JPH1171737A - 防波堤外海の藻場及びその造成方法 - Google Patents

防波堤外海の藻場及びその造成方法

Info

Publication number
JPH1171737A
JPH1171737A JP23380997A JP23380997A JPH1171737A JP H1171737 A JPH1171737 A JP H1171737A JP 23380997 A JP23380997 A JP 23380997A JP 23380997 A JP23380997 A JP 23380997A JP H1171737 A JPH1171737 A JP H1171737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breakwater
soil
seaweed bed
sea
seaweed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23380997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3977903B2 (ja
Inventor
Hiroshi Hara
宏 原
Seiichi Sasaki
精一 佐々木
Masabumi Tatsuki
正文 田附
Ken Sakurai
謙 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Metal Products Co Ltd filed Critical Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Priority to JP23380997A priority Critical patent/JP3977903B2/ja
Publication of JPH1171737A publication Critical patent/JPH1171737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3977903B2 publication Critical patent/JP3977903B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Revetment (AREA)
  • Cultivation Of Seaweed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防波堤の外海に潜堤を配置する場合に造成さ
れる藻場及びその造成方法を提供する。 【解決手段】 防波堤の外海に潜堤を設け、この潜堤と
防波堤の間に造成される藻場でる。防波堤と潜堤の間の
海底が浚渫土等で藻場に適切な水深程度にまで埋め立
て、前記埋め立て土の上に砕石層が形成される。前記砕
石層の上に、鋼製箱枠に砕石を詰めた魚介類増殖礁枠が
敷き詰められ太陽光が届く範囲の水深に藻場を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、生態系環境に配
慮した港湾施設の一環として防波堤の外海に潜堤を配置
する場合に造成される藻場及びその造成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】海岸整備が行われている中で、護岸や防
波堤は、船の航路等を確保するために大水深の位置に設
置されることが多い。また、港口部や外海に向けて建設
されることも多く、そこは波浪条件が厳しい場所でもあ
る。そのため来襲する波浪が大きいことから越波が予想
されるため、防波堤前面には反射波の低減及び越波防止
のために消波工を設置する必要がある。
【0003】近年、沿岸域における生態系環境の重要性
が高まっている。自然環境と調和した港湾施設の建設計
画としては、安全で快適な空間の形成を図ることが必要
である。よって消波工による波浪の防止は、周囲の自然
景観との調和を求める意味からもその使用は極めて困難
である。そのために護岸、防波堤の計画は、景観、生態
系環境および湾内水質環境への配慮として、防波堤の外
海に潜堤を配置する構造が優先的に採用されつつある。
何故なら、護岸および防波堤は、景観に配慮した親水型
施設として釣りや散策を通じて海と親しむニーズに答え
る施設として整備されるべきであり、消波工による波浪
の防止は自然環境との調和の観点から否定されるからで
ある。
【0004】一方、沿岸漁業資源の保全、強化が望まれ
ている。防波堤と潜堤との間の空間は防波堤などの建設
によって失われる藻場の機能を回復すると共に、防波堤
によって囲まれる水域についても、円滑な海水交流を確
保でき良好な環境が保全されることが望まれている。藻
場は太陽光が届く水深として通例10m以内に形成され
る。
【0005】以上のような観点から、前述したように防
波堤、護岸を大水深に設置するため、藻場の造成を図る
ことを考慮して、従来、特開平8ー311842号公報
には、防波堤と潜堤の間に人口地盤を造成し、この人口
地盤上に人工暗礁を設けて藻場を形成する技術が開示さ
れている。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】藻場の造成にあたっ
ては、波あたりの確保、凹凸のたくさんある複雑な着生
面をもつこと、及び光量を確保することなどが重要条件
として検討される。そこで、藻場の材質としては自然石
を使用することが望まれる。それは自然石を用いると、
小生物が住み着き易い空隙を確保でき、礫間接触作用等
の効果も期待できるからである。この点、上記特開平8
ー311842号公報に記載された藻場は、砕石を堆積
して形成した人工地盤の上面に被覆石を敷設し、この被
覆石の上に碁盤目上に人工暗礁(造林礁)を多数配置し
た構成であるため、藻が着き易い着生基盤としての機能
にいささか懸念する点がある。
【0007】潜堤の前面の波高が7m以上もあると自然
石を使用出来ないと言われるが、鋼製箱枠に自然石を詰
めて拘束すれば、石が波にさらわれる心配もない。従っ
て、本発明の目的は、産業廃棄物として処分される浚渫
土や建設残土、建設発生土などを埋め戻し土に使用する
こと、及び自然石を鋼製箱枠に詰めた魚介類増殖礁枠を
水深10m以内に敷設して藻の着生し易い藻場を安定し
た構造に効率的に造成する方法及び造成された藻場を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、請求項1記載の発明に係る防波堤外海
の藻場は、防波堤の外海に潜堤を設け、この潜堤と防波
堤の間に造成される藻場であって、防波堤と潜堤の間の
海底が浚渫土等で藻場に適切な水深程度にまで埋め立て
られ、前記埋め立て土の上に砕石層が形成され、前記砕
石層の上に、鋼製箱枠に砕石を詰めた魚介類増殖礁枠が
敷き詰められ太陽光が届く範囲の水深に形成されている
ことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した防波堤と潜堤の間の海底に埋め立てた浚渫土等
が、不等沈下を抑制できる程度に強化されていることを
特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載した防波堤と潜堤の間の海底に埋め立てた浚渫土等
が、その高さ方向に間隔をあけて打設された水中コンク
リートを敷そだ等により補強した強化層を複数設けて不
等沈下を抑制できる程度に強化されていることを特徴と
する。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1又は2に
記載した防波堤と潜堤の間の海底に埋め立てた浚渫土等
が、セメント系又は石灰系その他の凝固材を埋め立て土
中に攪拌混合し又は注入して垂直な改良柱を造成し不等
沈下を抑制できる程度に強化されていることを特徴とす
る。請求項5記載の発明は、請求項1に記載した鋼製箱
枠に砕石を詰めた魚介増殖礁枠が、平坦に、且つ全面的
に規則的に敷き詰められていることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1に記載し
た鋼製箱枠に砕石を詰めた魚介類増殖礁枠が、平坦に、
且つ縦、横方向に規則的な格子状配置に付設して魚介類
増殖礁枠に囲まれた凹所を形成し、各凹所に自然石を密
に投入した構成とされていることを特徴とする。請求項
7に記載した発明に係る防波堤外海の藻場造成方法は、
防波堤の外海に潜堤を設け、この潜堤と防波堤の間を埋
め立てて藻場を造成する方法であり、防波堤と潜堤の間
の海底を浚渫土等により藻場に適切な水深にまで埋め立
てる段階と、前記埋め立て土の上に砕石層を形成する段
階と、前記砕石層の上に、鋼製箱枠に砕石を詰めた魚介
類増殖礁枠を敷き詰めて太陽光が届く範囲の水深に形成
する段階とからなることを特徴とする。
【0012】請求項8に記載した発明は、やはり防波堤
の外海に潜堤を設け、この潜堤と防波堤の間を埋め立て
て藻場を造成する方法であり、防波堤と潜堤の間の海底
を浚渫土等により藻場に適切な水深にまで埋め立てる段
階と、埋め立てた前記の浚渫土等を、不等沈下を抑制で
きる程度に強化処理する段階と、前記埋め立て土の上に
砕石層を形成する段階と、前記砕石層の上に、鋼製箱枠
に砕石を詰めた魚介類増殖礁枠を敷き詰めて太陽光が届
く範囲の水深に形成する段階とからなることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施形態及び実施例】以下、図面に示した本発
明の実施形態及び実施例を説明する。請求項1と2、及
び請求項3と4に記載した発明に係る藻場及びその造成
方法は、図1に示したように、防波堤1の外海に例えば
距離にして50〜60m程度(この距離はその海域の波
の高さ、強さ等によって異なる。)隔てた位置に潜堤2
を設け、この潜堤2と防波堤1の間の海域について実施
される。
【0014】防波堤1と潜堤2の間の水深にして15〜
20m、幅にして40〜50m程度の深い海底3は、好
ましくは河口等を浚渫した砂質系の浚渫土4などで藻場
に適切な水深(例えば水深10m位)まで埋め立てる。
そして、前記埋め立て土4の上に、自然石を所要の大き
さ(例えば50〜100cm程度)に破砕した砕石を敷き
並べて砕石層5が形成される。更に、前記砕石層5の上
に、図5、図6に示したような構成の鋼製箱枠6に砕石
7を詰めた魚介類増殖礁枠8が平坦に、且つ図2に示し
たように全面的に整然と規則的に敷き詰められて、太陽
光が届く範囲の水深(例えば水深4m位)の藻場20が
形成されている。
【0015】海底3の埋め立てに浚渫土4を利用する考
えは、港湾の浚渫工事で発生する浚渫土や建設産業廃棄
物を処分する問題の解決を図った結果である。支持力を
考慮すれば砂質系の浚渫土が最も好ましい。建設残土等
の廃棄処理が社会問題化している現状を考慮すれば、地
上のビル解体等により発生するコンクリート片混じりの
有害でない(海中の生態環境に悪影響を及ぼさない)建
設発生土、或いは掘削土、山土などの建設残土で埋め立
てることも同様に実施される。因みに、鉄骨や鉄筋混じ
りの建設廃棄物でも、その鉄分が鉄イオンを発生し、鉄
イオンがプランクトンの餌になり魚類の生態系連鎖を形
成するので、むしろ好ましい。
【0016】但し、埋め立て土4が軟弱なままでは不等
沈下などの種々な問題を発生するので、埋め立て土4は
不等沈下を抑制できる程度(上述の砕石層5の魚介類増
殖礁枠8を支持できれば多少沈下しても可。)にまで支
持力を強化処理することが必要である。現今、陸上、海
底を問わず、所謂軟弱地盤を構造物の基礎その他に利用
できるように強化処理する方法は、用途、使用条件に応
じて種々な工法が実施され実績を高めている。具体的に
図1に示した実施例は、埋め立て土4の高さ方向に2〜
5m位の間隔で水中コンクリートと敷そだ等による強化
層10を形成した場合を示している。
【0017】前記強化層10の構造詳細は、一例を図3
に示したように、埋め立て土4がある高さまで盛られた
段階で、その上面を平らに均して水中コンクリート15
を適度な層厚で打設する。そして、同水中コンクリート
15の補強材として中間部に適度なコンクリート被りと
なる配置で細粒の通過を止めるメッシュ度の小さい金網
14と不織布13を敷設する。さらに建築の分野で多用
される所謂単管12をクランプ19により連結して1m
ピッチ位の枡目の格子状に組み立てた鋼製敷そだを敷設
する。但し、これらの材料の敷設順序は前記の限りでは
なく、順不同で良い。更にその上に水中コンクリート1
5を再び打設して全体の層厚が20cm位の強化層10を
形成する。上下の強化層10の関係では、前記鋼製敷そ
だ12の単管ピッチは半分ぐらいずらして千鳥状配置と
するのが強度上好ましい。鋼製敷そだ12は強化層10
の全面に敷設する場合と、部分的にのみ敷設する場合と
がある。
【0018】上述の砕石層5は、埋め立て土4の頂面に
形成した強化層10の上に砕石を2層ないし3層程度積
んで形成する。図1中の符号16は防波堤1の足下の基
礎マウンドを波浪の洗掘から保護するコンクリート製の
根固めブロックである。図4は、埋め立て土4の不等沈
下を抑制する強化処理の異なる実施例を示している。本
実施例は海上に地盤改良機を設備した作業船(図示は省
略)を用意して、所謂セメント系又は石灰系の凝固材を
埋め立て土4中に攪拌混合して所謂ソイルセメント柱1
7を一定のピッチで造成した構成である。前記ソイルセ
メント柱17は、その機能上海底(又はより下方の支持
層)から埋め立て土4の頂面まで連続して一連に造成す
る。ソイルセメント柱17は個々単独に一定のピッチで
造成するほか、一部ラップする連続壁状に造成すること
も行われる。或いは凝固材として薬液を注入する工法に
よって同様な改良柱を造成することも実施される。本実
施例の場合も、埋め立て土4の頂面には上述した強化層
10を形成し、前記ソイルセメント柱17の頭部と一体
化した強化処理を行うのが好ましい。
【0019】上述した鋼製箱枠6は、図5と図6に示し
たように、縦、横、高さが一例として2300×400
0×800mm程度の大きさである。角パイプを使用した
四隅の支柱6a,及び中間支柱6a′それぞれの上下
を、やはり角パイプ(又は溝形鋼でも可)を使用した縦
梁6b及び横梁6cと剛結して直方体を形成している。
そして、前記直方体の下面には溝形鋼によるスクリーン
材6dを等間隔に配置し、4側面には山形鋼によるスク
リーン材6eを等間隔に配置している。上面には前記横
梁6cの上面に固定したアングル6fの間に丸鋼棒によ
るスクリーン材6gを等間隔に配置した構成とされてい
る。この鋼製箱枠6の中に、1個当たりの重量が200
kg程度の砕石7を一杯に詰めて魚介類増殖礁枠8とな
し、これを図7のように平面が略同形、同大の方形をな
す吊り枠9を利用して、海上の作業船に設備されたクレ
ーンで吊り、上記の砕石層5の上へ略水平に載置し、結
局の水深が4m程度の藻場が造成される。
【0020】魚介類増殖礁枠8を砕石層5の上に載置す
る態様は、図1と図2に示したように魚介類増殖礁枠8
が全面的に整然と規則的に敷き詰められる構成の限りで
はない。図8と図9に示したように、前記の魚介類増殖
礁枠8を平坦に、且つ縦、横方向に規則的な格子状配置
に敷設して魚介類増殖礁枠8に囲まれた凹所を形成し、
各凹所に1個当たりの重さが1トン乃至2トン程度に重
い自然石11を密に投入し、もって一層自然石による度
合いを高めた藻場20の造成も実施される。
【0021】
【本発明が奏する効果】本発明に係る防波堤外海の藻場
及びその造成方法によれば、産業廃棄物として処分され
る浚渫土や建設残土、建設発生土などを埋め戻し土に使
用することにより、建設残土その他の産業廃棄物土の処
理に関する問題の解決に大きく貢献する。
【0022】また、1個が200kg程度と比較的小径の
砕石を鋼製箱枠に詰めることにより重量化したものを魚
介類増殖礁枠として敷設し藻の着生し易い藻場を安定し
た構造に効率的に造成するから、生態系環境に配慮した
港湾施設の実現にも寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防波堤外海の藻場を示した断面図
である。
【図2】魚介類増殖礁枠の敷設状態を示す平面図であ
る。
【図3】強化層の構成の一例を拡大して示した断面図で
ある。
【図4】本発明に係る防波堤外海の藻場の異なる実施例
の断面図である。
【図5】鋼製箱枠の斜視図である。
【図6】鋼製箱枠の断面図である。
【図7】魚介類増殖礁枠の吊り状態を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明に係る防波堤外海の藻場の異なる実施例
の断面図である。
【図9】魚介類増殖礁枠の敷設状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】 1 防波堤 2 潜堤 3 海底 4 埋め立て土(浚渫土) 5 砕石層 6 鋼製箱枠 10 強化層 7 砕石 8 魚介類増殖礁枠

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防波堤の外海に潜堤を設け、この潜堤と
    防波堤との間に造成される藻場において、 防波堤と潜堤の間の海底が浚渫土等で藻場に適切な水深
    程度にまで埋め立てられ、前記埋め立て土の上に砕石層
    が形成され、前記砕石層の上に、鋼製箱枠に砕石を詰め
    た魚介類増殖礁枠が敷き詰められ太陽光が届く範囲の水
    深に形成されていることを特徴とする、防波堤外海の藻
    場。
  2. 【請求項2】 防波堤と潜堤の間の海底に埋め立てた浚
    渫土等が、不等沈下を抑制できる程度に強化されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載した防波堤外海の藻
    場。
  3. 【請求項3】 防波堤と潜堤の間の海底に埋め立てた浚
    渫土等は、その高さ方向に間隔をあけて打設された水中
    コンクリートを敷そだ等により補強した強化層を複数設
    けて不等沈下を抑制できる程度に強化されていることを
    特徴とする、請求項1又は2に記載した防波堤外海の藻
    場。
  4. 【請求項4】 防波堤と潜堤の間の海底に埋め立てた浚
    渫土等は、セメント系又は石灰系その他の凝固材を埋め
    立て土中に攪拌混合し又は注入して垂直な改良柱を造成
    し不等沈下を抑制できる程度に強化されていることを特
    徴とする、請求項1又は2に記載した防波堤外海の藻
    場。
  5. 【請求項5】 鋼製箱枠に砕石を詰めた魚介類増殖礁枠
    は、平坦に、且つ全面的に規則的に敷き詰められている
    ことを特徴とする、請求項1に記載した防波堤外海の藻
    場。
  6. 【請求項6】 鋼製箱枠に砕石を詰めた魚介類増殖礁枠
    は、平坦に、且つ縦、横方向に規則的な格子状配置に敷
    設して魚介類増殖礁枠に囲まれた凹所を形成し、各凹所
    に自然石を密に投入した構成とされていることを特徴と
    する、請求項1に記載した防波堤外海の藻場。
  7. 【請求項7】 防波堤の外海に潜堤を設け、この潜堤と
    防波堤の間を埋め立てて藻場を造成する方法において、 防波堤と潜堤の間の海底を浚渫土等により藻場に適切な
    水深にまで埋め立てる段階と、 前記埋め立て土の上に砕石層を形成する段階と、 前記砕石層の上に、鋼製箱枠に砕石を詰めた魚介類増殖
    礁枠を敷き詰めて太陽光が届く範囲の水深に形成する段
    階とからなることを特徴とする、防波堤外海の藻場造成
    方法。
  8. 【請求項8】 防波堤の外海に潜堤を設け、この潜堤と
    防波堤の間を埋め立てて藻場を造成する方法において、 防波堤と潜堤の間の海底を浚渫土等により藻場に適切な
    水深にまで埋め立てる段階と、 埋め立てた前記の浚渫土等を、不等沈下を抑制できる程
    度に強化処理する段階と、 前記埋め立て土の上に砕石層を形成する段階と、 前記砕石層の上に、鋼製箱枠に砕石を詰めた魚介類増殖
    礁枠を敷き詰めて太陽光が届く範囲の水深に形成する段
    階とからなることを特徴とする、防波堤外海の藻場造成
    方法。
JP23380997A 1997-08-29 1997-08-29 防波堤外海の藻場及びその造成方法 Expired - Fee Related JP3977903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23380997A JP3977903B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 防波堤外海の藻場及びその造成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23380997A JP3977903B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 防波堤外海の藻場及びその造成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1171737A true JPH1171737A (ja) 1999-03-16
JP3977903B2 JP3977903B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=16960929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23380997A Expired - Fee Related JP3977903B2 (ja) 1997-08-29 1997-08-29 防波堤外海の藻場及びその造成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3977903B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010110255A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Eco Green:Kk 人工藻場の構造、および人工藻場造成工法
JP2014100103A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Nippon Steel & Sumitomo Metal アマモ場の造成方法
CN106455504A (zh) * 2015-12-30 2017-02-22 深圳市双晖农业科技有限公司 一种石斛种植水泥柱和种植系统及种植方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010110255A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Eco Green:Kk 人工藻場の構造、および人工藻場造成工法
JP2014100103A (ja) * 2012-11-21 2014-06-05 Nippon Steel & Sumitomo Metal アマモ場の造成方法
CN106455504A (zh) * 2015-12-30 2017-02-22 深圳市双晖农业科技有限公司 一种石斛种植水泥柱和种植系统及种植方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3977903B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5129756A (en) Apparatus for and method of coastal erosion control using massive sea block system
KR101650232B1 (ko) 종합발전설비의 반투과성 방파제
KR101650231B1 (ko) 파력발전기를 갖춘 반투과성 방파제 축조구조물
KR20150137725A (ko) 풍력발전기를 갖춘 반투과성 방파제 축조구조물
JP3977903B2 (ja) 防波堤外海の藻場及びその造成方法
JP2783775B2 (ja) 生態系を考慮した護岸構造物
JP6734604B1 (ja) 高レベル及び低レベル放射性廃棄物を収容したトン袋の大量処理方法
US20200308790A1 (en) Modular marine foundation
JP2531328B2 (ja) 堤体の構築方法
JP2020153198A (ja) 着底マウンド造成方法
JP2637571B2 (ja) 護岸の構築方法
JP4496532B2 (ja) 桟橋の再利用方法
JPS63156106A (ja) 水域構造物構成体
JPS63125718A (ja) 魚礁付被覆・根固めブロツク
JP4606454B2 (ja) 管理型護岸の構築法
JP7225998B2 (ja) モルタル充填方法
JP3925743B2 (ja) 水質浄化堤の構築方法
JP6534131B2 (ja) 人工島の造成方法
JP2007016461A (ja) 傾斜堤の構築方法
JPH07305322A (ja) 管理型護岸の構築工法
JPH06116922A (ja) 擬岩を用いた構造物の構築方法
JP2546110B2 (ja) 掘削汚泥を利用した堤体構造およびその構築法
JPH038751A (ja) 建設残土廃棄方法並びにソイルコンクリートブロック
JP2001279640A (ja) 水中構築物
JP2881725B2 (ja) 消波敷設体とそれを使用した消波構造物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees