JP2010092929A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを抑えた不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、データを記憶するメモリセルトランジスタMTr、及びメモリセルトランジスタMTrの周辺に設けられた抵抗素子REを備える。メモリセルトランジスタMTrは、P型半導体基板10の上方に形成され且つ電荷を蓄積する電荷蓄積層23と、電荷蓄積層23の上方にブロック絶縁層24を介して形成された半導体層25と、半導体層25の上面に形成されたシリサイド層26とを備える。抵抗素子REは、半導体層25と同層に形成された半導体層32と、半導体層32の上面であってシリサイド層26と同層に形成されたシリサイド層33a、33bとを備える。半導体層32は、X方向に延びるように形成されている。シリサイド層33a、33bは、半導体層32のX方向の両端に形成されている。
【選択図】図2A

Description

本発明は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置に関する。
抵抗素子は、アナログ電気回路に広く用いられている。抵抗素子を使用しているアナログ回路には、RC遅延回路、基準電位発生回路、昇圧電位レギュレータ、降圧電位レギュレータなどがある。特に、NAND型フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置においては、種々の内部電圧を装置内で発生している。従って、数多くのアナログ回路を搭載しており、非常に多くの抵抗素子を使用している。
不揮発性半導体記憶装置に用いられる抵抗素子として代表的なものには、(A)拡散層を用いたもの、(B)ポリシリコンを用いたもの(例えば、特許文献1参照)、(C)抵抗値が比較的高い金属配線(例えばタングステン)を用いたものの3つがある。シート抵抗値は(A)→(B)→(C)の順に低くなる。(A)の拡散層は抵抗値が高く、面積小さな抵抗素子を提供できるが、印加する電圧に応じて拡散層端部に生成される空乏層の幅が変わるため、電気伝導に関わる拡散層の面積がそれに応じて変動する。すなわち、抵抗値が電圧依存性を持つ。これは抵抗素子として好ましくない特性であり、高精度の抵抗値を必要とするアナログ回路では使用されることが少ない。(C)の抵抗値は電圧依存性を持たないが、金属であるために抵抗値が低いため、大きな抵抗値を実現するために必要な面積が大きい。以上の事情から、面積は(A)に較べると比較的大きいが、(B)のポリシリコンを用いた抵抗素子がアナログ回路では頻繁に用いられる。
上記の抵抗素子の製造工程においては、歩留まり改善、信頼性改善、特性改善等の理由で、熱工程等のプロセスに変更が生じる。これにより、ポリシリコンにて形成された抵抗素子の抵抗値は、大きく変化する場合がある。すなわち、抵抗素子を用いた回路の動作は、保証できなくなる。以上の問題を解決するため、ポリシリコンのエッチングに用いられるマスクは、作り直す必要がある。したがって、不揮発性半導体記憶装置に用いられる抵抗素子においては、容易に抵抗値を変更することが可能な製造プロセスが求められている。
特開2007−266499号公報
本発明は、製造コストを抑えた不揮発性半導体記憶装置を提供する。
本発明の一態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、データを記憶するメモリセル、及び当該メモリセルの周辺に設けられた抵抗素子を備える不揮発性半導体記憶装置であって、前記メモリセルは、基板の上方に形成され且つ電荷を蓄積する電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層の上面に絶縁層を介して形成された第1半導体層と、前記第1半導体層の上面に形成され且つ前記第1半導体層よりも抵抗の低い第1低抵抗層とを備え、前記抵抗素子は、前記第1半導体層と同層に形成された第2半導体層と、前記第2半導体層の上面であって前記第1低抵抗層と同層に形成され且つ前記第2半導体層よりも抵抗の低い第2低抵抗層とを備え、前記第2半導体層は、前記基板に平行な第1方向に延びるように形成され、前記第2低抵抗層は、前記第2半導体層の前記第1方向の両端に形成されていることを特徴とする。
本発明は、製造コストを抑えた不揮発性半導体記憶装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
(第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置(NAND型EEPROMフラッシュメモリ)のブロック構成を示している。第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、図1に示すように、メモリセルアレイ111、ビット線制御回路112、アドレスバッファ113、ロウデコーダ114、カラムデコーダ115、データ入出力バッファ116、ゲート電位制御回路117、ベリファイ回路118、ウェル電位制御回路119、内部電位発生回路120、及び基準電位発生回路121を有する。
メモリセルアレイ1は、データを電気的に記憶するメモリトランジスタMTrを有する。ビット線制御回路112は、メモリセルアレイ1の読み出しデータをセンスし書き込みデータをラッチする。アドレスバッファ113は、アドレス信号Addを取り込み、行アドレス信号および列アドレス信号を生成し出力する。ロウデコーダ114及びカラムデコーダ115は、取り込まれたアドレス信号Addをデコードする。データ入出力バッファ116は、ビット線制御回路112にて増幅された出力データを一時的に保持し、所定のタイミングで出力する。ゲート電位制御回路117は、ロウデコーダ114に設けられたトランジスタのゲートに与えるゲート電位を制御する。ベリファイ回路118は、ビット線制御回路112にて読み出されたデータに基づき書き込み動作や、消去動作が完了したことを確認する。ウェル電位制御回路119は、メモリセルアレイ111が形成された基板又はウェルの電位を調整する。内部電位発生回路120は、基準電位に基づき内部電位を発生させる。基準電位発生回路121は、基準電位を発生させる。内部電位発生回路120及び基準電位発生回路121は、抵抗素子REを有する。
(第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造)
次に、図2A、図3を参照して、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造について説明する。図2Aは、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面図である。図3は、後述する抵抗層30の上面図である。なお、以下の説明において、P型半導体基板10に平行な所定方向をX方向とし、積層方向及びX方向に直交する方向をY方向とする。
図2Aに示すように、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、メモリ層20、抵抗層30、及びトランジスタ層40を有する。メモリ層20は、メモリセルアレイ111内に設けられ、メモリトランジスタMTrとして機能する。抵抗層30は、内部電位発生回路120及び基準電位発生回路121などの内に設けられ、抵抗素子REとして機能する。トランジスタ層40は、各種回路の中で使われるトランジスタTrとして機能する。
メモリ層20は、P型半導体基板10上に形成されたN型ウェル11およびP型ウェル12内に設けられたN型拡散層21を備える。N型拡散層21は、X方向に所定間隔をもって形成されている。
メモリ層20は、P型半導体基板10上に順次形成されたトンネル絶縁層22、電荷蓄積層23、ブロック絶縁層24、半導体層25、及びシリサイド層26を備える。メモリ層20は、所謂、MONOS構造もしくはSONOS構造に構成されている。ブロック絶縁層24と半導体層25の間には、図2Bに示すように、消去特性を改善するためのTaN等の金属化合物層27が、更に挿入されている場合もある。
トンネル絶縁層22は、拡散層21を跨ぐようにP型半導体基板10上に形成されている。電荷蓄積層23は、トンネル絶縁層22の上面に形成されている。電荷蓄積層23は、電荷を蓄積可能に構成されている。ブロック絶縁層24は、電荷蓄積層23の上面に形成されている。半導体層25は、ブロック絶縁層24の上面に形成され、メモリトランジスタMTrのコントロールゲートとして機能する。シリサイド層26は、半導体層25の上面に形成されている。シリサイド層26は、半導体層25よりも低い抵抗を有する。例えば、シリサイド層26の抵抗は、半導体層25の抵抗の約1/10〜1/100である。
トンネル絶縁層22は、酸化シリコン(SiO)にて構成されている。電荷蓄積層23は、窒化シリコン(SiN)にて構成されている。ブロック絶縁層24は、酸化アルミニウム(Al)にて構成されている。半導体層25は、ポリシリコン(Si)にて構成されている。シリサイド層26は、ニッケルシリサイド(NiSi)、タングステンシリサイド(WSi)、コバルトシリサイド(CoSi)などのシリサイドにて構成されている。
上記構成を有するメモリ層20は、電荷蓄積層23に電荷を蓄積することにより、データを記憶する。
抵抗層30は、Y方向に所定ピッチをもって形成されている。抵抗層30は、P型半導体基板10上に順次積層された層間絶縁層31、半導体層32、シリサイド層33a(シリサイド層33b)、プラグ層34a(プラグ層34b)、配線層35a(配線層35b)を備える。層間絶縁層31としては、高耐圧トランジスタのゲート酸化膜を用いることができる。
トランジスタ層40は、P型半導体基板10上に、もしくはP型半導体基板10上に形成されたP型ウェルまたはN型ウェルの上に、順次形成されたゲート絶縁膜層41、半導体層42、及びシリサイド層43を備える。トランジスタ層40は、所謂、MOS構造に構成されている。通常、NAND型フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置においては、高耐圧トランジスタと低耐圧トランジスタの両方が存在する。低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜層41の厚さは、7〜9nm程度であり、高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜層41の厚さは、30〜40nm程度である。
ゲート絶縁層41は、酸化シリコン(SiO)にて構成されている。半導体層42は、ポリシリコン(Si)にて構成されている。シリサイド層43は、ニッケルシリサイド(NiSi)、タングステンシリサイド(WSi)、コバルトシリサイド(CoSi)などのシリサイドにて構成されている。
半導体層32は、メモリ層20の半導体層25と同層に形成されている。シリサイド層33a、33bは、メモリ層20のシリサイド層26と同層に形成されている。
図3に示すように、半導体層32は、上方からみてX方向に延びるストライプ状に形成されている。半導体層32は、Y方向に所定ピッチPを設けて複数配列されている。半導体層32は、X方向に長さLaをもって形成されている。
シリサイド層33a、33bは、半導体層32よりも低い抵抗を有する。例えば、シリサイド層33a、33bの抵抗は、半導体層32の抵抗の約1/10〜1/100である。シリサイド層33a、33bは、X方向に延びる板状に形成されている。シリサイド層33aは、半導体層32のX方向の一端に形成されている。シリサイド層33bは、半導体層32のX方向の他端に形成されている。換言すると、シリサイド層33a、33bは、半導体層32の両端上にX方向に間隔Lをもって形成されている。
プラグ層34a、34bは、シリサイド層33a、33bの上面から積層方向に延びるように柱状に2本形成されている。配線層35a、35bは、プラグ層34a及びプラグ層34bの上面に接するように形成されている。プラグを2本ずつ形成することで、プラグが正常に形成されないことに起因する、シリサイド層と配線層間の接続不具合を抑制することができる。
層間絶縁層31は、酸化シリコン(SiO)にて構成されている。半導体層32は、ポリシリコン(Si)にて構成されている。シリサイド層33a、33bは、ニッケルシリサイド(NiSi)、又はコバルトシリサイド(CoSi)にて構成されている。プラグ層34a、34b、配線層35a、35bは、タングステン(W)などのシリサイドにて構成されている。
具体的に、半導体層32のY方向の幅WGCとシリサイド層33a、33bのY方向の幅Wは、0.3μmである。Y方向にて抵抗層30が最も近接する距離(S)は、0.1μmである。つまり、半導体層32のY方向のピッチPは、0.4μm(WGC+SまたはW+S)である。
ここで、抵抗層30の抵抗値について説明する。2個のプラグ層34a、34bの抵抗値を「RCS」とし、シリサイド層33a、33bの抵抗値を「RSILI」とし、シリサイド層33a、33b間の半導体層32の抵抗値を「RSEMI」とすれば、抵抗層30の両端の間で構成される抵抗素子REの抵抗値Rは、以下に示す(数式1)にて表される。
Figure 2010092929
上記(数式1)において、抵抗値「RCS」及び抵抗値「RSILI」は、抵抗値「RSEMI」と比較して、非常に小さい。従って、抵抗値「R」は、主に抵抗値「RSEMI」に依存する。ここで、半導体層32の抵抗率を「ρ」、半導体層32の積層方向の厚みを「H」とすると、上記(数式1)は、以下に示す(数式2)にて表される。
Figure 2010092929
つまり、(数式2)に示すように、抵抗層30の抵抗値「R」は、シリサイド層33a、33b間の間隔「L」に大きく依存する。従って、間隔Lを変えることで、抵抗素子REの抵抗値を変更することができる。
(第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法)
次に、図4を参照して、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図4は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程の一部を示す概略図である。
製造工程において、先ず、メモリ層20の半導体層25、抵抗層30の半導体層32、およびトランジスタ層40の半導体層42を同時に加工形成する。露光工程の回数を減らすために、半導体層32、半導体層42のパターンは同一のマスクを用いて行われる(加えて、半導体層25のパターンも同一のマスクを用いて行われることもある)。続いて、抵抗層30の半導体層32の上面全体に亘ってシリサイド層36を形成する。より詳細には、半導体層の上面にシリサイドのもととなる金属(例えばNiSiの場合にはNi)をスパッタ方などにより積層した後に、加熱することで下のポリシリコンからなる半導体層との間でシリサイド化反応を起こさせてシリサイド層を形成する。本実施形態においては、半導体層中のポリシリコンが全てシリサイド化反応に使われないよう、半導体層が残るようにプロセス条件が設定されている。下に半導体層がなくシリサイド化反応を起こさなかった金属はエッチングにより取り除かれるため、半導体層の上にのみシリサイド層が形成される。この時、メモリ層20のシリサイド層26およびトランジスタ層40のシリサイド層43も同時に形成される。次に、(状態A)においては、第1領域Ar1の範囲でシリサイド層36をエッチング除去して、半導体層32のX方向両端にシリサイド層33a、33bを形成する。第1領域Ar1は、X方向に第1の長さL1を有するものとする。
ここで、(状態A)における抵抗層30の抵抗値が、所望とする値よりも高い場合、(状態B)に示すように、エッチングマスクを修正して、第2領域Ar2の範囲でシリサイド層36をエッチング除去して、シリサイド層33a、33bを形成する。第2領域Ar2は、X方向に第2の長さL2(L2<L1)を有するものとする。
一方、(状態A)における抵抗層30の抵抗値が、所望とする値よりも低い場合、(状態C)に示すように、エッチングマスクを修正して、第3領域Ar3の範囲でシリサイド層36をエッチング除去して、シリサイド層33a、33bを形成する。第3領域Ar3は、X方向に第3の長さL3(L3>L1)を有するものとする。
(第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果)
次に、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果について説明する。上記のように、第1実施形態に係る不揮発性半導体装置において、抵抗層30の抵抗値は、半導体層32のX方向の長さLaでなく、半導体層32上に形成されたシリサイド層33a、33bのX方向の間隔Lによって決定される。したがって、熱工程等のプロセスに変更が生じてポリシリコンの抵抗率が変化した場合には、X方向の間隔「L」を変更したエッチングマスクを作成して、半導体層32上に形成されたシリサイド層36を1層だけエッチングする範囲を変更するだけで良い。
メモリ層30の抵抗値が半導体層32の長さLaで決まっている場合には、半導体層32を加工するためのマスクを変更して半導体層32の長さLaを変更する必要がある。半導体層32を加工するためのマスクには、半導体層32の幅WGCを精度よく実現するために、微細寸法および高い寸法精度が要求される。従って、マスクは高価であり、且つマスクの製造に長時間を要する。
ところが、シリサイド層36をエッチング加工するためのマスクは抵抗素子数本に跨る大きさの寸法しか要求されない(微細寸法および高い寸法精度は要求されない)。つまり、マスクは安価であり、製造が短時間で出来る。従って、第1実施形態に係る不揮発性半導体装置は、安価に製造することができる。また、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、短時間で製造することができる。
[第2実施形態]
(第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造)
次に、図5A、図6を参照して、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造について説明する。図5Aは、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面図である。図6は、後述する抵抗層30Aの上面図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図5Aに示すように、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1実施形態と異なるメモリ層20A、抵抗層30A、及びトランジスタ層40Aを有する。
メモリ層20Aは、P型半導体基板10上に順次形成されたトンネル絶縁層22、電荷蓄積層23、ブロック絶縁層24、半導体層25A、及びシリサイド層26Aを備える。ブロック絶縁層24と半導体層25Aの間には、図5Bに示すように、消去特性を改善するためのTaN等の金属化合物層27Aが、更に挿入されている場合もある。
抵抗層30Aは、第1実施形態と異なる半導体層32A、シリサイド層33Aa、33Abを有する。半導体層32Aは、X方向に長さLをもって形成されている。半導体層32Aの下面は、半導体層25Aの下面と揃うように形成されている。半導体層32Aの最上面は、半導体層25Aの上面よりも上方に位置する。半導体層32Aは、メモリ層20Aの半導体層25Aと同層に形成されている。シリサイド層33Aa、33Abは、上方から半導体層32Aに埋め込まれるように形成されている。シリサイド層33Aa、33Abは、半導体層32AのX方向の両側に形成されている。シリサイド層33Aa、33Abは、メモリ層20Aのシリサイド層26Aと同層に形成されている。
トランジスタ層40Aは、ゲート絶縁膜層41、半導体層42A、及びシリサイド層43Aを有する。半導体層42Aの上面は、半導体層32Aの下面と揃うように形成されている。
図6に示すように、半導体層32Aは、上方からみてX方向に延びるストライプ状に形成されている。半導体層32Aは、Y方向に所定ピッチPを設けて複数配列されている。半導体層32Aは、X方向に長さLaをもって形成されている。
シリサイド層33Aa、33Abは、X方向に延びる板状に形成されている。シリサイド層33Aaは、半導体層32のX方向の一端に形成されている。シリサイド層33Abは、半導体層32のX方向の他端に形成されている。換言すると、シリサイド層33Aa、33Abは、半導体層32Aの両端上にX方向に間隔Lをもって形成されている。
(第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法)
次に、図7を参照して、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図7は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程の一部を示す概略図である。
製造工程において、先ず、メモリ層20Aのトンネル絶縁層22、抵抗層30Aの層間絶縁層31、およびトランジスタ層40Aのゲート絶縁膜層41の上面に、ポリシリコンからなる半導体層32A、半導体層25A、および半導体層42Aを同時に加工形成する。露光工程の回数を減らすために、半導体層32A、半導体層42Aのパターンは同一のマスクを用いて行われる(加えて、半導体層25Aのパターンも同一のマスクを用いて行われることもある)。
次に、半導体層32A、半導体層42Aおよび半導体層25Aの上面にシリコン窒化物(SiN)を積層した後、エッチングマスクを用いてシリコン窒化物(SiN)層36Aを除去することによって、シリサイド層を形成したい場所の半導体層を露出させる。(状態A)においては、第1領域Ar1の範囲外のシリコン窒化物(SiN)層36Aをエッチング除去して、半導体層32AのX方向両端部を露出させる。第1領域Ar1は、X方向に第1の長さL1を有するものとする。
続いて、シリサイドのもととなる金属(例えばNiSiの場合にはNi)をスパッタ方などにより積層した後に加熱することで、露出した半導体層と、その半導体層と接する金属層との間でシリサイド化反応を起こさせてシリサイド層33Aa、33Abを形成する。本実施形態においては、半導体層中の全てのポリシリコンをシリサイド化反応に使わず、半導体層25Aおよび半導体層32Aが残るようにプロセス条件が設定されている。しかしながら、シリサイド化反応に半導体層25Aおよび半導体層32Aが、全てシリサイド化反応に使われて残らないような設定となっていてもよい。シリコン窒化物層36Aによりブロックされ、シリサイド化反応を起こさなかった金属はエッチングにより取り除かれる。メモリ層20Aのシリサイド層26Aおよびトランジスタ層40Aのシリサイド層43Aも、抵抗層30Aのシリサイド層33Aa、33Abと同時に形成される。
ここで、(状態A)における抵抗層30Aの抵抗値が、所望とする値よりも高い場合、(状態B)に示すように、エッチングマスクを修正して、第2領域Ar2の範囲外のシリコン窒化物(SiN)層36Aをエッチング除去して、シリサイド層33Aa、33Abを形成する。第2領域Ar2は、X方向に第2の長さL2(L2<L1)を有するものとする。
一方、(状態A)における抵抗層30の抵抗値が、所望とする値よりも低い場合、(状態C)に示すように、エッチングマスクを修正して、第3領域Ar3の範囲外のシリコン窒化物(SiN)層36Aをエッチング除去して、シリサイド層33Aa、33Abを形成する。第3領域Ar3は、X方向に第3の長さL3(L3>L1)を有するものとする。
(第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果)
次に、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果について説明する。上記のように、第2実施形態に係る不揮発性半導体装置において、抵抗層30Aの抵抗値は、半導体層32AのX方向の長さLaでなく、半導体層32A上に形成されたシリサイド層33Aa、33AbのX方向の間隔Lによって決定される。したがって、熱工程等のプロセスに変更が生じてポリシリコンの抵抗率が変化した場合には、X方向の間隔「L」を変更したエッチングマスクを作成して、シリサイド層33Aa、33Abを形成しない半導体層32Aの範囲を変更するだけで良い。
メモリ層30Aの抵抗値が半導体層32Aの長さLaで決まっている場合には、半導体層32Aを加工するためのマスクを変更して半導体層32Aの長さLaを変更する必要がある。半導体層32Aを加工するためのマスクには、半導体層32Aの幅WGCを精度よく実現するために、微細寸法および高い寸法精度が要求される。従って、マスクは高価であり、且つマスクの製造に長時間を要する。
ところが、シリサイド層36Aをエッチング加工するためのマスクは、抵抗素子数本に跨る大きさの寸法しか要求されない(微細寸法および高い寸法精度は要求されない)。つまり、マスクは安価であり、製造が短時間で出来る。従って、第2実施形態に係る不揮発性半導体装置は、安価に製造することができる。また、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、短時間で製造することができる。
[第3実施形態]
(第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造)
次に、図8を参照して、第3施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造について説明する。図8は、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Bを示す上面図である。なお、第3実施形態において、第1及び第2実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1及び第2実施形態と異なる抵抗層30Bを有する。抵抗層30Bは、第1及び第2実施形態と異なる半導体層32Bを有する。
半導体層32BのY方向の幅WGCaは、シリサイド層33a、33bのY方向の幅Wよりも小さく形成されている。シリサイド層33a、33bのY方向の幅Wは、第1、第2実施形態と同様に形成されている。シリサイド層33a、33bは、その上面でプラグ層34a、34bとコンタクトをとる必要があるためである。
具体的に、半導体層32BのY方向の幅WGCaは、0.25μmである。シリサイド層33a、33bのY方向の幅Wは、第1及び第2実施形態と同様に、0.3μmである。Y方向にて抵抗層30Bが最も近接する距離Sは、0.1μmである。つまり、半導体層32BのY方向のピッチPaは、0.4μm(W+S)である。
(第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果)
次に、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果について説明する。第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1実施形態と同様の構成を有するので、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、シリサイド層33a、33bよりも短いY方向の幅をもつ半導体層32Bを備える。したがって、第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、抵抗層30Bにて、第1及び第2実施形態よりも高い抵抗値をもつ抵抗素子REを構成することができる。
[第4実施形態]
(第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造)
次に、図9を参照して、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造について説明する。図9は、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Cを示す上面図である。図9は、配線層35a、35bを省略して記載している。なお、第4実施形態において、第1〜第3実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1〜第3実施形態と異なる抵抗層30Cを有する。抵抗層30Cにおいて、Y方向に並ぶ半導体層32Bは、交互にX方向にずれるように形成されている。換言すると、Y方向に並ぶ奇数番目のシリサイド層33a、33bの端部は、X方向における位置A1、A2に揃うように形成されている。また、Y方向に並ぶ偶数番目のシリサイド層33a、33bの端部は、X方向における位置B1、B2に揃うように形成されている。位置A1と位置B1との間は、X方向に所定距離Dだけ離れ、位置A2と位置B2との間は、X方向に所定距離Dだけ離れている。
具体的に、半導体層32BのY方向の幅WGCaは、0.25μmである。シリサイド層33a、33bのY方向の幅Wは、0.3μmである。Y方向にて抵抗層30Cが最も近接する距離Saは、0.1μmである。つまり、半導体層32BのY方向にピッチPbは、0.35μm((WGCa+W)/2+Sa)である。つまり、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第3実施形態と比較して、半導体層32BのY方向にピッチを0.05μm((W−WGCa)/2)だけ減少させることができる。例えば、第3実施形態にて半導体層32BをY方向に7本並べた場合の占有面積と、第4実施形態にて半導体層32BをY方向に8本並べた場合の占有面積は、等しくなる。
(第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果)
次に、図10を参照して、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果について説明する。図10は、半導体層32BのX方向の変化に伴う第4実施形態の単位面積あたりの抵抗値と、第3実施形態の単位面積あたりの抵抗値とを示す図である。図8に示すように、第3実施形態よりも、第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、単位面積当たりの抵抗値を大きくすることができる。
[第5実施形態]
(第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造)
次に、図11を参照して、第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造について説明する。図11は、第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Dを示す上面図である。なお、第5実施形態において、第1〜第4実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図11に示すように、第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1〜第4実施形態と異なる抵抗層30Dを有する。抵抗層30Dは、第3,第4実施形態と同一の半導体層32Bに加えて、第3,第4実施形態と異なる半導体層32Dを有する。半導体層32Bと半導体層32Dは、Y方向に交互に設けられている。半導体層32B、32Dは、X方向の中心を揃えて配列されている。半導体層32Bは、X方向に長さLaをもって形成されている。半導体層32Dは、X方向に長さLa’(La’<La)をもって形成されている。
シリサイド層33a、33bは、半導体層32Bと同様に、半導体層32D上にも形成されている。シリサイド層33a、33bは、半導体層32DのX方向両端に形成されている。シリサイド層33a、33bは、半導体層32B上にX方向に間隔Lをもって形成されている。シリサイド層33a、33bは、半導体層32D上にX方向に間隔L’(L’<L)をもって形成されている。
半導体層32B、32DのY方向の幅WGCaは、0.25μmである。シリサイド層33a、33bのY方向の幅Wは、0.3μmである。Y方向にて抵抗層30Dが最も近接する距離Saは、0.1μmである。つまり、半導体層32B、32DのY方向のピッチPcは、0.375μm((WGCa+W)/2+Sa)である。
(第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果)
次に、第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果について説明する。第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第4実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第6実施形態]
(第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造)
次に、図12を参照して、第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の積層構造について説明する。図12は、第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Eを示す上面図である。なお、第6実施形態において、第1〜第5実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図12に示すように、第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1〜第4実施形態と異なる抵抗層30Eを有する。抵抗層30Eは、第1〜第4実施形態と異なるシリサイド層33Ba、33Bbを有する。シリサイド層33Ba、33Bbは、Y方向に交互に形成されている。シリサイド層33Ba、33Bbは、間隔Lをもって半導体層32BのX方向の両端に一つずつ形成されている。シリサイド層33Ba、33Bbは、X方向における位置C1に、その端部を揃えるように形成されている。また、シリサイド層33Ba、33Bbは、X方向における位置C2に、その端部を揃えるように形成されている。位置C1と位置C2との間は、間隔Lだけ離れている。
シリサイド層33Ba、33Bbは、略凸字型に形成されている。シリサイド層33Baは、第1形状部331Ba、及び第2形状部332Baを有する。第1形状部331Baは、Y方向に並ぶシリサイド層33Bb間に設けられている。第1形状部331Baは、半導体層32BのY方向の幅WGCaと同じ幅WC1を有し、X方向に第1長さLbaをもって形成されている。第2形状部332Baは、半導体層32BのY方向の幅WGCaよりも大きい幅WC2を有し、X方向に第2長さLbをもって形成されている。
シリサイド層33Bbは、第1形状部331Bb、及び第2形状部332Bbを有する。第2形状部332Bbは、Y方向に並ぶシリサイド層33Ba間に設けられている。第1形状部331Bbは、半導体層32BのY方向の幅WGCaと同じ幅WC1を有し、X方向に第3長さLbb(Lbb>Lba)をもって形成されている。第2形状部332Bbは、半導体層32BのY方向の幅WGCaよりも大きい幅WC2を有し、X方向に第2長さLbをもって形成されている。
シリサイド層33Ba、33Bbの第1形状部331Ba、331BbのY方向の幅WC1は、0.25μmである。シリサイド層33Ba、33Bbの第2形状部332Ba、332BbのY方向の幅WC2は、0.3μmである。Y方向にて抵抗層30Eが最も近接する距離Saは、0.1μmである。つまり、半導体層32BのY方向のピッチPdは、0.375μm((WGCa+WC2)/2+Sa)である。
(第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法)
次に、図13を参照して、第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図13は、第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す概略図である。
先ず、図13の(状態A1)に示すように、半導体層32Bの上面にシリサイド層36Bを形成する。Y方向に並ぶシリサイド層41Aは、交互にX方向にずれるように形成されている。シリサイド層36BのX方向両端近傍は、Y方向に幅広に形成されている。シリサイド層36Bは、第1形状部361、及び第2形状部362を有する。第1形状部361は、X方向に延びる矩形板状に形成されている。第1形状部361のY方向の幅は、半導体層32BのY方向の幅と等しい。第2形状部362は、第1形状部361のX方向の両端に形成されている。第2形状部362は、X方向に延びる矩形板状に形成されている。第2形状部362のY方向の幅は、半導体層32BのY方向の幅よりも広く形成されている。
続いて、図13の(状態B1)に示すように、領域Ar’の範囲でシリサイド層41をエッチング除去して、半導体層32BのX方向両端にシリサイド層33Ba、33Bbを形成する。領域Ar’は、X方向に長さLを有する。なお、第6実施形態においても、第1実施形態と同様に、領域Ar’のX方向の長さを変えることで、抵抗素子REの抵抗値を容易に変えて製造することができる。
(第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果)
次に、第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果について説明する。第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第4及び第5実施形態と同様の効果を奏する。さらに、第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、上記のような製造方法で形成されるので、安価に製造することができる。また、第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、短時間で製造することができる。
[その他実施形態]
以上、不揮発性半導体記憶装置の実施形態を説明してきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、追加、置換等が可能である。
本発明の第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。 第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面図である。 第1実施形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の断面図である。 第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30の上面図である。 第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の断面図である。 第2実施形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置の断面図である。 第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Aの上面図である。 第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Bの上面図である。 本発明の第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Cの上面図である。 第4実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Dの上面図である。 本発明の第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の抵抗層30Eの上面図である。 第6実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造工程を示す図である。
符号の説明
10…P型半導体基板、 20、20A…メモリ層、 22…トンネル絶縁層、 23…電荷蓄積層、 24…ブロック絶縁層、 25,25A…半導体層、 26、26A、36、36A、36B、43、43A…シリサイド層、 27、27A…金属化合物層、 30、30A〜30E…抵抗層、 31…層間絶縁層、 32、32A、32B、32D、42、42A…半導体層、 33a、33b、33Aa、33Ab、33Ba、33Bb…シリサイド層、 34a、34b…プラグ層、 35a、35b…配線層、41・・・ゲート絶縁膜層。

Claims (5)

  1. データを記憶するメモリセル、及び当該メモリセルの周辺に設けられた抵抗素子を備える不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記メモリセルは、
    基板の上方に形成され且つ電荷を蓄積する電荷蓄積層と、
    前記電荷蓄積層の上面に絶縁層を介して形成された第1半導体層と、
    前記第1半導体層の上面に形成され且つ前記第1半導体層よりも抵抗の低い第1低抵抗層とを備え、
    前記抵抗素子は、
    前記第1半導体層と同層に形成された第2半導体層と、
    前記第2半導体層の上面であって前記第1低抵抗層と同層に形成され且つ前記第2半導体層よりも抵抗の低い第2低抵抗層とを備え、
    前記第2半導体層は、前記基板に平行な第1方向に延びるように形成され、
    前記第2低抵抗層は、前記第2半導体層の前記第1方向の両端に形成されている
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1低抵抗層及び前記第2低抵抗層は、シリサイドにて構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1半導体層と前記絶縁層の間に、金属化合物からなる導体層が挿入されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第2半導体層は、積層方向及び前記第1方向に直交する第2方向に所定ピッチを設けて且つ前記第1方向に所定長さをもって複数形成され、
    前記第2方向に並ぶ複数の第2半導体層は、交互に前記第1方向にずれるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第2半導体層は、積層方向及び前記第1方向に直交する第2方向に所定ピッチを設けて且つ前記第1方向の中心を揃えるように複数形成され、
    前記第2方向に並ぶ複数の第2半導体層は、交互に第1長さ、第2長さをもって形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。

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