JP4146754B2 - 軒樋継手 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、軒樋の端部を相互に接続する軒樋継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、内継手と外継手とを相互に間隔を開けて結合してその両端部に側方に開口した軒樋端部挿入溝を形成してなる軒樋継手は知られている。
このような従来の軒樋継手は、屋根の軒先において、両側の軒樋端部挿入溝に各々側方から軒樋の端部が挿入嵌合され、両軒樋の端部が相互に接続されるものである。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実公平5─23695号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、住宅の軒先の改修時に施工済の軒樋の一部を補修したりすることがある。このとき、既に施工されている軒樋と新規の軒樋とを接続するときに、新規な改修部材として同一規格の軒樋や部品の在庫が無い場合は、既設の軒樋と略同じか、または異なる断面形状を有する新規の軒樋を接続することがある。
【0005】
しかしながら、軒樋本体が規格に類似した寸法、形状であっても、耳部の形状、寸法が異なったりすると、既設の軒樋と軒樋継手を介して接続することができなかった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みて、住宅の軒先の改修時に既設の軒樋と新規な軒樋とを簡単に接続することができる軒樋継手を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、住宅の軒先を改修する際に、既設の軒樋と新規な軒樋とを相互に接続するために用いられる軒樋継手であって、既設の軒樋の端部が接続される一方の接続部は、既設の軒樋の端部外側を押さえる継手本体の内周面に沿って、既設の軒樋の端部を挿入する軒樋端部挿入溝が形成されるとともに、継手本体の上縁端部に既設の軒樋の耳部を保持する耳係止部が一体に形成されており、新規な軒樋の端部が接続される他方の接続部は、継手本体の上縁端部に他方の軒樋の耳部を保持する耳係止部が一体に形成されており、前記他方の接続部の耳係止部は、前記一方の接続部の耳係止部よりも小さめの形状寸法とされるとともに、他方の接続部の耳係止部の上面に突起が上方に突出して設けられることで前記両方の接続部側の各耳係止部の上面高さ位置が同じ高さとされており、かつ、両方の耳係止部が切り欠き部にて分離されていることを特徴とする軒樋継手である。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
【0009】
図1〜図8は、本発明の軒樋継手の一実施例を説明する図である。
図において、図1は本発明の軒樋継手を示す斜視図、図2は同じく軒樋継手の破断側面図、図3は図2におけるE−E線断面図、図4は図2におけるF−F線断面図、図5は本発明において使用される既設の軒樋を示す断面図、図6は本発明において使用される新規な軒樋を示す断面図、図7は図1の軒樋継手の接続使用状態を説明する分解斜視図、図8は図1の軒樋継手を既設の軒樋と接続した状態を説明する断面図である。
【0010】
図1において、この軒樋継手Cは、既設の軒樋が接続される一方の接続部1Cには、図5に示すような半円形状の樋本体11cの両側上縁端部に半円形の耳部12cが外向きに突出して形成された半丸型の軒樋10cが接続されるようになっている。新規な軒樋が接続される他方の接続部2Cには、図6に示すような半円形状の樋本体21cの両側上縁端部に円形の耳部22cが外向きに突出して形成された半丸型の軒樋20cが接続されるようになっている。
【0011】
一方の接続部1Cは、半円形の樋状に屈曲して形成された継手本体3cと爪状の軒樋係止片4cとが相互に間隔をあけて接合部5cで結合され、その端部に側方へ開口した軒樋端部挿入溝6cが形成されている。この軒樋端部挿入溝6cにおいて、継手本体3cの端部が軒樋係止片4cの端部よりも側方に長く突出している。そして、継手本体3cの両上縁端部に断面C字状の耳係止部7bが一体に形成されており、この耳係止部7bの係合部は、接続しようとする軒樋10cの規格に近似した形状寸法とされているが、余裕をもって大きめの形状寸法とされている。
【0012】
また、他方の接続部2Cは、前記一方の接続部1Cと同じ形状寸法の継手本体3cと、この継手本体3cの両上縁端部に断面円弧状の耳係止部7cが一体に形成されている。この耳係止部7cの係合部は、軒樋20cの耳部22cを係合する大きさの形状寸法とされており、上述の耳係止部7bよりも小さめの寸法とされている。そのため、耳係止部7cの上面に突起71を上方に突出して設け、図2に示すように、切り欠き部72で分離された耳係止部7bと7cとを同じ高さに揃えることによって、軒樋継手Cを側面から見たときに接続部1Cと2Cとの高さを等しくして見栄えをよくしている。
【0013】
このような軒樋継手Cは、図7に示すようにして軒樋が接続される。
先ず、改修時に取り替えようとする既設の軒樋や軒樋継手を軒先から取り外して、残された既設の半丸型の軒樋10cの一端を、軒樋継手Cを持って一方の接続部1Cに押し込む。
【0014】
このとき、軒樋端部挿入溝6cに軒樋10cの一端が挿入されるとともに、接続部1Cに設けられている耳係止部7bに軒樋10cの耳部12cが嵌め込まれ係合されることになる。
【0015】
続いて、新規の半丸型の軒樋20cを持って、軒樋継手Cの接続部2C側に上方から嵌め込み、他方の接続部2Cに設けられている耳係止部7cに軒樋20cの耳部22cを嵌め込んで接続する。
【0016】
このように、既設の軒樋10cと新規の軒樋20cとを軒樋継手Cで接続することにより、新規な軒樋20cの耳部22cが僅か小さめであっても、一方の接続部1C側と他方の接続部2C側とに段差が生じることがなく、外観が見栄えよく接続することができる。
【0017】
また、一方の接続部1Cに設けられている耳係止部7bの係合部の寸法と軒樋端部挿入溝6cの隙間にそれぞれ余裕を持たせることにより、既設の軒樋10cに規格寸法にバラツキがあっても適用可能である。例えば、図8に示すように、軒樋10cの耳部12cが大きめで、軒樋本体11cの厚みが小さめである場合、軒樋継手Cは、軒樋10cは軒樋継手Cの耳係止部7bで規制されることになり、接続するときに周方向に回動しないから取付け作業が楽になる。
【0018】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な形態はこの実施の形態に限られものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0019】
例えば、改修時に取り替えようとする既設の軒樋が半円形の半丸型軒樋の場合であって、軒樋継手の継手本体を半円形の樋状に屈曲して形状としたが、既設の軒樋が角溝形状の角型軒樋の場合には、軒樋継手の継手本体を角溝形の樋形状としてもよい。
【0020】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の軒樋継手は、住宅の軒先を改修する際に、既設の軒樋と新規な軒樋とを相互に接続するために用いられる軒樋継手であって、既設の軒樋の端部が接続される一方の接続部は、既設の軒樋の端部外側を押さえる継手本体の内周面に沿って、既設の軒樋の端部を挿入する軒樋端部挿入溝が形成されるとともに、継手本体の上縁端部に既設の軒樋の耳部を保持する耳係止部が一体に形成されており、新規な軒樋の端部が接続される他方の接続部は、継手本体の上縁端部に新規な軒樋の耳部を保持する耳係止部が一体に形成されているので、住宅の軒先の改修時に既設の軒樋と新規な軒樋とを簡単に接続することができる。
また、他方の接続部の耳係止部は、一方の接続部の耳係止部よりも小さめの形状寸法とされるとともに、他方の接続部の耳係止部の上面に突起が上方に突出して設けられることで、両方の接続部側の各耳係止部の上面高さ位置が同じ高さとされているので、軒先の改修後、軒樋継手の両方の接続部の高さが等しく見えることで軒先の外観の見栄えが良好である。
さらに、両方の耳係止部が切り欠き部にて分離されることで、両耳係止部は互いに縁切りされており、たとえば、一方の接続部に既設の軒樋の端部を挿入接続した後に、他方の接続部に新規な軒樋の端部を接続部の上方から嵌め込んで接続しても、一方の接続部側には何ら影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軒樋継手を示す斜視図である。
【図2】同上軒樋継手の破断側面図である。
【図3】図2におけるE−E線断面図である。
【図4】図2におけるF−F線断面図である。
【図5】本発明において使用される既設の軒樋を示す断面図である。
【図6】本発明において使用される新規な軒樋を示す断面図である。
【図7】図1の軒樋継手の接続使用状態を説明する分解斜視図である。
【図8】図1の軒樋継手を既設の軒樋と接続した状態を説明する断面図である。
【符号の説明】
C 軒樋継手
1C 一方の接続部
2C 他方の接続部
3c 継手本体
4c 軒樋係止片
6c 軒樋端部挿入溝
7b、7c 耳係止部
71 突起
72 切り欠き部
10c 既設の軒樋
20c 新規な軒樋
Claims (1)
- 住宅の軒先を改修する際に、既設の軒樋と新規な軒樋とを相互に接続するために用いられる軒樋継手であって、
既設の軒樋の端部が接続される一方の接続部は、既設の軒樋の端部外側を押さえる継手本体の内周面に沿って、既設の軒樋の端部を挿入する軒樋端部挿入溝が形成されるとともに、継手本体の上縁端部に既設の軒樋の耳部を保持する耳係止部が一体に形成されており、
新規な軒樋の端部が接続される他方の接続部は、継手本体の上縁端部に他方の軒樋の耳部を保持する耳係止部が一体に形成されており、
前記他方の接続部の耳係止部は、前記一方の接続部の耳係止部よりも小さめの形状寸法とされるとともに、他方の接続部の耳係止部の上面に突起が上方に突出して設けられることで前記両方の接続部側の各耳係止部の上面高さ位置が同じ高さとされており、かつ、両方の耳係止部が切り欠き部にて分離されていることを特徴とする軒樋継手。
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JP2003116215A JP4146754B2 (ja) | 2002-11-11 | 2003-04-21 | 軒樋継手 |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2002327367 | 2002-11-11 | ||
JP2003116215A JP4146754B2 (ja) | 2002-11-11 | 2003-04-21 | 軒樋継手 |
Publications (2)
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JP2004211524A JP2004211524A (ja) | 2004-07-29 |
JP4146754B2 true JP4146754B2 (ja) | 2008-09-10 |
Family
ID=32828402
Family Applications (1)
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JP2003116215A Expired - Lifetime JP4146754B2 (ja) | 2002-11-11 | 2003-04-21 | 軒樋継手 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4146754B2 (ja) |
-
2003
- 2003-04-21 JP JP2003116215A patent/JP4146754B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JP2004211524A (ja) | 2004-07-29 |
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