JP2010103234A - 電子部品搭載装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路基板に所定の種類及び数の電子部品を搭載するのに要する時間を短縮できる電子部品搭載装置を提供する。
【解決手段】各バルクフィーダ25の部品搬送チューブ25dの先端部は横一列に集合されていて該チューブ集合部分は搭載作業台21上に配置され、また、各部品搬送チューブ25dの先端部の上面には先頭の電子部品ECを吸着ヘッド23の吸着ノズルによって取り出すための部品取出口TPがそれぞれ設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】各バルクフィーダ25の部品搬送チューブ25dの先端部は横一列に集合されていて該チューブ集合部分は搭載作業台21上に配置され、また、各部品搬送チューブ25dの先端部の上面には先頭の電子部品ECを吸着ヘッド23の吸着ノズルによって取り出すための部品取出口TPがそれぞれ設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、吸着ヘッドを利用して所定の種類及び数の電子部品を回路基板に搭載する電子部品搭載装置に関する。
図1は従前の電子部品搭載装置(以下単に搭載装置と言う)の上面図であり、同図における符号10は搭載装置、11は搭載作業台、12は回路基板、13は吸着ヘッド、14はフィーダ装着台、15はテープフィーダである。
搭載作業台11は回路基板12の導入及び導出を行うためのX方向の搬送レール(図示省略)を有している。吸着ヘッド13は少なくとも1つの吸着ノズル(図示省略)を上下移動可能に有しており、XY駆動機構(図示省略)によるX方向及びY方向の移動を可能としている。フィーダ装着台14は搭載作業台11のY方向両側に配置されている。各フィーダ装着台14には複数(図中は16)のテープフィーダ15がX方向に並設されている。
テープフィーダ15は、部品収納テープを間欠的に移動させることによってピックアップポイントPPに電子部品ECを供給する機能を有する周知のものである。また、各テープフィーダ15には、基本的には種類が異なる電子部品ECを収納した部品収納テープがそれぞれ取り付けられている。
前記搭載装置10によって各種電子部品ECを回路基板12に搭載するときには、まず、回路基板12を搭載作業台11の所定位置に導入する。そして、所定のテープフィーダ15のピックアップポイントPP上に吸着ヘッド13を移動させる。そして、吸着ヘッド13の吸着ノズルを下降させて電子部品ECを吸着し、吸着後に吸着ノズルを上昇させる。そして、吸着ヘッド13を回路基板12の被搭載箇所上に移動させる。そして、吸着ヘッド13の吸着ノズルを下降させて電子部品ECを回路基板12の被搭載箇所に搭載し、吸着解除後に吸着ノズルを上昇させる。これ以後は、所定の種類及び数の電子部品ECが回路基板12に搭載されるまで前記手順を繰り返す。
ところで、回路基板12に所定の種類及び数の電子部品ECを搭載するのに要する時間を短縮するには、搭載時における吸着ヘッド13の移動経路MP(図1参照)を極力短くすることが効果的である。因みに、図1に示した移動経路MPは、複数のテープフィーダ15それぞれが供給する電子部品ECを回路基板12の中心に搭載する場合における吸着ヘッド13の移動経路である。
前記移動距離MPを短くする手法としては、(1)並設された複数のテープフィーダ15のピックアップポイントPPの隣接間隔を小さくする手法、(2)並設された複数のテープフィーダ15のピックアップポイントPPを回路基板12に近付ける手法、が考えられる。
前記手法(1)を実現するには、各テープフィーダ15の幅寸法(X方向寸法)を小さくすれ良いと考えられる。しかしながら、各テープフィーダ15の幅寸法(X方向寸法)はそれぞれに取り付けられた部品収納テープ(テープリール)の幅寸法に依存するため、各テープフィーダ15の幅寸法を小さくすることには限界がある。従って、前記搭載装置10において前記手法(1)を実現することは難しい。
また、前記手法(2)を実現するには、各テープフィーダ15の配置位置を内側にずらせば良いと考えられる。しかしながら、各テープフィーダ15の配置位置を内側にずらすと、大きなサイズの回路基板12に電子部品ECを搭載するときに吸着ヘッド13がテープフィーダ15に干渉する危険性が増す。従って、前記搭載装置10において前記手法(2)を実現することは難しい。
特開2007−311546
本発明の目的は、回路基板に所定の種類及び数の電子部品を搭載するのに要する時間を短縮できる電子部品搭載装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、所定位置に回路基板が導入される搭載作業台と、搭載作業台の少なくとも一側に並設された複数のバルクフィーダと、少なくとも1つの吸着ノズルを有し、且つ、所定のバルクフィーダが供給する電子部品を回路基板に搭載する吸着ヘッドとを備えた電子部品搭載装置であって、各バルクフィーダは、電子部品をバラ状態で貯留する部品貯留部と、部品貯留部に貯留されている電子部品を所定向きに整列する部品整列部と、部品整列部で整列された電子部品を整列状態のまま搬送する部品搬送チューブとを具備し、各バルクフィーダの部品搬送チューブの先端部は横一列に集合されていて該チューブ集合部分は搭載作業台上に配置され、また、各部品搬送チューブの先端部の上面には先頭の電子部品を吸着ヘッドの吸着ノズルによって取り出すための部品取出口がそれぞれ設けられている、ことをその特徴とする。
この電子部品搭載装置では、各バルクフィーダの部品搬送チューブの先端部は横一列に集合されていて該チューブ集合部分は搭載作業台上に配置され、また、各部品搬送チューブの先端部の上面には先頭の電子部品を吸着ヘッドの吸着ノズルによって取り出すための部品取出口(=ピックアップポイント)がそれぞれ設けられている。
つまり、並設された複数のバルクフィーダのピックアップポイントの隣接間隔を可能な限り小さくすることができ、且つ、並設された複数のバルクフィーダのピックアップポイントを回路基板に近付けることを容易に行うことができる。要するに、搭載時における吸着ヘッドの移動経路を極力短くすることができ、これによって回路基板に所定の種類及び数の電子部品を搭載するのに要する時間を従前の搭載装置に比べて短縮することができる。
本発明によれば、回路基板に所定の種類及び数の電子部品を搭載するのに要する時間を短縮できる電子部品搭載装置を提供することができる。
本発明の前記目的とそれ以外の目的と、構成特徴と、作用効果は、以下の説明と添付図面によって明らかとなる。
[第1実施形態]
図2は本発明の第1実施形態に係る電子部品搭載装置の上面図、図3は図2に示したバルクフィーダの側面図、図4は図2に示したチューブ集合部分の拡大上面図及び縦断面図である。
図2は本発明の第1実施形態に係る電子部品搭載装置の上面図、図3は図2に示したバルクフィーダの側面図、図4は図2に示したチューブ集合部分の拡大上面図及び縦断面図である。
図2における符号20は電子部品搭載装置(以下単に搭載装置と言う)、21は搭載作業台、22は回路基板、23は吸着ヘッド、24はフィーダ装着台、25はバルクフィーダ、26はチューブ集合部材である。
搭載作業台21は回路基板22の導入及び導出を行うためのX方向の搬送レール(図示省略)を有している。吸着ヘッド23は少なくとも1つの吸着ノズル(図示省略)を上下移動可能に有しており、XY駆動機構(図示省略)によるX方向及びY方向の移動を可能としている。フィーダ装着台24は搭載作業台21のY方向両側に配置されている。各フィーダ装着台24には複数(図中は16)のバルクフィーダ25がX方向に並設されている。
図3に示すように、バルクフィーダ25は、フレーム25aと、電子部品ECをバラ状態で貯留する部品貯留部25bと、部品貯留部25bに貯留されている電子部品ECを所定向きに整列する部品整列部25cと、部品整列部25cで整列された電子部品ECを整列状態のまま搬送する部品搬送チューブ25dとを具備している。
フレーム25aは断面L字形のプレートから成り、該フレーム25aの縦壁には部品貯留部25bと部品整列部25cが着脱自在にネジ止めされている。このフレーム25aは該フレーム25aに設けられたロック機構(図示省略)によってその底壁25a1をフィーダ装着台24に着脱自在に固定される。
部品貯留部25bは、傾斜底面を有する貯留室25b1と、貯留室25a1の上面に形成された部品補充口25b2と、貯留室25a1の底面に形成された部品落下口25b3と、部品補充口25b2を開閉するための蓋25b4とを有している。
貯留室25b1に貯留される電子部品ECは、長さ>幅=高さの寸法関係を有する直方体形状の電子部品、例えば積層コンデンサや積層インダクタ、或いは、長さ>幅>高さの寸法関係を有する電子部品、例えばチップ抵抗器である。各バルクフィーダ25の貯留室25b1には、基本的には種類が異なる電子部品ECがバラ状態で収納されている。
部品整列部25cは、部品落下口25b3に対応した部品取込口25c1と、部品取込口25c1の下側に回転自在に設けられた整列ローター25c2と、整列ローター25c2を所定角度範囲で往復回転させるためのモータ25c3と、整列ローター25c2の下側に設けられた断面矩形の搬送通路25c4とを有している。
貯留室25a1の部品落下口25b3から部品整列部25cの部品取込口25c1に送り込まれたバラ状態の電子部品ECは整列ローター25c2の往復回転によって所定の向きに整列され、整列された電子部品ECは搬送通路25c4を整列状態のまま自重によって下方に移動する。図3に示した部品整列部25cの構造及び整列作用は、本出願人による特願2000−348171(特開2002−84094)に開示された構造及び整列作用と実質的に同じである。
部品搬送チューブ25dはプラスチック等の可撓性材から成り、断面矩形の搬送通路25d1をその内側に有している。この部品搬送チューブ25dはその基端を部品整列部25cに差し込むことによって互いの搬送通路25c4,25d1が連通した状態にある。つまり、部品整列部25cの搬送通路25c4を整列状態のまま自重によって下方に移動する電子部品ECは、該搬送通路25c4から部品搬送チューブ25dの搬送通路25d1に送り込まれ該搬送通路25d1を整列状態のまま前方に移動する。
部品搬送チューブ25dの全体が下向きに傾く場合には、部品整列部25cの搬送通路25c4から部品搬送チューブ25dの搬送通路25d1に送り込まれた電子部品ECをその自重によって前方に移動させることができる。勿論、この電子部品ECの前方移動にはエア圧送やエア吸引等の外力を利用しても構わない。
また、部品搬送チューブ25dの先端部の上面には上壁を部分的に排除して形成された開放部25d2が設けられている。つまり、搬送通路25d1は部品搬送チューブ25dの先端部の前面及び上面で開口している。
図4(A)及び図4(B)に示すように、チューブ集合部材26は断面L字形のプレートから成り、該チューブ集合部材26は直接或いはブラケット(図示省略)を介して搭載作業台21上の所定位置に着脱自在に固定される。
このチューブ集合部材26の縦壁の後面には断面矩形の複数(図中は16)の突起26aがX方向に等間隔で設けられている。また、各突起26aとチューブ集合部材26の底壁との間には挟持溝26bが設けられている。
各突起26aは部品搬送チューブ25dの先端部内に圧入気味で挿入可能な形状を有しており、また、各挟持溝26bは部品搬送チューブ25dの先端部の下壁を圧入気味に挿入可能な上下寸法を有している。
各バルクフィーダ25の部品搬送チューブ25dの先端部をチューブ集合部材26を利用して集合するときには、各バルクフィーダ25の並び順に合わせて、各部品搬送チューブ25dの搬送通路25d1の先端部を各突起26aに差し込み、且つ、各部品搬送チューブ25dの先端部の下壁を各挟持溝26bに差し込む。各部品搬送チューブ25dは可撓性を有しているため、差し込み作業を行う際の各部品搬送チューブ25dの引き回しは容易に行える。
各突起26aのX方向間隔は部品搬送チューブ25dの上面幅に略一致しているため、前記差し込みによって、各部品搬送チューブ25dの先端部はX方向に隙間を生じない状態で横一列に集合される。また、前記差し込みによって、各部品搬送チューブ25dの先端部の上面に先頭の電子部品ECを吸着ノズルによって取り出すための部品取出口TP(=ピックアップポイントPP)がそれぞれ形成される。換言すれば、各部品搬送チューブ25dの開放部25d2のY方向寸法と各突起26aのY方向寸法は、前記差し込みによって、所定の上面視形状を有する部品取出口TPが各部品搬送チューブ25dの先端部の上面に形成されるように予め設定される。さらに、各部品搬送チューブ25dの前面は縦壁の後面に当接するため、複数(図中は16)の部品取出口TP(=ピックアップポイントPP)は横一列に並ぶ。
前記搭載装置20によって各種電子部品ECを回路基板22に搭載するときには、まず、回路基板22を搭載作業台21の所定位置に導入する。そして、所定のバルクフィーダ25のピックアップポイントPP上に吸着ヘッド23を移動させる。そして、吸着ヘッド23の吸着ノズルを下降させて電子部品ECを吸着し、吸着後に吸着ノズルを上昇させる。そして、吸着ヘッド23を回路基板22の被搭載箇所上に移動させる。そして、吸着ヘッド23の吸着ノズルを下降させて電子部品ECを回路基板22の被搭載箇所に搭載し、吸着解除後に吸着ノズルを上昇させる。これ以後は、所定の種類及び数の電子部品ECが回路基板22に搭載されるまで前記手順を繰り返す。
このように、本第1実施形態(搭載装置20)では、各バルクフィーダ25の部品搬送チューブ25dの先端部は横一列に集合されていて該チューブ集合部分は搭載作業台21上に配置され、また、各部品搬送チューブ25dの先端部の上面には先頭の電子部品ECを吸着ヘッド23の吸着ノズルによって取り出すための部品取出口TP(=ピックアップポイントPP)がそれぞれ設けられている。
つまり、並設された複数のバルクフィーダ25のピックアップポイントPPの隣接間隔を可能な限り小さくすることができ、且つ、並設された複数のバルクフィーダ25のピックアップポイントPPを回路基板22に近付けることを容易に行うことができる。要するに、搭載時における吸着ヘッド23の移動経路MP(図2参照)を極力短くすることができ、これによって回路基板22に所定の種類及び数の電子部品ECを搭載するのに要する時間を従前の搭載装置10に比べて短縮することができる。因みに、図2に示した移動経路MPは、複数のバルクフィーダ25それぞれが供給する電子部品ECを回路基板22の中心に搭載する場合における吸着ヘッド23の移動経路である。
また、前述の搭載装置20では、各バルクフィーダ25の部品搬送チューブ25dの先端部の集合に、各部品搬送チューブ25dの先端部の差し込みによって該先端部の集合を可能としたチューブ集合部材26が用いられている。要するに、各部品搬送チューブ25dの先端部の集合をチューブ集合部材26を利用して簡単に行うことができ、且つ、チューブ集合部分の搭載作業台21上への配置をチューブ集合部材26を利用して簡単に行うことができる。
[第2実施形態]
図5は本発明の第2実施形態に係るチューブ集合部分の拡大上面図及び縦断面図である。
図5は本発明の第2実施形態に係るチューブ集合部分の拡大上面図及び縦断面図である。
本第2実施形態(搭載装置)が前述の第1実施形態(搭載装置20)と異なるところは、形状が異なるチューブ集合部材26’を用いることによって、複数の部品取出口TPが交互に前後位置が異なるように並んでいる点にある。チューブ集合部材26’を除く他の構成は前述の第1実施形態(搭載装置20)と同じであるのでその説明を省略する。
図5(A)〜図5(C)に示すように、チューブ集合部材26’は断面L字形のプレートから成り、該チューブ集合部材26は直接或いはブラケット(図示省略)を介して搭載作業台21上の所定位置に着脱自在に固定される。
このチューブ集合部材26’の縦壁の後面には断面矩形の複数(図中は16)の突起26aがX方向に等間隔で設けられている。また、各突起26aとチューブ集合部材26’の底壁との間には挟持溝26bが設けられている。さらに、縦壁の後面には各突起26aの前後位置が交互に異なるようにするためのスペーサ部26cが1つ置きに設けられている。
各突起26aは部品搬送チューブ25dの先端部内に圧入気味に挿入可能な形状を有しており、また、各挟持溝26bは部品搬送チューブ25dの先端部の下壁を圧入気味に挿入可能な上下寸法を有している。
各バルクフィーダ25の部品搬送チューブ25dの先端部をチューブ集合部材26’を利用して集合するときには、各バルクフィーダ25の並び順に合わせて、各部品搬送チューブ25dの搬送通路25d1の先端部を各突起26aに差し込み、且つ、各部品搬送チューブ25dの先端部の下壁を各挟持溝26bに差し込む。各部品搬送チューブ25dは可撓性を有しているため、差し込み作業を行う際の各部品搬送チューブ25dの引き回しは容易に行える。
各突起26aのX方向間隔は部品搬送チューブ25dの上面幅に略一致しているため、前記差し込みによって、各部品搬送チューブ25dの先端部はX方向に隙間を生じない状態で横一列に集合される。また、前記差し込みによって、各部品搬送チューブ25dの先端部の上面に先頭の電子部品ECを吸着ノズルによって取り出すための部品取出口TP(=ピックアップポイントPP)がそれぞれ形成される。換言すれば、各部品搬送チューブ25dの開放部25d2のY方向寸法と各突起26aのY方向寸法は、前記差し込みによって、所定の上面視形状を有する部品取出口TPが各部品搬送チューブ25dの先端部の上面に形成されるように予め設定される。さらに、1つ置きに設けたスペーサ部26cの存在によって各部品搬送チューブ25dの前面の当接位置が異なるため、複数(図中は16)の部品取出口TP(=ピックアップポイントPP)は交互に前後位置が異なるように並ぶ。
複数の部品取出口TPの前後位置が交互に異なるように並ばせた理由は、部品取出口TPの隣接間隔が小さくなり過ぎた場合に生じる恐れを解消することにある。つまり、部品取出口TPの隣接間隔が小さくなり過ぎると、吸着ヘッド23の吸着ノズルによって所定の部品取出口TPから先頭の電子部品ECを取り出すときに該吸着ノズルからの負圧作用が隣接する部品取出口TPに存する電子部品ECに及んで位置ずれや傾き等を生じる可能性が高くなる。しかしながら、複数の部品取出口TPの前後位置が交互に異なるように並ばせれば、吸着ヘッド23の吸着ノズルによって所定の部品取出口TPから先頭の電子部品ECを取り出すときに該吸着ノズルからの負圧作用が隣接する部品取出口TPに存する電子部品ECに及ぶことを抑制することができる。
本第2実施形態(搭載装置)で得られる他の作用,効果は前述の第1実施形態(搭載装置20)で得られる作用効果と同じであるのでその説明を省略する。
[第3実施形態]
図6は本発明の第3実施形態に係るチューブ集合部分の拡大上面図及び縦断面図である。
図6は本発明の第3実施形態に係るチューブ集合部分の拡大上面図及び縦断面図である。
本第3実施形態(搭載装置)が前述の第1実施形態(搭載装置20)と異なるところは、複数の部品取出口TPのうちの1つを開放し、且つ、残りを閉塞するシャッター27と、所定の部品取出口TPのみが開放するようにシャッター27を移動させる駆動手段を用いた点にある。シャッター27及びシャッター27用の駆動手段を除く他の構成は前述の第1実施形態(搭載装置20)と同じであるのでその説明を省略する。
図6(A)及び図6(B)に示すように、シャッター27は断面コ字形のプレートから成り、チューブ集合部材26に沿ってX方向に移動できるように該チューブ集合部材26に取り付けられている。また、シャッター27の上壁は複数の部品取出口TPを閉塞するのに適したX方向寸法及びY方向寸法を有している。ここでの「閉塞」の用語は気密状態で密閉することを意味として含む他、非気密状態で覆い隠すことをも意味として含む。図面にはシャッター27の上壁を部品搬送チューブ25dの開放部25d2に接触させたものを示してあるが、非気密状態で覆い隠す場合にはシャッター27の上壁は部品搬送チューブ25dの開放部25d2の上側に離れて位置していてもよい。さらに、シャッター27の上壁には複数の部品取出口TPのうちの1つを開放する上面視形状が矩形の開放窓27aが設けられている。
さらに、シャッター27の下壁の下面にはY方向のラック28が取り付けられている。さらに、チューブ集合部材26の下壁の下面にはモータ29がブラケットを介して固定され、該モータ29の回転軸にはラック28と噛合するピニオン30が固定されている。
この第3実施形態(搭載装置)にあっては、前記のラック28,モータ29及びピニオン30によってシャッター27用の駆動手段が構成されており、該駆動手段によりシャッター27をX方向に移動させることによって複数の部品取出口TPのうちの1つを開放し、且つ、残りを閉塞することができる。
シャッター27を移動させて所定の部品取出口TPのみを開放させるようにした理由は、前述の第2実施形態で述べた理由と同じである。しかしながら、シャッター27を移動させて所定の部品取出口TPのみを開放させるようにすれば、吸着ヘッド23の吸着ノズルによって所定の部品取出口TPから先頭の電子部品ECを取り出すときに該吸着ノズルからの負圧作用が隣接する部品取出口TPに存する電子部品ECに及ぶことを抑制することができる。
本第3実施形態(搭載装置)で得られる他の作用,効果は前述の第1実施形態(搭載装置20)で得られる作用効果と同じであるのでその説明を省略する。
尚、前述の説明では、前述の第1実施形態(搭載装置20)にシャッター27及びシャッター27用の駆動手段を適用した例を示したが、前述の第2実施形態(搭載装置)に同様のシャッター27及びシャッター27用の駆動手段を適用することもできる。この場合には、シャッター27の上壁のY方向寸法を長くすると共に開放窓27aのY方向寸法を前後位置が異なる部品取出口TPの両方を開放できるように長くすれば、部品取出口TPの前後位置に拘わらずに所定の部品取出口TPのみを開放することができる。
[第4実施形態]
図7は本発明の第4実施形態に係るチューブ集合部分の拡大上面図及び縦断面図である。
図7は本発明の第4実施形態に係るチューブ集合部分の拡大上面図及び縦断面図である。
本第4実施形態(搭載装置)が前述の第1実施形態(搭載装置20)と異なるところは、複数の部品取出口TPのうちの1つを開放し、且つ、残りを閉塞するシャッター27と、所定の部品取出口TPのみが開放するようにチューブ集合部分を移動させる駆動手段を用いた点にある。シャッター27及びチューブ集合部分用の駆動手段を除く他の構成は前述の第1実施形態(搭載装置20)と同じであるのでその説明を省略する。
図7(A)及び図7(B)に示すように、シャッター27は断面コ字形のプレートから成り、チューブ集合部材26に沿ってX方向に相対移動できるように該チューブ集合部材26に取り付けられている。また、シャッター27の上壁は複数の部品取出口TPを閉塞するのに適したX方向寸法及びY方向寸法を有している。ここでの「閉塞」の用語は気密状態で密閉することを意味として含む他、非気密状態で覆い隠すことをも意味として含む。図面にはシャッター27の上壁を部品搬送チューブ25dの開放部25d2に接触させたものを示してあるが、非気密状態で覆い隠す場合にはシャッター27の上壁は部品搬送チューブ25dの開放部25d2の上側に離れて位置していてもよい。さらに、シャッター27の上壁には複数の部品取出口TPのうちの1つを開放する上面視形状が矩形の開放窓27aが設けられている。
さらに、チューブ集合部材26の下壁の下面にはY方向のラック28が取り付けられている。さらに、搭載作業台21上の所定位置にはブラケットを介してモータ29が着脱自在に固定され、該モータ29の回転軸にはラック28と噛合するピニオン30が固定されている。
この第4実施形態(搭載装置)にあっては、シャッター27に対してチューブ集合部分をX方向に移動させるため、前述の第2実施形態(搭載装置)とは異なり、シャッター27は直接或いはブラケット(図示省略)を介して搭載作業台21上の所定位置に着脱自在に固定し、一方、チューブ集合部材26は搭載作業台21上に固定しない。
また、この第4実施形態(搭載装置)にあっては、前記のラック28,モータ29及びピニオン30によってチューブ集合部分用の駆動手段が構成されており、該駆動手段によりチューブ集合部分をX方向に移動させることによって複数の部品取出口TPのうちの1つを開放し、且つ、残りを閉塞することができる。
チューブ集合部分を移動させて所定の部品取出口TPのみを開放させるようにした理由は、前述の第2実施形態で述べた理由と同じである。しかしながら、チューブ集合部分を移動させて所定の部品取出口TPのみを開放させるようにすれば、吸着ヘッド23の吸着ノズルによって所定の部品取出口TPから先頭の電子部品ECを取り出すときに該吸着ノズルからの負圧作用が隣接する部品取出口TPに存する電子部品ECに及ぶことを抑制することができる。
本第4実施形態(搭載装置)で得られる他の作用,効果は前述の第1実施形態(搭載装置20)で得られる作用効果と同じであるのでその説明を省略する。
尚、前述の説明では、前述の第1実施形態(搭載装置20)にシャッター27及びチューブ集合部分用の駆動手段を適用した例を示したが、前述の第2実施形態(搭載装置)に同様のシャッター27及びチューブ集合部分用の駆動手段を適用することもできる。この場合には、シャッター27の上壁のY方向寸法を長くすると共に開放窓27aのY方向寸法を前後位置が異なる部品取出口TPの両方を開放できるように長くすれば、部品取出口TPの前後位置に拘わらずに所定の部品取出口TPのみを開放することができる。
[他の実施形態]
(1)前述の第1〜第4実施形態では、搭載作業台21のY方向両側にフィーダ装着台24を配置した搭載装置を例示したが、該フィーダ装着台24が搭載作業台21のY方向一方に配置されている搭載装置であっても前記同様の作用,効果を得ることができる。
(1)前述の第1〜第4実施形態では、搭載作業台21のY方向両側にフィーダ装着台24を配置した搭載装置を例示したが、該フィーダ装着台24が搭載作業台21のY方向一方に配置されている搭載装置であっても前記同様の作用,効果を得ることができる。
(2)前述の第1〜第4実施形態では、整列ローター25c2を整列機構として有する部品整列部25cを具備したバルクフィーダ25を例示したが、同様の整列作用を発揮し得る他の公知の整列機構を有する部品整列部を具備したバルクフィーダを代わりに用いても前記同様の作用,効果を得ることができる。
(3)前述の第1〜第4実施形態では、各バルクフィーダ25の部品搬送チューブ25dの先端部をチューブ集合部材26を利用して横一列に集合した搭載装置を例示したが、チューブ集合部材26を利用しなくとも同様の集合を行うことは可能である。例えば、各部品搬送チューブ25dの先端部の前面に栓をして該先端部の上面に部品取出口TPを形成すると共に該先端部を適当な器具を用いて横一列に集合して保持するようにしてもよい。
20…電子部品搭載装置、21…搭載作業台、22…回路基板、23…吸着ヘッド、24…フィーダ装着台、25…バルクフィーダ、25d…部品搬送チューブ、26,26’…チューブ集合部材、TP…部品取出口、PP…ピックアップポイント、27…シャッター、27a…開放窓、28…ラック、29…モータ、30…ピニオン。
Claims (6)
- 所定位置に回路基板が導入される搭載作業台と、搭載作業台の少なくとも一側に並設された複数のバルクフィーダと、少なくとも1つの吸着ノズルを有し、且つ、所定のバルクフィーダが供給する電子部品を回路基板に搭載する吸着ヘッドとを備えた電子部品搭載装置であって、
各バルクフィーダは、電子部品をバラ状態で貯留する部品貯留部と、部品貯留部に貯留されている電子部品を所定向きに整列する部品整列部と、部品整列部で整列された電子部品を整列状態のまま搬送する部品搬送チューブとを具備し、
各バルクフィーダの部品搬送チューブの先端部は横一列に集合されていて該チューブ集合部分は搭載作業台上に配置され、また、各部品搬送チューブの先端部の上面には先頭の電子部品を吸着ヘッドの吸着ノズルによって取り出すための部品取出口がそれぞれ設けられている、
ことを特徴とする電子部品搭載装置。 - 各部品搬送チューブの先端部の集合には、各部品搬送チューブの先端部の差し込みによって該先端部の集合を可能としたチューブ集合部材が用いられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品搭載装置。 - 複数の部品取出口は横一列に並んでいる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品搭載装置。 - 複数の部品取出口は交互に前後位置が異なるように並んでいる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品搭載装置。 - 複数の部品取出口のうちの1つを開放し、且つ、残りを閉塞するシャッターと、所定の部品取出口のみが開放するようにシャッターを移動させる駆動手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の電子部品搭載装置。 - 複数の部品取出口のうちの1つを開放し、且つ、残りを閉塞するシャッターと、所定の取出口のみが開放するようにチューブ集合部分を移動させる駆動手段と、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の電子部品搭載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008271976A JP2010103234A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 電子部品搭載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008271976A JP2010103234A (ja) | 2008-10-22 | 2008-10-22 | 電子部品搭載装置 |
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ID=42293648
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2383027A2 (en) | 2010-04-28 | 2011-11-02 | Kabushiki Kaisha Square Enix (also trading as Square Enix Co., Ltd.) | User interface processing apparatus, method of processing user interface, and non-transitory computer-readable medium embodying computer program for processing user interface |
CN104395209A (zh) * | 2012-06-18 | 2015-03-04 | 富士机械制造株式会社 | 散料供料器 |
-
2008
- 2008-10-22 JP JP2008271976A patent/JP2010103234A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
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EP2383027A2 (en) | 2010-04-28 | 2011-11-02 | Kabushiki Kaisha Square Enix (also trading as Square Enix Co., Ltd.) | User interface processing apparatus, method of processing user interface, and non-transitory computer-readable medium embodying computer program for processing user interface |
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JPWO2013190606A1 (ja) * | 2012-06-18 | 2016-02-08 | 富士機械製造株式会社 | バルクフィーダ |
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