JP2010103406A - 貫通電極基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】導通部におけるボイドの発生を抑えた貫通電極基板の製造方法を提供する。
【解決手段】基板101に表裏を貫通する貫通孔102を形成し、次に基板101の表面および貫通孔102の内壁に絶縁膜103を形成した後、閉塞部材を貫通孔102の少なくとも一方を塞ぐように配置し、前記閉塞部材を配置した側の基板101上にシード層を形成し、前記閉塞部材を除去し、前記シード層に給電する電解めっき法により、貫通孔102内に導電材料を充填して導通部105を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板の表裏を貫通する貫通電極を備えた貫通電極基板の製造方法に関し、特に3次元実装用インターポーザーとして用いる貫通電極基板の製造方法に関する。
近年、電子機器の高密度、小型化が進み、LSIチップが半導体パッケージと同程度まで縮小化しており、2次元配置での高密度化は限界に達しつつある。そこで実装密度を上げるためにLSIチップを分けて3次元に積層する必要がある。また、LSIチップを積層した半導体パッケージ全体を高速動作させるために積層回路間距離を近づける必要がある。
そこで、上記の要求に応えるべく、LSIチップ間あるいは素子間のインターポーザーとして、基板の表裏を導通する導通部を備えた貫通電極基板が提案されている(特許文献1)。特許文献1によれば貫通電極基板は、基板に設けられた貫通孔内部を電解めっきによって導電材料(Cu)を充填することで形成される。
特開2006−54307号公報
特許文献1では、貫通孔の一方の面に電解めっき用のシード層をスパッタ法あるいは蒸着法によって設け、当該シード層に給電して貫通孔内に導電材料を充填している。しかし、貫通孔を有する基板にシード層を形成する際、シード層が貫通孔内に付き回ったり、シード層を構成する金属材料が貫通孔内に堆積してしまう。このような不要な付き回りや金属材料の堆積により、導電材料を充填する際に不良が発生することが判った。特に、3次元実装に利用されるインターポーザーとしての貫通電極基板は、コアとなる基板が数百μm程度の厚さであり、また貫通孔のアスペクト比も5以上と高く、貫通孔内にボイド(空隙)なく導電材料を充填することが非常に困難であった。また、チップ内の多数(数百〜数万個程度)の貫通孔に対して、全孔バラツキなく充填することは特に困難であった。
ここで、貫通孔内に不要なシード層あるいは金属材料が堆積した場合に見られる不良モードについて図面を参照して説明する。図6は、貫通電極基板の製造における不良モードを示す概念図である。貫通電極基板200はシリコンなどからなる基板201に、その表裏を貫通する貫通孔202を備えており、貫通孔202は絶縁層203を介して導電材料を充填して形成した導通部205を有している。導電材料の充填には基板201の一方の面に設けたシード層204に給電し、電解めっきにより導電材料料を成長させて行う。シード層204の形成の際に、従来のスパッタ法、蒸着法などの方法を採用した場合、貫通孔202内に金属材料が堆積する(堆積物210)。なお、堆積物210は孤立して図示しているが、シード層204と電気的につながっているものも含んでいる。
電解めっきを行うと、シード層204と堆積物210とに発生する電界分布、または電界強度が異なるため、めっきの成長速度に差が生じる。特に、3次元実装に利用されるインターポーザーとしての貫通電極基板は、貫通孔202がシード層204から成長する導電材料で充填される前に、堆積物210などから成長する導電材料によってめっき成長が阻害されてしまうことがある。本発明者らが検証した例では堆積物210からのめっき成長速度の方が速く、導通部205中にボイド211が発生していた。このようなボイドによって導通部205が導通不良(電気的オープンなど)に陥ることが確認された。上述のように本発明者は鋭意研究の末、貫通孔内に堆積した金属材料によりボイドの発生を助長させているという知見を得た。
そこで上記に鑑み、本発明は導通部におけるボイドの発生を抑えた貫通電極基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る貫通電極基板の製造方法は、基板に表裏を貫通する貫通孔を形成し、閉塞部材を前記貫通孔の少なくとも一方を塞ぐように配置し、前記閉塞部材を配置した側の前記基板上にシード層を形成し、前記閉塞部材を除去し、前記シード層に給電する電解めっき法により、前記貫通孔内に導電材料を充填して導通部を形成することを特徴とする。
また、本発明の別の態様は、基板に表裏を貫通する貫通孔を形成し、前記貫通孔の少なくとも一方の上にマスクを設け、前記マスクを介して前記基板上にシード層を形成し、前記シード層に給電する電解めっき法により、前記貫通孔内に導電材料を充填して導通部を形成することを特徴とする。
本発明よれば、導通部におけるボイドの発生を抑えた貫通電極基板の製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る貫通電極基板について説明する。
図1は本発明に係る貫通電極基板の断面図である。貫通電極基板100は、基板101にその表裏を貫通する貫通孔102を備えており、貫通孔102は絶縁層103を介して導電材料からなる導通部105が形成され、基板の表裏の導通をとっている。
基板100は、シリコン、ガラス、セラミック、絶縁性樹脂などの材料を用いることができる。特に、半導体チップを連結するインターポーザーとして貫通電極基板100を用いる場合には、シリコンから構成されることが好ましい。チップと貫通電極基板100との熱膨張係数を一致させることで、より信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
基板101の厚みは、例えば300μm〜800μmである。基板101には貫通孔102が設けられている。貫通孔102は開口サイズが10μm〜100μmであり、そのアスペクト比(基板100の厚さ/貫通孔102の開口サイズ)が好ましくは5以上である。なお、貫通孔102の開口サイズは開口の最も大きい部分を指すものとする。図面では基板100に対して貫通孔102が1つだけ図示されているが、これに限定されるものではなく基板100内に複数の貫通孔102が設けられているものとする。隣接する貫通孔の間隔は、設計の都合により適宜設定しうるが、例えば10μm〜200μm程度あるものとする。例えば、電子機器に用いる貫通電極基板では1チップに数百〜数万個の貫通孔が配置されている。なお、貫通電極基板は上記の態様に限定されるものではない。
基板101が十分な絶縁性を有しない場合には、導通部105は絶縁膜103を介して配設される。絶縁膜103は例えば、シリコン酸化膜(SiO2)、シリコン窒化膜(Si34)などを用いることができる。導通部105は例えば、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、金(Au)などの材料からなり、電解めっき法により貫通孔102内に充填されている。
次に、図2〜図3を参照して第1の実施形態に係る本発明に係る貫通電極基板の製造方法について説明する。
(第1の実施形態)
シリコンからなる基板101を準備する。基板101の厚みは、300〜800μmである。基板101の一方の面側にレジスト、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、金属などから選択されるマスク(図示せず)を形成した後、該マスクを介して基板を厚み方向にエッチングする。エッチング方法としてはRIE(Reactive Ion Etching)法、DRIE(Deep Reactive Ion Etching)法などを用いることができる。基板101に対して表裏貫通する貫通孔102をエッチングのみで形成してもよいし、貫通する前にエッチングを止めてバックグラインドにより貫通孔102を開口させてもよい。(図2(A)参照)
基板101の表面および貫通孔102の内壁に絶縁膜103を形成する。絶縁膜103は例えば、シリコン酸化膜であり、熱酸化法あるいはプラズマCVD法により形成することができる。(図2(B)参照)
基板101上に、貫通孔102を塞ぐ閉塞部材110を設ける。本実施形態において塞部材110は貫通孔102の少なくとも一方を塞ぐように配置し、例えばドライフィルムレジストなどのシート部材や、厚みのある板状部材などを用いることができる。以下、ドライフィルムレジストを用いた場合について説明する。基板101の一方の面全体に感光性ドライフィルムレジストをラミネートし、パターニングする。(図2(C)参照)
基板101の一方の面にシード層104を形成する。(図2(D)参照)
シード層104はCu層/Ti層(この場合、基板側にTi層)などにより構成される。成膜方法は、スパッタ法、蒸着法などから適宜選択できる。基板101の一方の面にシード層104を形成する後、閉塞部材110を除去する。このとき閉塞部材110上に形成されたシード層が残存した状態であってもよいし、閉塞部材110とともに除去(リフトオフ)されていてもよい。(図3(E)参照)
本実施形態では、シード層が形成される側の貫通孔102の開口を完全に塞ぐので、貫通孔102内に金属粒子が堆積することがない。また、簡便な方法で閉塞部材110を取り去ることができる。
シード層104に給電する電解めっき法を用いて、貫通孔102内に金属材料を充填する。基板101の一方の面に設けたシード層104から金属が析出しはじめ、貫通孔102の一方側から金属が成長するため、ボイドの発生率が非常に低い。また、貫通孔102内に金属材料の堆積がないため、ボイドの少ない緻密な導通部105を形成することができる。(図3(F)参照)
シード層104及び導通部105の不要部をエッチングあるいはCMP(Chemical Mechanical Polishing)により除去する。(図3(G)参照)
以上のように、本実施形態によればアスペクト比が高い(アスペクト比5以上)貫通孔内であっても、ボイドの少ない緻密な導通部を形成することができる。さらに、数百μm程度の深い貫通孔内にもボイドの少ない緻密な導通部を形成することができる。
次に、図4を参照して第2の実施形態に係る本発明に係る貫通電極基板の製造方法について説明する。第1の実施形態と同様の構成には同一符号を付し、また同様の工程についてはその説明、図示を省略する。
(第2の実施形態)
基板101に貫通孔102を設け、基板101の表面および貫通孔102の内壁に絶縁膜103を設ける工程は第1の実施形態と略同様であり(図2(A)〜図2(B))参照)、ここでは説明を省略する。
貫通孔102を塞ぐ閉塞部材110を設ける。本実施形態において塞部材110は、貫通孔102の少なくとも一方を塞ぐように配置され、貫通孔内の少なくとも一部に充填されている。そのような閉塞部材110としては、貫通孔102内で硬化し、溶剤に浸漬することで除去可能な材料を用いることができる。上記の材料としては、例えばポリビニルアルコール(以下、PVA)溶液、レジストなどを用いることができる。PVA溶液中に基板101を浸漬させ、貫通孔102内を閉塞部材110で満たす。なお、閉塞部材110はシード層が形成される側の貫通孔102を塞いでいればよく、貫通孔を一部あるいは完全に充填されていてもよい。その後、シード層を形成する側を温水(水温60℃以上)あるいは希フッ酸溶液を用いて、基板表面に付着した不要な部分を除去する。(図4(A)参照)
なお、閉塞部材については、上記は一例であって、除去液への浸漬、あるいは充填した後の熱収縮が少なく、除去しやすい材料であればよいものとする。
基板101の一方の面にシード層104を形成する。シード層104はCu層/Ti層(この場合、基板側にTi層)などにより構成される。成膜方法は、蒸着法、スパッタ法などから適宜選択できる。(図4(B)参照)
基板101の一方の面にシード層104を形成する後、閉塞部材110を除去する。このとき閉塞部材110上に形成されたシード層が残存してもよいし、閉塞部材110とともに除去(リフトオフ)されてもよい。閉塞部材110は温水(水温60℃以上)の槽の中で、必要に応じて超音波を印加して閉塞部材110を除去する。(図4(C)参照)
本実施形態では、シード層が形成される側の貫通孔102の開口を完全に塞ぐので、貫通孔102内に金属粒子が堆積することがない。
シード層104に給電する電解めっき法を用いて、貫通孔102内に金属材料を充填していく。基板101の一方の面に設けたシード層104から金属が析出しはじめ、貫通孔102の一方側から金属が成長するため、ボイドの発生率が非常に低い。また、貫通孔102内に金属材料の堆積がないため、ボイドの少ない緻密な導通部を形成することができる。(図4(D)参照)
シード層104及び導通部105の不要部をエッチングあるいはCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)により除去する。(図4(E)参照)
以上のように、本実施形態によればアスペクト比が高い(アスペクト比5以上)貫通孔であっても、ボイドの少ない緻密な導通部を形成することができる。さらに、数百μm程度の深い貫通孔内にもボイドの少ない緻密な導通部を形成することができる。
次に、図2〜図4、及び図5を参照して第3の実施形態に係る本発明に係る貫通電極基板の製造方法について説明する。
(第3の実施形態)
シード層104の形成工程以外は第1、第2の実施形態と略同様であり、図2〜図4及び対応する説明を参照できるため、ここではその図示及び説明を省略する。
図5は、第3の実施形態におけるシード層の形成工程を説明する図である。貫通孔102の上にマスク120を設ける。マスク120は金属製のマスクであり、例えばSUS(ステンレス)やTi(チタン)などの材料からなる。そして、貫通電極基板100の貫通孔102の開口パターンを反転させたパターンを有している。マスク120は金属製に限られず、シリコン基板に貫通電極基板100の反転パターンの開口を形成したものをマスクとして用いても構わない。基板101とマスク120とを数mm程度離間させた状態で配置し、蒸着法などにより金属粒子Pを基板上に堆積させてシード層104を形成する。なお、マスク120の裏側への金属粒子Pの回り込みを防ぐために、高真空下でシード層104の形成を行うことが好ましい。
本実施形態では、マスクを介してシード層を形成するので、大量に貫通電極を製造する際には同一のマスクを利用することができ、生産性に優れる。
第1〜第3の実施形態に係る貫通電極基板の製造方法は、厚さが数百μmのコアとなる基板からなり、チップ領域に多数(例えば、数百〜数万個程度)の貫通孔を備えた貫通電極基板を製造するのに特に好適である。
[実施例1]
基板として、厚み625μm、直径150mmのシリコン基板を準備し、この基板の一方の面にノボラック系のポジ型レジスト材料(東京応化工業(株)製 LA900)を塗布し、貫通孔形成用のフォトマスクを介して露光、現像した。これにより、開口径が10μm、30μm、70μm、100μmの4種の円形開口を有し、開口径10μmの開口が20μmピッチ、開口径30μmの開口が60μmピッチ、開口径70μmの開口が150μmピッチ、開口径100μmの開口が200μmピッチで、それぞれ形成されたマスクパターンを形成した。
次に、このマスクパターンをマスクとして、基板にDRIE(Deep Reactive Ion Etching)により複数の微細孔を形成した。この微細孔の深さは約400μmとした。次に、不要なマスクパターンを除去し後、基板の裏面をバックグラインドして、微細孔を開口させて貫通孔を形成した。貫通孔のアスペクト比は、開口径が10μm,30μm,70μm,100μmではそれぞれ、40,13.3,5.7,4であった。これにより、貫通孔を備えた基板(厚み400μm)を得た。次いで、この基板の一方の面に感光性ドライフィルムレジスト(東京応化工業(株)製オーディールBF405)をラミネートし、貫通孔を塞ぐようにパターニングした。
スパッタ法によりチタン(Ti)からなる厚み30nmの層と、銅(Cu)からなる厚み200nmの層とが積層した積層構造のシード層を形成した。その後、剥離液を用いて感光性ドライフィルムレジストを除去した。
シード層を給電層として、下記組成のフィルドめっき液を使用し電解めっき(平均電流密度1A/dm2)を15時間行うことにより、基板の裏面から銅めっきを施し、貫通孔内に銅を充填した。
(フィルドめっき液の組成)
・硫酸 … 50g/L
・硫酸銅 … 200g/L
・塩素イオン … 50mg/L
・添加剤(上村工業(株)製 ESA21−A) … 2.5mL/L
・添加剤(上村工業(株)製 ESA21−B) … 10mL/L
次に、基板上の余分な銅被膜、シード層を研磨して除去して、貫通電極基板を得ることができた。上記のようにして作製した貫通電極基板について、貫通孔内の導電材料の充填状態を光学顕微鏡で観察した結果、ボイドのない緻密なものであることが確認され、従来の不良モードは発生しなかった。
[実施例2]
実施例1と略同様の条件で、貫通孔を備えた基板(厚み400μm)を得る。その後、この基板を、PVAが水に溶解した溶液で満たされた槽に浸漬し、貫通孔にPVAを充填した。そして槽から基板を引き揚げ、200℃の乾燥室内でPVAを固めた。次いで、基板をスピンコータに配置し、スピン状態で希フッ酸をスプレーして片面のPVAを除去する。
スパッタ法によりチタンからなる厚み30nmの層と、銅からなる厚み200nmの層とを積層した積層構造のシード層を形成した。その後、温水槽(水温80℃)内に浸漬し、超音波を印加して貫通孔に充填したPVAを除去した。
シード層を給電層として、実施例1と略同様の条件で貫通孔内に銅を充填した。次に、基板上の余分な銅被膜、シード層を研磨して除去して、貫通電極基板を得ることができた。上記のようにして作製した貫通電極基板について、貫通孔内の導電材料(銅)の充填状態を光学顕微鏡で観察した結果、ボイドのない緻密なものであることが確認され、従来の不良モードは発生しなかった。
[実施例3]
実施例1及び2と略同様の条件で、貫通孔を備えた基板(厚み400μm)を得る。その後、この基板上にTiからなる金属製のマスクを基板から3mmほど離間して配置し、蒸着法を用いてチタンからなる厚み30nmのシード層を形成した。
シード層を給電層として、実施例1と略同様の条件で貫通孔内に銅を充填した。次に、基板上の余分な銅被膜、シード層を研磨して除去して、貫通電極基板を得ることができた。上記のようにして作製した貫通電極基板について、貫通孔内の導電材料(銅)の充填状態を光学顕微鏡で観察した結果、ボイドのない緻密なものであることが確認され、従来の不良モードは発生しなかった。
本発明の貫通電極基板の断面図である。 第1の実施形態に係る本発明の貫通電極基板の製造工程を説明する図である。 第1の実施形態に係る本発明の貫通電極基板の製造工程を説明する図である。 第2の実施形態に係る本発明の貫通電極基板の製造工程を説明する図である。 第3の実施形態におけるシード層の形成工程を説明する図である。 従来の貫通電極基板の製造方法における不良モードを説明する概念図である。
符号の説明
100…貫通電極基板
101…基板
102…貫通孔
103…絶縁膜
104…シード層
105…導通部
110…閉塞部材
120…マスク

P…金属粒子

200…貫通電極基板
201…基板
202…貫通孔
203…絶縁膜
204…シード層
205…導通部
210…堆積物
211…ボイド

Claims (6)

  1. 基板に表裏を貫通する貫通孔を形成し、
    閉塞部材を前記貫通孔の少なくとも一方を塞ぐように配置し、
    前記閉塞部材を配置した側の前記基板上にシード層を形成し、
    前記閉塞部材を除去し、
    前記シード層に給電する電解めっき法により、前記貫通孔内に導電材料を充填して導通部を形成することを特徴とする貫通電極基板の製造方法。
  2. 前記閉塞部材は、前記貫通孔を覆って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の貫通電極基板の製造方法。
  3. 前記閉塞部材は、前記貫通孔内の少なくとも一部に充填されていることを特徴とする請求項1に記載の貫通電極基板の製造方法。
  4. 基板に表裏を貫通する貫通孔を形成し、
    前記貫通孔の少なくとも一方の上にマスクを配置し、
    前記マスクを介して前記基板上にシード層を形成し、
    前記シード層に給電する電解めっき法により、前記貫通孔内に導電材料を充填して導通部を形成することを特徴とする貫通電極基板の製造方法。
  5. 前記貫通孔のアスペクト比が5以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の貫通電極基板の製造方法。
  6. 前記基板の厚みが300μm以上であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の貫通電極基板の製造方法。
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