JP2010087240A - 電子部品及び電子部品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外観を損なうことなく絶縁性の低下が抑制された電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品C1は、磁性粉末と、磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料からなる圧粉成形体10を備えている。圧粉成形体10は、一対の端子金具30,32が設けられる周側面104〜106,108〜110と、周側面104〜106,108〜110を挟んで対向する一対の端面101,102と、を有している。周側面には、磁性粉末の粒子が複数圧潰されて磁性粉末が一体化してなる一体化領域R1が点在している。一体化領域R1は平坦で光沢を有するため、圧粉成形体10は外観に優れたものとなる。また、一体化領域R1は、周側面全体に連続形成されるのではなく、点在となっている。そのため、端子金具30,32が一体化領域R1を介してショートすることが抑制され、圧粉成形体の絶縁性を向上することができる。
【選択図】図1
【解決手段】電子部品C1は、磁性粉末と、磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料からなる圧粉成形体10を備えている。圧粉成形体10は、一対の端子金具30,32が設けられる周側面104〜106,108〜110と、周側面104〜106,108〜110を挟んで対向する一対の端面101,102と、を有している。周側面には、磁性粉末の粒子が複数圧潰されて磁性粉末が一体化してなる一体化領域R1が点在している。一体化領域R1は平坦で光沢を有するため、圧粉成形体10は外観に優れたものとなる。また、一体化領域R1は、周側面全体に連続形成されるのではなく、点在となっている。そのため、端子金具30,32が一体化領域R1を介してショートすることが抑制され、圧粉成形体の絶縁性を向上することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電源用やノイズ除去用として電気機器等に実装される電子部品及びその製造方法に関するものである。
従来、このような電子部品として、特許文献1が知られている。特許文献1記載の電子部品はコイルを圧粉成形体で覆ったものであり、金型内にコイルを配置する工程と、このコイルが埋まるように金属磁性材粉末と結合材の混合物粉末を金型内に充填する工程と、混合物粉末を加圧成形する工程と、を経て製造される。金型は、ダイと、ダイの下側からキャビティに挿入される下型と、ダイの上側からキャビティに挿入される上型とからなっており、混合物粉末を加圧成形する工程では、上型と下型とが互いに近づく方向に移動することにより混合物粉末を加圧する。上型および下型の端面は圧粉成形体の一対の端面をそれぞれ形成し、ダイの内周面は圧粉成形体の周側面を形成する。
特開2004−153068号公報
従来の電子部品を製造する際、加圧成形工程において、上型と下型とからの圧によってダイの内周面付近の金属磁性材粉末の粒子が当該内周面に押し付けられて潰れ、一体化することがある。この場合、ダイの内周面に沿って金属磁性材粉末の層が形成される。金属磁性材の層は圧粉成形体の周側面になるため、圧粉成形体の周側面は滑らかで外観に優れたものになる。
しかしながら、この周側面は、金属磁性材の層であるために導電性が高い。そのため、圧粉成形体の絶縁性が不十分になってしまい、圧粉成形体の周側面に端子電極を複数設けた場合には、端子電極間でショートが生じてしまう。
そこで本発明は、外観を損なうことなく、絶縁性の低下が抑制された電子部品及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品は、磁性粉末と、磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料からなる圧粉成形体を備え、圧粉成形体は、対向する一対の端面と、一対の端面を連結すると共に一対の端子電極が設けられる周側面とを有し、周側面には、複数の粒子が圧潰されて磁性粉末が一体化してなる一体化領域が点在していることを特徴とする。
この電子部品では、一対の端子電極が設けられる圧粉成形体の周側面に、一体化領域が形成されている。一体化領域は、磁性粉末の複数の粒子が圧潰されてなる領域であるため、平坦で光沢を有している。このような領域を表面に有する圧粉成形体は、外観に優れたものとなる。また、一体化領域は、周側面全体に連続形成されるのではなく、点在となっている。つまり、一体化領域同士は離間しており、一体化領域と一体化領域との間に位置する絶縁材で覆われた粒子が、一体化領域間の導通を防ぐ。よって、圧粉成形体の絶縁性を向上することができ、端子電極と端子電極とが一体化領域を介してショートすることを抑制できる。
本発明の電子部品は、磁性粉末と、磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料からなる圧粉成形体を備え、圧粉成形体は、対向する一対の端面と、一対の端面を連結すると共に一対の端子電極が設けられる周側面とを有し、周側面には、複数の粒子が圧潰されて磁性粉末が一体化してなると共に一方の端面側の縁から他方の端面側の縁まで延びる一体化領域が複数形成され、一体化領域同士は、絶縁材によって互いに絶縁された粒子からなると共に一方の端面側の縁から他方の端面側の縁まで延びる粒状領域を間に挟むことにより離間され、粒状領域は、端子電極と端子電極との間に位置していることを特徴とする。
この電子部品では、一対の端子電極が設けられる周側面に、一体化領域が形成されている。一体化領域は、磁性粉末の複数の粒子が圧潰されてなる領域であるため、平坦で光沢を有している。よって、圧粉成形体は外観に優れたものとなる。また、一体化領域は、互いに絶縁された粒子からなる粒状領域によって分断されているので、一体化領域同士は互いに絶縁されることになる。しかも、粒状領域は端子電極と端子電極との間に位置しているので、端子電極と端子電極との間において、一体化領域同士を絶縁することができる。これにより、一体化領域を介して端子電極同士がショートしてしまうことを抑制できる。
また、コイル部と、コイル部から引き出された一対の引き出し部とを有する導体を備え、コイル部は圧粉成形体の内部に配置され、一対の引き出し部は、圧粉成形体の内部から引き出されて一対の端子電極にそれぞれ接続されると好適である。
このような構成を採用した場合、圧粉成形体の内部にコイル部が埋設されたコイル部品を得ることができる。
本発明は圧粉成形体を備える電子部品の製造方法であって、磁性粉末と、磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料を圧粉成形することにより、対向する一対の端面と、一対の端面を連結すると共に一対の端子電極が設けられる周側面と、を有する成形体を得ると共に、圧粉成形体の周側面に、複数の粒子が圧潰されて磁性粉末が一体化してなる一体化領域を形成する成形工程と、一体化領域の一部を除去することにより、絶縁材によって互いに絶縁された粒子を露出させて当該粒子からなる粒状領域を形成すると共に、一体化領域を点在させる加工工程と、を有することを特徴とする。
この製造方法では、一対の端子電極が設けられる周側面に、一体化領域を形成する。一体化領域は、磁性粉末の複数の粒子が圧潰されてなる領域であるため、平坦で光沢を有している。このような領域を圧粉成形体の周側面に形成することにより、圧粉成形体は外観に優れたものとなる。また一体化領域は、一部が除去されることにより、点在した状態となる。つまり、一体化領域同士が離間した状態となっているため、圧粉成形体の絶縁性を向上することができ、端子電極と端子電極とが一体化領域を介してショートすることを抑制できる。
また、加工工程では、バレル研磨により一体化領域の一部を除去すると好適である。
この場合、一体化領域が点在した周側面をより確実に得ることができる。また、バレル研磨を用いることにより、いちどきに複数の圧粉成形体について処理を施すことが可能となる。
また、コイル部と、コイル部から引き出された一対の引き出し部と、を有する導体を準備する準備工程を有し、成形工程では、材料にコイル部を埋設した状態で材料を圧粉成形し、一対の引き出し部が露出した圧粉成形体を得ると好適である。
この場合、圧粉成形体の内部にコイル部が埋設されたコイル部品を製造することができる。
また、加工工程を経た圧粉成形体の周側面に一対の端子電極を設け、一対の引き出し部と一対の端子電極とをそれぞれ接続する端子形成工程を有すると好適である。
この場合、加工工程後に端子電極を形成するので、バレル研磨による端子電極の損傷を防ぐことができる。
また、端子形成工程では、圧粉成形体から露出した一対の引き出し部の端部をそれぞれ切断したのち、一対の引き出し部と一対の端子電極とをそれぞれ接続すると好適である。
この場合、バレル研磨によりダメージを受けた引き出し部の端部を切断し、新たに露出した端面を端子電極に接続することになる。よって、引き出し部と端子電極とにおいて良好な接続を得ることができる。
本発明は圧粉成形体と、圧粉成形体の表面に形成された一対の端子電極と、を備える電子部品の製造方法であって、磁性粉末と、磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料を圧粉成形することにより、対向する一対の端面と、一対の端面を連結すると共に一対の端子電極が設けられる周側面と、を有する成形体を得ると共に、圧粉成形体の周側面に、複数の粒子が圧潰されて磁性粉末が一体化してなる一体化領域を形成する成形工程と、一体化領域の一部を除去することにより、絶縁材によって互いに絶縁された粒子を露出させて当該粒子からなる粒状領域を形成すると共に、一体化領域を分断する加工工程と、周側面に一対の端子電極を設ける端子形成工程と、を有し、成形工程で形成された一体化領域は、周側面の一方の端面側の縁から周側面の他方の端面側の縁まで延びており、加工工程で露出した粒状領域は、周側面の一方の端面側の縁から周側面の他方の端面側の縁まで延びており、端子形成工程では、端子電極と端子電極との間に粒状領域が位置するように端子電極を設けることを特徴とする。
この製造方法では、一対の端子電極が設けられる周側面に、一体化領域を形成する。一体化領域は、磁性粉末の複数の粒子が圧潰されてなる領域であるため、平坦で光沢を有している。このような領域を圧粉成形体の周側面に形成することにより、圧粉成形体は外観に優れたものとなる。また一体化領域は、一部が除去されることにより、分断された状態になる。また、分断された一体化領域と一体化領域との間には、互いに絶縁された粒子からなる粒状領域が形成されるので、一体化領域同士は絶縁されることとなる。また、粒状領域は端子電極と端子電極との間に位置しているので、端子電極と端子電極との間において、一体化領域同士を絶縁することができる。よって、一体化領域を介して端子電極同士がショートしてしまうことを抑制できる。
また、コイル部と、コイル部から引き出された一対の引き出し部と、を有する導体を準備する準備工程を有し、成形工程では、材料にコイル部を埋設した状態で材料を圧粉成形し、一対の引き出し部が露出した圧粉成形体を得ると好適である。
この場合、圧粉成形体の内部にコイル部が埋設されたコイル部品を製造することができる。
本発明によれば、外観を損なうことなく絶縁性の低下が抑制された電子部品を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るコイル部品の好適な実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明に係る電子部品の第1実施形態について説明する。本実施形態に係る電子部品はコイル部品であって、ノート型パーソナルコンピュータ等の電子機器のCPU周辺回路に適用され、所定の周波数(例えば数百Hz)の交流電流が印加されるものである。図1は、本実施形態に係るコイル部品C1の斜視図である。図1に示すように、コイル部品C1は、成形体(圧粉成形体)10と、導体20と、端子金具(端子電極)30,32とを備えている。
まず、本発明に係る電子部品の第1実施形態について説明する。本実施形態に係る電子部品はコイル部品であって、ノート型パーソナルコンピュータ等の電子機器のCPU周辺回路に適用され、所定の周波数(例えば数百Hz)の交流電流が印加されるものである。図1は、本実施形態に係るコイル部品C1の斜視図である。図1に示すように、コイル部品C1は、成形体(圧粉成形体)10と、導体20と、端子金具(端子電極)30,32とを備えている。
成形体10は、磁性粉末と磁性粉末の粒子を覆う絶縁材とを含む材料を圧粉成形したものである。磁性粉末としては、加圧により変形するものが用いられ、Fe、Fe−Ni合金、Fe−Si合金、Fe−Ni−Co−Si等の強磁性金属粉末やフェライト粉末を用いることができる。特に、強磁性金属粉末はフェライト粉末と比べて飽和磁束密度が大きく、直流重畳特性が高磁界まで保たれるため、好適である。絶縁材としては、各種無機材料及び有機材料から少なくとも一種を適宜選択して用いることができ、例えば、水ガラス、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、金属酸化物粒子などから選択することができる。特に、フェノール樹脂及びシリコーン樹脂のいずれか少なくとも一方を用いることが好ましく、かかる樹脂に加えて金属酸化物粒子を用いることがより好ましい。また、絶縁材の混合割合は、磁性粉末に対する重量比率で1〜8%とすることが好ましい。これは、絶縁材の重量比率を8%より多くすると、得られる成形体10の透磁率が低下して大きなインダクタンス値を得ることが難しくことと、絶縁材の重量比率を1%未満にすると、磁性粉末の粒子同士の絶縁が不十分となり、成形体10における磁芯としての特性が大幅に低下することによる。本実施形態では、磁性粉末として粒径15μmのFe−Ni−Co−Si粉末を用い、絶縁材としてエポキシフェノールを用いることとする。エポキシフェノールの混合割合は、Fe−Ni−Co−Siの磁性粉末に対する重量比率で1.5〜2.0%とする。
成形体10は、実装基板上に載置される実装面101と、実装面101に対向する対向面102と、実装面101に直交する側面104,105と、側面104,105に対向する側面108,109と、を有している。側面104と側面105との間は面取りがなされており、これによって側面104と側面105との間に側面106が形成されている。側面108と側面109との間も面取りがなされており、これによって側面108と側面109との間に側面110が形成されている。成形体10では、実装面101及び対向面102が一対の端面となり、側面104〜106,108〜110が一対の端面101,102を連結する周側面となっている。
成形体10の対向面102には、凹部103,107が形成されている。凹部103は、側面104と対向面102とによって形成される稜線から対向面102の中心に向かって形成されている。凹部107は、側面108と対向面102とによって形成される稜線から対向面102の中心に向かって形成されている。
成形体10には、端子金具30,32が設けられている。端子金具30は、基部301と、接合部302と、一方の挟持部303と、他方の挟持部304とを有している。基部301は成形体10の側面104に沿って配置されている。接合部302は、基部301から延び、成形体10の側面106に沿って配置されている。接合部302には融合部302aが形成されており、この融合部302aにおいて後述する導体20の一方の引き出し部202と端子金具30とが溶接接合されている。挟持部303は、基部301から延び、成形体10の対向面102に形成された凹部103に沿って配置されている。挟持部304は、基部301から延び、実装面101に沿って配置されている。
端子金具32は、端子金具30と同様に、基部(図示せず)と、接合部(図示せず)と、一方の挟持部323と、他方の挟持部(図示せず)とを有している。端子金具32の基部は成形体10の側面108に沿って配置されている。端子金具32の接合部は、端子金具32の基部から延び、成形体10の側面110に沿って配置されている。接合部には融合部(図示せず)が形成されており、この融合部において後述する導体20の他方の引き出し部203と端子金具32とが溶接接合されている。端子金具32の一方の挟持部323は、端子金具32の基部から延び、成形体10の対向面102に形成された凹部107に沿って配置されている。端子金具32の他方の挟持部は、基部301から延び、実装面101に沿って配置されている。
成形体10の側面104〜106,108〜110には、磁性粉末の粒子が圧潰されて磁性粉末が一体化してなる一体化領域が点在している。図2は、成形体10の側面104〜106,108〜110の表面状態を示す図である。図2に示すように、一体化領域R1は表面が滑らかで不規則な大きさを有している。一体化領域R1同士は離間しており、一体化領域R1と一体化領域R1との間には、粒状領域P1が形成されている。粒状領域P1は、磁性粉末の粒子が互いに絶縁された領域であって、より具体的には、絶縁材によってコーティングされた粒子が圧潰されずに存在する領域である。この粒状領域P1があるために、一体化領域R1同士は互いに絶縁されることになる。
コイル部201は、導体20をエッジワイズ巻きした空芯コイルである。コイル部201の軸は垂直な方向(側面104,105に沿う方向)に対して傾斜している。垂直な方向に対するコイル部201の軸の傾斜角度は、4〜15度が好適である。コイル部201の巻き始めと巻き終わりとは、垂直な方向からみてほぼ同じ高さ位置となっている。
コイル部201の巻き始め及び巻き終わりからはそれぞれ引き出し部202,203が延びており、一方の引き出し部202の端部は成形体10の側面106から導出され、他方の引き出し部203の端部は成形体10の側面110から導出されている。側面106,110それぞれにおける引き出し部202,203の導出位置は、コイル部201の巻き始め及び巻き終わりとほぼ同じ高さとなっている。このため、引き出し部202,203は曲げのない状態で成形体10の側面106,110からそれぞれ導出されることとなる。
引き続いて、コイル部品C1の製造方法について図3〜5を参照しながら説明する。図3は、製造工程を示すフローチャートである。図4は、導体20を準備する工程を説明するための図である。図5は、図2の後であって加圧工程を説明するための図である。図6は、加圧工程を経て形成された成形体10を示す上面図である。
まず、コイル部201と引き出し部202,203とを有する導体20を準備する(準備工程、図3のステップS01)。より具体的には、図4(a)に示すように、導体20をエッジワイズ巻きしてコイル部201と引き出し部202,203とを形成する。続いて、図4(b)に示すように、コイル部201の両端から延びる引き出し部202,203に回転砥石Sを当てて、引き出し部202,203の被覆を剥離する。
被覆を剥離した後、図4(c)に示すように、引き出し部202を水平に保ったまま、コイル部201の軸を4〜15度、傾斜させる。この状態でコイル部201の軸方向から見ると、図4(d)に示すようになっている。
以上のようにして、コイル部201と引き出し部202,203とを有する導体20が準備される。
続いて、図5に示すように、金型Dに導体20を入れる(図3のステップS02)。より具体的には、ダイD1と下型D2とで形成されるキャビティ内に、コイル部201を配置させる。このとき、引き出し部202,203の端部はダイD1によってそれぞれ把持される。
コイル部201の配置後、磁性粉末と絶縁材とを混合してなる材料をキャビティ内に供給し、コイル部201をかかる材料に埋設させる(図3のステップS03)。コイル部201を磁性粉末と絶縁材とを混合してなる材料に埋設させた状態で、下型D2と上型D3とを互いに近づく方向に移動させて加圧し、かかる材料を圧粉成形する(成形工程、図3のステップS04)。
加圧時、ダイD1の内周面付近にある磁性粉末の粒子は、ダイD1の内周面に押し付けられて潰れる。潰れた複数の粒子は、互いに接触したり重なったりする。これにより、磁性粉末が一体化してなる一体化領域が形成される。一体化領域は、ダイD1の内周面全体に沿って層状に形成され、図2に示す一体化領域R1同様に、平坦で光沢を有している。
以上の工程により、図6に示すように、コイル部201を内包した成形体10ができる。成形体10の実装面101は下型D2の端面によって形成され、成形体10の対向面102は上型D3の端面によって形成される。そして、側面104〜106,108〜110はダイD1の内周面によって形成される。よって、側面104〜106,108〜110は、層状の一体化領域R1からなる面となる。成形体10の側面106,110からは、一対の引き出し部202,203が露出している。
次に、成形体10を金型Dから取り出し、成形体10の表面を加工する(加工工程、図3のステップS05)。より具体的には、層状になった一体化領域の一部を除去することにより、一体化領域の層の下に存在する、絶縁材によって互いに絶縁された、圧潰されていない粒子を部分的に露出させる。これは、成形体10をバレル研磨することによって実現される。本実施形態では、例えば直径2mmのジルコニアボールをメディアとし、2〜3分間の間にバレルを1000回転させることとする。バレル研磨を用いることにより、いちどきに複数の成形体10を処理することができる。
加工工程は、一体化領域の層の一部を除去するものであって、一体化領域R1の層を全て除去するものでない。この工程により、成形体10の側面104〜106,108〜110には、一体化領域R1が点在することになり、一体化領域R1と一体化領域R1との間には、絶縁材によって互いに絶縁された粒子からなる粒状領域P1が形成される。
バレル研磨後、成形体10に一対の端子金具30,32を設けて、導体20の一対の引き出し部202,203と一対の端子金具30,32とをそれぞれ接続する(端子形成工程、図3のステップS06)。より具体的には、成形体10の側面106,110から露出する引き出し部202,203の端部を切断し、引き出し部202,203から新たな端面を露出させる。引き出し部202,203の切断後、成形体10の図1に示す位置に端子金具30,32を取り付ける。そして、端子金具30の接合部302と、導体20の一方の引き出し部202の新たな端面とをアーク溶接し、融合部302aを形成する。同様に、端子金具32の接合部(図示せず)と、導体20の他方の引き出し部203の新たな端面とをアーク溶接する。
以上の工程を経て、コイル部品C1が完成する。
上述したように、本実施形態のコイル部品C1によれば、成形体10の側面104〜106,108〜110に一体化領域R1が形成されている。一体化領域R1は、磁性粉末の複数の粒子が圧潰されてなる領域であるため、平坦で光沢を有している。このような領域を有する成形体10は、外観に優れたものとなる。また、一体化領域R1は、側面104〜106,108〜110全体に連続形成されるのではなく、点在となっている。つまり、一体化領域R1同士は離間しており、一体化領域R1と一体化領域R1との間に位置する粒状領域P1が、一体化領域R1間の導通を防ぐ。よって、成形体10の絶縁性を向上することができ、端子金具30,32が一体化領域R1を介して電気的に接続されてしまうことを抑制できる。
また、本実施形態のコイル部品C1では、端子金具30,32の取り付けをバレル研磨後に行う。そのため、バレル研磨によって端子金具30,32が損傷してしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態のコイル部品C1では、バレル研磨後、一対の引き出し部の端部を切断し、引き出し部202,203から新たな端面を露出させる。バレル研磨によりダメージを受けた引き出し部の端部を切断し、新たに露出した端面を端子金具30,32に接続するため、引き出し部202,203と端子金具30,32とが良好に接続される。
(第2実施形態)
続いて、本発明に係る電子部品の第2実施形態について図7を用いて説明する。なお、、第1の実施形態と同一の構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
続いて、本発明に係る電子部品の第2実施形態について図7を用いて説明する。なお、、第1の実施形態と同一の構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る電子部品C2の斜視図である。本実施形態に係る電子部品はコイル部品であって、第1実施形態のコイル部品C1の側面104〜106,108〜110に対応する側面204〜206,208〜210を有している。本実施形態に係るコイル部品C2の側面204〜206,208〜210は、コイル部品C1の側面104〜106,108〜110と表面状態が相違している。
コイル部品C2の側面204〜206,208〜210それぞれには、磁性粉末の複数の粒子が圧潰されて磁性粉末が一体化してなる複数(本実施形態では2つ)の一体化領域R2,R3が形成されている。一方の一体化領域R2は、側面205と、側面206と、側面204と、側面209とに連続形成されている。一方の一体化領域R2は、側面204〜206,209の実装面101側の縁から側面204〜206,209の対向面102側の縁までそれぞれ延びている。他方の一体化領域R3は、側面205と、側面208と、側面210と、側面209とに連続形成されている。他方の一体化領域R3は、側面205,208〜210の実装面101側の縁から側面205,208〜210の対向面102側の縁までそれぞれ延びている。
一体化領域R2と一体化領域R3との間には、磁性粉末の粒子が互いに絶縁された状態で存在する粒状領域P2,P3が形成されている(側面208側は図示せず)。粒状領域P2は、側面205において、一体化領域R2と一体化領域R3との間に形成されている。粒状領域P2は、側面205の実装面101側の縁から対向面102側の縁まで延びている。図示しないが、粒状領域P3は、側面208において一体化領域R2と一体化領域R3との間に形成されている。粒状領域P3は、側面208の実装面101側の縁から対向面102側の縁まで延びている。また、粒状領域P2,P3は、端子金具32と端子金具30との間に位置している。
引き続いて、コイル部品C2の製造方法について説明する。コイル部品C2の製造方法は、第1実施形態におけるコイル部品C1の製造方法と、成形体10の表面を加工する工程(加工工程、図3のステップS05)を除いて同一である。ここでは、成形体10の表面を加工する工程についてのみ説明する。
コイル部品C2の製造方法では、成形体10を金型Dから取り出したのち、層状になった一体化領域の一部を除去することにより、一体化領域の層の下に存在する、絶縁材によって互いに絶縁された、圧潰されていない粒子を部分的に露出させる。これは、成形体10の側面205,209の実装面101側の縁から対向面102側の縁まで延びる一部の領域にブラスト処理を施すことにより実現される。この工程により、一体化領域は2つの一体化領域R2,R3に分断され、一体化領域R2,R3の間には、絶縁材によって互いに絶縁された粒子からなる粒状領域P2,P3(P3は図示せず)が形成される。
加工工程後の成形体10は、側面204,206,208,210が滑らかで光沢を有しており、側面205,209も、実装面101側の縁から対向面102側の縁まで延びる一部の領域を除いて滑らかで光沢を有している。側面205,209の一部の領域は、潰れていない磁性粉末の粒子が露出しているため、側面205,209の他の領域と比べて表面が粗く光沢がない。
上述したように、本実施形態のコイル部品C2によれば、成形体10の側面204〜206,208〜210に2つの一体化領域R2,R3が形成されている。一体化領域R2,R3は、磁性粉末の複数の粒子が圧潰されてなる領域であるため、平坦で光沢を有している。このような領域を有する成形体10は、外観に優れたものとなる。また、一体化領域R2,R3は、側面104〜106,108〜110全体に連続形成されるのではなく、絶縁材によって互いに絶縁された粒子からなる粒状領域P2,P3を間に挟んで離間している。そして、粒状領域P2,P3は、端子金具32と端子金具30との間に位置している。これにより、端子金具30と端子金具32との間では、一体化領域R2,R3は絶縁された状態になる。その結果、端子金具30と端子金具32とが一体化領域R2,R3を介して電気的に接続されてしまうことを抑制できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、第1実施形態では、加工工程でバレル研磨を行うとしたが、バレル研磨の代わりにブラスト処理や薬液によるエッチング処理等を行うとしても良い。また、第2実施形態では、加工工程でブラスト処理を行うとしたが、ブラスト処理の代わりに、切削、サンドペーパーによる研磨、薬液によるエッチング処理等を行うとしても良い。
また、成形体10は、第1実施形態で示したものに限られない。例えば、断面E型であって、コイルが内部に配置されていないもの(E型コアと呼ばれる)であっても良い。
C1,C2…コイル部品(電子部品)、10…成形体、20…導体、30,32…端子金具(端子電極)、101…実装面(端面)、102…対向面(端面)、201…コイル部、202,203…引き出し部、104〜106,108〜110,204〜206,208〜210…側面(周側面)、P1,P2…粒状領域、R1〜R3…一体化領域。
Claims (10)
- 磁性粉末と、前記磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料からなる圧粉成形体を備え、
前記圧粉成形体は、対向する一対の端面と、前記一対の端面を連結すると共に一対の端子電極が設けられる周側面とを有し、
前記周側面には、複数の前記粒子が圧潰されて前記磁性粉末が一体化してなる一体化領域が点在していることを特徴とする電子部品。 - 磁性粉末と、前記磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料からなる圧粉成形体を備え、
前記圧粉成形体は、対向する一対の端面と、前記一対の端面を連結すると共に一対の端子電極が設けられる周側面とを有し、
前記周側面には、複数の前記粒子が圧潰されて前記磁性粉末が一体化してなると共に一方の前記端面側の縁から他方の前記端面側の縁まで延びる一体化領域が複数形成され、
前記一体化領域同士は、前記絶縁材によって互いに絶縁された前記粒子からなると共に一方の前記端面側の縁から他方の前記端面側の縁まで延びる粒状領域を間に挟むことにより離間され、
前記粒状領域は、前記端子電極と前記端子電極との間に位置していることを特徴とする電子部品。 - コイル部と、前記コイル部から引き出された一対の引き出し部と、を有する導体を備え、
前記コイル部は前記圧粉成形体の内部に配置され、
前記一対の引き出し部は、前記圧粉成形体の内部から引き出されて前記一対の端子電極にそれぞれ接続されることを特徴とする請求項1又は2記載の電子部品。 - 圧粉成形体を備える電子部品の製造方法であって、
磁性粉末と、前記磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料を圧粉成形することにより、対向する一対の端面と、前記一対の端面を連結すると共に一対の端子電極が設けられる周側面と、を有する成形体を得ると共に、前記圧粉成形体の周側面に、複数の前記粒子が圧潰されて前記磁性粉末が一体化してなる一体化領域を形成する成形工程と、
前記一体化領域の一部を除去することにより、前記絶縁材によって互いに絶縁された前記粒子を露出させて当該粒子からなる粒状領域を形成すると共に、前記一体化領域を点在させる加工工程と、
を有することを特徴とする電子部品の製造方法。 - 前記加工工程では、バレル研磨により前記一体化領域の一部を除去することを特徴とする請求項4記載の電子部品の製造方法。
- コイル部と、前記コイル部から引き出された一対の引き出し部と、を有する導体を準備する準備工程を有し、
前記成形工程では、前記材料に前記コイル部を埋設した状態で前記材料を圧粉成形し、前記一対の引き出し部が露出した前記圧粉成形体を得ることを特徴とする請求項5記載の電子部品の製造方法。 - 前記加工工程を経た前記圧粉成形体の前記周側面に前記一対の端子電極を設け、前記一対の引き出し部と前記一対の端子電極とをそれぞれ接続する端子形成工程を有することを特徴とする請求項6記載の電子部品の製造方法。
- 前記端子形成工程では、前記圧粉成形体から露出した前記一対の引き出し部の端部をそれぞれ切断したのち、前記一対の引き出し部と前記一対の端子電極とをそれぞれ接続することを特徴とする請求項7記載の電子部品の製造方法。
- 圧粉成形体と、前記圧粉成形体の表面に形成された一対の端子電極と、を備える電子部品の製造方法であって、
磁性粉末と、前記磁性粉末の粒子を覆う絶縁材と、を含む材料を圧粉成形することにより、対向する一対の端面と、前記一対の端面を連結すると共に一対の端子電極が設けられる周側面と、を有する成形体を得ると共に、前記圧粉成形体の周側面に、複数の前記粒子が圧潰されて前記磁性粉末が一体化してなる一体化領域を形成する成形工程と、
前記一体化領域の一部を除去することにより、前記絶縁材によって互いに絶縁された前記粒子を露出させて当該粒子からなる粒状領域を形成すると共に、前記一体化領域を分断する加工工程と、
前記周側面に一対の端子電極を設ける端子形成工程と、
を有し、
前記成形工程で形成された前記一体化領域は、前記周側面の一方の前記端面側の縁から前記周側面の他方の前記端面側の縁まで延びており、
前記加工工程で露出した前記粒状領域は、前記周側面の一方の前記端面側の縁から前記周側面の他方の前記端面側の縁まで延びており、
前記端子形成工程では、前記端子電極と前記端子電極との間に前記粒状領域が位置するように前記端子電極を設けることを特徴とする電子部品の製造方法。 - コイル部と、前記コイル部から引き出された一対の引き出し部と、を有する導体を準備する準備工程を有し、
前記成形工程では、前記材料に前記コイル部を埋設した状態で前記材料を圧粉成形し、前記一対の引き出し部が露出した前記圧粉成形体を得ることを特徴とする請求項4又は9記載の電子部品の製造方法。
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