WO2019009077A1

WO2019009077A1 - タンクの側壁及びタンクの側壁施工方法

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Publication number: WO2019009077A1
Application number: PCT/JP2018/023515
Authority: WO
Inventors: 範之勝山
Original assignee: 株式会社Ihi
Priority date: 2017-07-04
Filing date: 2018-06-20
Publication date: 2019-01-10
Also published as: JP2019015039A

Abstract

プレキャスト板３と側ライナ４により組み立てられるタンクの側壁であって、前記プレキャスト板３と前記側ライナ４は連結具２を介して接合され、前記連結具２は、前記プレキャスト板３の側面における接合端３ａを跨がるように延在してプレキャスト板３同士を接合するベース部１９と、該ベース部１９に対向するように接続され且つ前記側ライナ４に接合する受け部２０とを備える。

Description

タンクの側壁及びタンクの側壁施工方法

　本開示は、プレキャスト板や側ライナにより施工されるタンクの側壁及びタンクの側壁施工方法に関するものである。

　近年、ＬＮＧ及びＬＰＧ等のガスを貯蔵する二重殻構造のタンクは、側壁を構築するために、プレキャスト板の端面を相互に接合して筒状に構築すると共にプレキャスト板の内周側面にパネル状の側ライナ等を設置する。

　ここでプレキャスト板や側ライナを接合する場合には、プレキャスト板同士の接合にジョイント金具を用いると共に、プレキャスト板と側ライナの接合に埋込金具やアンカースタッドを用いる。

　尚、プレキャスト板の端面を相互に接合する技術を示す一般的な先行技術文献としては、一つのプレキャスト板に端面から突出する主筋を、他のプレキャスト板に端面へ形成された孔に挿入して接合するものがある（特許文献１）。また他の先行技術文献としては、一つのプレキャスト板と他のプレキャスト板の間にドライジョイント及びシール材を介して一つのプレキャスト板と他のプレキャスト板を接合するものがある（特許文献２）。但し、これらの先行技術文献（特許文献１、特許文献２）は主にプレキャスト板同士の接合に関するものであり、プレキャスト板の内周側面に側ライナを接合することを考慮するものではない。

特開２０１６－８９５００号公報特開２０１６－２０５９７号公報

　タンクの側壁施工において、プレキャスト板同士の接合にジョイント金具を用いると共に、プレキャスト板と側ライナの接合に埋込金具やアンカースタッドを用いる場合には、ジョイント金具と埋込金具等とを別々に用いて接合するため、プレキャスト板や側ライナの設置や手順に困難を伴うという問題があった。

　またジョイント金具や埋込金具を用いる場合には、ジョイント金具が、プレキャスト板の内周側面における接合端を跨がるように位置するため、埋込金具の配置をジョイント金具に干渉しないように設計する必要があり、ジョイント金具や埋込金具等の配置について柔軟に設計を行うことができなかった。

　本開示は、上記従来の問題点に鑑みてなしたもので、プレキャスト板や側ライナの設置を簡易に行い得るタンクの側壁及びタンクの側壁施工方法を提供しようとするものである。

　本開示は、プレキャスト板と側ライナにより組み立てられるタンクの側壁であって、
　前記プレキャスト板と前記側ライナを接合する連結具を備え、
　前記連結具は、前記プレキャスト板の側面における接合端を跨がるように延在して前記プレキャスト板同士を接合するベース部と、該ベース部に対向するように接続され且つ前記側ライナに接合する受け部とを備えたタンクの側壁、に係るものである。

　前記タンクの側壁において、前記連結具は、前記ベース部と前記受け部を接続部により接続し、
　前記接続部は、前記ベース部と前記受け部のいずれか一方に長穴を備え、前記ベース部と前記受け部のいずれか他方に前記長穴内に配される止め部を備え、前記長穴と前記止め部により前記ベース部と前記受け部の相対位置を調整可能に構成することができる。

　前記タンクの側壁において、前記連結具は、前記ベース部に、前記プレキャスト板の外方へ張り出す張出部を備え、前記受け部に、前記張出部に掛止し得るように前記側ライナの外方へ張り出す引掛部を備えることができる。

　前記タンクの側壁において、前記連結具は、前記プレキャスト板同士を接合した後に前記プレキャスト板に埋め込まれる埋め込み金具で構成されることが好ましい。

　前記タンクの側壁において、前記プレキャスト板は、前記連結具を配置し得るように、接合端に凹みのクリアランス部を備えることが好ましい。

　本開示は、プレキャスト板と側ライナにより組み立てられるタンクの側壁施工方法であって、前記プレキャスト板同士を連結具により接合し、次に前記連結具により前記プレキャスト板に側ライナを接合するタンクの側壁施工方法、に係るものである。

　本開示によれば、プレキャスト板や側ライナの設置を簡易に行うことができるという優れた効果を奏し得る。

本開示のタンクの側壁を示す概念図である。本開示を実施する形態の一例を示す平面図である。本開示を実施する形態の一例を示す側面図である。本開示を実施する形態の他例を示す平面図である。本開示を実施する形態の他例を示す側面図である。本開示のタンクの側壁施工方法を示す工程であって平面方向から見た概念図であり、プレキャスト板に連結具のベース部を配して接合した状態を示している。本開示のタンクの側壁施工方法を示す工程であって平面方向から見た概念図であり、ベース部に接続部を介して受け部を配した状態を示している。本開示のタンクの側壁施工方法を示す工程であって平面方向から見た概念図であり、クリアランス部に充填材を充填した状態を示している。本開示のタンクの側壁施工方法を示す工程であって平面方向から見た概念図であり、連結具の受け部に側ライナを接合した状態を示している。本開示のタンクの側壁施工方法を示す工程であって側面方向から見た概念図であり、プレキャスト板に連結具のベース部を配して接合した状態を示している。本開示のタンクの側壁施工方法を示す工程であって側面方向から見た概念図であり、ベース部に接続部を介して受け部を配した状態を示している。本開示のタンクの側壁施工方法を示す工程であって側面方向から見た概念図であり、クリアランス部に充填材を充填した状態を示している。本開示のタンクの側壁施工方法を示す工程であって側面方向から見た概念図であり、連結具の受け部に側ライナを接合した状態を示している。本開示を実施する形態の一例において上下のプレキャスト板同士を接合した場合を示す側面図である。

　以下、本開示を実施する形態を図示例と共に説明する。

　図１～図３は一例のタンク１を示すものであり、タンク１は、連結具２によりプレキャスト板３及び側ライナ４を接合して側壁５が施工されている。

　タンク１は、側壁５、底部６、屋根部７を備えた二重殻構造のものであり、ＬＮＧ及びＬＰＧ等のガスを貯蔵するようになっている。ここでタンク１は、水等の液体を貯蔵するものであっても良いし、二重殻構造以外の他の構造であっても良い。

　タンク１の側壁５は、基礎版８の外周縁部１２に基礎部１３を介してプレキャスト板３を組み立て、該プレキャスト板３の内周側面（側面）にパネル状の側ライナ４を配し、更に側ライナ４から間隔を介して内槽側板１４を配し、前記間隔に保冷剤１５を充填して構成されている。またタンク１の底部６は、基礎版８の上に底部ライナ９を敷設し、該底部ライナ９に冷熱抵抗緩和材（図示せず）を介して保冷用の泡ガラス１０等を敷設して構成されている。更にタンク１の屋根部７は、側壁５の上部から内槽屋根１６と外槽屋根１７を配し、内槽屋根１６と外槽屋根１７の間に保冷剤１５を充填して構成されている。

　プレキャスト板３は、円弧状に湾曲して形成されたコンクリート製のブロック体であり、周方向及び上下方向に複数を組み合わせて筒状にし、タンク１の側壁５の一部を構成している。またプレキャスト板３は、内部に、鉛直方向に延在する鋼線の緊張材（図示せず）と、周方向に延在する鋼線の緊張材（図示せず）を配し、固縛によりプレストレスにしている。

　プレキャスト板３の内周側面には、図２、図３に示すごとく接合端３ａに位置する凹みのクリアランス部１８が備えられている。クリアランス部１８は、接合端３ａから切り欠いた形成であり、凹み底部１８ａと凹み側壁１８ｂを備えている。またクリアランス部１８は、一つのプレキャスト板３の端面と他のプレキャスト板３の端面を隣接した際に、一つのクリアランス部１８と、他のクリアランス部１８とが対になっていると共に、それぞれの凹み底部１８ａの高さが一致するようになっている。

　側ライナ４は、パネル状の鋼板で形成されており、プレキャスト板３に接合すると同時に複数枚を組み合わせて筒状にし、タンク１の側壁５の一部を構成している。

　連結具２は、プレキャスト板３に対応するベース部１９と、側ライナ４に対応する受け部２０とを接続部２１により接続して構成されている。また連結具２は、凹みのクリアランス部１８内に配置される大きさを備え、クリアランス部１８にモルタルやコンクリート等の充填材２２を充填した際にプレキャスト板３に埋め込まれる埋め込み金具となっている。ここで充填材２２は、モルタルやコンクリートに限定されるものではないが、プレキャスト板３同士を接着できるものが好ましい。

　ベース部１９は、締結孔を四隅に形成した板状の第一固定部２３を備え、第一固定部２３の中央には板状の第一支持部２４を立設している。受け部２０は、ベース部１９に対向して位置する板状の第二固定部２５を備え、第二固定部２５の中央には第一支持部２４を挟み込むように二枚の板状の第二支持部２６を立設している。接続部２１は、ベース部１９の第一支持部２４と受け部２０の第二支持部２６のいずれか一方に長穴２７を備え、ベース部１９の第一支持部２４と受け部２０の第二支持部２６のいずれか他方に長穴２７内に配される止め部２８を備え、ベース部１９と受け部２０の相対位置を調整し得るようにしている。長穴２７は第一支持部２４の延在方向に延びるように歪み、止め部２８は、第一支持部２４と第二支持部２６を貫通するボルト２８ａと、該ボルト２８ａを固定するナット２８ｂとにより構成されている。また図３は第一支持部２４に長穴２７を備え、第二支持部２６に止め部２８を備えるものを示しているが、第一支持部２４に止め部２８を備え、第二支持部２６に長穴２７を備えても良い。更に止め部２８は、ボルト２８ａやナット２８ｂ以外に他の固定部でも良い。

　ここで連結具２は、他例として、図４、図５に示すようにプレキャスト板３に対応するベース部１９'と、側ライナ４に対応する受け部２０'を異なる形状にしたものがある。他例の連結具２のベース部１９'は、締結孔を四隅に形成した板状の第一固定部２３を備え、第一固定部２３の中央には、プレキャスト板３の外方へ張り出すように水平方向の板状の張出部２９を備え、張出部２９の先端には上方へ突出した上方凸部３０を備えている。他例の連結具２の受け部２０'は、板状の第二固定部２５を備え、第二固定部２５の中央には側ライナ４の外方へ張り出すように水平方向の板状の引掛部３１を備え、引掛部３１の先端には下方へ突出した下方凸部３２を備えている。

　以下本開示のタンクの側壁施工方法を実施する形態を説明する。

　タンク１の側壁５を施工する際には、図１～図３に示すごとく、基礎版８の外周縁部１２に、基礎部１３を介してプレキャスト板３を周方向に組み立てて連結具２により接合すると共に、プレキャスト板３に連結具２を介して側ライナ４を接合する。そして、プレキャスト板３及び側ライナ４を周方向及び上下方向に組み立て筒状に構築する。その後、側ライナ４から間隔を介して内槽側板１４を配し、前記間隔に保冷剤１５を充填する。

　ここで、タンク１の底部６及び屋根部７の施工について説明すると、タンク１の底部６を施工する際には、基礎版８の上に底部ライナ９を敷設し、更に該底部ライナ９に冷熱抵抗緩和材（図示せず）を介して保冷用の泡ガラス１０等を敷設して構築する。またタンク１の屋根部７を施工する際には、内槽屋根１６と外槽屋根１７を配し、内槽屋根１６と外槽屋根１７の間に保冷剤１５を充填して構成する。

　次にタンク１の側壁５を施工する段階の中でプレキャスト板３及び側ライナ４を接合する工程を詳細に説明する。

　初めにプレキャスト板３を周方向に並べるように一つのプレキャスト板３と他のプレキャスト板３を隣接して配置し、図６Ａ、図７Ａに示すごとくプレキャスト板３の内周側面における接合端３ａに対の凹みのクリアランス部１８を備える。そしてクリアランス部１８に接合端３ａを跨ぐように連結具２のベース部１９を配置し、ベース部１９の第一固定部２３を締結ボルト等の締結部２３ａによりプレキャスト板３に固定し、隣接するプレキャスト板３同士を接合する。

　次に図６Ｂ、図７Ｂに示すごとくベース部１９の第一支持部２４に接続部２１を介して受け部２０の第二支持部２６を固定し、受け部２０を配置する。ここで接続部２１は、長穴２７と止め部２８によりベース部１９と受け部２０の相対位置を調整し、受け部２０の外面がプレキャスト板３の内周側面と同じ高さになるようにする。

　続いて図６Ｃ、図７Ｃに示すごとく凹みのクリアランス部１８にモルタル、コンクリート等の充填材２２を充填して連結具２をプレキャスト板３に埋め込み、連結具２の受け部２０の外面のみを露出させる。

　更に図６Ｄ、図７Ｄに示すごとく受け部２０の外面に一つの側ライナ４の側辺が位置するように連結具２の受け部２０に一つの側ライナ４を配置し、一つの側ライナ４の側辺を受け部２０の外面に溶接し、一つの側ライナ４をプレキャスト板３に接合する。次に一つの側ライナ４に隣接し且つ受け部２０の外面に他の側ライナ４の側辺が位置するように連結具２の受け部２０に他の側ライナ４を配置し、他の側ライナ４の側辺を受け部２０の外面に溶接し、他の側ライナ４をプレキャスト板３に接合する。ここでプレキャスト板３を上下に並べる際には、図８に示すごとくクリアランス部１８に横方向の接合端３ａを跨がるように連結具２のベース部１９を配置して固定し、上下のプレキャスト板３を接合しても良い。

　その後、プレキャスト板３と側ライナ４を筒状に構築し、プレキャスト板３と側ライナ４の接合を完了する。

　更に他の構成のプレキャスト板３及び側ライナ４を接合する工程を詳細に説明する。

　図４、図５に示すごとく、初めにプレキャスト板３を周方向に並べるように一つのプレキャスト板３と他のプレキャスト板３を隣接して配置し、プレキャスト板３の内周側面における接合端３ａに対の凹みのクリアランス部１８を備える。そしてクリアランス部１８に接合端３ａを跨がるように連結具２のベース部１９'を配置し、ベース部１９'の第二固定部２５を締結ボルト等の締結部２３ａによりプレキャスト板３に固定し、隣接するプレキャスト板３同士を接合する。一方、側ライナ４には、予め受け部２０'を溶接等により固定しておく。次にベース部１９'の張出部２９に受け部２０'の引掛部３１を掛止し、プレキャスト板３に側ライナ４を接合する。その後、凹みのクリアランス部１８にモルタル、コンクリート等の充填材２２を充填して連結具２をプレキャスト板３に埋め込み、プレキャスト板３と側ライナ４の接合を終了する。

　このように、本開示のタンク１の側壁５及びタンク１の側壁施工方法の形態例によれば、連結具２によりプレキャスト板３同士の接合、及びプレキャスト板３と側ライナ４の接合を行うので、ジョイント金具、埋込金具等のような複数種類の連結部を不要にし、プレキャスト板３や側ライナ４の設置や手順を簡易に行うことができる。また連結具２を用いることにより、ジョイント金具と埋込金具等の連結部のように配置の干渉を考慮する必要がないので、配置について柔軟に設計を行うことができる。

　本開示の形態例において、連結具２は、ベース部１９と受け部２０を接続部２１により接続し、接続部２１は、ベース部１９と受け部２０のいずれか一方に長穴２７を備え、ベース部１９と受け部２０のいずれか他方に前記長穴２７内に配される止め部２８を備え、長穴２７と止め部２８によりベース部１９と受け部２０の相対位置を調整可能に構成している。これにより側ライナ４を固定する受け部２０の位置を調整し得るので、側ライナ４の設置を好適且つ簡易に行うことができる。

　本開示の形態例において、連結具２は、ベース部１９'に、プレキャスト板３の外方へ張り出す張出部２９を備え、受け部２０'に、張出部２９に掛止し得るように側ライナ４の外方へ張り出す引掛部３１を備えることができる。これによりジョイント金具や埋込金具等のような複数種類の連結部を不要にすると同時に単純な構造で接合し得るので、プレキャスト板３や側ライナ４の設置や手順を一層簡易に行うことができる。

　本開示の形態例において、連結具２は、プレキャスト板３同士を接合した後にプレキャスト板３に埋め込まれる埋め込み金具で構成されている。これにより連結具２をプレキャスト板３内に埋め込んで連結具２による凹凸を減らすので、側ライナ４をプレキャスト板３の内周側面に接するように配置することが可能となり、プレキャスト板３や側ライナ４の設置を好適に行うことができる。

　本開示の形態例において、プレキャスト板３は、連結具２を配置し得るように、接合端３ａに凹みのクリアランス部１８を備えている。そして連結具２をクリアランス部１８に配置した際には、連結具２がプレキャスト板３から突出することを抑制するので、側ライナ４をプレキャスト板３の内周側面に接するように配置することが可能となり、プレキャスト板３や側ライナ４の設置を一層好適に行うことができる。

　尚、本開示のタンクの側壁及びタンクの側壁施工方法は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。

１　　タンク
２　　連結具
３　　プレキャスト板
３ａ　　接合端
４　　側ライナ
１８　　クリアランス部
１９　　ベース部
１９'　　ベース部
２０　　受け部
２０'　　受け部
２１　　接続部
２７　　長穴
２８　　止め部
２９　　張出部　
３１　　引掛部

Claims

　プレキャスト板と側ライナにより組み立てられるタンクの側壁であって、
　前記プレキャスト板と前記側ライナを接合する連結具を備え、
　前記連結具は、前記プレキャスト板の側面における接合端を跨がるように延在して前記プレキャスト板同士を接合するベース部と、該ベース部に対向するように接続され且つ前記側ライナに接合する受け部とを備えたタンクの側壁。
　前記連結具は、前記ベース部と前記受け部を接続部により接続し、
　前記接続部は、前記ベース部と前記受け部のいずれか一方に長穴を備え、前記ベース部と前記受け部のいずれか他方に前記長穴内に配される止め部を備え、前記長穴と前記止め部により前記ベース部と前記受け部の相対位置を調整可能に構成した請求項１に記載のタンクの側壁。
　前記連結具は、前記ベース部に、前記プレキャスト板の外方へ張り出す張出部を備え、前記受け部に、前記張出部に掛止し得るように前記側ライナの外方へ張り出す引掛部を備えた請求項１に記載のタンクの側壁。
　前記連結具は、前記プレキャスト板同士を接合した後に前記プレキャスト板に埋め込まれる埋め込み金具で構成された請求項１に記載のタンクの側壁。
　前記連結具は、前記プレキャスト板同士を接合した後に前記プレキャスト板に埋め込まれる埋め込み金具で構成された請求項２に記載のタンクの側壁。
　前記連結具は、前記プレキャスト板同士を接合した後に前記プレキャスト板に埋め込まれる埋め込み金具で構成された請求項３に記載のタンクの側壁。
　前記プレキャスト板は、前記連結具を配置し得るように、接合端に凹みのクリアランス部を備えた請求項１に記載のタンクの側壁。
　前記プレキャスト板は、前記連結具を配置し得るように、接合端に凹みのクリアランス部を備えた請求項２に記載のタンクの側壁。
　前記プレキャスト板は、前記連結具を配置し得るように、接合端に凹みのクリアランス部を備えた請求項３に記載のタンクの側壁。
　前記プレキャスト板は、前記連結具を配置し得るように、接合端に凹みのクリアランス部を備えた請求項４に記載のタンクの側壁。
　プレキャスト板と側ライナにより組み立てられるタンクの側壁施工方法であって、前記プレキャスト板同士を連結具により接合し、次に前記連結具により前記プレキャスト板に側ライナを接合するタンクの側壁施工方法。