居13に脱着するときに、ガイド凸部3は降下される。降下されたガイド凸部3は、鴨居13のガイド溝14の外側に移動される。ガイド凸部3をガイド溝14の外部に移動して引戸扉1を脱着する。
図9は、ガイド凸部3を引戸扉1に連結する構造を示している。この図に示す引戸扉1は、ガイド凸部3を弾性的に押し上げる弾性体4を内蔵している。弾性体4は、押しバネのコイルスプリング4Aである。ガイド凸部3は円柱状で、引戸扉1に設けている円柱状の上下穴5の底との間に、上下に移動できるように挿入されている。上下穴5は垂直に設けられて、底部に弾性体4のコイルスプリング4Aを入れ、このコイルスプリング4Aの上にガイド凸部3を挿入している。ガイド凸部3は、コイルスプリング4Aの弾性体4に押されて弾性的に押し上げられる。さらに、ガイド凸部3は、水平方向に伸びるアーム6を介してツマミ7を連結している。引戸扉1はアーム6を上下に移動できるように案内しているスリット8を設けている。スリット8にアーム6を案内して、アーム6の先端に設けているツマミ7を引戸扉1の表面に露出させている。
図9に示すように、ガイド凸部3に連結しているツマミ7は、引戸扉1の端面1Aに露出される。戸先側のガイド凸部3に連結しているツマミ7は、引戸扉1で出入り口10をほぼ閉める位置として、戸先側の端面1Aを戸当たり15から離す状態で操作して、ガイド凸部3を降下できる。戸袋側のガイド凸部3に連結しているツマミ7は、引戸扉1の戸袋側の端部を戸袋20から引き出す位置として、戸袋側の端面1Aを表出させる状態で操作されて、ガイド凸部3を降下させる。
図のアーム6は、スリット8の上端に当たって、ガイド凸部3が引戸扉1から上に飛び出すのを停止するストッパに併用している。このガイド凸部3は、アーム6をスリット8に沿って上下に移動させて、上下に往復運動する位置を特定している。
下レール11と鴨居13は、戸袋20の上下に水平方向に固定され、さらに、戸袋20から建物の出入り口10に突出するように建物に固定される。図6に示す引戸装置は、出入り口10の下側に敷居19を設けており、この敷居19の中央部に設けた縦溝19Aに下レール11を嵌入して固定している。ただ、本発明の引戸装置は、必ずしも建物の出入り口に敷居を設ける必要はなく、図10と図11に示すように、建物の床面30に直接に下レール11を固定することもできる。図10に示す引戸装置は、床面30に縦溝31を設けて、この縦溝31に下レール11を嵌入して固定している。また、図11に示す引戸装置は、床面30に縦溝を設けることなく、フラットな床面30の上に、止ネジ32を介して下レール11を固定している。これらの引戸装置は、バリアーフリーの建物を実現できる。下レール11は、戸車2を走行させる走行溝12を設けている。走行溝12は、横断面をV字状とする上方を開口するV溝で、下レール11に沿って長手方向に伸びるように設けられる。鴨居13は、ガイド凸部3を案内するガイド溝14を下方に開口するように設けている。ガイド溝14は、ガイド凸部3を移動できる幅と深さとしている。
戸袋20は、両面を壁部22で閉塞して、引戸扉1を出入りさせる入口21を設けている。戸袋20の入口21は、その横幅を、ガイド凸部3を降下して、引戸扉1を水平面内で下レール11及び鴨居13に対し傾斜して戸袋20から引き出しできる幅としている。戸袋20の水平断面を図12と図13に示している。この戸袋20は、入口21の両側に、上下に伸びるように金属板からなる補強縦枠23を固定している。補強縦枠23は、壁部22に固定されて、戸袋20の入口21を補強する。図の補強縦枠23は、壁部22の内面に固定される固定部23Bに、溝型に加工している溝部23Aを連結する形状に金属板を折曲加工している。さらに、図の補強縦枠23は、溝部23Aの内側に、金属板を溝型に加工しているサブ補強枠23Cを入れて補強している。サブ補強枠23Cは、溝部23Aに嵌入できる外形として、溝部23Aに嵌着している。ただ、サブ補強枠は、金属板を四角形に加工してなる角筒状とすることもできる。この補強縦枠23は、固定部23Bを壁部22の内面に固定し、溝部23Aに当たるように、石膏ボードなどの壁材25を固定している。さらに、溝部23Aの表面には、表面カバー26を固定して、補強縦枠23の表面を綺麗に仕上げている。図に示す表面カバー26は、MDFや合板からなる化粧板26Aをコ字状に折曲加工して溝部23Aの表面に固定すると共に、この化粧板26Aの表面に化粧シート26Bを接着して付着している。
さらに、図の補強縦枠23は、その内側であって引戸扉1と対向する面に、補強ブラシ27を固定している。補強ブラシ27は、自由に変形できる無数の繊維27Aをベースシート27Bの表面に垂直に固定したものである。図13の補強縦枠23は、ゴム部材からなる台座28を介して補強縦枠23の表面に補強ブラシ27を固定している。補強ブラシ27は、ベースシート27Bを補強縦枠23の表面に接着して、補強縦枠23と引戸扉1との隙間に配置させる。この構造は、補強ブラシ27でもって、戸袋20の入口21と引戸扉1との隙間を塞ぐことができる。このため、戸袋20の内部にゴミなどが侵入するのを防止できる。また、隙間から戸袋20の内部が見えるのも防止できる。さらに、対向する補強縦枠23と引戸扉1との間に補強ブラシ27を介在させることで、補強縦枠23に作用する横向きの力(壁部22に対して垂直な方向の力)に対する強度を高めることができる。補強ブラシ27の無数の繊維27Aが、補強縦枠23と引戸扉1の間において、突っ張る状態で支持するからである。したがって、この構造により、補強縦枠23や壁部22の強度を確保することができる。さらにまた、補強縦枠23と引戸扉1との隙間に補強ブラシ27を配置する構造は、引戸扉1を外すときに補強ブラシ27を自由に変形させることで、引戸扉1をスムーズに傾けて外すことができる。補強ブラシ27が引戸扉1に当たって自由に変形するからである。とくに、ゴム部材からなる台座28を介して補強ブラシ27を補強縦枠23に固定する構造は、補強ブラシ27と台座28の両方を変形させることで、引戸扉1をよりスムーズに外すことができる。引戸扉1に当たって、補強ブラシ27とゴム部材からなる台座28の両方が変形するからである。ただ、補強ブラシは、ゴム部材からなる台座を介することなく、直接に補強縦枠に接着し、あるいは両面テープ等の接着部材を介して補強縦枠に固定することもできる。
以上の引戸装置は、以下のようにして下レール11と鴨居13から引戸扉1を外すことができる。
(1)引戸扉1を戸袋20から引き出して、戸先側のガイド凸部3をツマミ7で降下させる。このとき、引戸扉1は戸当たり15から離した位置で停止させる。引戸扉1の戸先を戸当たり15から離して、戸先側の端面1Aに設けているツマミ7でガイド凸部3を降下させるためである。
(2)戸先側のガイド凸部3が降下して、戸先側のガイド凸部3を鴨居13のガイド溝14の外部に移動して、図12の鎖線Aで示すように、引戸扉1を下レール11と鴨居13に対して傾ける。このとき、引戸扉1をわずかに持ち上げて、戸先側の戸車2を下レール11の走行溝12から外す。
(3)傾けた引戸扉1を、図12の鎖線Bで示すように、戸袋20から引き出す。引戸扉1は、戸袋側の端部が戸袋20の入口21の外側に出るまで引き出される。戸袋20から引き出された引戸扉1を、図12の鎖線Cで示すように、下レール11と鴨居13に対してさらに傾けて、戸袋側の端面1Aを表出させる。引戸扉1の戸袋側に設けているガイド凸部3をツマミ7で降下させる。ガイド凸部3が鴨居13のガイド溝14から外され、戸袋20から引き出された引戸扉1は、鴨居13から外され、さらに下レール11からも外すことができる。
以上のようにして、引戸扉1は、下レール11と鴨居13と戸袋20から外される。引戸扉1は、以上の反対の操作をして下レール11と鴨居13と戸袋20に連結することができる。
すなわち、引戸扉1の戸袋側の一部を戸袋20の入口21に案内して、戸袋側と戸先側のガイド凸部3をツマミ7で降下させて、両方のガイド凸部3を鴨居13のガイド溝14に案内し、また、戸車2を下レール11の走行溝12に案内して、引戸扉1を下レール11と鴨居13と戸袋20にセットする。
以上の引戸装置は、ガイド凸部3を降下して引戸扉1を脱着するが、引戸装置は、ガイド凸部3を上下に移動することなく、ガイド凸部3を引戸扉1に固定し、鴨居13を図14と図15に示す独特の構造として、引戸扉1を脱着する構造にできる。これらの図に示す鴨居13は、ガイド溝14を構成するガイド材16と、このガイド材16を固定している本体17とを備えている。ガイド材16は、脱着自在に本体17に固定している。図14の鴨居13は、本体17に2列のガイド材16を平行に固定して、ガイド材16の間にガイド溝14を設けている。図15の鴨居13は、下面にガイド溝14を設けているガイド材16を本体17に固定している。ガイド材16は、止ネジ18を介して本体17に脱着できるように固定している。
引戸扉1は、ガイド材16によって設けられるガイド溝14に上端縁部であるガイド凸部3を案内して、鴨居13に沿って移動される。以上の引戸装置は、引戸扉1を脱着するとき、止ネジ18を外してガイド材16を本体17から外す。ガイド材16が外されると、引戸扉1の上部が鴨居13から外される。したがって、この引戸装置は、前述のガイド凸部を降下して鴨居から外すのと同じ状態を、ガイド材16を本体17から外すことで実現して、引戸扉1を脱着することができる。したがって、この引戸装置は、鴨居以外の構造を、前述した図5ないし図13と同じ構造として、ガイド材16を外して、引戸扉1を脱着できる。
従来の引戸装置の引戸扉を取り外す状態を示す正面図である。 図1に示す引戸装置の引戸扉の斜視図である。 図1に示す引戸装置の引戸扉を取り外す状態を示す正面図である。 図3に示す引戸装置の引戸扉を取り外す状態を示す水平断面である。 本発明の一実施例にかかる引戸装置の正面図である。 図5に示す引戸装置の一部拡大A−A線断面図である 図5に示す引戸装置の引戸扉の正面図である。 戸車の他の一例を示す拡大断面図である。 図7に示す引戸扉のガイド凸部を示す拡大断面図である。 下レールの他の一例を示す拡大断面図である。 下レールの他の一例を示す拡大断面図である。 図5に示す引戸装置の水平断面図である。 図12に示す引戸装置の拡大断面図である。 本発明の他の実施例にかかる引戸装置の垂直断面図である。 本発明の他の実施例にかかる引戸装置の垂直断面図である。
符号の説明
1…引戸扉 1A…端面
2…戸車
3…ガイド凸部
4…弾性体 4A…コイルスプリング
5…上下穴
6…アーム
7…ツマミ
8…スリット
10…出入り口
11…下レール
12…走行溝
13…鴨居
14…ガイド溝
15…戸当たり
16…ガイド材
17…本体
18…止ネジ
19…敷居 19A…縦溝
20…戸袋
21…入口
22…壁部
23…補強縦枠 23A…溝部
23B…固定部
23C…サブ補強枠
25…壁材
26…表面カバー 26A…化粧板
26B…化粧シート
27…補強ブラシ 27A…繊維
27B…ベースシート
28…台座
30…床面
31…縦溝
32…止ネジ
91…引戸扉
92…戸袋
93…戸吊り具
94…止ネジ
95…戸当たり
96…戸当たり材
97…引戸収納部

Claims (8)

  1. 引戸扉(1)と、この引戸扉(1)を下レール(11)と鴨居(13)を介して入口(21)から出入り自在に収納する戸袋(20)とを備え、前記引戸扉(1)は、下レール(11)に設けた走行溝(12)を移動する戸車(2)を下縁に固定して、上縁の両端部には、前記鴨居(13)に設けたガイド溝(14)を移動するガイド凸部(3)を設けており、
    前記戸車(2)を下レール(11)の走行溝(12)に沿って移動させると共に、前記ガイド凸部(3)を鴨居(13)のガイド溝(14)に沿って移動させて、引戸扉(1)を戸袋(20)に出入り自在に収納するようにしてなる引戸装置であって、
    前記ガイド凸部(3)は、上下に移動できるように引戸扉(1)に上縁に連結され、かつ、前記下レール(11)の走行溝(12)はV溝で、さらにまた、前記戸袋(20)の入口(21)の横幅が、ガイド凸部(3)を降下して、引戸扉(1)を水平面内で下レール(11)及び鴨居(13)に対し傾斜して戸袋(20)から引き出しできる幅としてなる引戸装置。
  2. 前記ガイド凸部(3)を弾性的に押し上げる弾性体(4)を備える請求項1に記載される引戸装置。
  3. 前記ガイド凸部(3)に、引戸扉(1)の表面に露出するツマミ(7)を連結しており、このツマミ(7)を押し下げてガイド凸部(3)を降下するようにしてなる請求項1又は2に記載される引戸装置。
  4. 引戸扉(1)と、この引戸扉(1)を下レール(11)と鴨居(13)を介して入口(21)から出入り自在に収納する戸袋(20)とを備え、前記引戸扉(1)は、下レール(11)に設けた走行溝(12)を移動する戸車(2)を下縁に固定して、上縁には、前記鴨居(13)に設けたガイド溝(14)を移動するガイド凸部(3)を設けており、
    前記戸車(2)を下レール(11)の走行溝(12)に沿って移動させると共に、前記ガイド凸部(3)を鴨居(13)のガイド溝(14)に沿って移動させて、引戸扉(1)を戸袋(20)に出入り自在に収納するようにしてなる引戸装置であって、
    前記鴨居(13)が、ガイド溝(14)を構成するガイド材(16)と、このガイド材(16)を固定している本体(17)とを備えると共に、ガイド材(16)を脱着自在に本体(17)に固定しており、前記下レール(11)の走行溝(12)はV溝で、さらにまた、前記戸袋(20)の入口(21)の横幅が、ガイド材(16)を本体(17)から分離して、引戸扉(1)を水平面内で下レール(11)及び鴨居(13)に対し傾斜して戸袋(20)から引き出しできる幅としてなる引戸装置。
  5. 前記戸袋(20)の入口(21)の両側に、上下に伸びるように金属板からなる補強縦枠(23)を固定している請求項1又は4に記載される引戸装置。
  6. 前記補強縦枠(23)が、金属板を溝型に加工し、あるいは角筒状に加工したものである請求項5に記載される引戸装置。
  7. 前記補強縦枠(23)の内側であって引戸扉(1)と対向する面に、補強ブラシ(27)を固定している請求項5に記載される引戸装置。
  8. 前記補強ブラシ(27)がゴム部材からなる台座(28)を介して補強縦枠(23)に固定されてなる請求項7に記載される引戸装置。
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