JP2010089363A - 多芯筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部の開口状態における各々の脚部の径方向の変形を確実に抑止できる多芯筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容する。軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔22aを設ける。各々の窓孔22aから径方向外方に各々の操作体7が突出する。軸筒2の後端に、各々の窓孔22aを後方に開口させる開閉自在の開口部22cを設ける。開口部22cを介して筆記体6及び操作体7を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成する。窓孔22a及び開口部22cによって軸筒2の後端部側壁に軸方向に延びる複数本の脚部22dを形成する。開口部22cの開口状態において各々の脚部22dの後端が互いに連結される連結部3を脚部22dの後端に設ける。
【選択図】 図7

Description

本発明は、多芯筆記具に関する。詳細には、軸筒内に複数の筆記体を収容し、前記各々の筆記体のペン先を軸筒の前端孔より選択的に出没させる多芯筆記具に関する。
従来この種の多芯筆記具において、特許文献1には、軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に、各々の筆記体に対応した操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させる多芯筆記具であって、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を介して筆記体と操作体とを連結状態で、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成した多芯筆記具が記載されている。
また、前記特許文献1には、軸筒の後端部に、前記開口部を開閉自在とする蓋部を設け、前記蓋部の前面に、没入状態の筆記体の操作体が当接可能な当接壁部を形成することが記載されている。
また、前記特許文献1には、軸筒後部側壁に3本以上の窓孔を設け、前記窓孔を後方に開口させる開口部によって、軸筒後端部が3本以上に分割される、軸筒の後端部が複数の分割片(本願の脚部に相当)により構成されることが記載されている。
また、前記特許文献1には、前記分割片の一つに蓋部をヒンジにより接続し、他の分割片の各々に被係合部を設け、蓋部の前面に、被係合部の各々と係脱自在な係合部を設けたことが記載されている。
特開2007−38635号公報
前記特許文献1の多芯筆記具は、軸筒の後端部が複数に分割され、開口部を開口させたとき、前記分割片は後端部が自由端となり、径方向に折れ曲がったり撓み変形したりするおそれがある。
前記特許文献1の多芯筆記具は、開口部の閉鎖後に、各々の分割片を蓋部に係合させることにより、各々の分割片の径方向の変形(即ち径方向に折れ曲がったり撓み変形したりすること)を防止する必要があった。しかし、前記特許文献1の多芯筆記具は、筆記体の収容本数を増加させるに従い(即ち窓孔の数を増加させるに従い)、分割片の本数も増加するため、開口部を閉鎖後、各々の分割片を蓋部に係合させることが困難となる。例えば、前記特許文献1の多芯筆記具では、筆記体の収容本数が4本の場合、係合部が3箇所となるため、筆記体の収容本数が2本や3本の場合に比べ、開口部の閉鎖後に、各々の分割片を蓋部に係合させることは容易ではない。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、開口部の開口状態における各々の脚部の径方向の変形を確実に防止でき、また、開口部を介して筆記体及び操作体の軸筒内からの容易な取り外しと軸筒内への容易な挿入とが可能となり、しかも、開口部の閉鎖状態における軸筒後端と蓋部との適正な係合が可能となる多芯筆記具を提供しようとするものである。尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
[1]本願の第1の発明は、軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体6を弾発体8により後方に付勢し、前記各々の筆記体6の後端に操作体7を取り付け、前記軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔22aを径方向に貫設し、前記各々の窓孔22aから径方向外方に前記各々の操作体7を突出させ、一つの操作体7を窓孔22aに沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体7が取り付けられた筆記体6のペン先61を軸筒2の前端孔21aから突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先61を軸筒2内に没入させてなり、前記軸筒2の後端に、前記各々の窓孔22aを後方に開口させる開閉自在の開口部22cを設け、前記開口部22cを介して筆記体6及び操作体7を連結状態で軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成し、前記窓孔22a及び前記開口部22cによって軸筒2の後端部側壁に軸方向に延びる複数本の脚部22dを形成した多芯筆記具であって、前記各々の脚部22dの後端に連結部3を設け、前記開口部22cの開口状態において、前記各々の脚部22dの後端が前記連結部3により互いに連結されることを要件とする。
前記第1の発明の多芯筆記具1は、開口部22cの開口状態において、各々の脚部22dの後端が連結部3により互いに連結されることにより、開口部22cを開口させた状態における各々の脚部22dの径方向の変形(即ち径方向に折れ曲がったり撓み変形したりすること)を確実に防止できる。
[2]本願の第2の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具1において、前記連結部3が、前記軸筒2の後端の軸心に位置する軸心部31と、前記軸心部31から径方向外方に放射状に延び且つ前記各々の脚部22dの後端に接続される複数の枝部32とからなることを要件とする。
前記第2の発明の多芯筆記具1は、前記連結部3が、前記軸筒2の後端の軸心に位置する軸心部31と、前記軸心部31から径方向外方に放射状に延び且つ前記各々の脚部22dの後端に接続される複数の枝部32とからなることにより、開口部22cを十分に大きく開口させることができ、開口部22cを介して、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの容易な取り外しと、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への容易な挿入とが可能となる。
[3]本願の第3の発明は、前記第2の発明の多芯筆記具1において、前記各々の連結部3の枝部32の周方向の肉厚T1が、前記各々の脚部22dの後端の周方向の幅T2より小さく設定されることを要件とする。
前記第3の発明の多芯筆記具1は、前記各々の連結部3の枝部32の周方向の肉厚T1が、前記各々の脚部22dの後端の周方向の幅T2より小さく設定されることにより、開口部22cを確実に大きく開口させることができるため、開口部22cを介して、筆記体6及び操作体7を交換する際、操作体7が開口部22c内壁に引っ掛かることを回避でき、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの容易な取り外しと、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への容易な挿入とが可能となる。
[4]本願の第4の発明は、前記第2または第3の発明の多芯筆記具1において、前記開口部22cを開閉自在にする蓋部5を前記連結部3に係脱自在に設け、前記蓋部5の前面に、没入状態の各々の筆記体6の操作体7が当接可能な当接壁部51を設けるとともに、前記蓋部5の前面に係合部52を設け、前記連結部3に、前記係合部52と係脱自在な被係合部22fを設けたことを要件とする。
前記第4の発明の多芯筆記具1は、連結部3に、係合部52と係脱自在な被係合部22fを設けたことにより、各々の脚部22dに被係合部22fを設ける必要がなくなり、筆記体6の収容本数を増加させても(例えば筆記体6の収容本数を4本以上にしても)、被係合部22fの数を増加させる必要がなくなる。その結果、開口部22cを閉鎖させた状態において、各々の脚部22dと蓋部5との適正な係合状態が容易に得られる。尚、前記係合部52及び前記被係合部22fは、互いに係脱自在であるなら、いかなる構成であってもよいが、例えば、一方が突起または凸部であり、他方が孔または凹部からなる組合せが挙げられる。
[5]本願の第5の発明は、前記第4の発明の多芯筆記具1において、前記蓋部5の前面の中心部に係合部52を設け、前記連結部3の軸心部31に、前記係合部52と係脱自在な被係合部22fを設けたことを要件とする。
前記第5の発明の多芯筆記具1は、連結部3の軸心部31に被係合部22fを設け、蓋部5の前面の中心部に係合部52を設けたことにより、連結部3に、適正な形状及び大きさの被係合部22fを容易に設けることができる。その結果、係合部52と被係合部22fとの確実且つ容易な係合が得られる。
[6]本願の第6の発明は、前記第5の発明の多芯筆記具において、前記係合部52が、蓋部5の前面の中心部に設けられた孔部からなり、前記被係合部22fが、前記枝部32後面よりも後方に突出する突出部からなることを要件とする。
前記第6の発明の多芯筆記具1は、前記係合部52が、蓋部5の前面の中心部に設けられた孔部からなり、前記被係合部22fが、前記枝部32後面よりも後方に突出する突出部からなることにより、係合部52と確実な係脱が可能な適正形状の被係合部22fを、軸心部31に容易に形成することができる。
[7]本願の第7の発明は、前記第1の発明の多芯筆記具において、前記開口部22cを開閉自在にする蓋部5を前記連結部3に係脱自在に設け、前記蓋部5の前面に、没入状態の各々の筆記体6の操作体7が当接可能な当接壁部51を設けるとともに、前記蓋部5の前面に係合部52を設け、前記連結部3に、前記係合部52と係脱自在な被係合部22fを設けたことを要件とする。
前記第7の発明の多芯筆記具1は、連結部3に、係合部52と係脱自在な被係合部22fを設けたことにより、各々の脚部22dに被係合部22fを設ける必要がなくなり、筆記体6の収容本数を増加させても(例えば筆記体6の収容本数を4本以上にしても)、被係合部22fの数を増加させる必要がなくなる。その結果、開口部22cを閉鎖させた状態において、各々の脚部22dと蓋部5との適正な係合状態が容易に得られる。尚、前記係合部52及び前記被係合部22fは、互いに係脱自在であるなら、いかなる構成であってもよいが、例えば、一方が突起または凸部であり、他方が孔または凹部からなる組合せが挙げられる。
[8]本願の第8の発明は、前記第5、第6または第7の発明の多芯筆記具1において、前記開口部22cを開閉自在にする蓋部5を、前記連結部3により互いに連結された脚部22dの一つにヒンジ部53により回動可能に取り付けたことを要件とする。
前記第8の発明の多芯筆記具1は、前記開口部22cを開閉自在にする蓋部5を、前記連結部3により互いに連結された脚部22dの一つにヒンジ部53により回動可能に取り付けたことにより、蓋部5の紛失を防止でき、また、ヒンジ部53による蓋部5の回動操作の際、脚部22d同士の距離が変化することがなく、蓋部5の係合部52と被係合部22fとの確実な係合が得られる。
尚、本発明で、筆記体とは、例えば、ボールペン、マーキングペン、シャープペンシル等が挙げられる。尚、本発明で、軸筒は、筆記体のペン先が突出可能な前端孔を備えた前軸と、側壁に窓孔を備える後軸とからなる構成でもよい。また、本発明で、軸筒内に収容する筆記体の本数は、2本以上であればよく、具体的には、2本、3本、4本、5本、6本等が挙げられる。本発明の多芯筆記具において、軸筒内に収容する筆記体の本数は、4本以上(具体的には。4本、5本、6本)が好ましい。
本願の発明によれば、開口部を開口させた状態における各々の脚部の径方向の変形を確実に防止できる。
<第1の実施の形態>
図1乃至図9に本発明の第1の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には4本)の筆記体6が前後方向に移動可能に収容されている。前記各々の筆記体6は、弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)により、後方に付勢されている。
(軸筒)
前記軸筒2は、先細円筒状の前軸21と、該前軸21の後端に接続される円筒状の後軸22とからなる。前記前軸21の後端開口部に前記弾発体支持体4の前端が固着され、前記後軸22の前端開口部に前記弾発体支持体4の後端が固着される。前記弾発体支持体4によって、前記前軸21の後端と、前記後軸22の前端とが接続される。
前記前軸21の前端軸心には、各々の筆記体6のペン先61が突出可能な前端孔21aが前後方向に貫設される。前記前軸21及び後軸22は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
前記後軸22の後部の側壁には、複数本(具体的には4本)の前後方向に延びる細長状の窓孔22aが、径方向に貫設される。前記4本の窓孔22aは、互いに、円周方向に90度回転した位置に等間隔に形成される。前記窓孔22aと窓孔22aの間の後軸22の一つの側壁には、クリップ22eが設けられる。
前記後軸22の各々の窓孔22a相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブからなる係止壁部22bが一体に形成される。前記係止壁部22bに、ペン先突出状態の筆記体6の後端に取り付けられた操作体7の後端が係止される。前記係止壁部22bと、窓孔22a相互間の側壁(即ち脚部22d)の内面との間には、操作体7の係止突起76が摺動可能な前後方向に延びるガイド溝22gが形成される。
(開口部)
図6及び図7に示すように、前記各々の窓孔22aの後端は、軸筒2後端より後方に切り欠き状に開口する開口部22cが形成される。
(脚部)
前記窓孔22a及び前記開口部22cによって軸筒2の後端部側壁に前後方向に延びる複数本の脚部22dが形成される。
(連結部)
前記脚部22dの後端には、前記開口部22cが開口された状態において前記各々の脚部22dの後端が互いに連結される連結部3が一体に形成される。前記連結部3は、前記軸筒2の後端の軸心に位置する軸心部31と、前記軸心部31から径方向外方に放射状に延び且つ前記各々の脚部22dの後端に接続される複数の枝部32とからなる。前記各々の連結部3の枝部32の周方向の肉厚T1は、前記各々の脚部22dの周方向の幅T2よりも小さく設けられる。
(蓋部)
前記クリップ22eを備えた脚部22dの後端(具体的にはクリップ22eの基部)には、前記開口部22cを開閉自在にする蓋部5が、ヒンジ部53により回動自在に取り付けられる。前記蓋部5の前面には、没入状態の筆記体6の後端に取り付けられた各々の操作体7の後端が当接可能な当接壁部51が形成される。
前記蓋部5の前面の中心部には、一つの係合部52(具体的には孔部)が設けられる。前記後軸22の後端の連結部3の軸心部31には、前記係合部52と係合可能な一つの被係合部22f(具体的には円柱状の突出部)が設けられる。前記係合部52と前記被係合部22fとは、蓋部5が開口部22cを閉鎖した際、互いに係合状態にあり、弾発体8の後方への付勢による操作体7と蓋部5前面の当接壁部51との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部5が開くことはない。
(弾発体支持体)
軸筒22の内壁(即ち前軸21の後端開口部内壁及び後軸22の前端開口部内壁)には、円筒状の弾発体支持体4が固着される。前記弾発体支持体4は、筆記体6が挿通される複数(具体的には4個)の内孔が軸方向に貫設されている。前記弾発体支持体4の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、弾発体8が配置される。前記各々の弾発体8の内部に筆記体6が遊挿される。前記各々の弾発体8の前端は弾発体支持体4の後面により係止され、前記各々の弾発体8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。前記弾発体支持体4は、合成樹脂の射出成形から得られる。
(弾発体)
前記各々の弾発体8は、各々の操作体7(即ち各々の筆記体6)を、常時、後方に付勢している。前記各々の弾発体8は、ペン先突出状態及びペン先没入状態のいずれにおいても圧縮状態(即ち筆記体6が後方に付勢された状態)にあり、それにより、各々の操作体7の前後のがたつきが防止される。
(筆記体)
前記各々の筆記体6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先61)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管62とからなる。前記インキ収容管62の内部には、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキからなるインキが収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管62内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
また、前記ボールペンチップは、前端に回転可能に抱持されたボールを弾発体等により前方に付勢し、前端縁部の内面にボールを密接させる構成でもよい。また、ボールペンチップは、インキ収容管62の前端開口部に圧入等により直接、取り付けてもよいが、本実施の形態ではペン先ホルダーを介してインキ収容管62の前端開口部に固着される。
(操作体)
前記各々の筆記体6の後端(即ちインキ収容管62の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔22aから外部に突出する操作部71と、該操作部71の径方向反対側の後端に設けられる第1の解除突起72と、該操作部71の径方向反対側の第1の解除突起72の前方に設けられる第2の解除突起73と、前端部に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。また、前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。また、前記操作体7の両方の側面には係止突起76が形成される。前記係止突起76は窓孔22aの両側壁に係合可能である。前記操作体7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等)の成形体により得られる。前記一つの操作体7を窓孔22aに沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体7が取り付けられた筆記体6のペン先61が軸筒2の前端孔21aから前方に突出するとともに、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先61が軸筒2内に没入する。
本実施の形態では、前記軸筒2の内部の軸心に、後方への移動が規制されるとともに径方向に変位可能な可動部9が配置され、前記可動部9を介して、各々の操作体7の後端と係止壁部22bとの係止状態の解除がなされる。前記可動部9は、軸方向に延びる複数本の突条と、前記隣り合う突条と突条の間に形成される軸方向に延びる複数本の溝とを備える。前記各々の溝に、各々の筆記体6に連結された操作体7の第1の解除突起72及び第2の解除突起73が摺動可能に構成される。
前記軸筒2の軸心には、軸方向に延び且つ径方向に撓み変形可能な軸部が設けられる。前記軸部の一端が軸筒2の内壁に固定され、前記軸部の他端が径方向に変位可能に設けられ、前記径方向に変位可能な軸部端部に、前記可動部9が設けられる。
(出没作動)
本実施の形態の筆記体のペン先の出没作動について説明する。
一つの筆記体6のペン先61が前端孔21aより突出状態にあるとき、前記ペン先突出状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7が、前記係止壁部22bに係止されるとともに、前記ペン先突出状態の筆記体6の後端に連結された操作体7の第1の解除突起72または第2の解除突起73が、前記可動部9を径方向に押圧変位させている。前記ペン先突出状態において、ペン先没入状態にある他の筆記体6の後端に連結された操作体7を前方にスライド操作したとき、前記他の筆記体6の後端に連結された操作体7の第2の解除突起73が、前記可動部9の溝の後端開口縁に摺接することにより前記可動部が径方向に押圧変位される。そして、前記可動部9が、先にペン先突出状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7を径方向外方に押し上げ、前記ペン先突出状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7と前記係止壁部22bとの係止状態が解除される。
(筆記体及び操作体の交換)
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する。(図5、図6及び図7参照)
筆記体6を交換する際、蓋部5が軸筒2の後端の開口部22cを閉鎖した状態から、蓋部5のヒンジ部53と反対側の操作端部を後方に押圧し、係合部52と被係合部22fとの係合を解除し、蓋部5を後方に回動させ、軸筒2の後端の開口部22cを開口する。前記軸筒2の後端の開口部22cが開口した状態で、操作体7を取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を前記開口部22cを介して軸筒2内から取り出し、その後、互いに連結状態にある新たな筆記体6と新たな操作体7とを前記開口部22cを介して軸筒2内に挿入する。そして、蓋部5の当接壁部51に各々の操作体7を当接させ、各々の操作体7を前方に押圧しながら蓋部5を前方に回動させ、その後、係合部52と被係合部22fとを係合させ、開口部22cを閉鎖する。これにより、筆記体6及び操作体7の交換作業が終了する。
本実施の形態の多芯筆記具1は、開口部22cの開口状態において、前記各々の脚部22dの後端が前記連結部3により互いに連結されることにより、開口部22cを開口させた状態における各々の脚部22dの径方向の変形(即ち径方向に折れ曲がったり撓み変形したりすること)を確実に防止できる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、連結部3が、軸筒2の後端の軸心に位置する軸心部31と、軸心部31から径方向外方に放射状に延び且つ各々の脚部22dの後端に接続される複数の枝部32とからなることにより、開口部22cを十分に大きく開口させることができ、開口部22cを介して、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの容易な取り外しと、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への容易な挿入とが可能となる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、前記各々の連結部3の枝部32の周方向の肉厚T1が、前記各々の脚部22dの後端の周方向の幅T2より小さく設定されることにより、開口部22cを確実に大きく開口させることができる。それにより、開口部22cを介して、筆記体6及び操作体7を交換する際、操作体7が開口部22c内壁に引っ掛かることを回避でき、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの容易な取り外しと、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への容易な挿入とが可能となる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、連結部3に、係合部52と係脱自在な被係合部22fを設けたことにより、各々の脚部22dに被係合部22fを設ける必要がなくなり、筆記体6の収容本数を増加させても、被係合部22fの数を増加させる必要がなくなる。その結果、開口部22cを閉鎖させた状態において、各々の脚部22dと蓋部5との適正な係合状態が容易に得られる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、連結部3の軸心部31に被係合部22fを設け、蓋部5の前面の中心部に係合部52を設けたことにより、連結部3に、適正な形状及び大きさの被係合部22fを容易に設けることができる。その結果、係合部52と被係合部22fとの確実且つ容易な係合が得られる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、前記開口部22cを開閉自在にする蓋部5を、前記連結部3により互いに連結された脚部22dの一つにヒンジ部53により回動可能に取り付けたことにより、蓋部5の紛失を防止でき、また、ヒンジ部53による蓋部5の回動操作の際、脚部22d同士の距離が変化することがなく、蓋部5の係合部52と被係合部22fとの確実な係合が得られる。
<第2の実施の形態>
図10乃至図18に本発明の第2の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には5本)の筆記体6が前後方向に移動可能に収容されている。前記各々の筆記体6は、弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)により、後方に付勢されている。
(軸筒)
前記軸筒2は、先細円筒状の前軸21と、該前軸21の後端に接続される円筒状の後軸22とからなる。前記前軸21の後端開口部に前記弾発体支持体4の前端が固着され、前記後軸22の前端開口部に前記弾発体支持体4の後端が固着される。前記弾発体支持体4によって、前記前軸21の後端と、前記後軸22の前端とが接続される。
前記前軸21の前端軸心には、各々の筆記体6のペン先61が突出可能な前端孔21aが前後方向に貫設される。前記前軸21及び後軸22は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
前記後軸22の後部の側壁には、複数本(具体的には5本)の前後方向に延びる細長状の窓孔22aが、径方向に貫設される。前記5本の窓孔22aは、互いに、円周方向に72度回転した位置に等間隔に形成される。前記窓孔22aと窓孔22aの間の後軸22の一つの側壁には、クリップ22eが設けられる。
前記後軸22の各々の窓孔22a相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブからなる係止壁部22bが一体に形成される。前記係止壁部22bに、ペン先突出状態の筆記体6の後端に取り付けられた操作体7の後端が係止される。前記係止壁部22bと、窓孔22a相互間の側壁(即ち脚部22d)の内面との間には、操作体7の係止突起76が摺動可能な前後方向に延びるガイド溝22gが形成される。
(開口部)
図15及び図16に示すように、前記各々の窓孔22aの後端は、軸筒2後端より後方に切り欠き状に開口する開口部22cが形成される。
(脚部)
前記窓孔22a及び前記開口部22cによって軸筒2の後端部側壁に前後方向に延びる複数本の脚部22dが形成される。
(連結部)
前記脚部22dの後端には、前記開口部22cが開口された状態において前記各々の脚部22dの後端が互いに連結される連結部3が一体に形成される。前記連結部3は、前記軸筒2の後端の軸心に位置する軸心部31と、前記軸心部31から径方向外方に放射状に延び且つ前記各々の脚部22dの後端に接続される複数の枝部32とからなる。前記各々の連結部3の枝部32の周方向の肉厚T1は、前記各々の脚部22dの周方向の幅T2よりも小さく設けられる。
(蓋部)
前記クリップ22eを備えた脚部22dの後端(具体的にはクリップ22eの基部)には、前記開口部22cを開閉自在にする蓋部5が、ヒンジ部53により回動自在に取り付けられる。前記蓋部5の前面には、没入状態の筆記体6の後端に取り付けられた各々の操作体7の後端が当接可能な当接壁部51が形成される。
前記蓋部5の前面の中心部には、一つの係合部52(具体的には孔部)が設けられる。前記後軸22の後端の連結部3の軸心部31には、前記係合部52と係合可能な一つの被係合部22f(具体的には円柱状の突出部)が設けられる。前記係合部52と前記被係合部22fとは、蓋部5が開口部22cを閉鎖した際、互いに係合状態にあり、弾発体8の後方への付勢による操作体7と蓋部5前面の当接壁部51との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部5が開くことはない。
(弾発体支持体)
軸筒22の内壁(即ち前軸21の後端開口部内壁及び後軸22の前端開口部内壁)には、円筒状の弾発体支持体4が固着される。前記弾発体支持体4は、筆記体6が挿通される複数(具体的には5個)の内孔が軸方向に貫設されている。前記弾発体支持体4の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、弾発体8が配置される。前記各々の弾発体8の内部に筆記体6が遊挿される。前記各々の弾発体8の前端は弾発体支持体4の後面により係止され、前記各々の弾発体8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。前記弾発体支持体4は、合成樹脂の射出成形から得られる。
(弾発体)
前記各々の弾発体8は、各々の操作体7(即ち各々の筆記体6)を、常時、後方に付勢している。前記各々の弾発体8は、ペン先突出状態及びペン先没入状態のいずれにおいても圧縮状態(即ち筆記体6が後方に付勢された状態)にあり、それにより、各々の操作体7の前後のがたつきが防止される。
(筆記体)
前記各々の筆記体6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先61)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管62とからなる。前記インキ収容管62の内部には、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキからなるインキが収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管62内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
また、前記ボールペンチップは、前端に回転可能に抱持されたボールを弾発体等により前方に付勢し、前端縁部の内面にボールを密接させる構成でもよい。また、ボールペンチップは、インキ収容管62の前端開口部に圧入等により直接、取り付けてもよいが、本実施の形態ではペン先ホルダーを介してインキ収容管62の前端開口部に固着される。
(操作体)
前記各々の筆記体6の後端(即ちインキ収容管62の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔22aから外部に突出する操作部71と、該操作部71の径方向反対側の後端に設けられる第1の解除突起72と、該操作部71の径方向反対側の第1の解除突起72の前方に設けられる第2の解除突起73と、前端部に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。また、前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。また、前記操作体7の両方の側面には係止突起76が形成される。前記係止突起76は窓孔22aの両側壁に係合可能である。前記操作体7は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹脂等)の成形体により得られる。前記一つの操作体7を窓孔22aに沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体7が取り付けられた筆記体6のペン先61が軸筒2の前端孔21aから前方に突出するとともに、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先61が軸筒2内に没入する。
本実施の形態では、前記軸筒2の内部の軸心に、後方への移動が規制されるとともに径方向に変位可能な可動部9が配置され、前記可動部9を介して、各々の操作体7の後端と係止壁部22bとの係止状態の解除がなされる。前記可動部9は、軸方向に延びる複数本の突条と、前記隣り合う突条と突条の間に形成される軸方向に延びる複数本の溝とを備える。前記各々の溝に、各々の筆記体6に連結された操作体7の第1の解除突起72及び第2の解除突起73が摺動可能に構成される。
前記軸筒2の軸心には、軸方向に延び且つ径方向に撓み変形可能な軸部が設けられる。前記軸部の一端が軸筒2の内壁に固定され、前記軸部の他端が径方向に変位可能に設けられ、前記径方向に変位可能な軸部端部に、前記可動部9が設けられる。
(出没作動)
本実施の形態の筆記体のペン先の出没作動について説明する。
一つの筆記体6のペン先61が前端孔21aより突出状態にあるとき、前記ペン先突出状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7が、前記係止壁部22bに係止されるとともに、前記ペン先突出状態の筆記体6の後端に連結された操作体7の第1の解除突起72または第2の解除突起73が、前記可動部9を径方向に押圧変位させている。前記ペン先突出状態において、ペン先没入状態にある他の筆記体6の後端に連結された操作体7を前方にスライド操作したとき、前記他の筆記体6の後端に連結された操作体7の第2の解除突起73が、前記可動部9の溝の後端開口縁に摺接することにより前記可動部が径方向に押圧変位される。そして、前記可動部9が、先にペン先突出状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7を径方向外方に押し上げ、前記ペン先突出状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7と前記係止壁部22bとの係止状態が解除される。
(筆記体及び操作体の交換)
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する。(図14、図15及び図16参照)
筆記体6を交換する際、蓋部5が軸筒2の後端の開口部22cを閉鎖した状態から、蓋部5のヒンジ部53と反対側の操作端部を後方に押圧し、係合部52と被係合部22fとの係合を解除し、蓋部5を後方に回動させ、軸筒2の後端の開口部22cを開口する。前記軸筒2の後端の開口部22cが開口した状態で、操作体7を取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を前記開口部22cを介して軸筒2内から取り出し、その後、互いに連結状態にある新たな筆記体6と新たな操作体7とを前記開口部22cを介して軸筒2内に挿入する。そして、蓋部5の当接壁部51に各々の操作体7を当接させ、各々の操作体7を前方に押圧しながら蓋部5を前方に回動させ、その後、係合部52と被係合部22fとを係合させ、開口部22cを閉鎖する。これにより、筆記体6及び操作体7の交換作業が終了する。
本実施の形態の多芯筆記具1は、開口部22cの開口状態において、前記各々の脚部22dの後端が前記連結部3により互いに連結されることにより、開口部22cを開口させた状態における各々の脚部22dの径方向の変形(即ち径方向に折れ曲がったり撓み変形したりすること)を確実に防止できる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、連結部3が、軸筒2の後端の軸心に位置する軸心部31と、軸心部31から径方向外方に放射状に延び且つ各々の脚部22dの後端に接続される複数の枝部32とからなることにより、開口部22cを十分に大きく開口させることができ、開口部22cを介して、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの容易な取り外しと、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への容易な挿入とが可能となる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、前記各々の連結部3の枝部32の周方向の肉厚T1が、前記各々の脚部22dの後端の周方向の幅T2より小さく設定されることにより、開口部22cを確実に大きく開口させることができる。それにより、開口部22cを介して、筆記体6及び操作体7を交換する際、操作体7が開口部22c内壁に引っ掛かることを回避でき、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの容易な取り外しと、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への容易な挿入とが可能となる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、連結部3に、係合部52と係脱自在な被係合部22fを設けたことにより、各々の脚部22dに被係合部22fを設ける必要がなくなり、筆記体6の収容本数を増加させても、被係合部22fの数を増加させる必要がなくなる。その結果、開口部22cを閉鎖させた状態において、各々の脚部22dと蓋部5との適正な係合状態が容易に得られる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、連結部3の軸心部31に被係合部22fを設け、蓋部5の前面の中心部に係合部52を設けたことにより、連結部3に、適正な形状及び大きさの被係合部22fを容易に設けることができる。その結果、係合部52と被係合部22fとの確実且つ容易な係合が得られる。
本実施の形態の多芯筆記具1は、前記開口部22cを開閉自在にする蓋部5を、前記連結部3により互いに連結された脚部22dの一つにヒンジ部53により回動可能に取り付けたことにより、蓋部5の紛失を防止でき、また、ヒンジ部53による蓋部5の回動操作の際、脚部22d同士の距離が変化することがなく、蓋部5の係合部52と被係合部22fとの確実な係合が得られる。
本発明の第1の実施の形態の全ペン先没入時の正面図である。 図1の拡大平面図である。 図2のA−A線断面図である。 図3の要部拡大断面図である。 第1の実施の形態の開口部の閉鎖状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の開口部の開口状態を示す斜視図である。 図6の筆記体及び操作体を取り外した状態を示す斜視図である。 図7の平面図である。 図6の平面図である。 本発明の第2の実施の形態の全ペン先没入時の正面図である。 図10の拡大平面図である。 図11のB−B線断面図である。 図12の要部拡大断面図である。 第2の実施の形態の開口部の閉鎖状態を示す斜視図である。 第2の実施の形態の開口部の開口状態を示す斜視図である。 図15の筆記体及び操作体を取り外した状態を示す斜視図である。 図16の平面図である。 図15の平面図である。
符号の説明
1 多芯筆記具
2 軸筒
21 前軸
21a 前端孔
22 後軸
22a 窓孔
22b 係止壁部
22c 開口部
22d 脚部
22e クリップ
22f 被係合部
22g ガイド溝
3 連結部
31 軸心部
32 枝部
4 弾発体支持体
5 蓋部
51 当接壁部
52 係合部
53 ヒンジ部
6 筆記体
61 ペン先
62 インキ収容管
7 操作体
71 操作部
72 第1の解除突起
73 第2の解除突起
74 嵌入部
75 鍔部
76 係止突起
8 弾発体
9 可動部

Claims (8)

  1. 軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に操作体を取り付け、前記軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体が取り付けられた筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させてなり、
    前記軸筒の後端に、前記各々の窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、
    前記開口部を介して筆記体及び操作体を連結状態で軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、前記窓孔及び前記開口部によって軸筒の後端部側壁に軸方向に延びる複数本の脚部を形成した多芯筆記具であって、
    前記各々の脚部の後端に連結部を設け、前記開口部の開口状態において、前記各々の脚部の後端が前記連結部によって互いに連結されることを特徴とする多芯筆記具。
  2. 前記連結部が、前記軸筒の後端の軸心に位置する軸心部と、前記軸心部から径方向外方に放射状に延び且つ前記各々の脚部の後端に接続される複数の枝部とからなる請求項1記載の多芯筆記具。
  3. 前記各々の連結部の枝部の周方向の肉厚が、前記各々の脚部の後端の周方向の幅より小さく設定される請求項2記載の多芯筆記具。
  4. 前記開口部を開閉自在にする蓋部を前記連結部に係脱自在に設け、前記蓋部の前面に、没入状態の各々の筆記体の操作体が当接可能な当接壁部を設けるとともに、前記蓋部の前面に係合部を設け、前記連結部に、前記係合部と係脱自在な被係合部を設けた請求項2または3に記載の多芯筆記具。
  5. 前記蓋部の前面の中心部に係合部を設け、前記連結部の軸心部に、前記係合部と係脱自在な被係合部を設けた請求項4記載の多芯筆記具。
  6. 前記係合部が、蓋部の前面の中心部に設けられた孔部からなり、前記被係合部が、前記枝部後面よりも後方に突出する突出部からなる請求項5記載の多芯筆記具。
  7. 前記開口部を開閉自在にする蓋部を前記連結部に係脱自在に設け、前記蓋部の前面に、没入状態の各々の筆記体の操作体が当接可能な当接壁部を設けるとともに、前記蓋部の前面に係合部を設け、前記連結部に、前記係合部と係脱自在な被係合部を設けた請求項1記載の多芯筆記具。
  8. 前記連結部により互いに連結された脚部の一つに、前記開口部を開閉自在にする蓋部をヒンジ部により回動可能に取り付けた請求項5、6または7記載の多芯筆記具。
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