JP2010091672A - 光学機器及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 露光時間によらず、マクロ撮影時の手ブレによる像ブレを好適に補正する。
【解決手段】 シフトブレを角度ブレとみなしたときの回転半径をそれぞれ求める。このとき、露光時間に応じて、回転半径を算出するための時系列データの取得時間を変えることで、より誤差のない回転半径を求める。
【選択図】 図7

Description

本発明は、像ブレを補正することでブレによる撮影画像の劣化を防止する防振システムに関し、特に撮影倍率の大きな撮影条件においても良好な像ブレ補正を行える像ブレ補正機能を有する光学機器に関するものである。
カメラ等の撮影装置に加わるブレは、しばしば像ブレとなって撮影画像の像劣化を引き起こす。そのブレの影響を低減するために、角速度計を用いてブレを検知し、レンズの一部を動かすことによって撮像素子面上の像ブレを低減させる、像ブレ補正の技術がある。撮影装置に加わるブレの中で、この技術で検出できるいわゆる角度ブレは、ほとんどの撮影条件においてその影響が大きいので、この技術は現在有効な像ブレ補正機能として様々な光学機器に搭載されている。
しかし、至近距離での撮影(撮影倍率の高い撮影条件)では、角速度計のみでは検出できない、カメラの光軸に対して平行あるいは垂直な方向に加わる、いわゆるシフトブレによる像劣化も無視できない。例えば被写体に20cm程度まで接近して撮影する条件や、被写体は1m程度に位置していても、撮影光学系の焦点距離が非常に大きい場合(例えば400mm)では、積極的にシフトブレを検出して補正を行う必要がでてくる。
特許文献1では、カメラ本体の加速度を検出する加速度計を設け、加速度計の出力の二階積分からシフトブレを求め、別に設けた角速度計出力の積分から角度ブレを求め、それらの合成信号でブレ補正を行う開示が有る。しかし加速度計の出力は、特に手ブレの周波数域において外乱ノイズや温度などの環境変化の影響を受けやすい。二階積分することでそれらの不安定要因はさらに拡大され、シフトブレの高精度な補正が難しいという問題がある。
また特許文献2では、シフトブレをカメラから離れた場所に回転中心がある時の角度ブレとみなして求める開示が有る。この方法は角速度計と加速度計を設け、それらの出力から角度ブレの回転半径と角度を求め、ブレ補正を行う。この方法では、加速度計の出力の1階積分の出力から回転半径の算出ができるため、上記のような加速度計の不安定要因を軽減することができる。
特開平7−225405号公報 特開2005−114845号公報
角度ブレの回転半径を用いてシフトブレを求める方法においては、回転半径を正確に求める必要がある。この回転半径は時間的に変化することがあるが、リアルタイムで常に回転半径を演算することはセンサの性能上難しい。
上記問題に鑑み、本発明の目的は、撮影者が撮影倍率の高い撮影条件において、カメラに加わるブレが時間的に変化する場合でも好適なブレ補正を行える防振システムを実現することである。
上記課題を解決するために、本発明は請求項1に記載の通り、像ブレ補正機能を有する光学機器であって、前記光学機器の角速度を検出する角速度検出手段と、前記光学機器の加速度を検出する加速度検出手段と、前記像ブレを補正するために必要な補正量を決定する補正量決定手段と、前記補正量に基づいて前記像ブレを補正するブレ補正手段と、を有し、前記補正量決定手段は、前記角速度検出手段及び前記加速度検出手段から得られる時系列データに基づいて前記光学機器に加わるブレの回転半径を取得し、前記時系列データのデータ取得時間は、前記光学機器の露光時間に応じて変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得時間と、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得時間よりも長い第2のデータ取得時間とを含むことを特徴とする。
また、本発明は請求項5に記載の通り、像ブレ補正機能を有する光学機器であって、前記光学機器の角速度を検出する角速度検出手段と、前記光学機器の加速度を検出する加速度検出手段と、前記像ブレを補正するために必要な補正量を決定する補正量決定手段と、前記補正量に基づいて前記像ブレを補正するブレ補正手段と、を有し、前記補正量決定手段は、前記角速度検出手段及び前記加速度検出手段から得られる時系列データに基づいて前記光学機器に加わるブレの回転半径を取得し、前記時系列データのデータ取得数は、前記光学機器の露光時間に応じて変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得数と、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得数よりも個数の多い第2のデータ取得数とを含むことを特徴とする。
また、本発明は請求項9に記載の通り、像ブレ補正機能を有する光学機器の制御方法であって、前記光学機器の角速度を検出する角速度検出ステップと、前記光学機器の加速度を検出する加速度検出ステップと、前記光学機器の露光時間の情報を判定する露光時間判定ステップと、前記露光時間判定ステップの判定に基づいて、前記角速度と前記加速度の時系列データを取得する時間を設定するデータ取得時間設定ステップと、前記光学機器に加わるブレの回転半径をそれぞれ取得する回転半径演算ステップと、前記回転半径演算ステップにより得られた結果を基に像ブレを補正するために必要な補正量を決定する決定ステップと、を有し、前記データ取得時間設定ステップで設定されるデータ取得時間は、前記光学機器の露光時間に応じて前記データ取得時間が変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得時間と、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得時間よりも長い第2のデータ取得時間とを含むことを特徴とする。
また、本発明は請求項13に記載の通り、像ブレ補正機能を有する光学機器の制御方法であって、前記光学機器の角速度を検出する角速度検出ステップと、前記光学機器の加速度を検出する加速度検出ステップと、前記光学機器の露光時間の情報を判定する露光時間判定ステップと、前記光学機器に加わるブレの各タイミングの回転半径を算出する回転半径演算ステップと、前記露光時間判定ステップの判定に基づいて、前記角速度と前記加速度からの時系列データのデータ取得数を設定し、前記データ取得数で前記回転半径を平均する平均ステップと、前記平均ステップにより得られた結果を基に像ブレを補正するために必要な補正量を決定する決定ステップと、を有し、前記データ取得数は、前記光学機器の露光時間に応じて変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得数と、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得数よりも個数の多い第2のデータ取得数とを含むことを特徴とする。
撮影倍率の高い撮影条件において、露光時間に応じて、回転半径を求めるために用いる時系列データのデータ取得時間、あるいはデータ取得数を変化させる。このことで、カメラに加わるブレが時間的に変化する場合でも好適なブレ補正を行える防振システムを実現することが可能である。
本発明に利用できる像ブレ補正機能を有する光学機器の例を示す。図1は一眼レフカメラの平面図であり、図2はその側面図である。このカメラに装着される交換レンズ101に搭載される防振システムは、光軸102に対して矢印103p、103yで示すブレ(以下角度ブレ)、及び矢印104pa、104yaで示すブレ(以下、シフトブレ)に対しブレ補正を行う。
カメラ本体105の中で105aはレリーズボタン、105bはモードダイアル(メインスイッチを含む)、105cはリトラクタブルストロボ、105dはカメラCPUである。106は撮像素子、107p、107yは各々矢印103p、103y回りの角度ブレを検出する角速度検出手段(以下角速度計)である。(矢印107pa、107yaは各々の検出感度方向である。)また、104p、104yは各々矢印104pa、104yaで示すシフトブレを検出する加速度検出手段(以下加速度計)である。108はコイルであり、ブレ補正レンズ108aを図1、図2の矢印108p、108y方向に自在に駆動して、角度ブレ、シフトブレの両方を加味したブレ補正を行う。
ここで角速度計107p、107y、及び加速度計104p、104yの出力は、レンズCPU109でその信号を演算されて像ブレ補正に必要な補正量が取得される。すなわち本実施例ではレンズCPU109が補正量決定手段として機能する。レリーズボタン104aの半押し(以降S1:撮影準備の為に測光、ピント合わせを指令する操作)に同期して、補正量に従い、アクチュエータ110がコイル108を介してブレ補正レンズ108aを駆動する。すなわち本実施例ではアクチュエータ110、コイル108、ブレ補正レンズ108aをもってブレ補正手段とする。
ここで本実施例では、ブレ補正手段として、算出された補正量に基づいてブレ補正レンズを光軸に垂直な面内で移動させる、いわゆる光学防振を用いている。しかし補正量に基づいた補正の方法は光学防振に限らず、特開2008−048013号公報に示されるような方法でもよい。すなわち、撮像素子が出力する各撮影フレームの切り出し位置を変更することでブレの影響を軽減させる電子防振を用いたり、それらの組み合わせで補正を行ったりすることによっても本発明の目的は達成できる。電子防振を用いる場合、ブレ補正手段はカメラCPU及び撮像素子となり、光学防振と電子防振の組み合わせでは本実施例の構成にカメラCPU及び撮像素子が加わることとなる。
本実施例では、シフトブレを、カメラから離れた場所に回転中心がある時の角度ブレとみなして求める。図3はカメラに加わるシフトブレY(104pb)と角度ブレθ(103pb)を示した図である。なお、図3ではピッチ方向のシフトブレについてしか示していないが、ヨー方向も同様に算出できるため、ここではピッチ方向のみ説明する。撮影光学系の主点位置におけるシフトブレY(104pb)と角度ブレθ(103pb)と、ブレの回転中心O(302p)を定めた場合の回転半径L(301p)は下記の式で表すことができる。なお、回転半径L(301p)は回転中心O(302p)から加速度計104pまでの距離である。
L=Y/tanθ・・・・(1)
L=V/tanω・・・・(2)
式(1)は加速度計104の出力を2回積分して算出したシフトブレY(104a)と、角速度計107の出力を1回積分した角度ブレθ(103b)から回転半径L(301)を求めた式である。式(2)は加速度計104の出力を1回積分して算出した速度Vと角速度計107の出力である角速度ωから回転半径L(301)を求めた式であり、式(1)、(2)のいずれの方法でも回転半径L(301)を求めることができる。
ここで、ブレの角度、角速度は小さいため、式(1)、(2)は下記の式で近似することができる。
L=Y/θ・・・・(3)
L=V/ω・・・・(4)
式(3)は加速度計104の出力を2回積分して求めた変位Yと、角速度計107の出力を1回積分して求めた角度θから求めた回転半径Lである。式(4)は加速度計104の出力を1回積分して求めた速度Vと、角速度計107の出力である角速度ωから回転半径Lを求めたものであるが、式(3)、式(4)のいずれの方法でも回転半径を求めることができる。
ここで、撮影光学系の撮像面に生じるブレδについて説明する。撮影光学系の主点位置におけるシフトブレYと撮影光学系の角度ブレθ及び、撮影光学系の焦点距離f、撮影倍率βより撮像面に生じるブレδは下記の式(5)で求められる。
δ=(1+β)fθ+βY・・・・(5)
ここで、右辺第1項は角度ブレ量であり、右辺第2項はシフトブレ量である。右辺第1項の焦点距離f、撮影倍率βは撮影光学系のズーム及びフォーカス情報により得られ、角度θは角速度計の積分結果より求まるため、その情報に応じて後述する図4のブロック図のように角度ブレ補正を行うことができる。右辺第2項では、加速度計の2回積分値であるシフトブレYとズーム及びフォーカス情報によって得られる撮影倍率βから、シフトブレ量を求めることができる。
しかし、本発明においては、式(5)を下記の式(6)のように書き直したブレδに対してブレ補正を行っている。
δ=(1+β)fθ+βLθ・・・・(6)
即ち、シフトブレに関しては加速度計出力を2回積分することで求められるシフトブレ変位Yを用いるのではなく、一度式(4)により、回転半径Lを求める。そして、回転半径Lと、角度ブレθとズーム及びフォーカス情報によって得られる撮影倍率βによりシフトブレ量を算出している。
前述した通り、ブレの回転半径は時間的に変化することがあるが、リアルタイムに回転半径を求め補正に反映させることは難しい。そこで補正前までに取得できるデータを用いて、露光時間全体を通して支配的となる回転半径の値を推定することが必要となってくる。本実施例では、補正前のある時間領域で得られた角速度及び加速度のデータ群(時系列データ)を用いて補正に用いる回転半径を算出する。
図4はカメラに加わるブレの回転半径の時間的変化を示した図であり、縦軸が実際のブレの回転半径、横軸は時間である。
t0は露光開始のタイミングであり、t1、t2は露光終了のタイミングである。t3、t5は、t0で始まる1回の撮影に適用する回転半径を算出するために用いる時系列データの、先頭のデータが得られるタイミング、t4、t6は前記時系列データの最後尾のデータが得られるタイミングである。すなわち、例えば図4(a)では、t0‐t1間で露光が行われ、t3‐t4間で得られたデータから算出される回転半径を用いてt4−t1間で前記回転半径を用いたブレ補正が適用される。ここではt3−t4間、t5−t6間の時間帯をデータ取得区間、各間の時間をデータ取得時間と呼ぶことにする。
矢印401〜404は各グラフの設定条件において、時系列データより算出される回転半径の平均値を示し、斜線部405〜408は算出された回転半径の平均値と実際の回転半径との誤差を示す。
図4(a)、(c)のように露光時間が短い(t0−t1)ときには、t0近傍の回転半径が支配的な場合が多く、データの取得時間の短い(a)で求まる回転半径の方が実際の回転半径に対する誤差が小さい。対して(b)、(d)のように露光時間が長い(t0−t2)ときには、長時間カメラに一定して加わっている回転半径が支配的な場合が多く、データ取得時間の長い(d)で求まる回転半径の方が誤差が小さい。
この理由は以下のように考えられる。
カメラに大きな影響を与えるブレは、大別して以下の2つのブレが考えられる。1つはカメラから比較的近い位置にある手、腕に回転中心をもつ高周波数で小振幅のブレである。もう1つはカメラから比較的遠い位置にあるその他の体全体のどこかを中心とする低周波数で大振幅のブレである。
露光時間が短い場合、緩やかな変化の低周波数のブレよりも高周波数のブレの方が大きな影響を及ぼす。対して露光時間が長い場合には、大振幅である低周波数のブレが大きな影響を及ぼす。
そこで本実施例では露光時間に応じて回転半径演算のためのデータ取得時間の長さを変更する。具体的には露光時間が長い撮影に対しては、データ取得時間を長くすることで、より好適なブレ補正を実現する。適切なデータ取得区間については後述する。
以下に実施例を示し、詳細に説明する。
図5は本実施例における防振システムのブロック図である。尚、このブロック図ではカメラの鉛直方向に生じるブレ(ピッチ方向)の構成を示しており、同様なブロックはカメラの水平方向に生じるブレ(ヨー方向)にも設けられている。この2つのブロックは基本的には同じ構成になっているので、ここではピッチ方向のみ説明する。
まず、角度ブレの補正について説明を行う。角速度計107の出力はレンズCPU109に取り込まれる。そしてその出力はハイパスフィルタ(以下、HPF)501に入力され、直流成分がカットされる。HPF501の出力は、積分フィルタ502により積分され、角度出力θに変換される。なお、これらHPFや積分フィルタ処理は、量子化された角速度計107pの出力をレンズCPU109内で演算処理することで得られ、公知の差分方程式などで実現可能である。また、レンズCPU109に入力される前に、コンデンサや抵抗を利用してアナログ回路で実現することも可能である。
ここで、HPF501と積分フィルタ502のカットオフ周波数について説明する。一般的にブレの周波数域は1Hzから10Hzであるため、カットオフ周波数はブレの周波数域から離れた、0.1Hz以下の周波数成分をカットする1次のフィルタ特性にしている。積分フィルタ502の出力は敏感度調整手段504に入力される。敏感度調整手段504は不図示のフォーカスエンコーダやズームエンコーダからレンズCPU109に入力される、ズーム及びフォーカス情報503の出力に基づいて積分フィルタ502の出力を調整して、角度ブレ補正の目標値を算出する。敏感度調整手段504で調整を行う理由は、ズームやフォーカスなどレンズの光学状態の変化によって、コイル108のブレ補正ストロークに対する、カメラ像面でのブレ補正の敏感度が変化するためである。
なお、本実施例では、角度ブレ補正の目標値である敏感度調整手段504の出力と、後述するシフトブレ補正の目標値である出力補正手段511の出力が、レンズCPU109で加算されて、アクチュエータ110に出力される。
次にシフトブレ補正のブロックについて説明する。角速度計107pの出力はレンズCPU109に取り込まれる。そしてその出力は、HPF501に入力され、直流成分がカットされる。HPF501の出力は、位相調整フィルタ505により位相調整が行われる。ここで位相調整フィルタ505で位相調整を行うのは、後述する積分フィルタ507の出力との位相を合わせるためである。積分フィルタ507のカットオフ周波数は0.1Hzであるため、位相調整フィルタ505も0.1HzのHPFとなっている。
加速度計104pの出力はHPF506に入力され、直流成分がカットされる。HPF506の出力は、積分フィルタ507に入力され、速度に変換される。このときのHPF506のカットオフ周波数は、HPF501と同じ0.1Hzであり、積分フィルタ507のカットオフ周波数は前述した通り、位相調整フィルタ505と同じ0.1Hzとなっている。積分フィルタ507はローパスフィルタ(以下、LPF)で構成されている。また位相調整フィルタ505は入力からLPF演算結果を減算することによってHPF演算を行っているため、積分フィルタ507と出力の位相は一致している。積分フィルタ507の出力は回転半径演算手段508に入力される。
露光時間取得手段509は取得した露光時間を演算変更手段510に出力する。演算変更手段510は露光時間に応じた演算方法を指定する信号を回転半径演算手段508に出力する。回転半径演算手段508での処理については後述する。
出力補正手段511では、積分フィルタ502の出力である角度θと回転半径演算手段508の出力である回転半径Lから、シフトブレ量Yを算出する。さらに、ズーム及びフォーカス情報503の出力に基づいてシフトブレ量Yを補正し、補正量を決定する。
出力補正手段511の出力である補正量は、敏感度調整手段504の出力である角度ブレ補正目標値と加算され、最終的な補正量としてレンズCPU109より出力される。レンズCPU109の出力はアクチュエータ110によってコイル108に入力され、ブレ補正レンズ108aを駆動させてブレ補正が行われる。
回転半径演算手段508での演算方法について説明する。
回転半径演算手段508では、データ取得時間内で得られる角速度及び加速度のデータ群(時系列データ)における、式(4)で得られる回転半径Lの平均値を算出する。データ取得時間は前述したように、より好適な補正のために露光時間Tに応じて決定される。第1の露光時間に対応して第1のデータ取得時間が設定され、第2の露光時間に対応して第2のデータ取得時間が設定されているとする。このとき、第2のデータ取得時間が第1のデータ取得時間に比べて長いならば、第2の露光時間の方が第1の露光時間よりも長くなっているように、データ取得時間は設定される。
例えば露光時間Tが所定値TVC以下であるときデータ取得時間を25msecとし、露光時間Tが所定値TVCより大きいときはデータ取得時間を100msecとする。
データ取得区間は、露光終了のタイミングより前の時間領域であれば本発明の効果は得られるが、通常露光時間中は補正を効かせることを考えると、露光開始のタイミングより前の時間領域であることが好ましい。また時系列データ中の最後尾のデータを取得するタイミングは、露光時間が短いほど露光開始のタイミング近傍であることが好ましい。反対に露光時間が長い場合には、前述したように低周波のブレが支配的であるため、露光直前のデータを含まずとも良好な結果を期待できる。このことも考慮すると、本実施例のデータ取得区間は、その区間の中心の時間のタイミングが、露光時間が長いと露光開始のタイミングから離れた時間領域に存在するように設定することもできる。すなわち、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得区間の中心の時間のタイミングと、第2の露光時間に対応する第2のデータ取得区間が設定されるとする。このとき、第2のデータ取得区間の中心の時間のタイミングが、第1のデータ取得区間の中心の時間のタイミングよりも露光開始のタイミングから離れているならば、第2の露光時間は第1の露光時間よりも長くなっているように設定すればよい。
本実施例では露光時間にかかわらず、露光開始前に得られ、露光開始タイミングに一番近いタイミングで得られたデータを最後尾のデータとする。
本実施例の実施に必要なデータの通信を含む、カメラからレンズ側への通信の流れを図6のフローチャートに示す。
カメラ104側で操作が行われると、カメラ104内のCPU104dを介して、レンズへシリアル通信がなされ、レンズ101内のレンズCPU109では、シリアル通信の処理を行う。なお、シリアル通信処理は割り込み処理によって行われる。そして、通信データのデコードによってレリーズボタンの半押し、レリーズボタンの全押し、露光時間(シャッター速度)、カメラの機種等も判別することができる。
ステップ100でカメラからの命令(コマンド)解析を行い、各命令に応じた処理へと分岐する。
ステップ101では、フォーカス駆動命令を受信したので、ステップ102で目標駆動パルス数に応じて、フォーカスレンズ駆動用モータの速度設定を行い、フォーカスレンズ駆動を開始する。
ステップ103では、絞り駆動命令を受信したので、送信されてきた絞り駆動データを元に絞りを駆動するため、ステップ104でステッピングモータの駆動パターンを設定し、設定した駆動パターンをステッピングモータに出力し、絞りを駆動する。
ステップ105では、カメラレンズステータス通信を受信したので、ステップ106で、レンズの焦点距離情報、手ブレ補正動作状態などをカメラに送信したり、カメラのステータス状態(レリーズスイッチの状態、撮影モード、露光時間など)を受信したりする。本実施例で用いるカメラ104からの露光時間情報はこのステップで露光時間取得手段509に取得される。
ステップ107では、その他の命令、例えばレンズのフォーカス敏感度データ通信や、レンズ光学データ通信などであり、ステップ108でもそれらの処理を行う。
次に、ブレ補正のためにレンズCPU109で行われる処理を図7のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでもピッチ方向のみのブレについて示しているが、ヨー方向も同様である。ブレ補正は一定周期毎に発生するタイマー割り込み処理により行われる。本実施例ではステップ200が角速度検出ステップ、ステップ201が加速度検出ステップ、ステップ206が速度取得ステップである。また、ステップ207が露光時間判定ステップ、ステップ208、209がデータ取得時間設定ステップ、ステップ210が回転半径演算ステップ、ステップ216が決定ステップである。
(ステップ200)角速度計107pの信号がA/D変換された信号をVAD_DATで設定される不図示のRAM領域に格納する。
(ステップ201)加速度計104pの信号がA/D変換された信号をACCAD_DATで設定される不図示のRAM領域に格納する。
(ステップ202)角速度計107pからの信号VAD_DATを入力として、HPF501で演算を行う。
(ステップ203)ステップ202の演算結果を入力として、積分フィルタ502で積分演算を行う。その結果をDEG_DATで設定される不図示のRAM領域に格納する。DEG_DATはブレ角変位信号である。
(ステップ204)ステップ202の演算結果を入力として、位相調整フィルタ505で位相調整の演算を行う。この処理は、この後行われる加速度計104pの信号処理(HPF及び積分)と位相を合わせるために行われる。
(ステップ205)ACCAD_DATを入力として、HPF506で演算を行う。
(ステップ206)ステップ205の演算結果を入力として、積分フィルタ507で積分演算を行う。この演算結果はシフトブレの速度Vを表す信号ということになる。
(ステップ207)露光時間Tが所定値TVC以下であるか否かの判定を行う。TVC以下であればステップ208に進み、TVCより大きければステップ209に進む。
(ステップ208)露光時間Tが所定値TVC以下であるため、時系列データのデータ取得時間を25msecとする。
(ステップ209)露光時間Tが所定値TVCより大きいため、時系列データのデータ取得時間を100msecとする。
(ステップ210)データ取得時間内におけるステップ204の演算結果とステップ206の演算結果(時系列データ)から、式(4)を用いて得られる回転半径Lの平均値を算出する。求めたLは、不図示のRAM領域に格納する。
(ステップ211)ズーム・フォーカス204のポジションから算出される撮影倍率β、焦点距離f、ステップ403で算出されたブレ角変位DEG_DAT、光学防振敏感度補正値αから、以下のような演算を行い、補正量を決定する。その演算結果は、SFTDRVで設定される不図示のRAM領域に格納する。
α{(1+β)×f×DEG_DAT+β×L×DEG_DAT}
(ステップ212)ブレ補正レンズの変位信号がA/D変換された信号をSFTPSTで設定される不図示のRAM領域に格納する。
(ステップ213)フィードバック演算(SFTDRV−SFTPST)を行う。演算結果はSFT_DTで設定される不図示のRAM領域に格納する。
(ステップ214)ループゲインLPG_DTとSFT_DTを乗算する。演算結果はSFT_PWMで設定される不図示のRAM領域に格納する。
(ステップ215)安定な制御系にするために位相補償演算を行う。
(ステップ216)ステップ215の演算結果をブレ補正駆動信号としてドライバ104に出力する。
以上のように、図7のステップ208〜ステップ210において、露光時間Tが所定値TVC以下である場合は、データ取得時間を短くして回転半径Lを算出し、TVCより大きい場合は、データ取得時間を長くして回転半径Lを算出する。これにより露光時間を考慮した好適なシフトブレ補正を行うことが可能となる。
所定値TVCの値の大きさやそれに応じたデータ取得時間は本実施例で示したものに限らず、適宜設定可能である。また本実施例では露光時間の場合分けとして2つ(所定値以下か、それより大きいか)を示したが、3つ以上の場合分けを行い、各場合に応じてデータ取得時間を設定する方法も可能である。また、露光時間に対応したデータ取得時間を演算により算出することでデータ取得時間を決定するなどの方法も可能である。これらの場合、さらに露光時間を反映した好適なブレ補正を行うことができる。
また回転半径の算出は、データ取得時間中にある周期をもって瞬間ごとに算出したものを平均化してもよいし、データ取得時間内の振幅から算出しても良い。
本実施例では、サンプリング周期を常に一定とし、データ取得数によって回転半径の演算式の変更を規定する。すなわち、第1の露光時間に対応して第1のデータ取得数が設定され、第2の露光時間に対応して第2のデータ取得数が設定されているとする。このとき、第2のデータ取得数が第1のデータ取得数に比べて個数を多くするならば、第2の露光時間の方が第1の露光時間よりも長くなっているように、データ取得数は設定される。
簡略化のため、実施例1と同一な構成については同一の符号を付して、説明を省略し、実施例2に特徴的な部分のみを説明する。
本実施形態におけるカメラのメカ構成、ハード構成は実施例1と全く同じである。
図8は本実施例におけるブロック図である。実施例1との相違点は以下の通りである。
・積分フィルタ507、位相調整フィルタ505の出力を元に各瞬間の回転半径を算出する比較手段801が設けられている。
・実施例2における回転半径演算手段508の処理は、演算変更手段510より得られたデータ取得数に応じて回転半径を平均化し、算出するものである。
例えば比較手段801の出力を、データの新しい順にL1、L2、・・・L10とすると、露光時間が短い場合には、回転半径演算手段508で求められる補正値は以下の様に表される。
L=(L1+L2+L3)/3・・・(7)
露光時間が長い場合には、回転半径演算手段508で求められる補正値は以下の様に表される。
L=(L1+L2+・・・+L10)/10・・・(8)
実施例2におけるブレ補正割り込みを、図9のフローチャートを用いて説明する。主要な部分の動作ステップをステップ300〜303に示し、その他の動作は第1の実施例と同様のステップ番号を付して、説明は省略する。
ステップ300は回転半径演算ステップ、ステップ301は露光時間判定ステップ、ステップ302、303は平均ステップである。
(ステップ300)ステップ204の演算結果と、ステップ206の演算結果を比較して回転半径L1を算出し、前回のブレ補正割り込みで算出した回転半径はL2として、前々回に算出した回転半径はL3として順に不図示のRAM領域に格納する。
(ステップ301)露光時間Tが所定値TVC以下であるか否かの判定を行う。TVC以下であればステップ209に進み、TVCより大きければステップ210に進む。
(ステップ302)露光時間Tが所定値TVC以下であるため、データ取得数を3として回転半径Lを算出する。
L=(L1+L2+L3)/3
(ステップ303)露光時間Tが所定値TVCより大きいため、データ取得数を10として回転半径Lを算出する。
L=(L1+L2+・・・+L10)/10
以上のように、図9のステップ300〜ステップ303において、露光時間Tが所定値TVC以下である場合は、データ取得数を少なくして回転半径Lを算出し、TVCより大きい場合は、データ取得数を多くして回転半径Lを算出する。これにより露光時間を考慮した好適なシフトブレ補正を行うことが可能となる。
所定値TVCの値の大きさやそれに応じたデータ取得数は本実施例で示したものに限らず、適宜設定可能である。また本実施例では露光時間の場合分けとして2つ(所定値以下か、それより大きいか)である方法を示したが、3つ以上の場合分けを行い、各場合に応じてデータ取得数を設定するとより露光時間を反映した好適なブレ補正を行うことができるのは言うまでもない。
本発明はデジタル一眼レフカメラやデジタルコンパクトカメラの防振システムに限らず、デジタルビデオカメラや、携帯電話などの撮影装置にも搭載できる。
本発明を適用できる防振システムを搭載したカメラの上面図。 本発明を適用できる防振システムを搭載したカメラの側面図。 ブレの回転中心の説明図。 露光時間に対するデータ取得時間の設定とその効果の説明図。 実施例1のブロック図。 交換レンズ側のシリアル通信動作を示すフローチャート図。 実施例1の制御のフローチャート図。 実施例2のブロック図。 実施例2の制御のフローチャート図。
符号の説明
101 レンズ
102 光軸
103y ヨー方向の角度ブレ
103p ピッチ方向の角度ブレ
104p 加速度計
104pa 加速度計の検出方向
104pb 縦方向の検出方向
104y 加速度計
104ya 加速度計の検出方向
104yb 横方向の検出方向
105 カメラ
105a レリーズスイッチ
105b モードダイアル
105c リトラクタブルストロボ
105d カメラCPU
105e 電子ファインダ
106 撮像素子
107p 角速度計
107pa 角速度計の検出方向
107y 角速度計
107ya 角速度計の検出方向
108 コイル
108a ブレ補正レンズ
108y ブレ補正レンズ駆動方向
108p ブレ補正レンズ駆動方向
109 レンズCPU
110 アクチュエータ

Claims (15)

  1. 像ブレ補正機能を有する光学機器であって、
    前記光学機器の角速度を検出する角速度検出手段と、
    前記光学機器の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記像ブレを補正するために必要な補正量を決定する補正量決定手段と、
    前記補正量に基づいて前記像ブレを補正するブレ補正手段と、を有し、
    前記補正量決定手段は、前記角速度検出手段及び前記加速度検出手段から得られる時系列データに基づいて前記光学機器に加わるブレの回転半径を取得し、
    前記時系列データのデータ取得時間は、前記光学機器の露光時間に応じて変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得時間と、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得時間よりも長い第2のデータ取得時間とを含むことを特徴とする光学機器。
  2. 前記時系列データを取得するデータ取得区間は、前記光学機器の露光開始のタイミングより前の時間領域であることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記時系列データは、露光開始の直前のデータを含むことを特徴とする請求項2に記載の光学機器。
  4. 前記データ取得区間は、前記データ取得区間の中心の時間のタイミングが前記光学機器の露光時間に応じて変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得区間の中心の時間のタイミングと、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得区間よりも、中心のタイミングが前記光学機器の露光開始のタイミングから離れた時間領域にある、前記第2のデータ取得区間とを含むことを特徴とする請求項2に記載の光学機器。
  5. 像ブレ補正機能を有する光学機器であって、
    前記光学機器の角速度を検出する角速度検出手段と、
    前記光学機器の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記像ブレを補正するために必要な補正量を決定する補正量決定手段と、
    前記補正量に基づいて前記像ブレを補正するブレ補正手段と、を有し、
    前記補正量決定手段は、前記角速度検出手段及び前記加速度検出手段から得られる時系列データに基づいて前記光学機器に加わるブレの回転半径を取得し、
    前記時系列データのデータ取得数は、前記光学機器の露光時間に応じて変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得数と、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得数よりも個数の多い第2のデータ取得数とを含むことを特徴とする光学機器。
  6. 前記時系列データは、一定のサンプリング周期で得られるデータであることを特徴とする請求項5に記載の光学機器。
  7. 前記時系列データは、全てのデータが前記光学機器の露光開始のタイミングより前の時間領域で得られることを特徴とする請求項5又は6に記載の光学機器。
  8. 前記補正量決定手段は、前記加速度を基に前記光学機器の速度を決定し、前記角速度と前記速度の比によって前記ブレの回転半径を取得することを特徴とする請求項1乃至7に記載の光学機器。
  9. 像ブレ補正機能を有する光学機器の制御方法であって、
    前記光学機器の角速度を検出する角速度検出ステップと、
    前記光学機器の加速度を検出する加速度検出ステップと、
    前記光学機器の露光時間の情報を判定する露光時間判定ステップと、
    前記露光時間判定ステップの判定に基づいて、前記角速度と前記加速度の時系列データを取得する時間を設定するデータ取得時間設定ステップと、
    前記光学機器に加わるブレの回転半径をそれぞれ取得する回転半径演算ステップと、
    前記回転半径演算ステップにより得られた結果を基に像ブレを補正するために必要な補正量を決定する決定ステップと、を有し、
    前記データ取得時間設定ステップで設定されるデータ取得時間は、前記光学機器の露光時間に応じて前記データ取得時間が変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得時間と、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得時間よりも長い第2のデータ取得時間とを含むことを特徴とする光学機器の制御方法。
  10. 前記時系列データを取得するデータ取得時間は、前記光学機器の露光開始のタイミングより前の時間領域であることを特徴とする請求項9に記載の光学機器の制御方法。
  11. 前記時系列データは、露光開始の直前のデータを含むことを特徴とする請求項10に記載の光学機器の制御方法。
  12. 前記データ取得区間は、前記データ取得区間の中心の時間のタイミングが前記光学機器の露光時間に応じて変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得区間の中心の時間のタイミングと、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得区間よりも、中心のタイミングが前記光学機器の露光開始のタイミングから離れた時間領域にある、前記第2のデータ取得区間とを含むことを特徴とする請求項9に記載の光学機器の制御方法。
  13. 像ブレ補正機能を有する光学機器の制御方法であって、
    前記光学機器の角速度を検出する角速度検出ステップと、
    前記光学機器の加速度を検出する加速度検出ステップと、
    前記光学機器の露光時間の情報を判定する露光時間判定ステップと、
    前記光学機器に加わるブレの各タイミングの回転半径を算出する回転半径演算ステップと、
    前記露光時間判定ステップの判定に基づいて、前記角速度と前記加速度からの時系列データのデータ取得数を設定し、前記データ取得数で前記回転半径を平均する平均ステップと、
    前記平均ステップにより得られた結果を基に像ブレを補正するために必要な補正量を決定する決定ステップと、を有し、
    前記データ取得数は、前記光学機器の露光時間に応じて変更され、第1の露光時間に対応する第1のデータ取得数と、前記第1の露光時間よりも長い第2の露光時間に対応し、前記第1のデータ取得数よりも個数の多い第2のデータ取得数とを含むことを特徴とする光学機器の制御方法。
  14. 前記時系列データは、一定のサンプリング周期で得られるデータであることを特徴とする請求項13に記載の光学機器の制御方法。
  15. 前記時系列データは、全てのデータが前記光学機器の露光開始のタイミングより前の時間領域で得られることを特徴とする請求項13又は14に記載の光学機器の制御方法。
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