JP5184413B2 - 音声通信蓄積・検索装置、音声通信蓄積・検索方法、音声通信蓄積・検索プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

音声通信蓄積・検索装置、音声通信蓄積・検索方法、音声通信蓄積・検索プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、音声通信蓄積・検索装置、方法およびプログラムと記録媒体に関し、特に、音声通信を検索可能な形態でデータベース化し、後から検索することを可能とする音声通信蓄積・検索装置、音声通信蓄積・検索方法、音声通信蓄積・検索プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体に関する。
特許文献1では、各電話端末が保有する蓄積メモリではなく、ネットワーク上の音声記録装置に通話内容を記録し、蓄積された通話内容の中から所望の通話音声ファイルを利用者が電話端末を使って、発信電話端末番号、着信電話端末番号及び通話日時を指定することにより読み出すことができる装置が記載されている。また、メモリ使用量を通話音声ファイルの場合よりも少なくする目的で、通話音声をテキストに変換して音声記録装置に記録し、通話音声ファイルの代わりにテキストファイルを利用者端末装置に送信する装置についても記載されている。
特開2002−237891号公報(通話内容記録システム及び音声記録装置)
しかしながら、上記のような従来の技術では以下のような問題点が生じていた。すなわち、発信電話端末番号、着信電話端末番号及び通話日時を指定して所望の通話音声情報を検索することはできるが、利用者の位置情報が蓄積されないため、通話が行なわれた場所(利用者の場所)や通話内容を指定して所望の通話音声情報を検索することができない。また、IP網に接続された利用者端末から検索できるが、電話網に接続された電話端末から検索することができない。
本発明の目的は、上記の問題点を解決した、音声通信を利用者の位置情報とともに検索可能な形態でデータベース化し、後から検索することが可能な音声通信蓄積・検索装置、音声通信蓄積・検索方法、音声通信蓄積・検索プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の音声通信蓄積・検索装置は、電話交換機に接続されており、発信電話端末と着信電話端末との間の音声通話をモニタして蓄積・検索する装置であって、利用者自身の発信あるいは利用者自身への着信の音声通話の音声情報をモニタし、記録する音声情報蓄積手段と、前記音声通話ごとに通話日時を記録する通話日時記録手段と、前記音声通話ごとに発信者IDと着信者IDを取得する発着ID取得手段と、前記音声通話ごとに利用者自身の位置情報を取得する利用者位置情報取得手段と、前記の各手段で取得した情報を統合し、通話ごとの情報であって、前記発信者ID、着信者ID、通話日時、利用者自身の位置情報および音声通話から構成される情報を登録用データベースに登録するデータベース登録手段と、前記登録用データベースに登録された情報に対してインデックスを作成し、元情報とインデックスを対応付けた形式で検索用データベースに格納する索引作成手段と、前記検索用データベースを検索するためのクエリをIP網あるいは電話網を介して利用者端末から受け付け、当該利用者端末のIDを発信者IDあるいは着信者IDとしてクエリに追加することを含めて、受け付けたクエリを検索用データベースとの照合が可能な形式に変換するクエリ入力手段と、前記クエリ入力手段により変換されたクエリを分析し、該クエリと前記検索用データベースに格納されたインデックスを照合し、前記クエリに合致する音声情報を検索するクエリ照合手段と、前記クエリ照合手段の検索結果を、前記クエリを受け付けた利用者端末にIP網あるいは電話網を介して返す情報提供手段とを備えたことを特徴としている。
また、前記利用者位置情報取得手段は、さらに発着IDと住所との対応関係を予め記録した発着ID住所記録部を備え、前記発着ID取得手段が取得した音声通話ごとの発信者IDおよび着信者IDを前記発着ID住所記録部を用いて発信住所および着信住所に変換して前記データベース登録手段に受け渡し、前記データベース登録手段は、前記発信住所および着信住所を前記音声通話ごとの利用者自身の位置情報として登録する、ことを特徴としている。
また、前記利用者位置情報取得手段は、GPS測位による位置情報または、基地局の場所や電波到達範囲などから算出される位置情報を前記利用者自身の位置情報として取得することを特徴としている。
(1)請求項1〜8に記載の発明によれば、通話内容を指定して所望の通話音声情報を検索することができるので、通話相手や時刻を忘れていても、通話がなされた場所や何に関する通話であったかをもとにして所望の通話音声情報を検索することができる。また、電話網に接続された電話端末からでも検索することができるので、外出先から携帯電話等の電話端末からでも利用者自身の通話を確認することができる。
(2)請求項2、5に記載の発明によれば、利用される電話が固定電話である場合、発着ID住所記録部によって、発信住所および着信住所を、音声通話ごとの利用者自身の位置情報として容易に取得し、登録することができる。
(2)請求項3、6に記載の発明によれば、利用される電話が携帯電話や移動体である場合の発信、着信の位置情報を、音声通話ごとの利用者自身の位置情報として容易に取得し、登録することができる。
本発明の一実施形態例における基本構成を示すブロック図。 本発明の他の実施形態例における基本構成を示すブロック図。 図1、図2の蓄積用データベース10のフィールド構成図。 図1、図2の検索用データベース11のフィールド構成図。 実施例3における蓄積用データベース10の内容例を示すデータ構成図。 実施例3における検索用データベース11の内容例を示すデータ構成図。 実施例3における電話番号と氏名等との対応表の内容例を示す説明図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。
図1は実施例1の基本構成を示し、図2は実施例2の基本構成を示しており、まずこれら図1、図2に共通した構成を説明する。
音声通信蓄積・検索装置12は、音声情報蓄積手段としての音声情報蓄積部1、通話日時記録手段としての通話日時記録部2、発着ID取得手段としての発着ID取得部3、利用者位置情報取得手段としての利用者位置情報取得部4、データベース登録手段としてのデータベース登録部5、索引作成手段としての索引作成部6、クエリ入力手段としてのクエリ入力部7、クエリ照合手段としてのクエリ照合部8、情報提供手段としての情報提供部9、登録用データベースとしての蓄積用データベース10、検索用データベース11、電話網IF部19およびIP網IF部20を備えている。
また音声通信蓄積・検索装置12には、図示省略の利用者自身を認証するための情報(発信者ID、着信者ID、パスワード等)が予め記録された認証情報記録部を備えている。
また音声通信蓄積・検索装置12内の前述した各部は、ハードウェア的にはCPUやメモリから構成される。
13は電話網、14は電話網内の交換機、15は固定電話や携帯電話などの発信電話端末、16は固定電話や携帯電話などの着信電話端末、17はIP網、18はPCなどの利用者端末である。
前記音声情報蓄積部1は、音声通話路の途中で音声情報をモニタし、記録する。通話日時記録部2は、通話日時(日付および、通話開始時刻と通話終了時刻もしくは通話時間)を記録する。発着ID取得部3は、音声通話ごとに発信者IDと着信者IDを取得する。利用者位置情報取得部4は、音声通話ごとに利用者自身の位置情報を取得する。
データベース登録部5は、前記の各部1〜4で取得した情報を統合し、蓄積用データベース10に登録する。索引作成部6は、蓄積用データベース10に登録された情報に対してインデックスを作成し、元情報とインデックスを対応付けた形式で検索用データベース11に格納する。
クエリ入力部7は、検索用データベース11を検索するためのクエリを利用者から受け付け、検索用データベース11との照合が可能な形式に変換する。クエリ照合部8は、クエリ入力部7により変換されたクエリを分析し、該クエリと検索用データベース11のインデックスを照合する。情報提供部9は、クエリ照合部8の検索結果を、前記クエリを受け付けた利用者に返す。
電話網IF部19は電話網13とのインタフェースを司り、IP網IF部20はIP網17とのインタフェースを司る。
尚、以下の説明では、発信電話端末15から利用者が電話をかけるごとに記録指示を出す方法を示すが、通話記録を残す指示の方法はこの方法に限らない。例えば、着信電話端末16が着信を受ける前に交換機14に記録指示を出す方法、通話記録を行う電話回線をあらかじめ交換機14に登録しておく方法、交換機14に収容された全回線の通話記録を残す方法などが考えられるが、本発明では通話記録を残す指示の方法について特に限定しない。また、発信電話端末15、着信電話端末16あるいは利用者端末18から、保存を希望しない通話音声を消去することができる。
尚、図1におけるS1〜S10,S11a,S12a、S13,S14,S15a,S16a、および図2におけるS11b,S12b、S13,S14,S15b,S16bは、各部が行う処理ステップを表している。
図1において、発信電話端末15の利用者は、発信電話端末15から通話を記録することを交換機14側に指示した上で、着信電話端末16に電話をかける。すなわち発信電話端末15は、着信電話端末16の電話番号を送出する前に、通話を記録する記録指示信号を電話網13に送出する。記録指示信号の送出後、着信電話端末16の電話番号を電話網13に送出する(ステップS1)。
電話網13内の交換機14は、着信電話端末16の電話番号に基づいて着信電話端末16を呼び出し、着信電話端末16が応答した場合、発信電話端末15と着信電話端末16とを接続し、通話路を確立する(ステップS2)。同時に、交換機14は、記録指示信号に応じて、前記通話路を流れる音声通話情報が音声通信蓄積・検索装置12に記録されるように、電話網IF部19を介して前記通話路と音声通信蓄積・検索装置12とを接続し、発信電話端末15と着信電話端末16の利用者間の音声通話情報を音声通信蓄積・検索装置12に蓄積する(ステップS3)。
尚、前記記録指示信号によって音声通話情報を音声通信蓄積・検索装置12に記録させるのは、発信電話端末15の利用者が記録指示を出すに限らず、後述する具体例4のように、着信電話端末16の利用者が着信時に交換機14に対して記録指示信号を出し、音声電話情報を音声通信蓄積・検索装置12に記録させる場合もある。
交換機14は、さらに、電話網IF部19を介して利用者自身の位置情報(例:固定電話の場合には発信者ID、着信者ID、移動体の場合には端末に内蔵されたGPSによる位置計測結果や基地局情報(緊急通報時の基地局の住所や電波到達範囲などから移動体事業者が算出する位置情報))を利用者位置情報取得部4に受け渡す。
発信電話端末15と着信電話端末16の利用者間の通話音声は音声情報蓄積部1からデータベース登録部5に送られ(ステップS4)、通話日時(日付および、通話開始時刻と通話終了時刻もしくは通話時間)は通話日時記録部2からデータベース登録部5に送られ(ステップS5)、発信者ID(発信電話端末番号)と着信者ID(着信電話端末番号)は発着ID取得部3からデータベース登録部5に送られ(ステップS6)、利用者自身の位置情報(利用者の持つ携帯電話がGPS搭載機種の場合にはGPS情報、固定電話の場合には利用者の登録住所)は利用者位置情報取得部4からデータベース登録部5に送られ(ステップS7)、蓄積用データベース10に蓄積される(ステップS8)。
尚、音声通信蓄積・検索装置12が固定電話の発着信IDと利用者の登録住所との対応付けを予め記録した発着ID住所記録部をさらに備え持ち、利用者位置情報取得部4が発着ID住所記録部を用いて発着IDを利用者の登録住所に変換し、変換結果の住所を利用者自身の位置情報としてデータベース登録部5に送ることとしても良い(なお、図1には発着ID住所記録部は記載していない)。
このとき、音声通信蓄積・検索装置12は通話ごとに前記の情報を対応付けて記録し、保存する。図3に蓄積用データベース10のフィールド構成例を示す(利用者自身の位置情報は「位置情報」として記載している。図4、図5、図6および、以下の記載でも利用者自身の位置情報を「位置情報」と記載する。)。
図3において、通話音声フィールドは通話中に順次記録される。音声認識後テキストのフィールドは音声情報蓄積部1に図示省略の音声認識手段を有している場合に対応している。また、通話終了時刻または通話時間については、通話終了後に記録される。
尚、通話の記録に際して、すべての情報、あるいは一部の情報を暗号化して記録することにより、セキュリティ強度を高めることができる。
索引作成部6では、蓄積用データベース10の、例えば図3の各フィールドに各々対応付けて記録されている前記の情報を読み出し(ステップS9)、発信者ID、着信者ID、通話日時(日付、通話開始時刻、通話終了時刻、通話時間)、位置情報、通話内容から検索できるように、これらを索引として付与した後、検索用データベース11に記録する(ステップS10)。
図4に検索用データベース11のフィールド構成例を示す。図4において、111は検索を容易にするためのインデックス部であり、112は音声情報本体部である。インデックス部111と音声情報本体部112はポインタによって接続されている。図4には、2種類のポインタを持つインデックス部111を示している。1つは発信者ID、着信者ID、通話日時(日付、通話開始時刻、通話終了時刻)、位置情報を索引としたものであり、もう1つは、音声通話から抽出される音声区間列フィールドと音声認識後のテキストから抽出される全文検索用索引フィールドを持つものである。
尚、図1および実施例2における図2では、蓄積用データベース10と検索用データベース11を別のものとしているが、両者には共通するフィールドが存在する(図3と図4、あるいは実施例3における図5と図6参照)。したがって、このような共通のフィールドを共有する形態のデータベース構成であってもよい。また、図6(b)に示す検索用データベース11のインデックス部111には、音声区間列と全文検索用索引を持たせているが、それぞれを別のインデックス部として持たせる形態であってもよい。
尚、索引作成については、音声情報が蓄積用データベース10に記録されるつどに行う方法や、通話終了後に行う方法、さらにある一定期間後にまとめて行う方法などが考えられるが、ここでは索引作成を行うタイミングについては特に規定しない。
次に、音声通信蓄積・検索装置12に記録された利用者自身の通話内容を検索する場合、利用者自身を認証するための情報(例えば、発信者IDとパスワード)をIP網17に接続されたPC等の利用者端末18から入力する。利用者端末18は、IP網17を介して音声通信蓄積・検索装置12にアクセスし、利用者が入力した情報を音声通信蓄積・検索装置12に送信する(ステップS11a)。 音声通信蓄積・検索装置12は、利用者端末18から送られた利用者自身を認証するための情報が、図示省略の認証情報記録部に予め記録されているかどうかを確認し、記録されている場合には、正規の登録利用者と判断する。
次に、所望の通話内容を検索するために利用者端末18から利用者が入力したクエリは、IP網IF部20を介してクエリ入力部7に送られる(ステップS12a)。クエリは、利用者自身の電話番号、通話先の電話番号および通話日時(あるいは日時の期間)、位置情報や通話に含まれる単語や複合語である。クエリ入力部7では、利用者が入力したクエリをクエリ照合部8に送る(ステップS13)。
クエリ照合部8では、検索用データベース11からクエリに合致する音声情報を取り出し、情報提供部9に送る(ステップS14)。情報提供部9では、前記クエリに合致する音声情報をIP網IF部20に送り(ステップS15a)、IP網17を介してアクセス元の利用者端末18に返す(ステップS16a)。このようにして、利用者は、利用者端末18を用いて音声通信蓄積・検索装置12から送られた音声情報を聞いたり(音声の場合)、閲覧したり(音声認識後のテキストの場合)することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施例によれば、利用者の音声情報を音声通信蓄積・検索装置12に確実に保存することができ、かつ利用者端末18を用いて所望の音声情報を容易に検索することができる。
図2は本発明の実施例2における音声通信蓄積・検索装置12の基本構成を示している。図2において図1と異なる点は、音声通信蓄積・検索装置12に記録された利用者自身の通話内容を検索する際、電話網13に接続された電話端末から検索を行える点にあり、その他の部分は図1と同一に構成されている。よって、以下では検索部分についてのみ記載する。尚、図1で説明したステップS1〜S10は、図2においても同様に実行されるものであるが、図中への表記は省略している。
音声通信蓄積・検索装置12に記録された利用者自身の通話内容を検索する場合、利用者自身を認証するための情報(例えば、パスワード)を電話網13に接続された電話端末(発信電話端末15や着信電話端末16)から入力する(発信者IDについては、電話端末番号が交換機14に送信されるので、パスワードの入力だけで、発信者IDとパスワードでの認証が行える)。入力方法としては、音声による入力、PB信号による数字の入力、携帯電話の場合には文字入力等が考えられるが、ここでは特定しない。
電話端末(発信電話端末15や着信電話端末16)は、電話網13を介して音声通信蓄積・検索装置12にアクセスし、利用者が入力した情報を音声通信蓄積・検索装置12に送信する(ステップS11b)。
音声通信蓄積・検索装置12は、電話端末(発信電話端末15や着信電話端末16)から送られた利用者自身を認証するための情報が、図示省略の認証情報記録部に予め記録されているかどうかを確認し、記録されている場合には、正規の登録利用者と判断する。次に、所望の通話内容を検索するために電話端末(発信電話端末15や着信電話端末16)から利用者が入力したクエリは、電話網IF部19を介してクエリ入力部7に送られる(ステップS12b)。
クエリ入力部7では、利用者が入力したクエリをクエリ照合部8に送る(ステップS13)。クエリ照合部8では、検索用データベース11からクエリに合致する音声情報を取り出し、情報提供部9に送る(ステップS14)。
情報提供部9では、前記クエリに合致する音声情報を電話網IF部19に送り(ステップS15b)、電話網13を介してアクセス元の電話端末(発信電話端末15や着信電話端末16)に返す(ステップS16b)。このようにして、利用者は、電話端末(発信電話端末15や着信電話端末16)を用いて音声通信蓄積・検索装置12から送られた音声情報を聞いたり(音声の場合)、閲覧したり(音声認識後のテキストの場合)することができる。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態によれば、利用者の音声情報を音声通信蓄積・検索装置12に確実に保存することができ、かつ所望の音声情報を電話端末(発信電話端末15や着信電話端末16)から容易に検索することができる。
(具体例:特にクエリの形式と処理について)
実施例3において使用する蓄積用データベース10と検索用データベース11の内容例をそれぞれ図5と図6に示す。
図5、図6には、具体的な内容として3通話が記載されている。第1の通話と第2の通話は、同じ発信者IDと着信者IDを持つ。利用者が発信者であるので、位置情報は発信者IDで特定される利用者の登録住所(固定電話住所)「横須賀市××」が記載されている(音声通信蓄積・検索装置12が発着IDと利用者の登録住所との対応関係をあらかじめ記録した発着ID住所記録部を備えもち、利用者位置情報取得部4が発信者IDから登録住所への変換を行なうことで、発信者IDから利用者の登録住所を特定することとしても良い)。第3の通話は利用者の携帯電話への着信であり、位置情報はGPS情報から得られた「東京駅」が記載されている(GPSから得られた経度緯度情報を目標物に変換してある。)。
尚、携帯電話が発着信電話端末となる場合、電話網IF部19を介して利用者位置情報取得部4が取得する位置情報は、携帯電話内蔵のGPSでの測位結果や、基地局情報(通話時に利用している基地局の住所や電波到達範囲などから算出する位置情報)がある。利用者情報取得部4は、電話網IF部19を介して取得したこれらの位置情報をそのまま利用者自身の位置情報としてデータベース登録部5に受け渡しても良い。
音声通信蓄積・検索装置12がGPSでの測位結果や基地局情報と住所との対応関係をあらかじめ記録しておき、GPSでの測位結果や基地局情報を問い合わせとして受けて住所の情報を返却する住所への変換部や、GPSでの測位結果や基地局情報と目標物との対応関係をあらかじめ記録しておき、GPSでの測位結果や基地局情報を問い合わせとして受けて目標物の情報を返却する目標物への変換部を備えもち、利用者位置情報取得部4がこれらの変換部を用いてGPSでの測位結果や基地局情報を住所や目標物の情報に変換し、変換結果を利用者自身の位置情報としてデータベース登録部5に受け渡しても良い。
<具体例1>
「046-xxx-xxxx」の電話番号利用者が「0422-yy-yyyy」への通話内容を、例えば図1における利用者端末18から確認する場合を考える。
まず、利用者は、利用者自身を認証するための情報として発信者ID「046-xxx-xxxx」とパスワードを、IP網17に接続されたPC等の利用者端末18から入力する。利用者端末18は、IP網17を介して音声通信蓄積・検索装置12にアクセスし、利用者が入力した情報(発信者ID「046-xxx-xxxx」とパスワード)を音声通信蓄積・検索装置12に送信する(ステップS11a)。
音声通信蓄積・検索装置12は、利用者端末18から送られた利用者自身を認証するための情報が、図示省略の認証情報記録部に予め記録されているかどうかを確認し、記録されている場合には、正規の登録利用者と判断する。
次に、所望の通話内容を検索するために利用者端末18から利用者はクエリを入力する。ここで、利用者がクエリとして、通話先の電話番号(着信者ID)=「0422-yy-yyyy」を入力したものとする。入力されたクエリ(着信者ID=「0422-yy-yyyy」)は、IP網IF部20を介してクエリ入力部7に送られる(ステップS12a)。
クエリ入力部7では、利用者が入力したクエリ(着信者ID=「0422-yy-yyyy」)をクエリ照合部8に送るが、このとき、発信者ID=「046-xxx-xxxx」であるという情報も含めた照合可能な形式に変換して送る(ステップS13)。
例えば、『発信者ID=「046-xxx-xxxx」 and 着信者ID=「0422-yy-yyyy」』といった形式に変換する。クエリ照合部8では、検索用データベース11から所望されている音声情報を取り出す。すなわち、『発信者ID=「046-xxx-xxxx」 and 着信者ID=「0422-yy-yyyy」』に合致する音声情報を取り出す。今、検索用データベース11は図6の内容を持つので、検索用データベースのインデックス部111の発信者ID欄が「046-xxx-xxxx」であり、着信者ID欄が「0422-yy-yyyy」である2つのレコード(ポインタとして「00001」を持つレコードと「00002」を持つレコード)が取り出される。
さらにクエリ照合部8は、これらのポインタをたどり、検索用データベース11の音声情報本体部112から音声情報を取り出し、情報提供部9に送る(ステップS14)。
情報提供部9では、クエリに合致する2つの音声情報(ポインタとして「00001」を持つレコードと「00002」を持つレコード)をIP網IF部20に送り(ステップS15a)、IP網17を介してアクセス元の利用者端末18に返す(ステップS16a)。
このようにして、「046-xxx-xxxx」の電話番号利用者は、利用者端末18を用いて音声通信蓄積・検索装置12から所望の「0422-yy-yyyy」への通話内容を聞いたり(音声の場合)、閲覧したり(音声認識後のテキストの場合)することができる。
尚、発信電話端末15からも利用者端末18からと同様に、所望の通話内容を確認することができる(実施例2、図2参照)。このとき、発信電話端末15が音声の授受のみの場合には、結果を一覧表示できず、各々の通話内容を再生する必要が生じる。このような場合には情報提供部9では、検索結果が複数あることを知らせ(具体例1の場合には2つ)、利用者にどれを再生するかを選択させる方法、最初から1つ1つを再生する方法(具体例1の場合には、ポインタとして「00001」を持つレコードを返して通話内容を再生した後、ポインタとして「00002」を持つレコードを再生する)方法などがある。なお、情報をどのように利用者に提示し、利用者からの指示を得るかの方法についてはここでは規定しない。
<具体例2>
「046-xxx-xxxx」の電話番号利用者が「0422-yy-yyyy」への通話のうち、2009年1月15日10時ごろの通話内容を、例えば図1における利用者端末18から確認する場合を考える。利用者が登録利用者であるかを確認する手続きは具体例1と同じであるので、省略する。
利用者がクエリとして、通話先の電話番号(着信者ID)=「0422-yy-yyyy」、通話日時=「2009.1.15」、開始時刻=「10:00」を入力したものとする。入力されたクエリ(着信者ID=「0422-yy-yyyy」、通話日時=「2009.1.15」、開始時刻=「10:00」)は、IP網IF部20を介してクエリ入力部7に送られる(ステップS12a)。
クエリ入力部7では、利用者が入力したクエリを、発信者ID=「046-xxx-xxxx」であるという情報も含めた照合可能な形式に変換してクエリ照合部8に送る(ステップS13)。クエリに含まれる開始時刻については、利用者が正確な時刻を記憶していることは稀であると考えられるので、照合可能な形式としては開始時刻に幅を持たせたものとする。着信者ID=「0422-yy-yyyy」、通話日時=「2009.1.15」、開始時刻=「10:00」というクエリに対して、例えば前後15分の幅を持たせた『発信者ID=「046-xxx-xxxx」 and 着信者ID=「0422-yy-yyyy」 and 通話日時=「2009.1.15」 and 開始時刻≧「9:45」 and 開始時刻≦「10:15」』といった形式に変換する。
クエリ照合部8では、『発信者ID=「046-xxx-xxxx」 and 着信者ID=「0422-yy-yyyy」 and 通話日時=「2009.1.15」 and 開始時刻≧「9:45」 and 開始時刻≦「10:15」』に合致した音声情報を検索用データベース11から取り出す。検索用データベース11は図6の内容を持つので、検索用データベースのインデックス部111の発信者ID欄が「046-xxx-xxxx」、着信者ID欄が「0422-yy-yyyy」、日時(日付)欄が「2009.1.15」であり、開始時刻が9:45〜10:15の間にあるレコードとして、ポインタとして「00001」を持つレコードが取り出される。さらにクエリ照合部8は、これらのポインタをたどり、検索用データベースの音声情報本体部112から音声情報を取り出し、情報提供部9に送る(ステップS14)。
情報提供部9では、クエリに合致する音声情報(ポインタとして「00001」を持つレコード)をIP網IF部20に送り(ステップS15a)、IP網17を介してアクセス元の利用者端末18に返す(ステップS16a)。
このようにして、「046-xxx-xxxx」の電話番号利用者は、開始時刻を正確に記憶していなくても、利用者端末18を用いて音声通信蓄積・検索装置12から所望の通話内容を聞いたり(音声の場合)、閲覧したり(音声認識後のテキストの場合)することができる。
尚、具体例1に示したように、発信電話端末15からも利用者端末18からと同様に所望の通話内容を確認することができる(実施例2、図2参照)。
<具体例3>
「046-xxx-xxxx」の電話番号利用者が通話内容に「○○株式会社」と「××」を含む通話を、例えば図1における利用者端末18から確認する場合を考える。利用者が登録利用者であるかを確認する手続きは具体例1と同じであるので、その説明は省略する。
利用者がクエリとして、キーワード=「○○株式会社」かつキーワード=「××」を入力したものとする。入力されたクエリ(キーワード=「○○株式会社」かつキーワード=「××」)は、IP網IF部20を介してクエリ入力部7に送られる(S12a)。
クエリ入力部7では、利用者が入力したクエリを、発信者ID=「046-xxx-xxxx」であるという情報も含めた照合可能な形式に変換してクエリ照合部8に送る(ステップS13)。例えば、『発信者ID=「046-xxx-xxxx」 and 全文検索用索引=「○○株式会社」 and 全文検索用索引=「××」』といった形式に変換する。
クエリ照合部8では、『発信者ID=「046-xxx-xxxx」 and 全文検索用索引=「○○株式会社」 and 全文検索用索引=「××」』に合致した音声情報を検索用データベース11から取り出す。
検索用データベース11は図6の内容を持つので、検索用データベースのインデックス部111の発信者ID欄が「046-xxx-xxxx」であるのは、ポインタとして「00001」を持つレコードと「00002」を持つレコードの2つである。一方、全文検索用索引=「○○株式会社」であるレコードは、ポインタとして「00001」を持つレコードと「00002」を持つレコードと「10013」を持つレコードの3つである。また、全文検索用索引=「××」であるレコードは、「00002」を持つレコードと「10013」を持つレコードの2つである。
すなわち、『発信者ID=「046-xxx-xxxx」 and 全文検索用索引=「○○株式会社」 and 全文検索用索引=「××」』と合致するのは、「00002」を持つレコードのみが取り出される。さらにクエリ照合部8は、これらのポインタをたどり、検索用データベースの音声情報本体部112から音声情報を取り出し、情報提供部9に送る(ステップS14)。
情報提供部9では、クエリに合致する音声情報(ポインタとして「00002」を持つレコード)をIP網IF部20に送り(ステップS15a)、IP網17を介してアクセス元の利用者端末18に返す(ステップS16a)。
このようにして、「046-xxx-xxxx」の電話番号利用者は、通話に含まれているキーワードによって、利用者端末18を用いて音声通信蓄積・検索装置12から所望の通話内容を聞いたり(音声の場合)、閲覧したり(音声認識後のテキストの場合)することができる。
尚、具体例1、2に示したように、発信電話端末15からも利用者端末18からと同様に所望の通話内容を確認することができる(実施例2、図2参照)。
<具体例4>
「090-zzzz-zzzz」の携帯電話番号利用者が東京駅にいるときにかかってきた通話内容を着信電話端末16から確認する場合を考える。
実施例1、2では、発信者があらかじめ記録指示を交換機14に出す形態の説明をしているが、具体例4では、着信者が着信時に交換機14に対して記録指示を出し、通話が記録されていたものとして説明する。また、利用者が正規の登録利用者であると判断されたものとして説明する。
所望の通話内容を検索するために、利用者は、例えば図2における着信電話端末16からクエリを入力する。利用者が入力したクエリは、電話網IF部19を介してクエリ入力部7に送られる(ステップS11b)。ここで、利用者がクエリとして、位置情報=「東京駅」を入力したものとすると、位置情報=「東京駅」が電話網IF部19を介してクエリ入力部7に送られる(ステップS12b)。
クエリ入力部7では、利用者が入力したクエリ(位置情報=「東京駅」)をクエリ照合部8に送るが、このとき、着信者ID=「090-zzzz-zzzz」であるという情報も含めた照合可能な形式に変換して送る(ステップS13)。
例えば、『着信者ID=「090-zzzz-zzzz」 and 位置情報=「東京駅」』といった形式に変換する。クエリ照合部8では、検索用データベース11から所望されている音声情報を取り出す。すなわち、『着信者ID=「090-zzzz-zzzz」 and 位置情報=「東京駅」』に合致する音声情報を取り出す。今、検索用データベース11は図6の内容を持つので、検索用データベースのインデックス部111の着信者ID欄が「090-zzzz-zzzz」であり、位置情報欄が「東京駅」であるレコード(ポインタとして「10013」を持つレコード)が取り出される。さらにクエリ照合部8は、ポインタをたどり、検索用データベースの音声情報本体部112から音声情報を取り出し、情報提供部9に送る(ステップS14)。
情報提供部9では、クエリに合致する音声情報(ポインタとして「10013」を持つレコード)を電話網IF部19に送り(ステップS15b)、電話網13を介してアクセス元の着信電話端末16に返す(ステップS16b)。
このようにして、「090-zzzz-zzzz」の電話番号利用者は、着信電話端末16を用いて音声通信蓄積・検索装置12から、「東京駅」にいたときにかかってきた通話を改めて聞くことができる。すなわち、騒音のもとで会話が聞き取りにくく、誰からの電話であったのか、どんな内容であったのかがわからない、あるいは曖昧であるような場合でも、位置情報を指定してすることによって、所望の通話内容を聞いたり(音声の場合)、閲覧したり(音声認識後のテキストの場合)することができる。なお、着信者端末16だけではなく、発信電話端末15からも所望の通話内容を確認することができる。また、利用者端末18からも所望の通話内容を確認することができる(実施例1、図1参照)。
<具体例5>
発信電話端末15、着信電話端末16、利用者端末18のいずれかが有する電話帳やアドレス帳のような電話番号と氏名等との対応表を活用すると、所望の通話を検索する際、着信者IDの代わりに氏名等で検索することが可能となる。
前記具体例1と同じく、「046-xxx-xxxx」の電話番号利用者が「0422-yy-yyyy」への通話内容を利用者端末18から確認する場合を考えるが、利用者が通話先の電話番号を忘れてしまい、通話先の名称「○○株式会社」をクエリとして入力したとする。このとき、利用者端末18に電話番号と氏名等との対応表(アドレス帳)があり、その内容が図7のようであったとする。
クエリ入力部7では、利用者が入力したクエリ(通話先の名称=「○○株式会社」)をクエリ照合部8に送るが、このとき、発信者ID=「046-xxx-xxxx」であるという情報も含めた照合可能な形式に変換して送る(図1のステップS13)。
このとき、通話先の名称という欄は検索用データベース11に存在しないので、クエリ入力部7は利用者端末18に電話番号と氏名等との対応表(アドレス帳)があるかどうかを問い合わせ、ある場合には前記対応表をもとに着信者ID(通話先の電話番号)を取得する。例えば、前記対応表の内容が図7であった場合、通話先の名称=「○○株式会社」は着信者ID=「0422-yy-yyyy」に置き換えられ、クエリとして『発信者ID=「046-xxx-xxxx」 and 着信者ID=「0422-yy-yyyy」』といった形式に変換されてクエリ照合部8に送られる。以下、具体例1と同様の処理によって所望の通話内容が検索可能となる。
このようにして、「046-xxx-xxxx」の電話番号利用者は、通話先の電話番号を覚えていなくても、通話先の名称がわかれば、電話番号と氏名等との対応表(アドレス帳)を活用して利用者端末18を用いて音声通信蓄積・検索装置12から所望の通話内容を聞いたり(音声の場合)、閲覧したり(音声認識後のテキストの場合)することができる。
尚、電話端末(発信電話端末15や着信電話端末16)に電話番号と氏名等との対応表(アドレス帳)がある場合には、クエリ入力部7が電話網IF部19と電話網13を介して照会をかけることにより、前述した利用者端末18に前記対応表が存在する場合と同様に処理を行うことができる。
また、本実施形態の音声通信蓄積・検索装置における各手段の一部もしくは全部の機能をコンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコンピュータを用いて実行して本発明を実現することができること、本実施形態の音声通信蓄積・検索方法における手順をコンピュータのプログラムで構成し、そのプログラムをコンピュータに実行させることができることは言うまでもなく、コンピュータでその機能を実現するためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えばFD(Floppy(登録商標) Disk)や、MO(Magneto−Optical disk)、ROM(Read Only Memory)、メモリカード、CD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)−ROM、CD−R、CD−RW、HDD、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記のプログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
1…音声情報蓄積部
2…通話日時記録部
3…発着ID取得部
4…利用者位置情報取得部
5…データベース登録部
6…索引作成部
7…クエリ入力部
8…クエリ照合部
9…情報提供部
10…蓄積用データベース
11…検索用データベース
12…音声通信蓄積・検索装置
13…電話網
14…交換機
15…発信電話端末
16…着信電話端末
17…IP網
18…利用者端末
19…電話網IF部
20…IP網IF部
111…検索用データベース11のインデックス部
112…検索用データベース11の音声情報本体部

Claims (8)

  1. 電話交換機に接続されており、発信電話端末と着信電話端末との間の音声通話をモニタして蓄積・検索する装置であって、
    利用者自身の発信あるいは利用者自身への着信の音声通話の音声情報をモニタし、記録する音声情報蓄積手段と、
    前記音声通話ごとに通話日時を記録する通話日時記録手段と、
    前記音声通話ごとに発信者IDと着信者IDを取得する発着ID取得手段と、
    前記音声通話ごとに利用者自身の位置情報を取得する利用者位置情報取得手段と、
    前記の各手段で取得した情報を統合し、通話ごとの情報であって、前記発信者ID、着信者ID、通話日時、利用者自身の位置情報および音声通話から構成される情報を登録用データベースに登録するデータベース登録手段と、
    前記登録用データベースに登録された情報に対してインデックスを作成し、元情報とインデックスを対応付けた形式で検索用データベースに格納する索引作成手段と、
    前記検索用データベースを検索するためのクエリをIP網あるいは電話網を介して利用者端末から受け付け、当該利用者端末のIDを発信者IDあるいは着信者IDとしてクエリに追加することを含めて、受け付けたクエリを検索用データベースとの照合が可能な形式に変換するクエリ入力手段と、
    前記クエリ入力手段により変換されたクエリを分析し、該クエリと前記検索用データベースに格納されたインデックスを照合し、前記クエリに合致する音声情報を検索するクエリ照合手段と、
    前記クエリ照合手段の検索結果を、前記クエリを受け付けた利用者端末にIP網あるいは電話網を介して返す情報提供手段とを備えたことを特徴とする音声通信蓄積・検索装置。
  2. 前記利用者位置情報取得手段は、
    さらに発着IDと住所との対応関係を予め記録した発着ID住所記録部を備え、
    前記発着ID取得手段が取得した音声通話ごとの発信者IDおよび着信者IDを前記発着ID住所記録部を用いて発信住所および着信住所に変換して前記データベース登録手段に受け渡し、
    前記データベース登録手段は、前記発信住所および着信住所を前記音声通話ごとの利用者自身の位置情報として登録する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声通信蓄積・検索装置。
  3. 前記利用者位置情報取得手段は、GPS測位による位置情報または、基地局の場所や電波到達範囲などから算出される位置情報を前記利用者自身の位置情報として取得することを特徴とする請求項1に記載の音声通信蓄積・検索装置。
  4. 電話交換機に接続されており、利用者自身の発信あるいは利用者自身への着信の音声通話の音声情報をモニタし、記録する音声情報蓄積手段と、前記音声通話ごとに通話日時を記録する通話日時記録手段と、前記音声通話ごとに発信者IDと着信者IDを取得する発着ID取得手段と、前記音声通話ごとに利用者自身の位置情報を取得する利用者位置情報取得手段と、前記の各手段で取得した情報を統合し、通話ごとの情報であって、前記発信者ID、着信者ID、通話日時、利用者自身の位置情報および音声通話から構成される情報を登録用データベースに登録するデータベース登録手段とを備え、発信電話端末と着信電話端末との間の音声通話をモニタして蓄積・検索する音声通信蓄積・検索装置における音声通信蓄積・検索方法であって、
    前記データベース登録手段が、前記音声通話の通話路から電話交換機を介して入力され、前記発着ID取得手段、通話日時記録手段、利用者位置情報取得手段および音声情報蓄積手段によって各々取得された、発信者ID、着信者ID、通話日時、利用者自身の位置情報および音声通話の各情報を前記登録用データベースに登録するステップと、
    索引作成手段が、前記登録用データベースに登録された情報に対してインデックスを作成し、元情報とインデックスを対応付けた形式で検索用データベースに格納する索引作成ステップと、
    クエリ入力手段が、前記検索用データベースを検索するためのクエリをIP網あるいは電話網を介して利用者端末から受け付け、当該利用者端末のIDを発信者IDあるいは着信者IDとしてクエリに追加することを含めて、受け付けたクエリを検索用データベースとの照合が可能な形式に変換するクエリ入力ステップと、
    クエリ照合手段が、前記クエリ入力手段により変換されたクエリを分析し、該クエリと前記検索用データベースに格納されたインデックスを照合し、前記クエリに合致する音声情報を検索するクエリ照合ステップと、
    情報提供手段が、前記クエリ照合手段の検索結果を、前記クエリを受け付けた利用者端末にIP網あるいは電話網を介して返す情報提供ステップとを備えたことを特徴とする音声通信蓄積・検索方法。
  5. 前記利用者位置情報取得手段は、さらに発着IDと住所との対応関係を予め記録した発着ID住所記録部を有し、
    前記利用者位置情報取得手段が、前記発着ID取得手段により取得された音声通話ごとの発信者IDおよび着信者IDを前記発着ID住所記録部を用いて発信住所および着信住所に変換して前記データベース登録手段に受け渡すステップを備え、
    前記登録用データベースに登録するステップは、前記発信住所および着信住所を前記音声通話ごとの利用者自身の位置情報として登録する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の音声通信蓄積・検索方法。
  6. 前記利用者位置情報取得手段が、GPS測位による位置情報または、基地局の場所や電波到達範囲などから算出される位置情報を前記利用者自身の位置情報として取得するステップを備えたことを特徴とする請求項4に記載の音声通信蓄積・検索方法。
  7. コンピュータを請求項1ないし3のいずれか1項に記載の各手段として機能させる音声通信蓄積・検索プログラム。
  8. 請求項7に記載の音声通信蓄積・検索プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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