JPH0735603B2 - 精練繰糸による繭糸束の製造方法 - Google Patents

精練繰糸による繭糸束の製造方法

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JPH0735603B2
JPH0735603B2 JP4139593A JP4139593A JPH0735603B2 JP H0735603 B2 JPH0735603 B2 JP H0735603B2 JP 4139593 A JP4139593 A JP 4139593A JP 4139593 A JP4139593 A JP 4139593A JP H0735603 B2 JPH0735603 B2 JP H0735603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精練繰糸による繭糸束
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】絹の短繊維を紡績して作った絹紡糸は生
糸のような光沢はないが、絹紡糸独特の暖かみと柔らか
さがあり、経緯共に絹紡糸を使用し平組織に織上げた富
士絹と称される絹織物は、取扱いやすく、シャツ、ブラ
ウス等の若向き服装用素材として注目されている。
【0003】絹紡原料の副蚕糸は養蚕や製糸、製織から
出る選除繭、毛羽、キビソ、揚がり繭、ビス、撚糸屑等
が用いられているが、副蚕糸はそのままでは紡績が出来
ないので、先ず、腐化発酵させて精練を行う。腐化精練
はアルカリ溶液で煮沸する薬品精練法よりも歩留まりが
よい、安価である等の理由から副蚕糸の精練法には専ら
行われているが、腐化精練は長時間を要するばかりか、
腐化による悪臭、作業環境や排水汚染等の問題がある。
【0004】精練した繊維の塊には、非常に長い繊維が
纏絡し、しかも多くの塵埃や蛹くず等の夾雑物が混入し
ているので、打綿、開綿、開繊、切綿の工程を幾度も繰
り返しながら、夾雑物や異物等の不純物を除去する一
方、一定の長さに切断して精選綿にする。これをカード
機にかけて不純物や短繊維、ネップ、節、蛹滓を除去
し、均一な長さの繊維が平行に揃った精梳綿とし、さら
に製条してスライバー(篠)にする。スライバーはダブ
リングと練条およびコーマー工程を何回も繰り返すこと
により均一な品質を有するスライバーとした後、粗紡、
精紡、合糸、双糸撚り加工、ガス焼き、除節、巻糸等の
数多くの工程を与えて絹紡糸に仕上げられる。
【0005】このように原料選別から絹紡糸になるまで
には、通常30ないし40の工程数にも達するといわれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように絹糸紡績
法並びに絹紡糸は原料処理から始まり、腐化精練、綿づ
くり、双糸撚り加工、ガス焼き工程等と他の紡績糸に比
べ製造工程数が長く、しかも重要な人手を多く要する工
程をもっている。加えて、製綿工程(カードリング)で
作られたスライバーには、短繊維や節あるいはネップが
大量に含まれておりそれらの除去、並びに繊維の平行度
を上げてきれいな繊維を梳取する等のために不可欠な精
条およびコーマーの繰り返し工程によって、対原料収率
(歩留まり)は極めて低い(ある紡績工場ではたかだか
30数%といわれている)。これに腐化精練、製綿工程
(カードリング)、精条、コーマーなどの苛酷な紡績工
程によって、絹繊維の内部構造の弛緩を受け絹本来の物
性が著しく損なわれると同時に、悪臭や塵埃がたちこめ
る作業環境の悪さ、原料副蚕糸の入手困難さ等も加わっ
て、産繭国との国際競合は比較にならない厳しい状勢に
ある。
【0007】また、近年、生活様式の変化に伴って和服
需要は減少する一方、消費者ニーズの高級志向化、多様
化と共に、洋装分野における絹需要が拡大している。こ
のような消費者ニーズの変化に対応して、従来の生糸
(フィラメント)或いは絹糸紡績法によって得られる絹
紡糸(スパン)では見出だせない特性を有する新しい絹
素材を開発していくことが需要拡大を図る上で必要であ
る。
【0008】このような社会背景のもとで、今後絹需要
の増加が予想される高級洋装用素材として、絹紡糸に比
して品質を中心に高級志向化される新しい短繊維素材を
効率的な生産システムで製造出来る分繊フィラメント束
としての繭糸束の製造方法の開発が望まれていた。
【0009】本発明はかかる問題点を解消し、絹の新し
い短繊維素材として、効率的な生産システムで製造出来
る分繊フィラメント束としての繭糸束の製造方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の精練繰糸による
繭糸束の製造方法は、煮繭方法によって煮繭した煮熟繭
を絹用精練剤の混入した繰繭槽内で、浸透前処理を行っ
た後、練減率5%ないし10%の分練り精練を行いつつ
同時に、繭糸同士が分繊した状態で一斉繰糸と油剤付与
を行って無抱合状態の繭糸束を作製することを特徴とす
る。
【0011】
【作用】精練剤で浸透前処理された後、練減率5%ない
し10%の分練り精練を行いつつ同時に、繭糸同士が分
繊した状態で一斉繰糸と油剤付与を行うと無抱合状態の
繭糸束が精練繰糸される。その際、精練繰糸によって作
り出された繭糸束は、よく分繊し、たるみ、つれ、よじ
れ、捩じれのない、牽切・練条・紡績工程に耐えられる
程度にセリシン量が精練制御される。
【0012】
【実施例】本発明において、繭糸束の練減率を5%ない
し10%の範囲としたのは、練減率が5%未満ではセリ
シン残量が多いため繭糸の表面が固く、紡績工程での静
電気発生量が多くなるからであり、また練減率が10%
を超えると繰糸槽内の繭の形態が崩れやすくなり、繭よ
り十分に糸を引き出すことが困難となるからである。
【0013】先ず、本発明の繭糸束(繭糸束をシルクト
ウと名付け、以下シルクトウと称する)の製造方法につ
いて説明する。
【0014】精練繰糸は普通繭、選除繭のいずれも原料
とすることが出来、解舒することが出来るものであれば
よく繭質を一切問わない。言い換えれば低解舒繭であっ
ても、繰繭槽内に例えばたん白質分解酵素のような絹用
精練剤を加えて繭を柔軟にして糸口を容易に引き出すこ
とが出来るので、解舒に問題のない蚕品質繭と変わりが
なく、精練繰糸によってシルクトウに製造することが出
来る。
【0015】原料繭を通常の煮繭方法により幾分若煮に
煮繭した後、繰糸可能となった煮熟繭を索緒して糸口を
出したものを繰繭槽に投入して数分間ないし十数分間放
置する。繰繭槽内にはアルカラーゼ2.5L(ノボ・イ
ンダストリージャパンK.K.)、セリアーゼコンク
(ナガセ生化学K.K.)等のたん白分解酵素と、炭酸
水素ナトリウム、ホウ砂等のpH調整用の弱アルカリ剤
を混入し、均一に分散させた繰繭湯を満たし、該繰繭湯
の温度を50〜55℃程度、pH値を8〜9程度に保持
する。
【0016】多粒の煮熟繭から一切に引き出した繭糸
は、繰繭槽の数m上方に配設された1〜2mの長さを有
するステンレス製、またはアルミニウム製軽合金の繰枠
に糸同士が纏絡やセリシン固着しないように並べ掛け
る。そして繰枠の通過直後に設けられたオイルリングロ
ーラーに接触させることによって、繭糸に帯電防止や分
繊効果のあるソフミンR−6(ミヨシ製薬K.K.)、
ブリアンMSC(松本油脂製薬K.K.、アニオン鉱物
油非イオン活性剤配合であり、分繊剤として利用)等の
界面活性剤を均一に付与させる。
【0017】更に、繭糸を乾燥機内を通過させるか、或
いは繰枠と距離を大きく隔てられた巻取枠を設置し、数
百ないし数千本の繭糸が巻取枠に達するまでに乾燥出来
るようにする。このようにして繭糸が完全に乾燥された
のちに集束し、無抱合状態のシルクトウ(繭糸束)とし
て巻取枠に巻き取る。尚、精練繰糸は巻取装置の動力に
より巻取枠を回転させて巻取りを行うが、その巻取られ
る糸速度は通常数mないし十数m/分である。
【0018】前記シルクトウの製造に当たって用いる装
置の1例を図1に示す。図中、1は繰糸槽、2は繰糸槽
1内に浸漬した多数の繭、3は繰糸槽1内の各繭2より
引き出された繭糸を乾燥するための例えば遠赤外線ヒー
ターから成る乾燥機、4は各繭2より引き出され乾燥さ
れた繭糸を繰り出すための上下自在とした繰枠、5は各
繭糸が纏絡しないように帯電防止並びに分繊を付与する
ためのオイルリングローラー、6はオイルリングローラ
ー5により分繊および帯電防止された無抱合状態のシル
クトウ、7はトラバースガイド、8はシルクトウ6の巻
取枠を示す。
【0019】前記方法で作製されたシルクトウは用途に
合わせて数百デニールから数万デニールの太さのものが
製造可能である。一般にはシルクトウは数本ないし数十
本ダブリングしながら、ローラードラフト式牽切機上で
数cmから数十cmの長さにランダムに切断され、更に通常
の練条、紡績工程を与えることによりシルクトウスライ
バー、或いはシルクトウ紡績糸に加工される。また、数
百デニール程度のシルクトウはそのまま分繊フィラメン
ト糸として利用することが出来、または合成繊維フィラ
メントでカバリングするなどしたラッピングヤーンとし
ても利用することが出来る。
【0020】次に本発明の具体的実施例を説明する。
【0021】先ず、繰繭槽(大きさ幅550mm、長さ1
750mm、深さ100mm、容積120リットル)内に、
たん白分解酵素として商品名アルカラーゼ2.5L(ノ
ボ・インダストリー社製アルカリ性細菌プロティアー
ゼ)0.7g/リットルと、pH調整剤として炭酸水素
ナトリウム(和光純薬工業株式会社製、試薬1級)1g
/リットルを混入し、pH値8.5、温度50℃に調整
した繰繭湯を満たした。また、オイリングローラー(大
きさ直径500mm、長さ1700mm)内に、油剤として
商品名ソフミンR−6(ミヨシ油脂K.K.製、帯電防
止効果を有する油剤)20g/リットル溶液(温度45
℃)を満たした。
【0022】次に、蚕品種「錦秋×鐘和」の原料繭20
00粒を常法に従って、煮繭機で幾分若煮に煮繭し、索
緒した後、前記繰繭槽内に投入した。そして10分間浸
透処理を行って、各繭への練減率8.6%で分練り精練
を行った後、各繭からの糸をアルミニウム製軽合金製枠
(直径500mm、長さ1780mm)に纏絡ないように並
び掛けてから一斉に繰糸を行う。続いて、油剤処理は各
繭糸がオイリングローラーに接触させながら巻取速度1
5m/分で60分間精練繰糸を行って、原料繭2000
粒から精練繰糸したシルクトウを6本ダブリングして長
さ約900m、重量1800gのよく分繊したシルクト
ウを得た。
【0023】得られたシルクトウを通常の牽切、練条、
紡績工程を行ってシルクトウスライバーとシルクトウ紡
績糸に加工した。加工されたシルクトウスライバーを調
べたところ、平均繊維長さ54.4mmであり、繊維分布
が市販のグレードの高い絹紡糸と酷似しており、また、
ネップは一般絹紡糸の1/10ないし1/100程度に
相当する0.2個/100mgと少なく、粗紡、精紡工程
においてネップ除去作業を必要としなかった。また、加
工されたシルクトウ紡績糸を調べたところ、セリシンが
約8%が付着している綿番手24/1S(226デニー
ル)の単糸であり、日本紡績検査協会による性状成績は
糸むら2号、節2号、ネップ1号であった。
【0024】前記シルクトウ紡績糸を経糸と緯糸とに用
いて純正シルクトウ織物を作成し、作成時のシルクトウ
織物の織物設計条件を調べ、その結果を表1に示す。
尚、織物設計条件とは織物を織るために設定した条件で
ある。
【0025】
【表1】
【0026】また、前記シルクトウ織物(実施例)と、
これと比較するために市販絹紡糸織物(鐘紡株式会社
製、絹紡糸102番双糸使いの23匁平織)の物性(外
観および手触り)を調べた。調べた夫々の結果を表2に
示す。尚、物性(外観および手触り)はJIS−L−1
096に準拠した。
【0027】
【表2】
【0028】表2から明らかなように、実施例のシルク
トウ織物は中衣向きの生地で、一見粗野な外観であった
が、抑えられた光沢と柔らかい膨らみがあり、かつ弾力
性に富み、感触は木綿織物に似たソフトな肌触りを有
し、ラフな外観と共に、従来の絹紡糸織物(市販品)が
もたない絹織物製品であった。
【0029】また、前記シルクトウ織物(実施例)と、
これと比較するために該シルクトウ織物とほぼ同じ目付
(地厚)を有する市販絹紡糸織物(鐘紡株式会社製、絹
紡糸102番双糸使いの23匁平織)の力学的特性を調
べた。調べた夫々の結果を表3に示す。尚、力学的特性
は風合い計測システムKES−FB1〜FB4(カトー
テック株式会社製)で測定した。
【0030】
【表3】
【0031】表3から明らかなように、実施例のシルク
トウ織物は引張り特性、曲げ剛性、せん断剛性およびせ
ん断角5°におけるヒステリシスが小さいことから、ソ
フトな手触り感を与えると共に、引張り、圧縮に対する
反発撥弾性、曲げに対する回復性もよい絹織物製品であ
ることが認められた。
【0032】また、前記シルクトウ織物(実施例)と、
これと比較するために市販絹紡糸織物(鐘紡株式会社
製、絹紡糸104番双糸使いの16匁平織)の夫々をタ
イプの異なる2種類の酸性染料(均染型染料OrangeI
I;分子量350、染料濃度10%o.w.f.、浴比1:3
10、浴温60℃、浴pH4.0、ミリング型染料Ac
idRed PG;分子量802、染料濃度10%o.w.f.、浴比
1:310、浴温80℃、浴pH6.0)で染色した。
そして染色速度を測定し、その結果を図2に特性線とし
て示した。
【0033】図2から明らかなように、シルクトウ織物
(実施例)と絹紡糸織物(従来品)に対する繊維に吸着
された染料の量Ct/C∞(Ctは時間tにおける染着
量、C∞は平衡染着量)と√tの関係は、染色初期にお
いて近似的に直線関係となるが、直線の勾配値は繊維中
への染料移動し易さのパラメータである(染色の物理化
学、T.Vickerstaff著、丸善発行、1966年2月20
日、第2版、第112〜124頁より引用)。
【0034】この値は絹紡糸織物の方がシルクトウ織物
より大であることから、従来の絹紡糸織物は苛酷な加工
で絹繊維の内部構造の弛緩を受けるのに対して、実施例
のシルクトウ紡績糸は絹繊維の物性をほとんど損なうこ
となく、絹本来の繊維構造を保持した近い状態で加工さ
れたことになると推察出来る。従って、シルクトウ織物
の原糸となるシルクトウはたるみ、つれ、よじれ、捩じ
れがなく、かつよく分繊された無抱合状態の繊維であ
り、絹本来の繊維構造を保持していることが認められ
た。
【0035】本発明の精練繰糸によるシルクトウの製造
方法は次のような特徴を有する。 シルクトウは精練しながら一斉繰糸と油剤付与を同
時に行うので、分繊性がよく、「たるみ」、「つれ」、
「よじれ」、「捩じれ」の発生が少ない。 シルクトウは他の紡績糸と同様に、通常の牽切、練
条、紡績工程を与えることによってシルクトウスライバ
ーやシルクトウ紡績糸の短繊維素材に加工することが出
来ると共に、従来の絹糸紡績法とは異なり巻き返しや綛
上げ、更に夾雑物の除去、腐化精練、製綿工程等の人手
を要して作業性並びに作業環境の悪い工程を必要としな
い等、大幅な工程の簡略化、紡績効率、歩留まりの向上
を図ることが出来る。 牽切工程で発生しやすい牽切不良や静電気の発生、
牽切ローラーへの巻つき障害は、分練り精練の効果と、
帯電防止や分繊の効果等のある界面活性剤付与によって
抑制されるので、シルクトウの牽切は容易に行える。 シルクトウ紡績糸に加工する場合、製綿工程(カー
ドリング)を必要としないので、絹紡糸のようにカード
詰まりがなく、スラブやネップ、毛羽の発生が少ない、
繊維減耗が低い、可紡性がよい。このためシルクトウは
ほぼ100%近くシルクトウ紡績糸に加工することが出
来る。 シルクトウから作られるシルクトウ紡績糸は、紡績
糸独特のソフトな肌触り、ボリューム感、暖かみがあ
り、更に、従来の絹紡績糸に比べて絹繊維の損傷が少な
く、絹特有の光沢を有する。
【0036】
【発明の効果】本発明によるときは、精練剤で浸透前処
理された後、分練り精練を行いつつ、一斉繰糸と油剤付
与を行うようにしたので、たるみ、つれ、よじれ、捩じ
れがなく、牽切、精条、紡績工程に耐えられる程度のセ
リシン量を有し、よく分繊され、かつ帯電防止された無
抱合状態のシルクトウを容易に効率よく製造することが
出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法を実施するための製造装置
の1例を示す説明図であり、(A)は平面説明図、
(B)は側面説明図、
【図2】 本発明実施例織物と従来の織物を酸性染料で
染色した際の√tとCt/C∞との関係を示す特性線図
であり、(A)は染料が均染型酸性染料の場合、(B)
は染料がミリング型酸性染料の場合を示す。
【符号の説明】
1 繰繭槽、 4 繰枠、 5 オイリング
ローラー、6 繭糸束、 8 巻取枠。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煮繭方法によって煮繭した煮熟繭を絹用
    精練剤の混入した繰繭槽内で、浸透前処理を行った後、
    練減率5%ないし10%の分練り精練を行いつつ同時
    に、繭糸同士が分繊した状態で一斉繰糸と油剤付与を行
    って無抱合状態の繭糸束を作製することを特徴とする精
    練繰糸による繭糸束の製造方法。
JP4139593A 1993-03-02 1993-03-02 精練繰糸による繭糸束の製造方法 Expired - Fee Related JPH0735603B2 (ja)

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