JP2010106501A - 低温貯槽の建設工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】防液堤の構築と並行して、外槽および内槽の構築その他の機械工事を並行作業として進めることを可能にして、建設工期を大幅に短縮し、建設コストの引き下げを可能にする低温貯槽の建設工法を提供する。
【解決手段】防液堤3の内側に外槽4を設置し、更に外槽4の内側に内槽5を設置して成る低温貯槽を建設する工法において、基礎版2上に、外槽ライナープレート付きプレキャストコンクリート型枠40を防液堤3の内側型枠として組み立て、この内側型枠の外周に組み立てた外側型枠48との間へコンクリート49を打設して、内側面に外槽側板4Bを取り付けた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の防液堤3を構築する。
【選択図】図1

Description

この発明は、主に液化天然ガス(LNG)を貯蔵する低温貯槽の建設工法の技術分野に属し、特に言えば、建設工期を大幅に短縮し、建設コストの引き下げを可能にする低温貯槽の建設工法の技術分野に属する。
最近の原油価格の高騰と、地球温暖化防止という環境保全への配慮から、液化天然ガス(LNG)の需要が急速に伸びており、LNGを貯蔵する低温貯槽の建設機運が高まっている。
低温貯槽の一般的構造は図6に例示したように、支持杭1上に支持された基礎版2の上に、外周構造としてコンクリート造の防液堤3が構築される。この防液堤3の内側に鋼製の外槽4が設置され、更にその内側に鋼製の内槽5が設置され、外槽4と内槽5との間に側部保冷材6および屋根部保冷材6’が充填されている。基礎版2上には底部保冷材10が施工される。その他、図示することは省略したが、貯蔵するLNGの出し入れ手段としての機械設備が設置される。
このような低温貯槽の建設工法は、支持杭1を施工して基礎版2および防液堤3を構築する土木・建築の工事と、外槽4および内槽5を構築し機械設備を設置する機械工事とで成り立つ。しかし、従来の建設工法は、基礎版2および防液堤3を構築する土木・建築の工事がほぼ終了する段階までは、外槽4および内槽5の構築および機械設備を設置する機械工事を着工し進めることが難しく、両工事の並行作業が少ないため、その分建設工期がおよそ40ヶ月に及ぶほど長く延びてしまい、ひいては建設コストも高くなるという問題点があった。
因みに低温貯槽の建設工法に関する従来技術として、例えば下記の特許文献1に開示された低温貯槽の構築法は、コンクリート製防液堤に外槽を兼用させ一体型として構築する手段として、外側型枠と内側型枠を仮設してコンクリート製防液堤を構築するが、その際に、コンクリート製防液堤の内側面の縦方向にラインアンカーを埋設しておく。そして、コンクリートを打設し、外側型枠と内側型枠を解体・撤去した後に、ライナープレートの内側面に冷熱抵抗緩和材を取り付けたライナープレートを、前記ラインアンカーを利用して溶接することで外槽を構築し、更に内槽を構築する建設工法が記載されている。
特許文献1の建設工法は、コンクリート製防液堤の構築に外側型枠と内側型枠を仮設してコンクリートを打設し、外側型枠と内側型枠を解体・撤去した後に、外槽および内槽その他の機械工事を進める工程順でが進められ、土木・建築の工事と、外槽および内槽を構築し機械設備を設置する機械工事とを並行作業として進めることはできない。
特許文献2に開示された防液堤の施工方法は、地組みした外側型枠と内側型枠を建て起こして防液堤のコンクリートを打設する施工法であるから、やはり土木・建築の工事と、外槽および内槽を構築し機械設備を設置する機械工事とを並行作業として進めることはできない施工法である。
特許文献3に開示された外槽の施工方法は、防液堤と一体型の外槽を構築する方法であり、外槽を形成するライナープレートの内側面に冷熱抵抗緩和材を一体化した内装パネルを製作し、この内装パネルを外側型枠の内側に整列させ、セパレータで間隔を支持させ、各ライナープレート同士を溶接して内側型枠を構築し、コンクリート打設をしてライナーパネル付きの防液堤を構築する。その後に、内槽パネルを組み立てて内槽の構築を進める方法と認められるから、やはり土木・建築の工事と機械工事とを並行作業として進めることはできない。
特許文献4に開示された二重殻式タンクの屋根設置方法は、液化天然ガス(LNG)を貯蔵する低温貯槽の屋根を設置する方法である。外槽の側板を構築した後に、同外槽の底版上で外槽屋根と内槽屋根を上下の関係に組み立て、外槽屋根を、その下へ吊り下げた内槽屋根と共に外槽側板に沿って空気圧作用(エアレイジング法)により上昇させ、先ず外槽側板の上端へ外槽屋根を取り付け固定する。次いで内槽を構築し、内槽の上端へ前記内槽屋根を下ろして設置する方法と認められる。
特開平6−34098号公報 特許第4136030号公報 特許第2879717号公報 特許第3982066号公報
上記の特許文献1〜3に見るとおり、低温貯槽の建設工法として種々な先行技術が提案されている。しかし、従来の建設工法は、先ず基礎および基礎版を構築して、防液堤を建設する土木・建築の工事が先行し、その後に外槽および内槽を構築し機械設備を設置する機械工事を進める工程順で実施する内容であり、土木・建築の工事と、内槽の構築をはじめとする機械工事を並行作業として進める内容になっていない。
そのため低温貯槽の建設工期は40ヶ月に及ぶほど長期の建設工事になり、早期に使用したい発注者の要望に応じられないし、建設コストも高いという問題点がある。
よって本発明の目的は、防液堤の構築と並行して、外槽および内槽の構築その他の機械工事を並行作業として進めることを可能にして、建設工期を大幅に短縮し、建設コストの引き下げを可能にする低温貯槽の建設工法を提供することである。
本発明の重要な目的は、コンクリート造防液堤の構築に必要な内側型枠の設置作業のための内部足場の仮設を無用とし、もって内槽の構築をはじめとする機械工事を防液堤の建設工事と並行する作業として進めることが可能な低温貯槽の建設工法を提供することである。
上述した従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る低温貯槽の建設工法は、
防液堤3の内側に外槽4を設置し、更に外槽4の内側に内槽5を設置して成る低温貯槽を建設する工法において、
基礎版2上に、外槽ライナープレート付きプレキャストコンクリート型枠(以下、これを外槽ライナー付きプレコン型枠40と略す。)を防液堤3の内側型枠として組み立て、この内側型枠の外周に組み立てた外側型枠48との間へコンクリート49を打設して、内側面に外槽側板4Bを取り付けた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造(以下,RC又はSRC造と略す。)の防液堤3を構築することを特徴とする。
請求項2に記載した発明に係る低温貯槽の建設工法は、
防液堤3の内側に外槽4を設置し、前記外槽4の内側に内槽5を設置して成る低温貯槽を建設する工法において、
基礎版2上に、外槽ライナー付きプレコン型枠40を防液堤3の内側型枠として組み立て、この内側型枠の外周に組み立てた外側型枠48との間へコンクリート49を打設して内側面に外槽側板4Bを取り付けたRC又はSRC造防液堤3の構築を進める工程と、
前記防液堤3の内側の基礎版2上に内槽5の構築その他の機械工事を並行して進めることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した低温貯槽の建設工法において、
防液堤3の構築は、単位大きさの外槽ライナープレート41の外側面にプレキャストコンクリート版42を取り付けた外槽ライナー付きプレコン型枠40を複数個面状に並べて接合することにより内側型枠を組み立て、この内側型枠は外周の外側型枠48との間を一定間隔に連結してコンクリート49を打設することにより、内側面に外槽側板4Bを取り付けたRC又はSRC造防液堤3を構築することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のいずれか一に記載した低温貯槽の建設工法において、
外槽ライナー付きプレコン型枠40を複数個面状に並べて接合する内側型枠の組み立ては、外側型枠48を組み立てるため仮設した外部足場15を利用して行う。
請求項5に記載した発明は、請求項2に記載した低温貯槽の建設工法において、
防液堤3の構築と並行して進める内槽5の構築その他の機械工事は、防液堤3の内側面に取り付けた外槽側板4Bの内側位置に内槽側板5Bを組み立て、同内槽側板5Bの内側の基礎版2上で内槽屋根5Aおよび外槽屋根4Aを組み立て、底部保冷工事その他を進めることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項2又は5に記載した低温貯槽の建設工法において、
防液堤3の構築と並行して進める内槽5の構築は、外槽側板4Bより内側に内槽用足場18を仮設し、同足場18を利用して内槽側板5Bの組み立て、および外槽ライナープレート41相互間の接合作業を行うことを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項2若しくは5又は6に記載した低温貯槽の建設工法において、
外槽側板4Bおよび内槽側板5Bの組み立ては屋根の軒部4C,5Cまでを完成し、内槽側板5Bの内側の基礎版2上で内槽屋根5Aを組み立て、その上に外槽屋根4Aを二重構造に組み立て、前記内槽屋根5Aの外周辺部に、内槽側板の内周面に沿って上昇する移動機構24と気密保持機構25を設置し、
前記内槽屋根5Aを外槽屋根5Aと共に空気圧作用で各屋根の設置高さまで浮上させ、内槽屋根5Aおよび外槽屋根4Aはそれぞれの軒部5C,4Cと接合して二槽の屋根を完成することを特徴とする。
本発明に係る低温貯槽の建設工法は、単位大きさの外槽ライナープレート41の外側面にプレキャストコンクリート版42を取り付けた外槽ライナー付きプレコン型枠40を複数個面状に並べて接合することにより防液堤3の内側型枠を組み立てるので、外周部に仮設した外部足場15を利用して組み立て作業を行うことができ、内部足場の仮設は無用である。そのため防液堤3の構築と並行して、外槽4の構築が進むし、また、内槽5の構築その他の機械工事を進めることが可能である。その結果、低温貯槽の建設工事は、約30ヶ月程度に工期を短縮できる(約25%の短縮)。そのため低温貯槽を早期に使用したい発注者の要望に応えることができるし、工期が短縮する分だけ、建設工費も引き下げることができる。
防液堤の内側に外槽を設置し、更に外槽の内側に内槽を設置して成る低温貯槽を建設する工法である。
基礎版上に、外槽ライナー付きプレコン型枠を防液堤の内側型枠として組み立て、この内側型枠の外周に組み立てた外側型枠との間へコンクリートを打設して、内側面に外槽側板を取り付けたRC又はSRC造の防液堤の構築を進める工程と、
前記防液堤の内側の基礎版上に内槽の構築その他の機械工事を並行して進める。
次に、本発明を、図示した実施例に基づいて説明する。
先ず図1Aは、基礎として支持杭1を施工し、その上に低温貯槽の基礎版2の構築を地上レベルに順次進める段階を示している。
図6に低温貯槽の完成形態を示したように、本実施例の低温貯槽は地上式である場合を示す。もっとも地下式ないし半地下式の低温貯槽であっても、地盤を必要深さまで掘削する工事を除けば、およそ同様の工法が実施され、同様な構造に建設される。
図1Aでは、基礎版2の外周部工事が終了した段階で、底部ライナープレート8の組み立て、底部保冷材10の外周部工事、アニュラプレート9およびアンカーストラップ11の組み立てなどの所謂機械工事が着工されており、機械工事が防液堤3の構築工事と並行する作業として進められる端緒を示している。
図1Bでは、上記基礎版2の中央部工事まで終了し(土木工事の終了)、その外周位置に防液堤3の建築工事がかなり進んだ状況を示している。並行して外部足場15の仮設も進んでいるが、後述する外槽ライナー付きプレコン型枠工法の採用により、内部足場は仮設されていない点を注目されたい。内側型枠の施工は、後述するように外部足場15を利用して進められ、内部足場が無用となったからである。上記アニュラプレート10の上には既に内槽側板5Bの組み立ても一部始まっている。
一方、基礎版2の中央部面上にまで底部ライナープレート8の組み立てが進み、その中央部位に屋根架台12、13が組み立てられ、小型重機14を入れて内槽屋根5Aの組み立てが進められている。その屋根用プレート5A’は工場で加工したものを搬入し、図示を省略した防液堤外部に設置した大型揚重機により吊り込んで組み立てる。これらの各作業内容と構造は、既往技術と変わらないので、更なる詳細説明は省く。
図1B中の符号16は、機械工事用として防液堤3の下部に形成した出入り口である。
続く図1Cでは、防液堤3と外槽側板4Bの構築が既に上端まで進み、その内側に内槽側板5Bの組み立ても進んでいる。そのため外槽側板4Bの内側に内槽側板5Bの作業用足場18の仮設も進んでいる。このように内槽側板5Bの作業用足場18の仮設が行えるため、防液堤3の構築と並行して機械工事が行えるのである。内槽側板5Bの組み立て施工は、内側の吊り足場27を利用しても行われる。内槽側板5Bの下部には、防液堤3の下部に形成した出入り口16と連通する工事用開口5Dが設けられている。
要するに、防液堤3の構築に内部足場を仮設しないので、その代わりに内槽側板5Bの作業用足場18の仮設が可能となり、内槽側板5Bの組み立てその他の機械工事の並行作業が可能となった訳である。
図1Cでは、内槽屋根5Aおよび外槽屋根4Aの組み立てもほぼ完成状態に近くまで進み、既に図1Bの屋根架台12、13や小型重機14は撤去されている。基礎版2の上には底部保冷材10の施工もほぼ完成している。外槽屋根4Aは、複数の屋根サポート17を使用して内槽屋根5Aの上に二重構造に組み立てられている。
図2と図3は、上記防液堤3の構築に際し、その内側型枠の組み立てに外槽ライナー付きプレコン型枠40を使用して、外槽側板4Bも合一に構築する作業を、内部足場の仮設が無くても実施可能とした実施例を示す。内部足場の仮設が無用であるから、防液堤3の建築工事と並行してその内側に、内槽側板5Bの作業用足場18を仮設することができ機械工事を並行作業として進められることは上述した。
基礎版2上に組み立てる上記防液堤3の構築用内側型枠は、図2A〜Cに例示した外槽ライナー付きプレコン型枠40を使用して、図2Cに例示したように、一連の面状に積み重ねて相互に接合して組み立てるのである。同外槽ライナー付きプレコン型枠40を構成する外槽ライナープレート41は、厚さが5mm程度の鋼板である。これは外槽ライナー付きプレコン型枠40のハンドリングと組み立て作業が容易であるように、例えば縦×横の寸法が3m×6m程度の四角形とし、その外側面に、型枠としての用途に適する厚さ(例えば50〜200mm程度)のプレキャストコンクリート版42を取り付けた構成である。
図示した実施例の場合は、プレキャストコンクリート版42の周辺部にせり出した外槽ライナープレート41の端部が、当該外槽ライナー付きプレコン型枠40を、防液堤3構築用の内側型枠として組み立て接合するための溶接継手として形成されている。もっとも、前記の溶接継手は、別部材で外槽ライナープレート41の端縁部に適切な構造に設けても良い。
図3は、上記の外槽ライナー付きプレコン型枠40を、防液堤3を構築する内側型枠として一連に組み立て、外側型枠(鋼製型枠)48と相対峙させ、両者間の間隔を間隔保持具19で固定し、コンクリート49を打設して、外槽ライナー付きプレコン型枠40を打ち込んだ防液堤3の構築を段階的に進める要領図を示す。図3中の符号20は防液堤3の鉄筋篭を示す。但し、防液堤3をSRC造として構築する場合には鉄骨が追加される。外部足場15は、構築した防液堤3との間を繋ぎ材21で連結して仮設を進める。外側型枠(鋼製型枠)48は、所謂ステップアップ型枠として実施される。
図3のように、外槽ライナー付きプレコン型枠40を防液堤3の構築用内側型枠として組み立てるために、外槽ライナー付きプレコン型枠40の相互間を接合する水平方向継手43は、図2Aに示したように、下位の外槽ライナー付きプレコン型枠40の外槽ライナープレート41の上端部43Aが、上位の外槽ライナー付きプレコン型枠40の外槽ライナープレート41の外側へ被る一種の印籠型継手として構成され、上端部43Aの水平端縁43Bが連続溶接で気密状態に接合される。このとき上下に積み重ねるプレキャストコンクリート版42相互の突き合わせ部にも、段違い形状の継手44が形成されており、その接合により防液堤構築用の内側型枠として必要な強度、剛性を確保できる構成とされている。
また、図2Bに示した外槽ライナー付きプレコン型枠40の相互間を接合する縦方向継手45、および横並びに接合するプレキャストコンクリート版42の相互間を接合する段違い形状の継手44も略同様な構成である。縦方向継手45は、外槽ライナープレート41の先端部45Aが、横並びの外槽ライナー付きプレコン型枠40の外槽ライナープレート41の外側へ被る一種の印籠型継手として構成され、同先端部43Aの縦縁45Bが連続溶接で気密状態に接合される。
上記構成の外槽ライナー付きプレコン型枠40を内側型枠として組み立てる作業は、図3に示す構成で防液堤3の外周部に仮設した外部足場15を利用して行うことができる。したがって、内部足場の仮設は無用とされる。
なお、外槽ライナープレート41の上記水平方向継手43及び縦方向継手45の溶接作業は、防液堤3の打設コンクリート49を十分養生した後に、内槽側板5Bの作業用足場18を利用して行う。内槽側板5Bの作業用足場18は、内槽側板5Bの組み立てと溶接や検査の作業に利用するだけでなく、外槽側板4Bを構成する外槽ライナープレート41の溶接、検査にも共通に使用する。図1C中の符号27は、内槽側板5Bの組み立てと溶接、検査の内面側作業に使用する吊り足場であり、図示を省略した外部の大型揚重機により設置される。
次に、図4Aでは、防液堤3の構築と外槽側板4Bの構築がおよそ完成に近く、内槽側板5Bは上端の屋根軒部(ナックルプレート)5Cまで組み立てが進んでいる。そして、内槽側板4Bの内側では、内槽屋根5Aの組み立てと、その上に屋根サポート17を使用した外槽屋根4Aの組み立てが二重構造としてほぼ完成した段階を示している。
図4A中右側の符号22は外部足場15へ組み込んだ直立階段を示す。この直立階段22を利用して作業員が屋根部分にまで上り、屋根工事を進める。底部保冷材10の上面には内槽底板23の敷設も行われている。
図4Bでは、外槽側板4Bの上端部に屋根軒部(ナックルプレート)4Cの組み立てが進んでいる。内槽側板5Bの内側では、内槽屋根5Aの外周辺部に、内槽側板5Bの内面に接して転がるダブルローラ構造の如き移動機構24と、同じく内槽側板5Bの内面に気密に接する気密保持機構25が設置されている。
一方、防液堤3の下部に設けられた出入り口16、およびこれと連通する配置で内槽側板5Bの下部に設けられた工事用開口部5Dを通じてブロワー26が設置され、当該ブロワー26が吐出する圧縮空気の圧力で上記内槽屋根5Aと外槽屋根4Aを合一に上昇(浮上)させる途中段階を示している。符号28は内槽屋根5Aの下端部間に連結したレベリングワイヤーである。内槽屋根5Aと外槽屋根4Aは点線で図示した各屋根の設置高さまで浮上させ、内槽屋根5Aおよび外槽屋根4Aはそれぞれの軒部5C,4Cと接合して二槽の屋根を完成する。
図5では、内槽屋根5Aおよび外槽屋根4Aをそれぞれの軒部5C,4Cと接合して屋根が完成し、外槽4と内槽5とより成る2槽構造の低温貯槽がほぼ完成した段階を示している。なお、最終的に外槽側板4Bと内槽側板5Bとの間にグラスウールや粒状パーライトによる側部保冷材6が充填され、内槽屋根5Aと外槽屋根4Aとの間にも粒状パーライトの如き屋根部保冷材6’が施工される。
また、図5の段階ではブロワー26が撤去され、防液堤3の下部に設けられた出入り口16、及び内槽側板5Bの下部に設けられた工事用開口部5Dもそれぞれ気密に閉塞されている。
図5および図6に詳細に図示することは省略したが、収容液体(LNG)を出し入れする機械設備も完成される。図5では屋根にバレルノズル30が取り付けられ、内槽底板23の上にはポンプバレル31の組み立てが行われた状況を示している。
図6は上記のようにして完成した低温貯槽の一般的な構造図を、付属設備を省略して示している。
上記実施例で説明したように、本発明の建設工法は、防液堤3の構築を主とする土木・建築の工事と、外槽4および内槽5の組み立て施工を含む機械工事とを並行作業として進め結果、通例の建設工期が38ヶ月ないし40ヶ月であるところを、およそ30ケ月程度で低温貯槽を完成することが可能であり、大幅な工期の短縮と、それに伴う工費の削減を達成できる。
以上に本発明を図示した実施例に基づいて説明したが、本発明は図示した実施例に限定されない。本発明の目的および要旨を逸脱することなく、いわゆる当業者が必要に応じて行う設計変更や変形、応用のバリエーションにも及ぶものであることを、念のために申し添える。
A〜Cは本発明による低温貯槽の建築工法の基礎版外周工事の段階から、基礎版中央部の工事と内外槽の側板組み立て、および内外槽屋根の組み立て段階を順に断面図として示した工程説明図である。 A〜Cは外槽ライナー付きプレコン型枠による防液堤の内側型枠の組み立て状態を示した垂直断面図と水平断面図および斜視図である。 外槽ライナー付きプレコン型枠を使用した、防液堤の構築工事の概要を示す断面図である。 A、Bは内槽屋根および外槽屋根の組み立てと、それらを浮上させて屋根を施工する工程を順に断面図として示した工程説明図である。 低温貯槽の屋根まで施工した段階の工程説明図である。 完成した低温貯槽の一般的構造を、機械設備の図示を省略して示した断面図である。
符号の説明
3 防液堤
2 基礎版
4 外槽
5 内槽
40 外槽ライナー付きプレコン型枠
48 外側型枠
49 打設コンクリート
4A 外槽屋根
5A 内槽屋根

Claims (7)

  1. 防液堤の内側に外槽を設置し、更に外槽の内側に内槽を設置して成る低温貯槽を建設する工法において、
    基礎版上に、外槽ライナープレート付きプレキャストコンクリート型枠(以下、外槽ライナー付きプレコン型枠という。)を防液堤の内側型枠として組み立て、この内側型枠の外周に組み立てた外側型枠との間へコンクリートを打設して、内側面に外槽側板を取り付けた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の防液堤を構築することを特徴とする、低温貯槽の建設工法。
  2. 防液堤の内側に外槽を設置し、前記外槽の内側に内槽を設置して成る低温貯槽を建設する工法において、
    基礎版上に、外槽ライナー付きプレコン型枠を防液堤の内側型枠として組み立て、この内側型枠の外周に組み立てた外側型枠との間へコンクリートを打設して、内側面に外槽側板を取り付けた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造防液堤の構築を進める工程と、
    前記防液堤の内側の基礎版上に内槽の構築その他の機械工事を並行して進めることを特徴とする、低温貯槽の建設工法。
  3. 防液堤の構築は、単位大きさの外槽ライナープレートの外側面にプレキャストコンクリート版を取り付けた外槽ライナー付きプレコン型枠を複数個面状に並べて接合することにより内側型枠を組み立て、この内側型枠は外周の外側型枠との間を一定間隔に連結してコンクリートを打設することにより、内側面に外槽側板を取り付けた鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造防液堤を構築することを特徴とする、請求項1又は2に記載した低温貯槽の建設工法。
  4. 外槽ライナー付きプレコン型枠を複数個面状に並べて接合する内側型枠の組み立ては、外側型枠を組み立てるために仮設した外部足場を利用して行うことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載した低温貯槽の建設工法。
  5. 防液堤の構築と並行して進める内槽の構築その他の機械工事は、防液堤の内側面に取り付けた外槽側板の内側位置に内槽側板を組み立て、同内槽側板の内側の基礎版上で内槽屋根および外槽屋根を組み立て、底部保冷工事その他を進めることを特徴とする、請求項2に記載した低温貯槽の建設工法。
  6. 防液堤の構築と並行して進める内槽の構築は、防液堤の内側面に取り付けた外槽側板より内側に内槽用足場を設置し、同足場を利用して内槽側板の組み立て、および外槽ライナープレート相互間の接合作業を行うことを特徴とする、請求項2又は5に記載した低温貯槽の建設工法。
  7. 外槽側板および内槽側板の組み立ては屋根の軒部までを完成し、内槽側板の内側の基礎版上で内槽屋根を組み立て、その上に外槽屋根を二重構造に組み立て、前記内槽屋根の外周辺部に、内槽側板の内周面に沿って上昇する移動機構と気密保持機構を設置し、
    前記内槽屋根を外槽屋根と共に空気圧作用で各屋根の設置高さまで浮上させ、内槽屋根および外槽屋根はそれぞれの軒部と接合して二槽の屋根を完成することを特徴とする、請求項2若しくは5又は6に記載した低温貯槽の建設工法。
JP2008278473A 2008-10-29 2008-10-29 低温貯槽の建設工法 Expired - Fee Related JP5422793B2 (ja)

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