JP2004072464A - 電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電話番号の変更となった者が、旧電話番号を知っている知人などに容易に新電話番号を案内することができる、電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体を得る。
【解決手段】旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースを用いて、旧電話番号を基に新電話番号を案内する方法であって、新電話番号の検索者の電話機から旧電話番号が音声により装置に入力されるステップと、装置が、音声により入力された旧電話番号を認識するステップと、データベースを検索して認識した旧電話番号に対応する新電話番号を取得するステップと、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内するステップ、とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースを用いて、旧電話番号を基に新電話番号を案内する方法であって、新電話番号の検索者の電話機から旧電話番号が音声により装置に入力されるステップと、装置が、音声により入力された旧電話番号を認識するステップと、データベースを検索して認識した旧電話番号に対応する新電話番号を取得するステップと、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内するステップ、とを有する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話番号案内に関するものであり、特に電話番号が変更になった者の変更後の電話番号を変更前の電話番号を知っている者に案内するための、電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話をはじめとする電話サービスの利用者が、契約する通信事業者を変更した場合などには、通信事業者から付与されていた電話番号も変更されることとなる。したがって、電話番号が変更になった者は、自分に電話をかけてくる可能性のある家族や知人などに変更後の新しい電話番号(新電話番号)を通知しておく、あるいは通信事業者が提供する番号案内サービス(変更前の電話番号(旧電話番号)の発信者に対して新電話番号を案内するサービス)を利用する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電話番号が変更になった者自身が、新電話番号を知人などに通知して周知徹底することは、通知先が増えれば通知する負担は大きくなる。
また、通信事業者が提供する従来の電話番号案内サービスは、同一の通信事業者内での電話番号の変更には対応しているが、通信事業者の変更に伴う電話番号の変更には対応していない。
【0004】
本発明は以上のような従来の実情に鑑みてなされたもので、電話番号の変更となった者が、旧電話番号を知っている知人などに容易に新電話番号を案内することができる、電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースを用いて、旧電話番号を基に新電話番号を案内する方法であって、新電話番号の検索者の電話機から旧電話番号が音声により装置に入力されるステップと、装置が、音声により入力された旧電話番号を認識するステップと、装置が、データベースを検索して認識した旧電話番号に対応する新電話番号を取得するステップと、装置が、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内するステップ、とを有することを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、装置が、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内するステップに代えて、装置が、取得した新電話番号に検索者の電話機を回線接続するステップ、とすることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースを用いて、旧電話番号を基に新電話番号を案内する装置であって、新電話番号の検索者の電話機から旧電話番号を音声により受付ける手段と、音声により受付けた旧電話番号を認識する手段と、データベースを検索して認識した旧電話番号に対応する新電話番号を取得する手段と、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内する手段、とを有してなることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内する手段、に代えて、取得した新電話番号に検索者の電話機を回線接続する手段、としたことを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するサーバであって、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、音声により装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、受付けた旧電話番号を基にデータベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、抽出した新電話番号を装置に通知する手段、とを有してなることを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明は、音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するコンピュータを、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、音声により装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、受付けた旧電話番号を基にデータベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、抽出した新電話番号を装置に通知する手段、として機能させることを特徴とする。
【0011】
請求項7記載の発明は、音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するコンピュータを、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、音声により装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、受付けた旧電話番号を基にデータベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、抽出した新電話番号を装置に通知する手段、として機能させる電話番号管理プログラムを記録したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかる電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体の実施の形態について説明する。
【0013】
図1は、本発明にかかる電話番号管理サーバ(以下、「本サーバ」という)と、本発明にかかる電話番号案内装置(以下、「本装置」という)の実施の形態を示すブロック図である。符号1と2は、それぞれ本サーバと本装置とを示している。
【0014】
以下に説明する実施の形態は、登録者Aの新電話番号を検索者Bに案内する場合を例とする。
ここで、登録者Aは電話番号が旧電話番号から新電話番号に変更となった者であり、自身の旧電話番号と新電話番号を本サーバ1に登録している。
一方検索者Bは、登録者Aの旧電話番号は知っているが、新電話番号を知らないために登録者Aに電話をかけることができず、本装置2から登録者Aの新電話番号の案内を受ける者である。
その際、本装置2は、検索者Bから音声により受付けた登録者Aの旧電話番号と氏名とを基に、本サーバ1に接続して登録者Aの新電話番号を取得し、新電話番号を音声により検索者Bに案内する。
【0015】
ここで、本装置2が本サーバ1に接続して新電話番号を取得し、その結果を音声により検索者Bに案内する方法としては、音声によりインターネットなどコンピュータ通信網上のコンテンツへのアクセスを可能とするVXML(VoiceXML)技術を利用する。すなわち本装置2には、音声により旧電話番号と氏名を受付けた場合に、本サーバ1に接続して新電話番号を取得し、取得した新電話番号を音声により案内するための処理がVXMLにより定義されているものとする。
【0016】
本サーバ1は、インターネットを介して本装置2と端末3と接続しており、端末4は、携帯電話網を介して本装置2と接続している。
ここで本サーバ1は、登録者Aの旧電話番号と新電話番号と対応付けて管理するパーソナルコンピュータであり、いわゆるWebサーバとして動作して、本装置2と端末3と情報交換(情報の送受信)を行う。ただし本サーバ1との通信手段は、これに限定するものではない。
本装置2は、検索者Bに登録者Aの新電話番号を案内する装置であり、たとえば通信事業者の設備の一部である。
端末3は、登録者Aが本サーバ1に新電話番号と旧電話番号を登録するために利用するパーソナルコンピュータである。
端末4は、検索者Bが本装置2から登録者Aの新電話番号の案内を受ける携帯電話機である。
なお、上記本サーバ1、本装置2、端末3,4は例であり、以下に説明する本発明にかかる電話番号案内方法(以下、「本方法」という)を実現することができる情報処理装置であれば、なんであってもよい。
【0017】
本サーバ1では、本発明にかかる電話番号管理プログラム(以下、「本プログラム」という)が動作して本サーバ1内の各手段を制御し、本装置2と協働して本方法を提供する。
ここで、本プログラムを記録した本発明にかかるコンピュータ読取可能な記録媒体(以下、「本記録媒体」という)を用いれば、図示しないコンピュータを本サーバ1と同様に機能させることができる。すなわち、図示しないコンピュータが、本記録媒体から本プログラムを読取、実行することで、本装置2と協働して本方法を実現することができる。
【0018】
本サーバ1は、案内情報受付部11、案内情報蓄積部12、案内情報検索部13とを有してなる。
【0019】
案内情報受付部11とは、端末3から案内情報を索引情報と共に受付けて案内情報蓄積部12に蓄積する手段である。
案内情報とは、本装置2を介して検索者Bに案内される、登録者Aの新電話番号に関する情報であり、ここでは、新電話番号そのものとする。
索引情報とは、本サーバ1が登録者Aの新電話番号を検索する際のいわゆるインデックス情報であり、ここでは、登録者Aの旧電話番号と氏名とする。
【0020】
案内情報蓄積部12とは、案内情報を索引情報と共に蓄積する手段、つまり登録者Aの旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースである。
【0021】
案内情報検索部13とは、音声により本装置2に入力された旧電話番号を受付け、受付けた旧電話番号を基に案内情報蓄積部12を検索して対応する新電話番号を抽出し、抽出した新電話番号を本装置2に通知する手段である。
【0022】
本装置2は、音声認識部21、案内情報取得部22、音声合成部23、案内情報応答部24とを有してなる。
【0023】
音声認識部21とは、端末4から音声形式の索引情報を受付けて認識し、コンピュータが読取可能な形式に変換する手段である。
【0024】
案内情報取得部22とは、端末4から受付けた索引情報を基に、本サーバ1に接続して新電話番号を取得する手段である。
【0025】
音声合成部23とは、取得した新電話番号を音声の形式に変換する手段である。
【0026】
案内情報応答部24とは、新電話番号を検索者Bに案内する手段である。
【0027】
図2は、本方法の実施の形態を示すフローチャートである。以下、図2乃至4を参照しながら本方法について説明する。
【0028】
先ず、登録者Aが行う案内情報の本サーバ1への登録について説明する。
図3は案内情報を登録するためのWebページの例を示す図である。登録者Aは、端末3から本サーバ1に接続してWebページP1を受信し、案内情報と索引情報とを入力して本サーバ1に送信する。
【0029】
本サーバ1は、案内情報受付部11を用いて、WebページP1に入力された案内情報と索引情報、すなわち、登録者Aの新電話番号・旧電話番号・氏名を受信し(S1)、案内情報蓄積部12に蓄積する(S2)。
図4は案内情報蓄積部12に記憶された情報の例を示す図であり、登録者Aの氏名「A」と旧電話番号「090−・・・」と新電話番号「050−・・・」が対応付けて管理されていることを示している。
【0030】
次に、検索者Bに対する登録者Aの新電話番号の案内について説明する。
ここで案内とは、登録者Aの氏名と旧電話番号を音声により検索者Bから受付け、登録者Aの新電話番号を音声により検索者Bに応答することをいう。
【0031】
検索者Bは、端末4を用いて、本方法による電話番号の案内を受けるための専用の電話番号に発信する(電話をかける)。
本装置2は、図示しない手段を用いて、端末4からの発信を着信し(S3)、音声案内1を応答する(S4)。
【0032】
音声案内1とは、検索者Bに索引情報の入力を促すための音声メッセージである。音声案内1の例としては、「こちらは電話番号案内サービスです。発信音の後、検索したい相手方の旧電話番号と氏名をおっしゃって下さい」や、「こちらは電話番号案内サービスです。発信音の後、検索したい相手方の旧電話番号をおっしゃって下さい」「旧電話番号を認識できました。次に、発信音の後、検索したい相手方の氏名をおっしゃって下さい」といったものである。
【0033】
本装置2は、音声認識部21を用いて、音声により入力された索引情報を受付け(S5)、音声認識により登録者Aの旧電話番号と氏名を認識する(S6)。
【0034】
次に本装置2は、案内情報取得部22を用いて、認識した登録者Aの氏名と旧電話番号とを本サーバ1に送信し(S7)、本サーバ1は、案内情報検索部13を用いて、本装置2から受信した登録者Aの氏名と旧電話番号を用いて案内情報蓄積部12を検索し、新電話番号を抽出して本装置2に送信する(S8,S9)。
【0035】
本装置2は、新電話番号を受信(取得)すると、音声合成部23を用いて新電話番号を検索者Bに案内するための音声メッセージである音声案内2を作成し(S10)、案内情報応答部24を用いて端末4に案内する(S11)。
音声案内2の例としては、「Aさんの新電話番号は、050−・・・です。」などがある。
【0036】
以上説明した実施の形態によれば、あらかじめ登録者Aの新電話番号を旧電話番号と共に本サーバ1に登録しておき、検索者Bから旧電話番号を受付けた本装置2が本サーバ1に接続し、新電話番号を取得して検索者Bに応答するようにしたため、登録者Aは新電話番号を旧電話番号と共に本サーバ1に登録しておくだけで、旧電話番号を知っている検索者Bに新電話番号を案内することができる。
すなわち登録者Aの旧電話番号を知っている者であれば、本装置2に電話をかけて登録者Aの旧電話番号と氏名とを指定することで、新電話番号の案内を受けることができるため、登録者A自身が旧電話番号を知っている者に直接新電話番号を案内する必要がなく、登録者Aが新電話番号を知人に案内する負担を軽減することができる。
【0037】
なお、以上説明した実施の形態では、登録者Aの旧電話番号と氏名とを索引情報としたものであったが、索引情報は旧電話番号を含めばよく、旧電話番号のみとしてもよい。
【0038】
また、以上説明した実施の形態では、登録者の旧電話番号を知っている者であれば誰にでも、新電話番号を案内するものであったが、特定の者にだけ新電話番号を案内するようにしてもよい。すなわち本サーバ1は、あらかじめ登録者から、新電話番号の案内を許可する検索者の電話番号を索引情報として受付けて蓄積しておく(あるいは案内を許可しない検索者の電話番号でもよい)。一方、検索者から着信を受けた本装置2は、いわゆる発信者番号通知機能などにより検索者の端末の電話番号を取得して、検索者が指定した旧電話番号と共に検索者の端末の電話番号を本サーバ1に送信する。本サーバ1は、検索者の端末の電話番号が、案内を許可する電話番号として登録されている場合にのみ、新電話番号を本装置2に通知し、本装置2は新電話番号を案内する。なお、検索者の端末の電話番号が登録されていなければ、「登録者の都合により、新電話番号をご案内することができません」などの音声メッセージを通知するとよい。
【0039】
さらに、以上説明した実施の形態では、検索者Bに応答する新電話番号の音声メッセージは、本サーバ1内に登録された新電話番号を本装置2が音声合成して作成するようにしたものであったが、これに代えて、本装置は、登録者A自身の肉声による案内メッセージを検索者Bに応答するようにしてもよい。
この場合本サーバは、案内メッセージを図示しない音声認識の手段を用いて、登録者Aから直接受付けて案内情報蓄積部12に蓄積するようにしてもよいし、あるいは、図5に示すように、本装置2が登録者Aから案内メッセージを受付け、音声認識した結果を本サーバに送信し、本サーバが案内情報蓄積部12に蓄積するようにしてもよい。つまり本サーバ1Xは、索引情報受付部14を用いて、登録者Aの端末3aから索引情報を受付けて、案内情報蓄積部12に蓄積しておき、本装置2Xは、音声認識部25を用いて登録者Aの端末3bから音声により入力された案内情報を受付け、案内情報登録部26を用いて本サーバ1Xに受付けた案内情報を送信し、本サーバ1Xは、受付けた案内情報を案内情報蓄積部12に蓄積する。登録者Aが本装置2Xを介して本サーバ1Xに登録する案内情報の例としては、たとえば「Aです。○月○日より電話番号が変わりました。新しい電話番号は、050−・・・です」といった肉声によるメッセージなどである。
ここで、端末3aはパーソナルコンピュータ、端末3bは携帯電話機などであるが、登録者Aが索引情報と案内情報とを本サーバ1Xに登録するために利用する端末は、同一の端末であってもよい。
【0040】
このようにすれば、第三者による、いわゆる「なりすまし」を防止することができる。つまり登録者Aとは別人が、本サーバ1に登録者Aの案内情報を登録したとしても、第三者の肉声による案内情報を聞いた検索者Bは、当該案内情報が登録者A本人による登録でないことに気づくことができる。
【0041】
次に、本方法の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態と異なる点を中心に説明する。
先に説明した実施の形態では、新電話番号の案内とは、音声により検索者Bに応答することをいうものであったが、本実施の形態では新電話番号の案内とは、検索者Bの電話機と登録者Aの電話機との回線接続を行う、つまり本装置が、検索者Bの電話を登録者Aの新電話番号に繋ぐ機能を提供することをいう。
【0042】
回線接続機能の提供の方法としては、例えば図6に示すように、登録者Aの新電話番号を取得した本装置が、「新電話番号が見つかりました。電話をお繋ぎ致しますか」といった音声案内3を端末4に応答し(S21)、検索者Bが、「はい」といえば(S22)、それを音声認識して本装置が回線制御を行い(S23)、端末4と端末3との回線接続を行う(S24)ようにするとよい。
【0043】
以上説明した実施の形態によれば、新電話番号を取得した本装置が、その旨を検索者Bに伝えて希望すれば新電話番号に電話を繋ぐようにしたため、検索者Bは、案内された後に一旦電話を切って新電話番号に発信し直す必要がなくなり、検索者Bの新電話番号への発信の負担を軽減することができる。
【0044】
なお、以上説明した実施の形態において、新電話番号に電話を繋ぐか否かは、検索者Bが決定することができるものであったが、これに代えて、新電話番号を取得した本装置が、無条件に新電話番号に電話を繋ぐようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、あらかじめ登録者の新電話番号を旧電話番号と共に本サーバに登録しておき、検索者から旧電話番号を受付けた本装置が本サーバに接続し、新電話番号を検索・取得して検索者に応答するようにしたため、登録者は新電話番号を旧電話番号と共に本サーバに登録しておくだけで、旧電話番号を知っている検索者に新電話番号を案内することができる。すなわち登録者の旧電話番号を知っている者であれば、本装置に電話をかけて旧電話番号を指定することで、新電話番号の案内を受けることができるため、登録者自身が旧電話番号を知っている者に直接新電話番号を案内する必要がなく、登録者が新電話番号を知人に案内する負担を軽減することができる。
【0046】
また本発明によれば、新電話番号を取得した本装置が、その旨を検索者Bに伝えて希望すれば新電話番号に電話を繋ぐようにしたため、検索者Bは、案内された後に一旦電話を切って新電話番号に発信し直す必要がなくなり、検索者Bの新電話番号への発信の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電話番号管理サーバと電話番号案内装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる電話番号案内方法の実施の形態を示すフローチャートである。
【図3】上記電話番号管理サーバが案内情報を受付ける画面の例を示す図である。
【図4】上記電話番号管理サーバ内に記憶された案内情報の例を示す図である。
【図5】本発明にかかる電話番号管理サーバと電話番号案内装置の別の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】本発明にかかる電話番号案内方法の別の実施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電話番号管理サーバ
2 電話番号案内装置
3 登録者の端末
4 検索者の端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話番号案内に関するものであり、特に電話番号が変更になった者の変更後の電話番号を変更前の電話番号を知っている者に案内するための、電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話をはじめとする電話サービスの利用者が、契約する通信事業者を変更した場合などには、通信事業者から付与されていた電話番号も変更されることとなる。したがって、電話番号が変更になった者は、自分に電話をかけてくる可能性のある家族や知人などに変更後の新しい電話番号(新電話番号)を通知しておく、あるいは通信事業者が提供する番号案内サービス(変更前の電話番号(旧電話番号)の発信者に対して新電話番号を案内するサービス)を利用する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電話番号が変更になった者自身が、新電話番号を知人などに通知して周知徹底することは、通知先が増えれば通知する負担は大きくなる。
また、通信事業者が提供する従来の電話番号案内サービスは、同一の通信事業者内での電話番号の変更には対応しているが、通信事業者の変更に伴う電話番号の変更には対応していない。
【0004】
本発明は以上のような従来の実情に鑑みてなされたもので、電話番号の変更となった者が、旧電話番号を知っている知人などに容易に新電話番号を案内することができる、電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースを用いて、旧電話番号を基に新電話番号を案内する方法であって、新電話番号の検索者の電話機から旧電話番号が音声により装置に入力されるステップと、装置が、音声により入力された旧電話番号を認識するステップと、装置が、データベースを検索して認識した旧電話番号に対応する新電話番号を取得するステップと、装置が、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内するステップ、とを有することを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、装置が、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内するステップに代えて、装置が、取得した新電話番号に検索者の電話機を回線接続するステップ、とすることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースを用いて、旧電話番号を基に新電話番号を案内する装置であって、新電話番号の検索者の電話機から旧電話番号を音声により受付ける手段と、音声により受付けた旧電話番号を認識する手段と、データベースを検索して認識した旧電話番号に対応する新電話番号を取得する手段と、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内する手段、とを有してなることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内する手段、に代えて、取得した新電話番号に検索者の電話機を回線接続する手段、としたことを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するサーバであって、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、音声により装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、受付けた旧電話番号を基にデータベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、抽出した新電話番号を装置に通知する手段、とを有してなることを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明は、音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するコンピュータを、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、音声により装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、受付けた旧電話番号を基にデータベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、抽出した新電話番号を装置に通知する手段、として機能させることを特徴とする。
【0011】
請求項7記載の発明は、音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するコンピュータを、旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、音声により装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、受付けた旧電話番号を基にデータベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、抽出した新電話番号を装置に通知する手段、として機能させる電話番号管理プログラムを記録したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかる電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体の実施の形態について説明する。
【0013】
図1は、本発明にかかる電話番号管理サーバ(以下、「本サーバ」という)と、本発明にかかる電話番号案内装置(以下、「本装置」という)の実施の形態を示すブロック図である。符号1と2は、それぞれ本サーバと本装置とを示している。
【0014】
以下に説明する実施の形態は、登録者Aの新電話番号を検索者Bに案内する場合を例とする。
ここで、登録者Aは電話番号が旧電話番号から新電話番号に変更となった者であり、自身の旧電話番号と新電話番号を本サーバ1に登録している。
一方検索者Bは、登録者Aの旧電話番号は知っているが、新電話番号を知らないために登録者Aに電話をかけることができず、本装置2から登録者Aの新電話番号の案内を受ける者である。
その際、本装置2は、検索者Bから音声により受付けた登録者Aの旧電話番号と氏名とを基に、本サーバ1に接続して登録者Aの新電話番号を取得し、新電話番号を音声により検索者Bに案内する。
【0015】
ここで、本装置2が本サーバ1に接続して新電話番号を取得し、その結果を音声により検索者Bに案内する方法としては、音声によりインターネットなどコンピュータ通信網上のコンテンツへのアクセスを可能とするVXML(VoiceXML)技術を利用する。すなわち本装置2には、音声により旧電話番号と氏名を受付けた場合に、本サーバ1に接続して新電話番号を取得し、取得した新電話番号を音声により案内するための処理がVXMLにより定義されているものとする。
【0016】
本サーバ1は、インターネットを介して本装置2と端末3と接続しており、端末4は、携帯電話網を介して本装置2と接続している。
ここで本サーバ1は、登録者Aの旧電話番号と新電話番号と対応付けて管理するパーソナルコンピュータであり、いわゆるWebサーバとして動作して、本装置2と端末3と情報交換(情報の送受信)を行う。ただし本サーバ1との通信手段は、これに限定するものではない。
本装置2は、検索者Bに登録者Aの新電話番号を案内する装置であり、たとえば通信事業者の設備の一部である。
端末3は、登録者Aが本サーバ1に新電話番号と旧電話番号を登録するために利用するパーソナルコンピュータである。
端末4は、検索者Bが本装置2から登録者Aの新電話番号の案内を受ける携帯電話機である。
なお、上記本サーバ1、本装置2、端末3,4は例であり、以下に説明する本発明にかかる電話番号案内方法(以下、「本方法」という)を実現することができる情報処理装置であれば、なんであってもよい。
【0017】
本サーバ1では、本発明にかかる電話番号管理プログラム(以下、「本プログラム」という)が動作して本サーバ1内の各手段を制御し、本装置2と協働して本方法を提供する。
ここで、本プログラムを記録した本発明にかかるコンピュータ読取可能な記録媒体(以下、「本記録媒体」という)を用いれば、図示しないコンピュータを本サーバ1と同様に機能させることができる。すなわち、図示しないコンピュータが、本記録媒体から本プログラムを読取、実行することで、本装置2と協働して本方法を実現することができる。
【0018】
本サーバ1は、案内情報受付部11、案内情報蓄積部12、案内情報検索部13とを有してなる。
【0019】
案内情報受付部11とは、端末3から案内情報を索引情報と共に受付けて案内情報蓄積部12に蓄積する手段である。
案内情報とは、本装置2を介して検索者Bに案内される、登録者Aの新電話番号に関する情報であり、ここでは、新電話番号そのものとする。
索引情報とは、本サーバ1が登録者Aの新電話番号を検索する際のいわゆるインデックス情報であり、ここでは、登録者Aの旧電話番号と氏名とする。
【0020】
案内情報蓄積部12とは、案内情報を索引情報と共に蓄積する手段、つまり登録者Aの旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースである。
【0021】
案内情報検索部13とは、音声により本装置2に入力された旧電話番号を受付け、受付けた旧電話番号を基に案内情報蓄積部12を検索して対応する新電話番号を抽出し、抽出した新電話番号を本装置2に通知する手段である。
【0022】
本装置2は、音声認識部21、案内情報取得部22、音声合成部23、案内情報応答部24とを有してなる。
【0023】
音声認識部21とは、端末4から音声形式の索引情報を受付けて認識し、コンピュータが読取可能な形式に変換する手段である。
【0024】
案内情報取得部22とは、端末4から受付けた索引情報を基に、本サーバ1に接続して新電話番号を取得する手段である。
【0025】
音声合成部23とは、取得した新電話番号を音声の形式に変換する手段である。
【0026】
案内情報応答部24とは、新電話番号を検索者Bに案内する手段である。
【0027】
図2は、本方法の実施の形態を示すフローチャートである。以下、図2乃至4を参照しながら本方法について説明する。
【0028】
先ず、登録者Aが行う案内情報の本サーバ1への登録について説明する。
図3は案内情報を登録するためのWebページの例を示す図である。登録者Aは、端末3から本サーバ1に接続してWebページP1を受信し、案内情報と索引情報とを入力して本サーバ1に送信する。
【0029】
本サーバ1は、案内情報受付部11を用いて、WebページP1に入力された案内情報と索引情報、すなわち、登録者Aの新電話番号・旧電話番号・氏名を受信し(S1)、案内情報蓄積部12に蓄積する(S2)。
図4は案内情報蓄積部12に記憶された情報の例を示す図であり、登録者Aの氏名「A」と旧電話番号「090−・・・」と新電話番号「050−・・・」が対応付けて管理されていることを示している。
【0030】
次に、検索者Bに対する登録者Aの新電話番号の案内について説明する。
ここで案内とは、登録者Aの氏名と旧電話番号を音声により検索者Bから受付け、登録者Aの新電話番号を音声により検索者Bに応答することをいう。
【0031】
検索者Bは、端末4を用いて、本方法による電話番号の案内を受けるための専用の電話番号に発信する(電話をかける)。
本装置2は、図示しない手段を用いて、端末4からの発信を着信し(S3)、音声案内1を応答する(S4)。
【0032】
音声案内1とは、検索者Bに索引情報の入力を促すための音声メッセージである。音声案内1の例としては、「こちらは電話番号案内サービスです。発信音の後、検索したい相手方の旧電話番号と氏名をおっしゃって下さい」や、「こちらは電話番号案内サービスです。発信音の後、検索したい相手方の旧電話番号をおっしゃって下さい」「旧電話番号を認識できました。次に、発信音の後、検索したい相手方の氏名をおっしゃって下さい」といったものである。
【0033】
本装置2は、音声認識部21を用いて、音声により入力された索引情報を受付け(S5)、音声認識により登録者Aの旧電話番号と氏名を認識する(S6)。
【0034】
次に本装置2は、案内情報取得部22を用いて、認識した登録者Aの氏名と旧電話番号とを本サーバ1に送信し(S7)、本サーバ1は、案内情報検索部13を用いて、本装置2から受信した登録者Aの氏名と旧電話番号を用いて案内情報蓄積部12を検索し、新電話番号を抽出して本装置2に送信する(S8,S9)。
【0035】
本装置2は、新電話番号を受信(取得)すると、音声合成部23を用いて新電話番号を検索者Bに案内するための音声メッセージである音声案内2を作成し(S10)、案内情報応答部24を用いて端末4に案内する(S11)。
音声案内2の例としては、「Aさんの新電話番号は、050−・・・です。」などがある。
【0036】
以上説明した実施の形態によれば、あらかじめ登録者Aの新電話番号を旧電話番号と共に本サーバ1に登録しておき、検索者Bから旧電話番号を受付けた本装置2が本サーバ1に接続し、新電話番号を取得して検索者Bに応答するようにしたため、登録者Aは新電話番号を旧電話番号と共に本サーバ1に登録しておくだけで、旧電話番号を知っている検索者Bに新電話番号を案内することができる。
すなわち登録者Aの旧電話番号を知っている者であれば、本装置2に電話をかけて登録者Aの旧電話番号と氏名とを指定することで、新電話番号の案内を受けることができるため、登録者A自身が旧電話番号を知っている者に直接新電話番号を案内する必要がなく、登録者Aが新電話番号を知人に案内する負担を軽減することができる。
【0037】
なお、以上説明した実施の形態では、登録者Aの旧電話番号と氏名とを索引情報としたものであったが、索引情報は旧電話番号を含めばよく、旧電話番号のみとしてもよい。
【0038】
また、以上説明した実施の形態では、登録者の旧電話番号を知っている者であれば誰にでも、新電話番号を案内するものであったが、特定の者にだけ新電話番号を案内するようにしてもよい。すなわち本サーバ1は、あらかじめ登録者から、新電話番号の案内を許可する検索者の電話番号を索引情報として受付けて蓄積しておく(あるいは案内を許可しない検索者の電話番号でもよい)。一方、検索者から着信を受けた本装置2は、いわゆる発信者番号通知機能などにより検索者の端末の電話番号を取得して、検索者が指定した旧電話番号と共に検索者の端末の電話番号を本サーバ1に送信する。本サーバ1は、検索者の端末の電話番号が、案内を許可する電話番号として登録されている場合にのみ、新電話番号を本装置2に通知し、本装置2は新電話番号を案内する。なお、検索者の端末の電話番号が登録されていなければ、「登録者の都合により、新電話番号をご案内することができません」などの音声メッセージを通知するとよい。
【0039】
さらに、以上説明した実施の形態では、検索者Bに応答する新電話番号の音声メッセージは、本サーバ1内に登録された新電話番号を本装置2が音声合成して作成するようにしたものであったが、これに代えて、本装置は、登録者A自身の肉声による案内メッセージを検索者Bに応答するようにしてもよい。
この場合本サーバは、案内メッセージを図示しない音声認識の手段を用いて、登録者Aから直接受付けて案内情報蓄積部12に蓄積するようにしてもよいし、あるいは、図5に示すように、本装置2が登録者Aから案内メッセージを受付け、音声認識した結果を本サーバに送信し、本サーバが案内情報蓄積部12に蓄積するようにしてもよい。つまり本サーバ1Xは、索引情報受付部14を用いて、登録者Aの端末3aから索引情報を受付けて、案内情報蓄積部12に蓄積しておき、本装置2Xは、音声認識部25を用いて登録者Aの端末3bから音声により入力された案内情報を受付け、案内情報登録部26を用いて本サーバ1Xに受付けた案内情報を送信し、本サーバ1Xは、受付けた案内情報を案内情報蓄積部12に蓄積する。登録者Aが本装置2Xを介して本サーバ1Xに登録する案内情報の例としては、たとえば「Aです。○月○日より電話番号が変わりました。新しい電話番号は、050−・・・です」といった肉声によるメッセージなどである。
ここで、端末3aはパーソナルコンピュータ、端末3bは携帯電話機などであるが、登録者Aが索引情報と案内情報とを本サーバ1Xに登録するために利用する端末は、同一の端末であってもよい。
【0040】
このようにすれば、第三者による、いわゆる「なりすまし」を防止することができる。つまり登録者Aとは別人が、本サーバ1に登録者Aの案内情報を登録したとしても、第三者の肉声による案内情報を聞いた検索者Bは、当該案内情報が登録者A本人による登録でないことに気づくことができる。
【0041】
次に、本方法の別の実施の形態について、先に説明した実施の形態と異なる点を中心に説明する。
先に説明した実施の形態では、新電話番号の案内とは、音声により検索者Bに応答することをいうものであったが、本実施の形態では新電話番号の案内とは、検索者Bの電話機と登録者Aの電話機との回線接続を行う、つまり本装置が、検索者Bの電話を登録者Aの新電話番号に繋ぐ機能を提供することをいう。
【0042】
回線接続機能の提供の方法としては、例えば図6に示すように、登録者Aの新電話番号を取得した本装置が、「新電話番号が見つかりました。電話をお繋ぎ致しますか」といった音声案内3を端末4に応答し(S21)、検索者Bが、「はい」といえば(S22)、それを音声認識して本装置が回線制御を行い(S23)、端末4と端末3との回線接続を行う(S24)ようにするとよい。
【0043】
以上説明した実施の形態によれば、新電話番号を取得した本装置が、その旨を検索者Bに伝えて希望すれば新電話番号に電話を繋ぐようにしたため、検索者Bは、案内された後に一旦電話を切って新電話番号に発信し直す必要がなくなり、検索者Bの新電話番号への発信の負担を軽減することができる。
【0044】
なお、以上説明した実施の形態において、新電話番号に電話を繋ぐか否かは、検索者Bが決定することができるものであったが、これに代えて、新電話番号を取得した本装置が、無条件に新電話番号に電話を繋ぐようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、あらかじめ登録者の新電話番号を旧電話番号と共に本サーバに登録しておき、検索者から旧電話番号を受付けた本装置が本サーバに接続し、新電話番号を検索・取得して検索者に応答するようにしたため、登録者は新電話番号を旧電話番号と共に本サーバに登録しておくだけで、旧電話番号を知っている検索者に新電話番号を案内することができる。すなわち登録者の旧電話番号を知っている者であれば、本装置に電話をかけて旧電話番号を指定することで、新電話番号の案内を受けることができるため、登録者自身が旧電話番号を知っている者に直接新電話番号を案内する必要がなく、登録者が新電話番号を知人に案内する負担を軽減することができる。
【0046】
また本発明によれば、新電話番号を取得した本装置が、その旨を検索者Bに伝えて希望すれば新電話番号に電話を繋ぐようにしたため、検索者Bは、案内された後に一旦電話を切って新電話番号に発信し直す必要がなくなり、検索者Bの新電話番号への発信の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電話番号管理サーバと電話番号案内装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる電話番号案内方法の実施の形態を示すフローチャートである。
【図3】上記電話番号管理サーバが案内情報を受付ける画面の例を示す図である。
【図4】上記電話番号管理サーバ内に記憶された案内情報の例を示す図である。
【図5】本発明にかかる電話番号管理サーバと電話番号案内装置の別の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】本発明にかかる電話番号案内方法の別の実施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電話番号管理サーバ
2 電話番号案内装置
3 登録者の端末
4 検索者の端末
Claims (7)
- 旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースを用いて、旧電話番号を基に新電話番号を案内する方法であって、
上記新電話番号の検索者の電話機から上記旧電話番号が音声により装置に入力されるステップと、
上記装置が、上記音声により入力された旧電話番号を認識するステップと、
上記装置が、上記データベースを検索して上記認識した旧電話番号に対応する新電話番号を取得するステップと、
上記装置が、上記取得した新電話番号を音声により上記検索者の電話機に案内するステップ、とを有することを特徴とする電話番号案内方法。 - 装置が、取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内するステップに代えて、
上記装置が、上記取得した新電話番号に上記検索者の電話機を回線接続するステップ、とする請求項1記載の電話番号案内方法。 - 旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースを用いて、旧電話番号を基に新電話番号を案内する装置であって、
上記新電話番号の検索者の電話機から上記旧電話番号を音声により受付ける手段と、
上記音声により受付けた旧電話番号を認識する手段と、
上記データベースを検索して上記認識した旧電話番号に対応する新電話番号を取得する手段と、
上記取得した新電話番号を音声により上記検索者の電話機に案内する手段、とを有してなることを特徴とする電話番号案内装置。 - 取得した新電話番号を音声により検索者の電話機に案内する手段、に代えて、
上記取得した新電話番号に上記検索者の電話機を回線接続する手段、とした請求項3記載の電話番号案内装置。 - 音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するサーバであって、
上記旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、
音声により上記装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、
上記受付けた旧電話番号を基に上記データベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、
上記抽出した新電話番号を上記装置に通知する手段、とを有してなることを特徴とする電話番号管理サーバ。 - 音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するコンピュータを、
上記旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、
音声により上記装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、
上記受付けた旧電話番号を基に上記データベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、
上記抽出した新電話番号を上記装置に通知する手段、として機能させることを特徴とする電話番号管理プログラム。 - 音声により受付けた旧電話番号に対する新電話番号を案内する装置と通信ネットワークを介して接続するコンピュータを、
上記旧電話番号と新電話番号を対応付けて管理するデータベースと、
音声により上記装置に入力された旧電話番号を受付ける手段と、
上記受付けた旧電話番号を基に上記データベースを検索して対応する新電話番号を抽出する手段と、
上記抽出した新電話番号を上記装置に通知する手段、として機能させる電話番号管理プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002229793A JP2004072464A (ja) | 2002-08-07 | 2002-08-07 | 電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002229793A JP2004072464A (ja) | 2002-08-07 | 2002-08-07 | 電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体 |
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JP2002229793A Pending JP2004072464A (ja) | 2002-08-07 | 2002-08-07 | 電話番号案内方法と装置、電話番号管理サーバ、並びに電話番号管理プログラムとコンピュータ読取可能な記録媒体 |
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2002
- 2002-08-07 JP JP2002229793A patent/JP2004072464A/ja active Pending
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