JP2010089234A - チャックテーブル機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャックテーブルを回転させるモータの発熱による影響を受けず、簡易な構造で容易にベルトの張力を調整可能なチャックテーブル機構を提供する。
【解決手段】チャックテーブル支持基台20の外周に固定されたブラケット88と、該ブラケット88に装着されてモータ80と駆動プーリ82とを水平方向に摺動可能とするモータ装着部とを含み、該モータ80及び該駆動プーリ82を水平方向に移動することで無端状ベルトの張力を調整可能とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、加工装置において被加工物を回転可能に保持するチャックテーブル機構に関する。
例えば、半導体デバイス製造工程においては、表面に複数のデバイスが形成された半導体ウエーハは研削装置で裏面が研削されて薄化された後、切削装置によって切削されて個々のデバイスへと分割される。
切削装置は半導体ウエーハ等の被加工物を回転可能に保持するチャックテーブルを備えたチャックテーブル機構と、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削手段とを具備している。
チャックテーブル機構としては、ダイレクトドライブモータを使用してモータの回転をそのままチャックテーブル機構の回転部に繋げる構造が広く採用されている。このようなチャックテーブル機構は、レーザ加工装置や研削装置においても採用されており、例えば特開平5−138529号公報に開示されている。
ところが上記公開公報に開示されるチャックテーブル機構のように、チャックテーブルがダイレクトドライブモータによって回転可能に支持される構成であると、モータの発熱により支持部材が熱膨張してチャックテーブルの高さ位置を僅かに上昇させてしまうという問題がある。
そこで、モータの動力を伝達する機構を用いて、例えば、チャックテーブルと、チャックテーブルを回転可能に支持する支持部材と、支持部材の外周側に配設されたモータと、モータの駆動軸に装着された駆動プーリと、支持部材に設けられた従動プーリと、駆動プーリと従動プーリに巻回された無端状ベルトからチャックテーブル機構を構成することが考えられる。
特開平5−138529号公報
ところが、このようなチャックテーブル機構では、装置が設けられている雰囲気の温度変化や装置の使用状況に応じてベルトの張力が変化するため、定期的にベルトの張力調整が必要となる。
ベルトの張力を適切な張力にするためには、駆動プーリの位置、即ちモータの位置を適切な位置へ移動させて固定することが必要となる。ところが、調整のために固定されているモータを外すと、ベルトに駆動プーリが引っ張られて倒れるため、適切な張力に調整してモータを適切な位置に固定することが非常に難しいという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、チャックテーブルを回転させるモータの発熱による影響を受けず、簡易な構造で容易にベルトの張力を調整可能なチャックテーブル機構を提供することである。
本発明の一つの側面によると、被加工物を保持するチャックテーブルを含んだチャックテーブルアセンブリと、該チャックテーブルアセンブリを支持するチャックテーブル支持基台と、該チャックテーブル支持基台に取り付けられたモータと、該モータの出力軸に装着された駆動プーリと、該チャックテーブルアセンブリの外周に設けられた従動プーリと、該駆動プーリと該従動プーリに巻回された無端状ベルトと、該モータを水平方向に摺動可能な状態で該チャックテーブル支持基台に取り付ける連結手段とを具備し、該連結手段は、該チャックテーブル支持基台の外周に固定されたブラケットと、該ブラケットに装着されて該モータと該駆動プーリとを水平方向に摺動可能とするモータ装着部とを含み、該モータ及び該駆動プーリを水平方向に移動することで前記無端状ベルトの張力を調整可能とすることを特徴とするチャックテーブル機構が提供される。
好ましくは、前記ブラケットには駆動プーリが挿入される開口とねじ穴が形成されており、該モータ装着部は水平方向に伸長する長穴を有し、該長穴にねじを挿入して該ねじ穴に螺合させることで、該モータが水平方向に摺動可能に前記ブラケットに装着される。
本発明の他の側面によると、被加工物を保持するチャックテーブルを含んだチャックテーブルアセンブリと、該チャックテーブルアセンブリを支持するチャックテーブル支持基台と、該チャックテーブル支持基台に取り付けられたモータと、該モータの出力軸に装着された駆動プーリと、該チャックテーブルアセンブリの外周に設けられた従動プーリと、該駆動プーリと該従動プーリに巻回された無端状ベルトと、該モータを水平方向に摺動可能な状態で該チャックテーブル支持基台に取り付ける連結手段とを具備し、前記連結手段は、該チャックテーブル支持基台の側面から突出して該チャックテーブル支持基台と一体的に形成され、該駆動プーリが挿入される第1開口を有するモータ取付部と、該モータ取付部に装着されて該モータと該駆動プーリとを水平方向に摺動可能とするモータ装着手段とを含み、該モータ及び該駆動プーリを水平方向に移動することで前記無端状ベルトの張力を調整可能とすることを特徴とするチャックテーブル機構が提供される。
好ましくは、前記モータ取付部にはねじ穴が形成されており、前記モータ装着手段は水平方向に伸長する長穴と、該駆動プーリが挿入される第2開口を有する保持部材を含み、該保持部材に前記モータを取り付け、該長穴にねじを挿入して前記ねじ穴に螺合させることで、該モータが水平方向に摺動可能に該モータ取付部に取り付けられる。
本発明によると、簡易な構造で容易にベルトの張力を調整可能なチャックテーブル機構が提供される。モータは連結手段によって水平方向へ移動可能な状態でチャックテーブル支持基台に取り付けられるため、ベルトの張力調整時にはベルトの張力によってモータや駆動プーリが倒れることがなく、容易にベルトの張力を調整可能である。
以下、本発明実施形態に係るチャックテーブル機構を図面を参照にして詳細に説明する。図1は本発明第1実施形態のチャックテーブル機構を具備した切削装置2の概略構成図を示している。切削装置2は、静止基台4上に搭載されたX軸方向に伸長する一対のガイドレール6を含んでいる。
8はチャックテーブル機構であり、チャックテーブル機構8はボールねじ10及びパルスモータ12とから構成されるX軸送り機構14により加工送り方向、即ちX軸方向に移動される。チャックテーブル機構8は、半導体ウエーハ等の被加工物を吸引保持するチャックテーブル26を有している。
図2に示すように、切削装置2の加工対象である半導体ウエーハWの表面においては、第1のストリートS1と第2のストリートS2とが直交して形成されており、第1のストリートS1と第2のストリートS2とによって区画された領域に多数のデバイスDが形成されている。
ウエーハWは粘着テープであるダイシングテープTに貼着され、ダイシングテープTの外周部は環状フレームFに貼着されている。これにより、ウエーハWはダイシングテープTを介して環状フレームFに支持された状態となり、図1に示すクランパ76により環状フレームFをクランプすることにより、チャックテーブル26上に支持固定される。
X軸送り機構14は、ガイドレール6に沿って静止基台4上に配設されたスケール16と、スケール16のX座標値を読みとるX軸移動ブロック8の下面に配設された読み取りヘッド18とを含んでいる。読み取りヘッド18は切削装置2のコントローラに接続されている。
静止基台4上には更に、Y軸方向に伸長する一対のガイドレール28が固定されている。Y軸移動ブロック30は、ボールねじ32及びパルスモータ34とから構成されるY軸送り機構(割り出し送り機構)36によりY軸方向に移動される。
Y軸移動ブロック30にはZ軸方向に伸長する一対の(一本のみ図示)ガイドレール38が形成されている。Z軸移動ブロック40は、図示しないボールねじとパルスモータ42から構成されるZ軸送り機構44によりZ軸方向に移動される。
46は切削ユニット(切削手段)であり、切削ユニット46のスピンドルハウジング48がZ軸移動ブロック40中に挿入されて支持されている。スピンドルハウジング48中にはスピンドルが収容されて、エアベアリングにより回転可能に支持されている。スピンドルはスピンドルハウジング48中に収容された図示しないモータにより回転駆動され、スピンドルの先端部には切削ブレード50が着脱可能に装着されている。
スピンドルハウジング48にはアライメントユニット(アライメント手段)52が搭載されている。アライメントユニット52はチャックテーブル20に保持されたウエーハWを撮像する撮像ユニット(撮像手段)54を有している。切削ブレード50と撮像ユニット54はX軸方向に整列して配置されている。
次に、図3乃至図5を参照して、本発明第1実施形態のチャックテーブル機構8について詳細に説明する。チャックテーブル機構8は、チャックテーブル支持基台20と、チャックテーブルアセンブリ21とから構成される。
チャックテーブルアセンブリ21は、チャックテーブル支持基台20の上面に配設された固定支持部材22と、固定支持部材22の外周面に軸受け58,60を介して回転可能に外嵌された回転支持部材24と、回転支持部材24の上端に装着されたチャックテーブル26とを含んでいる。しかし、本発明のチャックテーブルアセンブリは上記の構造に限定されるものではなく、一般にチャックテーブル26を回転可能に支持する構造を包含するものである。
チャックテーブル支持基台20は矩形状に形成され、その下面には図1に示すガイドレール6が嵌合する2本の溝56が形成されている。固定支持部材22は、図3に示すように円筒状に形成されており、その下端がチャックテーブル支持基台20の上面に固定されている。
回転支持部材24も円筒状に形成されており、内周面と固定支持部材22の外周面との間に配設された軸受け58,60により回転可能に支持されている。尚、軸受け58と60の間には、軸受け58と60のインナーレース側とアウターレース側に筒状のスペーサ62,64が配設されている。
回転支持部材24の上端には環状のチャックテーブル支持部24aが設けられており、チャックテーブル支持部24aは固定支持部材22の上端より上方に突出するように構成されている。
この環状のチャックテーブル支持部24aの上面に、環状のセラミック板66を介してチャックテーブル26が装着される。尚、環状のチャックテーブル支持部24aの下面には回転支持部材24の回転角度を検出するためのロータリスケール68が装着されており、固定支持部材22の上端面にはロータリスケール68と対向する位置に読み取りヘッド70が配設されている。
チャックテーブル26は、円柱状のチャックテーブル本体72と、チャックテーブル本体72の上面に配設され無数の吸引孔を備えたポーラスなセラミック等からなる多孔性部材によって形成された吸着チャック74とから構成される。
チャックテーブル本体72は、ステンレス鋼等の金属材料によって形成されており、その上面には円形の嵌合凹部72aが設けられている。嵌合凹部72aには底面の外周部に吸着チャック74が載置される環状の載置棚72bが設けられている。そして、チャックテーブル本体72の嵌合凹部72aに嵌合した吸着チャック74は、環状の載置棚72b上に載置される。
チャックテーブル本体72には、嵌合凹部72aに開口する吸引通路72cが形成されており、この吸引通路72cは図示しない真空吸引手段に連通されている。従って、図示しない真空吸引手段が作動すると、吸引通路72cを通して嵌合凹部72aに負圧が作用し、その結果、無数の吸引孔を備えた吸着チャック74の上面である保持面には負圧が作用する。
また、チャックテーブル本体72の中間部には、図4に示すように環状の溝72dが形成されている。この環状の溝72d内には4個のクランプ76の基部が配設され、クランプ76の基部がチャックテーブル本体72にボルト等の固定手段によって取り付けられている。
チャックテーブル機構8は、チャックテーブル26を支持する回転支持部材24を回転するための回転駆動手段78を具備している。回転駆動手段78は、チャックテーブル支持基台20の側面に取り付けられたパルスモータ80と、パルスモータ80の出力軸80aに装着された駆動プーリ82と、回転支持部材24の下端部外周に設けられた従動プーリ84と、駆動プーリ82と従動プーリ84に巻回された無端状ベルト86とから構成される。
パルスモータ80を駆動すると、駆動プーリ82、無端状ベルト86、従動プーリ84を介してチャックテーブル26を支持する回転支持部材24が回転される。パルスモータ80が回転支持部材24と独立して配設されているので、パルスモータ80が駆動されて発熱しても回転支持部材24が熱膨張することはないため、チャックテーブル26の高さ位置を常に所定の位置に維持することができる。
次に、本実施形態のチャックテーブル機構8の特徴部分である無端状ベルト86の張力調整機構について詳細に説明する。図3及び図4に示すように、パルスモータ80はチャックテーブル支持基台20の側面に固定されたブラケット88を介してチャックテーブル支持基台20に取り付けられている。
図5に示すように、ブラケット88は駆動プーリ82がスライド可能に挿入される開口92と、開口92の対角線の延長線上に形成された一対のねじ穴94を有しており、ねじ89によりチャックテーブル支持基台20の側面に固定されている。
パルスモータ80の側面から突出するように長穴90aを有する一対の取付部90がモータ80と一体的に形成されている。パルスモータ80は、長穴90aにねじ96を挿入してブラケット88のねじ穴94に螺合することにより、ブラケット88に取り付けられる。
無端状ベルト86の張力を適切な張力に調整したい場合には、ねじ96を緩めパルスモータ80を図3で矢印A方向(X軸方向)に移動して調整する。この調整時には、ベルト86の張力を音波式張力計で計測しながらパルスモータ80及び駆動プーリ82の位置を調整する。ベルト86の張力が最適になった位置でねじ96をブラケット88のねじ穴94に締め付けることにより、無端状ベルト86の張力を最適張力で保持することができる。
音波式張力計としては、椿本チエイン製の商品名「つばきベルトテンションメーター」、IDS社製の商品名「クラビス」、ゲイツ・ユニッタ社製の商品名「音波式ベルト張力計」等を採用可能である。
本実施形態によると、パルスモータ80は長穴90aを有する取付部90及びブラケット88を介して水平方向へ移動可能な状態でチャックテーブル支持基台20に取り付けられるため、ベルト86の張力調整時にはねじ96を緩めてパルスモータ80を水平方向に移動することにより、ベルト86の張力を容易に調整することができる。
図6を参照すると、本発明第2実施形態のチャックテーブル機構8Aの分解斜視図が示されている。本実施形態は、パルスモータ80の取り付け構造が上述した第1実施形態と相違する。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略し、以下モータの取り付け構造部分についてのみ説明する。
図8の分解斜視図に示すように、本実施形態のモータの取り付け構造はブラケット106及び保持部材116を使用する。ブラケット106は駆動プーリ82がスライド可能に挿入される開口108を有しており、ねじ110によりチャックテーブル支持基台20の側面に取り付けられる。ブラケット106はその側面に微調整用ねじ114が螺合されるねじ穴112と、保持部材116の取り付け用ねじ122が螺合される一対のねじ穴124を有している。
保持部材116は駆動プーリ82が挿入される開口118と、ねじ122が挿入される一対の長穴122と、モータ取り付け用ねじ126が螺合される4個のねじ穴128を有している。
第1実施形態と同様に、パルスモータ80の出力軸には駆動プーリ82が固定されており、パルスモータ80はそれぞれ取り付け穴を有する4個の取付部80bをその角部に有している。
ねじ126を取付部80bの穴を通して保持部材116のねじ穴128に螺合することにより、パルスモータ80は保持部材116に取り付けられる。また、保持部材116はねじ122を長穴120内に挿入してブラケット106のねじ穴124に螺合することにより、水平方向に摺動可能にブラケット106に取り付けられる。
無端状ベルト86の張力を適正張力に調整したい場合には、ねじ122を緩め保持部材116をブラケット106に対して水平方向に移動する。ベルト86の張力を音波式張力計で計測しながらモータ80及び駆動プーリ82の位置を調整し、調整終了後ねじ122を締め付けて保持部材116をブラケット106に対して仮固定する。
次いで、微調整用ねじ114をブラケット106のねじ穴112及び保持部材116のめくら状ねじ穴130に螺合し、微調整用ねじ114を時計回り方向又は反時計回り方向に回転しながら無端状ベルト86の張力を精密に計測する。
最適な張力が得られた位置でねじ122をねじ穴124に対していっぱいに締め付け、パルスモータ80及び駆動プーリ82の位置を固定する。本実施形態によっても、上述した第1実施形態と同様に、簡単な構造で容易に無端状ベルト86の張力を調整可能なチャックテーブル機構8Aを提供することができる。
図9を参照すると、本発明第3実施形態のチャックテーブル機構8Bの分解斜視図が示されている。本実施形態はモータの取り付け構造が上述した第1及び第2実施形態と相違する。その他の構成は第1及び第2実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
本実施形態のモータの取り付け構造は、図7乃至図8に示した第2実施形態の取り付け構造と類似している。本実施形態では、第2実施形態のブラケット106を使用せずに、チャックテーブル支持基台20の側面から突出するようにチャックテーブル支持基台20と一体的に形成されたモータ取付部20aに保持部材116を装着する点が第2実施形態と相違する。
モータ取付部20aは、第2実施形態のブラケット106と同様に駆動プーリ82がスライド可能に挿入される開口108を有している。本実施形態の他の構成は、上述した第2実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図10を参照すると、本発明のチャックテーブル機構をレーザー加工装置132に採用した概略構成図が示されている。レーザー加工装置132は、静止基台134上にX軸方向に移動可能に搭載された第1スライドブロック136を含んでいる。
第1スライドブロック136は、ボールねじ138及びパルスモータ140から構成される加工送り手段142により一対のガイドレール144に沿って加工送り方向、即ちX軸方向に移動される。
第1スライドブロック136上には第2スライドブロック146がY軸方向に移動可能に搭載されている。即ち、第2スライドブロック146は、ボールねじ148及びパルスモータ150から構成される割り出し送り手段152により、一対のガイドレール154に沿って割り出し送り方向、即ちY軸方向に移動される。
第2スライドブロック146上には回転可能な円筒状支持部材156を介してチャックテーブル158が搭載されており、チャックテーブル158は加工送り手段142及び割り出し送り手段152によりX軸方向及びY軸方向に移動可能である。チャックテーブル158には、チャックテーブル158に吸引保持されたウエーハWをクランプするクランパ160が設けられている。
ウエーハWは粘着テープであるダイシングテープTに貼着され、ダイシングテープTの外周部は環状フレームFに貼着されている。これにより、ウエーハWはダイシングテープTを介して環状フレームFに支持された状態となり、クランパ160により環状フレームFをクランプすることによりチャックテーブル158上に支持固定される。
第2スライドブロック146の側面にはパルスモータ157が取り付けられており、パルスモータ157を駆動すると無端状ベルト159を介して円筒状支持部材156が回転される。
静止基台134には支持基台162が搭載されている。この支持基台162にはレーザービーム照射手段164を収容したケーシング166が取り付けられている。即ち、ケーシング166の一対の取付部166aを固定用ボルト168で支持基台162に固定することにより、ケーシング166は支持基台162に固定される。
ケーシング166の先端部にはレーザービームを集光してチャックテーブル158に保持されたウエーハWに照射する集光器170が取り付けられている。レーザービーム照射手段164は、レーザービームを発振するレーザービーム発振器と、レーザービーム発振器から発振されたレーザービームを集光器170に導く光学系を含んでいる。
ケーシング166の先端部には、集光器170とX軸方向に整列してレーザービームによってレーザー加工すべき加工領域を検出するCCDカメラ等の撮像ユニット172が配設されている。
以上の説明では、本発明のチャックテーブル機構を切削装置及びレーザー加工装置に適用した例について説明したが、本発明のチャックテーブル機構はこれに限定されるものではなく、例えば研削装置のチャックテーブル機構にも同様に適用可能である。この場合には、パルスモータに代わりサーボモータ等の他のタイプのモータを使用するのが望ましい。
本発明第1実施形態のチャックテーブル機構を具備した切削装置の概略構成図である。 ダイシングテープを介して環状フレームに支持された半導体ウエーハの表面側斜視図である。 第1実施形態のチャックテーブル機構の分解斜視図である。 第1実施形態のチャックテーブル機構の縦断面図である。 モータ取り付け構造の分解斜視図である。 第2実施形態のチャックテーブル機構の分解斜視図である。 第2実施形態のチャックテーブル機構の縦断面図である。 モータ取り付け構造の分解斜視図である。 第3実施形態のチャックテーブル機構の分解斜視図である。 本発明のチャックテーブル機構を具備したレーザー加工装置の概略構成図である。
符号の説明
2 切削装置
8 チャックテーブル機構
20 チャックテーブル支持基台
24 回転支持部材
26 チャックテーブル
78 回転駆動手段
80 パルスモータ
82 駆動プーリ
84 従動プーリ
86 無端状ベルト
88,106 ブラケット
116 保持部材

Claims (4)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルを含んだチャックテーブルアセンブリと、
    該チャックテーブルアセンブリを支持するチャックテーブル支持基台と、
    該チャックテーブル支持基台に取り付けられたモータと、
    該モータの出力軸に装着された駆動プーリと、
    該チャックテーブルアセンブリの外周に設けられた従動プーリと、
    該駆動プーリと該従動プーリに巻回された無端状ベルトと、
    該モータを水平方向に摺動可能な状態で該チャックテーブル支持基台に取り付ける連結手段とを具備し、
    該連結手段は、該チャックテーブル支持基台の外周に固定されたブラケットと、該ブラケットに装着されて該モータと該駆動プーリとを水平方向に摺動可能とするモータ装着部とを含み、
    該モータ及び該駆動プーリを水平方向に移動することで前記無端状ベルトの張力を調整可能とすることを特徴とするチャックテーブル機構。
  2. 前記ブラケットには前記駆動プーリが挿入される開口とねじ穴が形成されており、
    該モータ装着部は水平方向に伸長する長穴を有し、
    該長穴にねじを挿入して該ねじ穴に螺合させることで、該モータが水平方向に摺動可能に前記ブラケットに装着される請求項1記載のチャックテーブル機構。
  3. 被加工物を保持するチャックテーブルを含んだチャックテーブルアセンブリと、
    該チャックテーブルアセンブリを支持するチャックテーブル支持基台と、
    該チャックテーブル支持基台に取り付けられたモータと、
    該モータの出力軸に装着された駆動プーリと、
    該チャックテーブルアセンブリの外周に設けられた従動プーリと、
    該駆動プーリと該従動プーリに巻回された無端状ベルトと、
    該モータを水平方向に摺動可能な状態で該チャックテーブル支持基台に取り付ける連結手段とを具備し、
    前記連結手段は、該チャックテーブル支持基台の側面から突出して該チャックテーブル支持基台と一体的に形成され、該駆動プーリが挿入される第1開口を有するモータ取付部と、該モータ取付部に装着されて該モータと該駆動プーリとを水平方向に摺動可能とするモータ装着手段とを含み、
    該モータ及び該駆動プーリを水平方向に移動することで前記無端状ベルトの張力を調整可能とすることを特徴とするチャックテーブル機構。
  4. 前記モータ取付部にはねじ穴が形成されており、
    前記モータ装着手段は水平方向に伸長する長穴と、該駆動プーリが挿入される第2開口を有する保持部材を含み、
    該保持部材に前記モータを取り付け、該長穴にねじを挿入して前記ねじ穴に螺合させることで、該モータが水平方向に摺動可能に該モータ取付部に取り付けられることを特徴とする請求項3記載のチャックテーブル機構。
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