JP2010100724A - ポリブチレンナフタレート系樹脂組成物及びポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線 - Google Patents

ポリブチレンナフタレート系樹脂組成物及びポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線 Download PDF

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Abstract


【課題】耐熱性、難燃性、耐加水分解性、耐摩耗性を兼ね備えたハロゲン化合物を含有しないポリブチレンナフタレート系樹脂組成物及びポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線を提供する。
【解決手段】(A)ポリブチレンナフタレート樹脂100重量部に対して、(B)ポリエステルブロック共重合体40〜150重量部、(C)耐加水分解抑制剤0.5〜5重量部、(D)焼成クレー(無機多孔質充填剤)0.5〜5重量部から構成される。
【選択図】なし

Description

本発明は、絶縁材として用いられるポリブチレンナフタレート系樹脂組成物に係り、特に、耐熱性、難燃性、摩耗性、耐加水分解性に優れたポリブチレンナフタレート系樹脂組成物及びポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線に関するものである。
従来、電気絶縁材料としては、通常ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)からなる絶縁材料を使用してきた。このPVC製の絶縁材料は高い実用特性を有し、かつ安価であるという面で優れているが、廃棄後焼却すると塩素を含んだガスを発生する等の廃棄物処理に伴う環境汚染の問題が生じることから、近年PVC以外の材料が要望されるようになってきた。
また自動車や電車などの輸送分野において、省エネに対する車体の軽量化及び配線の省スペース化に伴い、電線の軽量・薄肉化が求められている。
このような電線の軽量・薄肉化に対して、従来のPVC材料を適用した場合は、難燃性や耐摩耗特性の要求特性が達成できない等の問題があった。
一方、エンジニアリングプラスチックポリマーであるポリエステル樹脂、中でもポリブチレンテレフタレート(PBT)は、結晶性のポリマーであり、耐熱性、機械的強度、ガスバリア性、耐薬品性、耐摩耗性、低溶出性、成形性に優れる等の特徴を生かし、自動車用燃料チューブや液晶硝子研磨装置部材、半導体関連部材などで使用されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
これらのエンジニアリングプラスチックは、上記特徴を有していることから、電線の軽量・薄肉化が達成できる見通しがある。
特開2005−281465号公報 特開2006−152122号公報 特開2007−45952号公報 特開2006−111655号公報 特開2006−111873号公報 特開2005−213441号公報 特開2004−193117号公報 特開2002−358837号公報
しかしながら、ポリエステル樹脂は、結晶性ポリマーであり、製造工程や特定の環境下では結晶化度に変化が生じてしまうという問題があった。特に熱処理により結晶化が進行してしまい、電線の絶縁材として重要な特性である引張伸び特性の低下が懸念される。
特許文献4、5では、機械的強度、高速成形性および生産性を向上させるために熱処理や結晶化促進剤添加により結晶化度を向上させることが報告されている。しかしながら、結晶化を促進させると伸び特性の低下が考えられる。
また特許文献6では、ポリエステル樹脂の原料として屈曲性モノマーを導入することで結晶化の進行を抑制することができると述べられているが、伸び特性に関しては何ら記述されていない。更に特許文献7では、ポリエステル樹脂にポリエステル系樹脂と反応性を有する官能基を含む樹脂を添加させることで、クレージングの発生を抑制し絶縁破壊電圧の低下の抑制と高温絶縁特性に優れることを見出しているが、熱処理による電線絶縁材の伸び特性について何ら言及されていない。
更にフラットケーブル及び被覆用ポリエステル樹脂組成物として、熱可塑性芳香族ポリエステルと特定のポリエステルブロック共重合体と、グリシジル化合物で変性されたオレフィン−アクリル酸エステル共重合体、及び任意成分としてリン系難燃剤を含む組成物が提案されている(特許文献8)。しかしながらリン系の難燃剤を使用したものであり、ノンハロゲンではあるが、さらに市場で要望される非リン系難燃化への動きには適さない。
そこで本発明の目的は、耐熱性、難燃性、耐加水分解性、耐摩耗性を兼ね備えたハロゲン化合物を含有しないポリブチレンナフタレート系樹脂組成物及びポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線を提供する。
上記目的を達成するために本発明は、(A)ポリブチレンナフタレート樹脂100重量部に対して、(B)ポリエステルブロック共重合体40〜150重量部、(C)耐加水分解抑制剤0.5〜5重量部、(D)無機多孔質充填剤0.5〜5重量部から構成されることを特徴とするポリブチレンナフタレート系樹脂組成物である。
前記(B)ポリエステルブロック共重合体は、テレフタル酸がジカルボン酸成分当たり60モル%以上のポリブチレンテレフタレートを主たる成分とするハードセグメント(ア)20〜70質量%と、ポリエステルを構成する酸成分が芳香族ジカルボン酸99〜90モル%、炭素数6〜12の直鎖脂肪族ジカルボン酸1〜10モル%であり、ジオール成分が炭素数6〜12の直鎖ジオールであるポリエステルからなるソフトセグメント(イ)80〜30質量%とのポリエステルブロック共重合体で、融点(T)が下記式(1)
TO−5>T>TO−60 …(1)
(TO:ハードセグメントを構成する成分からなるポリマーの融点)
の範囲にあるポリエステルブロック共重合体であることが好ましい。
前記(C)耐加水分解抑制剤が、カルボジイミド骨格を有する添加剤であることが好ましい。
前記(D)無機多孔質充填剤が、焼成クレーからなることが好ましい。
また、本発明は、(A)ポリブチレンナフタレート樹脂100重量部に対して、(B)ポリエステルブロック共重合体40〜150重量部、(C)耐加水分解抑制剤0.5〜5重量部、(D)無機多孔質充填剤0.5〜5重量部から構成されるポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を絶縁材として用いたことを特徴とするポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線である。
前記(B)ポリエステルブロック共重合体は、テレフタル酸がジカルボン酸成分当たり60モル%以上のポリブチレンテレフタレートを主たる成分とするハードセグメント(ア)20〜70質量%と、ポリエステルを構成する酸成分が芳香族ジカルボン酸99〜90モル%、炭素数6〜12の直鎖脂肪族ジカルボン酸1〜10モル%であり、ジオール成分が炭素数6〜12の直鎖ジオールであるポリエステルからなるソフトセグメント(イ)80〜30質量%とのポリエステルブロック共重合体で、融点(T)が下記式(1)
TO−5>T>TO−60 …(1)
(TO:ハードセグメントを構成する成分からなるポリマーの融点)
の範囲にあるポリエステルブロック共重合体を用いて絶縁材とするのが好ましい。
前記(C)耐加水分解抑制剤が、カルボジイミド骨格を有する添加剤を用いて絶縁材とするのが好ましい。
前記(D)無機多孔質充填剤として焼成クレーを用いて絶縁材とするのが好ましい。
前記ポリブチレンナフタレート系樹脂組成物からなる絶縁材の厚みが0.1〜0.5mmであるのが好ましい。
本発明のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を、電線の絶縁材として用いることで、この絶縁材を被覆した電線は、耐熱性、耐摩耗性、難燃性、耐加水分解性の点で非常に優れており、自動車や電車などの車両用電線に好適である。
以下、本発明の好適な一実施の形態を詳述する。
本発明のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物は、(A)ポリブチレンナフタレート樹脂(PBN)100重量部に対して、(B)ポリエステルブロック共重合体40〜150重量部、(C)耐加水分解抑制剤0.5〜5重量部、(D)無機多孔質充填剤(焼成クレー)0.5〜5重量部から構成されるものである。
ここで各成分(A)〜(D)を説明する。
(A)ポリブチレンナフタレート樹脂(PBN)
本発明におけるPBNとは、ナフタレンジカルボン酸、好ましくはナフタレン−2,6−ジカルボン酸を主たる酸成分とし、1,4−ブタンジオールを主たるグリコール成分とするポリエステル、即ち、繰返し単位の全部または大部分(通常90モル%以上、好ましくは95モル%以上)がブチレンナフタレンジカルボキシレートであるポリエステルである。
また、このポリエステルには物性を損なわない範囲で、次の成分の共重合が可能である。例えば、酸成分としては、ナフタレンジカルボン酸以外の芳香族ジカルボン酸、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルメタンジカルボン酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、ジフェニルスルフィドジカルボン酸、ジフェニルスルフォンジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、脂環族ジカルボン酸、例えばシクロヘキサンジカルボン酸、テトラリンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸等が例示される。
グリコール成分としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、オクタメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、キシリレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ビスフェノールA、カテコール、レゾルシンノール、ハイドロキノン、ジヒドロキシジフェニル、ジヒドロキシジフェニルエーテル、ジヒドロキシジフェニルメタン、ジヒドロキシジフェニルケトン、ジヒドロキシジフェニルスルフィド、ジヒドロキシジフェニルスルフォン等が例示される。
オキシカルボン酸成分としては、オキシ安息香酸、ヒドロキシナフトエ酸、ヒドロキシジフェニルカルボン酸、ω−ヒドロキシカプロン酸等が例示される。
なお、ポリエステルが実質的に成形性能を失わない範囲で3官能基以上の化合物、例えばグリセリン、トリメチルプロパン、ペンタエリスリトール、トリメリット酸、ピロメリット酸等を共重合してよい。
このようなポリエステルは、ナフタレンジカルボン酸および/またはその機能的誘導体とブチレングリコールおよび/またはその機能的誘導体とを、従来公知の芳香族ポリエステル製造法を用いて重縮合させて得られる。
また本発明において用いるPBNの末端カルボキシル基濃度には特に制限はないが、少ない方が望ましい。
(B)ポリエステルブロック共重合体
本発明に用いるポリエステルブロック共重合体(B)は、そのハードセグメント(ア)は60モル%以上がポリブチレンテレフタレートを主たる構成成分とするが、他にテレフタル酸以外のベンゼン又はナフタレン環を含む芳香族ジカルボン酸、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸、テトラメチレングリコール以外の炭素数2〜12の脂肪族ジオール、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族ジオール等のジオールが共重合されていてもよく、この共重合割合は、全ジカルボン酸当たり30モル%未満好ましくは10モル%未満である。この共重合割合は、少ないほど融点も高く好ましいが、柔軟性を増すために共重合することも行われる。しかし共重合割合が多くなるとポリエステルブロック共重合体(B)とポリブチレンナフタレート樹脂(A)との相溶性が低下し本発明の課題である耐摩耗性が損なわれる恐れがある。
一方、ソフトセグメント(イ)としては、芳香族ジカルボン酸99〜90モル%、炭素数6〜12の直鎖脂肪族ジカルボン酸1〜10モル%であり、ジオール成分が炭素数6〜12の直鎖ジオールであるポリエステルである。
芳香族ジカルボン酸としては、テレフタル酸およびイソフタル酸が挙げられる。
炭素数6〜12の直鎖脂肪族ジカルボン酸としては、アジピン酸、セバシン酸などが挙げられる。直鎖脂肪族ジカルボン酸の量としては、ソフトセグメント(イ)を構成するポリエステルの全酸成分あたり1〜10モル%さらに好ましくは2〜5モル%である。10モル%以上ではポリブチレンナフタレート樹脂(A)との相溶性及び耐摩耗性が低下してしまう。一方1モル%以下では、ソフトセグメント(イ)の柔軟性が損なわれる為、結果として該ポリエステル樹脂組成物の軟質性が損なわれる。
ジオール成分としては、炭素数6〜12の直鎖ジオールである。
ソフトセグメント(イ)を構成するポリエステルは、非晶性もしくは低結晶性である必要が有る。その事から好ましくは、ソフトセグメント(イ)を構成する全酸成分の20モル%以上はイソフタル酸を用いる必要がある。またソフトセグメント(イ)もハードセグメント(ア)と同様に若干の他の成分を共重合することも可能である。しかし、ポリブチレンナフタレート樹脂(A)との相溶性が低下し本発明の課題である耐摩耗性を損なう為、共重合成分量は10モル%以下、好ましくは5モル%以下である。
本発明のポリエステルブロック共重合体に於いて、ハードセグメント(ア)とソフトセグメント(イ)の混合割合は、ハードセグメント(ア)20〜70質量%、ソフトセグメント(イ)80〜30質量%がよい。またその量比は、20〜50対80〜50好ましくは25〜40対75〜60である。これらの量比は、得られるポリエステルブロック共重合体が、ハードセグメント(ア)がこれより多い場合、硬くなって使用しにくいなどの問題が出るので好ましくなく、ソフトセグメント(イ)が多い場合は、結晶性が少なくなり、取り扱いが困難になるためである。
また、かかるポリエステルブロック共重合体のソフトセグメント、ハードセグメントのセグメント長は、分子量として表現して、およそ500〜7000、好ましくは、800〜5000であるが、これは特に限定されるものではない。このセグメント長は直接測定するのは困難であるが、例えば、ソフト、ハードそれぞれを構成するポリエステルの組成と、ハードセグメントを構成する成分からなるポリエステルの融点及び得られたポリエステルブロック共重合体の融点とから、フローリーの式を用いて推定することが出来る。
この様な点より、本発明のポリエステルブロック共重合体の融点は重要な項目であり、融点(T)は、下記式(1)
TO−5>T>TO−60 …(1)
(TO:ハードセグメントを構成する成分からなるポリマーの融点)
の範囲にあるのがよい。
すなわち、融点(T)は、TO−5からTO−60の間、好ましくは、TO−10からTO−50の間、更に好ましくはTO−15からTO−40であるようにするのがよい。又、この融点は、ランダム共重合体の融点(T‘)より10℃、好ましくは20℃以上高いことがよく、ランダム共重合体の融点が定められないときは150℃以上、好ましくは160℃以上の融点にするのがよい。
本発明のポリマーがブロック共重合体ではなくランダム共重合体の場合、このポリマーは一般的に非晶性であり、且つガラス転移温度も低いので、水飴状であり、成形性が著しく低下したり、表面がべたべたするなど現実問題として使用できる物ではない。
かかるポリエステルブロック共重合体の製造法は、ソフトセグメント及びハードセグメントを構成するポリマーをそれぞれ製造し、溶融混合して融点がハードセグメントを構成するポリエステルよりも低くなるようにする方法があげられる。この融点は、混合温度と時間によって変化するので、目的の融点を示す状態になった時点で、リンオキシ酸等の触媒失活剤を添加して触媒を失活させたものが好ましい。
本発明のポリエステルブロック共重合体は、35℃オルトクロルフエノール中で測定した固有粘度が0.6以上、好ましくは0.8〜1.5のものが適用できる。これより固有粘度が低い場合は、強度が低くなるため好ましくないからである。
(C)耐加水分解抑制剤
本発明において使用される耐加水分解抑制剤は、カルボジイミド骨格を有する化合物で特に限定されるものではない。
添加量は、ポリブチレンナフタレート系樹脂組成物に対して、0.5〜5重量部で、より好ましくは1〜3重量部である。0.5重量部よりも少ない場合、本発明の耐久性を十分に発揮できず、添加量が5重量部よりも多い場合は電線に加工した際に可とう性がなくなり、また電線表面へ移行してしまい外観不良の原因にもつながる。
(D)無機多孔質充填剤(焼成クレー)
本発明において使用される無機多孔質充填剤としては、焼成クレーが好ましく、その比表面積は5m2/g以上であることが好ましい。
添加量は、ポリブチレンナフタレート系樹脂組成物に対して好ましくは0.5〜5重量部で、より好ましくは1〜3重量部である。含有量が少なすぎるとイオンを十分にトラップできず、絶縁抵抗が小さくなってしまう。一方、多すぎると分散性や引張特性が低下し好ましくない。
また無機多孔質充填剤は、焼成クレーのみならず、ゼオライト、メサライト、アンスラサイト、パーライト発泡体、活性炭であっても良い。
(E)その他
ポリブチレンナフタレート樹脂に上記各種成分を配合する方法としては、被覆製造の直前までの任意の段階で周知の手段によって行うことができる。最も簡便な方法としては、ポリブチレンナフタレート樹脂とポリエステル−ポリエステルエラストマー、耐加水分解抑制剤、焼成クレーなどを溶融混合押出にてペレットにする方法が採用される。
また本発明の樹脂組成物に顔料、染料、充填剤、核剤、離型剤、酸化防止剤、安定剤、帯電防止剤、滑剤、その他の周知の添加剤を配合し、混練することもできる。
本発明のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物においては、ポリブチレンナフタレート樹脂以外の熱可塑性樹脂を、本発明の効果を損なわない範囲において配合することができる。その一例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂などが挙げられる。
本発明を以下の実施例および比較例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ制限されるものではない。
本発明で検討したポリブチレンナフタレートアロイ組成と、その配合組成で評価を行った実施例1〜5および比較例1〜7を表1に示す。
Figure 2010100724
表1における配合組成での電線製造は次のように行った。
[電線製造]
得られたポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を130℃、8時間熱風恒温槽で乾燥し、直径1.4mmの錫めっき軟銅線の周囲に0.3mmの被覆厚で押出成形した。押出成形には、直径がそれぞれ4.2mm、2.0mmのダイス、ニップルを使用し、押出温度はシリンダ部を240℃〜260℃、ヘッド部を260℃とした。引取速度は5m/分とした。
表1における評価は以下のように行った。
[耐加水分解性試験]
作製した電線の芯線を抜いた試料を、85℃/85%RHの恒温恒湿槽で30日間放置した。その後引張試験を実施し、引張伸度が200%以上のものを○(合格)とし、実用レベルであるが引張伸びが100%以上200%未満のものを△、引張伸びが100%未満を×(不合格)とした。
[難燃性]
電線の難燃性は燃焼試験で行った。作製した電線をIEC燃焼試験方法(IEC60332−1)に準拠して試験した。図1に示すように電線10を上部支持部15と下部支持部16で垂直に保持し、バーナ17の炎を電線10に対して、上部支持部15から475±5mmの位置で、かつ45°の角度で炎を規定の燃焼時間当てた後、バーナ17を取り除き炎を消して炭化部10cを調べた。
上部支持部から炭化部10cまでの距離が、電線上部(α)で50mm以上かつ電線下部(β)で540mm以下のものを合格(○)、上記範囲以外のものを不合格(×)とした。
[熱処理後の伸び]
熱処理後の伸びは、熱老化試験を行った後、引張試験を行って熱老化特性を測定した。
熱老化試験;
作製した電線の芯線を抜いた試料を、恒温槽中にて条件150℃/96hで熱処理し、室温で12時間程度放置した後、引張試験を実施した。熱処理は、JISC3005に従うものとする。
熱老化特性;
上記熱老化試験で作製した試料を、引張速度200mm/minにて測定した。引張試験はJISC3005に従うものとする。引張伸度が200%以上のものを○(合格)とし、引張伸度が200%未満を×(不合格)とした。
[絶縁抵抗測定]
作製した電線を90℃の水中に浸し、絶縁体の温度が一定になった後、JISC3005に従って絶縁抵抗測定を実施した。絶縁抵抗が1.0MΩ・km以上を合格(○)とし、1.0MΩ・km未満を不合格(×)とした。
[摩耗試験]
作製した電線を常温の雰囲気において、図2に示す摩耗試験機20で荷重2ポンド(907g)を加えながら、その先端20aを電線10の絶縁体12に接触させて、往復動作を行い、また電線10の導体11と先端20a間に電源22を印加しておき、先端20aが導体11と接触して短絡するまでの往復動の回数を測定する。
往復回数が100回以上を合格(○)とし、100回未満を不合格(×)とした。
表1より、比較例1、2は(B)ポリエステルブロック共重合体が、未添加と40重量部以下であるため、熱処理後の伸び、難燃性が目標値以下である。また(C)耐加水分解抑制剤および(D)焼成クレーが未添加であるため、耐加水分解試験と絶縁抵抗が目標値を達成できない。
比較例3では、(C)耐加水分解抑制剤が10重量部と多いため電線表面に凹凸ができ評価に耐えないサンプルであった。
比較例4では(B)ポリエステルブロック共重合体含量が少なく、(C)耐加水分解抑制剤の添加量が少ないため、熱処理後の伸び、難燃性、耐加水分解試験について不合格であった。同様に比較例5では(B)ポリエステルブロック共重合体含量が本発明の範囲より少ないために、熱処理後の伸び及び難燃性が目標値に満たない。
また比較例6では(B)ポリエステルブロック共重合体含量が本発明の範囲(40〜150重量部)より多いために、熱処理後の伸び特性は目標値を満足するが、摩耗性が損なわれ、比較例7では(B)ポリエステルブロック共重合体量がさらに多いため、熱処理後の伸び及び難燃性については合格であったが、摩耗性が目標値に満たない。更に耐加水分解抑制剤、焼成クレー未添加であるため、耐加水分解試験及び絶縁抵抗が不合格であった。
一方、実施例1〜5は本発明の範囲内であるため、全ての特性において合格という結果であった。
なお、本実施例では、中心導体の上に絶縁層を被覆する絶縁電線の構造で説明したが、この構造に限らず、本発明の樹脂組成物をこれら絶縁電線を寄せ集めたケーブル群をシース(ジャケット)により被覆する、いわゆるケーブルのシース材料として使用することもできる。
また、本実施例では、中心導体を単線として説明したが、これに限られるものではなく、複数の単線を撚り合わせた撚り線構造であってもよく、複数の単線を単に寄せ集めた構造であってもよい。
また、本実施例では中心導体の材質として軟銅線を使用したがこれに限定されるものではなく、硬銅線または銅合金線(たとえば、Cu−Sn合金線、Cu−Ag合金線、Cu−Sn−In合金線)であってもよい。
また、本実施例では、中心導体のめっきの材質を錫としたが、これに限定されるものではなく、Pb−Sn合金、Sn−Ag−Cu合金、Sn−Ag−Cu−P合金、Sn−Cu−P合金、Sn−Cu合金、Sn−Bi合金なども使用することができる。
本発明において、電線のIEC燃焼試験方法を説明する図である。 本発明において、電線の摩耗試験機を示す図である。
符号の説明
10 電線
11 導体
12 絶縁体
17 バーナ
20 摩耗試験機

Claims (9)

  1. (A)ポリブチレンナフタレート樹脂100重量部に対して、(B)ポリエステルブロック共重合体40〜150重量部、(C)耐加水分解抑制剤0.5〜5重量部、(D)無機多孔質充填剤0.5〜5重量部から構成されることを特徴とするポリブチレンナフタレート系樹脂組成物。
  2. 前記(B)ポリエステルブロック共重合体は、テレフタル酸がジカルボン酸成分当たり60モル%以上のポリブチレンテレフタレートを主たる成分とするハードセグメント(ア)20〜70質量%と、ポリエステルを構成する酸成分が芳香族ジカルボン酸99〜90モル%、炭素数6〜12の直鎖脂肪族ジカルボン酸1〜10モル%であり、ジオール成分が炭素数6〜12の直鎖ジオールであるポリエステルからなるソフトセグメント(イ)80〜30質量%とのポリエステルブロック共重合体で、融点(T)が下記式(1)
    TO−5>T>TO−60 …(1)
    (TO:ハードセグメントを構成する成分からなるポリマーの融点)
    の範囲にあるポリエステルブロック共重合体である請求項1記載のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物。
  3. 前記(C)耐加水分解抑制剤が、カルボジイミド骨格を有する添加剤である請求項1又は2記載のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物。
  4. 前記(D)無機多孔質充填剤が、焼成クレーからなる請求項1乃至3いずれか記載のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物。
  5. (A)ポリブチレンナフタレート樹脂100重量部に対して、(B)ポリエステルブロック共重合体40〜150重量部、(C)耐加水分解抑制剤0.5〜5重量部、(D)無機多孔質充填剤0.5〜5重量部から構成されるポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を絶縁材として用いたことを特徴とするポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線。
  6. 前記(B)ポリエステルブロック共重合体は、テレフタル酸がジカルボン酸成分当たり60モル%以上のポリブチレンテレフタレートを主たる成分とするハードセグメント(ア)20〜70質量%と、ポリエステルを構成する酸成分が芳香族ジカルボン酸99〜90モル%、炭素数6〜12の直鎖脂肪族ジカルボン酸1〜10モル%であり、ジオール成分が炭素数6〜12の直鎖ジオールであるポリエステルからなるソフトセグメント(イ)80〜30質量%とのポリエステルブロック共重合体で、融点(T)が下記式(1)
    TO−5>T>TO−60 …(1)
    (TO:ハードセグメントを構成する成分からなるポリマーの融点)
    の範囲にあるポリエステルブロック共重合体である請求項5記載のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線。
  7. 前記(C)耐加水分解抑制剤が、カルボジイミド骨格を有する添加剤である請求項5または6記載のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線。
  8. 前記(D)無機多孔質充填剤が、焼成クレーからなる請求項5乃至7いずれか記載のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線。
  9. 前記ポリブチレンナフタレート系樹脂組成物からなる絶縁材の厚みが0.1〜0.5mmである請求項5乃至8のいずれか記載のポリブチレンナフタレート系樹脂組成物を用いた電線。
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