JP2010111306A - 溶着リブを用いた2部品の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶着リブの形状を変えなくても溶着リブが変形してしまうことを抑制できる、溶着リブを用いた2部品の固定構造の提供。
【解決手段】アウター部材10とインナー部材20とを有し、アウター部材10とインナー部材20とが、アウター部材10とインナー部材20の一方から突出して設けられる溶着リブ30の突出方向先端部を振動溶着によってアウター部材10とインナー部材20の他方に溶融固化させることで、互いに固定される、溶着リブを用いた2部品の固定構造であって、アウター部材10とインナー部材20の他方に、振動溶着時にアウター部材10とインナー部材20の他方に対して溶着リブ30が滑って変形したときに溶着リブ30が当接しそれ以上溶着リブ30がアウター部材10とインナー部材20の他方に対して滑って変形することを抑制する、滑り止めリブ40が設けられている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、溶着リブを用いた2部品の固定構造。
図8〜図10は、アウター部材1とインナー部材2とを溶着リブ3を用いて互いに振動溶着によって固定する、溶着リブを用いた2部品の固定構造を示している。
溶着リブ3は、図8に示すように、インナー部材2から突出して設けられている。溶着リブ3の突出方向は、インナー部材2を成形する金型の抜き方向によって設定される。また、溶着リブ3を受けるアウター部材1の受け面1aの形状は、アウター部材1の意匠面1bの形状によって決まる。そのアウター部材1とインナー部材2は、図示略の治具で加圧しつつ振動させることで、互いに固定される。
しかし、従来の2部品の固定構造には、つぎの問題点がある。
振動溶着加圧方向と溶着リブ3のインナー部材2からの突出方向とが平行でない場合、また、溶着リブ3のインナー部材2からの突出方向とアウター部材1の受け面1aとが垂直でない場合、図9、図10に示すように、振動溶着時の加圧力で溶着リブ3がアウター部材1に対して滑って変形してしまう。溶着リブ3がアウター部材1に対して滑って変形する量が大になると、溶着に必要なラップ量(溶け量)を確保できず、溶着剥がれが発生するおそれがある。
溶着リブ3を厚くして溶着リブ3の剛性を高め、溶着リブ3が変形することを抑制することも考えられるが、インナー部材2の意匠面2aの裏面に溶着リブ3を形成しているため、ヒケが発生してしまうため、溶着リブ3の厚みを大にすることには限界がある。なお、ヒケ防止のためにインナー部材2自体の板厚を厚くすることも考えられるが、製品重量増加による材料コストの増加、冷却時間の長期化を招いてしまう。
また、実開平4−77423号公報に開示されているように、溶着リブに補強リブを立て、溶着リブの変形を抑制することも考えられるが、溶着リブの構造が複雑になり型費が大幅に増加してしまう。
実開平4−77423号公報
本発明の目的は、溶着リブの形状を変えなくても溶着リブが変形してしまうことを抑制できる、溶着リブを用いた2部品の固定構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) アウター部材とインナー部材とを有し、前記アウター部材とインナー部材とが、前記アウター部材とインナー部材の一方から突出して設けられる溶着リブの突出方向先端部を振動溶着によって前記アウター部材とインナー部材の他方に溶融固化させることで、互いに固定される、溶着リブを用いた2部品の固定構造であって、
前記アウター部材とインナー部材の他方に、振動溶着時に前記アウター部材とインナー部材の他方に対して前記溶着リブが滑って変形したときに該溶着リブが当接しそれ以上該溶着リブが前記アウター部材とインナー部材の他方に対して滑って変形することを抑制する、滑り止めリブが設けられている、溶着リブを用いた2部品の固定構造。
上記(1)の溶着リブを用いた2部品の固定構造によれば、アウター部材とインナー部材の他方に、振動溶着時にアウター部材とインナー部材の他方に対して溶着リブが滑って変形したときに当接しそれ以上溶着リブがアウター部材とインナー部材の他方に対して滑って変形することを抑制する、滑り止めリブが設けられているため、滑り止めリブが設けられていない場合に比べて、振動溶着時に溶着リブが変形してしまうことを抑制できる。この構造では、溶着リブの形状を変えなくても(溶着リブを厚くしたり溶着リブに補強リブを立てなくても)溶着リブが変形してしまうことを抑制できるため、溶着リブを厚くしたり溶着リブに補強リブを立てる場合に比べて、コストアップを抑制できる。
本発明実施例の、溶着リブを用いた2部品の固定構造を、図1〜図7を参照して、説明する。
本発明実施例の、溶着リブを用いた2部品の固定構造は、図6に示すように、アウター部材10とインナー部材20とを溶着リブ30を用いて固定する構造である。
アウター部材10とインナー部材20は、本発明図示例に示すように、車両用グラブドアボックス装置に設けられるグラブドアアウターとグラブドアインナーである。ただし、アウター部材10とインナー部材20は、溶着リブ30を用いて固定しあうものであれば、車両用グラブドアボックス装置に設けられる部材でなくてもよく、たとえば、車両用コンソールボックス装置、車両用小物入れ装置などの車両用収納装置を含むその他の装置に設けられる部材であってもよい。
溶着リブ30は、本発明図示例に示すように、インナー部材20からアウター部材10に向けて突出して設けられている。ただし、溶着リブ30は、アウター部材10とインナー部材20の一方からアウター部材10とインナー部材20の他方に向けて突出して設けられていればよく、アウター部材10からインナー部材20に向けて突出して設けられていてもよい。
以下、本発明実施例では、アウター部材10とインナー部材20が、車両用グラブドアボックス装置に設けられるグラブドアアウターとグラブドアインナーであり、溶着リブ30が、インナー部材20からアウター部材10に向けて突出して設けられている場合を、説明する。
アウター部材10は、樹脂製であり型成形品である。アウター部材10は、図4に示すように、板状または略板状である。アウター部材10は、車両に搭載されたときにアウター部材10の意匠面(車両後方側面、車室側面)11が周囲の車両の内装部材と面一またはほぼ面一となるように、成形される。そのため、アウター部材10の意匠面11と反対側の、溶着リブ30を受ける受け面12の少なくとも一部は、平面ではなく湾曲面になっている。
インナー部材20は、樹脂製であり型成形品である。インナー部材20は、図6に示すように、アウター部材10と、図示略の治具で加圧しつつ振動させ(振動溶着にて)溶着リブ30の突出方向先端部をアウター部材10の受け面12に溶融固化させることで、固定されている。
インナー部材20は、車両に搭載されたときに、アウター部材10の車両前方側に配置される。インナー部材20には、図1〜図3に示すように、アウター部材10と固定されたときにグラブドアボックス装置の収納部を構成するボックス部21が設けられている。インナー部材20を成形する金型の抜き方向は、インナー部材20の形状及びボックス部21の内容量によって設定されている。
溶着リブ30は、図5に示すように、インナー部材20と一体に型成形されている。溶着リブ30はインナー部材20に複数並んで設けられている。各溶着リブ30がインナー部材20から突出する方向は、インナー部材20を成形する金型の抜き方向によって設定される。各溶着リブ30の横断面形状(インナー部材20からの突出方向と直交する面で切断したときの形状)は、アウター部材10とインナー部材20とを振動溶着させるときの振動方向と直交する方向を長手方向とする板状である。
(i)溶着リブ30のインナー部材20からの突出方向がインナー部材20を成形する金型の抜き方向によって設定され、(ii)溶着リブ30を受けるアウター部材10の受け面12がアウター部材10の意匠面11によって決まる湾曲面となっている。そのため、溶着リブ30の突出方向及びアウター部材10の受け面12は、アウター部材10とインナー部材20との振動溶着時の加圧・振動方向と無関係に設定されている。そのため、図6に示すように、振動溶着時の加圧方向と溶着リブ30のインナー部材20からの突出方向とが平行とはならず、また、アウター部材10の受け面12の面内方向と溶着リブ30のインナー部材20からの突出方向とが垂直とはならない場合がある。この場合、何ら対策が施されていなければ、アウター部材10とインナー部材20との振動溶着時に、溶着リブ30がアウター部材10に対して受け面12上で滑ってしまい変形してしまう(撓んでしまう)。
そのため、本発明では、アウター部材10に滑り止めリブ40が設けられている。
滑り止めリブ40は、図7に示すように、アウター部材10とインナー部材20との振動溶着時に(溶着リブ30をアウター部材10に溶融固化させるときに)、溶着リブ30がアウター部材10に対して滑って変形したときに当接し(溶着リブ30の突出方向先端部が当たり、引っ掛かり)、それ以上溶着リブ30がアウター部材10に対して滑って変形することを抑制するために設けられている。
滑り止めリブ40は、アウター部材10の受け面12に設けられている。滑り止めリブ40は、アウター部材10と一体に型成形されている。滑り止めリブ40は、アウター部材10からインナー部材20側に突出して設けられている。滑り止めリブ40の突出方向長さは、溶着リブ30のインナー部材20からの突出方向長さに比べて非常に小であり、インナー部材20に接触しない程度であり、滑り止めリブ40の突出方向がアウター部材10を成形する金型の抜き方向と異なっている場合であっても問題なく該金型を抜くことができる程度とされている。
滑り止めリブ40は、溶着リブ30と同数設けられている。各滑り止めリブ40の横断面形状(アウター部材10からの突出方向と直交する面で切断したときの形状)は、溶着リブ30の横断面の長手方向と平行な方向を長手方向とする板状である。滑り止めリブ40の横断面の長手方向の長さは、溶着リブ30の横断面の長手方向の長さと同じであってもよく、異なっていてもよい。
本発明実施例の作用、効果を説明する。
本発明実施例では、アウター部材10に、振動溶着時にアウター部材10に対して溶着リブ30が滑って変形したときに溶着リブ30が当接しそれ以上溶着リブ30がアウター部材10に対して滑って変形することを抑制する、滑り止めリブ40が設けられているため、滑り止めリブ40が設けられていない場合に比べて、アウター部材10とインナー部材20との振動溶着時に溶着リブ30が変形してしまうことを抑制できる。その結果、溶着リブ30とアウター部材10とのラップ量(溶け量)を確保でき、溶着強度を確保することができる。この構造では、溶着リブ30の形状を変えなくても(溶着リブ30を厚くしたり溶着リブ30に補強リブを立てなくても)溶着リブ30が変形してしまうことを抑制できるため、溶着リブを厚くしたり溶着リブに補強リブを立てる場合に比べて、コストアップを抑制できる。
滑り止めリブ40が、アウター部材10からインナー部材20側に突出して設けられているため、アウター部材10に溶着リブ30を受け入れる凹部を設ける場合と異なり、アウター部材10の強度低下を招くことはない。
本発明実施例の溶着リブを用いて2部品が固定された状態の斜視図である。 本発明実施例の溶着リブを用いて2部品が固定された状態の側面図である。 本発明実施例の溶着リブを用いて2部品が固定される前の、インナー部材の斜視図である。 本発明実施例の溶着リブを用いて2部品が固定される前の、アウター部材の斜視図である。 本発明実施例の溶着リブを用いて2部品が固定される前の、インナー部材とアウター部材の、溶着リブ部位での断面図である。 本発明実施例の溶着リブを用いて2部品が固定された後の、インナー部材とアウター部材の、溶着リブ部位での断面図である。 図6のB部拡大図である。 従来の溶着リブを用いて2部品が固定される前の、インナー部材とアウター部材の、溶着リブ部位での断面図である。 従来の溶着リブを用いて2部品が固定された後の、インナー部材とアウター部材の、溶着リブ部位での断面図である。 図9のA部拡大図である。
符号の説明
10 アウター部材
11 アウター部材の意匠面
12 アウター部材の受け面
20 インナー部材
21 ボックス部
30 溶着リブ
40 滑り止めリブ

Claims (1)

  1. アウター部材とインナー部材とを有し、前記アウター部材とインナー部材とが、前記アウター部材とインナー部材の一方から突出して設けられる溶着リブの突出方向先端部を振動溶着によって前記アウター部材とインナー部材の他方に溶融固化させることで、互いに固定される、溶着リブを用いた2部品の固定構造であって、
    前記アウター部材とインナー部材の他方に、振動溶着時に前記アウター部材とインナー部材の他方に対して前記溶着リブが滑って変形したときに該溶着リブが当接しそれ以上該溶着リブが前記アウター部材とインナー部材の他方に対して滑って変形することを抑制する、滑り止めリブが設けられている、溶着リブを用いた2部品の固定構造。
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