JP2010105459A - 二輪自動車用タイヤ - Google Patents
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- B60C2200/00—Tyres specially adapted for particular applications
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Abstract
【解決手段】この二輪自動車用タイヤ2は、軸方向において複数の領域に分割されたトレッド4と、ラジアル構造を有するカーカス10と、このカーカス10と上記トレッド4との間に位置するバンド12と、このバンド12に積層された一対の補強層14とを備えている。このバンド12は、周方向に螺旋巻きされたコードを含んでいる。これら補強層14のそれぞれは、トレッド端24の近傍に位置している。上記トレッド4は、赤道上に位置する領域36と、この領域36からトレッド端24までの間に配置された1又は2以上の領域36とを備えている。それぞれの領域36は、その赤道面の側に位置する領域36の硬度と同等又はそれよりも低い硬度を有している。上記赤道上に位置する領域36の硬度は、トレッド端24が位置する領域36の硬度よりも高い。
【選択図】図1
Description
図1に示された基本構成を備え、下記表1に示された仕様を備えた実施例1の空気入りタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「180/55 ZR17」である。トレッドは、軸方向において5に分割され、3種類の領域から構成されている。このトレッドは、第一の領域と、一対の第二の領域と、一対の第三の領域とからなる。この第一の領域は、赤道上に位置している。それぞれの第二の領域は、この第一の領域の軸方向外側に位置している。それぞれの第三の領域は、この第二の領域の軸方向外側に位置している。このトレッドの一端から他端までの部分は、均等に5に分割されている。第一の領域の半幅W1は、第二の領域の幅W2の半分である。この第二の領域の幅W2は、第三の領域の幅W3と同等である。第一の領域の硬度は、63である。第二の領域の硬度は、62である。第三の領域の硬度は、60である。このタイヤは、軸方向に離間して配置された一対の補強層を備えている。それぞれの補強層は、トレッド端の近傍に位置している。この補強層は、並列された多数のコードを含んでいる。それぞれのコードは、周方向に対して傾斜している。このコードの傾斜角度の絶対値は、60°である。このコードは、ナイロン繊維からなる。この補強層の幅WBの、バンドの半幅WAに対する比率(WB/WA)は、50%である。この半幅WAのトレッドの半幅WSに対する比率(WA/WS)は、90%である。
比率(WB/WA)を下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
一対の補強層ではなく、トレッドの一端の近傍からその他端の近傍まで延在する一枚の補強層を設けた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。表1において、この比較例1の比率(WB/WA)は100%として示されている。
図1に示された基本構成を備え、下記表2に示された仕様を備えた実施例5の空気入りタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「180/55 ZR17」である。トレッドは、軸方向において3に分割され、2種類の領域から構成されている。このトレッドは、第一の領域と、一対の第二の領域とからなる。この第一の領域は、赤道上に位置している。それぞれの第二の領域は、この第一の領域の軸方向外側に位置している。このタイヤでは、このトレッドの一端から他端までの部分は、均等に3に分割されている。第一の領域の半幅は、第二の領域の幅の半分である。第一の領域の硬度は、63である。第二の領域の硬度は、60である。このタイヤは、軸方向に離間して配置された一対の補強層を備えている。これら補強層は、実施例1のそれと同等である。比率(WB/WA)は50%であり、比率(WA/WS)は90%である。
比率(WB/WA)を下記表2の通りとした他は実施例5と同様にして、タイヤを得た。
一対の補強層ではなく、トレッドの一端の近傍からその他端の近傍まで延在する一枚の補強層を設けた他は実施例5と同様にして、タイヤを得た。表2において、この比較例2の比率(WB/WA)は100%として示されている。
図1に示された基本構成を備え、下記表3に示された仕様を備えた実施例9の空気入りタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「180/55 ZR17」である。トレッドは、軸方向において9に分割され、5種類の領域から構成されている。このトレッドは、第一の領域と、一対の第二の領域と、一対の第三の領域と、一対の第四の領域と、一対の第五の領域とからなる。この第一の領域は、赤道上に位置している。それぞれの第二の領域は、この第一の領域の軸方向外側に位置している。それぞれの第三の領域は、この第二の領域の軸方向外側に位置している。それぞれの第四の領域は、この第三の領域の軸方向外側に位置している。それぞれの第五の領域は、この第四の領域の軸方向外側に位置している。このタイヤでは、このトレッドの一端から他端までの部分が均等に9に分割されている。第一の領域の半幅は、第二の領域の幅の半分である、この第二の領域の幅、第三の領域の幅、第四の領域の幅及び第五の領域の幅は、同等である。第一の領域の硬度は、63である。第二の領域の硬度は、62である。第三の領域の硬度は、62である。第四の領域の硬度は、61である。第五の領域の硬度は、60である。このタイヤは、軸方向に離間して配置された一対の補強層を備えている。これら補強層は、実施例1のそれと同等である。比率(WB/WA)は50%であり、比率(WA/WS)は90%である。
比率(WB/WA)を下記表3の通りとした他は実施例9と同様にして、タイヤを得た。
一対の補強層ではなく、トレッドの一端の近傍からその他端の近傍まで延在する一枚の補強層を設けた他は実施例9と同様にして、タイヤを得た。表3において、この比較例3の比率(WB/WA)は100%として示されている。
トレッドを分割しなかった他は実施例1と同様にして、比較例4のタイヤを得た。このタイヤのサイズは、「180/55 ZR17」である。トレッドは、その硬度が63である第一の領域からなる。第一の領域の硬度は、63である。このタイヤは、軸方向に離間して配置された一対の補強層を備えている。これら補強層は、実施例1のそれと同等である。比率(WB/WA)は50%であり、比率(WA/WS)は90%である。
比率(WB/WA)を下記表4の通りとした他は比較例4と同様にして、タイヤを得た。
試作タイヤを排気量が600ccである市販の自動二輪車(4サイクル)の後輪(リム:17×MT5.50)に装着し、その内圧が290kPaとなるように空気を充填した。前輪には、市販のタイヤ(サイズ:「120/60 ZR17」)を装着し、その内圧が250kPaとなるように空気を充填した。この自動二輪車を、その路面がアスファルトであるサーキットコースで走行させて、ライダーによる官能評価を行った。評価項目は、曲率半径Rが40mであるコーナーを速度80km/hで走行したときのグリップ力及び旋回安定性並びに高さ10mmである突起を速度50km/hで乗り越したときの乗り心地である。この結果が、下記表1、表2、表3及び表4に5点が満点とされた指数値で示されている。この数値が大きいほど、良好である。
試作タイヤを排気量が600ccである市販の自動二輪車(4サイクル)の後輪(リム:17×MT5.50)に装着し、その内圧が290kPaとなるように空気を充填した。前輪には、市販のタイヤ(サイズ:「120/60 ZR17」)を装着し、その内圧が250kPaとなるように空気を充填した。タイヤの溝深さD0を計測した後、この自動二輪車をその路面がアスファルトであるサーキットコースで走行させた。2000km走行後、再び溝深さD1を計測し、溝深さの差(D0−D1)に対する走行距離(2000m)の比を求め、この比を溝深さ1mmあたりの走行距離とし、比較例4を100とした指数値で、下記表1、表2、表3及び表4に示している。この数値が大きいほど、良好である。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・バンド
14・・・補強層
16・・・インナーライナー
18・・・チェーファー
20・・・トレッド面
22・・・溝
24・・・トレッド端
26・・・コア
28・・・エイペックス
30・・・カーカスプライ
36、36a、36b、36c・・・領域
Claims (3)
- 軸方向において複数の領域に分割されたトレッドと、ラジアル構造を有するカーカスと、このカーカスと上記トレッドとの間に位置するバンドと、このバンドに積層された一対の補強層とを備えており、
このバンドが、周方向に螺旋巻きされたコードを含んでおり、
これら補強層のそれぞれが、トレッド端の近傍に位置しており、
上記トレッドが、赤道上に位置する領域と、この領域からトレッド端までの間に配置された1又は2以上の領域とを備えており、
それぞれの領域が、その赤道面の側に位置する領域の硬度と同等又はそれよりも低い硬度を有しており、
上記赤道上に位置する領域の硬度が、トレッド端が位置する領域の硬度よりも高い二輪自動車用タイヤ - 上記補強層の幅の、上記バンドの半幅に対する比率が、25%以上75%以下である請求項1に記載の二輪自動車用タイヤ。
- 上記トレッドが、第一の領域と、一対の第二の領域と、一対の第三の領域とからなり、
この第一の領域が、赤道上に位置しており、
それぞれの第二の領域が、この第一の領域の軸方向外側に位置しており、
それぞれの第三の領域が、この第二の領域の軸方向外側に位置している請求項1又は2に記載の二輪自動車用タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008277587A JP2010105459A (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | 二輪自動車用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008277587A JP2010105459A (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | 二輪自動車用タイヤ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008277587A Pending JP2010105459A (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | 二輪自動車用タイヤ |
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Citations (5)
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2008
- 2008-10-29 JP JP2008277587A patent/JP2010105459A/ja active Pending
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