JP2010093381A - カメラの開閉回動支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ本体部に対する回動開閉部への制動効果に優れ制動力の制定自由度も高いカメラの開閉回動支持構造を提供する。
【解決手段】カメラ本体部と回動開閉部のいずれか一方に対して回動が規制されて支持される回動支持軸の一部に非円形断面軸部を形成し、カメラ本体部と回動開閉部の他方に形成され回動支持軸に対して相対回動可能に嵌る中空のスリーブ部の一部に非円形断面穴部を形成し、この非円形断面軸部と非円形断面穴部の間の径方向スペース内に、回動支持軸の非円形断面軸部に対して相対回動可能に嵌り、かつ中空スリーブ部の非円形断面穴部に対して回動規制された第1の環状制動部材と、回動支持軸の非円形断面軸部に対して回動規制されて嵌り、かつ中空スリーブ部の非円形断面穴部に対して相対回動可能に支持された第2の環状制動部材を配し、第1の環状制動部材と第2の環状制動部材を回動支持軸の軸線に沿う接近方向へ付勢して摩擦接触させる。
【選択図】図9

Description

本発明はカメラ本体部に対して開閉回動可能に支持される回動開閉部の支持機構に関する。
特許文献1のように、撮像光学系を備えたカメラ本体部に対して液晶モニタなどをヒンジ機構で開閉回動可能に支持したタイプのカメラが知られている。この種のヒンジ機構では、開閉時の衝撃で損傷することを避けるために、適度な回動抵抗を与える制動手段を備えたものが多い。
特開2005−229301号公報
カメラのデザイン性などの観点からは、ヒンジの制動手段をできるだけコンパクトに構成することが求められるが、コンパクトな制動手段では、重量が大きい回動開閉部に対して十分な制動力を得ることが難しく、また制動力を自在に設定することが難しいという問題があった。
そこで本発明は、簡単かつコンパクトな構成でありながら、カメラ本体部に対する回動開閉部への制動効果に優れ、制動力の制定自由度も高いカメラの開閉回動支持構造を提供することを目的とする。
本発明は、撮像光学系を支持するカメラ本体部と、このカメラ本体部に対してヒンジ機構を介して開閉回動可能に支持された回動開閉部と、ヒンジ機構による回動開閉部の閉じ位置と開放位置の間の回動に抵抗を与えて減速させる制動機構とを備えたカメラの開閉回動支持構造において、次のように構成したことを特徴としている。まず、ヒンジ機構が、カメラ本体部と回動開閉部のいずれか一方に対して回動が規制されて支持される回動支持軸と、カメラ本体部と回動開閉部の他方に形成され該回動支持軸に対して相対回動可能に嵌る中空のスリーブ部を備えている。そして制動機構においては、回動支持軸と中空スリーブ部のそれぞれの一部に、互いの間に径方向スペースを有する非円形断面軸部と非円形断面穴部を設ける。この径方向スペース内に、回動支持軸の非円形断面軸部に対して相対回動可能に嵌り、かつ中空スリーブ部の非円形断面穴部に対して回動規制された第1の環状制動部材と、回動支持軸の非円形断面軸部に対して回動規制されて嵌り、かつ中空スリーブ部の非円形断面穴部に対して相対回動可能に支持される第2の環状制動部材とを設ける。そして、付勢部材によって、該第1と第2の環状制動部材を回動支持軸の軸線に沿う接近方向へ付勢して摩擦接触させる。これにより、第1の環状制動部材と第2の環状制動部材がカメラ本体部と回動開閉部の一方と他方に対して回動規制された状態で面接触され、互いの面摩擦力によって回動開閉部の制動を行うことができる。
より詳しくは、第1の環状制動部材は、円形の中心穴と、部分円形領域及び直線状領域からなる非円形外周部とを有する形状とする。第2の環状制動部材は、部分円形領域及び直線状領域からなる非円形の中心穴と、円形の外周部とを有する形状とする。回動支持軸の非円形断面軸部は、その外面に、第1の環状制動部材の円形の中心穴を相対回動可能に支持する部分円筒領域と、第2の環状制動部材の非円形の中心穴の直線状領域が嵌合する平面状領域を有することで、第1の環状制動部材に対して相対回動可能で、かつ第2の環状制動部材に対して相対回動が規制される。一方、中空スリーブ部の非円形断面穴部は、その内面に、第2の環状制動部材の円形の外周部を相対回動可能に支持する部分円筒領域と、第1の環状制動部材の非円形外周部の直線状領域が嵌合する平面状領域を有することで、第2の環状制動部材に対して相対回動可能で、かつ第1の環状制動部材に対して相対回動が規制される。
第1の環状制動部材と第2の環状制動部材はそれぞれ複数枚が回動支持軸の軸線方向に交互に配置されていることが好ましい。それぞれの環状制動部材の枚数を変えることで制動力を変化させることができる。
また、付勢部材は、回動支持軸の非円形断面軸部を内部に挿入させ、該回動支持軸の軸線方向に伸縮可能な圧縮コイルバネからなることが好ましい。
第1の環状制動部材と第2の環状制動部材を色分けすることで、組み付け時に識別しやすく、作業性を向上させることができる。
本発明による制動機構の異なる態様では、ヒンジ機構における回動支持軸の軸線と平行に進退可能にカメラ本体部に支持され、回動開閉部の回動軌跡上に出没する制動ピンと、該制動ピンを回動開閉部の回動軌跡上への突出方向に付勢する付勢部材と、回動開閉部側に形成され、該回動開閉部の閉じ位置と開放位置の間で制動ピンが係合して回動開閉部の回動を制限させる係合凹部とを有し、制動ピンと係合凹部の係合状態で回動開閉部に回動力を付与することで、付勢部材の付勢力に抗して制動ピンが退避して回動開閉部が回動可能になることを特徴としている。
係合凹部に係合する制動ピンの先端部を球面状に形成すると、制動ピンと係合凹部の係合状態において、回動開閉部の回動方向の力から制動ピンの退避方向の移動を生じさせやすくなり、引っ掛かりの少ない優れた操作性が得られる。
この態様における付勢部材は、カメラ本体部への固定部と、該固定部から延出される弾性変形可能なアーム部を有する板バネであり、該アーム部によって制動ピンを押圧していることが好ましい。
本発明は、カメラ本体部に臨む前面側に撮像素子ユニットを備えるデジタルバック部を回動開閉部としたタイプのカメラに特に好適である。
以上の本発明によれば、簡単かつコンパクトな構成でありながら、カメラ本体部に対する回動開閉部への制動効果に優れ、制動力の制定自由度も高いカメラの開閉回動支持構造を得ることができる。
図1に示すデジタルカメラ10は、カメラ本体部20の前部のマウント(不図示)に、撮像光学系を内蔵したレンズ鏡筒11(図1に二点鎖線で示す)を着脱可能な、レンズ交換式の一眼レフタイプのカメラである。カメラ本体部20の後部には、ヒンジ部(ヒンジ機構)12の回動中心軸X(後述する軸ピン63の軸線)を中心として回動可能にバック部(デジタルバック部)40が接続されている。ヒンジ部12の回動中心軸Xは、撮像光学系の撮影光軸Zと略直交する方向に向く軸線である。
図3に示すように、カメラ本体部20には、光学ファインダ(ファインダ光学系)21、シャッタ22、クイックリターンミラーの駆動装置(以下、ミラー駆動装置)23、測光素子24、AF駆動装置25、レリーズ釦26、絞り駆動装置27、各種操作スイッチ28、バッテリー(電源)29、CPU(Central Processing Unit/中央制御回路)30、DPU(Data Processing Unit)31、ボディLCD32が備えられている。
カメラ本体部20内にはクイックリターンミラー(不図示)が設けられ、このクイックリターンミラーは、ミラー駆動装置23によって下降位置と上昇位置との間で回動される。下降位置では、レンズ鏡筒11の撮像光学系を通った光束がクイックリターンミラーによって反射されてファインダ光学系21へ入射し、図1及び図2に表れているファインダ光学系21の接眼部を通して被写体画像を観察することが可能である。クイックリターンミラーが上昇位置へ回動すると、撮像光学系からの光束が、該ミラーで反射されずに撮影光軸Zに沿ってシャッタ22側へ向かう。シャッタ22は、カメラ本体部20の後部に形成されたシャッタ開口33を閉じる位置に設けられたフォーカルプレーンシャッターで、先幕と後幕の走行タイミングを制御することで露光時間を変化させることができる。シャッタ22とミラー駆動装置23の動作はCPU30によって制御され、レリーズ釦26の操作によってCPU30にレリーズ信号が入力されると、クイックリターンミラーの上昇動作とシャッタ22の走行が行われて撮影動作が実行される。CPU30はまた、測光素子24を用いた測光動作と、AF駆動装置25を用いたAF動作も制御する。AF制御では、レンズ鏡筒11内の撮像光学系の一部を構成するAFレンズ群を光軸方向に移動させて合焦動作が行われる。
また、レンズ鏡筒11内には光路の開口径を可変とさせる絞り機構(不図示)が備えられ、この絞り機構は、DPU31に制御される絞り駆動装置27によって駆動される。DPU31にはさらに、操作スイッチ28の操作によって各種の設定情報が入力される。図1及び図2に示すように、操作スイッチ28は、外観上は複数のボタン、ダイヤル、押しスイッチ類として構成されており、代表的には、撮影モードなどを設定する上面ダイヤル28a、シャッタスピードや露出などを設定する背面ダイヤル28b、4方向ボタンと中央ボタンの組み合わせからなり各種ファンクションの選択と決定を行う十字キー28cなどが備えられている。操作スイッチ28で入力された各種設定情報は、ボディLCD32に表示される。
図3に示すように、バック部40には、撮像素子41、イメージLCD42、入出力端子43、DSP(Digital Signal Processor/画像処理回路)44、電源回路45が設けられている。撮像素子41はCCDやCMOSといった固体撮像素子からなり、該撮像素子41による光電変換で得られた画像情報がDSP44に入力される。DSP44は入力された画像情報を処理して所定フォーマットの画像データを生成し、イメージLCD42での画像表示や、入出力端子43を介しての画像出力を行わせることができる。DSP44とカメラ本体部20側のCPU30は、後述するリード線69を介して通信可能に接続されており、カメラ本体部20側の操作スイッチ28で入力された各種設定情報なども、イメージLCD42に表示させることができる。入出力端子43は、パーソナルコンピュータやテレビモニタなどに接続するための外部入出力端子と、バック部40内に挿入されるメモリカードなどの記憶手段と接続される内部入出力端子とを備えていて、バック部40の側面に開閉可能に設けた側部リッド46を開くことで、これら入出力端子へのアクセスが可能となる。また、バック部40内に設けた電源回路45は、カメラ本体部20側のバッテリー29及びDPU31に対して後述するリード線69を介して接続されており、DPU31により制御されて、CPU30、DPU31及びDSP44への電源供給を行う。
図1及び図2に示すように、カメラ本体部20の後部には、シャッタ開口33を囲む態様でバック装着凹部50が形成され、バック装着凹部50内におけるシャッタ開口33の両側には、光軸方向後方を向く位置基準部材51が設けられている。この位置基準部材51上には、後述するバック部40側の3つの調整軸部材81に対応して位置する3つの位置基準面51a(図1及び図2には1つのみ示されている)が形成されている。3つの位置基準面51aは、撮影光軸Zに対して直交する同一平面内に位置している。
バック装着凹部50の下部には、ヒンジ部12を構成する本体側スリーブ部52が設けられている。図9に示すように、本体側スリーブ部52は、撮影光軸Zと直交する水平方向に貫通する円形断面の軸挿通穴52aを有し、該軸挿通穴52aが開口する水平方向の端部は、軸挿通穴52aの軸線に対して直交する一対の摺接平面52b、52cとなっている。
バック部40は、バック装着凹部50内に嵌る形状の箱形ハウジング60を有している。箱形ハウジング60の下部には、本体側スリーブ部52の摺接平面52b、52cを挟む位置関係で対をなすバック側スリーブ部61、62が形成されている。バック側スリーブ部61、62はそれぞれ、水平方向に貫通する軸挿通穴61a、62aと、本体側スリーブ部52の摺接平面52b、52cと略平行な対向平面61b、62bを有している。対向平面61b、62bの間隔は本体側スリーブ部52の幅に対応しており、バック側スリーブ部61の対向平面61bは、本体側スリーブ部52の摺接平面52bに対して摺動可能に対向し、バック側スリーブ部62の対向平面62bは、本体側スリーブ部52の摺接平面52cに対して摺動可能に対向する。
バック側スリーブ部61、62の軸挿通穴61a、62aと、その間に挟まれる本体側スリーブ部52の軸挿通穴52aに対して、軸ピン(回動支持軸)63が挿通されている。図9ないし図11に示すように、軸ピン63は、大径軸部63a、小径軸部63b及び非円形断面軸部63cを同軸上に有している。大径軸部63aを挟む両側に位置する小径軸部63bと非円形断面軸部63cはいずれも該大径軸部63aより小径であり、小径軸部63bが完全な円形断面形状であるのに対し、非円形断面軸部63cは「D」状の非円形断面形状をしている。図11に示すように、本体側スリーブ部52の軸挿通穴52aは、軸ピン63の大径軸部63aに対応する内径の大径円形穴部52a1と、小径軸部63bに対応する内径の小径円形穴部52a2を有している。バック側スリーブ部61の軸挿通穴61aは、大径円形穴部52a1と略同径の円形穴部61a1と、該円形穴部61a1に続く非円形断面穴部61a2を有している。また、図10に示すように、バック側スリーブ部62の軸挿通穴62aは、小径円形穴部52a2と略同径の小径円形穴部62a1と、該小径円形穴部62a1に続く大径円形穴部62a2を有し、大径円形穴部62a2の一部がバック部40の内方へ向けた内方開口部62a3となっている。
図10及び図11に示すように、軸ピン63は、軸挿通穴52aに対して、大径円形穴部52a1と小径円形穴部52a2の境界の段部に大径軸部63aの端部(大径軸部63aと小径軸部63bの境界部)が当て付く位置まで挿入され、軸止めビス64で本体側スリーブ部52に固定される。本体側スリーブ部52には、軸止めビス64を挿通可能なビス挿通穴52dが形成され、軸ピン63には、軸止めビス64が螺合されるビス穴63dが形成されている。この軸止めビス64を用いた軸ピン63の固定状態で、大径軸部63aの一部と非円形断面軸部63cは、本体側スリーブ部52の摺接平面52bから突出し(図10)、小径軸部63bの一部は、本体側スリーブ部52の摺接平面52cから突出する。大径軸部63aの突出部分は、バック側スリーブ部61の軸挿通穴61aの円形穴部61a1に対して相対回動可能に挿入支持され(図10)、小径軸部63bの突出部分は、バック側スリーブ部62の軸挿通穴62aの小径円形穴部62a1に対して相対回動可能に挿入支持される。これにより、バック部40はカメラ本体部20に対して、軸ピン63の軸線(ヒンジ部12の回動中心軸X)を中心として回動可能に支持される。
図10及び図11に示すように、ヒンジ部12によるカメラ本体部20とバック部40の接続状態において、軸ピン63の非円形断面軸部63cは、バック側スリーブ部61の軸挿通穴61aの非円形断面穴部61a2内に挿入され、非円形断面軸部63cと非円形断面穴部61a2は径方向にワッシャ挿入空間(径方向スペース)Sを空けて対向している。図9に示すように、バック側スリーブ部61の非円形断面穴部61a2は、径方向に対向して位置する一対の部分円筒領域U1と、これを接続する4つの平面状領域U2を組み合わせた非円形の内面形状の穴である。軸ピン63の非円形断面軸部63cは、その外面に、円筒状外面領域T1と、該軸ピン63の軸線と平行をなす平面状領域T2とを有している。そして、ワッシャ挿入空間S内には、それぞれ複数枚の第1制動ワッシャ(第1の環状制動部材)65と第2制動ワッシャ(第2の環状制動部材)66が軸方向に交互に嵌められている。
図9に示すように、第1制動ワッシャ65は、軸挿通穴61aの非円形断面穴部61a2における部分円筒領域U1に対応する部分円形領域V1と、平面状領域U2に対応する直線状領域V2とを含む非円形外周部65aを有し、平面状領域U2と直線状領域V2の係合関係によって非円形断面穴部61a2に対する相対回動が規制されている。第1制動ワッシャ65の中央には、軸ピン63の非円形断面軸部63cの部分円筒領域T1に対して相対回動可能に嵌る円形中心穴65bが形成されている。これに対し、第2制動ワッシャ66は、軸挿通穴61aの非円形断面穴部61a2の部分円筒領域U1に対応する部分のみからなる円形外周部66aを有し、非円形断面穴部61a2に対して相対回動可能に支持される。第2制動ワッシャ66の中央には、軸ピン63の非円形断面軸部63cの部分円筒領域T1に対応する部分円形領域W1と、平面状領域T2に対応する直線状領域W2とを含む「D」状の非円形中心穴66bが形成されていて、第2制動ワッシャ66は、平面状領域T2と直線状領域W2の係合関係によって軸ピン63に対する相対回動が規制されている。つまり、第1制動ワッシャ65は、軸ピン63が固定されるカメラ本体部20に対して相対回動可能で、バック側スリーブ部61を有するバック部40に対して相対回動不能な関係にあり、第2制動ワッシャ66は、軸ピン63が固定されるカメラ本体部20に対して相対回動不能で、バック側スリーブ部61を有するバック部40に対して相対回動可能な関係にある。軸ピン63の非円形断面軸部63cの先端付近に形成された抜止溝63eに対してロックワッシャ67が係着されている。第1制動ワッシャ65及び第2制動ワッシャ66の挿入領域とロックワッシャ67との間には圧縮コイルバネ(付勢部材)68が挿入されていて、非円形断面軸部63c上に交互に配された第1制動ワッシャ65と第2制動ワッシャ66の接触面圧を高める方向の付勢力が作用している。
以上の構造のヒンジ部12では、前述の通り、第1制動ワッシャ65はバック部40側のバック側スリーブ部61との相対回動が規制され、第2制動ワッシャ66はカメラ本体部20側に固定される軸ピン63との相対回動が規制されているため、隣り合う第1制動ワッシャ65と第2制動ワッシャ66の接触面間で生じる摩擦力によって、カメラ本体部20に対するバック部40の開閉回動動作に対する制動効果が得られる。この制動効果は、第1制動ワッシャ65と第2制動ワッシャ66の挿入枚数を変えることで自在に調整することができる。また、第1制動ワッシャ65と第2制動ワッシャ66の材質によっても、制動効果を変化させることができ、摺接部分の摩擦係数が高い材質であるほど、制動力が大きくなる。また、図10及び図11では、第1制動ワッシャ65を白、第2制動ワッシャ66を黒で示しており、このように各タイプのワッシャの色を異ならせることで、区別が容易になり組み付け時の作業性を向上させることができる。なお、ワッシャ65、66の色分けは白黒に限られるものではなく、任意の色にすることができる。
以上のようにしてヒンジ部12を介してカメラ本体部20と接続されたバック部40は、該ヒンジ部12の回動中心軸X(軸ピン63の軸線)を中心として、図1のようにバック装着凹部50に対して開かれた開放位置と、箱形ハウジング60がバック装着凹部50内に入り込んでバック部40がカメラ本体部20の後部を閉じる閉じ位置(不図示)との間で回動させることができる。バック部40には、箱形ハウジング60の上部に位置させて一対のロック爪47が設けられていて、ロック爪47がカメラ本体部20側のロック爪係合部(不図示)に係合して、バック部40を閉じ位置に係止させることができる。バック部40の側面に設けたロック解除ノブ48を操作することで、ロック爪47によるロックを解除させ、バック部40が開放位置へ回動可能になる。このとき、ヒンジ部12内にそれぞれ複数枚設けた第1制動ワッシャ65と第2制動ワッシャ66の摺接面間に作用する面摩擦力によって所定の回動抵抗が与えられるため、ロック解除に伴ってバック部40が開放位置まで一気に回動してヒンジ部12に過大な負荷を及ぼすおそれがない。
図8及び図10に示すように、ヒンジ部12を構成するバック側スリーブ部62の軸挿通穴62aの大径円形穴部62a2には、カメラ本体部20とバック部40を電気的に接続させる複数本のリード線69が束ねられた状態で挿通されている。リード線69は、大径円形穴部62a2の末端部(図8に見えている開口部)から出てカメラ本体部20内に延設され、かつ大径円形穴部62a2内で曲折され内方開口部62a3を通してバック部40内へ延出されており、カメラ本体部20側のCPU30とバック部40側のDSP44、カメラ本体部20側のバッテリー29及びDPU31とバック部40側の電源回路45それぞれ接続している。このように、カメラ本体部20側とバック部40側の電子部品をリード線69で接続した構成は、バック部40を閉じたときのみ導通するような接点に比べて、次のような点で優れている。
まず、リード線69は、バック部40の開閉状態に関わらず常にカメラ本体部20とバック部40を電気的に接続することができるため、同様の機能を持つ電子部品をカメラ本体部20とバック部40に重複して設けることを回避でき、電装系の構成の簡略化や小型化に寄与する。また、リード線69の配線数を多くとることができるので、電源供給やデータ通信のように多用な用途を持たせることができ、かつデータ通信では大容量のデータを支障なく送ることができる。これによって、カメラ本体部20とバック部40の電装系に関する親和性や信頼性が向上し、デジタルカメラとしての完成度が高くなる。具体的には、本実施形態のデジタルカメラ10では、リード線69を電力供給用の経路として用いることで、カメラ本体部20とバック部40で共通のバッテリー29を利用することが可能になっている。特に、消費電力が大きいイメージLCD42を備えたバック部40において独自の電源を不要とできるので、バック部40の軽量コンパクト化を図ることができる。なお、本実施形態ではカメラ本体部20側にバッテリー29を備え、バック部40側に電源回路45を備えているが、この配置関係を逆にすることも可能である。また、CPU30とDSP44の間をリード線69で接続することにより、DSP44が処理を担当する画像データなどの大容量のデータ通信が可能になっている。
そして、ヒンジ部12を構成する軸挿通穴62aの大径円形穴部62a2の内部にリード線69を通す構造のため、リード線69が外観に表れず見栄えが良く、またカメラ本体部20とバック部40の間でリード線69を挟み込んで断線させてしまうおそれもない。
カメラ本体部20とバック部40には、バック部40がバック装着凹部50を閉じる位置にあるときに、撮像素子41の受光面41aを、レンズ鏡筒11の撮像光学系の結像位置に正しく位置させるための調整機構が備えられている。図4及び図5に示すように、撮像素子41は、撮像素子ユニット70としてユニット化された形態でバック部40に対して取り付けられる。撮像素子ユニット70は、親板71と、親板71の後面側に位置する撮像素子用基板72を有し、撮像素子用基板72に形成した3つの固定ネジ挿通穴72aにそれぞれ挿通させた固定ネジ73(図6、図7)を、親板71の3つのネジ穴71aに対して螺合させることにより、撮像素子用基板72が親板71に対して固定される。親板71の前面側には撮像素子41が支持され、撮像素子41から突出する複数本の端子41bが、撮像素子用基板72上の端子接続穴72bに挿入される。撮像素子41の前部には、光学ローパスフィルタ74を保持したフィルタ枠75が取り付けられる。フィルタ枠75は、4つの固定ネジ76によって親板71に固定され、撮像素子41は、該フィルタ枠75と親板71の間に保持される。
バック部40の箱形ハウジング60には、カメラ本体部20に対向する前面側に、撮像素子ユニット70を収容する横長矩形の撮像素子ユニット取付凹部77が形成され、撮像素子ユニット取付凹部77の内方に、箱形ハウジング60の左右の短辺部に沿って一対の内方フランジ77aが形成されている。一方の(図5に実線で描かれている側の)内方フランジ77aには、ガイド軸支持穴78と調整軸支持穴79が1つずつ近接して形成されている。他方の(図5に破線で描かれている側の)内方フランジ77aには、上下方向に離間させて2つの調整軸支持穴79が形成され、その間の位置に1つのガイド軸支持穴78が形成されている。すなわち、内方フランジ77a上には計2つのガイド軸支持穴78と計3つの調整軸支持穴79が形成されている。図6に示すように、ガイド軸支持穴78は、内方フランジ77aの前面部77b側に開口する大径部78aと、その奥側の小径部78bを有し、小径部78bの内面に雌ネジが形成されている。撮像素子ユニット70の親板71には、2つのガイド軸支持穴78に対応する位置にガイド軸通穴71bが形成され、3つの調整軸支持穴79に対応する位置に調整軸螺合穴71cが形成されている。調整軸螺合穴71cの内面には雌ネジが形成されている。
撮像素子ユニット70は、2つのガイド軸80によって撮像素子ユニット取付凹部77内に支持される。図6に示すように、ガイド軸80は、軸方向の先端部に雄ネジ付きの小径軸部80aを有し、続いて、これより大径の大径軸部80bと、さらに大径の頭部80cとを有しており、撮像素子ユニット70の親板71のガイド軸通穴71bに対して大径軸部80bを挿通させた状態で、小径軸部80aの雄ネジがガイド軸支持穴78の小径部78bの雌ネジに螺合される。大径軸部80bの端部(小径軸部80aと大径軸部80bの間の段部)が、ガイド軸支持穴78の大径部78aの底面(小径部78bと大径部78aの間の段部)に当て付く最奥位置までガイド軸80を締め込んだとき、該ガイド軸80の頭部80cと内方フランジ77aの前面部77bの間の距離は、撮像素子ユニット70の親板71の板厚よりも大きく、撮像素子ユニット70は、ガイド軸80の軸線方向には可動に支持される。具体的には、図6にM1、M2で示す可動量が確保されている。この撮像素子ユニット70の可動方向は、バック部40を閉じたときにカメラ本体部20(レンズ鏡筒11)の撮像光学系から撮像素子41に入射する撮影光軸Zの方向と平行であり、つまりは、撮像素子ユニット70は光軸方向に位置調整可能に支持されている。一方、撮影光軸Zと直交する方向へは、2つのガイド軸80と親板71上の2箇所のガイド軸通穴71bとの係合関係によって、撮像素子ユニット70の位置が決められる。
図6及び図7に示すように、撮像素子ユニット70の親板71に3箇所形成した調整軸螺合穴71cの雌ネジに対して、3つの調整軸部材81のそれぞれのネジ軸部81aの外面に形成した雄ネジが螺合される。調整軸部材81は、ネジ軸部81aと、軸部よりも大径で非円形形状の鍔部81bと、ネジ軸部81aの端部に位置する当付頭部81cと、該当付頭部81cとは反対のネジ軸部81aの先端に位置する小径先端部81dとを有していて、回転を与えると、ネジ軸部81aの雄ネジと調整軸螺合穴71cの雌ネジの螺合関係によって、親板71に対して軸線方向に進退させることができる。この調整軸部材81の進退方向は、ガイド軸80の案内による撮像素子ユニット70の可動方向(すなわちバック部40を閉じた状態での撮影光軸Zの方向)と平行である。親板71と鍔部81bの間には、ネジ軸部81aの雄ネジに螺合するナット82が備えられ、このナット82を締め込むことによって、親板71に対して調整軸部材81を固定させることができる。それぞれの調整軸部材81の小径先端部81dは調整軸螺合穴71cから突出し、調整軸支持穴79内に支持された圧縮コイルバネ83の内部に挿入されている。3つの調整軸部材81に対応して3つ設けられた圧縮コイルバネ83はそれぞれ、その一端部が親板71に当接し、他端部が調整軸支持穴79の底面部に当接しており、撮像素子ユニット70を撮像素子ユニット取付凹部77から突出させる方向、すなわち光軸方向前方に付勢する。
以上のようにして撮像素子ユニット取付凹部77内に撮像素子ユニット70を支持させた状態で、図2に示すように、飾り板84が取り付けられる。飾り板84は、フィルタ枠75を露出させる開口部84aを中央に有する矩形の枠状体であり、その四隅に固定ビス挿通穴84bが形成され、さらに撮像素子ユニット70における3つの調整軸部材81に対応する位置に、該調整軸部材81の当付頭部81cを露出させる貫通穴84cが形成されている。バック部40の箱形ハウジング60には、飾り板84の4つの固定ビス挿通穴84bに対応する位置に4つのネジ座85が形成され、各固定ビス挿通穴84bを通して各ネジ座85に対して固定ビス86(図2)を螺合させることで、飾り板84が固定される。
前述のように、撮像素子ユニット70は3つの圧縮コイルバネ83によって光軸方向前方に付勢されており、カメラ本体部20に対してバック部84が図1のように開かれた状態では、調整軸部材81の鍔部81bが飾り板84の裏面に当て付く前方移動端に保持されている。このとき、各調整軸部材81の当付頭部81cが、飾り板84の貫通穴84cから突出されている。なお、バック部84内での撮像素子ユニット70の前方移動端は、親板71をガイド軸80の頭部80cに当接させることによって定めることもできる。ヒンジ部12を介してバック部40を閉じ位置に回動させてロック爪47によるバック部40のロック状態になると、3つの調整軸部材81の当付頭部81cが、カメラ本体部20側の位置基準部材51に設けた3つの位置基準面51aに当接する。図6や図7に示すようにそれぞれの当付頭部81cの端面はなだらかな球面状になっていて、位置基準面51aに対する当付頭部81cの当接は点接触となる。この当付頭部81cと位置基準面51aの当接はバック部40の閉じ動作の最終段階で生じ、位置基準面51aへの当接によって光軸方向前方への移動を規制された各調整軸部材81が、バック部40の閉じ方向の回動動作によって、圧縮コイルバネ83の付勢力に抗して光軸方向後方に押し込まれる。これにより、ナット82を介して調整軸部材81と結合された撮像素子ユニット70全体が、前述の前方移動端から撮像素子ユニット取付凹部77内で光軸方向位置を変化させ、ロック爪47によってバック部40が閉じ位置に係止されたときに撮像素子ユニット70の最終的な位置が定まる。図6は、バック部40が閉じられた状態での撮像素子ユニット70の保持位置の一例を示しており、撮像素子ユニット70は、ガイド軸80の頭部80cに対して親板71が光軸方向後方に「M1」変位された位置に保持されている。撮像素子ユニット70に対する圧縮コイルバネ83の付勢力は、位置基準面51aに対して調整軸部材81の当付頭部81cを押し付ける方向に作用しているので、バック部40が閉じられている間、撮像素子ユニット70は図6に示す位置に維持される。
このように、バック部40側では撮像素子ユニット70を光軸方向(撮像素子41の受光面41aと直交する方向)に可動なフローティング状態で保持し、撮影状態での撮像素子ユニット70の位置をカメラ本体部20側の位置基準面51aで決めるようにしたことにより、バック部40とカメラ本体部20の間の遊びやガタに影響されることがなく、撮影状態での撮像素子41の光軸方向位置を高精度に定めることができる。なお、より高い精度を得るために、撮像素子ユニット70の位置決め用の当接箇所を構成する位置基準部材51や調整軸部材81は、硬度が高く耐摩耗性に優れる金属などの材質で構成することが好ましい。
また、以上の撮像素子ユニット70の保持構造では、バック部40を閉じた撮影状態での撮像素子41の受光面41aの光軸方向位置と撮影光軸Zに対する傾きを、3つの調整軸部材81の操作によって容易に調整することができる。前述の通り、撮像素子ユニット70の親板71に対して調整軸部材81はネジ螺合により支持されており、ナット82を緩めた状態で調整軸部材81を回転させることで、その軸線方向へ進退させることができる。図4に示すように、調整軸部材81の鍔部81bは、一部が直線状に切り欠かれた円板状をなしており、この直線状切り欠き部分を器具で挟むことで、容易に回転操作を行うことができる。そして、調整軸部材81の進退移動により親板71と当付頭部81cの光軸方向距離が変化するため、結果として、当付頭部81cを位置基準面51aに当接させたときの撮像素子ユニット70の光軸方向位置が変化する。例えば、図6において、鍔部81bを親板71に接近させる方向に調整軸部材81を移動させると、バック部40を閉じたときに「M1」が相対的に小さくなり、「M2」が相対的に大きくなる。すなわち、撮像素子41の受光面41aの位置が光軸方向前方に変位される。逆に、鍔部81bを親板71から離間させる方向に調整軸部材81を移動させると、バック部40を閉じたときに「M1」が相対的に大きくなり、「M2」が相対的に小さくなり、撮像素子41の受光面41aの位置が光軸方向後方に変位される。
調整軸部材81は撮像素子41を囲む3箇所に設けられているため、3つの調整軸部材81を均等に進退移動させることによって、撮影光軸Zに対する傾きを変化させずに撮像素子41の受光面41aの光軸方向位置を変化させることができ、それぞれの調整軸部材81の進退移動量を異ならせることによって、撮影光軸Zに対する撮像素子41の受光面41aの角度を変化させることができる。ガイド軸80による親板41の支持構造では、このような親板41の若干の角度変化を許容できるようにクリアランスが設けられている。調整軸部材81を用いた撮像素子ユニット70の位置調整が完了したら、ナット82を締め付けて調整軸部材81を親板71に対して固定させる。以上の撮像素子ユニット70の位置調整は、飾り板84を取り外した状態で行われる。飾り板84が取り付けられた状態では当付頭部81cのみが露出するため、不用意に調整軸部材81を動かして撮像素子ユニット70の位置を変化させてしまうおそれはない。このように、飾り板84を外して調整軸部材81を回転させるだけの簡単な調整作業で、撮像光学系に対する撮像素子41のピント位置を調整することができる。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ10では、カメラ本体部20に対してヒンジ部12を介してバック部40を開閉回動可能に支持させたことにより、バック部40の開放状態では撮像素子ユニット70が露出され、該撮像素子ユニット70に付着したゴミの除去や、フィルタ枠75に対するフィルタの交換作業などを容易に行うことができる。バック部40はカメラ本体部20に対してヒンジ部12を介して常時接続された状態を保つので、バック部40を開閉動作時に脱落させてしまうおそれがない。さらに、単にバック部40をヒンジ部12で回動可能に支持させたのみならず、バック部40の回動動作に適度な抵抗を与える制動機構を備えたので、バック部40が過度な勢いで開閉するのを防ぐことができ、開閉動作時にヒンジ部12に衝撃を与えてしまうおそれがない。よって、撮像素子41周りの調整作業性やメンテナンス性は向上させつつ、高価で厳密な位置精度が要求される撮像素子41を備えたバック部40を確実に保護することができる。この制動機構は、ヒンジ部12を構成するバック側スリーブ部61と軸ピン63の間のワッシャ挿入空間Sに挿入された2種類の制動ワッシャ65、66と圧縮コイルバネ68により構成されるものであり、ヒンジ部12の外観には表れないコンパクトでスペース効率に優れた構造になっている。また、制動ワッシャ65、66の枚数を変えるだけの簡単な作業で制動力の大小を容易に調整することができるので、制動力の調整作業性にも優れている。この制動機構における具体的な制動力の目安として、バック部40のロックを解除しただけで該バック部40が自重によって自在に回動してしまうことがなく、かつバック部40を手動で開閉回動させるときにはスムーズな動作を行わせることができ程度のフリクションに設定するとよい。撮像素子ユニット70や各種電子部品を備えたバック部40は、一般的なコンパクトカメラの液晶表示部に比べて重い回動開閉部であるが、ワッシャ挿入空間S内に挿入する制動ワッシャ65、66の枚数を増やしたり、付勢力の強い圧縮コイルバネ68を用いたりする対応で制動力を強めることができるので、ヒンジ部12を衝撃から確実に保護することができる。また、制動力を高めるに際して制動機構が大型化してしまうこともない。
図12ないし図14は、バック部の制動機構の異なる実施形態を示し、先の実施形態との共通要素には同じ符号を付けている。この実施形態では、バック部40は、先の実施形態の軸ピン63と同様の位置に設けた軸ピン(回動支持軸)163を中心としてカメラ本体部20に対して開閉回動可能にされている。軸ピン163を含むヒンジ部(ヒンジ機構)112は先の実施形態のヒンジ部12と基本的に同様の構造であるが、こちらのヒンジ部112には、制動ワッシャ65、66のような制動用の部材は備えられていない。
カメラ本体部20は、バック装着凹部50を構成する後部筐体53を備えており、後部筐体53には、バック部40の箱形ハウジング60の側面に対向する側壁部53aを貫通する貫通穴53bが形成されている。貫通穴53bには、軸ピン163の軸線と略平行な方向に進退可能に制動ピン54が挿入支持されている。図14に示すように、制動ピン54は、貫通穴53bに挿入される進退軸部54aと、進退軸部54aよりも大径の鍔部54bと、鍔部54bから進退軸部54aと反対側に突出するバネ当接部54cを有していて、進退軸部54aとバネ当接部54cはいずれも球面状の先端形状になっている。
後部筐体53の側壁部53aには、貫通穴53bの光軸方向前方にバネ支持座53cが設けられ、このバネ支持座53c上に、バネ支持ビス56を介して板バネ(付勢部材)55が支持されている。板バネ55は、カメラの上下方向に延びる固定部55aと、該固定部55aから光軸方向後方へ向けて延設される弾性アーム部55bとを有するT字状をなし、固定部55aと弾性アーム部55bの交点位置に、バネ支持ビス56を挿通させるビス挿通穴55cが形成されている。バネ支持座53cは、板バネ55の固定部55aを支持する形状をなし、その中央にバネ支持ビス56が螺合されるビス穴53dが形成されている。ビス挿通穴55cを通してバネ支持ビス56をビス穴53dに螺合させることで、板バネ55の固定部55aがバネ支持座53c上に固定される。この固定状態で、板バネ55の弾性アーム部55bと後部筐体53の側壁部53aの間には、図14に示すような隙間があり、弾性アーム部55bは、固定部55aを支点として、該側壁部53aに対して接離する方向の弾性変形が可能である。そして、弾性アーム部55bの先端部付近が制動ピン54のバネ当接部54cに当接し、進退軸部54aがバック装着凹部50内へ突出する方向へと制動ピン54を付勢する。この板バネ55による付勢方向への制動ピン54の移動は、鍔部54bが貫通穴53b周辺の環状突出部53eに当て付くことで規制される。図14に実線で示しているのが、鍔部54bと環状突出部53eにより規制される最大突出位置にあるときの制動ピン54及び板バネ55である。なお、後部筐体53における側壁部53aの外側は、図示しない外面部材によって覆われており、制動ピン54や板バネ55はカメラの外観に表れない。
バック部40の箱形ハウジング60には、後部筐体53の側壁部53aに対向する側面部に、制動制御溝(係合凹部)90が形成されている。制動制御溝90は、軸ピン163を中心とするバック部40の回動方向に沿う方向に形成された弧状溝であり、バック部40の前方に向かうにつれて徐々に幅を広くする扇状をなしている。
バック部40がカメラ本体部20に対して閉じられているときは、図13や図14に実線で示すように、制動ピン54の進退軸部54aが制動制御溝90に係合している。より詳しくは、制動制御溝90のうち幅狭の(後方の)端部付近に進退軸部54aが位置している。このとき制動ピン54は、板バネ55の付勢力によって、進退軸部54aを制動制御溝90内に突出させる状態に維持されている。バック部40が閉じられた状態からロックを外し、図13のθで示す角度まで開き方向にバック部40が回動されると、同図に二点鎖線で示すように、制動ピン54の進退軸部54aが、制動制御溝90の幅広の(前方の)端部に当接し、バック部40の開放方向への回動が規制される。ここで、バック部40に対して手動で開放方向の力を与えると、制動制御溝90の端部が制動ピン54の進退軸部54aの先端球状部分を押圧し、制動ピン54を制動制御溝90から離脱させる軸線方向の分力が発生する。これにより、図14に二点鎖線で示すように、弾性アーム部55bを弾性変形させながら、板バネ55の付勢力に抗して制動ピン54が制動制御溝90から離脱され、バック部40の開放方向への回動が許容される。これ以降は、図12に示す開放位置までバック部40を回動させることができる。
逆に、バック部40を閉じるときは、図13に二点鎖線で示す位置までバック部40が回動されると、板バネ55の付勢力によって制動ピン54がバック装着凹部50内への突出方向に進出して、進退軸部54aが制動制御溝90に係合し、同図に実線で示す閉じ位置までバック部40を回動させることができる。
以上のように、図12ないし図14に示す第2の実施形態では、バック部40の開放操作時に手を離しても、その自重で一気に開放位置まで回動せず、制動ピン54と制動制御溝90の係合関係によって途中の角度位置(θ)で一旦係止されるように制動機構が構成されているため、第1の実施形態と同様に、ヒンジ部12への衝撃とそれに伴うヒンジ部12及びバック部40の損傷を防ぐことができる。この制動機構は、制動ピン54、板バネ55及び制動制御溝90からなる簡単な構成であり、部品点数が少なくコンパクトに構成することができる。また、制動ピン54の形状、位置、突出量、制動制御溝90の形状や位置、板バネ55の付勢力などの条件を異ならせることによって、制動力が作用する範囲や角度、制動力の大きさ、制動の感触などを容易かつ細かく調整することが可能である。例えば、実施形態の制動制御溝90は深さが1段階の凹部であるが、多段数の凹部として形成し、凹部の各段でバック部40に対する制動の感触を変化させるような構造も可能である。
なお、本発明は、以上の図示実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて改良や変更を加えることができる。例えば、図示実施形態では、カメラ本体部20に対してヒンジ部12を介して回動可能に支持されているのが撮像素子ユニット70やイメージLCD42を備えたバック部40である。このバック部40のようなデジタルバック部は、単機能の液晶モニタに比べて部品点数が多く重く、その自重による自在な回動を許容してしまうとヒンジ部12への負荷が大きくなるため、本発明のような制動機構によって回動に抵抗を与えることが特に効果的である。但し、本発明は、このようなデジタルバック部に限らず、撮像素子を備えない液晶モニタなどの回動支持構造としても適用が可能である。
また、図示実施形態では、カメラ本体部20側に対してヒンジ部12の軸ピン63、163を固定し、これに対して相対回動可能に嵌るスリーブ部をバック部40側に設けているが、この回動支持軸と中空スリーブ部の配設関係を逆にしたヒンジ機構であっても本発明は適用が可能である。
本発明を適用したデジタルカメラで、撮像素子を有するバック部をカメラ本体部に対して開いた状態を示す斜視図である。 図1のデジタルカメラで、撮像素子ユニット前方の飾り板を取り外した状態を示す斜視図である。 図1のデジタルカメラの電気回路の主要構成を示すブロック図である。 撮像素子ユニットの分解斜視図である。 バック部から撮像素子ユニットを取り外した状態の斜視図である。 バック部における撮像素子ユニットの光軸方向位置調整構造を示す断面図である。 図6の撮像素子ユニット位置調整構造の要部を示す断面図である。 カメラ本体部とバック部を接続するヒンジ部に電気配線を通した状態を示す斜視図である。 ヒンジ部を分解した状態の斜視図である。 ヒンジ部の軸線方向の断面図である。 ヒンジ部の要部を示す断面図である。 バック部の制動機構の第2の実施形態を示す、カメラ本体部の後部筐体とバック部の後方斜視図である。 第2の実施形態におけるバック部の閉じ位置と、制動機構により開放方向の回動が規制される位置とを示した側面図である。 第2の実施形態において、バック部が閉じた状態で撮影光軸と平行な方向の断面線に沿って示した、制動機構の要部の断面図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
11 レンズ鏡筒
12 ヒンジ部(ヒンジ機構)
20 カメラ本体部
22 シャッタ
29 バッテリー(電源)
30 CPU(中央制御回路)
31 DPU
32 ボディLCD
33 シャッタ開口
40 バック部(デジタルバック部)
41 撮像素子
41a 受光面
42 イメージLCD
44 DSP(画像処理回路)
45 電源回路
47 ロック爪
48 ロック解除ノブ
50 バック装着凹部
51 位置基準部材
51a 位置基準面
52 本体側スリーブ部
52a 軸挿通穴
52a1 大径円形穴部
52a2 小径円形穴部
52b 52c 摺接平面
52d ビス挿通穴
53 後部筐体
53a 側壁部
53b 貫通穴
53c バネ支持座
53d ビス穴
53e 環状突出部
54 制動ピン
54a 進退軸部
54b 鍔部
54c バネ当接部
55 板バネ(付勢部材)
55a 固定部
55b 弾性アーム部
55c ビス挿通穴
56 バネ支持ビス
60 箱形ハウジング
61 62 バック側スリーブ部
61a 軸挿通穴
61a1 円形穴部
61a2 非円形断面穴部
62a 軸挿通穴
62a1 小径円形穴部
62a2 大径円形穴部
62a3 内方開口部
63 軸ピン(回動支持軸)
63a 大径軸部
63b 小径軸部
63c 非円形断面軸部
63d ビス穴
63e 抜止溝
64 軸止めビス
65 第1制動ワッシャ(第1の環状制動部材)
65a 非円形外周部
65b 円形中心穴
66 第2制動ワッシャ(第2の環状制動部材)
66a 円形外周部
66b 非円形中心穴
67 ロックワッシャ
68 圧縮コイルバネ(付勢部材)
69 リード線
70 撮像素子ユニット
71 親板
72 撮像素子用基板
73 固定ネジ
74 光学ローパスフィルタ
75 フィルタ枠
76 固定ネジ
77 撮像素子ユニット取付凹部
78 ガイド軸支持穴
79 調整軸支持穴
80 ガイド軸
81 調整軸部材
82 ナット
83 圧縮コイルバネ
84 飾り板
85 ネジ座
86 固定ビス
90 制動制御溝(係合凹部)
112 ヒンジ部(ヒンジ機構)
163 軸ピン(回動支持軸)
S ワッシャ挿入空間(径方向スペース)
T1 軸ピンの非円形断面部の部分円筒領域
T2 軸ピンの非円形断面部の平面状領域
U1 バック側スリーブ部の非円形穴部の部分円筒領域
U2 バック側スリーブ部の非円形穴部の平面状領域
V1 第1制動ワッシャの非円形外周部の部分円形領域
V2 第1制動ワッシャの非円形外周部の直線状領域
W1 第2制動ワッシャの非円形の部分円形領域
W2 第2制動ワッシャの非円形の直線状領域
X ヒンジ部の回動中心軸
Z 撮影光軸

Claims (9)

  1. 撮像光学系を支持するカメラ本体部と、該カメラ本体部に対してヒンジ機構を介して開閉回動可能に支持された回動開閉部と、ヒンジ機構による回動開閉部の閉じ位置と開放位置の間の回動に抵抗を与えて減速させる制動機構とを備えたカメラの開閉回動支持構造において、
    上記ヒンジ機構は、カメラ本体部と回動開閉部のいずれか一方に対して回動が規制されて支持される回動支持軸と、カメラ本体部と回動開閉部の他方に形成され該回動支持軸に対して相対回動可能に嵌る中空のスリーブ部を有し、
    上記制動機構は、
    互いの間に径方向スペースを有する、上記回動支持軸の一部を構成する非円形断面軸部と、上記中空スリーブ部の一部を構成する非円形断面穴部;
    上記径方向スペース内に、上記回動支持軸の非円形断面軸部に対して相対回動可能に嵌り、かつ上記中空スリーブ部の非円形断面穴部に対して回動規制された第1の環状制動部材;
    上記径方向スペース内に、上記回動支持軸の非円形断面軸部に対して回動規制されて嵌り、かつ上記中空スリーブ部の非円形断面穴部に対して相対回動可能に支持された第2の環状制動部材;及び
    上記第1の環状制動部材と第2の環状制動部材を回動支持軸の軸線に沿う接近方向へ付勢して摩擦接触させる付勢部材;
    を備えていることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
  2. 請求項1記載のカメラの開閉回動支持構造において、
    上記第1の環状制動部材は、円形の中心穴と、部分円形領域及び直線状領域からなる非円形外周部とを有し、
    上記第2の環状制動部材は、部分円形領域及び直線状領域からなる非円形の中心穴と、円形の外周部とを有し、
    上記回動支持軸の非円形断面軸部の外面は、第1の環状制動部材の円形の中心穴を相対回動可能に支持する部分円筒領域と、第2の環状制動部材の非円形の中心穴の直線状領域が嵌合する平面状領域を有し、
    上記中空スリーブ部の非円形断面穴部の内面は、第2の環状制動部材の円形の外周部を相対回動可能に支持する部分円筒領域と、第1の環状制動部材の非円形外周部の直線状領域が嵌合する平面状領域を有していることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
  3. 請求項1または2記載のカメラの開閉回動支持構造において、複数枚の第1の環状制動部材と複数枚の第2の環状制動部材が上記回動支持軸の軸線方向に交互に配置されていることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のカメラの開閉回動支持構造において、上記付勢部材は、上記回動支持軸の非円形断面軸部を内部に挿入させ、該回動支持軸の軸線方向に伸縮可能な圧縮コイルバネからなることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のカメラの開閉回動支持構造において、上記第1の環状制動部材と第2の環状制動部材が色分けされていることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
  6. 撮像光学系を支持するカメラ本体部と、上記カメラ本体部に対して、ヒンジ機構を介して開閉回動可能に支持された回動開閉部と、ヒンジ機構による回動開閉部の閉じ位置と開放位置の間の回動に抵抗を与えて減速させる制動機構とを備えたカメラの開閉回動支持構造において、
    上記制動機構は、
    カメラ本体部に、上記ヒンジ機構における回動支持軸の軸線と略平行に進退可能に支持され、回動開閉部の回動軌跡上に出没する制動ピン;
    該制動ピンを回動開閉部の回動軌跡上への突出方向に付勢する付勢部材;及び
    回動開閉部側に形成され、閉じ位置と開放位置の間で上記制動ピンが係合して回動開閉部の回動を制限させる係合凹部;
    を有し、上記制動ピンと係合凹部の係合状態で回動開閉部に回動力を付与することで、上記付勢部材の付勢力に抗して制動ピンが退避して回動開閉部が回動可能になることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
  7. 請求項6記載のカメラの開閉回動支持構造において、上記係合凹部に係合する制動ピンの先端部が球面状をなしていることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
  8. 請求項6または7記載のカメラの開閉回動支持構造において、上記付勢部材は、カメラ本体部への固定部と、該固定部から延出される弾性変形可能なアーム部を有する板バネであり、該アーム部によって上記制動ピンを押圧していることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項記載のカメラの開閉回動支持構造において、上記回動開閉部は、カメラ本体部に臨む前面側に撮像素子ユニットを備えるデジタルバック部であることを特徴とするカメラの開閉回動支持構造。
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