JP2577353Y2 - 軒樋継手及び軒樋接続装置 - Google Patents

軒樋継手及び軒樋接続装置

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JP2577353Y2
JP2577353Y2 JP1993007120U JP712093U JP2577353Y2 JP 2577353 Y2 JP2577353 Y2 JP 2577353Y2 JP 1993007120 U JP1993007120 U JP 1993007120U JP 712093 U JP712093 U JP 712093U JP 2577353 Y2 JP2577353 Y2 JP 2577353Y2
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eaves gutter
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eaves
joint
gutter
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英司 片又
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軒樋継手、及び、同軒
樋継手によって軒樋の端部同士を接続してなる軒樋接続
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示す如く、外継手体
(イ)と内継手体(ロ)とを間隔をあけて結合一体化
し、該間隔を継手両端方向に各々開口させて軒樋挿入溝
(ハ)を形成してなる軒樋継手(ニ)は知られている。
該軒樋継手(ニ)は、その両軒樋挿入溝(ハ)に軒樋
(ホ)の端部が各々挿入嵌合され、同軒樋継手(ニ)に
よって両軒樋(ホ)の端部が相互に接続されて軒樋接続
装置となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、軒樋挿入溝(ハ)の溝巾寸法を小
さくすると、該軒樋挿入溝(ハ)に軒樋(ホ)の端部を
挿入嵌合し難くなって接続施工が困難となり、又、軒樋
挿入溝(ハ)の溝巾寸法を大きくすると、該軒樋挿入溝
(ハ)内に挿入嵌合された軒樋(ホ)の端部ががたつき
動き易くなって充分な接続強度が得られなくなるもので
あった。
【0004】本考案は、上記従来の技術における問題を
解決するために考案されたもので、すなわちその課題
は、軒樋が簡単に接続施工され、しかも、充分な接続強
度が得られる軒樋継手及び軒樋接続装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1)記載
の軒樋継手は、外継手体と内継手体とを間隔をあけて結
合一体化し、該間隔を継手両端方向に各々開口させて軒
樋挿入溝を形成してなる継手本体と、該継手本体の軒樋
挿入溝に挿入される軒樋の表面と同軒樋挿入溝の周壁面
との隙間に圧入されて同軒樋を固定する楔状体とでな
り、軒樋挿入溝の周壁面を該軒樋挿入溝の開口が拡開す
るように傾斜せしめ、該傾斜に対応するように楔状体を
先鋭状に形成してなる。又、本考案の請求項2)記載の
軒樋接続装置は、上記軒樋継手の継手本体の両軒樋挿入
溝に軒樋の端部を各々遊嵌状態に挿入嵌合し、該遊嵌状
態に軒樋の端部が挿入嵌合された両軒樋挿入溝におい
て、軒樋の表面と同軒樋挿入溝の傾斜した周壁面との隙
間に楔状体をその先方から圧入固定して、同軒樋継手に
よって両軒樋の端部を接続してなる。これらの構成によ
って上記課題が解決されたものである。
【0006】
【作用】本考案の軒樋継手及び軒樋接続装置にあって
は、継手本体の開口が拡開した両軒樋挿入溝に軒樋の端
部が各々遊嵌状態に挿入嵌合され、該遊嵌状態に軒樋の
端部が挿入嵌合された両軒樋挿入溝において、軒樋の表
面と同軒樋挿入溝の傾斜した周壁面との隙間に先鋭状の
楔状体がその先方から圧入固定されて、同軒樋継手によ
って両軒樋の端部が接続されるため、楔状体が圧入固定
されない状態で、開口が拡開して溝巾寸法が大きくなっ
軒樋挿入溝に軒樋の端部を遊嵌状態で容易に挿入嵌合
させることができ、しかも、軒樋挿入溝に軒樋の端部が
挿入嵌合された後に、軒樋の表面と軒樋挿入溝の傾斜し
周壁面との隙間に先鋭状の楔状体をその先方からスム
ーズに圧入固定することができ、これによって、同軒樋
の端部は軒樋挿入溝内にがたつきなく強固に接続固定さ
れる。
【0007】
【実施例】図1、図2、図3に示す軒樋継手及び軒樋接
続装置は、本考案の一実施例で、外継手体1と内継手体
2とを間隔をあけて結合一体化し、該間隔を継手両端方
向に各々開口させて軒樋挿入溝3を形成してなる継手本
体4と、該継手本体4の軒樋挿入溝3に挿入される軒樋
5の表面と同軒樋挿入溝3の周壁面との隙間に圧入され
て同軒樋5を固定する楔状体6とでなり、軒樋挿入溝3
の周壁面を該軒樋挿入溝3の開口が拡開するように傾斜
せしめ、該傾斜に対応するように楔状体6を先鋭状に形
成してなる軒樋継手であり、又、該軒樋継手の継手本体
4の両軒樋挿入溝3に軒樋5の端部を各々遊嵌状態に
入嵌合し、該遊嵌状態に軒樋5の端部が挿入嵌合された
両軒樋挿入溝3において、軒樋5の表面と同軒樋挿入溝
3の傾斜した周壁面との隙間に楔状体6をその先方から
圧入固定して、同軒樋継手によって両軒樋5の端部を接
続してなる軒樋接続装置である。
【0008】軒樋5は、合成樹脂内に鋼板がインサート
された合成樹脂被覆金属板を折曲加工して形成されたも
のである。又、該軒樋5は、底部7と後壁部8と該後壁
部8よりも高い前壁部9とでなり、該前壁部9は前方へ
膨出するように屈曲状に形成されていて、同軒樋5はそ
の断面形状が通常の軒樋に比較して複雑で大きなものと
なっている。又、同軒樋5の前壁部9及び後壁部8の上
端縁には、各々中空状の耳部10が一体に形成されてい
る。
【0009】軒樋継手の継手本体4及び楔状体6は、い
ずれも合成樹脂によって一体に射出成形されたもので、
上記軒樋5の断面形状に沿う形状に形成されている。継
手本体4の両上端縁には、上記軒樋5の耳部10に係合さ
れる係止屈曲部11が各々一体に形成されており、該継手
本体4の軒樋挿入溝3に軒樋5の端部が挿入され接続さ
れた状態で、同両係止屈曲部11は軒樋5の両耳部10に各
々係止される。
【0010】又、継手本体4の外継手体1は内継手体2
よりも巾狭状に形成されており、外側に露出する外継手
体1が目立たず外観良好となり、内側に隠れる内継手体
2が巾広状となって充分な接続強度が得られるようにな
っている。該外継手体1と内継手体2とは、巾方向中央
において結合片部12により周方向にわたって結合一体化
されており、該結合片部12の両側に軒樋挿入溝3が形成
されることになる。
【0011】楔状体6は、上記継手本体4の軒樋挿入溝
3に挿入される軒樋5の外側の表面と同軒樋挿入溝3の
外側の内周壁面との隙間に圧入されるもので、この場
合、該楔状体6の外周に形成される凸段部13が軒樋挿入
溝3の外側の内周壁面に形成される凹段部14に係止され
て、同楔状体6は軒樋挿入溝3内に外れないように確実
に係止固定される。又、軒樋5及び楔状体6が挿入され
ない状態で軒樋挿入溝3内に接着剤を注入しておくと、
該接着剤によって、該軒樋挿入溝3に挿入される軒樋5
の端部及び楔状体6が極めて強固に接続固定される。
【0012】したがって、該実施例の軒樋継手及び軒樋
接続装置にあっては、継手本体4の開口が拡開した両軒
樋挿入溝3に軒樋5の端部が各々遊嵌状態に挿入嵌合さ
れ、該遊嵌状態に軒樋5の端部が挿入嵌合された両軒樋
挿入溝3において、軒樋5の外側表面と同軒樋挿入溝3
傾斜した周壁面との隙間に先鋭状の楔状体6がその先
方から圧入固定されて、同軒樋継手によって両軒樋5の
端部が接続されるため、楔状体6が圧入固定されない状
態で、開口が拡開して溝巾寸法が大きくなった軒樋挿入
溝3に軒樋5の端部を遊嵌状態で容易に挿入嵌合させる
ことができ、又、同溝巾寸法が大きい軒樋挿入溝3に容
易に接着剤を注入することもできる。
【0013】しかも、軒樋挿入溝3に軒樋5の端部が挿
入嵌合された後に、軒樋5の外側表面と軒樋挿入溝3の
傾斜した周壁面との隙間に先鋭状の楔状体6をその先方
からスムーズに圧入固定することができ、これによっ
て、同軒樋5の端部は軒樋挿入溝3内にがたつきなく強
固に接続固定される。又、この場合、楔状体6が軒樋5
の外側の隙間に圧入されるため、継手本体4の内継手体
2の表面と軒樋5の内面との間に大きな段差が発生せ
ず、同軒樋5内を雨水は滞留せずにスムーズに流水され
る。
【0014】又、該実施例においては、軒樋5の断面形
状が通常の軒樋に比較して複雑で大きなものとなってい
るため、上記作用効果が特に有効となる。
【0015】なお、本考案の軒樋継手及び軒樋接続装置
においては、図4、図5に示す実施例の如きであっても
良いものである。すなわち、該実施例の軒樋継手及び軒
樋接続装置においては、軒樋5が合成樹脂にて一体に押
出成形されたもので、その両側壁部15が同一高さ形状に
形成されて、その断面形状が左右対称形状となってい
る。又、楔状体6が軒樋5の内側の表面と軒樋挿入溝3
の内側の内周壁面との隙間に圧入されており、この場
合、継手本体4の外継手体1の表面と軒樋5の外面との
間に大きな段差が発生せず外観良好となるもので、又、
軒樋5内の雨水の流水に支障を来さないように、同楔状
体6は分割されて軒樋5の底部7を除く両側壁部15にお
いてのみ圧入されている。
【0016】
【考案の効果】上述の如く、本考案の軒樋継手及び軒樋
接続装置にあっては、継手本体の開口が拡開した両軒樋
挿入溝に軒樋の端部が各々遊嵌状態に挿入嵌合され、該
遊嵌状態に軒樋の端部が挿入嵌合された両軒樋挿入溝に
おいて、軒樋の表面と同軒樋挿入溝の傾斜した周壁面と
の隙間に先鋭状の楔状体がその先方から圧入固定され
て、同軒樋継手によって両軒樋の端部が接続されるた
め、楔状体が圧入固定されない状態で、開口が拡開して
溝巾寸法が大きくなった軒樋挿入溝に軒樋の端部を遊嵌
状態で容易に挿入嵌合させることができ、しかも、軒樋
挿入溝に軒樋の端部が挿入嵌合された後に、軒樋の表面
と軒樋挿入溝の傾斜した周壁面との隙間に先鋭状の楔状
体をその先方からスムーズに圧入固定することができ、
これによって、同軒樋の端部は軒樋挿入溝内にがたつき
なく強固に接続固定され、軒樋が簡単に接続施工される
と共に充分な接続強度が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である軒樋継手及び軒樋接続
装置を示す斜視図である。
【図2】同実施例の断面図である。
【図3】同実施例の要部断面図である。
【図4】別の実施例である軒樋継手及び軒樋接続装置を
示す断面図である。
【図5】同実施例の要部断面図である。
【図6】本考案の従来例である軒樋継手及び軒樋接続装
置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 外継手体 2 内継手体 3 軒樋挿入溝 4 継手本体 5 軒樋 6 楔状体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外継手体と内継手体とを間隔をあけて結
    合一体化し、該間隔を継手両端方向に各々開口させて軒
    樋挿入溝を形成してなる継手本体と、該継手本体の軒樋
    挿入溝に挿入される軒樋の表面と同軒樋挿入溝の周壁面
    との隙間に圧入されて同軒樋を固定する楔状体とでな
    り、軒樋挿入溝の周壁面を該軒樋挿入溝の開口が拡開す
    るように傾斜せしめ、該傾斜に対応するように楔状体を
    先鋭状に形成してなる軒樋継手。
  2. 【請求項2】 請求項1)記載の軒樋継手の継手本体の
    両軒樋挿入溝に軒樋の端部を各々遊嵌状態に挿入嵌合
    し、該遊嵌状態に軒樋の端部が挿入嵌合された両軒樋挿
    入溝において、軒樋の表面と同軒樋挿入溝の傾斜した
    壁面との隙間に楔状体をその先方から圧入固定して、同
    軒樋継手によって両軒樋の端部を接続してなる軒樋接続
    装置。
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