JP2010100410A - 紙幣処理装置及び金銭処理機 - Google Patents

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泰仁 田中
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Abstract

【課題】駆動機構への負荷を低減できる。
【解決手段】紙幣処理装置の収納庫16では、キックローラ23によって押圧手段により主面が押圧された紙幣BNaが、回転して所定の搬送方向に搬送され、キックローラ23の配置位置から搬送方向に離間して配置された捲りローラ24によって、キックローラ23により紙幣BNaが搬送されている状態で、キックローラ23の回転に対して逆回転して紙幣BNaが跳ね上げられて1枚に分離され、さらに、1枚に分離された紙幣BNaが、主面の反対側の裏面が摩擦されて搬送される。
【選択図】図4

Description

本発明は紙幣処理装置及び金銭処理機に関し、特に、紙幣の搬入及び搬出を行う紙幣処理装置、及びこの紙幣処理装置を備える金銭処理機に関する。
上位機種と接続されて、入金された紙幣を内部に収納し、上位機種の指令に応じて紙幣の出金を行う紙幣処理装置及び硬貨の入出金を行う硬貨処理装置を備える金銭処理機がスーパーマーケット等に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
金銭処理機に用いられる紙幣処理装置は、例えば次のような構成である。
図8は紙幣処理装置の概念図である。
紙幣処理装置100は、紙幣が投入される入金口110、釣銭紙幣等が払い出される出金口120、入出金時に紙幣が搬送される搬送路130を備えている。搬送路130には、投入された紙幣の真偽を鑑別する鑑別部140、鑑別部140にて真と鑑別された紙幣の金種を判定する金種判別部150が配置されている。さらに、金種判別部150で判別された紙幣を金種毎に収納して保管する収納庫160、収納された紙幣の金種と枚数とを確認するための精査庫170がそれぞれ配置されている。
このような紙幣処理装置100の紙幣の入金処理では、入金口110から投入された紙幣は、搬送路130を搬送されて、鑑別部140でその真偽が鑑別される。偽札である場合には、投入された紙幣はそのまま出金口120から払い出される。真札である場合には、投入された紙幣は搬送路130をさらに搬送されて、金種判別部150で紙幣の金種が、例えば千円札や一万円札等と判別される。判別された紙幣は金種に応じて所定の収納庫160に搬送されて収納される。
一方、紙幣の釣銭の払い戻しの場合には、上位機種からの指令に応じて、所定の金種の紙幣が収納庫160から搬出されて、搬送路130を搬送されて出金口120から払い出される。
次に、上記紙幣処理装置100で紙幣の収納及び搬出が行われる収納庫160の詳細について説明する。
図9は、非動作時の収納庫を説明するための側面図である。
収納庫160は、側板200a及び第1,第2搬送ガイド200b,200cで囲まれて、搬送路130が連通して接続された収納部200を備える。
収納部200には内部にステージ210、及び第1搬送ガイド200bには押え部材280がそれぞれ配置されている。さらに、第1搬送ガイド200bには、補助キックローラ230、キックローラ240、搬送ローラ250及び引き抜きローラ270が配置され、第2搬送ガイド200cには阻止ローラ260及び従動ローラ290が配置されている。
ステージ210は紙幣BNが載置されて、第1搬送ガイド200bに対して退避及び接近する。
押え部材280は第1搬送ガイド200bに揺動自在に配置されて、ステージ210に対して退避及び接近して、ステージ210に載置された紙幣BNの上面を押える。
キックローラ240は、第1搬送ガイド200bに軸240aで軸支されて、外周面の一部を収納部200側に露出して、紙幣の搬送方向に応じて時計回り及び反時計回り方向に回転する。また、キックローラ240の外周面の一部に高摩擦部材240bが配置されている。
補助キックローラ230は、キックローラ240の配置位置から紙幣の収納部200側の搬送方向に離間して配置されている。また、キックローラ240と同様に、第1搬送ガイド200bに軸230aで軸支されて、外周面の一部を収納部200側に露出して、紙幣の搬送方向に応じて時計回り及び反時計回り方向に回転する。また、補助キックローラ230の外周面の一部に高摩擦部材230bが配置されている。
搬送ローラ250は、第1搬送ガイド200bに軸250aで軸支されて、外周面の一部を搬送路130側に露出して、紙幣の搬送方向に応じて時計回り及び反時計回り方向に回転する。また、搬送ローラ250の外周面の一部に高摩擦部材250bが配置されている。
阻止ローラ260は、外周面の一部を搬送路130側に露出して、搬送ローラ250に周接、かつ対向配置して第2搬送ガイド200cに軸260aで軸支されている。なお、阻止ローラ260は紙幣の搬送路130側への搬出時には回転せずに、紙幣の搬入時には反時計回り方向に回転する。
引き抜きローラ270は、第1搬送ガイド200bに軸270aで軸支されて、外周面の一部を搬送路130側に露出して、紙幣の搬送方向に応じて時計回り及び反時計回り方向にそれぞれ回転する。
従動ローラ290は、外周面の一部を搬送路130側に露出して、引き抜きローラ270の外周面に周接、かつ対向配置して第2搬送ガイド200cに軸290aで軸支され、引き抜きローラ270に従動して回転する。
次に上記収納庫160の紙幣の搬送動作について説明する。
図10及び図11は収納庫で行われる紙幣の搬送を説明するための側面図である。
収納庫160は非動作時の状態(図9)において、上位機種から紙幣の搬出命令に応じて、所定の動作を開始する。
まず、紙幣BNが載置されたステージ210が第1搬送ガイド200b側に接近して、紙幣BNの最上面がキックローラ240及び補助キックローラ230のそれぞれの外周面に圧接される。なお、紙幣搬出時には押え部材280は第1搬送ガイド200b側に退避している(図10)。
次に、キックローラ240及び補助キックローラ230が図11中反時計回り(矢印方向)に回転して、各ローラに圧接していた紙幣BNが搬送路130側の搬送方向に摩擦力を受けて搬送される。収納部200に複数枚の紙幣BNが集積収納されているときには、通常、一部の複数枚の紙幣BNがそれらの間に生じる摩擦等により、束になって一緒に搬送される。また、搬送ローラ250は阻止ローラ260により図11中矢印Z方向に加圧されている。このため、束になって繰り出された複数枚の紙幣BNは、図11に示すように、回転する搬送ローラ250と停止した阻止ローラ260との間を通過するときに、最上面の紙幣BNaが1枚に分離され、引き抜きローラ270及び従動ローラ290によって搬送路130へと搬送される。
また、収納庫160への紙幣の収納時は、入金口110から投入され、鑑別部140及び金種判別部150において鑑別及び判別された紙幣は判別された金種に対応する収納庫160に搬送される。なお、この場合、紙幣BNが載置されたステージ210は第1搬送ガイド200bから退避して収納される紙幣の収納スペースを確保する。また、押え部材280は、図9に示したような、所定の位置に配置している
搬送路130を搬送された紙幣は、引き抜きローラ270及び従動ローラ290の図11中反時計回り及び時計回り方向への回転により収納部200に搬入される。この時、紙幣は、押え部材280を跳ね上げて、側板200a側に突入して、押え部材280の自重によって紙幣がステージ210側に押えられて収納部200に収納される。
特開2007−112601号公報
上記の搬出動作では、束になって繰り出された複数枚の紙幣を1枚に分離して搬送するためには、搬送ローラ250に対して阻止ローラ260から圧力により搬入方向への大きな摩擦力を加えることが必要である。したがって、搬送ローラ250を回転駆動させる駆動機構への阻止ローラ260からの摩擦力による負荷が大きくなる。
そこで、搬送ローラ250を回転駆動させるためには駆動機構の大型化が必要となる。
しかし、駆動機構が大型化すると、紙幣処理装置及びこの紙幣処理装置を備える金銭処理機も大型化してしまい、装置の小型化を進められないという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、駆動機構への負荷を低減した紙幣処理装置、及びこのような紙幣処理装置を備えた金銭処理機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、紙幣の搬入及び搬出を行う紙幣処理装置が提供される。
この紙幣処理装置は、前記紙幣が収納される収納部と、前記収納部内に収納された前記紙幣を前記紙幣の主面に対して垂直方向に移動させる押圧手段と、前記押圧手段に対して、収納された前記紙幣の反対側に配置され、移動した前記押圧手段により前記主面が押圧された前記紙幣を、回転して所定の搬送方向に搬送する第1ローラと、前記第1ローラの配置位置から前記搬送方向に離間して配置され、前記第1ローラにより前記紙幣が搬送されている状態で、前記第1ローラの回転に対して逆回転して前記紙幣を跳ね上げて1枚に分離して、さらに、1枚に分離された前記紙幣を、前記主面の反対側の裏面を摩擦して搬送する第2ローラと、を有する。
また、上記目的を達成するために、紙幣の入金及び出金を行う紙幣処理装置を備えた金銭処理機が提供される。
この金銭処理機は、前記紙幣が収納される収納部と、前記収納部内に収納された前記紙幣を前記紙幣の主面に対して垂直方向に移動させる押圧手段と、前記押圧手段に対して、収納された前記紙幣の反対側に配置され、移動した前記押圧手段により前記主面が押圧された前記紙幣を、回転して所定の搬送方向に搬送する第1ローラと、前記第1ローラの配置位置から前記搬送方向に離間して配置され、前記第1ローラにより前記紙幣が搬送されている状態で、前記第1ローラの回転に対して逆回転して前記紙幣を跳ね上げて1枚に分離して、さらに、1枚に分離された前記紙幣を、前記主面の反対側の裏面を摩擦して搬送する第2ローラと、を有する紙幣処理装置を備える。
このような紙幣処理装置及び金銭処理機では、第1ローラによって、紙幣が所定の搬送方向に搬送されて、第1ローラにより紙幣が搬送されている状態で、第2ローラによって、第1ローラの回転に対して逆回転して紙幣が跳ね上げられて1枚に分離され、さらに、1枚に分離された紙幣が、主面の反対側の裏面が摩擦されて搬送される。
上記紙幣処理装置及び紙幣処理装置を備えた金銭処理機では、駆動機構への負荷が低減される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は紙幣処理装置の概略構成図である。
紙幣処理装置10は、紙幣が投入される入金口11、釣銭紙幣等を払い出す出金口12、及び入・出金紙幣が搬送される搬送路13を備えている。この搬送路13の途中には、搬送路13内に進退する振り分けゲート18a、投入された紙幣の真偽を鑑別する鑑別部14、及び紙幣の金種を判別する金種判別部15が配置されている。さらに、搬送路13の途中には、搬送路13内に進退して搬送紙幣を所定の収納庫16に振り分ける振り分けゲート18b,18c,18dが配置されている。また、搬送路13を搬送される紙幣の通過、収納庫16からの紙幣の搬出及び収納を検知するため、要所に複数のセンサ19が配置されている。
この紙幣処理装置10には、収納庫16として、例えば、千円紙幣のみが収納される千円収納庫16a、千円紙幣以外の紙幣(二千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣)が収納される混合収納庫16b、及びその混合収納庫16bの五千円紙幣を釣銭として払い出せるように二千円紙幣と一万円紙幣を移送する或いは釣銭として払い出す千円紙幣や五千円紙幣の精査を行うための精査庫16cが配置されている。なお、この他、混合収納庫16bの位置に、五千円紙幣のみが収納される五千円収納庫を配置し、精査庫16cの位置に、投入された二千円紙幣及び一万円紙幣を収納する混合収納庫を配置する構成とすることもできる。
また、紙幣処理装置10の入・出金口11,12側には、収納庫16に収納された紙幣が移送されて回収される回収庫17が配置されている。
このような紙幣処理装置10において、入金口11に投入された紙幣は、搬送路13を搬送され、まず鑑別部14でその真偽が鑑別される。鑑別部14で真札と鑑別された紙幣は、さらに奥へと搬送され、また、偽札と鑑別された紙幣は、逆方向に搬送されて、振り分けゲート18aが搬送路13内に進入することによって出金口12側に振り分けられ、出金口12へと戻される。真札と鑑別された紙幣は、続いて金種判別部15でその金種が判別される。
上記のように収納庫16として千円収納庫16a、混合収納庫16b及び精査庫16cを配置した場合、金種判別部15で千円紙幣と判別された紙幣は、振り分けゲート18dが搬送路13内に進入することによって振り分けられ、千円収納庫16aに収納される。判別結果が千円紙幣以外の紙幣である場合には、その紙幣は、さらに搬送路13を搬送されて、混合収納庫16bに収納される。混合収納庫16bに収納された紙幣のうち、釣銭として使用しない、例えば二千円紙幣及び一万円紙幣は、適当なタイミングで精査庫16cに移送される。この場合、混合収納庫16bから搬出された紙幣は、搬送路13を入金時と逆方向に搬送され、振り分けゲート18cが搬送路13内に進入することによって振り分けられて、精査庫16cに収納される。
上記機種からの指令等により、釣銭の払い出しが必要になった場合には、所定金額の千円紙幣或いは五千円紙幣がそれぞれ千円収納庫16a又は混合収納庫16bから搬出され、搬送路13を入金時と逆方向に搬送される。そして、振り分けゲート18aが搬送路13に進入することによって出金口12側に振り分けられ、出金口12から払い出される。
千円収納庫16a、混合収納庫16b及び精査庫16cに収納されている紙幣は、必要に応じて回収庫17に移送され、回収される。千円収納庫16a、混合収納庫16b及び精査庫16cから搬出された紙幣は、搬送路13を入金時と逆方向に搬送され、振り分けゲート18bが搬送路13内に進入することによって回収庫17側に振り分けられ、回収庫17に移送される。なお、精査庫16cの紙幣は、例えば、搬送路13への搬出後に混合収納庫16b側に搬送させて一旦停止させ、そこから回収庫17側に搬送させたり、或いは一旦混合収納庫16bに移送した後に回収庫17に移送したりすることができる。
なお、混合収納庫16bの位置に五千円収納庫を配置し、精査庫16cの位置に二千円紙幣及び一万円紙幣を収納する混合収納庫を配置した場合には、金種判別部15での判別結果に応じ、五千円紙幣はさらに搬送されて五千円収納庫に収納され、二千円紙幣及び一万円紙幣は入金時と逆方向に搬送されて混合収納庫に収納されることになる。釣銭の払い出し時には、千円紙幣及び五千円紙幣を収納している収納庫16からそれぞれ、所定金額分の紙幣が搬出され、出金口12から払い出される。
このような構成を有する紙幣処理装置10が、硬貨の入・出金処理を行う硬貨処理装置等とともに搭載されて、POS(Point Of Sales)等の上位機種に接続される金銭処理機が構成される。
次に、上記構成を有する紙幣処理装置10の収納庫16について説明する。
図2は実施の形態に係る非動作時の収納庫の概略側面図である。
収納庫16は、複数の紙幣BNを集積して収納可能な、搬送路13と連通して接続された収納部20、及び紙幣のガイド部材である第1,第2搬送ガイド20b,20cを有している。なお、収納部20は側板20a及び第1,第2搬送ガイド20b,20cに囲まれている。
第1搬送ガイド20bは、収納部20及び第2搬送ガイド20cの図中上方に配置されている。なお、第1,第2搬送ガイド20b,20cで、収納部20に通じる搬送路13が構成されている。また、第1搬送ガイド20bには、側板20a側から搬送路13側までの間に、収納部20に対して凸状の曲率を有するガイド面22が形成されている。このため、ガイド面22の図中下方には空間22aが構成されている。
第1搬送ガイド20bには、収納部20に収納され、後述するステージ21に押圧された紙幣BNを、搬送路13側へ搬送する一対のキックローラ23が配置されている。これら一対のキックローラ23は、軸23aに軸支されて回転可能に構成され、例えば、通常の搬送動作で紙幣にスキューを発生させたり破損させたりしないような適切な一定の間隔で配置されるように設計される。また、一対のキックローラ23の外周面には、ゴム等の高摩擦部材23bが配置されている。
一対のキックローラ23の配置位置から紙幣の搬送路13側への搬送方向に離間して、第1搬送ガイド20bのガイド面22の下部の空間22aには、紙幣の収納部20側への搬送方向に回転して、一対のキックローラ23によって搬送された紙幣を跳ね上げる一対の捲りローラ24が設けられている。これら一対の捲りローラ24は、軸24aに軸支されて回転可能に構成され、例えば、通常の捲り動作で紙幣にスキューを発生させたり破損させたりしないような適切な一定の間隔で配置されるように設計される。また、一対の捲りローラ24の外周面の一部には、ゴム等の高摩擦部材24bが配置されている。さらに、これら一対の捲りローラ24は、後述する第1従動ローラ25とともに、跳ね上げた紙幣をガイド面22に沿って搬送路13側へ搬送する。なお、第1従動ローラ25は、軸25aに軸支されて回転可能に構成されている。
第1搬送ガイド20bのガイド面22の斜面には、外周面の一部を空間22a側に露出し、一対の捲りローラ24に周接して、捲りローラ24に従動して回転する一対の第1従動ローラ25が配置されている。これら一対の第1従動ローラ25は捲りローラ24とともに、跳ね上げられた紙幣をガイド面22に沿って搬送路13側へ搬送する。
第1搬送ガイド20bには、外周面の一部を搬送路13側に露出して、ガイド面22に沿って搬送された紙幣を引き続き搬送する一対の搬送ローラ26が配置されている。これら一対の搬送ローラ26は、軸26aに軸支されて回転可能に構成され、例えば、通常の搬送動作で紙幣にスキューを発生させたり破損させたりしないような適切な一定の間隔で配置されるように設計される。また、これら一対の搬送ローラ26は、入金口11から投入されて搬送された紙幣を収納部20内に搬入する。
第2搬送ガイド20cには、軸27aに軸支され、外周面の一部を搬送路13側に露出し、一対の搬送ローラ26に周接し、搬送ローラ26に従動して回転する一対の第2従動ローラ27は配置されている。これら一対の第2従動ローラ27は搬送ローラ26とともに、ガイド面22に沿って搬送された紙幣を引き続き搬送する。また、第2従動ローラ27は搬送ローラ26とともに、入金口11から投入されて搬送された紙幣を収納部20内に搬入する。
なお、上記のキックローラ23、捲りローラ24及び搬送ローラ26にはそれぞれ駆動機構(図示を省略)が接続されており、駆動機構は各ローラを所定の方向に、所定の速さで回転させる。
第1搬送ガイド20bの対向位置で収納部20内には、紙幣BNが載置されるステージ21が配置されている。ステージ21は、ステージ21の下部に配置された、例えばパンダグラフ(図示を省略)により第1搬送ガイド20bに対して接近・退避させられる。
また、第1搬送ガイド20bには押え部材28が揺動自在に配置されている。押え部材28は、自重によりステージ21上の紙幣BNの最上面をステージ21側に押える。
このような構成を有する収納庫16における紙幣搬出及び収納動作についてそれぞれ説明する。
まず、収納庫16からの紙幣の搬出動作について説明する。
図3〜図6は、紙幣搬出時の収納庫の概略側面図である。なお、図4〜図6では、押え部材28は第1搬送ガイド20b側に退避したままであって、その記載については省略している。
収納庫16から搬送路13への紙幣BNの搬出時には、紙幣BNがステージ21を介してパンタグラフ(図示を省略)によって押圧されて、紙幣BNの最上面の紙幣BNaがキックローラ23及び捲りローラ24の外周面に圧接される。なお、捲りローラ24は紙幣BNaの搬出方向側の先端部に圧接されることが望ましい。また、紙幣搬出時には、押え部材28は予め第1搬送ガイド20b側に退避している(図3)。
この状態で、キックローラ23が図4中反時計回り方向(矢印方向)に回転するとともに、捲りローラ24が図4中時計回り方向(矢印方向)に回転する。なお、捲りローラ24とともに第1従動ローラ25も図4中反時計回り方向(矢印方向)に回転する。すると、紙幣BNaはキックローラ23と捲りローラ24との間のガイド面22の下部の空間22aで膨らむ(図4)。なお、キックローラ23は外周全面に高摩擦部材23bが配置されており、一方、捲りローラ24は外周面の一部に高摩擦部材24bが配置されている。このため、キックローラ23による紙幣BNaの移動量は捲りローラ24による移動量よりも多く、紙幣BNaは左右対称に膨らまず、膨らんだ紙幣BNaのキックローラ23側は、図4に示すように、ガイド面22の斜面に沿った形状となる。なお、移動量とは、各種ローラが一回りした際に摩擦力を受けて移動する紙幣BNaの移動量を意味する。したがって、捲りローラ24は、その外周全面に高摩擦部材を配置する場合には、間欠回転させることにより上記と同様の効果が得られる。
このようにして膨らんだ紙幣BNaは、キックローラ23の回転により搬送路13側に搬送されながら、捲りローラ24の回転により搬出方向の先端部が跳ね上がり1枚に分離される。跳ね上がった紙幣BNaは、キックローラ23からの摩擦力が加わり、搬出方向の先端部から捲りローラ24と第1従動ローラ25との間に突入する(図5)。なお、紙幣BNaを確実に跳ね上げて1枚に分離させるためには、ステージ21に押圧された紙幣の搬送路13側の先端部と圧接される位置に捲りローラ24を配置することが望ましい。
紙幣BNaはキックローラ23、捲りローラ24及び第1従動ローラ25の回転によってガイド面22に沿って搬送されて搬送路13に案内される。紙幣BNaは搬送ローラ26及び第2従動ローラ27の図6中反時計回り及び時計回り方向(それぞれ矢印方向)へのそれぞれの回転により搬送路13を搬送されて、例えば、出金口12から外部へ出金される(図6)。
次に、収納庫16への紙幣の収納について説明する。
図7は、紙幣収納時の収納庫の概略側面図である。
入金口11から投入された場合、又は他の収納庫16から移送された場合等の紙幣BNは収納庫16に収納される。なお、この場合、紙幣BNが載置されたステージ21は第1搬送ガイド20bから退避して、この状態を維持することで、収納される紙幣BNの収納スペースを確保する。
搬送路13を搬送された紙幣BNaは、搬送ローラ26及び第2従動ローラ27の図7中時計回り及び反時計回り方向(それぞれ矢印方向)へのそれぞれの回転により収納部20に搬入される。この時、紙幣BNaは捲りローラ24とステージ21上の紙幣BNとの間を通り、押え部材28を跳ね上げて、側板20a側に突入する。このようにして突入した紙幣BNaは押え部材28の自重によって紙幣BNaがステージ21側に押えられて収納部20に収納される。
以上、紙幣処理装置10によって紙幣BNaの搬出及び収納が行われる。
このような紙幣BNaの搬出動作では、キックローラ23の搬出方向への回転によって紙幣BNaを搬送しながら、捲りローラ24の搬入方向への回転によって紙幣BNaを跳ね上げて1枚に分離できる。1枚に分離された紙幣BNaは、キックローラ23、捲りローラ24及び第1従動ローラ25によりガイド面22に沿って搬送路13に案内されて、搬送ローラ26及び第2従動ローラ27により搬送路13を搬送させられる。
また、このような紙幣BNaの収納動作では、紙幣BNaを搬送ローラ26及び第2従動ローラ27の回転により搬入して、捲りローラ24とステージ21との間を通過させて、収納部20に収納させる。
したがって、上記収納庫16では、各ローラを回転させる駆動機構に対して負荷を与えずに紙幣を1枚に分離することができる。このため、駆動機構を小型化でき、また駆動機構の消費電極を抑制できる。例えば、上記紙幣処理装置10では、紙幣処理装置100と比較して45%程度小型化できる。
なお、上記紙幣処理装置では、紙幣に限定せず、有価証券、小切手等の紙葉類を適用させても構わない。
紙幣処理装置の概略構成図である。 実施の形態に係る非動作時の収納庫の概略側面図である。 紙幣搬出時の収納庫の概略側面図(その1)である。 紙幣搬出時の収納庫の概略側面図(その2)である。 紙幣搬出時の収納庫の概略側面図(その3)である。 紙幣搬出時の収納庫の概略側面図(その4)である。 紙幣収納時の収納庫の概略側面図である。 紙幣処理装置の概念図である。 非動作時の収納庫を説明するための側面図である。 収納庫で行われる紙幣の搬送を説明するための側面図(その1)である。 収納庫で行われる紙幣の搬送を説明するための側面図(その2)である。
符号の説明
10 紙幣処理装置
11 入金口
12 出金口
13 搬送路
14 鑑別部
15 金種判別部
16 収納庫
16a 千円収納庫
16b 混合収納庫
16c 精査庫
17 回収庫
18a,18b,18c,18d 振り分けゲート
19 センサ
20 収納部
20a 側板
20b 第1搬送ガイド
20c 第2搬送ガイド
21 ステージ
22 ガイド面
22a 空間
23 キックローラ
23a,24a,25a,26a,27a 軸
23b,24b 高摩擦部材
24 捲りローラ
25 第1従動ローラ
26 搬送ローラ
27 第2従動ローラ
28 押え部材

Claims (9)

  1. 紙幣の搬入及び搬出を行う紙幣処理装置において、
    前記紙幣が収納される収納部と、
    前記収納部内に収納された前記紙幣を前記紙幣の主面に対して垂直方向に移動させる押圧手段と、
    前記押圧手段に対して、収納された前記紙幣の反対側に配置され、移動した前記押圧手段により前記主面が押圧された前記紙幣を、回転して所定の搬送方向に搬送する第1ローラと、
    前記第1ローラの配置位置から前記搬送方向に離間して配置され、前記第1ローラにより前記紙幣が搬送されている状態で、前記第1ローラの回転に対して逆回転して前記紙幣を跳ね上げて1枚に分離して、さらに、1枚に分離された前記紙幣を、前記主面の反対側の裏面を摩擦して搬送する第2ローラと、
    を有することを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記収納部の前記搬送方向側に連通して配置され、紙幣が搬送される搬送路と、
    前記搬送路に配置されて、前記搬送路から別の紙幣を搬送し、前記第2ローラの前記収納部側の近傍を通過させ、前記収納部に収納させる搬送手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 前記押圧手段の移動により、収納された前記紙幣が前記第1ローラから退避していることを特徴とする請求項2記載の紙幣処理装置。
  4. 前記収納部に対して前記第2ローラの反対側に配置され、前記第2ローラより搬送された、1枚に分離された前記紙幣を、前記搬送路にガイドするガイド部材を有することを特徴とする請求項2記載の紙幣処理装置。
  5. 前記第2ローラは前記紙幣の前記搬送方向の先端部を跳ね上げることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  6. 前記第1ローラの外周に高摩擦部材が配置されていることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  7. 前記第2ローラの外周の一部に高摩擦部材が配置されていることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  8. 前記第2ローラの外周に高摩擦部材が配置され、当該第2ローラは間欠回転することを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  9. 紙幣の入金及び出金を行う紙幣処理装置を備えた金銭処理機において、
    前記紙幣が収納される収納部と、
    前記収納部内に収納された前記紙幣を前記紙幣の主面に対して垂直方向に移動させる押圧手段と、
    前記押圧手段に対して、収納された前記紙幣の反対側に配置され、移動した前記押圧手段により前記主面が押圧された前記紙幣を、回転して所定の搬送方向に搬送する第1ローラと、
    前記第1ローラの配置位置から前記搬送方向に離間して配置され、前記第1ローラにより前記紙幣が搬送されている状態で、前記第1ローラの回転に対して逆回転して前記紙幣を跳ね上げて1枚に分離して、さらに、1枚に分離された前記紙幣を、前記主面の反対側の裏面を摩擦して搬送する第2ローラと、
    を有する紙幣処理装置を備えたことを特徴とする金銭処理機。
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