JP2010107138A - 電子レンジ - Google Patents

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淳 岡本
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Abstract

【課題】吸気口に対応して取り付けられるフィルタの着脱作業性を改善した電子レンジを提供する。
【解決手段】本体内に被加熱物を収納する加熱室と、この加熱室の被加熱物をマイクロ波加熱するためのマイクロ波を発振するマグネトロンと、このマグネトロンで発振したマイクロ波を加熱室に導くための導波管と、マグネトロンに電力を供給する制御装置を構成する電子部品と、本体に設けた吸気口4A及び排気口と、吸気口4Aから冷却用の空気を吸引し、電子部品に通風した後、排気口2Bから排出するための冷却ファンと、吸気口4Aに対応して本体に取り付けられ、空気中の塵埃を捕獲するためのフィルタ26とを備え、フィルタ26は本体2に吸着する永久磁石35により本体2に着脱可能に取り付けられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、マグネトロンにて発振したマイクロ波にて加熱室内の被加熱物を加熱する電子レンジに関するものである。
従来より本体に内設した食品を収納する加熱室と、食品をマイクロ波加熱する複数のマグネトロンと、各マグネトロン毎に設けられたトランスなどから構成されてマグネトロンに駆動用電力を供給する電子部品と、本体に設けた吸気口及び排気口と、吸気口から冷却風を吸引し、マグネトロンや電子部品を冷却し、排気口から冷却風を排気する冷却ファンとを備え、マグネトロンによるマイクロ波加熱調理中、冷却ファンを駆動してマグネトロンや電子部品を冷却する電子レンジが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−92874号公報
このように、従来より電子レンジにおいては、マグネトロンや電子部品が過熱してしまうのを抑えるため、本体に設けられた吸気口から冷却風(外気)の吸引を行っていたが、空気中の塵埃が吸引されて電子部品やマグネトロンに付着すると、通風による冷却効率が悪化してしまうと共に、電気的な故障の一因ともなってしまう。そこで、従来では吸気口にフィルタをネジ止めすると共に、汚れたフィルタは定期的にネジを緩めて取り外し、清掃していた。そのため、フィルタを清掃する都度、いちいちネジを緩めたり締め付けたりしなければならず、作業が繁雑となって清掃がおろそかになるという問題があった。
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、吸気口に対応して取り付けられるフィルタの着脱作業性を改善した電子レンジを提供することを目的とする。
即ち、本発明の電子レンジは、本体内に構成され、被加熱物を収納する加熱室と、該加熱室内の被加熱物をマイクロ波加熱するためのマイクロ波を発振するマグネトロンと、該マグネトロンで発振したマイクロ波を加熱室に導くための導波管と、マグネトロンに電力を供給する制御装置を構成する電子部品と、本体に設けられた吸気口及び排気口と、吸気口から冷却用の空気を吸引し、電子部品に通風した後、排気口から排出するための冷却ファンと、吸気口に対応して本体に取り付けられ、空気中の塵埃を捕獲するためのフィルタとを備えたものであって、フィルタは永久磁石を有し、該永久磁石が本体に吸着することにより、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項2の発明の電子レンジは、上記に加えて、本体に設けられ、フィルタが本体に取り付けられたことを永久磁石の磁力によって検出可能なフィルタ検出手段を備え、制御装置は、フィルタ検出手段の出力に基づき、フィルタが本体に取り付けられていない場合は、加熱運転を禁止することを特徴とする。
また、請求項3の発明の電子レンジは、請求項2において、制御装置は、フィルタ検出手段の出力に基づき、フィルタが本体から取り外された場合、所定期間冷却ファンを逆回転させることを特徴とする。
本発明によれば、本体内に構成され、被加熱物を収納する加熱室と、この加熱室内の被加熱物をマイクロ波加熱するためのマイクロ波を発振するマグネトロンと、このマグネトロンで発振したマイクロ波を加熱室に導くための導波管と、マグネトロンに電力を供給する制御装置を構成する電子部品と、本体に設けられた吸気口及び排気口と、吸気口から冷却用の空気を吸引し、電子部品に通風した後、排気口から排出するための冷却ファンと、吸気口に対応して本体に取り付けられ、空気中の塵埃を捕獲するためのフィルタとを備えた電子レンジにおいて、フィルタは永久磁石を有し、この永久磁石が本体に吸着することにより、着脱可能に取り付けられるようにしたので、フィルタの取り付け、取り外しが極めて容易に行えるようになる。
これにより、フィルタの清掃を促進することができるようになり、目詰まりによる故障の発生を未然に回避することが可能となるものである。
また、請求項2の発明によれば、上記に加えて本体に設けられ、フィルタが本体に取り付けられたことを永久磁石の磁力によって検出可能なフィルタ検出手段を備え、制御装置は、フィルタ検出手段の出力に基づき、フィルタが本体に取り付けられていない場合は、加熱運転を禁止するので、フィルタを付け忘れた状態で加熱運転が実行されることによる本体内への塵埃の侵入を未然に回避することができるようになるものである。
特に、フィルタ検出手段は、フィルタを本体に取り付けるための永久磁石の磁力を利用して、フィルタが本体に取り付けられたことを検出するので、構造も簡素化できるものである。
更に、請求項3の発明によれば、上記に加えて制御装置は、フィルタ検出手段の出力に基づき、フィルタが本体から取り外された場合、所定期間冷却ファンを逆回転させるようにしたので、フィルタを清掃するために本体から取り外した際等に、冷却ファンを逆回転させ、フィルタを通過して電子部品に付着してしまった細かい塵埃を吹き飛ばし、吸気口から排出することが可能となるものである。
本発明は、定期的にフィルタの清掃を行う際、フィルタを本体に固定しているネジを緩めたり、締め付けたりする手間を省くことを主な特徴とする。フィルタを本体に固定しているネジを緩めたり締め付けたりする手間を省くという目的を、本体に吸着可能な永久磁石をフィルタに設けるだけの簡単な構造で実現した。
次に、図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。図1は本発明の一実施例を示す電子レンジ1の外観斜視図、図2は同図1中のA−A線断面図をそれぞれ示している。
図1において、1はマグネトロンとしての上下マグネトロン13、15(図2に示す)から発振したマイクロ波で被加熱物としての食品を加熱して調理するための電子レンジを示し、2は磁石が吸着可能な鋼板(鉄板或いはステンレス板)にて構成され、内部に加熱室9(図2に示す)を備えた筐体からなる本体、3は本体2の前面に配置したドア、また、4は本体2の下部に位置して電子レンジ1を支持するための箱型形状を有する脚部(本体2の一部を構成する)、5はユーザが電子レンジ1に各種の情報を入力するための本体2の前面でドア3の上部に配置された操作パネルである。
この操作パネル5には、調理時間等の種々の情報を表示する表示部6と、調理時間や調理メニュー等を入力するための各種入力キー部7とが備えられている。また、ドア3の右端には、当該ドア3を開閉して加熱室9内に調理物を出し入れするための把手8が設けられている。ドア3は把手8を操作してその左端部を軸として回動することにより、開閉される。
脚部4には、電子レンジ1の本体2内に冷却風(外気)を取り込むため、後述するフィルタ26よりも大きな縦長孔の吸気口4A(図5、図6に示す)が形成されており、この吸気口4Aはドア3下側の本体2の脚部4の前面に形成されている。4Bは本体2の脚部4の前面に設けられ、後述する着脱金具29の案内部34が挿入される案内孔(図5、図6に示す)で、吸気口4Aの両側にそれぞれ形成されている。また、本体2の側面には、吸気口4Aから吸い込んだ冷却風を排出する複数の排気口2Bが形成されている。
図2において、9は本体2に内設された加熱室、10は加熱室9の上部に配置した樹脂製又はマイカ製の仕切板、11は加熱室9の底部に配置したセラミック製の食品載置棚、12は一端を加熱室9の天面9Aに連結した上導波管、13は上導波管12の他端に連結した上マグネトロン、14は一端を加熱室9の底面9Bに連結した下導波管、15は下導波管14の他端に連結した下マグネトロン、16は仕切板10と加熱室9の天面9Aとの間の空間に配置され、上導波管12と電波的に結合し、且つ、回転可能に取り付けられた上部回転アンテナ、17は上部回転アンテナ16を回転させる上部モータである。
18は食品載置棚11と加熱室9の底面9Bとの間の空間に配置され、下導波管14と電波的に結合し、且つ、回転可能に取り付けられた下部回転アンテナ、19は下部回転アンテナ18を回転させる下部モータである。尚、本体2後面にはネジ20を外すことにより取り外し可能な後面板2Aを有している。前記加熱室9の側面には、加熱室9内の空気を排出可能で、且つ、マイクロ波が本体2外部に漏れ出さない程度の大きさの排気口9Cが穿設されている。尚、排気口9Cは、加熱室9の上面に穿設されてもよい。
図3において、21は加熱室9の後部で本体2の後面板2Aとの間のスペースの脚部4上に配置され、上マグネトロン13に電力を供給するための電子部品の一部となると共に、放熱フィン(図示せず)が設けられた第1インバータ、22は同じく加熱室9の後部で本体2の後面板2Aとの間のスペースの脚部4上に配置され、下マグネトロン15に電力を供給するための電子部品の一部となると共に、放熱フィン(図示せず)が設けられた第2インバータである。
23は吸気口4Aから空気(外気)を吸い込んで上マグネトロン13用の電子部品(第1インバータ21等)、及び、上マグネトロン13に冷却風として供給し、冷却する第1冷却ファン、24は同じく吸気口4Aから空気(外気)を吸い込んで下マグネトロン15用の電子部品(第2インバータ22等)、及び、下マグネトロン15に冷却風として供給し、冷却する第2冷却ファンである。前記第1冷却ファン23は第1インバータ21の下部に位置して取り付けられ、第2冷却ファン24は第2インバータの下部に位置して取り付けられている。
図4において、26は空気中の塵埃を除去するためのフィルタであり、吸気口4Aに対応してその前面(図3に示す)に設けられている。27、28はフィルタ26を構成する金属網部とフィルタ枠である。この金属網部27は所定の大きさの網目を有しており、空気中の塵埃を捕獲する。また、フィルタ枠28は金属板にて構成され、金属網部27の周囲に設けられている。フィルタ枠28の周囲は折り曲げられて二重部分28Aが形成されている。即ち、フィルタ枠28の周囲は所定寸法で折曲され、所定厚さの二重部分28Aが形成されている。
29はフィルタ26を吸気口4A前面に着脱するための着脱金具で、フィルタ枠28の両端部にそれぞれ設けられている。フィルタ26の前面側に位置する着脱金具29の前部には着脱金具を手で保持するための保持部29A(図2)が形成されると共に、フィルタ26の後面側に位置する後部は突設する案内部34とされている。保持部29Aにはフィルタ枠28側に連続してくびれ部29B(図2)が形成されており、このくびれ部29Bは保持部29Aを手で持って引く際、手が滑らないよう、保持部29Aより離間するに従って小径となる形状とされている。
案内部34の先端は先細り、若しくは、半球形状に形成されており、前記本体2前面に設けられた案内孔4Bに挿入し易く構成されている。着脱金具29はナット30にてフィルタ枠28に固定されており、案内部34はナット30より所定寸法突出して形成されている。尚、ナット30は、フィルタ枠28の二重部分28Aの厚さより少許薄く構成されている。これにより、後述する永久磁石35と本体2とが隙間無く確実に吸着できるように構成されている。
この永久磁石35はフィルタ26を本体2の吸気口4A面に吸着させる丸形、或いは、方形の希土類系磁石、或いは、フェライト系磁石にて構成されている。この永久磁石35は、金属網部27と着脱金具29との間にそれぞれ接着剤等により固定されると共に、フィルタ枠28の二重部分28Aの厚さよりも少許厚く構成されている。これにより、永久磁石35と本体2とが隙間無く確実に吸着できるように構成されている。尚、フィルタ26は左右上下対称に構成されている。
そして、フィルタ26を吸気口4Aに取り付ける場合、図5、図6に示すように両着脱金具29(保持部29A)を手で持って、案内部34をその先端から案内孔4B内に挿入する。両着脱金具29の案内部34が案内孔4Bに挿入されると、フィルタ26に設けられた両永久磁石35がその磁力によって本体2の脚部4前面に吸着する。これにより、フィルタ26はドア3の下側において吸気口4Aに対応し、本体2に着脱可能に取り付けられる。
また、フィルタ26を清掃する際には、両着脱金具29を持って引っ張れば(永久磁石35の磁力による吸着力よりも大成る力)、フィルタ26を本体2より取り外すことができる。このように、両着脱金具29の案内部34を脚部4前面の案内孔4Bに挿入することにより、吸気口4Aに対応してフィルタ26が位置決めし、永久磁石35にて本体2(脚部4)に吸着固定しているので、フィルタ26を本体2に簡単に着脱することができる。また、フィルタ26は上下及び左右対称に構成されているので、フィルタ26の左右及び上下を確認することなく本体2に吸着固定させることができ、これによってもフィルタ26の着脱操作性を大幅に向上させることができる。
次に図5において、36は永久磁石35が接近することにより、その磁力で接点がONし、離間すると接点がOFFするリードスイッチ(本発明のフィルタ検出手段に相当)であり、後述するマイクロコンピュータ43に接続(図7に示す)されている。このリードスイッチ36は、本体2内(脚部4の前面内側)において、フィルタ26が本体2に取り付けられたときに、当該フィルタ26の一側(実施例では向かって右側)の永久磁石35に対応する位置に設けられている。尚、リードスイッチ36をフィルタ26に設けられた両側の永久磁石35に対応して設けても差し支えない。それによれば、後述するフィルタ26の着脱検知をより確実に行えるようになる。
次に、図7は電子レンジ1の制御装置Cの機能ブロック図を示している。43は汎用のマイクロコンピュータであり、このマイクロコンピュータ43の入力には前記入力キー部7やリードスイッチ36が接続されており、出力には第1及び第2インバータ21、22、第1及び第2冷却ファン23、24が接続されている。そして、第1インバータ21及び第2インバータ22にはそれぞれ上マグネトロン13及び下マグネトロン15が接続され、電力が供給される。
尚、44は複数の自動調理メニューのシーケンスが記憶されているEEPROMなどからなる不揮発性メモリであり、マイクロコンピュータ43に接続されている。制御装置Cはこれらマイクロコンピュータ43、第1及び第2インバータ21、22、不揮発性メモリ44等の電子部品から構成されている。
以上の構成で次に実施例の電子レンジ1の動作を説明する。尚、吸気口4Aには前述のようにしてフィルタ26が取り付けられ、リードスイッチ36はONしているものとする。先ず、電子レンジ1にて加熱室9の食品載置棚11上に載置された被加熱物の加熱調理を行う場合について説明する。使用者によりドア3が閉じられてから、操作パネル5の入力キー部7による自動調理コースが設定され、次に、使用者により入力キー部7のスタートキーが操作されると、マイクロコンピュータ43は第1インバータ21及び第2インバータ22により上マグネトロン13及び下マグネトロン15を駆動し、マイクロ波を発振させて加熱運転を開始する。
上下マグネトロン13、15から発信されたマイクロ波は、上導波管12及び下導波管14を介して上部モータ17にて回転する上部回転アンテナ16及び下部モータ19にて回転する下部回転アンテナ18から加熱室9内に放射され、仕切板10及び食品載置棚11を通過して食品載置棚11上に載置された被加熱物に吸収される。被加熱物は、上部回転アンテナ16及び下部回転アンテナ18から放射されたマイクロ波により所定時間加熱され、加熱調理が終了する。
マイクロコンピュータ43は、加熱室9の食品載置棚11上に載置された被加熱物の加熱調理する加熱運転中、第1及び第2冷却ファン23、24を運転(正回転)する。これら冷却ファン23、24が運転されると、フィルタ26を介して吸気口4Aから空気(外気)が本体2内に吸引され、第1インバータ21及び第2インバータ22他の制御装置Cを構成する電子部品と、上下マグネトロン13、15を空冷した後、排気口2Bより排出される。これにより、制御装置Cを構成する電子部品やマグネトロン13、15の過熱が防止される。
ここで、電子レンジ1を使用しているとフィルタ26には空気中の塵埃が付着していくので、定期的にフィルタ26の清掃をする必要がある。このフィルタ26を清掃する場合には、フィルタ26の両側に設けられている着脱金具29(保持部29A)を手で持って本体2より引き離す方向に引っ張り、本体2より外す。尚、保持部29Aには連続して小径のくびれ部29Bを設けているので、着脱金具29を引っ張る際、手(指)がくびれ部29Bに引っ掛かり容易に引っ張ることができる。
フィルタ26が吸気口4Aより離間すると、永久磁石35がリードスイッチ36より離間するので、リードスイッチ36はOFFする。マイクロコンピュータ43はリードスイッチ36がOFFしたことで、フィルタ26が取り外されたことを検出し、第1及び第2インバータ21、22による上下マグネトロン13、15への給電(加熱運転)を禁止する。これにより、スタートキーが押されても、加熱室9における被加熱物の加熱運転は行われなくなる。また、フィルタ26が取り外された時点から第1、第2冷却ファン23、24を所定期間逆回転させた後、停止させる。
ここで、フィルタ26の金属網部27はある程度小さい塵埃を捕獲できる網目とされているが、極めて小さい塵埃はどうしても金属網部27を通過し、本体2内の電子部品に付着してしまう。しかしながら、上記のようにフィルタ26を取り外した際に冷却ファン23、24を逆回転させることにより、フィルタ26を通過して第1インバータ21及び第2インバータ22の放熱フィン等に付着してしまった塵埃は剥離され、本体2の吸気口4Aより外部に排出されるようになる。また、フィルタ26を外したときだけ一定期間第1、第2冷却ファン23、24を逆回転させるので、電子部品から剥離した塵埃がフィルタ26に付着してしまう不都合も発生することがない。以後、加熱運転の禁止が解除されるまで冷却ファン23、24の運転も当然に禁止される。
また、リードスイッチ36がOFFしたことにより、マイクロコンピュータ43はフィルタ26が装着されていない旨の表示を表示部6に行い、使用者に報知する。尚、フィルタ26が装着されていないことを音声などで報知するようにしても差し支えない。これにより、フィルタ26が取り付けられていないことで加熱運転が禁止されていることを使用者に報知することができる。
尚、マイクロコンピュータ43はフィルタ26が再び吸気口4Aに対応して本体2に取り付けられ、永久磁石35の磁力によってリードスイッチ36がONすれば、加熱運転の禁止を解除する。従って、その後スタートキーが押されれば、加熱運転が開始される。
このように、本発明では吸気口4Aに対応して本体2に取り付けられ、空気中の塵埃を捕獲するためのフィルタ26を設けると共に、フィルタ26は永久磁石35を有し、この永久磁石35が本体2に吸着することにより、着脱可能に取り付けられるようにしたので、フィルタ26の取り付け、取り外しが極めて容易に行えるようになる。
これにより、フィルタ26の清掃を促進することができるようになり、当該フィルタ26の目詰まりによる故障の発生を未然に回避することが可能となる。
また、永久磁石35の磁力によってフィルタ26が本体2に取り付けられたことを検出するリードスイッチ36(フィルタ検出手段)を備えると共に、制御装置Cは、リードスイッチ36の出力に基づき、フィルタ26が本体2に取り付けられていない場合は、電子レンジ1の加熱運転を禁止するので、フィルタ26を付け忘れた状態で加熱運転が実行されることによる本体2内への塵埃の侵入を未然に回避することができる。
特に、リードスイッチ36は、フィルタ26を本体2に取り付けるための永久磁石35の磁力を利用して、フィルタ26が本体2に取り付けられたことを検出するので、構造も簡素化することができる。
また、制御装置Cは、リードスイッチ36の出力に基づいて、フィルタ26が本体2から取り外された場合、所定期間第1、第2冷却ファン23、24を逆回転させるようにしているので、フィルタ26を清掃するために本体2から取り外した際等に、自動的に第1、第2冷却ファン23、24を逆回転させ、フィルタ26を通過して電子部品に付着してしまった細かい塵埃を吹き飛ばし、吸気口4Aから本体2外部へ排出することが可能となる。
尚、実施形態ではインバータを用いた電子レンジ1で説明したが、電子レンジ1はインバータに限らず、従来の高圧トランスや高圧コンデンサを用いた電子レンジに応用しても差し支えない。また、フィルタ検出手段として実施例ではリードスイッチを用いたが、それに限らず、永久磁石の磁力によってフィルタが本体に取り付けられたことを検出できるものであれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で他の様々なスイッチを利用することができることは云うまでもない。
本発明の一実施例を示す電子レンジの斜視図である。 図1の電子レンジのA−A線断面図である。 本発明の一実施例を示す電子レンジを構成する加熱室下部の概略部品配置図である。 本発明の一実施例を示す電子レンジを構成するフィルタの裏面斜視図である。 本発明の一実施例を示す電子レンジを構成するフィルタの分解組み立て図である。 本発明の一実施例を示す電子レンジを構成するフィルタのもう一つの分解組み立て図である。 本発明の一実施例を示す電子レンジを構成する制御装置の機能ブロック図である。
符号の説明
C 制御装置
1 電子レンジ
2 本体
4 脚部
4A 吸気口
4B 案内孔
9 加熱室
12 上導波管
13 上マグネトロン
14 下導波管
15 下マグネトロン
21 第1インバータ
22 第2インバータ
23 第1冷却ファン
24 第2冷却ファン
26 フィルタ
27 金属網部
29 着脱金具
35 永久磁石
36 リードスイッチ
43 マイクロコンピュータ

Claims (3)

  1. 本体内に構成され、被加熱物を収納する加熱室と、
    該加熱室内の前記被加熱物をマイクロ波加熱するためのマイクロ波を発振するマグネトロンと、
    該マグネトロンで発振したマイクロ波を前記加熱室に導くための導波管と、
    前記マグネトロンに電力を供給する制御装置を構成する電子部品と、
    前記本体に設けられた吸気口及び排気口と、
    前記吸気口から冷却用の空気を吸引し、前記電子部品に通風した後、前記排気口から排出するための冷却ファンと、
    前記吸気口に対応して前記本体に取り付けられ、空気中の塵埃を捕獲するためのフィルタとを備えた電子レンジにおいて、
    前記フィルタは永久磁石を有し、該永久磁石が前記本体に吸着することにより、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする電子レンジ。
  2. 前記本体に設けられ、前記フィルタが前記本体に取り付けられたことを前記永久磁石の磁力によって検出可能なフィルタ検出手段を備え、前記制御装置は、前記フィルタ検出手段の出力に基づき、前記フィルタが前記本体に取り付けられていない場合は、前記加熱運転を禁止することを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ。
  3. 前記制御装置は、前記フィルタ検出手段の出力に基づき、前記フィルタが前記本体から取り外された場合、所定期間前記冷却ファンを逆回転させることを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ。
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