JP2010095833A - 外来遺伝子発現カイコ繭の製糸方法及びそれによる製品 - Google Patents
外来遺伝子発現カイコ繭の製糸方法及びそれによる製品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010095833A JP2010095833A JP2008269855A JP2008269855A JP2010095833A JP 2010095833 A JP2010095833 A JP 2010095833A JP 2008269855 A JP2008269855 A JP 2008269855A JP 2008269855 A JP2008269855 A JP 2008269855A JP 2010095833 A JP2010095833 A JP 2010095833A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vacuum
- surfactant
- cocoon
- approximately
- silkworm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01B—MECHANICAL TREATMENT OF NATURAL FIBROUS OR FILAMENTARY MATERIAL TO OBTAIN FIBRES OF FILAMENTS, e.g. FOR SPINNING
- D01B7/00—Obtaining silk fibres or filaments
- D01B7/04—Reeling silk
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K2217/00—Genetically modified animals
- A01K2217/05—Animals comprising random inserted nucleic acids (transgenic)
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K2227/00—Animals characterised by species
- A01K2227/70—Invertebrates
- A01K2227/703—Worms, e.g. Caenorhabdities elegans
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K2267/00—Animals characterised by purpose
- A01K2267/01—Animal expressing industrially exogenous proteins
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
【解決手段】通常繭を生糸とする際に行われているような100℃を越える条件下での繭の乾燥ではなく、低温(60℃以下)条件下で繭を乾燥させた。また煮繭においては、従来の100℃以上の高温処理や沸点近くの高温水処理ではなく、低温かつ真空浸透処理(減圧処理)を行った。またこれとは異なる煮繭方法として、アルカリによるセリシンの膨潤、界面活性剤、酵素等による繭層への湯水の浸透の組み合わせ処理を行った。さらに、従来よりも低温で繰糸を行った。その結果、外来遺伝子を発現するカイコの繭に含まれる外来タンパク質の性質を損なうことなく、外来遺伝子を発現するカイコの繭を生糸とすることが可能であることがわかった。
【選択図】図2
Description
このような従来の製糸方法では、絹タンパクは高温により熱変性を受ける。その結果、絹の染色性や織物の風合いが損なわれる。近年、外来タンパク質を含有するカイコ繭の作出が行われているが、外来タンパク質の性質を損なうことなく繭を生糸とする技術が求められている。
その結果本発明者らは、外来遺伝子を発現するカイコの繭に含まれる外来タンパク質の性質を損なうことなく、またフィブロインタンパク質、セリシンタンパク質が熱変性を受けずに、絹糸腺中に外来遺伝子を発現するカイコの繭を生糸とすることが可能であることを見出した。本発明はこのような知見に基づくものであり、次の〔1〕〜〔12〕を提供する。
〔1〕アルカリ剤、界面活性剤、酵素等の少なくとも1つを含む低温溶液で真空浸透することを特徴とする、トランスジェニックカイコが吐糸した繭を生糸とする方法、
〔2〕下記(a)から(g)の工程を含む、〔1〕に記載の方法;
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程、
〔3〕アルカリ剤が炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムからなる群より選択され、界面活性剤がノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群より選択され、酵素がタンパク質分解酵素である、〔2〕に記載の方法、
〔4〕下記(a)から(g)の工程を含む、絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を生糸とする方法;
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭を低温湯水(概ね80℃以下)に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程、
〔5〕外来タンパク質が蛍光色素タンパク質、細胞付着活性を有するタンパク質、酸性及びアルカリ性のアミノ酸を主とするペプチド、及びカイコ以外の生物由来のフィブロインタンパク質及びセリシンタンパク質からなる群より選択される、〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の方法、
〔6〕〔1〕〜〔5〕に記載の方法によって得られる生糸、
〔7〕〔6〕に記載の生糸から得られる編み物及び織物、
〔8〕〔6〕に記載の生糸から得られる立体構造物、
〔9〕〔6〕に記載の生糸から作成される医療用資材、
〔10〕手術用縫合糸、人工血管、人工皮膚、人工腱、人工骨からなる群より選択される〔9〕に記載の医療用資材、
〔11〕下記(a)から(g)の工程を含む遺伝子組換え生糸の製造方法;
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程、
〔12〕下記(a)から(g)の工程を含む遺伝子組換え生糸の製造方法;
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭を低温湯水(概ね80℃以下)に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程。
一方本発明の方法を用いることにより、絹糸腺中に外来遺伝子を発現するカイコが吐糸した繭の特徴がそのまま生かされた生糸を得ることが可能である。本発明は、外来遺伝子を発現するカイコの繭を生糸とする際に有用である。
本発明は、アルカリ剤、界面活性剤、酵素等の少なくとも1つを含む低温溶液で真空浸透することを特徴とする、絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を生糸とする方法に関する。また本発明は、遺伝子組換え生糸の製造方法に関する。
より具体的には本発明は、以下の工程を含む絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を生糸とする方法に関する。また本発明は、以下の工程を含む遺伝子組換え生糸の製造方法に関する。
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程。
本発明ではまず、絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコを取得する。絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコは、例えば、後部絹糸腺特異的に発現するタンパク質をコードするDNA(例えば、フィブロインH鎖またはL鎖のタンパク質をコードする遺伝子)に、外来タンパク質をコードするDNAを繋ぎ、この融合遺伝子を有するトランスジェニックカイコを作ることによって取得することができる。当業者であれば、例えば以下の文献に開示された内容に従い、絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコを以下の文献に記載の公知の手法によって製造、取得することが出来るがこれらの方法に限定されない。
・ 特開2006-137739
・ WO2008/081922
・ Tamura, T., Thibert, C., Royer, C., Kanda, T., Abraham, E., Kamba, M., Komoto, N., Thomas, J.L., Mauchamp, B., Chavancy, G., Shirk, P., Fraser, M., Prudhomme, J.C., Couble, P., Toshiki, T., Chantal, T., Corinne, R., Toshio, K., Eappen, A., Mari, K., Natuo, K., Jean-Luc, T., Bernard, M., Gerard, C., Paul, S., Malcolm, F., Jean-Claude, P. and Pierre, C. (2000) Germline transformation of the silkworm Bombyx mori L. using a piggyBac transposon-derived vector. Nat Biotechnol, 18, 81-84
・ Tomita, M., Munetsuna, H., Sato, T., Adachi, T., Hino, R., Hayashi, M., Shimizu, K., Nakamura, N., Tamura, T. and Yoshizato, K. (2003) Transgenic silkworms produce recombinant human type III procollagen in cocoons. Nat Biotechnol, 21, 52-56.
・ Yamao, M., Katayama, N., Nakazawa, H., Yamakawa, M., Hayashi, Y., Hara, S., Kamei, K. and Mori, H. (1999) Gene targeting in the silkworm by use of a baculovirus. Genes Dev, 13, 511-516.
・ Kojima K, Kuwana Y, Sezutsu H,Kobayashi I, Uchino K, Tamura T, Tamada Y. 2007. New Method for Modification of Fibroin Heavy Chain Protein in Transgenic Silkworm. Biosci BiotechnolBiochem.71, 2943-2951.
・ Kurihara H, Sezutsu H, Tamura T, YamadaK. 2007. Production of an active feline interferon in the cocoonof transgenic silkworms using the fibroin H-chain expression system.Biochem. Biophys. Res. Commun. 355, 976-980.
・ Tamura, T., Kuwabara, K., Uchino, K.,Kobayashi, I., and Kanda,T. 2007 An Improved DNA Injection Method forSilkworm Eggs Drastically Increases the Efficiency of ProducingTransgenic Silkworms. J. Insect Biotechnol. Sericol.76,155-159.
・ Yanagisawa S, Zhu Z, Kobayashi I,Uchino K, Tamada Y, Tamura T, Asakura T. 2007. Improving Cell-AdhesiveProperties of Recombinant Bombyx mori Silk by Incorporation of Collagen or Fibronectin Derived Peptides Produced by Transgenic Silkworms. Biomacromolecules8(11), 3487-3492.等
絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが取得されれば、当業者であれば容易に当該カイコから繭を得ることが出来る。
本発明では、絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80度以下(例えば79度、78度、77度、76度、75度、74度、73度、72度、71度が挙げられるがこれらに限定されない)の条件下で乾燥させる。より好ましくは70度以下、さらに好ましくは60度以上70度以下(例えば61度、62度、63度、64度、65度、66度、67度、68度、69度が挙げられるがこれらに限定されない)、特に好ましくは55度以上65度以下(例えば56度、57度、58度、59度、60度、61度、62度、63度、64度が挙げられるがこれらに限定されない)の条件下で繭を乾燥させる。
繭の乾燥は、熱風式乾燥機を使用して乾燥させることが出来るほか、真空式乾燥機、マイクロウェーブ(電磁波)を使用して行うことも出来る。
繭を乾燥させる程度は、その品種や性状によって異なるが、36-44%の乾燥歩合が得られるまで乾燥させることが好ましい。乾燥歩合は、当業者であれば繭の性状に応じて適切に決定することが出来る。例えば「春嶺×鐘月」等の普通蚕繭では、42-43%の乾燥歩合が適切であるが、繭層重の割に蛹重が重い場合はより小さい乾燥歩合を選択することが出来る(例えば36-38%程度の乾燥歩合とすることが出来る)。なお本発明においては、繭の乾燥は一定温度の条件下で行うことが好ましい。
なおこのような方法で繭を乾燥させる場合、蛹から出た水分を早く乾燥機の外へはき出す必要がある。乾燥機の中が湿気で満たされると繭糸の解れ(解じょ)が悪くなるためである。真空条件下で乾燥する場合、温度をかけながら真空にすることにより、熱風のみによって乾燥させる場合に比べ、効率よく乾燥させることが出来る。
本発明では、繭をアルカリ剤、界面活性剤、酵素等の少なくとも1つを含む溶液に浸漬する。より好ましくは、繭をアルカリ剤及び界面活性剤を含む溶液、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液に浸漬する。
ノニオン系界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸ソルビタンエステル、アルキルポリグルコシド、脂肪酸ジエタノールアミド、アルキルモノグリセリルエーテルなどが挙げられるがこれらに限定されない。
アニオン系界面活性剤としては、例えば脂肪酸ナトリウム、モノアルキル硫酸塩、アルキルポリオキシエチレン硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、モノアルキルリン酸塩などが挙げられるがこれらに限定されない。
カチオン系界面活性剤としては、例えばアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルベンジルジメチルアンモニウム塩などが挙げられるがこれらに限定されない。
両性系界面活性剤としては、例えばアルキルジメチルアミンオキシド、アルキルカルボキシベタインなどが挙げられるがこれらに限定されない。
なお本発明においては、酵素及び界面活性剤を含む溶液がより好ましい。
本発明では繭を、アルカリ剤、界面活性剤、酵素の少なくとも1つを含む溶液中で真空浸透する。より好ましくは、繭をアルカリ剤及び界面活性剤を含む溶液、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液に浸漬する。アルカリ剤、界面活性剤、酵素としては、上述のものが挙げられる。
真空浸透処理は、例えば以下の方法により行うことが出来る。浸漬処理した繭を処理水へ入れたまま真空装置へ移動し、真空とする。真空度は-620mmHg程度が適当であるがこれに限定されない。真空度が例えば-620mmHgに到達した時点で、5分〜10分かけて常圧まで復圧する。こうすることにより、繭腔内外の圧力差により処理水が徐々に繭層内へ浸透する。このときに急激に復圧すると一気に処理水が繭腔内へ入ろうとするため、繭が圧力差により潰れる場合がある。また処理水が繭層の薄い部分や繭層通り易い部分を通るため、均一な煮繭ができない場合がある。従って、急激な復圧は避けるべきである。当業者であれば、繭の性状に応じて適切な復圧時間を設定することが出来る。
なお本発明においては、アルカリ剤及び界面活性剤を含む溶液で前述の浸漬処理を行った場合、真空浸透処理もアルカリ剤及び界面活性剤を含む溶液で行うことが好ましい。また酵素及び界面活性剤を含む溶液で前述の浸漬処理を行った場合、真空浸透処理も酵素及び界面活性剤を含む溶液で行うことが好ましい。
本発明では、アルカリ剤、界面活性剤、酵素の少なくとも1つを含む溶液中で真空浸透した繭を真空中で脱水する。真空脱水の方法は特に限定されるものではないが、例えば以下の方法により繭を真空中で脱水することが出来る。真空浸透処理した繭を処理水から引き上げ、真空装置で真空処理を行う。真空度は上記と同様-620mmHg程度とすることが好ましいがこれに限定されない。この真空処理は、例えば5分〜10分かけるなど、徐々に行うことが好ましい。徐々に真空処理を行うことにより繭腔内の処理水を徐々に繭層の外に排出することが出来る。急激に真空処理を行うと、溶液が繭層の薄い所や、処理水の通り易い所を通るため、均一な煮繭処理ができない場合がある。
本発明では真空中で脱水した繭に対して、再度、アルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透処理を行う。真空浸透処理は、例えば上述の方法によって行うことが出来るがこの方法に限定されない。
真空浸透と真空脱水を繰り返すことにより、繭糸の解離性を増すことができる。一方、真空浸透と真空脱水を繰り返すことにより上緒糸が増加し、生糸量歩合が減少するなどの弊害も生ずる。従って、真空浸透と真空脱水の回数は繭特性により調整することが肝要である。例えば、真空浸透、真空脱水、真空浸透のサイクルを1回あるいは2回繰り返しとすることが出来る。
なおこの処理も、上記(4)と同様、真空処理によって繭腔内へ処理水を浸透させる時には、真空状態から常圧への復圧は時間をかけて徐々に行うことが好ましい。逆に真空処理によって繭腔内の処理水を繭腔外へ排出する時には、時間をかけて真空状態へ移行することが好ましい。煮繭処理においては、繭層の繭糸の膠着部位のセリシンを徐々に膨潤軟和させることが重要である。本発明においては、アルカリ剤や酵素等がセリシンの膨潤軟和の役目を担い、界面活性剤が繭層繭糸の膠着部位への浸透の役目を担う。
なお、アルカリ剤及び界面活性剤を含む溶液で前述の浸漬処理や真空浸透処理を行った場合、再度の真空浸透処理もアルカリ剤及び界面活性剤を含む溶液で行うことが好ましい。また酵素及び界面活性剤を含む溶液で前述の浸漬処理や真空浸透処理を行った場合、再度の真空浸透処理も酵素及び界面活性剤を含む溶液で行うことが好ましい。
本発明の方法では次に、繭を水に浸漬する。(6)までの煮繭処理により得られた繭は、その表面がアルカリで覆われている。そのまま放置しておくと、繭層表面に付着しているアルカリによりセリシンが膨潤する傾向となり、緒糸が多くなる。そのため、常温水に浸漬し、繭層表面のセリシンを収斂させる必要がある。繭の水への浸漬は、繭層表面に付着しているアルカリがとれ、繭層表面のセリシンが収斂するまで(例えば10分から20分程度)行う。
本発明では、60℃以下の条件下で繰糸を行う。より好ましくは50度以下、より好ましくは35度から45度の条件下(例えば35度、36度、37度、38度、39度、40度、41度、42度、43度、44度、45度が挙げられるがこれらに限定されない)で繰糸を行う。繰糸は自動繰糸機、多条繰糸機もしくは座繰器により行うことが出来る。
繰糸は、上記方法により繭層セリシンを膨潤軟和させた繭から繭糸を引き出し、それを数本、セリシンで抱合させながら1本の生糸とするものである。繰糸に先立ち、概ね80℃以下の温湯内で索緒箒(稲穂を束ねたもの)で、繭の表面をこすり、数本の繭糸を引き出した(索緒と称す)後に、1本の糸口になるまで、更に引き出して正緒とする(抄緒と称す)。その繭(正緒繭)から引き出した繭糸を目的の太さになるように数本合わせ集緒器(例えば陶器等で作られたもので、ボタン形状でその中心に細い孔の開いたもの)を通過した生糸を、集緒器上に設けられた二つの鼓車で再び集緒器近くに戻し、集緒器から上がってきたばかりの糸条と縒り合わせて(ケンネル縒りと称す)小枠に巻き取る。座繰器、多条繰糸機は目的繊度にあうように一定の繭数で繰糸を行い(定粒式)、自動繰糸機では繊度感知器により一定の太さとなるように繊度制御を行う(定繊式)。繰糸については、文献(総合蚕糸学 日本蚕糸学会編 P.358-369. 1979.、日本製糸技術史 加藤宗一著 P.59-144. 1976.)も参照される。
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭を低温湯水(概ね80℃以下)に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程。
本発明においては、80度以下(例えば79度、78度、77度、76度、75度、74度、73度、72度、71度が挙げられるがこれらに限定されない)の低温湯水、より好ましくは70度以下(例えば69度、68度、67度、66度、65度、64度、63度、62度、61度が挙げられるがこれらに限定されない)の低温湯水、さらに好ましくは55度以上60度以下(例えば56度、57度、58度、59度が挙げられるがこれらに限定されない)の低温湯水が用いられる。
1.方法
1.1 乾燥工程
通常、最高温度115℃ないし120℃から徐々に温度を下げて、5時間30分位経過後に60℃へ変えていくという乾燥方法が行われている。この場合、約42%の乾燥歩合が得られる。一方本実施例では、温度勾配はとらずに、60℃の一定温度に保たれた乾燥機内に繭を入れ、20時間から24時間かけて繭を乾燥させた。結果、目的とする乾燥歩合が得られた(図1)。
本発明では、低温(60℃以下)状態で繭層セリシンを膨潤軟和するために、アルカリ剤、界面活性剤、酵素等を用いて煮繭を行う。以下に、アルカリ剤及び界面活性剤を用いた例を示す。
まず、0.1〜0.4%の炭酸ナトリウム、0.2〜0.4%のノニオン系界面活性剤を作製し、その中に外来遺伝子発現カイコの繭を20分間浸漬させた。その後、真空容器中で-600mmHgまで真空にして、その状態で放置後徐々に復圧させ、繭腔内へ徐々に溶液を浸透させた。その後真空容器内で溶液から繭を出し、その状態で真空状態とさせ繭腔内の溶液を脱水させた。この操作により繭層繭糸の籠目構造に溶液が浸潤するため、繭糸相互を膠着させているセリシンを膨潤軟和させることができる。その後、繭を再び溶液に入れ、再び真空状態として繭腔内に溶液を浸透させ、終了後常温水によりセリシンを収斂させた。以上の工程を図2に示す。
通常繭から緒糸を出すために、85℃〜90℃の熱湯に入れて、繭層表面のセリシンを膨潤軟和させながら索緒箒にて繭糸を導き出す処理を行う。また繰糸では、約40℃の繰解槽の煮熟繭から繭糸を解離し、約60℃の雰囲気中の小枠に生糸を巻き取っている。本発明では、索緒温度、繰解槽の温度を50℃、小枠部の温度を40℃とし、緒糸、繰糸を行った。
表1は、絹糸線内に外来遺伝子を発現するカイコの繭について繰糸を行った結果を示す。従来、60℃以下の低温繰糸では繰糸は不能であったが、本発明の方法を使用することにより繰糸を行うことが出来た。
蛍光発色するトランスジェニック繭糸を、インテリア用素材として利用した。蛍光発色するトランスジェニック繭糸を直接、球形の型枠に自身の持っているセリシンで膠着させながら巻き、乾燥後、型枠から外した。このような方法により作製されたインテリアを図3に示す。図3左は内側に光源のないもの(外部からの光だけのもの)、図3中は光源に白色光を用いたもの、図3右は光源にブラックライトを用いたものである。蛍光発色するトランスジェニック繭糸を素材としたインテリアでは、ブラックライトにより蛍光を発することが確認された。
細胞付着性を有するトランスジェニック繭糸により人工血管用基材を作製した(図4)。図4に示した人工血管は、内径が1.5mm〜5mmまでのものであり、この素材は繭乾燥60℃、煮繭は60℃以下、繰糸は50℃で行った結果得られた生糸より作製したものである。図5は、トランスジェニック繭糸による人工血管基材とPTFE(テフロン(登録商標)系樹脂)による人工血管基材をラットへ移植した状態を示す。図6は、それらをラットへ移植後3ヶ月経過した状態を示す。トランスジェニック繭糸による人工血管基材では、細胞増殖が進んでいることがわかる。
蛍光を持つトランスジェニックカイコはKojimaら(2007)又はKuriharaら(2007)に記載されたベクターに緑色蛍光タンパク質(GFP)又は赤色蛍光タンパク質(DsRed)遺伝子を挿入し、プラスミドとして大腸菌からDNAを精製した。このベクタープラスミドをTamuraら(2007)の方法に従って、カイコの卵中に注射した。プラスミドを注射した卵から孵化した幼虫の次世代において、胚の単眼や繭の蛍光により、トランスジェニックカイコを同定し、これらを系統化した。系統化されたトランスジェニックカイコと実用品種を交配し、選抜育成することによって繭形質を高め、得られた日本種系統と中国系統を交配してF1を作成した。このF1を桑の葉又は人工飼料で飼育することにより、蛍光を持つトランスジェニックカイコの繭を作成した。
Claims (12)
- アルカリ剤、界面活性剤、酵素等の少なくとも1つを含む低温溶液で真空浸透することを特徴とする、トランスジェニックカイコが吐糸した繭を生糸とする方法。
- 下記(a)から(g)の工程を含む、請求項1に記載の方法;
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程。 - アルカリ剤が炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムからなる群より選択され、界面活性剤がノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、及び両性界面活性剤からなる群より選択され、酵素がタンパク質分解酵素である、請求項2に記載の方法。
- 下記(a)から(g)の工程を含む、絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を生糸とする方法;
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭を低温湯水(概ね80℃以下)に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程。 - 外来タンパク質が蛍光色素タンパク質、細胞付着活性を有するタンパク質、酸性及びアルカリ性のアミノ酸を主とするペプチド、及びカイコ以外の生物由来のフィブロインタンパク質及びセリシンタンパク質からなる群より選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
- 請求項1〜5に記載の方法によって得られる生糸。
- 請求項6に記載の生糸から得られる編み物及び織物。
- 請求項6に記載の生糸から得られる立体構造物。
- 請求項6に記載の生糸から作成される医療用資材。
- 手術用縫合糸、人工血管、人工皮膚、人工腱、人工骨、及び角膜培養のフィルムからなる群より選択される請求項9に記載の医療用資材。
- 下記(a)から(g)の工程を含む遺伝子組換え生糸の製造方法;
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭をアルカリ剤及び界面活性剤、又は酵素及び界面活性剤を含む溶液中で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程。 - 下記(a)から(g)の工程を含む遺伝子組換え生糸の製造方法;
(a)絹糸腺内に外来タンパク質を含むトランスジェニックカイコが吐糸した繭を概ね80℃以下の条件下にて、又は常温かつ真空条件下にて乾燥させる工程、
(b)工程(a)の繭を低温湯水(概ね80℃以下)に浸漬する工程、
(c)工程(b)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(d)工程(c)の繭を真空脱水する工程、
(e)工程(d)の繭を低温湯水中(概ね80℃以下)で真空浸透する工程、
(f)工程(e)の繭を水に浸漬する工程、及び
(g)工程(f)の繭を低温(概ね50℃以下)の条件下で繰糸する工程。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008269855A JP5292548B2 (ja) | 2008-10-20 | 2008-10-20 | 外来遺伝子発現カイコ繭の製糸方法及びそれによる製品 |
| PCT/JP2009/067977 WO2010047293A1 (ja) | 2008-10-20 | 2009-10-19 | 外来遺伝子発現カイコ繭の製糸方法及びそれによる製品 |
| CN2009801507966A CN102257192A (zh) | 2008-10-20 | 2009-10-19 | 从表达外来基因的蚕的茧制丝的方法及使用该方法生成的产品 |
| BRPI0919617A BRPI0919617A2 (pt) | 2008-10-20 | 2009-10-19 | método para fiar seda a partir de um casulo de bicho-da-seda que expressa um gene estranho, e produto produzido empregando o método. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008269855A JP5292548B2 (ja) | 2008-10-20 | 2008-10-20 | 外来遺伝子発現カイコ繭の製糸方法及びそれによる製品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010095833A true JP2010095833A (ja) | 2010-04-30 |
| JP5292548B2 JP5292548B2 (ja) | 2013-09-18 |
Family
ID=42119332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008269855A Expired - Fee Related JP5292548B2 (ja) | 2008-10-20 | 2008-10-20 | 外来遺伝子発現カイコ繭の製糸方法及びそれによる製品 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5292548B2 (ja) |
| CN (1) | CN102257192A (ja) |
| BR (1) | BRPI0919617A2 (ja) |
| WO (1) | WO2010047293A1 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102978716A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-03-20 | 江苏华佳丝绸有限公司 | 一种提高细纤度蚕丝品质的缫制方法 |
| CN104389030A (zh) * | 2014-11-15 | 2015-03-04 | 安徽宏祥丝绸织造有限公司 | 一种生丝处理工艺 |
| CN104451897A (zh) * | 2014-11-14 | 2015-03-25 | 安徽省广德新丰丝绸有限公司 | 一种白厂丝生产前预处理工艺 |
| CN104651951A (zh) * | 2015-01-27 | 2015-05-27 | 浙江理工大学 | 一种提高鲜茧丝抱合的方法 |
| KR101810396B1 (ko) | 2016-12-14 | 2017-12-19 | 대한민국 | 주사(紬絲)의 방적 방법 |
| DE112016004455T5 (de) | 2015-09-30 | 2018-08-02 | Sony Corporation | Bildverarbeitungsvorrichtung, Bildverarbeitungsverfahren, Operationssystem und chirurgischer Faden |
| JP2024178413A (ja) * | 2022-02-25 | 2024-12-24 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 繰糸用繭の調製方法 |
| JP2025015354A (ja) * | 2023-07-18 | 2025-01-30 | 勝 枦 | 繭の煮繭・繰糸する方法及びそれを利用した製糸方法及びそれによる製品 |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102517644B (zh) * | 2011-11-18 | 2014-04-09 | 浙江嘉欣金三塔丝针织有限公司 | 一种制备精品6a级生丝的煮茧方法 |
| CN102605436B (zh) * | 2012-03-26 | 2014-07-16 | 苏州大学 | 一种利用强碱性电解水低温缫丝的方法 |
| CN102677181A (zh) * | 2012-05-17 | 2012-09-19 | 江苏丝乡智能设备有限公司 | 自动真空煮炼装置 |
| CN103233312A (zh) * | 2013-03-26 | 2013-08-07 | 桐乡市五丰丝织有限责任公司 | 一种蚕丝蛋白蛋绸缎 |
| CN103613652B (zh) * | 2013-11-15 | 2015-12-30 | 苏州大学 | 一种丝素蛋白的提纯方法 |
| CN104073886A (zh) * | 2014-07-08 | 2014-10-01 | 广西平果利华茧丝绸有限公司 | 一种蚕丝的生产方法 |
| CN104195649A (zh) * | 2014-08-26 | 2014-12-10 | 宜州市壮歌茧丝绸有限公司 | 桑蚕次茧加工丝棉冬衣原料的方法及设备 |
| CN104195648A (zh) * | 2014-09-10 | 2014-12-10 | 苏州慈云蚕丝制品有限公司 | 一种泼湿煮茧法 |
| CN104480537A (zh) * | 2014-11-14 | 2015-04-01 | 安徽省广德新丰丝绸有限公司 | 一种蚕茧缫丝工艺 |
| CN104451899B (zh) * | 2014-11-17 | 2016-08-24 | 浙江大学 | 一种提高鲜茧缫丝生丝白度和柔软性的方法 |
| EP3650216A1 (en) * | 2017-07-04 | 2020-05-13 | Spiber Inc. | Composite material and composite material manufacturing method |
| CN112219797B (zh) * | 2018-05-30 | 2022-02-01 | 吉林省林业科学研究院 | 培育红松梢斑螟啮小蜂在防治松果梢斑螟并保护红松林树中的应用 |
| CN108707974B (zh) * | 2018-07-31 | 2021-03-23 | 宁南县南丝路集团公司 | 一种煮茧工艺 |
| CN110219057B (zh) * | 2019-07-04 | 2021-10-29 | 金寨新丝路纺织有限公司 | 一种天然彩色蚕茧低失色率的煮茧工艺 |
| CN112402686A (zh) * | 2020-12-09 | 2021-02-26 | 单县华宇缝合制品有限公司 | 易降解的胶原蛋白线及其制备方法 |
| JP7004254B1 (ja) * | 2021-03-09 | 2022-02-10 | 勝 枦 | 高温にさらすことなく繭腔内に液体を浸透させる方法及びそれを利用した製糸方法及びそれによる製品 |
| CN113529182A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-10-22 | 柳州市罗键机械有限公司 | 一种缫丝工快速引绪自动装置 |
| CN116334923A (zh) * | 2023-03-27 | 2023-06-27 | 中国科学技术大学 | 一种丝织品的加固方法、装置、设备及存储介质 |
Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5215687B2 (ja) * | 1974-09-13 | 1977-05-02 | ||
| JPS5812362B2 (ja) * | 1978-03-01 | 1983-03-08 | 千葉商事株式会社 | 煮繭前の吸水処理繭を脱水処理する方法 |
| JPS63120105A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-24 | Takeshitatoshi:Kk | 生糸の加工方法 |
| JPH0735603B2 (ja) * | 1993-03-02 | 1995-04-19 | 農林水産省 蚕糸・昆虫農業技術研究所長 | 精練繰糸による繭糸束の製造方法 |
| JPH108323A (ja) * | 1996-06-25 | 1998-01-13 | Susumu Kiyokawa | 絹糸の前処理方法 |
| JP3545578B2 (ja) * | 1997-08-25 | 2004-07-21 | 埼玉県 | 酵素による生糸の柔軟化方法 |
| JP3723949B2 (ja) * | 1995-10-27 | 2005-12-07 | 松岡機業株式会社 | 潜在捲縮性生糸の製造方法 |
| JP3840541B2 (ja) * | 2002-11-25 | 2006-11-01 | 独立行政法人農業生物資源研究所 | 医療用基材としての繭糸構造物及びその製造法 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4913926Y1 (ja) * | 1970-07-13 | 1974-04-06 | ||
| JPS5423710A (en) * | 1977-07-16 | 1979-02-22 | Yuujirou Kanayama | Extreme low pressur pretreating method and apparatus for automatic cocoon boiling |
| JPS54120716A (en) * | 1978-03-06 | 1979-09-19 | Kameyama Seishi Kk | Pretreatment of boiled cocoon |
| JPS54156811A (en) * | 1978-05-29 | 1979-12-11 | Nippon Shiruku Kk | Low temperature and pressure drying of cocoon |
| JPS588784Y2 (ja) * | 1979-01-25 | 1983-02-17 | 財団法人大日本蚕糸会 | 低温薬品煮繭装置 |
| JPS60200074A (ja) * | 1984-03-23 | 1985-10-09 | 片倉工業株式会社 | 繭の真空乾燥方法 |
| JP5131798B2 (ja) * | 2004-09-27 | 2013-01-30 | 独立行政法人農業生物資源研究所 | カイコ中部絹糸腺特異的遺伝子発現系を利用したタンパク質の製造方法 |
| WO2008081922A1 (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-10 | Nitto Boseki Co., Ltd | TRACP5bの製造方法 |
-
2008
- 2008-10-20 JP JP2008269855A patent/JP5292548B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-10-19 CN CN2009801507966A patent/CN102257192A/zh active Pending
- 2009-10-19 WO PCT/JP2009/067977 patent/WO2010047293A1/ja not_active Ceased
- 2009-10-19 BR BRPI0919617A patent/BRPI0919617A2/pt not_active Application Discontinuation
Patent Citations (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5215687B2 (ja) * | 1974-09-13 | 1977-05-02 | ||
| JPS5812362B2 (ja) * | 1978-03-01 | 1983-03-08 | 千葉商事株式会社 | 煮繭前の吸水処理繭を脱水処理する方法 |
| JPS63120105A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-24 | Takeshitatoshi:Kk | 生糸の加工方法 |
| JPH0735603B2 (ja) * | 1993-03-02 | 1995-04-19 | 農林水産省 蚕糸・昆虫農業技術研究所長 | 精練繰糸による繭糸束の製造方法 |
| JP3723949B2 (ja) * | 1995-10-27 | 2005-12-07 | 松岡機業株式会社 | 潜在捲縮性生糸の製造方法 |
| JPH108323A (ja) * | 1996-06-25 | 1998-01-13 | Susumu Kiyokawa | 絹糸の前処理方法 |
| JP3545578B2 (ja) * | 1997-08-25 | 2004-07-21 | 埼玉県 | 酵素による生糸の柔軟化方法 |
| JP3840541B2 (ja) * | 2002-11-25 | 2006-11-01 | 独立行政法人農業生物資源研究所 | 医療用基材としての繭糸構造物及びその製造法 |
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| JPN6009058863; 高林千幸、大沼美雪、朝倉哲郎、佐田政隆: '繭糸フィブロインによる極細人工血管用基材の作出' 日本シルク学会誌 Vol.16, 20071203, p.144-145 * |
| JPN6012061701; 清水重人: '新たに開発された真空式小型煮繭機の概要' シルクレポート NO.2, 20080901, p.8-10, (財)大日本蚕糸会 蚕糸・絹業提携支援センター * |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102978716A (zh) * | 2012-12-20 | 2013-03-20 | 江苏华佳丝绸有限公司 | 一种提高细纤度蚕丝品质的缫制方法 |
| CN104451897A (zh) * | 2014-11-14 | 2015-03-25 | 安徽省广德新丰丝绸有限公司 | 一种白厂丝生产前预处理工艺 |
| CN104389030A (zh) * | 2014-11-15 | 2015-03-04 | 安徽宏祥丝绸织造有限公司 | 一种生丝处理工艺 |
| CN104651951A (zh) * | 2015-01-27 | 2015-05-27 | 浙江理工大学 | 一种提高鲜茧丝抱合的方法 |
| DE112016004455T5 (de) | 2015-09-30 | 2018-08-02 | Sony Corporation | Bildverarbeitungsvorrichtung, Bildverarbeitungsverfahren, Operationssystem und chirurgischer Faden |
| US10849712B2 (en) | 2015-09-30 | 2020-12-01 | Sony Corporation | Image processing device, image processing method, surgery system, and surgical thread |
| KR101810396B1 (ko) | 2016-12-14 | 2017-12-19 | 대한민국 | 주사(紬絲)의 방적 방법 |
| JP2024178413A (ja) * | 2022-02-25 | 2024-12-24 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 繰糸用繭の調製方法 |
| JP2025015354A (ja) * | 2023-07-18 | 2025-01-30 | 勝 枦 | 繭の煮繭・繰糸する方法及びそれを利用した製糸方法及びそれによる製品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN102257192A (zh) | 2011-11-23 |
| BRPI0919617A2 (pt) | 2015-12-08 |
| JP5292548B2 (ja) | 2013-09-18 |
| WO2010047293A1 (ja) | 2010-04-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5292548B2 (ja) | 外来遺伝子発現カイコ繭の製糸方法及びそれによる製品 | |
| JP7738940B2 (ja) | 繰糸用繭の調製方法 | |
| CN104822867B (zh) | 天然蚕丝纤维制成的制品 | |
| Wang et al. | Advanced silk material spun by a transgenic silkworm promotes cell proliferation for biomedical application | |
| US11926927B2 (en) | Method of collecting bagworm silk thread | |
| CN105919910B (zh) | 天然蚕丝蛋白面膜的制备方法 | |
| JP7004254B1 (ja) | 高温にさらすことなく繭腔内に液体を浸透させる方法及びそれを利用した製糸方法及びそれによる製品 | |
| CN104513821B (zh) | 改造的人酸性成纤维细胞生长因子基因及其重组载体和应用 | |
| CN113174641B (zh) | 一种结构可控蓖麻蚕平板丝天然聚合材料及其制备方法 | |
| Yusif | INVESTIGATION OF THE SILK FIBER EXTRACTION PROCESS FROM THE SATURNIA PYRI (DENIS & SCHIFFERMÜLLER, 1775) COCOON | |
| CN110183860A (zh) | 一种丝素/尼龙复合材料及其应用 | |
| WO2016116767A1 (en) | New extraction technique of silk proteins | |
| CN114438086B (zh) | 家蚕Period基因在家蚕育种和家蚕茧生产中的应用 | |
| US12037708B2 (en) | Method for producing thread bundle of bagworm silk thread | |
| CN117127313B (zh) | 荧光绿色丝绵片的制备方法及其制品 | |
| CN113265708A (zh) | 一种柞蚕活茧解舒缫丝工艺 | |
| JP7523032B1 (ja) | 繭の煮繭・繰糸する方法及びそれを利用した製糸方法及びそれによる製品 | |
| JP7622345B1 (ja) | 繭及び中の個体へのダメージを抑える方法及びそれを可能とする保存技術及びそれを利用した製糸方法及びそれによる製品 | |
| US20240254173A1 (en) | Method for sericin removal | |
| CN107699961A (zh) | 提高鲜茧丝抱合的方法 | |
| Glasper | Collection, Processing, and Characterization of Galleria mellonella Silk | |
| JP2004244762A (ja) | 釣り餌用昆虫由来の繭糸の分離方法、ならびにこの分離繭糸を用いた繊維製品およびその製造方法 | |
| Sudalaiyandi | Characterizing the cleaning process of chicken feathers. | |
| KR880000190B1 (ko) | 누에를 이용한 영양식품의 제조방법 | |
| Joykishan et al. | Ashish |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111017 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111026 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121128 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130123 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130410 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130426 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5292548 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
| R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |