JP5914001B2 - 電子部品装着機 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板に対して電子回路部品の装着作業を行う電子部品装着機に関するものである。
電子部品装着機は、通常、搬送装置によって、回路基板を搬送するとともに電子回路部品(以下、「電子部品」と略す場合がある)の装着作業が行われる位置において回路基板を保持し、装着ヘッドによって装着作業を実行する構造とされている。このような構造の電子部品装着機には、生産性の向上を図るべく、下記特許文献に記載されているように、1対の搬送装置と1対の供給装置とを備えたものが存在する。
特開2004−128400号公報
1対の搬送装置と1対の供給装置とを備えた電子部品装着機では、通常、1対の搬送装置は互いの搬送方向が平行となるように配設され、それら1対の搬送装置を挟むようにして、1対の供給装置が配設されている。そして、各供給装置によって供給される電子部品を、各搬送装置に保持された回路基板に装着することが可能となっている。つまり、1対の供給装置の一方から供給された電子部品を、その一方の供給装置に隣接する搬送装置に保持された回路基板に装着することも可能であり、その一方の供給装置から離れている搬送装置に保持された回路基板に装着することも可能となっている。ただし、供給装置による電子部品の供給位置と、搬送装置に保持された回路基板との間の距離が長くなると、装着ヘッドの移動量が増加し、サイクルタイムが長くなる虞がある。
また、供給装置には、フィーダ型の供給装置、つまり、テープフィーダがあり、回路基板の搬送方向に交差する方向に延びるようにして配設される。テープフィーダは、キャリアテープに形成された多数の収容凹部に電子部品が収容されるテープ化部品を巻回した状態で保持する保持具から引き出されたテープ化部品を電子部品供給位置まで導く構造とされており、比較的全長の長いものがある。このため、フィーダ型の供給装置を備えた電子部品装着機では、電子部品装着機のサイズ、特に、搬送方向に交差する方向のサイズが大きくなる傾向にある。
上述したように、1対の搬送装置と1対のフィーダ型の供給装置とを備えた電子部品装着機は、種々の問題を抱え、実用性を改善する余地が多分に残されたものとなっている。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、実用性の高い電子部品装着機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の電子部品装着機は、ベース上に設けられ、互いの搬送方向が平行となるように、回路基板を搬送する1対の搬送装置と、前記1対の搬送装置の各々によって搬送され、位置決めされた回路基板に対して電子部品の装着作業を行う装着ヘッドと、キャリアテープに形成された多数の収容凹部に電子部品が収容されるテープ化部品を巻回した状態で保持する保持具から引き出された前記テープ化部品を電子部品供給位置にて電子部品を供給するテープフィーダと、前記回路基板の搬送方向と交差する方向に延びるように設けられ、前記テープフィーダを着脱可能に保持するテープフィーダ保持台とを備えた電子部品装着機であって、前記テープフィーダの前記電子部品供給位置が前記1対の搬送装置の間に位置しており、前記装着ヘッドが前記電子部品供給位置に供給された電子部品を吸着し、前記回路基板に装着するように構成される。
また、請求項2に記載の電子部品装着機は、請求項1に記載の電子部品装着機において、前記1対の搬送装置は、それぞれ、互いに平行に延びる1対のコンベアレールを有し、それら1対のコンベアレールのうち、前記電子部品供給位置に近接する一方が前記ベースに固定的に設けられ、他方が搬送される前記回路基板の幅に基づいて移動可能に設けられるように構成される。
また、請求項3に記載の電子部品装着機は、請求項1または請求項2に記載の電子部品装着機において、前記テープフィーダ保持台を1対備え、それら1対のテープフィーダ保持台の一方に保持された前記テープフィーダの前記電子部品供給位置と、他方に保持された前記テープフィーダの前記電子部品供給位置との間の距離が特定距離とされ、前記装着ヘッドが複数の吸着ノズルを有し、かつ、それら複数の吸着ノズルのうちの少なくとも2つの吸着ノズルの間の距離が前記特定距離とされ、前記少なくとも2つの吸着ノズルにより、少なくとも2つの電子部品を同時に吸着可能に構成される。
請求項1に記載の電子部品装着機では、テープフィーダの電子部品供給位置が1対の搬送装置の間に位置する。つまり、テープフィーダが電子部品装着機の内部に収容されることにより、電子部品装着機のコンパクト化を図ることが可能となる。また、請求項1に記載の電子部品装着機では、装着ヘッドが、1対の搬送装置の間に位置する電子部品供給位置から電子部品を吸着し、回路基板に装着作業を行う。このため、例えば、電子部品供給位置から供給された電子部品を、1対の搬送装置の一方に保持された回路基板に装着する場合の装着ヘッドの移動量と、他方に保持された回路基板に装着する場合の装着ヘッドの移動量とは、殆ど同じとなる。したがって、請求項1に記載の電子部品装着機によれば、装着ヘッドの移動量の増加を抑制することが可能となり、サイクルタイムの遅延を防ぐことが可能となる。
また、請求項2に記載の電子部品装着機では、回路基板のサイズの変更に対応するべく、搬送装置を構成する1対のコンベアレールの間の距離が変更可能とされており、1対のコンベアレールのうちの供給位置に近接する一方がベースに固定され、他方が可動式となっている。このため、1対のコンベアレールの間の距離を変更しても、コンベアレールによって保持される回路基板と電子部品供給位置との間の距離は変化しない。したがって、請求項2に記載の電子部品装着機によれば、回路基板のサイズの変更に伴う装着ヘッドの移動量の増加を抑制することが可能となる。
また、請求項3に記載の電子部品装着機では、1対のフィーダ型の供給装置の一方の電子部品供給位置と他方の電子部品供給位置との間の距離が特定距離とされ、装着ヘッドの複数の吸着ノズルのうちの少なくとも2つの吸着ノズルの間の距離が特定距離とされている。これにより、2つ以上の吸着ノズルによって2つ以上の電子部品を同時吸着することが可能となり、効率的に電子部品の吸着作業を行うことが可能となる。
本発明の実施例である電子部品装着機をそれの外部パネルを取り外した状態で示す斜視図である。 図1に示す電子部品装着機をそれの外部パネルを取り外した状態で示す側面図である。 図1および図2に示す電子部品装着機の備える装着ヘッドをそれのカバーを取り外した状態で示す斜視図である。 図3に示す装着ヘッドを下方からの視点において示す底面図である。 図1および図2に示す電子部品装着機の備えるテープフィーダの一部および、そのテープフィーダによって送り出されるテープ化部品を示す平面図である。 図1および図2に示す電子部品装着機における電子部品の供給位置を拡大した状態で示す斜視図である。 図6に示す供給位置から電子部品が装着ヘッドに供給される状態を示す斜視図である。 比較例の電子部品装着機と図2に示す電子部品装着機とを並べて示す側面図である。 変形例の電子部品装着機をそれの外部パネルを取り外した状態で示す側面図である。 本発明の電子部品装着機において採用可能な装着ヘッドの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着機の構成>
図1および図2に、本発明の実施例の電子部品装着機10を示す。図1は、外部パネルを取り除いた状態での電子部品装着機10の斜視図であり、図2は、外部パネルを取り除いた状態での電子部品装着機10を側方からの視点において示した概略側面図である。電子部品装着機10は、回路基板12に対して電子回路部品(以下、「電子部品」と略す場合がある)の装着作業を行うものであり、回路基板12を搬送する1対の搬送装置14a,14bと、回路基板に対して電子部品を装着する装着ヘッド16と、その装着ヘッド16を移動させる移動装置18と、電子部品を供給する1対の供給装置20a,20bとを備えている。
1対の搬送装置14a,14bは、互いに平行に延びるようにベース30上に配設されており、略同じ構成とされている。搬送装置14aは1対のコンベアレール32a,32bを、搬送装置14bは1対のコンベアレール33a,33bを、それぞれ、有しており、それら1対のコンベアレール32a,32b(33a,33b)に設けられたコンベアベルトを電磁モータ(図示省略)によって周回させることで、回路基板12を搬送する構造とされている。それら1対のコンベアレール32a,32b(33a,33b)の一方、詳しく言えば、電子部品装着機10の内側に位置するコンベアレール32a(33a)は、ベース30に固定されている。また、1対のコンベアレール32a,32b(33a,33b)の他方、つまり、電子部品装着機10の外側に位置するコンベアレール32b(33b)は、回路基板12の搬送方向に直角な方向に移動させることが可能な構造とされており、その他方のコンベアレール32b(33b)を一方のコンベアレール32a(33a)に接近離間させることが可能となっている。このような構造により、搬送装置14a,14bは、1対のコンベアレール32a,32b(33a,33b)の間の距離を変更することが可能となっており、サイズの異なる回路基板12を搬送することが可能となっている。搬送装置14a,14bは、さらに、基板保持装置(図示省略)を有しており、所定の位置において回路基板12を固定的に保持する構造とされている。なお、本実施例では、搬送装置14a,14bによる回路基板12の搬送方向をX軸方向とし、その方向に直角な方向をY軸方向(図2における左右方向)と称し、説明を行う。
移動装置18は、装着ヘッド16をベース30上の任意の位置に移動させるものであり、装着ヘッド16をX軸方向に移動させるためのX軸方向スライド機構36と、装着ヘッド16をY軸方向に移動させるためのY軸方向スライド機構38とを備えている。Y軸方向スライド機構38は、ベース30にY軸方向に延びるようにして上架されたガイドレール40と、そのガイドレール40にそれの軸線方向に移動可能に保持されるY軸スライダ42と、駆動源としてのリニアモータ44とを有しており、リニアモータ44によって、Y軸スライダ42がY軸方向の任意の位置に移動可能とされている。また、X軸方向スライド機構36は、X軸方向に移動可能にY軸スライダ42に設けられたX軸スライダ46と、駆動源としての電磁モータ(図示省略)とを有しており、その電磁モータによって、X軸スライダ46がX軸方向の任意の位置に移動可能とされている。そして、そのX軸スライダ46に装着ヘッド16が取り付けられることで、装着ヘッド16は、移動装置18によって、ベース30上の任意の位置に移動可能とされている。
装着ヘッド16は、搬送装置14a,14bによって保持された回路基板12に対して電子部品を装着するものであり、図3に示すように、電子部品を吸着する吸着ノズル50を先端部に保持する装着ユニット52を8個備えている。吸着ノズル50の各々は、正負圧供給装置(図示省略)を介して負圧エア,正圧エア通路に通じており、負圧にて電子部品を吸着保持し、僅かな正圧が供給されることで保持した電子部品を離脱する構造とされている。概して軸状をなす装着ユニット52は、間欠回転するユニット保持体56の外周部に、等角度ピッチで、軸方向が垂直となる状態に保持されており、吸着ノズル50は、図4に示すように、ユニット保持体56の下面から下方に向かって8等配の位置で延び出している。
また、ユニット保持体56は、保持体回転装置58によって、装着ユニット52の配設角度ピッチに等しい角度ずつ間欠回転させられ、そのユニット保持体56に保持される装着ユニット52が間欠回転させられる。間欠回転における装着ユニット52の複数の停止位置である複数の昇降ステーションにおいて、各ステーションに位置する装着ユニット52は、ユニット昇降装置60によって昇降させられる。これにより、装着ユニット52の先端部に保持される吸着ノズル50は、後に説明する供給装置20a,20bから電子部品を吸着する。また、複数の昇降ステーションにおいて、各ステーションに位置する装着ユニット52が、ユニット自転装置62によって自転させられる。これにより、吸着保持された電子部品の保持姿勢を変更することが可能とされている。
ちなみに、後に詳しく説明するが、装着ヘッド16では、8個の吸着ノズル50のうちの1個おきに設けられている4個の吸着ノズル50、具体的には、図4での最上部に位置する吸着ノズル50aから時計回りに順に50b,50c,50d,50e,50f,50g,50hと称した場合の4個の吸着ノズル50a,50c,50e,50g、若しくは、4個の吸着ノズル50b,50d,50f,50hによって、1対の供給装置20a,20bから同時に4つの電子部品を吸着することができるようになっている。ちなみに、同時吸着を行う4つの吸着ノズル50のうちの隣り合う2つの吸着ノズル50の間の距離は、特定距離Lとされている。
また、ユニット保持体56,ユニット昇降装置60等を保持するヘッド本体64の下端部は、図3に示すように、吸着ノズル50の下端部より下方に延び出しており、吸着ノズル50側に屈曲されている。その屈曲された部分の上面には、パーツカメラ66が上を向いた状態で配設されており、ヘッド本体64に最も近いステーション(最も後方に位置するステーション)において、そのステーションに位置する装着ユニット52の吸着ノズル50に保持される電子部品が、パーツカメラ66によって撮像される。なお、このステーションは、上記昇降ステーションとはされていない。
また、ヘッド本体64が取り付けられる移動装置18のX軸スライダ46の下面には、図2に示すように、マークカメラ68が配設されており、マークカメラ68によって、回路基板12の表面が撮像される。パーツカメラ66およびマークカメラ68によって得られた画像データは、画像処理装置(図示省略)において処理され、回路基板に関する情報,吸着ノズル50による電子部品の保持位置誤差等が取得される。
1対の供給装置20a,20bは、1対の搬送装置14a,14bに対応して設けられており、フィーダ型の供給装置とされている。各供給装置20a,20bは、電子部品がテーピング化されたテープ化部品(図5参照)70をリール72に巻回させた状態で収容する複数のテープフィーダ74を有しており、複数のテープフィーダ74の各々に収容されているテープ化部品70を送り出すことで、テープ化部品70から電子部品を装着ヘッド16への供給位置に順次供給する構造とされている。
テープ化部品70は、図5に示すように、多数の収容凹部78および送り穴80が等ピッチで形成されたキャリアテープ82と、収容凹部78に収容される電子部品84と、キャリアテープ82の電子部品84が収容された収容凹部78を覆うトップカバーテープ86とから構成されている。一方、テープフィーダ74は、図1および図2に示すように、そのテープ化部品70が巻回されるリール72と、そのリール72から引き出されたテープ化部品70が上端面に延在させられるフィーダ本体88とから構成されている。
フィーダ本体88内部には、テープ化部品70のキャリアテープ82に形成された送り穴80に係合するスプロケット(図示省略)が内蔵されており、そのスプロケットが回転させられることで、キャリアテープ82にトップカバーテープ86が貼着された状態のテープ化部品70が、フィーダ本体88の上端面において、リール72から離間する方向に送り出される。そして、剥離装置(図示省略)によって、キャリアテープ82からトップカバーテープ86が剥ぎ取られることで、フィーダ本体88の上端面の先端部において、電子部品84が収容された収容凹部78が順次解放され、その解放された収容凹部78から電子部品84が吸着ノズル50によって取り出される。
また、テープフィーダ74は、搬送装置14a,14bの下方に設けられたテープフィーダ保持台90a,90bに着脱可能とされている。テープフィーダ保持台90a,90bは、1対の搬送装置14a,14bに対応して、1対設けられており、それら1対のテープフィーダ保持台90a,90bは、同じ構成であることから、搬送装置14aに対応して設けられているテープフィーダ保持台90aを代表して説明する。
テープフィーダ保持台90aは、Y軸方向に延びるように形成されたスライド部92aと、そのスライド部92aの一端部に立設された立設面部96aとから構成されている。スライド部92aは、テープフィーダ74のフィーダ本体88をスライド可能に保持するものであり、搬送装置14aの下方に配設されている。スライド部92aと搬送装置14aとの間には、フィーダ本体88を挿入するために、フィーダ本体88の上下方向の寸法より大きな空間が形成されている。スライド部92aの一端部は、電子部品装着機10のY軸方向における中央部に位置しており、その一端部に立設面部96aが立設されている。立設面部96aの上端は、搬送装置14aと搬送装置14bとの間、詳しくは、搬送装置14aのコンベアレール32aと搬送装置14bのコンベアレール33aとの中間に位置している。
このように配設されたテープフィーダ保持台90aにテープフィーダ74が装着される際には、スライド部92aと搬送装置14aとの間の空間にフィーダ本体88が挿入される。そして、フィーダ本体88の下縁部をスライド部92aに嵌合させた状態で立設面部96aに接近させる方向にスライドさせることで、フィーダ本体88のテープ化部品70の送り出し方向の側の側壁面が立設面部96aに取り付けられる。これにより、テープフィーダ74がテープフィーダ保持台90aに装着される。テープフィーダ保持台90aに装着されたテープフィーダ74のフィーダ本体88の上端面の先端部は、図6に示すように、立設面部96aとコンベアレール32aとの間に露出しており、その先端部に電子部品の供給位置98aが形成されている。これにより、テープフィーダ保持台90aに装着されたテープフィーダ74では、立設面部96aとコンベアレール32aとの間において、電子部品が供給される。
なお、各テープフィーダ保持台90a,90bには、複数のテープフィーダ74をX軸方向に並んで装着することが可能とされており、各テープフィーダ保持台90a,90bに複数のテープフィーダ74が装着された場合には、各テープフィーダ保持台90a,90bに装着された複数のテープフィーダ74の供給位置98a,98bは、図6に示すように、X軸方向に延びるようにして1列に配列される。ちなみに、テープフィーダ保持台90aに装着された複数のテープフィーダ74の供給位置98aの列と、テープフィーダ保持台90bに装着された複数のテープフィーダ74の供給位置98bの列との間の距離は、特定距離Lとされている。
また、1列に配列された複数の供給位置98a,98bの配設ピッチは、L/n(n:正の整数)とされている。このため、1列に配列された複数の供給位置98a,98bのうちのある1つの供給位置と、その1つの供給位置からn個目に位置する供給位置との間の距離は、特定距離Lとなる。このように、1列に配列された複数の供給位置98a,98bのうちの2つの供給位置の間の距離、および、1列に配列された複数の供給位置98aと1列に配列された複数の供給位置98bとの間の距離が、特定距離Lとされることで、装着ヘッド16は、8個の吸着ノズル50のうちの4個の吸着ノズル50によって、4箇所の供給位置98a,98bから同時に4つの電子部品を吸着することが可能となっている。
具体的には、図4に示す8個の吸着ノズル50のうちの4個の吸着ノズル50b,50d,50f,50hによって、4つの電子部品を同時吸着する場合には、2個の吸着ノズル50c,50gを結ぶ仮想の直線がX軸方向に延びるように、装着ヘッド16のユニット保持体56を、保持体回転装置58によって回転させる。そして、4個の吸着ノズル50b,50d,50f,50hのうちの1つ、例えば、吸着ノズル50bが、複数の供給位置98aのうちの1つの供給位置(第1供給位置)98aの真上に位置するように、装着ヘッド16を、移動装置18によって移動させる。この移動により、吸着ノズル50hは、第1供給位置98aからn個目に位置する第2供給位置98aの真上に、吸着ノズル50dは、第1供給位置98aと各テープフィーダ保持台90の立設面部96を挟んで向かい合う第3供給位置98bの真上に、吸着ノズル50fは、第2供給位置98aと立設面部96を挟んで向かい合う第4供給位置98bの真上に、それぞれ、移動させられる。そして、それら4個の吸着ノズル50b,50d,50f,50hが、図7に示すように、下降されることで、4個の吸着ノズル50b,50d,50f,50hによって、4つの電子部品が同時に吸着される。
<本電子部品装着機と他の電子部品装着機との比較>
本電子部品装着機10では、上述したように、テープフィーダ保持台90は搬送装置14の下方に設けられており、テープフィーダ74のフィーダ本体88は搬送装置14の下方に収納されるようになっている。一方、従来の電子部品装着機では、テープフィーダ保持台は搬送装置の側方に設けられており、テープフィーダ74は搬送装置14の側方に配設されるようになっている。このような従来の電子部品装着機を、比較例として、図8(a)に示す。比較例の電子部品装着機110は、テープフィーダ保持台112の配設位置を除き、電子部品装着機10と略同様の構成であるため、テープフィーダ保持台112を中心に説明し、電子部品装着機10と同様の構成要素については、同じ符号を用いて説明を省略あるいは簡略に行うものとする。
比較例の電子部品装着機110は、実施例の電子部品装着機10と同様に、1対の搬送装置14a,14bを備えており、それら1対の搬送装置14a,14bに対応して、1対のテープフィーダ保持台112a,112bが設けられている。1対のテープフィーダ保持台112a,112bは、同じ構成であり、搬送装置14aに対応して設けられているテープフィーダ保持台112aを代表して説明する。
テープフィーダ保持台112aは、テープフィーダ74のフィーダ本体88をスライド可能に保持するスライド部114aと、フィーダ本体88のリール72側と反対側の端面が取り付けられる立設面部116aとから構成されている。立設面部116aは、搬送装置14aのコンベアレール32bの下方に位置しており、スライド部114aが電子部品装着機110の外側に延び出すように、テープフィーダ保持台112aはベース30に固定されている。そのテープフィーダ保持台112aに装着されたテープフィーダ74は、搬送装置14aの側方に位置しており、搬送装置14aのコンベアレール32bの外側の位置において、電子部品を供給する構造とされている。
上記構成の比較例の電子部品装着機110では、1対の搬送装置14a,14bを挟むようにして、テープフィーダ保持台112aに装着されたテープフィーダ74の供給位置118aと、テープフィーダ保持台112bに装着されたテープフィーダ74の供給位置118bとが位置しており、各供給位置118a,118bから供給された電子部品を、各搬送装置14a,14bに保持された回路基板12に装着することが可能となっている。つまり、供給位置118aから供給された電子部品を、搬送装置14aに保持された回路基板12に装着することも可能であり、搬送装置14bに保持された回路基板12に装着することも可能となっている。ただし、供給位置118aから供給された電子部品を、搬送装置14bに保持された回路基板12に装着する際には、搬送装置14a上を横断して装着ヘッド16を移動させる必要があり、装着ヘッド16の移動量が増加し、サイクルタイムが長くなる虞がある。
一方、実施例の電子部品装着機10では、上述したように、テープフィーダ保持台90aに装着されたテープフィーダ74の供給位置98aおよび、テープフィーダ保持台90bに装着されたテープフィーダ74の供給位置98bは、1対の搬送装置14a,14bの間に位置している。このため、例えば、供給位置98aから供給された電子部品を、搬送装置14aに保持された回路基板12に装着する場合の装着ヘッド16の移動量と、搬送装置14bに保持された回路基板12に装着する場合の装着ヘッド16の移動量とは、殆ど同じとなる。このため、実施例の電子部品装着機10では、装着ヘッド16の移動量の増加を抑制することが可能となり、サイクルタイムの遅延を防ぐことが可能となる。
さらに、電子部品装着機10では、1対のコンベアレール32a,32b(33a,33b)の間の距離を変更し、サイズの異なる回路基板12を搬送することが可能となっているが、1対のコンベアレール32a,32b(33a,33b)のうちの供給位置98a,98bに近い側のコンベアレール32a(33a)がベース30に固定されており、1対のコンベアレール32a,32b(33a,33b)のうちの供給位置98a,98bから離れている側のコンベアレール32b(33b)が可動式となっている。このため、1対のコンベアレール32a,32b(33a,33b)の間の距離を変更しても、コンベアレール32a,32b(33a,33b)によって保持される回路基板12と供給位置98a,98bとの間の距離は変化しない。これにより、回路基板種の変更に伴う装着ヘッド16の移動量の増加を抑制することが可能となる。
また、電子部品装着機10では、上述したように、4個の吸着ノズル50によって、1対の供給装置20a,20bから4つの電子部品を同時に吸着することが可能となっている。これにより、効率よく電子部品を吸着保持することが可能となり、サイクルタイムの短縮を図ることが可能となる。
さらに言えば、図8(b)に実施例の電子部品装着機10を示すが、実施例の電子部品装着機10のテープフィーダ74のフィーダ本体88は搬送装置14a,14bの下方に位置し、テープフィーダ74のリール72は搬送装置14a,14bに隣接している。これにより、実施例の電子部品装着機10のY軸方向の長さは、比較例の電子部品装着機110と比較して、短くなっている。2つの電子部品装着機10,110のY軸方向の長さの差は、搬送装置14a,14bの下方に収容されたテープフィーダ74のフィーダ本体88の長さに相当しており、実施例の電子部品装着機10では、コンパクト化をも図ることが可能となっている。
ちなみに、上記実施例において、電子部品装着機10は、電子部品装着機の一例であり、電子部品装着機10を構成する搬送装置14a,14b、装着ヘッド16、テープフィーダ74、テープフィーダ保持台90a,90bは、搬送装置、装着ヘッド、テープフィーダ、テープフィーダ保持台の一例である。搬送装置14のコンベアレール32a,32b,33a,33bは、コンベアレールの一例であり、装着ヘッド16の吸着ノズル50は、吸着ノズルの一例である。テープフィーダのリール72は、保持具の一例であり、ベース30は、ベースの一例である。また、テープフィーダ74の供給位置98a,98bは、電子部品供給位置の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、電子部品装着機10には、1つの装着ヘッド16が設けられているが、装着ヘッド16を1対設けてもよい。具体的には、図9に示すように、ガイドレール40にそれの軸線方向に移動可能に1対のY軸スライダ42a,42bを設け、それら1対のY軸スライダ42a,42bの各々は、各々に対応するリニアモータ44a,44bによってY軸方向に移動可能とされる。各Y軸スライダ42a,42bには、X軸方向に移動可能にX軸スライダ46a,46bが設けられ、各X軸スライダ46a,46bが、各々に対応する電磁モータ(図示省略)によってX軸方向に移動可能とされる。そして、1対のX軸スライダ46a,46bに1対の装着ヘッド16a,16bが着脱可能に取り付けられる。
また、上記実施例では、装着ヘッドとして、複数の吸着ノズルが円環状に配置された装着ヘッド、所謂、ロータリヘッドが採用されていたが、図10に示す多連型の装着ヘッド120を採用することが可能である。この装着ヘッド120は、8個の単位搭載ヘッド122によって構成されており、各単位搭載ヘッド122の下端面に吸着ノズル124が設けられている。ちなみに、隣り合う2個の吸着ノズル124の間の距離は、上記特定距離Lとされている。この多連型の装着ヘッド120を採用することで、電子部品を8個同時に吸着することが可能となる。
10:電子部品装着機 14:搬送装置 16:装着ヘッド 30:ベース 32:コンベアレール 33:コンベアレール 50:吸着ノズル 72:リール(保持具) 74:テープフィーダ 90:テープフィーダ保持台 98:供給位置(電子部品供給位置) 120:装着ヘッド 124:吸着ノズル

Claims (3)

  1. ベース上に設けられ、互いの搬送方向が平行となるように、回路基板を搬送する1対の搬送装置と、
    前記1対の搬送装置の各々によって搬送され、位置決めされた回路基板に対して電子部品の装着作業を行う装着ヘッドと、
    キャリアテープに形成された多数の収容凹部に電子部品が収容されるテープ化部品を巻回した状態で保持する保持具から引き出された前記テープ化部品を電子部品供給位置にて電子部品を供給するテープフィーダと、
    前記回路基板の搬送方向と交差する方向に延びるように設けられ、前記テープフィーダを着脱可能に保持するテープフィーダ保持台と、
    を備えた電子部品装着機であって、
    前記テープフィーダの前記電子部品供給位置が前記1対の搬送装置の間に位置しており、
    前記装着ヘッドが前記電子部品供給位置に供給された電子部品を吸着し、前記回路基板に装着することを特徴とする電子部品装着機。
  2. 前記1対の搬送装置は、それぞれ、
    互いに平行に延びる1対のコンベアレールを有し、それら1対のコンベアレールのうち、前記電子部品供給位置に近接する一方が前記ベースに固定的に設けられ、他方が搬送される前記回路基板の幅に基づいて移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着機。
  3. 前記テープフィーダ保持台を1対備え、
    それら1対のテープフィーダ保持台の一方に保持された前記テープフィーダの前記電子部品供給位置と、他方に保持された前記テープフィーダの前記電子部品供給位置との間の距離が特定距離とされ、
    前記装着ヘッドが複数の吸着ノズルを有し、かつ、それら複数の吸着ノズルのうちの少なくとも2つの吸着ノズルの間の距離が前記特定距離とされ、前記少なくとも2つの吸着ノズルにより、少なくとも2つの電子部品を同時に吸着可能な請求項1または請求項2に記載の電子部品装着機。
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