JP2010106505A - 横葺き屋根材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】係止部10には屋根材固定具被係止部を形成し、その屋根材固定具被係止部以外の箇所を吊子3で固定し、屋根材固定具被係止部には屋根材固定具2をはめて固定し、吊子3または屋根材固定具2を屋根材固定具被係止部にはめたときに、屋根材固定具被係止部の軒側端縁は屋根材固定具被係止部の両脇の折り曲げ箇所よりも少なくとも突出しない位置に形成されている横葺き屋根材1を用いる。
【選択図】図1
Description
まず、図5(ア)(イ)に基づき説明するが、これは特開平7−119256号公報に記載された横葺き屋根材1と吊子3である。
図5(ア)に示した横葺き屋根材1は、扁平な逆S字状をしている。棟側となる側は、面板部1cの一側端縁を上面側に折り曲げて折り曲げ面10cを形成し、さらに外側方向に折り返して、剛性を出すための折り返し辺10bを形成した係止部10となっている。軒側となる側は、面板部1cの他側端縁を下面側に折り曲げて係合部11となっている。係合部11は、さらに外側方向に折り返されている。
図5(イ)に示したのは、(ア)を固定するための吊子3である。その吊子3は、下地材に固定するための固定部30と、横葺き屋根材1の係止部10に引っ掛けるための引っ掛け部31とを有している。
特開平7−119256号公報によれば、「屋根材取付具(本願の図5では吊子3となっている)が緩衝材となって寒暖の差によって生じる伸縮を吸収することができるため、屋根の暴れ、剥がれを防止できる。」と、記載されている。
この横葺き屋根材1の係止部10には、溝部分10aが形成されていて、係止部10の軒側端縁には、爪片Tが形成されている。吊子3には、溝部分10aに係合する突部32が形成されている。溝部分10aの長さの範囲で吊子3を移動させ、所定の位置で下地材に固定部30を固定する。
実公平6−11293号公報には、「爪片により吊り子が外れたりする恐れも全くない」と、記載されている。
図6の爪片Tは、図中左側の溝部分10aを乗り越えて吊子3が右方向に動いたとしても、あるいは逆に、図中右側の溝部分10aを乗り越えて吊子3が左方向に動いたとしても、溝部分10aと溝部分10aとの間に形成されている爪片Tで引っ掛かり、吊子3が外れるのを防いでいる。
まず、図5に基づいて説明する。特開平7−119256号に記載の横葺き屋根材1の場合には、剛性を出すために形成された折り返し辺10bの扁平な円弧状の端縁に、吊子3の引っ掛け部31をはめて下地材に固定する。
横葺き屋根材1は直止めされていないため、温度変化によって伸縮を繰り返した場合、左右(桁行き)方向に対して同じ長さで伸びたり縮んだりせず、一方向に多く伸び、極端な場合には、同一線上にあったケラバが不揃いになってしまうことがあった。
また、同じ段の横葺き屋根材1・1が左右にハゼ組みされていた場合、左右(桁行き)方向の一方に伸びてしまい、ハゼ組み箇所が左右の一方に引っ張られて持ち上げられてしまうことがあった。
また、図6のようなわずかな爪片Tでは、溝部分10aを乗り越えた吊子3を確実に固定しにくかった。たとえば、吊子3が図中右側方向に動いたとき、爪片Tの向かって左側の折り下がっている箇所の切り口に当たって止まる。吊子3の引っ掛け部31が開くように変形していたなら、爪片Tの切り口が吊子3に当たることはなく、吊子3の内側にはいってしまい、横葺き屋根材1の動きを確実に止めることはできない。
さらに、押し下げ片1eに係止させる屋根材固定具2は、押し下げ片1e以外の箇所に使用している吊子3と全く同じものを使うことができない。全く同じものを使うことができないという意味は、次の通りである。
押し下げ片1eに係止する屋根材固定具2と、それ以外の箇所に係止する吊子3とは、別々の形状のものを用いるか、または、押し下げ片1eに係止させることができるように、工場で上面板22を押し下げたものも準備する必要があった。あるいは、現場で押し下げる必要があった。
つまり、屋根材固定具2として、吊子3とは別の形状のものを準備するという方法が1つあった。また、吊子3に何らかの手を加えて変形させる方法があった。従って、変形の必要のない、全く手を加えないものを、押し下げ片1eを係止する屋根材固定具2とし、それ以外の箇所を固定する吊子3として兼用することはできなかった。
働き幅に支障がないように係合部と係止部10との間にに余裕を持たせたとしても、押し下げ片1eに屋根材固定具2の引っ掛け部21を係止させるには、屋根材固定具2を回転させて基板24の軒側に形成されていて横葺き屋根材1を載せる載置部23を、下段側の横葺き屋根材1の下に入れなければならない。屋根材固定具2を取り付けてから、その引っ掛け部21を押し下げ片1eに係止させようとしても、軒側端縁に引っ掛かってしまってはめられないからである。
図7に基づいてこれまで述べた通り、金属製の横葺き屋根材の左右方向への移動を防止する技術は開示されているが、横葺き屋根材の軒棟方向の組み合わせに支障なく、移動を防止する部位を形成するという技術と、その部位に用いる屋根材固定具とそれ以外の部位に用いる吊子とを兼用できるという技術との、いずれの要件をも満たすものではなかった。
それに比べて本願は、係止部の剛性を保ちながら、しかも、伸縮による各段の横葺き屋根材の左右方向の移動を確実に止めることができる横葺き屋根材を提供することを目的としている。
また、金属板の種類を限定することなく、働き幅に影響を及ぼすこともなく、施工に手間もかからない横葺き屋根材を提供することを目的とする。
さらに、横葺き屋根材を固定する屋根材固定具は、必ずしも2種類必要としない横葺き屋根材を提供するものである。
金属板を折り曲げて製作され、面板部と、軒側となる係合部と、棟側となる係止部とから成っていて、吊子と屋根材固定具とで固定される横葺き屋根材である。そして、前記係合部は面板部の一側端縁を下面側に折り曲げて形成されており、前記係止部は面板部の他側端縁を上面側に折り曲げた折り曲げ面と、該折り曲げ面を外側方向に折り返した折り返し辺とから形成されており、前記係止部には1以上の屋根材固定具被係止部が形成されている横葺き屋根材である。
そして、係止部に形成されている屋根材固定具被係止部以外の箇所が吊子で固定され、屋根材固定具被係止部には屋根材固定具がはめられて固定されており、前記屋根材固定具被係止部には前記吊子と同じ屋根材固定具をはめることができる。
つまり、吊子と全く同じ屋根材固定具をはめることもできるし、別のものをはめることもできる。
さらに、該吊子または屋根材固定具を前記屋根材固定具被係止部にはめたときに、該屋根材固定具被係止部の軒側端縁は屋根材固定具被係止部の両脇の折り曲げ箇所よりも少なくとも突出しない位置に形成されている横葺き屋根材を用いることを特徴とする。
屋根材固定具被係止部は、たとえば、次のような構成にすることができる。
前記折り曲げ面と折り返し辺との折り曲げ箇所を切り欠くとともに折り返し辺を切り落とした切り欠きを、屋根材固定具被係止部にすることができる。
また、前記折り曲げ面と折り返し辺との折り曲げ箇所から切り込みを入れてから押し下げることで、屋根材固定具被係止部を形成することができる。
さらに、前記折り曲げ面において、折り返し辺棟側端縁近傍を切り欠いた切り欠きを、屋根材固定具被係止部にすることもできる。
その切り欠きは、折り曲げ箇所だけを切り欠いて形成してあり、切り欠きである屋根材固定具被係止部の形成箇所には、折り返し辺が残してある。
また、金属板の種類を限定しなくて済み、横葺き屋根材の屋根材固定具被係止部にはめる屋根材固定具は、必ずしも2種類必要としない。
請求項1によれば、係止部の剛性を保ったまま、横葺き屋根材の左右方向の動きを止めることができる横葺き屋根材を提供できる。
このような横葺き屋根材の屋根材固定具被係止部に屋根材固定具をはめた後に、横葺き屋根材が左右方向に移動した場合、屋根材固定具の端縁が、屋根材固定具被係止部の形成箇所の切り口に当たって止まる。屋根材固定具被係止部に、屋根材固定具の幅全体をはめることができるので、しっかり固定することができる。また、左右方向の左に動いても右に動いても、屋根材固定具の動きを規制して、確実に止めることができる。
さらに、金属板の種類を限定することなく、働き幅に影響を及ぼすことなく、施工に手間もかからない横葺き屋根材を提供することができる。
図2と図3とは、図1(ア)に示した横葺き屋根材1に関する説明図である。図2(ア)は平面図、(イ)は(ア)のBB線切断端面図である。
図3(ア)は横葺き屋根材1の全体を示す斜視図であり、(イ)は横葺き屋根材1の成形前の金属板の展開図である。
図4(ア)から(ウ)は、さらに他の実施例を示す説明図である。
まず、図1(ア)と図2及び図3により、第一実施例の横葺き屋根材1について説明する。本実施例の横葺き屋根材1は銅板でできており、面板部1cの一側端縁を上面側に折り曲げ、他側端縁を下面側に折り曲げた扁平な逆S字状をしている。棟側となる側は、面板部1cの一側端縁を上面側に折り曲げて折り曲げ面10cを形成し、さらに外側方向に折り返して、剛性を出すための折り返し辺10bを形成した係止部10となっている。本実施例の場合には、折り曲げ面10cの上に、二重になるように扁平に折り返し辺10bを折り返している。この係止部10に吊子3及び屋根材固定具2をはめて横葺き屋根材1を固定していく。
また、本実施例の場合には、折り返し辺10bに切り欠きKが形成されている。本実施例の切り欠きKは屋根材固定具被係止部Hとなっており、折り曲げ面10cと折り返し辺10bとの折り曲げ箇所をくり抜くように切り欠いて形成されている。
切り欠きKの形成箇所は、少なくとも屋根材固定具2をはめるための幅があればよい。屋根材固定具2の左右の幅が、すっぽりはまるくらいの大きさがよい。屋根材固定具被係止部Hである切り欠きKにはめられる屋根材固定具2は、横葺き屋根材1の係止部10の他の箇所を固定する吊子3と兼用でよい。屋根材固定具2が兼用でない場合には、屋根材固定具被係止部Hにはめて固定するための屋根材固定具2がはまる大きさでよい。
このように、切り欠きKは、屋根材固定具2の幅(左右方向の長さ)全体をはめることができる形状である。
切り欠きKは、係止部10の左右方向のどの場所に形成してもいいし、少なくとも1つ形成されていればよい。そして、係止部10の剛性を保つことができるようにする。屋根材固定具2をはめることができる幅に切り欠くので剛性が保てる。
つまり、切り欠きKを形成するための金型を成形ラインに組み入れておくことで、切り欠きKを形成するための工程を新たに増やすことなく、成形ライン上で、次に成形される横葺き屋根材1を切り離すのと同時に切り欠きKを形成することができる。
そのようにして切断された金属板が成形コマによって折り曲げられて、横葺き屋根材1が製作される。このとき、折り曲げ面10cと折り返し辺10bの折り曲げ箇所となる金属板をくり抜くように金属板の一部分を切り欠いて切り欠きKが形成されている。
金属板の端縁まで切り欠いてしまうのではなく、くり抜くようにして切り欠きKを形成するため、成形ラインに金属板がつかえたり金属板が曲がったりすることなく、金属板の切断から成形までを連続して行うことができる。
もし、屋根材固定具被係止部Hである切り欠きKが、金属板の端縁まで切り落とすようにして形成されていたとする。そうすると、折り返し辺10bの形成が不安定となり、折り曲がらない可能性さえある。また、折り返し辺10bの端縁は、折り曲げ面10cの上に折り返されずに、軒側となる方向へ大きく曲がり、成形できない可能性もある。このように、成形前の展開形状のときに、穴をあけるようにして切り欠きKを形成しない場合には、成形不良になりやすい。
切り欠きKの周囲に面を残しておくことで、成形に何ら支障を及ぼすことなく横葺き屋根材1を製作することができるのである。従って、切り欠きKは、成形が終わったあとで切り込みを入れて切断するという別工程にしなくてよい。
軒側となる側は、面板部1cの他側端縁を下面側に折り曲げて係合部11となっている。係合部11は、さらに外側方向に折り返されている。
図1(ウ)に示したのは、図1(ア)(イ)に示した横葺き屋根材1を固定するための吊子3を兼ねる屋根材固定具2である。その屋根材固定具2は、下地材に固定するための固定部20と、横葺き屋根材1の係止部10に引っ掛けるための引っ掛け部21とを有している。
屋根材固定具2は、部品点数を減らすために、係止部10の他の箇所を固定する吊子と兼用でもよいし、現場で、金属板の切れ端を利用して簡単な形状のものを作ってもよい。
図1(イ)に示した実施例では、吊子3と同じものをそのまま屋根材固定具2として使える。吊子3は、扁平な横向きU字状をしていて、係止部10の折り曲げ箇所にも、屋根材固定具被係止部Hである切り欠きKにもそのままはまる。つまり、何ら変形させることなくはめられる。
それに比べて、図7に示した従来技術の場合には、吊子3を兼ねる屋根材固定具2を用いたとしても、その上面板22をハンマー等で叩いて折り下げる必要があった。
また、本願の場合には、屋根材固定具被係止部Hに、屋根材固定具2の引っ掛け部21を軒側から棟側に向かってはめる際、屋根材固定具被係止部Hに引っ掛け部21の開口部をスライドさせるようにしてはめるだけでよく、図7のように屋根材固定具2を回転させる必要もない。
次に、その横葺き屋根材1の折り曲げハゼ1bに、隣りに施工する横葺き屋根材1の折り曲げハゼ1dを組み合わせる。さらに、すでに固定されている横葺き屋根材1の係止部10に、上段に施工する横葺き屋根材1の係合部11を組み合わせて葺いていく。
このように順に施工していく過程で、屋根材固定具被係止部Hである切り欠きKにも、屋根材固定具2の引っ掛け部21をはめて、下地材に止着具で固定していくのである。切り欠きKにはめられた屋根材固定具2は、横葺き屋根材1が伸縮によって移動した場合に、その動きを止めて、横葺き屋根材1が変形したり左右方向の端縁が不揃いになったりするのを防ぐことができる。
尚、屋根材固定具被係止部Hの切断面であって、折り曲げ面10cと折り返し辺10bが重なっている箇所が密接しておらず、少し開いていて隙間がある場合がある。このようなとき、その屋根材固定具2の固定部20の端縁の方から隙間に差し込んで取り付けることもできる。また、その隙間に、引っ掛け部21の端縁を挿入することもできる。
このように、折り曲げ面10cと折り返し辺10bとが重なっていて、金属板が二重になっている箇所を挟むように屋根材固定具2をはめる方法以外の方法も考えられる。
屋根材固定具被係止部Hである切り欠きKの軒側端縁は、つまり切断面は、その左右の折り曲げ面10cと折り返し辺10bとの折り曲げ箇所から、所定間隔棟側にはいった箇所にある。このため、屋根材固定具2を切り欠きKにはめても、屋根材固定具2の軒側端縁は両脇の折り曲げ箇所よりも突出せず、働き幅に影響を及ぼさずに済む。
図1(イ)の切り欠きKは、すでに成形された横葺き屋根材1の折り返し辺10bと折り曲げ面10cの折り曲げ箇所から二カ所の切り込みを入れて、折り返し辺10bと折り曲げ面10cとを切り落として形成されている。横葺き屋根材1の成形後に、工場で、その工程を追加すればよい。この工程が増える点が、(ア)との違いである。
この場合でも、切り欠きKは、折り返し辺10bの全体長さのうちの一部を切り落としているだけなので、剛性を損なうことはない。
(ア)に示した屋根材固定具被係止部Hは、横葺き屋根材1の成形後に、二カ所切り込みを入れ、切り込み間の箇所を押し下げながら後退させてある。この形成工程は、一工程でできる。
このとき、屋根材固定具被係止部Hの軒側端縁は、その両脇の折り返し辺10bと折り曲げ面10cとの折り曲げ箇所よりも軒側に突出しない位置に形成されている。つまり、屋根材固定具被係止部Hにはめる屋根材固定具2の軒側端縁が、それ以外の係止部10の軒側端縁を引っ込めて形成することで形成されている。
そうすることで、横葺き屋根材1の移動を止めることができ、働き幅に影響を及ぼすことがない。もし、切り込みを入れて押し下げたときに、屋根材固定具被係止部Hの端縁が軒側に出ていたら、上段に施工する横葺き屋根材1が軒側に突出してしまう。しかし、他の箇所にはめる吊子3の軒側端縁よりも、屋根材固定具被係止部Hにはめる屋根材固定具2の軒側端縁が突出することがないので、働き幅が変わることがない。
(イ)のように、屋根材固定具被係止部Hに屋根材固定具2をはめて下地材に止着具で固定するときも、(ウ)のように、係止部10において、折り返し辺10bと折り曲げ面10cとの折り曲げ箇所に吊子3をはめて下地材に止着具で固定するときも、単にはめるだけでよい。横葺き屋根材1を回転させる必要はなく、また、屋根材固定具2を変形させなくてもよい。扁平な横向きU字状であって、吊子3を兼ねる屋根材固定具2の引っ掛け部21を屋根材固定具被係止部Hまたは前記折り曲げ箇所にはめればよい。
図4の場合には、横葺き屋根材1が伸縮して左右方向に移動したとしても、屋根材固定具被係止部Hの両脇に入れられた二カ所の切り込みのどちらかに、屋根材固定具2が当たって、横葺き屋根材1の動きを止めることができる。
この場合も、図1(ア)の場合と同様、横葺き屋根材1の製作工程に切り欠きKの形成工程を組み入れることができる。
図1(ア)の切り欠きKの展開形状は長方形であるが、短辺の一方の長さを短くして、屋根材固定具被係止部Hである切り欠きKを形成してもよい。その場合には、切り込み箇所の長さが異なるので、切り欠きKが台形となり、その斜辺に合わせて屋根材固定具2をはめて下地材に固定したならば、横葺き屋根材1の左右方向の動きがいっそう規制される。
これまで述べた通り、本願は、折り返し辺10bが形成された横葺き屋根材1の係止部10に屋根材固定具被係止部Hを形成し、そこに屋根材固定具2をはめて固定することで、横葺き屋根材1の温度変化による左右方向の動きを止めることができればよい。
1a 折り畳み部
1b 折り曲げハゼ
1c 面板部
1d 折り曲げハゼ
1e 押し下げ片
10 係止部
10a 溝部分
10b 折り返し辺
10c 折り曲げ面
11 係合部
H 屋根材固定具被係止部
K 切り欠き
T 爪片
2 屋根材固定具
20 固定部
21 引っ掛け部
22 上面板
23 載置部
24 基板
3 吊子
30 固定部
31 引っ掛け部
32 突部
Claims (2)
- 金属板を折り曲げて製作され、
面板部と、
軒側となる係合部と、
棟側となる係止部とから成っていて、
吊子と屋根材固定具とで固定される横葺き屋根材であって、
前記係合部は面板部の一側端縁を下面側に折り曲げて形成されており、
前記係止部は面板部の他側端縁を上面側に折り曲げた折り曲げ面と、
該折り曲げ面を外側方向に折り返した折り返し辺とから形成されており、
前記係止部には1以上の屋根材固定具被係止部が形成されており、
該屋根材固定具被係止部以外の箇所が吊子で固定され、
屋根材固定具被係止部には屋根材固定具がはめられて固定されており、
前記屋根材固定具被係止部には前記吊子と同じ屋根材固定具をはめることができ、
該吊子または屋根材固定具を前記屋根材固定具被係止部にはめたときに、
該屋根材固定具被係止部の軒側端縁は屋根材固定具被係止部の両脇の折り曲げ箇所よりも少なくとも突出しない位置に形成されている横葺き屋根材。 - 金属板を折り曲げて製作され、
面板部と、
軒側となる係合部と、
棟側となる係止部とから成っていて、
吊子と屋根材固定具とで固定される横葺き屋根材であって、
前記係合部は面板部の一側端縁を下面側に折り曲げて形成されており、
前記係止部は面板部の他側端縁を上面側に折り曲げた折り曲げ面と、
該折り曲げ面を外側方向に折り返した折り返し辺とから形成されており、
前記係止部には1以上の屋根材固定具被係止部が形成されており、
該屋根材固定具被係止部以外の箇所が吊子で固定され、
屋根材固定具被係止部には屋根材固定具がはめられて固定されており、
前記屋根材固定具被係止部には前記吊子と同じ屋根材固定具をはめることができ、
該吊子または屋根材固定具を前記屋根材固定具被係止部にはめたときに、
該屋根材固定具被係止部の軒側端縁は屋根材固定具被係止部の両脇の折り曲げ箇所よりも少なくとも突出しない位置に形成されており、
前記屋根材固定具被係止部は、
前記折り曲げ面と前記折り返し辺との折り曲げ箇所を切り欠いた切り欠きであることを特徴とする横葺き屋根材。
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