JP2010110255A - 人工藻場の構造、および人工藻場造成工法 - Google Patents

人工藻場の構造、および人工藻場造成工法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期間に亘って磯焼けを防止効果を維持できる人工藻場造成工法、および人工藻場の構造を提供する。
【解決手段】海底に、製鋼スラグなどの鉄含有物質を水没材4として沈めることにより、干潮時における平均水深が2〜15メートルの範囲となる埋め戻し部5を形成し、該埋め戻し部内にフルボ酸鉄溶出ユニット6を埋設し、このフルボ酸鉄溶出ユニットは、ヤシノミ繊維製のイオン溶出性収容体内に、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化した固形有機態と、製鋼スラグ等の鉄含有物質とを収納し、この鉄含有物質は、弱酸性の固形有機態と反応させてアルカリ調整され、溶出を遅らせるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、海藻等の水生植物が繁殖、生育し易い人工藻場の造成工法、および造成した人工藻場の構造に関する。
近年、沿岸部などでは、海藻が減少して石灰藻で覆われる磯焼けが進行し、昆布、ウニ、アワビ等の沿岸水産資源の減少が顕著になっている。これは、従前であれば、森林の腐植土壌中で生成する水溶性のフルボ酸鉄(フルボ酸と二価の鉄がキレート化したもの)が河川から流れ込んでいたが、近年、森林の荒廃などによってフルボ酸鉄の供給が減少していることに起因しているといわれている。すなわち、水生植物が活発に光合成を行うために必要とされる海水中の鉄分が不足し、これにより昆布などの水生植物の繁殖、生育が悪化し、その結果としてウニやアワビ等の沿岸水産資源の減少を招いていると考えられている。
このような問題を解決するために、例えば、石炭溶融灰、製鋼スラグなどの二価鉄含有物を嫌気性発酵させた腐植物質と共にココナッツ繊維袋に詰め、これを沿岸部に埋設したり、あるいは海中に沈め、ここから二価鉄を徐々に海中に放出し、これにより海藻や珪藻等の水生植物の繁茂に必要な鉄分を供給し、効率よく水生植物を繁茂させようとする磯焼け修復方法や水域環境保全材料などの技術が提案されている(特許文献1)。
特開2005−034140号公報
ところで、前記した二価鉄含有物と共に混合される腐植物質は、廃木材をチップにして嫌気性発酵するものであり、製造に多大の労力と半年以上の期間が必要であったものであり、加工技術が必要であった。
一方、ダム湖の底に河川から流れ込んだ土砂や落葉などが堆積して嫌気性の発酵により固形化した固形有機態(フルボ酸鉄に相当)が生成している。ダムの管理上、これらの堆積物を除去することが必要であり、これを引き上げるために多大な労力を要するばかりでなく、引き上げた堆積物はヘドロ状になって発酵している場合も少なくなく、その始末にも困っていた。更には、ダム湖にはその流域から倒木などが流れ込み、これらの処理にも多大な労力を要していた。
また、前記した従来の水域環境保全材料は、確かに磯焼けを修復して藻場における海藻等の生育に効果はあるが、この効果を長期間に亘って発揮し得ることが困難であった。このため、一旦修復した人工藻場が短期間で再度磯焼けするケースが発生する欠点があることが最近になって顕在化してきた。
本発明は、これらの事情に鑑みて提案されたものであり、長期間に亘って磯焼けの防止効果を維持できる人工藻場造成工法、および人工藻場の構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記した目的を達成するためになされたもので、請求項1記載のものは、海底に水没材を沈めて形成され、干潮時における平均水深が2〜15メートルの範囲の日光到達深さとなるように設定された埋め戻し部と、該埋め戻し部内に埋設されたフルボ酸鉄溶出ユニットとからなり、
前記フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内に、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化した固形有機態を収納したものであることを特徴とする人工藻場の構造である。
請求項2に記載のものは、前記フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内にアルカリ性の鉄含有物質を収納し、
該鉄含有物質は、弱酸性の固形有機態と反応してアルカリ調整されたことにより、二価鉄イオンの溶出を遅らせて溶出の長期化を図る抑制剤としての機能を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の人工藻場の構造である。
請求項3に記載のものは、前記イオン溶出性収容体が、植物繊維製の袋体であることを特徴とする請求項1または2に記載の人工藻場の構造である。
請求項4に記載のものは、前記水没材が鉄含有物質を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の人工藻場の構造である。
請求項5に記載のものは、海底に水没材を沈めることにより、干潮時における平均水深が2〜15メートルの範囲の日光到達深さとなる埋め戻し部を形成する埋め戻し工程と、
埋め戻し部に、フルボ酸鉄溶出ユニットを設置する溶出ユニット設置工程と、
を含んで人工藻場を造成する人工藻場造成工法であって、
前記フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内に、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化した固形有機態を収納したものであることを特徴とする人工藻場造成工法である。
請求項6に記載のものは、前記フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内にアルカリ性の鉄含有物質を収納し、
該鉄含有物質は、弱酸性の固形有機態と反応してアルカリ調整されたことにより、二価鉄イオンの溶出を遅らせて溶出の長期化を図る抑制剤としての機能を備えたものであることを特徴とする請求項5に記載の人工藻場造成工法である。
本発明によれば、海底に水没材を沈めることにより、干潮時における平均水深が2〜15メートルの範囲の日光到達深さとなるように設定された埋め戻し部を形成し、この埋め戻し部に、フルボ酸鉄溶出ユニットを設置し、このフルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内に、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化した固形有機態を収納したので、先ずは、太陽光が届いて光合成が行われ易い環境に下に人工藻場を整備することができる。しかも水没材として鉄含有物質を沈めると、これにより鉄分(二価鉄イオン)を十分に補給することができる。これに加えて、埋め戻し部に設置されたフルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内に、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化した固形有機態を収納してあるので、ダム湖底で自然に作られたフルボ酸鉄を海中に供給することができる。したがって、このフルボ酸鉄の供給と前記した光合成が確実に行われる環境と相俟って、コンブ等の海藻の生育を促進するとともに、繁殖を促進することができ、これにより磯焼けした海域であっても効率良く回復することができる。そして、人工藻場に海藻が繁茂すると、盛んに行われる光合成により二酸化炭素の固定が促進され、自然環境の回復に寄与する。
また、本発明で使用する腐植物については、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を活用するので、従来の不要物の有効活用となり、ダムを管理する上での面倒を解消して資源の有効利用に寄与することができる。
さらに、フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内にアルカリ性の鉄含有物質を収納し、
該鉄含有物質は、弱酸性の固形有機態と反応してアルカリ調整されたことにより、二価鉄イオンの溶出を遅らせて溶出の長期化を図る抑制剤としての機能を備えたものであるので、長期間に亘ってフルボ酸鉄の供給を継続することができ、再度の磯焼け防止に有効である。
そして、イオン溶出性収容体をヤシノミ繊維製の袋体とすると、長期間に亘って内容物の収納機能を維持でき、最終的には繊維が腐植して自然に帰るので、環境破壊のおそれがなく安全である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は人工藻場を造成した海域の断面図である。
図1に示す海岸付近においては、陸の海岸寄りに自動車道路1が敷設されており、この道路1を保護する擁壁2が道路1の海岸側に沿って設置されている。そして、海岸の汀線から次第に深くなる海底に本願発明に係る人工藻場3を形成する。
人工藻場3は、海底に人工石や自然石など水没材4を沈めて形成した埋め戻し部5と、該埋め戻し部5内に埋設したフルボ酸鉄溶出ユニット6とからなる。水没材4は、鉄含有物質を含む海水よりも比重の大きな岩石状或いは塊状の物質であり、具体的には、製鋼スラグ、石炭灰クリンカー、溶岩などである。そして、製鋼スラグは、炭酸ガス等で安定処理することによりアルカリ溶出が少なくなるように処理されていることが望ましい。
この様な水没材4を沈めて形成する埋め戻し部5は、その上面がほぼ平らになるように一様に均されており、この平らな上面における水深が、干潮時で2〜15メートルの範囲の日光到達深さとなるように底上げ深さを調整する。なお、埋め戻し部5の水深は、その上面における領域に太陽光が届いて光合成が行い得る環境を整備するためであり、当該水域における海水の透明度が良好であれば前記した水深10メートルに設定しても十分に光合成が行えるが、一般的には干満の差に拘わらず十分な光量を得られる水深が5メートル以下であることが多いので、現地の環境を考慮して水深を設定して埋め戻すことが必要であり、多くの場合、5メートル以下であることが好ましい。
水没材4を海中に投入して埋め戻す埋め戻し作業(工程)は、小型船舶に水没材4を載せて埋め戻し地域まで搬送し、水深を調整しながら小型船舶から直接投入してもよいし、或いはパワーシャベル等の重機を備えた台船を使用し、水没材4を運搬船に載せて台船まで搬送し、台船の重機を使用して水深を調整しながら水没材4を投入してもよい。また、水没材4は、その全ての塊が製鋼スラグ塊などの鉄含有物質であることが望ましいが、これに限定されるものではなく、例えば、鉄分を含まない一般的な自然の石材(塊)に製鋼スラグの塊を混合した混合体でもよい。
埋め戻し部5内に設置する前記フルボ酸鉄溶出ユニット6は、イオン溶出性収容体7内に、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化した固形有機態8と、鉄含有物質9とを収納したものである。
まず、イオン溶出性収容体7について説明する。
このイオン溶出性収容体7は、内部に収納した腐植物が溶けて二価鉄イオンやフルボ酸鉄が溶出可能な袋体、箱体、かご体などである。具体的には、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の無機化学材料繊維、ココナッツヤシや麻などの植物繊維を使用して形成した袋体、多孔質材料を使用して形成した箱体、金属線材などを籠状体に成形したかごがある。そして、図2に示す収容体7は、ココナッツヤシ繊維(ヤシノミ繊維)を厚さ10〜15ミリのマット状に重ねてから袋にした中袋7aと、この中袋7aの外側を覆うヤシネット7bとの二重構造の袋体であり、中袋7aの中に前記した固形有機態8と鉄含有物質9を所定量投入し、開口部を縫合するなどして封止する。
次に、固形有機態8について説明する。
この固形有機態8は、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化したものである。
図3に示すように、ダム湖10の底には、河川から流れ込んだ土砂や落ち葉などの有機物が堆積している。そして、土砂などの鉱物は、ダム湖10に流れ込んで流速が緩やかになると比重が大きいので比較的早く沈殿し、また、粒径の大きなものの方が早く沈む。したがって、これらはダム湖10の河川流れ込み領域などダム堤体11から遠い地点に堆積し勝ちである。一方、落ち葉や小枝などは比重が小さいのでダム湖10に流れ込んだ後も沈み難いためにダム湖10中を漂ってからダム堤体近くに沈殿する。このため、本発明で使用する腐植物は、ダム堤体近くの湖底から採取することが望ましい。そして、ダム湖10の底、特にダム堤体11近くの湖底では山野で育った落ち葉や小枝などの有機物が水中で空気に触れない状態で堆積して腐植するので、腐植物を始めとする堆積物中では嫌気性発酵が行われることとなり、フルボ酸やフミン酸などの腐植酸が蓄積されている。なお、この蓄積された堆積物(沈殿物)は、有機酸鉄をも含んでいるので固形化すれば固形化有機態となり、これはフルボ酸鉄に相当するものであって、フルボ酸鉄溶出ユニット6の素材として好適である。しかも、ダム湖10の堆積物を採取して、新たな用途の素材として使用するので、工業廃棄物とは異なり自然の無害な資源として使用できる第1のメリットがある一方で、ダム湖10の底の掃除ができるという第2のメリットがある。
腐植物と細かい土砂を含んだ堆積物(泥土)を採取するには、図3に示すように、クレーン船12から湖底に吊り降ろした泥水用サンドポンプ13を使用し、この泥水用サンドポンプ13により腐植土混じりの泥土を台船14に汲み上げたり、あるいはテレスコクラム船15上から特殊構造の開閉グラブ16を湖底に下ろし、開いた状態のグラブ16を湖底に押し付けながら閉じて腐植土混じりの泥土をグラブ16内に取り込み、グラブ16の内部フラップ(図示せず)を押し上げて泥土を送り管に送り出し、このグラブの開閉を位置を変えながら繰り返し、送り管に押し込んだ泥土をコンプレッサーから送られた圧縮空気と共に台船14上に上げる。この様にして、台船14上に採取した堆積物(腐植土混じり泥土)が満杯になったならば、台船14を移動して陸上の脱水処理施設に搬送する。
次に、堆積物を脱水して固形化する、すなわち、固形有機態8とする脱水処理工程について説明する。
本実施形態では、台船14で運んできた泥土を沈殿泥土タンク17に溜め、これを混合槽18で凝集剤と混合してから沈殿槽19で沈殿させる。次に、沈殿物を脱水装置20で脱水して脱水ケーキを固化処理装置21にベルトコンベア22で搬送し、この固化処理装置21で粒状の固形有機態8に固化する。そして、この様にして固形化した固形有機態8は、次の工程のために、トラック等の搬送手段により包装装置に搬送する。なお、脱水装置は、空気を強制的に供給して乾燥する曝気法を用いて効率良く乾燥する様に構成しても良い。
従来、廃木材チップを条件的嫌気性発酵により生成した腐植物質中に含まれるフルボ酸とフミン酸は1%のオーダーであるが、ダム湖10底に沈積した堆積物中に含まれるフルボ酸とフミン酸は数十%オーダーである。さらに、これらのフルボ酸とフミン酸に結合している鉄の形態分析から、カルボキシル基などの含酸素基とキレート結合している二価鉄であることも確認されている。
また、本発明に使用するフルボ酸鉄溶出ユニット6は、ダム湖10の底から採取して脱水処理を施した固形有機態8だけであってもキレート結合している二価鉄を含んでいるのでこれのみでも十分に機能するが、前記したように、鉄含有物質9として、製鋼スラグやクリンカ石炭灰等の二価鉄含有物質9を添加し、この鉄含有物質9については、アルカリ調整することにより、二価鉄イオンの溶出を遅らせて溶出の長期化を図る抑制剤としての機能を具備せしめる。
アルカリ調整は、弱酸性の固形有機態と反応させて、PHを7.5〜10、好ましくはPH8〜9程度、最適値は人工藻場の海水と同じPHに調整するものである。なお、一般的な海水は、PH8.1である。
前記したフルボ酸鉄溶出ユニット6を改善すべき海域に設置するには、図1に示すように、海辺、具体的には、前記したように、干潮時の水深が5メートル以上の海底に製鋼スラグ等の水没材4を沈めて水深が、干潮時で平均10メートル以下となる埋め戻し部5を形成し(埋め戻し工程)、この埋め戻し部5内にフルボ酸鉄溶出ユニット6を複数個適宜に間隔を空けて埋設する(溶出ユニット設置工程)。なお、フルボ酸鉄溶出ユニット6を実際に埋め戻し部5内に設置する作業は、埋め戻し部5を形成する途中、すなわち、水没材4を有る程度の量を水没させて海底をある程度まで底上げした後、この段階でフルボ酸鉄溶出ユニット6を水没させて水没材4の上に載せ、この後さらに水没材4を水没させてフルボ酸鉄溶出ユニット6を覆い隠して埋設してもよいし、あるいは埋め戻し部5を予定の水深まで水没させて海底の底上げが終了した後に、埋め戻し部5の上面から穴を掘り、この穴内にフルボ酸鉄溶出ユニット6を設置してからその上に水没材4を被せて埋設してもよい。いずれにしても、フルボ酸鉄溶出ユニット6が潮流で流されないように、埋め戻し部5の内部に埋設できればよい。
この様にして埋め戻し部5内にフルボ酸鉄溶出ユニット6を設置すると、固形有機態8に含まれたフルボ酸鉄がイオン溶出性収容体7の内部から海水に溶出するとともに、鉄含有物質9の二価の鉄イオンがキレート剤(錯体)として固形有機態8のフルボ酸と結合してフルボ酸鉄となり、この新たに結合したフルボ酸鉄がイオン溶出性収容体7の内部から海水に溶出する。フルボ酸鉄溶出ユニット6から溶出したフルボ酸は、埋め戻し部5の水没材4である製鋼スラグ等の鉄含有物質と結合してフルボ酸鉄となる。そして、本発明では、フルボ酸鉄溶出ユニット6内のアルカリ調整済み鉄含有物質9が、二価鉄イオンの溶出を遅らせる抑制剤としての機能するので、前記した製鋼スラグの二価の鉄イオンがキレート剤(錯体)として固形有機態8のフルボ酸と結合してフルボ酸鉄となる速度は、単に鉄含有物質と腐植物とを混ぜただけの従来の水域環境保全材料よりも遥かに緩やかなものである。したがって、このフルボ酸鉄の結合は従来のものと比較して長期間に亘って継続することとなる。そして、本実施形態に示すフルボ酸鉄溶出ユニット6のイオン溶出性収容体7はココナツ繊維(ヤシノミ繊維)製なので、退化速度が遅く、10年以上の長期間に亘って内容物を保持し、二価鉄イオンやフルボ酸鉄を溶出し続ける。
この様にしてフルボ酸鉄溶出ユニット6から海水中にフルボ酸鉄が溶出したり、あるいは埋め戻し部5の二価鉄と溶出したフルボ酸が結合してフルボ酸鉄になると、これにより鉄分が埋め戻し部5を中心とする海域に補充されて、この海域ではコンブ30などの海藻の生育に好適な環境に改善される。具体的には、ヤシノミ繊維製イオン溶出性収容体7の表面に根付いたコンブ30等の海藻の養分となり、当該海藻の生育を促進する。また、埋め戻し部5を構成している製鋼スラグ、石炭灰クリンカー、溶岩などの水没材4の表面に根付いたコンブ30等の海藻に対しても有益な養分となり、これらの海藻の生育を促進する。したがって、埋め戻し部5は、人工藻場3としての機能を充分に発揮し、コンブ30等の海藻が次々に根付き、成長する。しかも、本発明における埋め戻し部5は、その上面が干潮時においても水深が2〜15メートルの範囲に設定されているので、埋め戻し部5の表面、すなわち、埋め戻し部5の水没材4に根付いたコンブ30等の海藻に太陽光が当たり、光合成が確実に行える環境に整備されている。したがって、それぞれの海藻において光合成が盛んに行われ、海水中の二酸化炭素が海藻に吸収されて酸素が放出されることとなる。そして、活発な光合成を行う海藻は、繁殖も盛んになり、その結果として人工藻場3にコンブ30等の海藻が繁茂することになる。
前記したように人工藻場3を新たに造成してコンブ30等の海藻を繁茂させると、人工藻場3の周辺海域では海藻による光合成が活発に行われ、この光合成が行われることに起因して、それ以前に比較して多くの二酸化炭素を固定することとなる。そして、前記した海水中の鉄濃度と光合成速度は、図5に示す通りである。0.5μM/L以下(mgに換算すると、鉄の分子量が55.85g/M 1μM/L=55.85×10×10−3mg/L=0.056mg/L)になる。すなわち、図5のデーターが示す通り、鉄濃度が0.01mg/L以下になると磯焼け状態になる。
そして、本発明に係る人工藻場3を新たに造成すると、この人工藻場3に繁茂するコンブ30等の海藻によって固定される二酸化炭素の量は、本願発明の発明者の研究によると、以下の関係があることが判った。
磯焼け回復による年間炭素固定量(tonC)
=海藻類の現存量(乾燥重量)×α・P/B比(海藻の生産と現存量比)×β×炭素含有率×磯焼け回復面積
但し、α・β:フルボ酸鉄割り増し係数
磯焼け回復面積:本発明の人工藻場3の面積

P/B比は、藻場のタイプによって以下の通り異なる。
アマモ場:4.0 ガラモ場:1.1 コンブ30場:2.3 アラメ場:1.0 ワカメ場:1.3 テングサ場:1.0 アオサ場:1.0
以上を比較すると、アマモ場(4.0)やコンブ30場(2.3)が量産し易いことが判る。そして、本発明に係る人工藻場3を造成してコンブ30等の海藻を繁茂させると、陸上植物よりも高い二酸化炭素固定効果、生物生息効果、い集効果、漁礁効果などの生物多様性の向上をもたらし、また、溶存酸素供給等の水質改善効果も高い。
なお、前記した本発明の実施形態では海岸汀線よりも沖側に埋め戻し部5を形成して人工藻場3を造成したので、この埋め戻し部5を中心とした海底にコンブ30等の海藻が繁茂するが、海岸汀線よりも陸側に前記したフルボ酸鉄溶出ユニット6を埋設してもよい。この様にすると、陸側に埋設したフルボ酸鉄溶出ユニット6からもフルボ酸鉄が溶出し、海岸汀線から埋め戻し部5までの間の浅い海底にも積極的にフルボ酸鉄を供給することができ、藻場の回復に一層の効果を期待することができる。
海岸汀線近傍から人工藻場周辺の断面図である。 イオン溶出性収容体の一部を欠截して固形有機態と鉄含有物質とが見えるようにしたフルボ酸鉄溶出ユニットの斜視図である。 ダム湖の湖底から堆積した腐植物等の堆積物を採取する状態を示すダム湖の概略断面図である、 採取した腐植物等の堆積物を脱水処理する工程を示す説明図である。 鉄濃度と光合成速度との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 自動車道路、2 擁壁、3 人工藻場、4 水没材、5 埋め戻し部、6 フルボ酸鉄溶出ユニット、 7 イオン溶出性収容体、 7a 中袋、 7b ヤシネット、8 固形有機態、9 鉄含有物質、 10 ダム湖、11 ダム堤体、12 クレーン船、13 泥水用サンドポンプ、14 台船、15 テレスコクラム船、16 開閉グラブ、17 沈殿泥土タンク、18 混合槽、19 沈殿槽、 20 脱水装置、21 固化処理装置、22 ベルトコンベア、30 コンブ

Claims (6)

  1. 海底に水没材を沈めて形成され、干潮時における平均水深が2〜15メートルの範囲の日光到達深さとなるように設定された埋め戻し部と、該埋め戻し部内に埋設されたフルボ酸鉄溶出ユニットとからなり、
    前記フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内に、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化した固形有機態を収納したものであることを特徴とする人工藻場の構造。
  2. 前記フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内にアルカリ性の鉄含有物質を収納し、
    該鉄含有物質は、弱酸性の固形有機態と反応してアルカリ調整されたことにより、二価鉄イオンの溶出を遅らせて溶出の長期化を図る抑制剤としての機能を備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の人工藻場の構造。
  3. 前記イオン溶出性収容体が、ヤシノミ繊維製の袋体であることを特徴とする請求項1または2に記載の人工藻場の構造。
  4. 前記水没材が鉄含有物質を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の人工藻場の構造。
  5. 海底に水没材を沈めることにより、干潮時における平均水深が2〜15メートルの範囲の日光到達深さとなる埋め戻し部を形成する埋め戻し工程と、
    埋め戻し部に、フルボ酸鉄溶出ユニットを設置する溶出ユニット設置工程と、
    を含んで人工藻場を造成する人工藻場造成工法であって、
    前記フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内に、ダム湖底に堆積した腐植物等の堆積物を採取して固形化した固形有機態を収納したものであることを特徴とする人工藻場造成工法。
  6. 前記フルボ酸鉄溶出ユニットは、イオン溶出性収容体内にアルカリ性の鉄含有物質を収納し、
    該鉄含有物質は、弱酸性の固形有機態と反応してアルカリ調整されたことにより、二価鉄イオンの溶出を遅らせて溶出の長期化を図る抑制剤としての機能を備えたものであることを特徴とする請求項5に記載の人工藻場造成工法。
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