JP2010100565A - 微粒状農薬組成物およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】農薬活性成分、水溶性結合剤および常温で結晶化しない液体の糖類を鉱物質微粒に被覆して含む、微粒状農薬組成物。
【選択図】なし
Description
微粒剤Fは、前記のとおり粒径が63〜212μmの粒度分布を有する製剤である。非特許文献1によると、微粒剤Fを包含する粉粒剤の基本構成は、農薬原体、結合剤、増量剤からなり、必要に応じて有効成分の分解防止剤等を添加するところ、これらの成分のうち、結合剤としてはPVA(ポリビニルアルコール)、デンプン、樹脂エマルションなどが使用され、増量剤としては珪砂、クレー、タルク、ベントナイト、炭酸カルシウムなどがあるが、珪砂を使用する場合が多い。また、粉粒剤の製造方法としては、先に押し出し造粒などにより所望の製剤より大きい粒剤を造り、それを粉砕して必要な粒度をもつものを得る方法(破砕造粒法)のほか、適当な粒度分布を持つ珪砂などの表面に農薬原体を結合剤とともに被覆する方法(表面被覆法:コーティング法)がある。これらの製造方法のうち、破砕造粒法は、比較的軟らかい造粒物や天然基剤を破砕して製造を行うため、破砕により生じた微粉の混入や、物理的衝撃による微粉の発生によるドリフトの可能性が高く、また、生産性が必ずしも高くない。これに対して、表面被覆法においては、破砕工程は不要であるため、微粒剤Fのように農耕地に直接散布する製剤を安価に製造する方法として、表面被覆法は好適である。
一方、表面被覆法によって製造された微粒剤Fを包含する粉粒剤は、粒子表面に有効成分が被覆されているため、散布時の摩擦で有効成分が剥離しやすく、結合剤の選択が重要であり(非特許文献1)、かかる結合剤について種々の選択・改良がなされている。例えば、特許文献1には、非吸油性鉱物の粒状担体の表面に10μm以下の非吸油性鉱物の粉末を、ポリビニルアルコールやリグニンスルホン酸塩等の水溶性結合剤を用いてコーティングし粒状基剤を製造した後、これに液状農薬成分を含浸させる微粒剤Fの製造法が開示されている。また、特許文献2には、陽イオン基を有する茎葉部吸収型の除草剤化合物と水溶性結合剤を、粒径0.1〜0.3mmの珪砂、または炭酸カルシウムを主体とする担体に保持させる技術が開示されており、また、水溶性結合剤として、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の高粘度有機溶剤、カルボキシメチルセルロース、デキストラン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の糊料、及び各種の界面活性剤の使用が記載されている。
すなわち、本発明は、農薬活性成分、水溶性結合剤および常温で結晶化しない液体の糖類を鉱物質微粒に被覆して含む、微粒状農薬組成物に関する。
また、本発明は、常温で結晶化しない液体の糖類が、還元糖を含有する転化型液糖である、前記微粒状農薬組成物に関する。
さらに、本発明は、農薬活性成分が、20℃における水溶解度が100ppm以上である農薬活性成分を1種または2種以上含有する、前記微粒状農薬組成物に関する。
また、本発明は、鉱物質微粒が63〜300μmの粒径を有する粒子を90%以上含有する珪砂である、前記微粒状農薬組成物に関する。
さらに、本発明は、20℃における水溶解度が100ppm以上である農薬活性成分が、ジノテフランまたはトリシクラゾールである、前記微粒状農薬組成物に関する。
そして、本発明は、水溶性結合剤および常温で結晶化しない液体の糖類の混合水溶液で鉱物質微粒を湿潤させる工程、農薬活性成分で被覆する工程、およびそれを乾燥する工程を有する、微粒状農薬組成物の製造方法に関する。
また、本発明による微粒状農薬組成物のうち、
・常温で結晶化しない液体の糖類が、還元糖を含有する転化型液糖であるもの、
・農薬活性成分が、20℃における水溶解度が100ppm以上である農薬活性成分を1種または2種以上含有するもの、とくに20℃における水溶解度が100ppm以上である農薬活性成分が、ジノテフランまたはトリシクラゾールであるもの、
のそれぞれによれば、製造工程および散布時における農薬活性成分の剥離を、より顕著に抑制することができる。
また、本発明による微粒状農薬組成物のうち、鉱物質微粒が63〜300μmの粒径を有する粒子を90%以上含有する珪砂であるものによれば、茎葉処理における対象作物への付着性や土壌処理における均一性が保持され、期待する生物効果が得られるばかりでなく、散布時の飛散が小さく、散布者や周辺作物への影響を排除することができる。
さらに、本発明の微粒状農薬組成物の製造方法によれば、製造工程および散布時における農薬活性成分の剥離が抑制された微粒状農薬組成物を製造することができる。
なお、「常温で結晶化しない液体の糖類」とは、一般に糖蜜と呼ばれるものであるところ、糖蜜が造粒助剤、親水性結合剤として農薬粒剤に用いることができることは知られている(特許文献3)。また、糖蜜を包含する保湿剤が、シリコーン界面活性剤と一緒になって除草剤の活性を増大し得ることも知られている(特許文献4)。しかしながら、従来技術における糖類は、農薬粒剤の製造や粒剤自体において、上記各剤として、補助的に用いてもよいことが知られていたにすぎないのであって、糖蜜を用いた具体的な微粒状農薬組成物についての知見はない。まして、本発明のように糖蜜を水溶性結合剤とともに併用することや、かかる併用によって農薬活性成分の微粒状農薬組成物からの剥離に対する格別な効果が奏されることは、上記各文献には記載も示唆もなされていないことは勿論、これまでまったく知られていなかったのである。
なお、本発明においてある成分を「鉱物質微粒に被覆して含む」とは、ある成分が当該鉱物質微粒の表面の一部または全体に、直接または他の成分を介して間接的に存在することを意味するものであり、鉱物質微粒の形状により、ある成分が鉱物質微粒の内部にも存在する場合も包含される。
(1)農薬活性成分
本発明に用いられる農薬活性成分としては、特に限定されず殺虫剤、殺菌剤、除草剤、殺線虫剤、植物生長調整剤等、農業分野で使用されている農薬活性成分が挙げられ、1種または2種以上を組み合わせて用いることが出来る。
トリシクラゾール、アゾキシストロビン、IBP、イミノクタジン酢酸塩、カスガマイシン、バリダマイシン、フェリムゾン、BPMC、カルタップ塩酸塩、ジノテフラン、クロチアニジン、イミダクロプリド、メプロニル、ペンシクロン、EDDP、フェノキサニル、フルトラニル、フサライド、ジクロシメット、イソプロチオラン、ジクロメジン、MPP、エトフェンプロックス、メトキシフェノジド、ブプロフェジン、MEP、テブフェノジド、PAP、シラフルオフェン、エチプロール、ベンスルタップなど。これらのうち、ジノテフラン、トリシクラゾール、ペンシクロンおよびブプロフェジンからの1種または2種以上を含むものが好ましく、ジノテフランおよびトリシクラゾールを含むもの、ならびにジノテフランおよびトリシクラゾールに加えてペンシクロンおよび/またはブプロフェジンを含むものがより好ましい。
したがって、上記の農薬活性成分のうち、20℃における水溶解度が100ppm以上の農薬活性成分として、トリシクラゾール、アゾキシストロビン、IBP、イミノクタジン酢酸塩、カスガマイシン、バリダマイシン、フェリムゾン、BPMC、カルタップ塩酸塩、ジノテフラン、クロチアニジン、イミダクロプリドが挙げられるところ、これらの農薬活性成分を含む本発明の微粒状農薬組成物は好適である。
本発明の微粒状農薬組成物における常温で結晶化しない液体の糖類とは、一般に糖蜜と呼ばれるものである。
当該糖類の種類として、砂糖の製造工程で生成される甘蔗糖蜜、甜菜糖蜜、精製糖最終糖蜜、氷糖蜜や、還元糖を含有する転化糖、例えばショ糖をブドウ糖と果糖に加水分解した転化糖およびショ糖等の非還元糖とともに転化糖を含むもの、などが挙げられるところ、還元糖分を20%以上含むものが好ましく、より好ましくは還元糖分を40%以上含有したものであり、還元糖分を約50%含有する液糖がとくに好ましい。還元糖分を45%〜54%含有する液糖も、とくに好ましい。
また、当該糖類の添加量は限定されないが、例えば微粒状農薬組成物100重量部に対して0.1〜1.0重量部であり、好ましくは0.3〜0.7重量部である。
本発明の微粒状農薬組成物における鉱物質微粒とは、珪砂、軽石、炭酸カルシウム、クレー等を挙げることが出来、好ましくは珪砂が挙げられる。本発明において鉱物質微粒の粒度分布は63〜300μmの粒子が90%以上であると好ましい。粒度分布の上限が300μmである鉱物質微粒では、茎葉処理における対象作物への付着性や土壌処理における均一性が保持され、期待する生物効果が得られる。また、粒度分布の下限が63μmである鉱物質微粒では、散布時の飛散が小さく、散布者や周辺作物への影響を排除することができる。
なお、「63〜300μmの粒子」または「63〜300μmの粒径を有する粒子」とは、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分して得られる粒子を意味する。
鉱物質微粒の添加量は、微粒状農薬組成物100重量部に対して例えば85〜99重量部であり、好ましくは93〜97重量部である。
本発明の微粒状農薬組成物は、水溶性結合剤を含むものであるところ、水溶性結合剤としてポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース等を添加することが出来、特にポリビニルアルコールが好ましい。
また、本発明においては、農薬活性成分を粒度が63〜300μmの粒子を90%以上含む鉱物質微粒に被覆した後、固結防止のためホワイトカーボン、クレー、炭酸カルシウム等の微粉を添加することが出来、特にホワイトカーボンが好ましい。水溶性結合剤の添加量は、例えば0.1〜1.0重量部であり、好ましくは0.3〜0.8重量部である。
界面活性剤 としては、例えばソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、アセチレンジオール、ポリオキシアルキレン付加アセチレンジオール、ポリオキシエチレンエーテル型シリコーン、エステル型シリコーン、フッ素系界面活性剤 、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等の非イオン性界面活性剤 、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、脂肪酸塩、ポリカルボン酸塩、N‐メチル‐脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩等のアニオン性界面活性剤 、ラウリルアミン塩酸塩、ステアリルアミン塩酸塩、オレイルアミン塩酸塩、ステアリルアミン酢酸塩、ステアリルアミノプロピルアミン酢酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド等のアルキルアミン塩等のカチオン界面活性剤 、アミノ酸型またはベタイン型等の両性界面活性剤等があげられる。
安定化剤としては、例えば脂肪酸、アスコルビン酸、炭化水素系溶剤、尿素などが挙げられる。
pH調整剤としては、例えばクエン酸、クエン酸三ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸などが挙げられる。
着色剤としては、例えば酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーのような無機顔料、アリザリン染料、アゾ染料、金属フタロシアニン染料のような有機染料等が挙げられる。
また、下記工程(a)〜(c)を含む本発明の製造方法によれば、本発明の微粒状農薬組成物のように、製造工程および散布時における農薬活性成分の剥離が抑制された微粒状農薬組成物を製造することができる:
(a)水溶性結合剤および常温で結晶化しない液体の糖類の混合水溶液で鉱物質微粒を湿潤させる工程、
(b)該鉱物質微粒を農薬活性成分で被覆する工程、および
(c)該被覆した鉱物質微粒を乾燥する工程。
本発明の製造方法は、好ましくは、水溶性結合剤および常温で結晶化しない液体の糖類の混合水溶液で湿潤させた鉱物質微粒に、農薬活性成分を被覆した後、乾燥、篩分することを含む。被覆工程において使用する事が出来る装置として、円錐形の容器の内壁に沿ってスクリューが自転しながら公転する混合機(例えば、ホソカワミクロン社製のナウタミキサー)、V型に組み合わせた二つの円筒容器が回転する混合機(例えば、不二パウダル社製のV型混合機)、容器底面の羽根と側面の羽根が高速回転する混合機(例えば、パウレック社製のバーチカルグラニュレーター、深江パウテック社製のハイスピードミキサー)等が挙げられるがこれらに限定されない。乾燥工程において使用する事が出来る装置として、熱風を送り込むことにより粒を流動させる乾燥機(例えば不二パウダル社製の流動層乾燥機)、熱風を送り込みながら装置自体が振動することにより粒を流動させる乾燥機(例えば、不二パウダル社製の振動流動乾燥機、神鋼電機社製の振動乾燥機)等が挙げられるがこれらに限定されない。また、篩分工程において使用する事が出来る装置として、ダルトン社製の振動ふるい等が挙げられるが、特に限定されない。
本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。以下の実施例、比較例における部は重量部、%は重量%を示す。なお、各原料の総量が100部を超えるのは、ポリビニルアルコールの15%水溶液中の水が乾燥により蒸発するためである。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.0部、還元糖分を約50%含有する液糖(ニットーハイスイートデラックス 三菱化学フーズ社製)0.5部を混合した結合剤水溶液を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂95.05部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部と炭酸カルシウム2.65部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン1.0部を添加して混合被覆する。その後流動層乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥して、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分し、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、本発明の微粒状農薬組成物を得た。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.6部、還元糖分を約50%含有する液糖(ニットーハイスイートデラックス 三菱化学フーズ社製)0.5部を混合した結合剤水溶液を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂94.96部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部、トリシクラゾール0.5部および炭酸カルシウム2.15部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン1.0部を添加して混合被覆した。その後振動流動乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥して、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分し、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、本発明の微粒状農薬組成物を得た。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.6部、還元糖分を約50%含有する液糖(ニットーハイスイートデラックス 三菱化学フーズ社製)0.5部を混合した結合剤水溶液を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂95.46部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部、トリシクラゾール0.5部、ペンシクロン1.5部および炭酸カルシウム0.65部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン0.5部を添加して混合被覆した。その後流動層乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥して、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分し、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、本発明の微粒状農薬組成物を得た。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.0部、還元糖分を約50%含有する液糖(ニットーハイスイートデラックス 三菱化学フーズ社製)0.5部を混合した結合剤水溶液を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂95.55部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部、トリシクラゾール0.5部、ブプロフェジン1.0部および炭酸カルシウム1.15部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン0.5部を添加して混合被覆した。その後振動流動乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥して、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分し、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、本発明の微粒状農薬組成物を得た。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.6部を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂95.46部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部、トリシクラゾール0.5部および炭酸カルシウム2.15部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン1.0部を添加して混合被覆した。その後流動層乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥して、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分し、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、微粒状農薬組成物を得た。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.6部を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂95.96部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部、トリシクラゾール0.5部、ペンシクロン1.5部および炭酸カルシウム0.65部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン0.5部を添加して混合被覆した。その後振動流動乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥し、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分して、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、微粒状農薬組成物を得た。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.0部に、結晶性の糖類であるショ糖0.5部を溶解した結合剤水溶液を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂95.55部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部、トリシクラゾール0.5部、ブプロフェジン1.0部および炭酸カルシウム1.15部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン0.5部を添加して混合被覆した。その後振動流動乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥し、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分して、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、微粒状農薬組成物を得た。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.0部に、結晶性の還元糖類であるフラクトース0.5部を溶解した結合剤水溶液を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂95.55部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部、トリシクラゾール0.5部、ブプロフェジン1.0部および炭酸カルシウム1.15部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン0.5部を添加して混合被覆した。その後流動層乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥し、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分して、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、微粒状農薬組成物を得た。
ポリビニルアルコールの15%水溶液3.0部に、高粘性の溶剤であるグリセリン0.5部を混合した結合剤水溶液を、63〜300μmの粒子を90%以上含有する珪砂95.55部に添加し、全体を湿潤させた。これにジノテフラン0.35部、トリシクラゾール0.5部、ブプロフェジン1.0部および炭酸カルシウム1.15部を予め混合した原末を添加して混合被覆し、更にホワイトカーボン0.5部を添加して混合被覆した。その後流動層乾燥機により熱風温度80℃で5分間乾燥し、目開き300μmおよび63μmの篩で篩分して、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、微粒状農薬組成物を得た。
試験例1 乾燥時成分減少率の測定
実施例1〜4および比較例1〜5の微粒状農薬組成物の製造工程において、流動層乾燥の熱風により飛散する農薬活性成分の割合を次に示す方法により求めた。農薬活性成分を含む原末およびホワイトカーボンを混合被覆した後、一部を採取して60℃に調整した乾燥機中で30分間静置乾燥して、目開き300μmおよび63μmの篩いで篩分し、300μm以上の粒子および63μm以下の粒子を除いて、微粒状農薬組成物静置乾燥品を得た。流動層乾燥で得られた微粒状農薬組成物と共に農薬活性成分の含有率を測定し、次式により(流動層)乾燥時成分減少率を算出した。なお、当該乾燥時成分減少率は低いほど良い。
A:静置乾燥品中の農薬活性成分含有率
B:流動層乾燥品中の農薬活性成分含有率
実施例1〜4および比較例1〜5の微粒状農薬組成物10gをグラスフィルター(型番11G−2)に入れ、フィルター下部から風量30L/分の割合で2分間通風した。グラスフィルター上に残った試料を回収し、次式により剥離率を算出した。なお、剥離率は低いほど良いが、10%以下が実用上の許容値である。
C:試験前の農薬活性成分含有率
D:試験後の農薬活性成分含有率
結果を表1に示す。
Claims (6)
- 農薬活性成分、水溶性結合剤および常温で結晶化しない液体の糖類を鉱物質微粒に被覆して含む、微粒状農薬組成物。
- 常温で結晶化しない液体の糖類が、還元糖を含有する転化型液糖である、請求項1記載の微粒状農薬組成物。
- 農薬活性成分が、20℃における水溶解度が100ppm以上である農薬活性成分を1種または2種以上含有する、請求項1または2に記載の微粒状農薬組成物。
- 鉱物質微粒が、63〜300μmの粒径を有する粒子を90%以上含有する珪砂である、請求項1乃至3記載の微粒状農薬組成物。
- 20℃における水溶解度が100ppm以上である農薬活性成分が、ジノテフランまたはトリシクラゾールである、請求項3記載の微粒状農薬組成物。
- 水溶性結合剤および常温で結晶化しない液体の糖類の混合水溶液で鉱物質微粒を湿潤させる工程、該鉱物質微粒を農薬活性成分で被覆する工程、および該被覆した鉱物質微粒を乾燥する工程を有する、微粒状農薬組成物の製造方法。
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