JP2010114663A - インターホンシステムおよびインターホンプログラム - Google Patents

インターホンシステムおよびインターホンプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 訪問先の家人が留守中などの場合であっても、用件がある家人等との通話を可能にする。
【解決手段】 玄関子機2で受信した訪問者Vの音声言語を解析する音声認識部41と、転送先の携帯電話機の電話番号を記憶する携帯番号データベース43と、音声認識部41の解析結果に基づいて訪問者Vと通話させる転送先を割り出し、割り出した転送先の携帯電話機の電話番号を携帯番号データベース43から検索する割出タスク45と、割出タスク45で割り出した携帯電話機に呼出を転送する転送部46とを備える。訪問者Vが玄関子機2に向って話しをすると、音声認識部41によって音声言語が解析され、その解析結果に基づいて割出タスク45によって転送先が割り出され、転送部46によって転送先に呼出が転送される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、家人が留守中などの場合にインターホンの呼出を特定の家人等に転送するインターホンシステムおよびインターホンプログラムに関する。
訪問先の家人(被訪問者)が外出などによりインターホンに直接応答できない場合でも、インターホンの呼出を家人の携帯電話機に転送して、訪問者と家人との会話を可能にするインターホンシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このインターホンシステムは、インターホン親機が固定電話機を兼ね、訪問者の電話番号が予め固有情報として登録されている。そして、訪問者からの発信者番号と登録されている電話番号とが一致した場合に、訪問者の電話番号(発信者番号)と対応付けられている家人の携帯電話番号にインターホン・受信電話を転送するものである。
特開2005−323290号公報
ところで、上記のようなインターホンシステムでは、訪問者の電話番号を予め登録する必要があり、しかも、登録された訪問者に対して一義的に転送先の家人が特定される。このため、訪問が想定されるすべての訪問者の電話番号を登録する必要があり、その登録作業に時間と労力とを要するとともに、登録されていない訪問者が訪問した場合には、インターホンの呼出が転送されず、訪問者が家人と会話できないこととなる。さらに、訪問者と転送先の家人とが一対一に関連付けられているため、登録されている家人とは別の家人に用件がある場合であっても、登録されている家人に転送され、用件がある家人との会話ができないこととなる。
そこでこの発明は、訪問先の家人が留守中などの場合であっても、用件がある家人等との通話を可能にするインターホンシステムおよびインターホンプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、玄関子機で受信した訪問者の音声言語を解析する音声認識手段と、転送先の通話端末の固有情報を記憶する記憶手段と、前記音声認識手段の解析結果に基づいて前記訪問者と通話させる転送先を割り出し、割り出した転送先の通話端末の固有情報を前記記憶手段から検索する割出手段と、前記割出手段で割り出した転送先の通話端末に呼出を転送する転送手段と、を備えることを特徴とするインターホンシステムである。
この発明によれば、家人が留守などの場合に訪問者が玄関子機に向って話しをすると、音声認識手段によって音声言語が解析され、その解析結果に基づいて割出手段によって転送先が割り出される。そして、転送手段によってこの転送先の通話端末に呼出が転送され、訪問者と転送先の相手との通話が形成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインターホンシステムにおいて、前記割出手段は、前記音声認識手段の解析結果からキーワードを検索し、該キーワードに適合する転送先を割り出すことを特徴とする。
この発明によれば、例えば、解析結果から「○○新聞」というキーワードを検索すると、この「○○新聞」に適合する転送先として、お母さんを割り出す。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインターホンシステムにおいて、前記訪問者を識別する識別情報を取得する識別手段と、前記識別手段で取得した識別情報と前記割出手段で割り出した転送先とを関連付けて記憶する第2の記憶手段と、前記識別手段で取得した識別情報に対応する転送先を前記第2の記憶手段から検索し、該転送先の通話端末の固有情報を前記記憶手段から検索する第2の割出手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、訪問者の識別情報と転送先とが第2の記憶手段に記憶された後に、再度この訪問者が訪問した場合に、識別手段によってこの訪問者の識別情報が取得される。そして、第2の割出手段によってこの識別情報に対応する転送先が検索され、転送手段によってこの転送先の通話端末に呼出が転送される。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載のインターホンシステムにおいて、前記訪問者を識別する識別情報を取得する識別手段と、前記識別手段で取得した識別情報が予め記憶された識別情報と一致する場合に、予め記憶されたメッセージを前記玄関子機から出力する応答手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、訪問者の識別情報が識別手段によって取得され、この識別情報が予め記憶された識別情報と一致する場合には、応答手段によって予め記憶されたメッセージが玄関子機から出力される。
請求項5に記載の発明は、コンピュータを、訪問者の音声言語を解析する音声認識手段と、転送先の通話端末の固有情報を記憶する記憶手段と、前記音声認識手段の解析結果に基づいて前記訪問者と通話させる転送先を割り出し、割り出した転送先の通話端末の固有情報を前記記憶手段から検索する割出手段、として機能させるためのインターホンプログラムである。
請求項1および5に記載の発明によれば、訪問者が発した音声言語の解析結果に基づいて転送先が割り出される。すなわち、訪問者が用件のある家人の名前などを発することで、その名前が解析され転送先が割り出される。このため、訪問の度に用件がある家人が異なる場合であっても、訪問者が用件のある家人等と通話することが可能となる。しかも、訪問者が発した音声言語に基づいて転送先を割り出すため、訪問者の識別情報などを予め登録する必要がなく、従って、登録、想定されていない訪問者に対しても対応することができる。
請求項2に記載の発明によれば、音声認識手段の解析結果から、つまり訪問者が発した音声言語(話し)からキーワードを検索して転送先を割り出すため、訪問者が用件のある家人の名前などを直接発しなくても、用件のある家人等に適正に転送することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、訪問者の識別情報と転送先とが第2の記憶手段に一度記憶されると、再度この訪問者が訪問した場合には、訪問者が用件のある家人の名前などを発しなくても、この訪問者に適合する転送先が割り出される。このため、迅速かつ円滑な転送、さらには、訪問者と家人等との通話が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、予め記憶された識別情報、つまり予め登録された訪問者からの訪問の場合には、玄関子機からメッセージが出力される。このため、例えば、押し売り業者やストーカーなど訪問を拒否したい者からの訪問の場合に、お断りのメッセージを出すことで、家人に転送しなくても、訪問拒否をその場で行うことが可能となる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態に係るインターホンシステム1を示す概略構成図である。このインターホンシステム1は、訪問先の家人Cが留守などの場合に、インターホン(ドアホン)の呼出を特定の家人C等に転送するシステムであり、主として、玄関子機2と、インターホン親機3と、転送装置4とを備えている。
玄関子機2は、訪問を受ける訪問宅Hの玄関外部の脇に設置され、訪問宅H内に設置されているインターホン親機3と通信可能に接続されている。インターホン親機3は、公衆電話網NWに接続され、留守モードが設定されている場合に玄関子機2から呼出があると、公衆電話網NWを介して転送装置4に接続されるようになっている。
転送装置4は、図2に示すように、音声認識部(音声認識手段)41と、声紋解析部(識別手段)42と、携帯番号データベース(記憶手段)43と、声紋データベース(第2の記憶手段)44と、割出タスク(割出手段、第2の割出手段)45と、転送部(転送手段)46と、これらを制御などする中央処理部47とを備えている。
音声認識部41は、玄関子機2で受信した訪問者Vの音声言語を解析して文字データ(テキストデータ)として出力するものであり、音響分析機能、辞書、言語モデルなどを備えている。
声紋解析部42は、玄関子機2で受信した訪問者Vの音声を解析し、時間、周波数、強度をグラフ化した声紋を取得・出力するものであり、この実施の形態では、声紋を識別情報として訪問者Vを識別(声紋認証)する。
携帯番号データベース43は、転送先の通話端末の固有情報を記憶する記憶装置であり、図3に示すように、訪問宅識別情報431ごとに、転送先432と携帯番号433とが関連付けて記憶され、転送先432と携帯番号433とは複数記憶可能となっている。そして、訪問宅識別情報431には、訪問宅Hを識別する情報・番号が記憶され、転送先432には、転送先の情報、例えば、父親の名前と父親の旨、母親の名前と母親の旨、子供の名前と子供の旨などが記憶されている。ここで、転送先として当該訪問宅Hの居住者・家族以外の者、例えば隣家の氏名を登録、記憶してもよい。また、携帯番号433には、転送先の携帯電話機(通話端末)の電話番号(固有情報)が記憶されている。このような携帯番号データベース43へのデータ登録は、各訪問宅Hからの申し出により、行われるようになっている。
声紋データベース44は、声紋解析部42で取得した声紋と後述する割出タスク45で割り出した転送先とを関連付けて記憶する記憶装置であり、図4に示すように、訪問宅識別情報441ごとに、声紋データ442と転送先443とが関連付けて記憶され、声紋データ442と転送先443とは複数記憶可能となっている。そして、訪問宅識別情報441には、訪問宅Hを識別する情報・番号が記憶され、声紋データ442には、声紋解析部42で取得した声紋、つまり訪問者Vの声紋のデータが記憶される。また、転送先443には、割出タスク45で割り出した転送先、例えば、父親の名前、母親の名前などが記憶される。このような声紋データベース44へのデータ登録は、後述するように割出タスク45において行われるようになっている。
割出タスク45は、留守モードが設定されている場合に、音声認識部41の解析結果に基づいて訪問者Vと通話させる転送先を割り出し、割り出した転送先の携帯電話機の電話番号を携帯番号データベース43から検索・取得する、あるいは、声紋解析部42で取得した訪問者Vの声紋に対応する転送先を声紋データベース44から検索し、この転送先の携帯電話機の電話番号を携帯番号データベース43から検索・取得するプログラムである。具体的には、音声認識部41で出力された文字データと、声紋解析部42で出力された声紋とをパラメータとし、図5に示すフローチャートに基づいて、転送先の電話番号を割り出す。
まず、訪問者Vの声紋が声紋データベース44に記憶されているか否かを判断する(ステップS1)。すなわち、声紋解析部42で取得した声紋と同一の声紋が声紋データベース44の声紋データ442に記憶されているか否か検索する。そして、記憶されている場合、つまり、後述するように過去に訪問者Vが留守モード中に訪問して呼出が転送されている場合には、検索した声紋データ442に対応する転送先を転送先443から取得する(ステップS2)。
一方、訪問者Vの声紋が声紋データベース44に記憶されていない場合(ステップS1で「N」の場合)には、音声認識部41で出力された文字データの中に、訪問宅Hの家人Cを直接特定する名前や名詞などが存在するか否かを検索、判断する(ステップS3)。すなわち、携帯番号データベース43の転送先432に記憶された父親の名前や母親の名前などが、文字データ中に含まれているか否かを検索、判断する。ここで、上記のように転送先432には母親の名前と母親の旨などが記憶されているため、例えば、文字データ中に母親の名前が含まれていない場合でも、「お母さん」という名詞が含まれていれば、母親が含まれていると判断する。そして、家人Cを直接特定する名前や名詞などが含まれている場合には、この名前や名詞などに対応する転送先を割り出す(ステップS4)。つまり、検索した転送先432に記憶された転送先を取得する。
一方、家人Cを直接特定する名前や名詞などが含まれていない場合(ステップS3で「N」の場合)には、家人Cを特定・推定するキーワードを文字データの中から検索し(ステップS5)、検索したキーワードに適合する転送先を割り出す(ステップS6)。具体的には、この実施の形態では、図6に示すように、予めキーワードとこれに適合する転送先とがメモリに記憶されている。そして、このメモリに記憶されたキーワードを文字データの中から検索し、検索・ヒットされたキーワードに対応する転送先をメモリから取得する。例えば、文字データ中に「宅配便」というキーワードが含まれている場合には、「宅配便」に対応する転送先をメモリから取得する。
ここで、このメモリへのデータ登録は、各訪問宅Hからの申し出により行われ、例えば、「○○新聞」というキーワードに対して、転送先として母親の名前が記憶される。また、転送先として当該訪問宅Hの居住者・家族以外の者を登録、記憶してもよい。例えば、「宅配便」というキーワードに対して、隣家の氏名を記憶してもよい。
次に、ステップS4またはS6で割り出した転送先を声紋データベース44に登録・記憶する(ステップS7)。すなわち、声紋解析部42で取得した声紋を新たな声紋データ442に記憶するとともに、この声紋データ442に関連付けられた転送先443に割り出した転送先を記憶する。このようにこの実施の形態では、訪問者Vが訪問して一度転送先が割り出されると、その転送先が声紋データベース44に記憶され、二度目以降の訪問時には、先と同じ転送先に転送されるようになっている。これに対し、ステップS4またはS6において複数回同じ転送先が割り出された場合に、その転送先を声紋データベース44に記憶し、以後同じ転送先に転送する(ステップS2を行う)ようにしてもよい。すなわち、訪問者Vが常に同一の家人Cに用件があると推定される場合に、転送先を固定するようにしてもよい。
続いて、ステップS2、S4またはS6で割り出した転送先の携帯番号を携帯番号データベース43から検索・取得する(ステップS8)。すなわち、割り出した転送先と同一の転送先が記憶された転送先432を検索し、この転送先432に対応する携帯番号433の電話番号を取得するものである。
転送部46は、割出タスク45で割り出された転送先の携帯電話機に呼出を転送するものである。すなわち、割出タスク45で割り出された転送先の電話番号に発信し、この発信にインターホン親機3からの呼出を接続、転送するものである。
次に、このような構成のインターホンシステム1の作用などについて、図7に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
まず、インターホン親機3の留守モードが設定されている場合に、訪問者Vが玄関子機2の呼出ボタンを押すと(ステップS11)、インターホン親機3が公衆電話網NWを介して転送装置4に接続される(ステップS12)。ここで、留守モードは、訪問宅Hの家人Cが外出中のみならず、家人Cがインターホンに直接応答できない場合などにも設定される。次に、訪問者Vが玄関子機2に向って話しをすると(ステップS13)、上記のようにして、転送装置4の音声認識部41によって訪問者Vの音声言語が解析される(ステップS14)とともに、声紋解析部42によって訪問者Vの声紋が解析、取得される(ステップS15)。
続いて、割出タスク45が起動され、上記のようにして転送先とその電話番号とが割り出される(ステップS16)。ここで、過去にこの訪問者Vが留守モード中に訪問して呼出が転送されている場合には、そのときの転送先が割り出される(上記ステップS2参照)。また、例えば、訪問者Vが「○○です。お母さんいますか。」と発した場合には、母親が転送先として割り出され(上記ステップS4参照)、訪問者Vが「宅配便です。」と発した場合には、例えば隣家が転送先として割り出される(上記ステップS6参照)。
次に、割り出された転送先の電話番号に対して転送部46によって発信がされ、転送先の携帯電話機に呼出が転送される(ステップS17)。そして、この呼出・着信に対して転送先の家人C等が応答することで、訪問者Vと家人C等との通話が形成される(ステップS18)ものである。
以上のように、このインターホンシステム1によれば、訪問者Vが発した音声言語に基づいて転送先を割り出すため、訪問者Vの用件などに応じて柔軟かつ適正に転送先を割り出すことができる。また、訪問者Vの識別情報などを予め登録する必要がなく、従って、登録、想定されていない訪問者Vに対しても対応することができる。さらに、訪問者Vが用件のある家人Cの名前などを発しない場合でも、音声言語からキーワードを検索して転送先を割り出すため、用件のある家人Cなど適正な転送先に転送することができる。この結果、例えば、上記のように訪問者Vが「宅配便です。」と発して隣家に転送された場合には、荷物を隣家に渡すことで再度の訪問が不要となる。
また、訪問者Vの声紋と転送先とが声紋データベース44に一度記憶されると、再度この訪問者Vが訪問した場合には、訪問者Vが用件のある家人Cの名前などを発しなくても、この訪問者Vに適合する転送先が割り出される。このため、迅速かつ円滑な転送、さらには、訪問者Vと家人C等との通話が可能となる。
(実施の形態2)
この実施の形態では、訪問者Vが予め登録された者である場合には、呼出を家人Cなどに転送せずに、メッセージを発して自動応答する点で、実施の形態1と構成が異なる。ここで、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することで、その説明を省略する。
この実施の形態では、転送装置4に、図8に示すようなメッセージデータベース48を備えている。このメッセージデータベース48は、声紋解析部42で取得した声紋と自動応答するメッセージとを関連付けて記憶する記憶装置であり、訪問宅識別情報481ごとに、声紋データ482とメッセージ483とが関連付けて記憶され、声紋データ482とメッセージ483とは複数記憶可能となっている。そして、訪問宅識別情報481には、訪問宅Hを識別する情報・番号が記憶され、声紋データ482には、声紋解析部42で取得した声紋のデータが記憶される。また、メッセージ483には、声紋データ482に記憶されている声紋の訪問者Vに対して自動応答するメッセージが記憶される。
このようなメッセージデータベース48へのデータ登録は、各訪問宅Hからの申し出により、行われるようになっている。すなわち、声紋データベース44に声紋データ442と転送先443とが記憶された後に、訪問宅Hの家人Cが転送を希望せずにメッセージ対応を希望する場合に、その声紋データ442を指定してメッセージを記憶する。例えば、押し売り業者やストーカーなど訪問を拒否したい者からの訪問があり、その訪問者Vの声紋データ442と転送先443とが記憶された場合に、その声紋データ442を声紋データ482に記憶し、お断りのメッセージをメッセージ483に記憶する。
また、この実施の形態では、声紋解析部42で取得した声紋が予め登録、記憶された声紋と一致する場合に、予め記憶されたメッセージを玄関子機2から出力する応答タスク(応答手段)49を転送装置4に備えている。具体的には、声紋解析部42で取得した声紋が、メッセージデータベース48の声紋データ482に記憶されているか否かを検索し、記憶されている場合に、その声紋データ482に対応するメッセージ483に記憶されたメッセージを玄関子機2に送信して、玄関子機2からメッセージを出力する。従って、声紋データ482ごとメッセージを変えることで、訪問者Vに応じたメッセージを流すことができる。
次に、この実施の形態におけるインターホンシステム1の作用などについて、図9に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
インターホン親機3の留守モードが設定されている場合に、訪問者Vが玄関子機2の呼出ボタンを押すと(ステップS21)、実施の形態1と同様に、インターホン親機3が公衆電話網NWを介して転送装置4に接続される(ステップS22)。次に、訪問者Vが玄関子機2に向って話しをすると(ステップS23)、転送装置4の音声認識部41によって訪問者Vの音声言語が解析される(ステップS24)とともに、声紋解析部42によって訪問者Vの声紋が解析、取得される(ステップS25)。
続いて、応答タスク49が起動され(ステップS26)、上記のようにして、声紋解析部42で取得した声紋が予め登録された声紋と一致する場合、つまり訪問者Vがメッセージデータベース48に登録された訪問者である場合(ステップS27で「Y」の場合)には、予め記憶されたメッセージが玄関子機2から出力される(ステップS28)。例えば、押し売り業者やストーカーなど訪問を拒否したい訪問者Vである場合、お断りのメッセージが発せられる。一方、訪問者Vの声紋が予め登録された声紋と一致しない場合(ステップS27で「N」の場合)には、割出タスク45が起動され(ステップS29)、実施の形態1と同様にして家人C等に呼出が転送され(ステップS30)、訪問者Vと家人C等との通話が形成される(ステップS31)ものである。
以上のように、この実施の形態によれば、押し売りやストーカーなど訪問を拒否したい場合などに、その訪問者Vの声紋とメッセージとを予め登録、記憶することで、呼出が家人C等に転送されることがない。つまり、家人C等はこのような訪問者Vと会話をする必要がなく、しかも、お断りのメッセージなどが発せられるため、訪問拒否などをその場で行うことができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、過去に訪問者Vの呼出が転送されている場合には、その転送先と同じ転送先に転送する(ステップS1からS2の処理)ようにしているが、割出タスク45においてステップS1、S2を設けずに、訪問の度に訪問者Vが発した音声言語に基づいて転送先を割り出すようにしてもよい。これにより、訪問の度に用件がある家人Cが異なる場合であっても、訪問者Vが用件のある家人C等と通話することが可能となる。
また、上記の実施の形態では、転送装置4に音声認識部41や割出タスク45などを備えているが、インターホン親機3に備えたり、別の装置に備えてもよい。例えば、上記のような音声認識部41と、声紋解析部42と、携帯番号データベース43と、声紋データベース44と、割出タスク45として、コンピュータを機能させるためのインターホンプログラムをインターホン親機3に備えたり、このインターホンプログラムを備えた装置をインターホン親機3に接続したり、あるいは、呼出を転送する機能を有する既存の転送装置(交換機)にこのインターホンプログラムを備えてもよい。そして、例えば、このインターホンプログラムをインターホン親機3に備える場合、携帯番号データベース43および声紋データベース44には、当該訪問宅Hのデータのみを記憶すればよい。
さらに、訪問者Vを識別する識別情報として声紋を利用しているが、訪問者Vの顔を識別情報として利用してもよい。この場合、撮影した顔を転送先に送信するようにしてもよく、これにより転送先の家人C等は訪問者Vが誰であるかを即座に判断できる。また、転送先の通話端末は携帯電話機に限らず、固定電話機などあってもよいことは勿論である。
この発明の実施の形態1に係るインターホンシステムを示す概略構成図である。 図1のシステムの転送装置の概略構成ブロック図である。 図2の転送装置の携帯番号データベースのデータ構成図である。 図2の転送装置の声紋データベースのデータ構成図である。 図2の転送装置の割出タスクのフローチャートである。 図5の割出タスクにおけるキーワードと転送先との関係を示す図である。 図1のシステムの作用などを示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2に係るインターホンシステムの転送装置のメッセージデータベースのデータ構成図である。 この発明の実施の形態2に係るインターホンシステムの作用などを示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 インターホンシステム
2 玄関子機
3 インターホン親機
4 転送装置
41 音声認識部(音声認識手段)
42 声紋解析部(識別手段)
43 携帯番号データベース(記憶手段)
44 声紋データベース(第2の記憶手段)
45 割出タスク(割出手段、第2の割出手段)
46 転送部(転送手段)
47 中央処理部
48 メッセージデータベース
H 訪問宅
C 家人
V 訪問者
NW 公衆電話網

Claims (5)

  1. 玄関子機で受信した訪問者の音声言語を解析する音声認識手段と、
    転送先の通話端末の固有情報を記憶する記憶手段と、
    前記音声認識手段の解析結果に基づいて前記訪問者と通話させる転送先を割り出し、割り出した転送先の通話端末の固有情報を前記記憶手段から検索する割出手段と、
    前記割出手段で割り出した転送先の通話端末に呼出を転送する転送手段と、
    を備えることを特徴とするインターホンシステム。
  2. 前記割出手段は、前記音声認識手段の解析結果からキーワードを検索し、該キーワードに適合する転送先を割り出すことを特徴とする請求項1に記載のインターホンシステム。
  3. 前記訪問者を識別する識別情報を取得する識別手段と、
    前記識別手段で取得した識別情報と前記割出手段で割り出した転送先とを関連付けて記憶する第2の記憶手段と、
    前記識別手段で取得した識別情報に対応する転送先を前記第2の記憶手段から検索し、該転送先の通話端末の固有情報を前記記憶手段から検索する第2の割出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のインターホンシステム。
  4. 前記訪問者を識別する識別情報を取得する識別手段と、
    前記識別手段で取得した識別情報が予め記憶された識別情報と一致する場合に、予め記憶されたメッセージを前記玄関子機から出力する応答手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のインターホンシステム。
  5. コンピュータを、
    訪問者の音声言語を解析する音声認識手段と、
    転送先の通話端末の固有情報を記憶する記憶手段と、
    前記音声認識手段の解析結果に基づいて前記訪問者と通話させる転送先を割り出し、割り出した転送先の通話端末の固有情報を前記記憶手段から検索する割出手段、
    として機能させるためのインターホンプログラム。
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