JP2013217567A - 加熱調理器 - Google Patents

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悟史 上村
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Abstract

【課題】電気部品をより効率よく冷却できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱室10と、加熱室10に隣接した機械室14と、機械室14の前面を構成し加熱条件を設定する操作パネル4と、本体1の後面を構成し機械室14に面した位置に後ヨロイ7を有した後板5と、本体1の外郭を構成するキャビネット3とを備え、機械室14には、前記被加熱物を加熱する電気部品であるマグネトロン11と、マグネトロン11に電力を供給する電気部品の電源12と、前記電気部品を冷却するために操作パネル4側に空気を送風し後板5に固定された冷却ファン13と、冷却ファン13のファン13a外周側を覆うダクト17と、冷却ファン13から送風される空気を集めて前記電気部品に前記空気を導き、略四角形の一方の端側を前記電気部品に固定して他方の端側をキャビネット3に当接して、その間を前記ダクト17のダクト端部17aと当接する整風板20とを設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電気部品を冷却する冷却ファンを備えた加熱調理器に関するものである。
従来から、加熱調理器は、被加熱物を加熱する高周波加熱装置であるマグネトロンや該マグネトロンに供給する電源や、被加熱物を加熱するために前記マグネトロンやヒータを電力制御する制御部を冷却するために、本体外部から空気を吸引して、吸引した空気を冷却の必要な部品に送風して冷却している。
特許文献1には、冷却ファン装置から送風される冷却風の無駄を抑えるために、マグネトロンやインバータ装置へ冷却風を集中できるように、傾斜部を設けた整風板をマグネトロンの側面に固定し、その整風板は冷却ファン装置のファンに達する位置まで延びている構成のものが示されている。
特開2003−7448号公報
加熱調理器は、本体を構成するほとんどが金属部材を採用している。そのため、部品と部品とを固定する時はネジなどで確実に固定していないと、冷却ファン装置の送風する空気や冷却ファンの駆動時に発生する振動によって部材同士が当たらないように部品間に隙間を設けるようにしている。
加熱調理器は、本体を構成するほとんどが金属部材を採用している。そのため、部品と部品とをネジなどで固定しない場合には、冷却ファン装置の送風する空気や冷却ファンの駆動時に発生する振動によって部材同士が当たらないように部品間に隙間を設けるようにしている。
上記した特許文献1に示す加熱調理器においては、マグネトロンの側面に固定した整風板の傾斜部が、冷却ファン装置のファンに達する位置まで延びている。また、マグネトロンの側面に固定した整風板の傾斜部の端部と本体を覆うキャビネットとの間には、上記した加熱調理器の一般的な構成から、風圧や振動で部品同士が当たらない隙間が設けられていると考えられる。
また、ファンの空気の吸引する範囲は、そのファンの横側と後方側より空気を吸引して、ファンの前方側へと噴出される。
そのため、キャビネットと、マグネトロンの側面と整風板との間には隙間が設けられ、前記特性のファンとの組み合わせによって、冷却ファン装置の回転によってファンの横側から吸引する力が働き、キャビネットとマグネトロンの側面、キャビネットと整風板との隙間を通って、一度マグネトロンやインバータ装置を冷却した冷却風が再び冷却ファン装置に再吸入される課題が考えられる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本体と、該本体内に設け被加熱物を入れる加熱室と、前記本体内に設け前記加熱室に隣接した機械室と、該機械室の前面を構成し前記被加熱物の加熱条件を設定する操作パネルと、前記本体の後面を構成し前記機械室に面した位置に複数の開口部からなる後ヨロイを有した後板と、前記本体の両側面と天面となる外郭を構成するキャビネットとを備え、前記機械室には、前記被加熱物をマイクロ波によって加熱する電気部品であるマグネトロンと、該マグネトロンに電力を供給する電気部品の電源と、前記電気部品を冷却するために前記操作パネル側に空気を送風し前記後板に固定された冷却ファンと、該冷却ファンのファン外周側を覆うダクトと、前記冷却ファンから送風される空気を集めて前記電気部品に前記空気を導き、略四角形の一方の端側を前記電気部品に固定して他方の端側を前記キャビネットに当接して、その間を前記ダクトのダクト端部と当接する整風板とを設けたものである。
本発明によれば、マグネトロンなどの電気部品をより効率よく冷却することができる。
一実施例の加熱調理器の本体を前方側から見た斜視図である。 同加熱調理器の本体を後方側から見た斜視図である。 同加熱調理器のキャビネットとドアと整風板を外した状態を示す説明図である。 図3に整風板を取り付けた状態を示す説明図である。 図1の機械室のA−A断面の説明図である。
以下に、本発明の具体的内容について上記した図1から図5の図面を参照しながら詳細に説明する。
加熱調理器の本体1は、加熱室10に加熱する被加熱物を入れ、マイクロ波やヒータ、水蒸気の熱を使用して被加熱物を加熱調理する。
2はドアで、加熱室10に被加熱物を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室10を密閉状態にし、被加熱物を加熱する時に使用するマイクロ波の漏洩を防止し、熱を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。
3はキャビネットで、本体1の両側面と天面となる外郭を構成している。
4は操作パネルで、加熱室10に隣接された後述する機械室14の前面に設けられ、加熱調理器の加熱条件を設定するものである。
5は後板で、本体1の後面を構成している。
11はマグネトロンで、被加熱物を加熱するためにマイクロ波を放射し、加熱室10に入れた被加熱物を加熱する。
12は電源で、マグネトロン11へ供給する電力を生成する例えばインバータ回路からなるものである。
13は冷却ファンで、後板5に固定され特にマイクロ波にて被加熱物を加熱する場合に発熱するマグネトロン11や電源12にファン13aを回転して空気を送風して冷却するものである。
18は底板で、本体1全体を支える底面を構成している。また、底板18には、ネジレを防止するために強度を増加するように各辺には垂直に天面側に立ち上げた底面立ち上げ部18aを設けている。
14は機械室で、本体1の加熱室に接して設けられ、この機械室14には電気部品であるマグネトロン11や電源12、冷却ファン13、制御部(図示無し)を備えている。
7は後ヨロイで、後板5の機械室14の範囲に複数の開口部から設けられ、本体1の外部から空気を吸引する開口部である。
8は横ヨロイAで、機械室14に面した側面部のキャビネット3に複数の開口部から設けられ、後ヨロイ7と隣接した位置に設けられている。横ヨロイA8は本体1の外部から空気を吸引する開口部である。
9は横ヨロイBで、機械室14に面した側面部のキャビネット3に複数の開口部から設けられ、本体1の内部の排熱を排出する開口部である。
冷却の必要な特にマグネトロン11と電源12は、横ヨロイA8と横ヨロイB9との間に設けられている。
15はダクト上で、冷却ファン13の回転するファン13aの略上部半分の外周側を覆い、冷却ファン13によって吸引される後述する空間21の空気と、冷却ファン13によって送風される側を区切るものである。そして空間21は本体1の外側から多くの空気を導くために、後板5の高さ方向に多数の開口部を設けた後ヨロイ7から多くの空気を吸い込めるようになっている。
16はダクト下で、冷却ファン13の回転するファン13aの略下部半分の外周側を覆い、冷却ファン13によって吸引される後述する空間21の空気と、冷却ファン13によって送風される側を区切るものである。
但し、ダクト17のキャビネット3側のダクト端部17aとキャビネット3の右側側面とは接触しない隙間を設けている。これは製造上、キャビネット3は最後に閉めるためダクト17とキャビネット3とは固定することができないため、冷却ファン13が発生する風圧や振動でダクト上15とキャビネット3とが当たり異音が発生しないようしている。
21は空間で、ダクト17と加熱室10の右側側面とキャビネット3の右側側面と後板5と底板18とで囲まれた空間を示す。そして、空間21と連通する位置に後板5に設けた後ヨロイ7とキャビネット3の右側側面に設けた横ヨロイA8が設けられている。
6は排気口で、後板5に設けられた複数の開口から成り、加熱室10と連通し、被加熱物を加熱している時に被加熱物から排出される蒸気や煙を加熱室10から本体1の外側に排出するために設けたものである。
19はグリルヒータで、加熱室10の天面の外側に設けられたヒータで、加熱室10の天面を加熱して、加熱室10の天板から放射される輻射熱によって被加熱物を焼くものである。
20は略四角形の形状をした整風板で、冷却ファン13から送風される冷却風がマグネトロン11の側面11aを通過する無駄な風路を閉鎖して、冷却ファン13から送風される冷却風を効率よくマグネトロン11や電源12に供給して、マグネトロン11や電源12を冷却するように設けたものである。
整風板20の大きさは、マグネトロン11の側面11aからキャビネット3に設けた横ヨロイA8の近傍まで達する大きさで、整風板20の固定は、整風板20の一方の端側をマグネトロン11の側面11aにネジなどで固定し、途中をダクト17のダクト端部17aによってキャビネット3側に押さえ、整風板20の他方の端側をキャビネット3に押し付けるように固定されている。
そのため、整風板20は、冷却ファン13から送風される冷却風の風圧や振動によって振動することは無く、他の構造物と当たることも無いので異音の発生も無い。
また、整風板20を前述した構成で固定しているので、冷却ファン13の吸引する側の空間21と冷却ファン13によって送風される側とは、ダクト17と整風板20とによって区切られている。
本実施例は、以上の構成からなり次に動作について説明する。
被加熱物を加熱するために、加熱室10に被加熱物を入れて操作パネル4から加熱条件を設定して例えばマイクロ波によるレンジ加熱を開始する。
レンジ加熱が開始されると、電源12からマグネトロン11に電力が供給され、マグネトロン11はマイクロ波を加熱室10に照射して被加熱物の加熱が開始される。また、該加熱が開始されるのとほぼ同時に冷却ファン13も駆動してファン13aが回転を始める。
ファン13aが回転を始めると、ファン13aの回転によってファン13aの後方の空間21より空気を吸引してファン13aの前方側へと空気の送風を開始する。
送風された空気は、冷却ファン13の空気を送風する側に配置され、被加熱物を加熱すると同時に自己発熱する電気部品のマグネトロン11と電源12に送風され、これら電気部品を冷却する。前記電気部品を冷却した後の空気は、その一部はキャビネット3に設けられた横ヨロイB9から本体1の外に排気され、残りの一部は加熱室10に入り被加熱物から発生する水蒸気や煙を排気口6より本体1の外に排気する。
冷却ファン13より吸気される空気は、空間21の空気を吸引されることで空間21と連通している後板5に設けられた後ヨロイ7とキャビネット3に設けられた横ヨロイA8から本体1の外側の空気が吸引される。
また、冷却ファン13から送風された空気は、整風板20によってマグネトロン11と電源12に集められ、マグネトロン11と電源12を効率よく冷却する。また、冷却ファン13の吸引する側の空間21と冷却ファン13によって送風される側とは、ダクト17と整風板20とによって区切られているので、冷却ファン13から送風された空気が空間21へと再吸引されることは無い。
以上、本実施例によれば、マグネトロン11などの電気部品をより効率よく冷却することができる。
1 本体
3 キャビネット
5 後板
7 後ヨロイ
8 横ヨロイA
9 横ヨロイB
10 加熱室
11 マグネトロン
12 電源
14 機械室
15 ダクト上
16 ダクト下
17 ダクト
20 整風板
21 空間

Claims (1)

  1. 本体と、該本体内に設け被加熱物を入れる加熱室と、前記本体内に設け前記加熱室に隣接した機械室と、該機械室の前面を構成し前記被加熱物の加熱条件を設定する操作パネルと、前記本体の後面を構成し前記機械室に面した位置に複数の開口部からなる後ヨロイを有した後板と、前記本体の両側面と天面となる外郭を構成するキャビネットとを備え、
    前記機械室には、前記被加熱物をマイクロ波によって加熱する電気部品であるマグネトロンと、該マグネトロンに電力を供給する電気部品の電源と、前記電気部品を冷却するために前記操作パネル側に空気を送風し前記後板に固定された冷却ファンと、該冷却ファンのファン外周側を覆うダクトと、前記冷却ファンから送風される空気を集めて前記電気部品に前記空気を導き、略四角形の一方の端側を前記電気部品に固定して他方の端側を前記キャビネットに当接して、その間を前記ダクトのダクト端部と当接する整風板とを設けたことを特徴とする加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109519981A (zh) * 2018-11-20 2019-03-26 成都赛纳为特科技有限公司 垂直均匀式微波加热炉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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