JP2004502347A - 電子情報の自動交換 - Google Patents
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Abstract
音声通話中に電子情報を交換するための新規のシステム、方法及び装置を提供する。音声通話中の加入者は、電話に加入者入力を提供することもでき、音声通話中に少なくとも一人の他の加入者に電子情報を伝送するよう要求することもできる。従って、本発明は、音声通話中に電子メールアドレス、ファックス番号またはウェブページアドレス等の電子情報を手動で写す必要性を省略する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔通信システムにおいて改善された特徴を提供するシステム、装置及び方法に関する。より詳しくは、音声通話中に加入者との間で電子情報を自動で交換することに関する。
【0002】
【従来の技術】
音声を運ぶ既存のプライベート電話交換網(“PSTN”)とデータを運ぶより現代的なパケットネットワークとの融合により、ネットワークの構造と、これらのネットワークに依存するサービスが急激に変化しつつある。従って、今や個人加入者が音声、ウェブブラウザ、ファックスまたは電子メールのような種々のサービスを用いて通信することが可能である。
【0003】
実際に、加入者らは、通常、一つ以上のサービスを用いてネットワークを通じて通信する。対面した際、加入者らは、電話番号、ウェブサイト、ファックス番号及び電子メールアドレスを含む互いに対する個人情報を含む業務用名刺を交換するのが普通である。加入者は、後日の使用のために、かかる文字情報をコンピュータまたは個人携帯情報端末に入力することにより、当該文字情報の電子的な形態への変換を選択することができる。かかる過程は、長たらしく、カード上の光学文字認識(OCR)を行う業務用名刺スキャナの使用を必要とする。
【0004】
加入者らが電子メールを交換したり、互いのウェブサイトを訪問する場合に、互いに対する電子情報を局所的に作成処理して記憶する過程の長たらしさが低減される。特に、電子メール及びウェブベースのデータサービスにより、加入者らは、各種の個人情報を一つのアプリケーションから別のアプリケーションで容易に編集可能であり、当該情報の局所的コピーを電子的な形態で保持することができる。
【0005】
しかし、加入者らが、音声通話を通じて互いに初めてコンタクトをとろうとする時は、個人情報の交換が非常に長たらしいのが現状である。現在の技術では、各加入者が他の加入者に対する個人情報の多くを文字で書いたりキーボードでタイピングすることによる手動での転記を求める。パーソナルコンピュータと組み合わされた呼び出し者電話番号表示サービスが、呼び出し者の名前及び電話番号を電子的に転記することを支援することもできるが、その他には、その活用が制限されている。電子メールアドレス、ウェブサイト及びその他の個人情報の転記は依然として手で行われている。また、地図、カタログまたはその他の書類のようなより詳細な情報の加入者間での交換が、ウェブサイトアドレス、電子メールアドレスまたはファックス番号の交換が済むまで制限される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、本発明の目的は、前述した従来の技術の問題点の少なくとも1つを取り除くかあるいは緩和するような、通信リンクを通じて電子情報を交換する新規のシステム、装置及び方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施例によると、電子情報を交換するためのシステムが提供され、該システムは、音声通話を行い、加入者入力を受信するための第1の音声端末と、第1の音声電話の加入者と関連づけられ、加入者局宛てのデータを受信し表示すデータ端末とを含む。該システムは、音声通話を行い、加入者入力を受信するための第2の音声端末と、前記両端末を相互接続するネットワークを更に含む。該ネットワークは、前記データ端末の電子アドレスと前記第2の音声端末加入者のそれぞれの電子情報を記憶するための永続的記憶装置を備える。前記ネットワークは、通話中にデータ端末に電子情報を伝送すべく操作可能な処理ユニットを更に備える。
【0008】
データ端末は、電子メールクライアントプログラムを実行するパーソナルコンピュータでもよく、該コンピュータは、電子メールサーバを介してネットワークに接続されている。それぞれの音声端末は、POTS(既存の電話サービスの)電話でもよく、モバイル電話のような無線電話でもよい。本明細書で使用される如く、音声端末及び/またはデータ端末という用語は、加入者局としても言及される。
【0009】
本発明の他の実施例によると、ネットワークにおいて電子情報を交換するための方法が提供され、該方法は、第1の音声端末と第2の音声端末との間の音声電話接続を開始するステップと、第2の音声端末と関連づけられる電子情報を第1の音声端末に関連づけられるデータ端末に伝送するステップと、を含む。
【0010】
前記方法は、前記開始ステップ以降に、音声電話接続を完了するステップを更に含むことができる。
【0011】
前記方法は、前記開始ステップ以降に、前記第2の音声端末と関連づけられる電子情報を前記第1の音声端末と関連づけられる第1のデータ端末に伝送するよう求める要求を受信するステップを更に含むことができる。
【0012】
前記方法は、前記伝送ステップ以降に、前記データ端末で前記電子情報を受信し、該電子情報をユーザの好みに応じて処理するステップを更に含むことができる。
【0013】
電子情報は、例えば、電子メールアドレスと一体として挿入することができ、データ端末がDTMFトーンをデコードすべく操作可能なモデムが存在するコンピュータである場合には、データ端末によりデコード可能な一連のDTMFトーンとしてエンコードすることもできる。
【0014】
データ端末と音声端末とは、ウェブを利用可能なモバイル電話または多重ラインディスプレイがある多機能電話のような単一の装置に一体化することができる。
【0015】
電子情報は、他の加入者局より伝送を求められる任意の情報を含むことができる。例えば、電子情報は、電子メールアドレス、郵便アドレス、ウェブサイト、ファックス番号、または電話番号を含むことができる。電子メールアドレスのような基本レベルの電子情報を交換することにより、加入者らは、種々のアプリケーションを用いて音声通話を行い、電子情報の交換及び/または目視を同時に行うことができる。例えば、本発明では、取引の確認を顧客のデータ端末に自動で送ることができるため、電話で企業と取引を行う顧客にとって特に有用であることが期待される。例えば、顧客が旅行者であり、ビジネスが旅行社である場合、旅行計画書を旅行者に自動で送ることができ、旅行者が様々な予約を選択しながら同時に検討することもできる。また、顧客が電話により金融機関と取引を行う場合には、顧客の金融取引に対する確認を当該顧客に電子的に送ることもできる。
【0016】
本発明は、音声通話中に電子情報を交換するための新規のシステム、方法及び装置を提供する。音声通話中の加入者は、電話に加入者入力を提供することができ、電子情報を音声通話中の少なくとも一人の他の加入者に伝送するよう要求することもできる。それにより、本発明は、音声通話中に電子メールアドレス、ファックス番号またはウェブページアドレス等の電子情報を手で写す必要性を省略する。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明の実施例により電子情報を交換するためのシステムが一般的に20として示されている。システム20は、PSTNのような公衆通信網24を含み、該通信網は、電話会社交換機、セントラルオフィス及び/または無線基地局のようなサービスプロバイダノード28a、28bを相互接続する。また、サービスプロバイダノード28は、それぞれ通信リンク36を介して少なくとも一つの加入者ノード32に接続されている。サービスプロバイダノード28が電話会社交換機である場合、通信リンク36は、通常は有線であるが、例えば、サービスプロバイダノード28が無線加入者回線またはセルラー電話システムの基地局である場合には、通信リンク36が無線でもよい。
【0018】
図1に示すように、本実施例では、加入者ノード32a、32bが二つであり、それぞれ、サービスプロバイダノード28a、28bに接続されている(システム20は、通常、ノード32a、32bに加えて複数の加入者ノードを備える)。本明細書で使用される如く、“呼び出し者”または“呼び出し”という用語は、加入者ノード32のいずれかで開始された呼び出しを意味する。同様に、“呼び出し先”は、加入者ノードのいずれかで受信される呼び出しを意味する。例えば、加入者ノード32aが“呼び出し者”である場合には、加入者ノード32bが“呼び出し先”である。
【0019】
本実施例において、各加入者ノード32は、マイクロプロセッサ40を含み、該マイクロプロセッサは、電話の送受話器44、モニタ48またはその他のユーザ出力装置、キーボード52またはその他のユーザ入力装置を相互接続する。加入者ノード32の様々な構成要素を実質的に均等な構成要素で代替することもでき、PDA及び/または多機能電話のような単一のインテリジェント装置に一体化することもできることが理解できるはずである。
【0020】
電話の送受話器44を用いて、マイクロプロセッサ40を操作することにより公衆通信網24を通じて運ばれる音声呼び出しを処理することができる。同様に、キーボード52及びモニタ48を用いて、マイクロプロセッサ40を操作することにより、公衆通信網24を通じて運ばれる電子メールのような少なくとも一つのデータサービスを処理することができる。以下でより詳しく説明するように、マイクロプロセッサ40を操作して音声呼び出し中に他の加入者ノード32のデータサービスに対する情報を自動で得ることもできる。
【0021】
システム20は、加入者ノード32のそれぞれのサービスプロバイダノード28に通常は常駐する、各加入者ノード32と関連づけられる電子情報オブジェクト56を更に含む。電子情報オブジェクト56は、通常、各加入者ノード32の加入者に関わる個人情報を含むデータファイルである。本実施例において、かかる個人情報は、少なくとも各加入者ノード32の電子メールアドレスを含む。しかし、データオブジェクト56は、該データオブジェクト56のそれぞれの加入者ノード32の名前、郵便アドレス、電話番号、ファックス番号及びウェブサイトアドレスのように、名刺に通常的に記載されるようなその他の個人情報を含むこともできる。
【0022】
以下では、本発明の他の実施例により電子情報を交換する方法を、図2を参照して説明することにする。本実施例の説明を助けるために、システム20に対する前述した説明を参照する。ステップ100で、任意の通常の方式にて音声呼び出しを開始する。例えば、加入者ノード32aにおける電話機44aの送受話器をフックから持ち上げ、番号をダイヤルする。本実施例を説明する目的で加入者ノード32aの電話番号をダイヤルすることと仮定する。このようにダイヤルした番号は、サービスプロバイダノード28aで処理され、該ノード28aは、公衆通信網24を活用してサービスプロバイダノード28bに接続され、該ノード28bは、加入者ノード32bに呼び出し信号を送ることで電話機44bを鳴らす。
【0023】
次いで、ステップ105では、ステップ100で開始した呼び出しを確立し、音声接続を完了する。引き続き、電話機44bで応答し、加入者ノード32aと加入者ノード32bとの間の音声呼び出しを完了する。加入者ノード32a、32bとの間の音声呼び出しを開始し完了するステップは、例えば、加入者ノード32bで呼び出しを開始するという他の方式で行い得ることも理解できるはずである。
【0024】
次いで、ステップ110に進み、該ステップで電子情報の交換のための要求を受信する。好適な本実施例では、電子情報の交換のための要求を加入者局32aまたは加入者局32のいずれにおいても開始することができる。かかる要求は、1)電子情報オブジェクト56aを加入者局32bに送るよう求めること、及び/または、2)電子情報オブジェクト56bを加入者局32aに送るよう求めることであってもよい。
【0025】
引き続き、かかる要求は、電話機44aのフラッシュキーを使用して達成することができるが、該要求は、加入者ノード32aの加入者がサービスプロバイダノード28aで有用な呼び出し機能を希望することをサービスプロバイダノード28aに知らせるべくサービスプロバイダノード28aに伝送される“注意信号”である。フラッシュキーを使用するためには、予定されたダイヤルの順番に従う必要がある。(好ましくは、予定された順番は、3方向呼び出しのようなその他の呼び出し機能の希望(Invocation)のために、現在では使用しない。)例えば、フラッシュキーの使用の際に*222を続けてダイヤルすることで電子情報オブジェクト56aを加入者局32bに送るよう要求することができ、*333を続けてダイヤルすることで電子情報オブジェクト56bを加入者局32aに送るよう要求することができ、*444を続けてダイヤルすることで電子情報オブジェクト56aを加入者局32bに送り、また電子情報オブジェクト56bを加入者局32aに送るよう要求することができる。従って、サービスプロバイダノード28aが電子情報の交換のための要求を受信するようになる。
【0026】
次いで、ステップ115に進み、該ステップで、実際の電子情報をステップ110で受信した要求に応じて伝送する。従って、適切に電子情報オブジェクト56aに含まれているデータを加入者局32bに伝送、及び/または電子情報オブジェクト56bに含まれているデータを加入者局32aに伝送する。
【0027】
伝送は様々な方法にて行うことができる。例えば、既存の呼び出し者番号表示技術を適切に変更して使用すると、電子情報オブジェクト56aをサービスプロバイダノード28aにより一連のDTMFトーンにエンコードすることができ、これは、音声接続を通じて送られ、マイクロプロセッサ40bで実行するソフトウェアによりデコードされる。該方法の使用の際には、DTMFトーンの伝送中に電話機44aと電話機44bのいずれの受話器をもミュートにするのが望ましい。
【0028】
しかし、電子情報オブジェクト56の伝送をその他の様々な方法にて達成することもできる。例えば、電子情報オブジェクト56aを加入者ノード32bに伝送するために、サービスプロバイダノード28a上で実行されるソフトウェアは、加入者ノード32bの電子メールアドレスにアクセスすべく電子情報オブジェクト56bに問い合わせることができる。加入者ノード32bの電子メールアドレスを得た後に、電子情報オブジェクト56aに記憶されている電子情報の完全なセットを、電子メールを通じて加入者ノード28bに簡単に送ることができる。従って、通信リンク36bがDSLインターネットサービスによる音声電話ラインの場合には、オブジェクト56a内の情報を含む電子メールが、加入者ノード32bでの使用のために音声電話ラインのDSLリンクを通じてマイクロプロセッサ40bに到達する。(従って、一般に、通信リンク36は、音声及びデータの両方を伝送できるように操作可能であり、また様々な方式で使用できることが明らかである。例えば、リンク36の音声部分は、有線リンクであってもよいのに対し、リンク36のデータ部分は、ケーブルモデムを通じたものであってもよい。また、リンク36は、音声及びデータチャネルの両方を運ぶように操作可能な無線リンクでもよい。リンク36のその他の使用は、当業者には明らかであろう。)
情報オブジェクト56を他の加入者ノード32bに伝送する他の手段が当業者には明らかであり、それらは、本発明の範囲内にある。
【0029】
次いで、ステップ120に進み、該ステップで、電子情報を受信及び処理した後、ステップ115での伝送を完了する。例えば、マイクロプロセッサ40bで電子情報オブジェクト56aに含まれている情報を受信し、該情報をマイクロプロセッサ40bに付属された永続的記憶装置に記憶する。その後、記憶されている情報を加入者ノード32bで実行されるアプリケーションと相互作用する加入者が使用することで、電子メールまたはファックスを加入者32aに送ることができ、加入者ノード32aに属するウェブページにアクセスすることもできる。
【0030】
一旦、加入者ノード32bが加入者ノード32aの電子メールアドレスを有する場合には(または、それと逆の場合に)、各加入者局32a、32bで実行されるアプリケーションによって加入者局32a、32bの間において、実質的に任意のタイプの電子情報を(自動でまたは各加入者の要求に応じて)伝送可能であることが理解できるはずである。例えば、加入者局32aが個人の顧客であり、加入者局32bが旅行社である場合、加入者局32bで実行されるソフトウェアアプリケーションは、顧客に完全な旅行計画書、予約確認、電子航空券等を含む電子メールを提供することができる。
【0031】
図1に示した実施例(システム20として指示している)では、マイクロプロセッサ40で実行される電子メールクライアントに電話送受話器44が付属していることを示しているが、本発明の他の実施例では、電話送受話器44を電子メールクライアントに付属する必要がないことが理解できるはずである。例えば、変形例が、図3にシステム220として示されている。システム20の構成要素と実質的に同じシステム220の構成要素は、システム20の構成要素の符号に200を加えた符号を有する。図3に示すように、システム220は、無線リンク236cを通じてネットワークノード228cに接続されるモバイル電話244cを含む。従って、本実施例では、ネットワークノード228cは無線基地局である。モバイル電話244cは、電子情報オブジェクト256a及び加入者ノード232aと関連づけられている。本実施例では、加入者ノード232aが、本質的に電子メールクライアントプログラムを実行するデータ端末である(かかる電子メールクライアントは、通常、ネットワーク224を介して電子メールサーバに接続されており、これは、当業者には知られていることである)。加入者ノード232aの電子メールアドレス及びモバイル電話244cの電話番号のような、モバイル電話244c及びノード232aに対する電子情報が電子情報オブジェクト256aに記憶されている。モバイル電話244cと電話244bとの間の音声通話中における情報オブジェクト256a、256b上のデータは、適切な変形例とともに図2の方法で説明することと実質的に同じ方式にてノード232a、232bとの間で交換することができる。例えば、モバイル電話244c上で予定された列のキーストロークを使用すると、ネットワークノード228cで実行されるソフトウェアが情報オブジェクト256bに問い合わせを行い、加入者ノード232bの電子メールアドレスを得るようにする指示をネットワークノード228cに送ることができる。次いで、ネットワークノード228cが電子メールアドレスを用いて情報オブジェクト256aを加入者ノード232bに電子メールを送る。その後、必要に応じて、加入者ノード232bの加入者は、コンテンツ情報オブジェクト256aを用いて、情報を電子メールを介して加入者ノード232aに伝送するといった加入者ノード232aとの直接的な電子相互作用をアレンジすることができる。特定の加入者と関連づけられる電子メールクライアント及び音声電話機の他の構成、組み合わせ及び/または構造を、必要に応じて使用可能であることが明らかである。
【0032】
本発明のさらに別の実施例をシステム320として図4に示している。システム20の構成要素と実質的に同じシステム320の構成要素は、システム20の構成要素の符号に300を加えた符号を有する。システム320は、本実施例では、電子メールサーバ328aである第1のネットワークノードを含む。また、電子メールサーバ328aは、加入者局に接続されており、該加入者局は、本実施例では、電子メールクライアントプログラムを実行するデータ端末332aである。
【0033】
システム320は、二つの追加のネットワークノードを更に含み、該ノードは、本実施例では、PSTNスイッチ328b、328cである。電子メールサーバ328aとPSTNスイッチ328b、328cは、いずれもネットワーク324により相互接続され、該ネットワークは、本実施例では、音声トラフィックを運ぶPSTNの機能とデータトラフィックを運ぶインターネットの機能とを組み合わせる。
【0034】
PSTNスイッチ328cは、データ端末332aの電子メールアドレスを含む呼び出し者番号オブジェクト390aを記憶する。
【0035】
PSTNスイッチ328b、328cは、それぞれリンク336c、336bを介して音声端末にそれぞれ接続されており、該音声端末は、本実施例では、それぞれPOTS電話344c、344bである。PSTNスイッチ328bは、複数の電子情報オブジェクト356a、356b、356cを記憶し、これらは、POTS電話344bと関連づけられている。それぞれの情報オブジェクト356a、356b、356cは、必要に応じて任意のタイプの情報を含むことができ、POTS電話344b加入者により決められるか、及び/または構成され得る。例えば、情報オブジェクト356aは、POTS電話344b加入者の居住地に対する方位地図を含むことができ、情報オブジェクト356bは、POTS電話344b加入者の電話番号、電子メールアドレス及び郵便アドレスが書き込まれている完全な名刺を含むことができ、情報オブジェクト356cは、家族写真を含むことができる。しかし、情報オブジェクト356が任意の数でもよく、また、各情報オブジェクト356が任意の所望する情報を含むことができるということが強調されるべきである。
【0036】
作動の際に、POTS電話344cの呼び出し者がPOTS電話344bの電話番号をダイヤルする。PSTNスイッチ328cがPOST電話344cからダイヤルされたデジットを集め、ネットワーク324を介してPSTNスイッチ328bに接続されることでPOTS電話344bのベルを鳴らす。PSTNスイッチ328bとの接続中に、呼び出し者番号オブジェクト390aがPSTNスイッチ328bに配達され、以後の使用のためにそこに記憶される。次に、POTS電話344bで応答し、POTS電話344c、344bとの間の音声通話が確立される。音声通話中に、POTS電話344b加入者は、電子情報をPOTS電話344c加入者に送ることを決める。本実施例で、これは、POTS電話344b上の‘フラッシュ’キーを押すことにより達成され、該キーは、PSTNスイッチ328bに注意を呼びかける。該時点で、PSTNスイッチ328bは、通常、POTS電話344cの受話器の音を消し、POTS電話344bの受話器に発信音を送ることで該電話から指示を受ける。次に、POTS電話344bの加入者は、a)PSTNスイッチ328bに情報オブジェクト356をデータ端末332aに送るように指示し、b)情報オブジェクト356a、356bまたは356cのうちのどれを送るかを選択するユーザ入力を提供する。例えば、キー順番*331を使用して情報オブジェクト356aを送ることができ、キー順番*332を使用して情報オブジェクト356bを送ることができ、キー順番*333を使用して情報オブジェクト356cを送ることができる。しかし、任意のキー順番を使用することもできる。
【0037】
POTS電話344bとPSTNスイッチ328bの機能により、任意のタイプのユーザ入力を使用して情報オブジェクト356をデータ端末332aに配達するよう指示することができる。例えば、PSTNスイッチ328bを操作して音声指示が受信できる場合、POTS電話344bの加入者は、情報オブジェクト356の配達を指示する音声指示を下すことができる。
【0038】
本実施例を説明する目的で、POTS電話344bの加入者がキー順番*332を押し、情報オブジェクト356bをデータ端末332aに送るよう指示することと仮定する。次に、PSTNスイッチ328bが該指示を用いて、POTS電話344cからの呼び出し者番号ストリームから以前に抽出したデータ端末332aの電子メールアドレスを用いた電子メールメッセージを用意する。用意した電子メールメッセージは、情報オブジェクト365bが内部に挿入されているか、または添付されている。
【0039】
電子メールメッセージを用意した後、該電子メールメッセージをネットワーク324を介して電子メールサーバ328aに送り、ここで、該電子メールメッセージは、データ端末332aで実行される電子メールクライアントによる検索に有用である。
【0040】
この時点で、PSTNスイッチ328bは、POTS電話344cの受話器を自動で再活性化することができ、POTS電話344c、344bとの間の完全な音声接続を再確立することができる。また、PSTNスイッチ328bは、完全な音声接続を再確立する前にPOTS電話344bの加入者より(‘フラッシュ’キーを更に押すといった)より多くのユーザ入力を待つこともできる。
【0041】
システム320の各種の構成要素は、依然として同一の機能を達成しながら必要に応じて変形、修正または代替できることが理解できるはずである。また、システム320では、POTS電話344cと関連づけられる一つのデータ端末332aだけを示しているが、第2のデータ端末をシステムに付加し、POTS電話344bと関連づけ得るということが理解できるはずである。同様に、複数の情報オブジェクトをPOTS電話344cと関連づけることができ、POTS電話344bbと関連づけられる発呼者番号ストリーム内に電子メールアドレスを挿入することができる。
【0042】
本明細書で説明した実施例は、本発明の特定の実行に関するが、実施例の組み合わせ、サブセット及び変形が本発明の範囲内にあることが理解できるはずである。例えば、ある加入者ノード32の情報オブジェクト56の突発的なまたは意図に反する他の加入者ノード32への伝送がないよう保障すべく、システム20に種々の保安機能を付加するのが望ましい。
【0043】
音声通話の開始中に呼び出し先加入者ノード32に送られた呼び出し者番号ストリームに全呼び出し者の情報オブジェクト56を容易に挿入し、ステップ110での電子情報の交換のための明示的要求に対する必要性を取り除くのが望ましい。しかし、呼び出しの開始中に情報オブジェクト56の伝送をカットする能力といったプライバシー保護機能もかかるシステムに採用できるものと予想される。
【0044】
特定の他のプライバシー保護/保安機能を電子情報の伝送に付加するのが望ましい。例えば、電子情報オブジェクトを任意の公知の暗号化技術を用いて伝送中に暗号化することもできる。また、電子情報は、電子署名と共に伝送できるが、該電子署名は、受信者が電子情報のソースを確認するに利用することができる。
【0045】
本発明を用いて加入者らが自分の個人電話番号ディレクトリを形成しアップデートすることができる。かかる電話帳は、ネットワークノードに位置するデータ端末または加入者音声端末に付属されているデータ端末に記憶することができる。加入者が、任意の電話番号を記憶する必要なく、電話帳と関連づけられるアプリケーションを使用して通話を自動で行うことができる。任意の公知の文字−音声変換機を用いると、加入者が音声端末を用いて電話帳を聴取することができ、加入者が音声自動応答(IVR)メニューシステムを用いてダイヤルすべき番号を選択することができるようになる。かかる文字−音声変換機を用いると、前述した変更により、加入者音声端末に付属されるデータ端末を必要としない本発明の実行を考慮できることが明らかである。また、加入者音声端末と関連づけられるデータ端末が、加入者がダイヤルすべき番号が選択できるようにするグラフィックユーザインターフェースを提供することもできる。
【0046】
呼び出し者が自分の情報オブジェクト56を呼び出し先に残した音声メールメッセージの一部として、または該メッセージに追加して残すことができるように本発明を変形するのが望ましい。呼び出し先加入者局のデータ端末で実行されるソフトウェアを使用して、全ての着呼及びこれに関連づけられる着信電子情報を記録することができる。
【0047】
本発明を聴覚障害加入者が使用するTDDまたはTDYで使用できるように変形することができる。
【0048】
本発明をn方向会議通話の際に使用できるように変更し、複数の加入者が電子情報を交換できるようにすることもできる。
【0049】
本発明の他の実施例では、システム20の各種の構成要素を同一の機能を達成するように変形若しくは修正することができる。例えば、電子情報オブジェクトがサービスプロバイダノード28に常駐する必要なく、例えば、加入者ノード32に常駐することができる。
【0050】
本発明は、電子情報を交換するための新規のシステム、方法及び装置を提供する。本発明は、音声通話中に電子メールアドレス、ファックス番号及びウェブページアドレスのような情報を交換する過程を単純化することで、加入者が、それぞれの電子情報を記述またはその他の方法での写しを必要とすることなく、かかる情報を正確に且つ容易に交換することができるようになる。
【0051】
本発明の前述した実施例は、本発明を例示するものに過ぎず、当業者であれば、添付された特許請求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲を逸脱しないで前記実施例に対し各種の変更及び修正を加え得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施例により電子情報を交換するためのシステムの概略を示す図である。
【図2】
本発明の他の実施例により電子情報を交換するための方法を示すフローチャートである。
【図3】
本発明の他の実施例により電子情報を交換するためのシステムの概略を示す図である。
【図4】
本発明の他の実施例により電子情報を交換するためのシステムの概略を示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔通信システムにおいて改善された特徴を提供するシステム、装置及び方法に関する。より詳しくは、音声通話中に加入者との間で電子情報を自動で交換することに関する。
【0002】
【従来の技術】
音声を運ぶ既存のプライベート電話交換網(“PSTN”)とデータを運ぶより現代的なパケットネットワークとの融合により、ネットワークの構造と、これらのネットワークに依存するサービスが急激に変化しつつある。従って、今や個人加入者が音声、ウェブブラウザ、ファックスまたは電子メールのような種々のサービスを用いて通信することが可能である。
【0003】
実際に、加入者らは、通常、一つ以上のサービスを用いてネットワークを通じて通信する。対面した際、加入者らは、電話番号、ウェブサイト、ファックス番号及び電子メールアドレスを含む互いに対する個人情報を含む業務用名刺を交換するのが普通である。加入者は、後日の使用のために、かかる文字情報をコンピュータまたは個人携帯情報端末に入力することにより、当該文字情報の電子的な形態への変換を選択することができる。かかる過程は、長たらしく、カード上の光学文字認識(OCR)を行う業務用名刺スキャナの使用を必要とする。
【0004】
加入者らが電子メールを交換したり、互いのウェブサイトを訪問する場合に、互いに対する電子情報を局所的に作成処理して記憶する過程の長たらしさが低減される。特に、電子メール及びウェブベースのデータサービスにより、加入者らは、各種の個人情報を一つのアプリケーションから別のアプリケーションで容易に編集可能であり、当該情報の局所的コピーを電子的な形態で保持することができる。
【0005】
しかし、加入者らが、音声通話を通じて互いに初めてコンタクトをとろうとする時は、個人情報の交換が非常に長たらしいのが現状である。現在の技術では、各加入者が他の加入者に対する個人情報の多くを文字で書いたりキーボードでタイピングすることによる手動での転記を求める。パーソナルコンピュータと組み合わされた呼び出し者電話番号表示サービスが、呼び出し者の名前及び電話番号を電子的に転記することを支援することもできるが、その他には、その活用が制限されている。電子メールアドレス、ウェブサイト及びその他の個人情報の転記は依然として手で行われている。また、地図、カタログまたはその他の書類のようなより詳細な情報の加入者間での交換が、ウェブサイトアドレス、電子メールアドレスまたはファックス番号の交換が済むまで制限される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、本発明の目的は、前述した従来の技術の問題点の少なくとも1つを取り除くかあるいは緩和するような、通信リンクを通じて電子情報を交換する新規のシステム、装置及び方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の実施例によると、電子情報を交換するためのシステムが提供され、該システムは、音声通話を行い、加入者入力を受信するための第1の音声端末と、第1の音声電話の加入者と関連づけられ、加入者局宛てのデータを受信し表示すデータ端末とを含む。該システムは、音声通話を行い、加入者入力を受信するための第2の音声端末と、前記両端末を相互接続するネットワークを更に含む。該ネットワークは、前記データ端末の電子アドレスと前記第2の音声端末加入者のそれぞれの電子情報を記憶するための永続的記憶装置を備える。前記ネットワークは、通話中にデータ端末に電子情報を伝送すべく操作可能な処理ユニットを更に備える。
【0008】
データ端末は、電子メールクライアントプログラムを実行するパーソナルコンピュータでもよく、該コンピュータは、電子メールサーバを介してネットワークに接続されている。それぞれの音声端末は、POTS(既存の電話サービスの)電話でもよく、モバイル電話のような無線電話でもよい。本明細書で使用される如く、音声端末及び/またはデータ端末という用語は、加入者局としても言及される。
【0009】
本発明の他の実施例によると、ネットワークにおいて電子情報を交換するための方法が提供され、該方法は、第1の音声端末と第2の音声端末との間の音声電話接続を開始するステップと、第2の音声端末と関連づけられる電子情報を第1の音声端末に関連づけられるデータ端末に伝送するステップと、を含む。
【0010】
前記方法は、前記開始ステップ以降に、音声電話接続を完了するステップを更に含むことができる。
【0011】
前記方法は、前記開始ステップ以降に、前記第2の音声端末と関連づけられる電子情報を前記第1の音声端末と関連づけられる第1のデータ端末に伝送するよう求める要求を受信するステップを更に含むことができる。
【0012】
前記方法は、前記伝送ステップ以降に、前記データ端末で前記電子情報を受信し、該電子情報をユーザの好みに応じて処理するステップを更に含むことができる。
【0013】
電子情報は、例えば、電子メールアドレスと一体として挿入することができ、データ端末がDTMFトーンをデコードすべく操作可能なモデムが存在するコンピュータである場合には、データ端末によりデコード可能な一連のDTMFトーンとしてエンコードすることもできる。
【0014】
データ端末と音声端末とは、ウェブを利用可能なモバイル電話または多重ラインディスプレイがある多機能電話のような単一の装置に一体化することができる。
【0015】
電子情報は、他の加入者局より伝送を求められる任意の情報を含むことができる。例えば、電子情報は、電子メールアドレス、郵便アドレス、ウェブサイト、ファックス番号、または電話番号を含むことができる。電子メールアドレスのような基本レベルの電子情報を交換することにより、加入者らは、種々のアプリケーションを用いて音声通話を行い、電子情報の交換及び/または目視を同時に行うことができる。例えば、本発明では、取引の確認を顧客のデータ端末に自動で送ることができるため、電話で企業と取引を行う顧客にとって特に有用であることが期待される。例えば、顧客が旅行者であり、ビジネスが旅行社である場合、旅行計画書を旅行者に自動で送ることができ、旅行者が様々な予約を選択しながら同時に検討することもできる。また、顧客が電話により金融機関と取引を行う場合には、顧客の金融取引に対する確認を当該顧客に電子的に送ることもできる。
【0016】
本発明は、音声通話中に電子情報を交換するための新規のシステム、方法及び装置を提供する。音声通話中の加入者は、電話に加入者入力を提供することができ、電子情報を音声通話中の少なくとも一人の他の加入者に伝送するよう要求することもできる。それにより、本発明は、音声通話中に電子メールアドレス、ファックス番号またはウェブページアドレス等の電子情報を手で写す必要性を省略する。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明の実施例により電子情報を交換するためのシステムが一般的に20として示されている。システム20は、PSTNのような公衆通信網24を含み、該通信網は、電話会社交換機、セントラルオフィス及び/または無線基地局のようなサービスプロバイダノード28a、28bを相互接続する。また、サービスプロバイダノード28は、それぞれ通信リンク36を介して少なくとも一つの加入者ノード32に接続されている。サービスプロバイダノード28が電話会社交換機である場合、通信リンク36は、通常は有線であるが、例えば、サービスプロバイダノード28が無線加入者回線またはセルラー電話システムの基地局である場合には、通信リンク36が無線でもよい。
【0018】
図1に示すように、本実施例では、加入者ノード32a、32bが二つであり、それぞれ、サービスプロバイダノード28a、28bに接続されている(システム20は、通常、ノード32a、32bに加えて複数の加入者ノードを備える)。本明細書で使用される如く、“呼び出し者”または“呼び出し”という用語は、加入者ノード32のいずれかで開始された呼び出しを意味する。同様に、“呼び出し先”は、加入者ノードのいずれかで受信される呼び出しを意味する。例えば、加入者ノード32aが“呼び出し者”である場合には、加入者ノード32bが“呼び出し先”である。
【0019】
本実施例において、各加入者ノード32は、マイクロプロセッサ40を含み、該マイクロプロセッサは、電話の送受話器44、モニタ48またはその他のユーザ出力装置、キーボード52またはその他のユーザ入力装置を相互接続する。加入者ノード32の様々な構成要素を実質的に均等な構成要素で代替することもでき、PDA及び/または多機能電話のような単一のインテリジェント装置に一体化することもできることが理解できるはずである。
【0020】
電話の送受話器44を用いて、マイクロプロセッサ40を操作することにより公衆通信網24を通じて運ばれる音声呼び出しを処理することができる。同様に、キーボード52及びモニタ48を用いて、マイクロプロセッサ40を操作することにより、公衆通信網24を通じて運ばれる電子メールのような少なくとも一つのデータサービスを処理することができる。以下でより詳しく説明するように、マイクロプロセッサ40を操作して音声呼び出し中に他の加入者ノード32のデータサービスに対する情報を自動で得ることもできる。
【0021】
システム20は、加入者ノード32のそれぞれのサービスプロバイダノード28に通常は常駐する、各加入者ノード32と関連づけられる電子情報オブジェクト56を更に含む。電子情報オブジェクト56は、通常、各加入者ノード32の加入者に関わる個人情報を含むデータファイルである。本実施例において、かかる個人情報は、少なくとも各加入者ノード32の電子メールアドレスを含む。しかし、データオブジェクト56は、該データオブジェクト56のそれぞれの加入者ノード32の名前、郵便アドレス、電話番号、ファックス番号及びウェブサイトアドレスのように、名刺に通常的に記載されるようなその他の個人情報を含むこともできる。
【0022】
以下では、本発明の他の実施例により電子情報を交換する方法を、図2を参照して説明することにする。本実施例の説明を助けるために、システム20に対する前述した説明を参照する。ステップ100で、任意の通常の方式にて音声呼び出しを開始する。例えば、加入者ノード32aにおける電話機44aの送受話器をフックから持ち上げ、番号をダイヤルする。本実施例を説明する目的で加入者ノード32aの電話番号をダイヤルすることと仮定する。このようにダイヤルした番号は、サービスプロバイダノード28aで処理され、該ノード28aは、公衆通信網24を活用してサービスプロバイダノード28bに接続され、該ノード28bは、加入者ノード32bに呼び出し信号を送ることで電話機44bを鳴らす。
【0023】
次いで、ステップ105では、ステップ100で開始した呼び出しを確立し、音声接続を完了する。引き続き、電話機44bで応答し、加入者ノード32aと加入者ノード32bとの間の音声呼び出しを完了する。加入者ノード32a、32bとの間の音声呼び出しを開始し完了するステップは、例えば、加入者ノード32bで呼び出しを開始するという他の方式で行い得ることも理解できるはずである。
【0024】
次いで、ステップ110に進み、該ステップで電子情報の交換のための要求を受信する。好適な本実施例では、電子情報の交換のための要求を加入者局32aまたは加入者局32のいずれにおいても開始することができる。かかる要求は、1)電子情報オブジェクト56aを加入者局32bに送るよう求めること、及び/または、2)電子情報オブジェクト56bを加入者局32aに送るよう求めることであってもよい。
【0025】
引き続き、かかる要求は、電話機44aのフラッシュキーを使用して達成することができるが、該要求は、加入者ノード32aの加入者がサービスプロバイダノード28aで有用な呼び出し機能を希望することをサービスプロバイダノード28aに知らせるべくサービスプロバイダノード28aに伝送される“注意信号”である。フラッシュキーを使用するためには、予定されたダイヤルの順番に従う必要がある。(好ましくは、予定された順番は、3方向呼び出しのようなその他の呼び出し機能の希望(Invocation)のために、現在では使用しない。)例えば、フラッシュキーの使用の際に*222を続けてダイヤルすることで電子情報オブジェクト56aを加入者局32bに送るよう要求することができ、*333を続けてダイヤルすることで電子情報オブジェクト56bを加入者局32aに送るよう要求することができ、*444を続けてダイヤルすることで電子情報オブジェクト56aを加入者局32bに送り、また電子情報オブジェクト56bを加入者局32aに送るよう要求することができる。従って、サービスプロバイダノード28aが電子情報の交換のための要求を受信するようになる。
【0026】
次いで、ステップ115に進み、該ステップで、実際の電子情報をステップ110で受信した要求に応じて伝送する。従って、適切に電子情報オブジェクト56aに含まれているデータを加入者局32bに伝送、及び/または電子情報オブジェクト56bに含まれているデータを加入者局32aに伝送する。
【0027】
伝送は様々な方法にて行うことができる。例えば、既存の呼び出し者番号表示技術を適切に変更して使用すると、電子情報オブジェクト56aをサービスプロバイダノード28aにより一連のDTMFトーンにエンコードすることができ、これは、音声接続を通じて送られ、マイクロプロセッサ40bで実行するソフトウェアによりデコードされる。該方法の使用の際には、DTMFトーンの伝送中に電話機44aと電話機44bのいずれの受話器をもミュートにするのが望ましい。
【0028】
しかし、電子情報オブジェクト56の伝送をその他の様々な方法にて達成することもできる。例えば、電子情報オブジェクト56aを加入者ノード32bに伝送するために、サービスプロバイダノード28a上で実行されるソフトウェアは、加入者ノード32bの電子メールアドレスにアクセスすべく電子情報オブジェクト56bに問い合わせることができる。加入者ノード32bの電子メールアドレスを得た後に、電子情報オブジェクト56aに記憶されている電子情報の完全なセットを、電子メールを通じて加入者ノード28bに簡単に送ることができる。従って、通信リンク36bがDSLインターネットサービスによる音声電話ラインの場合には、オブジェクト56a内の情報を含む電子メールが、加入者ノード32bでの使用のために音声電話ラインのDSLリンクを通じてマイクロプロセッサ40bに到達する。(従って、一般に、通信リンク36は、音声及びデータの両方を伝送できるように操作可能であり、また様々な方式で使用できることが明らかである。例えば、リンク36の音声部分は、有線リンクであってもよいのに対し、リンク36のデータ部分は、ケーブルモデムを通じたものであってもよい。また、リンク36は、音声及びデータチャネルの両方を運ぶように操作可能な無線リンクでもよい。リンク36のその他の使用は、当業者には明らかであろう。)
情報オブジェクト56を他の加入者ノード32bに伝送する他の手段が当業者には明らかであり、それらは、本発明の範囲内にある。
【0029】
次いで、ステップ120に進み、該ステップで、電子情報を受信及び処理した後、ステップ115での伝送を完了する。例えば、マイクロプロセッサ40bで電子情報オブジェクト56aに含まれている情報を受信し、該情報をマイクロプロセッサ40bに付属された永続的記憶装置に記憶する。その後、記憶されている情報を加入者ノード32bで実行されるアプリケーションと相互作用する加入者が使用することで、電子メールまたはファックスを加入者32aに送ることができ、加入者ノード32aに属するウェブページにアクセスすることもできる。
【0030】
一旦、加入者ノード32bが加入者ノード32aの電子メールアドレスを有する場合には(または、それと逆の場合に)、各加入者局32a、32bで実行されるアプリケーションによって加入者局32a、32bの間において、実質的に任意のタイプの電子情報を(自動でまたは各加入者の要求に応じて)伝送可能であることが理解できるはずである。例えば、加入者局32aが個人の顧客であり、加入者局32bが旅行社である場合、加入者局32bで実行されるソフトウェアアプリケーションは、顧客に完全な旅行計画書、予約確認、電子航空券等を含む電子メールを提供することができる。
【0031】
図1に示した実施例(システム20として指示している)では、マイクロプロセッサ40で実行される電子メールクライアントに電話送受話器44が付属していることを示しているが、本発明の他の実施例では、電話送受話器44を電子メールクライアントに付属する必要がないことが理解できるはずである。例えば、変形例が、図3にシステム220として示されている。システム20の構成要素と実質的に同じシステム220の構成要素は、システム20の構成要素の符号に200を加えた符号を有する。図3に示すように、システム220は、無線リンク236cを通じてネットワークノード228cに接続されるモバイル電話244cを含む。従って、本実施例では、ネットワークノード228cは無線基地局である。モバイル電話244cは、電子情報オブジェクト256a及び加入者ノード232aと関連づけられている。本実施例では、加入者ノード232aが、本質的に電子メールクライアントプログラムを実行するデータ端末である(かかる電子メールクライアントは、通常、ネットワーク224を介して電子メールサーバに接続されており、これは、当業者には知られていることである)。加入者ノード232aの電子メールアドレス及びモバイル電話244cの電話番号のような、モバイル電話244c及びノード232aに対する電子情報が電子情報オブジェクト256aに記憶されている。モバイル電話244cと電話244bとの間の音声通話中における情報オブジェクト256a、256b上のデータは、適切な変形例とともに図2の方法で説明することと実質的に同じ方式にてノード232a、232bとの間で交換することができる。例えば、モバイル電話244c上で予定された列のキーストロークを使用すると、ネットワークノード228cで実行されるソフトウェアが情報オブジェクト256bに問い合わせを行い、加入者ノード232bの電子メールアドレスを得るようにする指示をネットワークノード228cに送ることができる。次いで、ネットワークノード228cが電子メールアドレスを用いて情報オブジェクト256aを加入者ノード232bに電子メールを送る。その後、必要に応じて、加入者ノード232bの加入者は、コンテンツ情報オブジェクト256aを用いて、情報を電子メールを介して加入者ノード232aに伝送するといった加入者ノード232aとの直接的な電子相互作用をアレンジすることができる。特定の加入者と関連づけられる電子メールクライアント及び音声電話機の他の構成、組み合わせ及び/または構造を、必要に応じて使用可能であることが明らかである。
【0032】
本発明のさらに別の実施例をシステム320として図4に示している。システム20の構成要素と実質的に同じシステム320の構成要素は、システム20の構成要素の符号に300を加えた符号を有する。システム320は、本実施例では、電子メールサーバ328aである第1のネットワークノードを含む。また、電子メールサーバ328aは、加入者局に接続されており、該加入者局は、本実施例では、電子メールクライアントプログラムを実行するデータ端末332aである。
【0033】
システム320は、二つの追加のネットワークノードを更に含み、該ノードは、本実施例では、PSTNスイッチ328b、328cである。電子メールサーバ328aとPSTNスイッチ328b、328cは、いずれもネットワーク324により相互接続され、該ネットワークは、本実施例では、音声トラフィックを運ぶPSTNの機能とデータトラフィックを運ぶインターネットの機能とを組み合わせる。
【0034】
PSTNスイッチ328cは、データ端末332aの電子メールアドレスを含む呼び出し者番号オブジェクト390aを記憶する。
【0035】
PSTNスイッチ328b、328cは、それぞれリンク336c、336bを介して音声端末にそれぞれ接続されており、該音声端末は、本実施例では、それぞれPOTS電話344c、344bである。PSTNスイッチ328bは、複数の電子情報オブジェクト356a、356b、356cを記憶し、これらは、POTS電話344bと関連づけられている。それぞれの情報オブジェクト356a、356b、356cは、必要に応じて任意のタイプの情報を含むことができ、POTS電話344b加入者により決められるか、及び/または構成され得る。例えば、情報オブジェクト356aは、POTS電話344b加入者の居住地に対する方位地図を含むことができ、情報オブジェクト356bは、POTS電話344b加入者の電話番号、電子メールアドレス及び郵便アドレスが書き込まれている完全な名刺を含むことができ、情報オブジェクト356cは、家族写真を含むことができる。しかし、情報オブジェクト356が任意の数でもよく、また、各情報オブジェクト356が任意の所望する情報を含むことができるということが強調されるべきである。
【0036】
作動の際に、POTS電話344cの呼び出し者がPOTS電話344bの電話番号をダイヤルする。PSTNスイッチ328cがPOST電話344cからダイヤルされたデジットを集め、ネットワーク324を介してPSTNスイッチ328bに接続されることでPOTS電話344bのベルを鳴らす。PSTNスイッチ328bとの接続中に、呼び出し者番号オブジェクト390aがPSTNスイッチ328bに配達され、以後の使用のためにそこに記憶される。次に、POTS電話344bで応答し、POTS電話344c、344bとの間の音声通話が確立される。音声通話中に、POTS電話344b加入者は、電子情報をPOTS電話344c加入者に送ることを決める。本実施例で、これは、POTS電話344b上の‘フラッシュ’キーを押すことにより達成され、該キーは、PSTNスイッチ328bに注意を呼びかける。該時点で、PSTNスイッチ328bは、通常、POTS電話344cの受話器の音を消し、POTS電話344bの受話器に発信音を送ることで該電話から指示を受ける。次に、POTS電話344bの加入者は、a)PSTNスイッチ328bに情報オブジェクト356をデータ端末332aに送るように指示し、b)情報オブジェクト356a、356bまたは356cのうちのどれを送るかを選択するユーザ入力を提供する。例えば、キー順番*331を使用して情報オブジェクト356aを送ることができ、キー順番*332を使用して情報オブジェクト356bを送ることができ、キー順番*333を使用して情報オブジェクト356cを送ることができる。しかし、任意のキー順番を使用することもできる。
【0037】
POTS電話344bとPSTNスイッチ328bの機能により、任意のタイプのユーザ入力を使用して情報オブジェクト356をデータ端末332aに配達するよう指示することができる。例えば、PSTNスイッチ328bを操作して音声指示が受信できる場合、POTS電話344bの加入者は、情報オブジェクト356の配達を指示する音声指示を下すことができる。
【0038】
本実施例を説明する目的で、POTS電話344bの加入者がキー順番*332を押し、情報オブジェクト356bをデータ端末332aに送るよう指示することと仮定する。次に、PSTNスイッチ328bが該指示を用いて、POTS電話344cからの呼び出し者番号ストリームから以前に抽出したデータ端末332aの電子メールアドレスを用いた電子メールメッセージを用意する。用意した電子メールメッセージは、情報オブジェクト365bが内部に挿入されているか、または添付されている。
【0039】
電子メールメッセージを用意した後、該電子メールメッセージをネットワーク324を介して電子メールサーバ328aに送り、ここで、該電子メールメッセージは、データ端末332aで実行される電子メールクライアントによる検索に有用である。
【0040】
この時点で、PSTNスイッチ328bは、POTS電話344cの受話器を自動で再活性化することができ、POTS電話344c、344bとの間の完全な音声接続を再確立することができる。また、PSTNスイッチ328bは、完全な音声接続を再確立する前にPOTS電話344bの加入者より(‘フラッシュ’キーを更に押すといった)より多くのユーザ入力を待つこともできる。
【0041】
システム320の各種の構成要素は、依然として同一の機能を達成しながら必要に応じて変形、修正または代替できることが理解できるはずである。また、システム320では、POTS電話344cと関連づけられる一つのデータ端末332aだけを示しているが、第2のデータ端末をシステムに付加し、POTS電話344bと関連づけ得るということが理解できるはずである。同様に、複数の情報オブジェクトをPOTS電話344cと関連づけることができ、POTS電話344bbと関連づけられる発呼者番号ストリーム内に電子メールアドレスを挿入することができる。
【0042】
本明細書で説明した実施例は、本発明の特定の実行に関するが、実施例の組み合わせ、サブセット及び変形が本発明の範囲内にあることが理解できるはずである。例えば、ある加入者ノード32の情報オブジェクト56の突発的なまたは意図に反する他の加入者ノード32への伝送がないよう保障すべく、システム20に種々の保安機能を付加するのが望ましい。
【0043】
音声通話の開始中に呼び出し先加入者ノード32に送られた呼び出し者番号ストリームに全呼び出し者の情報オブジェクト56を容易に挿入し、ステップ110での電子情報の交換のための明示的要求に対する必要性を取り除くのが望ましい。しかし、呼び出しの開始中に情報オブジェクト56の伝送をカットする能力といったプライバシー保護機能もかかるシステムに採用できるものと予想される。
【0044】
特定の他のプライバシー保護/保安機能を電子情報の伝送に付加するのが望ましい。例えば、電子情報オブジェクトを任意の公知の暗号化技術を用いて伝送中に暗号化することもできる。また、電子情報は、電子署名と共に伝送できるが、該電子署名は、受信者が電子情報のソースを確認するに利用することができる。
【0045】
本発明を用いて加入者らが自分の個人電話番号ディレクトリを形成しアップデートすることができる。かかる電話帳は、ネットワークノードに位置するデータ端末または加入者音声端末に付属されているデータ端末に記憶することができる。加入者が、任意の電話番号を記憶する必要なく、電話帳と関連づけられるアプリケーションを使用して通話を自動で行うことができる。任意の公知の文字−音声変換機を用いると、加入者が音声端末を用いて電話帳を聴取することができ、加入者が音声自動応答(IVR)メニューシステムを用いてダイヤルすべき番号を選択することができるようになる。かかる文字−音声変換機を用いると、前述した変更により、加入者音声端末に付属されるデータ端末を必要としない本発明の実行を考慮できることが明らかである。また、加入者音声端末と関連づけられるデータ端末が、加入者がダイヤルすべき番号が選択できるようにするグラフィックユーザインターフェースを提供することもできる。
【0046】
呼び出し者が自分の情報オブジェクト56を呼び出し先に残した音声メールメッセージの一部として、または該メッセージに追加して残すことができるように本発明を変形するのが望ましい。呼び出し先加入者局のデータ端末で実行されるソフトウェアを使用して、全ての着呼及びこれに関連づけられる着信電子情報を記録することができる。
【0047】
本発明を聴覚障害加入者が使用するTDDまたはTDYで使用できるように変形することができる。
【0048】
本発明をn方向会議通話の際に使用できるように変更し、複数の加入者が電子情報を交換できるようにすることもできる。
【0049】
本発明の他の実施例では、システム20の各種の構成要素を同一の機能を達成するように変形若しくは修正することができる。例えば、電子情報オブジェクトがサービスプロバイダノード28に常駐する必要なく、例えば、加入者ノード32に常駐することができる。
【0050】
本発明は、電子情報を交換するための新規のシステム、方法及び装置を提供する。本発明は、音声通話中に電子メールアドレス、ファックス番号及びウェブページアドレスのような情報を交換する過程を単純化することで、加入者が、それぞれの電子情報を記述またはその他の方法での写しを必要とすることなく、かかる情報を正確に且つ容易に交換することができるようになる。
【0051】
本発明の前述した実施例は、本発明を例示するものに過ぎず、当業者であれば、添付された特許請求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲を逸脱しないで前記実施例に対し各種の変更及び修正を加え得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施例により電子情報を交換するためのシステムの概略を示す図である。
【図2】
本発明の他の実施例により電子情報を交換するための方法を示すフローチャートである。
【図3】
本発明の他の実施例により電子情報を交換するためのシステムの概略を示す図である。
【図4】
本発明の他の実施例により電子情報を交換するためのシステムの概略を示す図である。
Claims (53)
- 電子情報を交換するためのシステムであって、
音声通話を行い、加入者入力を受信するための第1の音声端末と、
前記第1の音声端末と関連づけられ、データを受信し表示するデータ端末と、
音声通話を行い、加入者入力を受信するための第2の音声端末と、
前記端末を相互接続するネットワークであって、前記データ端末の電子アドレスと前記第2の音声端末の加入者のそれぞれの電子情報を記憶するための永続的記憶装置とを備え、通話中に前記データ端末に前記電子情報を伝送すべく操作可能な処理ユニットを更に備える前記ネットワークと、
を含むシステム。 - 前記電子情報が、前記第2の加入者の電子メールアドレスを含む請求項1に記載のシステム。
- 前記電子情報が、前記第2の加入者の郵便アドレス、ファックス番号及び電話番号を含む請求項1または2に記載のシステム。
- 前記データ端末が、ファクシミリであり、前記電子アドレスが、前記ファクシミリのそれぞれのファックス番号である請求項1乃至3のいずれかに記載のシステム。
- 前記データ端末が、電子メールサーバを介して前記ネットワークに接続された電子メールクライアントを含み、前記電子アドレスが、電子メールアドレスであり、前記電子情報が、前記電子メールクライアントに電子メールメッセージとして伝送される請求項1に記載のシステム。
- 前記第2の音声端末加入者と関連づけられる第2のデータ端末を更に含み、前記永続的記憶装置に前記第2のデータ端末の電子アドレスと前記第1の音声端末加入者のそれぞれの電子情報を更に記憶し、前記ネットワークが、通話中に前記第2のデータ端末に前記第1の加入者の電子情報を伝送すべく操作可能な処理ユニットを更に備える請求項1に記載のシステム。
- 前記ネットワークが、前記第1の音声端末に接続される第1のネットワークノードと、前記第2の音声端末に接続される第2のネットワークノードとを備え、前記永続的記憶装置が、前記第1のネットワークノードに常駐して前記電子アドレスを記憶する部分と、前記第2のネットワークノードに常駐して前記電子情報を記憶する残りの部分とを有する請求項1に記載のシステム。
- 前記ネットワークノードの少なくとも一つが、前記処理ユニットを内蔵するPSTNスイッチである請求項7に記載のシステム。
- 前記電子情報が、エンコードされて一連のDTMFトーンとして伝送され、前記データ端末を操作して前記一連のDTMFトーンをデコードすることができる請求項1に記載のシステム。
- 前記第1の音声端末が、無線電話である請求項1に記載のシステム。
- 前記無線電話が、モバイル無線電話である請求項1に記載のシステム。
- 前記第1の音声端末が、POTS電話である請求項1に記載のシステム。
- 前記第1の音声端末と前記データ端末が、単一の装置に一体化される請求項1に記載のシステム。
- 前記情報が、前記処理ユニットが前記音声端末のいずれかより予定された入力を受信しない場合には伝送されない請求項1に記載のシステム。
- 前記通話が、前記第1の音声端末との音声接続を確立せずに前記第2の音声端末により開始され、前記音声接続を確立する代わりに前記伝送が行われる請求項1に記載のシステム。
- ネットワークにおける電子情報を交換する方法であって、
第1の音声端末と第2の音声端末との間の音声通話の接続を開始するステップと、
前記第1の音声端末と関連づけられるデータ端末用電子アドレスを検索するステップと、
前記第2の音声端末と関連づけられる電子情報を前記データ端末に伝送するステップと、
を含む前記方法。 - 前記開始ステップ以降に、前記音声通話の接続を完了するステップを更に含む請求項16に記載の方法。
- 前記開始ステップ以降に、前記第2の音声端末と関連づけられる電子情報を前記第1の音声端末に関連づけられる第1の端末に伝送するよう求める要求を受信するステップを更に含む請求項16に記載の方法。
- 前記伝送ステップ以降に、前記データ端末で前記電子情報を受信し、該電子情報をユーザの好みに応じて処理するステップを更に含む請求項16に記載の方法。
- 前記電子情報が、前記第2の加入者の電子メールアドレスを含む請求項16に記載の方法。
- 前記電子情報が、前記第2の加入者の郵便アドレス、ファックス番号及び電話番号を含む請求項16または20に記載の方法。
- 前記データ端末が、ファクシミリである請求項16、20または21に記載の方法。
- 前記データ端末が、電子メールサーバを介して前記ネットワークに接続された電子メールクライアントを含み、前記電子アドレスが、電子メールアドレスであり、前記電子情報が、前記電子メールクライアントに電子メールメッセージとして伝送される請求項16に記載の方法。
- 前記第1の音声端末と関連づけられる電子情報を前記第2の音声端末と関連づけられる第2のデータ端末に伝送するステップを更に含む請求項16に記載の方法。
- 前記電子情報が、エンコードされて一連のDTMFトーンとして伝送され、前記データ端末を操作して前記一連のDTMFトーンをデコードすることができる請求項16に記載の方法。
- 前記第1の音声端末が、無線電話である請求項16に記載の方法。
- 前記無線電話が、モバイル無線電話である請求項16に記載の方法。
- 前記第1の音声端末が、POTS電話である請求項16に記載の方法。
- 前記第1の音声端末と前記データ端末とが、単一の装置に一体化される請求項16に記載の方法。
- 電子情報を交換するためのネットワークノードであって、
第1の音声端末に接続される第1の接続手段と、
前記第1の音声端末の加入者と関連づけられるデータ端末に接続される第2の接続手段と、
第2の音声端末と、該第2の音声端末と関連づけられる電子情報を記憶する永続的記憶装置に接続される第3の接続手段と、
前記第1、第2及び第3の接続手段に相互接続される処理ユニットであって、前記電子情報を検索し、前記第1の音声端末と前記第2の音声端末との間の接続開始時に前記データ端末に前記電子情報を伝送すべく操作可能である前記処理ユニットと、
を含むネットワークノード。 - 前記ノードが、PSTNスイッチである請求項30に記載のネットワークノード。
- 前記電子情報は、エンコードして一連のDTMFトーンとして伝送することができ、前記データ端末を操作して前記一連のDTMFトーンをデコードすることができる請求項30に記載のネットワークノード。
- 前記ノードが、無線基地局であり、前記第1の接続手段が、無線送受信機を含む請求項30に記載のネットワークノード。
- 前記第2の接続手段が、前記データ端末で実行される電子メールクライアントと関連づけられる電子メールサーバに対するデータ接続部であり、前記電子情報が、電子メールの形態で伝送される請求項30に記載のネットワークノード。
- 前記第3の接続手段が、PSTNに対する接続部であり、前記PSTNが、前記第2の音声端末に接続された第2のネットワークノードに接続され、前記永続的記憶装置が、前記第2のネットワークに常駐する請求項30に記載のネットワークノード。
- 前記データ端末が、PDAである請求項30に記載のネットワークノード。
- 前記データ端末が、パーソナルコンピュータである請求項30に記載のネットワークノード。
- 前記データ端末と前記第1の音声端末とが、単一のインテリジェント装置に一体化される請求項30に記載のネットワークノード。
- 呼び出し者番号データストリームであって、
前記呼び出し者番号データストリームのタイプを示すメッセージタイプバイトと、
前記ストリームの長さを示すメッセージ長バイトと、
パラメーターがデータ端末のアドレスであることを示す第1のパラメータータイプバイトと、
前記第1のパラメータータイプバイトと関連づけられ、前記アドレスの長さを示す第1のパラメーター長バイトと、
前記第1のパラメータ長バイトに相応して前記アドレスを表わすアドレスバイトストリームと、
デコード時に前記データストリームを確認するチェックサムと、
を含む呼び出し者番号データストリーム。 - 第2のパラメーターが電話番号であることを示す第2のパラメータータイプバイトと、
前記第2のパラメータータイプバイトと関連づけられ、前記電話番号の長さを示す第2のパラメーター長バイトと、
前記電話番号を表わす電話番号バイトストリームと、
を更に含む請求項39に記載の呼び出し者番号データストリーム。 - 第3のパラメーターが日付であることを示す第3のパラメータータイプバイトと、
前記第3のパラメータータイプバイトと関連づけられ、前記日付の長さを示す第3のパラメーター長バイトと、
前記日付を表わす日付バイトストリームと、
を更に含む請求項39に記載の呼び出し者番号データストリーム。 - 前記アドレスが、電子メールアドレスであり、前記データ端末が、電子メールクライアントである請求項39に記載の呼び出し者番号データストリーム。
- 前記アドレスが、ファックス番号であり、前記データ端末が、ファクシミリである請求項39に記載の呼び出し者番号データストリーム。
- 前記メッセージタイプバイトが、前記呼び出し者番号データストリームが多重データメッセージフォーマットであることを示す請求項39に記載の呼び出し者番号データストリーム。
- 前記第1の音声端末が顧客と関連づけられ、前記第2の音声端末が企業と関連づけられ、前記電子情報が、前記ビジネスと前記顧客との間において行われた企業の業務の記録である請求項16に記載の方法。
- 前記顧客が旅行者であり、前記企業が旅行社であり、前記記録が旅行計画書である請求項45に記載の方法。
- 前記顧客が預金者であり、前記ビジネスが預金者の金融機関であり、前記記録が金融業務の報告書である請求項45に記載の方法。
- 前記検索ステップ以降に、複数の相違する部分の電子情報を含むデータベースから前記電子情報を選択するステップを更に含む請求項16に記載の方法。
- 前記伝送ステップ以前に、前記データ端末に利用可能な復号化キーに相補的な暗号化キーを用いて前記電子情報を暗号化するステップを更に含む請求項16に記載の方法。
- 前記伝送ステップ以前に、前記電子情報にデジタル署名を刻み込むステップを更に含む請求項16に記載の方法。
- 前記伝送ステップ以降に、前記電子情報を受信し、前記データ端末に前記電子情報を記憶するステップを更に含む請求項16に記載の方法。
- 前記受信ステップ以降に、前記記憶されている電子情報から第2の音声電話端末の電話番号を検索することにより、前記第1の音声端末から第2の音声端末への音声呼出しを開始するステップを更に含む請求項51に記載の方法。
- 前記データ端末が前記ネットワークに常駐し、前記データ端末を操作して、前記電子情報から前記第2の音声端末用電話番号を抽出し、また前記第1の音声端末から自動でダイヤルすることができる可用電話番号のリストの一部として前記第1の音声端末の電話番号を聴覚メッセージとして表わすことができる請求項1に記載のシステム。
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