JP2010095061A - 乗用車用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】スチールコードカーカス層にスチールコードを使用しつつ、高速耐久性と高速走行性が高くかつ軽量な乗用車用空気入りラジアルタイヤを提供する。
【解決手段】左右一対のビード部間に1プライ構造のカーカス層を装架し、該カーカス層の外周に少なくとも2層のベルト層を配置した乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、カーカス層のカーカスコードを素線径が0.090〜0.115mmのスチールフィラメントを1×nの撚り構造(nは3以上6以下の整数)にし、下記式で表されるコード軸に対するスチールフィラメントの配向係数Paが4.0〜10.0であるスチールコードで構成した。
Pa=p/(π×(D−d))
ここで、p:撚りピッチ(mm)、 D:スチールコード径(mm)、
d:スチールフィラメントの素線径(mm)
【選択図】図1

Description

本発明には、乗用車用空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しくは、カーカス層にスチールコードを使用して高速耐久性と高速走行性の高い軽量な乗用車用空気入りラジアルタイヤに関する。
従来、乗用車用空気入りラジアルタイヤのカーカスに通常用いられているポリエステル繊維に比較して、レーヨン繊維は弾性率の温度依存性が小さく、また、弾性率も比較的高いために、特に高い高速性や操縦性が求められる低偏平の乗用車用カーカスに用いられてきた。
しかしながら、特に低偏平でリム径の大きな高性能タイヤにおいては、一般に、操縦性や高速性を確保するためにカーカスが2層である2プライ構造を採用するのが必須であり、そのため、タイヤ重量が増大するという問題があった。
一方、スチールコードは、比強度はレーヨンコードよりやや高いレベルであるが、弾性率は極めて高く、また温度変化による弾性率の変動は極めて小さい。したがって、高速走行時のタイヤの径成長を抑制できるために、タイヤの遠心力によるせり上がりが抑制され高速耐久性が向上する。更に、径成長の抑制ができることにより接地変化も少なく、また、同時に高速走行によるタイヤ発熱による弾性率の低下もないことから、高速走行操縦安定性も高いことが期待でき、例えば、スチールコードをカーカス層に使用すれば、1プライのカーカスで2プライのレーヨンコードカーカスを使用したタイヤを越える高速性や操縦安定性を確保するとともに軽量なタイヤを実現できる可能性がある。
このような利点が期待できるため、カーカス層にスチールコードを使用した空気入りタイヤについての提案が提案されている(例えば特許文献1、2など)。
しかし、スチールコードは、曲げ変形や圧縮変形に対して座屈し疲労破壊しやすいという特性があり、特にタイヤ内圧が低下した場合には有機繊維コードカーカスのタイヤに比較して耐久性が低いという問題がある。
特開2003−136910号公報 特開昭63−265704号公報
本発明の目的は、上述したような点に鑑み、カーカス層にスチールコードを使用しつつ、高速耐久性と高速走行性が高くかつ軽量な乗用車用空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
かかる目的を達成する本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤは、下記(1)の構成からなる。
(1)左右一対のビード部間に1プライ構造のカーカス層を装架し、該カーカス層の外周に少なくとも2層のベルト層を配置した乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記カーカス層のカーカスコードを素線径が0.090〜0.115mmのスチールフィラメントを1×nの撚り構造(nは3以上6以下の整数)にし、下記式で表されるコード軸に対するスチールフィラメントの配向係数Paが4.0〜10.0であるスチールコードで構成した乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
Pa=p/(π×(D−d))
ここで、p:撚りピッチ(mm)、 D:スチールコード径(mm)、
d:スチールフィラメントの素線径(mm)
また、かかる本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、具体的構成として好ましくは、以下の(2)〜(5)のいずれかの構成からなる。
(2)前記スチールコードの配向係数Paが4.0〜7.5である上記(1)記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
(3)前記スチールコードが、オープン撚り構造コードである上記(1)または(2)記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
(4)正規リムにリム組みし、正規内圧の5%の空気圧を充填した状態のトレッドプロファイルにおいて、前記ベルト層の最外端からタイヤ径方向に引かれる直線がトレッド輪郭と交わる点をPとして、クラウン中心から前記交点Pに引いた直線がタイヤ軸方向に対してなす角度θを4°〜8°の範囲にした上記(1)〜(3)のいずれかに記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
(5)正規リムにリム組みし正規内圧の5%の空気圧を充填した状態のトレッドプロファイルにおいて、該トレッドプロファイルの中央部円弧の曲率半径をRcとし、ショルダー側円弧の曲率半径をRsとしたときの比Rc/Rsを、6〜10の関係を有するようにした上記(1)〜(4)のいずれかに記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
本発明によれば、カーカス層にスチールコードを使用しつつ、高速耐久性と高速走行性が高く、かつ軽量な乗用車用空気入りラジアルタイヤが提供される。
以下、更に詳しく本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤについて説明する。
図1は、本発明の実施形態からなる乗用車用空気入りラジアルタイヤを示したものである。1はトレッド面、2はサイドウォール部、3はビード部である。左右一対のビード部3間に単一プライのカーカス層4が装架され、そのカーカス層4の端部は、ビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側にビードフィラー6を包み込むように折り返されている。トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には、少なくとも2層のベルト層7が配置されている。これらベルト層7は、タイヤ周方向に対して20°〜40°で傾斜する複数本のスチールコードからなり、かつ層間でスチールコードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7の外周側には有機繊維コードをタイヤ周方向に巻回してなるベルトカバー層8が配置されている。
このようなタイヤ構成において、単一プライのカーカス層のカーカスコードとして、素線径dが0.090mm〜0.115mmのスチールフィラメントが1×n構造(ここで、nは3以上6以下の整数)をなし、かつ下記式で表されるコード軸に対するフィラメントの配向係数Paが4.0〜10.0であるスチールコードが使用されている。
Pa=p/(π×(D−d))
ここで、pは撚りピッチ(mm)、Dはスチールコード径(mm)、dはスチールフィラメントの素線径(mm)である。図2は、このようなスチールコードのうち、1×5構造の1例を示したものである。図2において、直径Dのスチールコード10は、素線径dのスチールフィラメント素線11が撚り合わされて形成されている。そのスチールフィラメントの撚りの1ピッチ当たりの長さpが撚りピッチである。
本発明においては、カーカス層は1プライ構造であり、2プライ構造にしたのでは重量が増加し、所期の軽量化効果を得ることができなくなる。また、スチールフィラメントの素線径dは0.090〜0.115mmにする必要があり、素線径が0.090mm未満の場合には、素線1本の強度が低くなり耐外傷性が低下する。また、0.115mmよりも大きい場合には、曲げ・圧縮変形時の表面歪が大きくなり、耐疲労性が低下し耐久性が低下する。
スチールフィラメントの線材は、ピアノ線を用いることができるが、より好ましくは炭素含有量が82C以上の高炭素鋼を用いるのがよい。
本発明において、スチールコードの撚り構造は1×n構造(ここで、nは3以上6以下の整数)にする必要があり、1+n構造のように、コアとなる素線が存在する場合には、そのコアの素線がコード軸に平行になっているために曲げ・圧縮変形により表面歪が増大しやすいため耐久性が低く、本発明の所期の効果は得られない。また、スチールフィラメント数nが3未満の構造の場合には、コード断面形状としてみると矩形性が高くなるために、曲げや圧縮に対して局所的な応力集中が起こりやすくなり、耐久性に劣る。一方、フィラメント数nが6よりも大きい場合は、コードの撚り構造が崩れやすくなり、コード長手方向での不均一が生じやすいため、応力集中が起こりやすく、耐久特性の部分的低下等の問題を招く。
スチールコードのコード軸に対するスチールフィラメントの配向係数Paは4.0〜10.0の範囲でなければならない。配向係数Paが10.0よりも大きい場合には、スチールフィラメントのコード軸に対する配向角が小さくなり、曲げ・圧縮変形に対して歪みが大きくなるため、耐疲労性が低下する。また、配向係数Paが4.0未満の場合は、コードに張力が加わった場合に、スチールフィラメントに対するねじり応力が増大するため、ねじり変形に対する耐疲労性が低下しタイヤ耐久性が低下する。
この配向係数Paは、上述した式で示す通り、撚りピッチpと、スチールコード径D及び素線径dで表される関数であるので、配向係数Paを調整するには、素線径の大小、撚り合わせ本数、撚り数等の撚り合わせ条件により行うことができる。
本発明において、配向係数Paは、より好ましくは4.0〜7.5にするとよく、この範囲にすることにより高速耐久性をさらに向上することができる。また、スチールコードの撚り構造は、スチールフィラメントが最密状態で撚られているものよりもオープン撚り構造であることが好ましい。オープン撚り構造とすることにより、曲げや圧縮に対して柔軟性があり耐久性を向上することができる。
また、スチールコードの径Dは、素線径、撚り合わせ本数によって異なるが、0.20〜0.40(mm)にすることが好ましい。スチールコード径Dが0.20(mm)よりも小さいとコード間隔が広くなり、特にカーカスの密度が粗くなるタイヤショルダー部での耐外傷性が低下する。0.40(mm)よりも大きいとスチールコードを埋設するゴム層が厚くなり、軽量性が損なわれる。なお、撚りピッチp(mm)の好ましい範囲は、上述した配向係数のPaの範囲4.0〜10.0、さらに、より好ましい範囲4.0〜7.5に対応して定まるものである。
上述した1プライ構造のカーカス層を備えた本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤは、特に高性能タイヤとして使用される扁平率が60%以下、更に好ましくは55%以下の低扁平率のタイヤに適用すると良く、本発明の作用効果を顕著にすることができる。
このような空気入りラジアルタイヤのトレッド面のプロファイルとしては、正規内圧の5%の空気圧を充填した状態において、ベルト層の最外端からタイヤ径方向に引かれる直線Bがトレッド輪郭と交わる交点をPとするとき、トレッド輪郭がクラウン中心線Cと交わる点から前記交点Pに引かれる直線がタイヤ軸に平行な直線に対してなす角度θ(トレッド面の落ち込み角度)を4°〜8°の範囲にするとよい。落ち込み角度θが4°未満の場合には、特に空気圧が低いときにショルダー部での曲率が厳しくなるため、カーカス層のスチールコードの耐久性が低下する方向になる。また、落ち込み角度θが8°よりも大きい場合は、接地面積が低下するため操縦安定性が低下する。
また、図1に示したように、この空気入りラジアルタイヤのトレッド面1は、好ましくは複数の異なる曲率半径の円弧で形成されており、そのトレッド面1は少なくともタイヤ幅方向の中央に位置するトレッド中央部円弧21と、タイヤ幅方向最外方に位置するショルダー側円弧22とを含む複数の異なる曲率半径の円弧により形成される。つまり、トレッド面1を形成する複数の円弧のうち、トレッド中央部円弧21は、トレッド面1におけるタイヤ幅方向の中央に位置しており、赤道面50を含み、該赤道面50を中心として赤道面50のタイヤ幅方向の両側に形成されている。その形状は、タイヤ径方向外方に凸で、赤道面50付近のタイヤ径方向における径が最も大きくなる円弧となっている。また、ショルダー側円弧22は、トレッド中央部円弧21のタイヤ幅方向外方に位置しており、このショルダー側円弧22は、タイヤ径方向外方に凸となっている。また、このショルダー側円弧22のさらにタイヤ幅方向外方には、ショルダー部9を形成する円弧としてショルダー部円弧23が位置している。このショルダー部円弧23は、前記ショルダー部9を形成し、タイヤ径方向外方に凸となる円弧となっている。つまり、タイヤ幅方向における中央部に位置するトレッド中央部円弧21のタイヤ幅方向の外側に、ショルダー側円弧22が位置し、ショルダー側円弧22のタイヤ幅方向のさらに外側にショルダー部円弧23が位置している。これらトレッド中央部円弧21とショルダー側円弧22、およびショルダー側円弧22とショルダー部円弧23とは、それぞれ接続されて連続的に形成されている。
このようなトレッド面をもつタイヤにおいて、そのトレッドプロファイルは、正規リムに組み込んで正規内圧5%の空気圧を充填した状態で、トレッド中央部円弧21の曲率半径Rcとショルダー側円弧22の曲率半径Rsの比Rc/Rsが6〜10の関係を満たすようにしたものが良い。Rc/Rsが6未満の場合は、特に低圧時にショルダー領域での応力集中が生じやすくなり、カーカス層のスチールコードの耐久性が低下する。また、Rc/Rsが10よりも大きい場合は、接地面積が減少するため操縦安定性が低下する。
以下、実施例、比較例に基づいて本発明の乗用車用空気入りラジアルタイヤを具体的に説明する。
なお、空気入りタイヤの評価は下記する方法で行った。また、本発明においてスチールコード径(mm)、以下の方法により求めたものである。
(1)低圧荷重耐久試験
ドラム径1707mmのドラムで、タイヤ空気圧を120kPaとして、速度81km/hr、タイヤ最大荷重の120%でタイヤが故障するまで走行した距離により評価した。評価結果は、従来例の走行距離を100とする指数で示し、指数が大きいほど、高速耐久性が優れていることを示している。
(2)荷重耐久試験
ドラム径1707mmのドラムでJIS D4230に規定される高速耐久試験終了後、4時間毎に荷重を15%ずつ増加させ、タイヤが故障するまで走行した距離により評価した。評価結果は、従来例の走行距離を100とする指数で示し、指数が大きいほど、高速耐久性が優れていることを示している。
(3)高速耐久試験
ドラム径1707mmのドラムでJIS D4230に規定される高速耐久試験終了後、10分毎に10km/hrを加速し、タイヤが故障するまで走行した距離により評価した。評価結果は、従来例の走行距離を100とする指数で示し、指数が大きいほど高速耐久性が優れていることを示している。
(4)操縦安定性
200kPaの空気圧を充填した空気入りラジアルタイヤを車両に装着し、テストコースおよびサーキットでテストドライバー5人によって10点法によりフィーリング評価した。評価結果は、従来例の評価結果を100とする指数で示し、指数が大きいほど、操縦安定性が優れていることを示している。
(5)スチールコード径(D)の測定
投影機(ニコン・プロフィル・プロジェクター V−12)を用いて、以下の要領でコード径(D)を測定した。スチールコードを150mm長さに溶断し、試験片を投影機上のテーブルに置き、投影機スクリーンに倍率50倍にて投影された試料片のシルエットからコード径を読み取る。太いと思われる部分と細いと思われる部分を各5点測定し、合計10点の平均値を0.01mm単位に丸めてコード径とした。
(6)素線径(d)の測定
スチールコードから各素線を採取し、各素線について5箇所、最小目盛りが0.001mmマイクロメーターで径を測定し、その平均を0.001mm単位に丸めて素線径とした。
実施例、比較例、従来例
それぞれタイヤサイズが225/45ZR17 93Yで、1プライ構造のカーカス層を有する図1の構造を有することを共通条件とし、カーカスコードとして従来例はレーヨンコード、実施例と比較例はスチールコードからなる表1と表2に示すように異なる乗用車用空気入りラジアルタイヤを製造した。
なお、カーカス層のコードエンド数(本/5cm)は、単位幅当たりのコード総断面積が同一になるように設定した。
この14種類の空気入りラジアルタイヤについて、低圧耐久試験、荷重耐久性試験、高速耐久性試験および操縦安定性について評価した結果は、表1、表2に示したとおりであった。
表1、表2からもわかるように、実施例の空気入りラジアルタイヤは、軽量さに優れている上で、高速耐久性と高速走行性に優れている。
本発明の実施形態からなる乗用車用空気入りラジアルタイヤを示した子午線半断面図である。 図(a)は、本発明のカーカス層に採用され得る1×5構造コードの側面概略図であり、図(b)は、同じく1×5構造コードの断面概略図である。
符号の説明
1 トレッド面
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 ベルトカバー層
9 ショルダー部
10 スチールコード
11 スチール素線
21 トレッド中央部円弧
22 ショルダー側円弧
23 ショルダー部円弧
50 赤道面
θ トレッド面の落ち込み角度
Rc トレッド中央部円弧の曲率半径
Rs トレッドショルダー側円弧の曲率半径
D スチールコード径
d スチールフィラメントの素線径

Claims (5)

  1. 左右一対のビード部間に1プライ構造のカーカス層を装架し、該カーカス層の外周に少なくとも2層のベルト層を配置した乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記カーカス層のカーカスコードを素線径が0.090〜0.115mmのスチールフィラメントを1×nの撚り構造(nは3以上6以下の整数)にし、下記式で表されるコード軸に対するスチールフィラメントの配向係数Paが4.0〜10.0であるスチールコードで構成した乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
    Pa=p/(π×(D−d))
    ここで、p:撚りピッチ(mm)、 D:スチールコード径(mm)、
    d:スチールフィラメントの素線径(mm)
  2. 前記スチールコードの配向係数Paが4.0〜7.5である請求項1に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  3. 前記スチールコードが、オープン撚り構造コードである請求項1または2に記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  4. 正規リムにリム組みし、正規内圧の5%の空気圧を充填した状態のトレッドプロファイルにおいて、前記ベルト層の最外端からタイヤ径方向に引かれる直線がトレッド輪郭と交わる点をPとして、クラウン中心から前記交点Pに引いた直線がタイヤ軸方向に対してなす角度θを4°〜8°の範囲にした請求項1〜3のいずれかに記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
  5. 正規リムにリム組みし正規内圧の5%の空気圧を充填した状態のトレッドプロファイルにおいて、該トレッドプロファイルの中央部円弧の曲率半径をRcとし、ショルダー側円弧の曲率半径をRsとしたときの比Rc/Rsを、6〜10の関係を有するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の乗用車用空気入りラジアルタイヤ。
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