JP2010084917A - 車両用トランスミッション - Google Patents

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Abstract

【課題】入力側の3速ギヤまたは4速ギヤに歯研磨を施すことのできる車両用トランスミッションを提供する。
【解決手段】インプットシャフト20に設けた入力側変速ギヤ列30の両端に1速ギヤ31および2速ギヤ32がそれぞれ配置され、4速ギヤに歯研磨を施す場合は、中央に配置される3速ギヤ33と5速ギヤ35を一体構造体とし、4速ギヤ34を互いに分離した独立ギヤにより形成する。3速ギヤに歯研磨を施す場合は、4速ギヤ34と5速ギヤ35を一体構造体とし、3速ギヤ33を独立ギヤにより形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、一体構造体のギヤを備えた多段変速の車両用トランスミッションに関するものである。
常時噛合式6段変速の自動二輪車用トランスミッションでは、入力側回転軸の両端に1速ギヤ・2速ギヤがそれぞれ配置される。また、入力側回転軸の中央寄りに3速ギヤ・4速ギヤが配置され、1速ギヤ・2速ギヤと3速ギヤ・4速ギヤとの間に5速ギヤ・6速ギヤが設置される。入力側回転軸に設置される3速ギヤ・4速ギヤは一体構造とされるものがある(特許文献1)。
特開2008−74286号公報
ギヤの精度を向上させつつ、走行騒音を改善するために、ギヤの歯面に研磨仕上げ(歯研磨)を施すことがある。上述した従来のトランスミッションでは、入力側の3速ギヤと4速ギヤが一体構造となっているので、3速ギヤと4速ギヤのうち一方を研磨しようとしても、他方のギヤが邪魔になって歯研磨を施すことが難しい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、入力側の3速ギヤまたは4速ギヤに歯研磨を施すことのできる車両用トランスミッションを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用トランスミッションは、回転軸に設けた変速歯車列の両端に1速ギヤおよび2速ギヤがそれぞれ配置され、中央に配置される2つのギヤが一体構造体である多段変速の車両用トランスミッションであって、3速ギヤまたは4速ギヤを、互いに分離した独立ギヤにより形成している。ここで、「中央に配置される」とは、回転軸の軸方向における中央部に配置されるという意味ではなく、複数のギヤを有するギヤ列における、両端の2つのギヤの間に配置されるという意味である。
この構成によれば、市街地などの中低速での走行に用いられる可能性が高い3速ギヤまたは4速ギヤにも歯研磨を施すことが可能となり、走行騒音を低減できる。また、独立ギヤである3速ギヤまたは4速ギヤは、軸方向の幅を大きくできるので、ギヤの変形が少なく片当たりを防いで、走行騒音をさらに抑えることができる。
本発明において、前記4速ギヤを、前記一体構造体とは異なる独立ギヤとして、前記1速ギヤと前記一体構造体との間に配置するのが好ましい。この構成によれば、入力側1速ギヤと噛み合う出力側の1速ギヤは大径であるので、出力側の4速ギヤを出力側1速ギヤにドグ連結させ易くなる。
本発明において、前記3速ギヤと5速ギヤが一体構造体であることが好ましい。この構成によれば、入力側の4速ギヤに歯研磨を施すことが可能となり、効果的に走行騒音を低減できる。また、一般的に、4速ギヤは5速ギヤに比べて伝達力が大きいから、高い強度が要求されるが、4速ギヤを独立ギヤとすることで、十分なギヤ幅を確保できるので、4速ギヤの材質や熱処理のグレードを落としたり、ハードショットピーニングなどの表面処理を省略したりすることでコストダウンを図ることができる。さらに、3速ギヤと4速ギヤを一体構造体とする場合に比べて、両ギヤの直径の差が大きくなるので、径の大きい5速ギヤを歯研磨し易くなる。
本発明の車両用トランスミッションによれば、3速ギヤまたは4速ギヤを独立ギヤにしているので、入力側の3速ギヤまたは4速ギヤにも歯研磨を施すことが可能となり、3速ギヤまたは4速ギヤ使用時において、走行騒音を効果的に低減できる。また、独立ギヤである3速ギヤまたは4速ギヤは、歯幅寸法を大きくできるので、ギヤの変形が少なく片当たりを防いで、走行騒音をさらに抑えることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、この明細書において車体の左側および右側はライダーが乗車した状態からみた左右をいう。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用トランスミッションを備えた自動二輪車を示す側面図である。同図に示す自動二輪車は、車体フレームFRの前半部を構成するメインフレーム1の前端にヘッドパイプ2が取り付けられ、このヘッドパイプ2にアッパーブラケット3Aおよびロワーブラケット3Bを介してフロントフォーク4が左右回動自在に支持され、フロントフォーク4の下端部に前輪5が支持されている。また、アッパーブラケット3Aにはハンドル20が取り付けられている。メインフレーム1の後端下部には、スイングアームブラケット6が形成され、このスイングアームブラケット6に、スイングアーム7が、前端部のピボット軸8を介して上下揺動自在に支持されている。このスイングアーム7の後端部には後輪9が支持されている。前記メインフレーム1の後部に連結されたシートレール10が車体フレームFRの後半部を構成している。メインフレーム1の中央下部には4サイクルエンジンEが支持されている。また、前記エンジンEのシリンダヘッド12に形成された複数の排気ポート13にはそれぞれ排気管14が接続され、排気管14の後端部にサイレンサ17が接続されている。
前記シートレール10にはライダー用シート18と同乗者用シート19が支持されている。前記メインフレーム1の上部、つまり、車体上部で、前記ハンドル20とライダー用シート18との間には、燃料タンク21が取り付けられている。また、車体前部に、前記ハンドル20の前方から車体前部の側方にかけての部分を覆う樹脂製のカウリング11が装着されている。回転軸であるクランク軸15を有するエンジンEおよびトランスミッションTは、クランクケースと一体化されたロワケースLC、およびシリンダブロックと一体化されたアッパケースUCからなるエンジンケースECを有している。
エンジンケースEC内に、図2に示すように、クランク軸15(図1)の後方に平行配置された、トランスミッションTのインプットシャフト22と、インプットシャフト22の後方に平行配置されたアウトプットシャフト24とが配置され、各シャフト22、24にそれぞれ、入力側変速ギヤ列30および出力側変速ギヤ列40が装着され、さらに、入力側シフトフォーク38および出力側シフトフォーク48,49が配置されている。インプットシャフト22およびアウトプットシャフト24は、エンジンケースECに回転自在に支持されている。
入力側回転軸であるインプットシャフト22には、動力伝達および遮断を行う公知のクラッチ26が装着されており、エンジンEのクランクシャフト15(図1)からクラッチ26を介してインプットシャフト22に回転動力が伝達される。インプットシャフト22の回転動力は変速ギヤ列30,40を介して、出力側回転軸であるアウトプットシャフト24に伝達される。アウトプットシャフト24の回転動力はチェーン、ベルトまたはドライブシャフト等の動力伝達手段(図示せず)を介して後輪9(図1)に伝達される。
本実施形態では、トランスミッションTは、常時噛合式6段変速で、入力側変速ギヤ列30は、1速(LOW)ギヤ31、2速ギヤ32、3速ギヤ33、4速ギヤ34、5速ギヤ35および6速(TOP)ギヤ36からなり、出力側変速ギヤ列40は、1速(LOW)ギヤ41、2速ギヤ42、3速ギヤ43、4速ギヤ44、5速ギヤ45および6速(TOP)ギヤ46からなる。入力側の1〜6速ギヤ31〜36が、出力側の1〜6速ギヤ41〜46に、それぞれ噛み合う。ここで、m>nとすると、n速ギヤが噛み合った動力状態は、m速ギヤが噛み合った動力状態に比べて、減速比が小さい。すなわち、1速から6速になるにつれて、入出力側ギヤの歯数が順次小さくなる。
回転軸であるインプットシャフト22に設けた入力側変速ギヤ列30における軸線方向一端、本実施形態では右端に1速ギヤ31が、他端、本実施形態では左端に2速ギヤ32が、中央の右側に3速ギヤ33が、中央の左側に5速ギヤ35が、1速ギヤ31と3速ギヤ33の間に4速ギヤ34が、2速ギヤ32と5速ギヤ35の間に6速ギヤ36が、それぞれ設置されている。3速ギヤ33と5速ギヤ35は一体構造体とされている。具体的には、軸方向に並んだ3速ギヤ33と5速ギヤ35とが、その間の環状の連結部によって連結して一体化されている。その連結部には、後述するシフトフォーク38に連通するオイル通路37が形成され、一体構造化された3速ギヤ33と5速ギヤ35が、インプットシャフト22の軸方向に移動する移動歯車体を構成している。一体構造体のギヤは、鍛造により大まかな外形が形成され、その後切削加工、研削加工により成形される。入力側の4速ギヤ34は、3速ギヤ33から分離した独立ギヤになっている。
1速ギヤ31は、インプットシャフト22に一体に固定され、2速ギヤ32および一体構造の3、5速ギヤ33,35は、インプットシャフト22に相対回転不能にスプライン嵌合され、4速ギヤ34および6速ギヤ36は、すべり軸受28を介してインプットシャフト22に、軸方向の移動が阻止された状態で相対回転自在に装着されている。3速ギヤ33、4速ギヤ34、5速ギヤ35および6速ギヤ36はそれぞれ、連結用のドグ33a,34a,35a,および36aを有している。3速ギヤ33と5速ギヤ35の間にシフトフォーク38が配置され、シフトフォーク38をインプットシャフト22の軸心22cに沿って移動させるフォーク操作により、移動歯車体である3、5速ギヤ33,35を移動させて、上記ドグ33a,34a,35a,36aを連結することで、3速ギヤ33と4速ギヤ34、または5速ギヤ35と6速ギヤ36を連結する。
出力側変速ギヤ列40においても、上述の入力側変速ギヤ列30のギヤに対応する位置に、1〜6速ギヤ41〜46が配置され、対応する入力側のギヤと噛み合っている。出力側変速ギヤ列40における各ギヤ41〜46は全て独立ギヤとなっている。1速ギヤ41、2速ギヤ42、3速ギヤ43および5速ギヤ45は、すべり軸受28を介してアウトプットシャフト24に、軸方向の移動が阻止された状態で相対回転自在に装着され、4速ギヤ44および6速ギヤ46は、アウトプットシャフト24に相対回転不能にスプライン嵌合されている。
4速ギヤ44は、軸方向の両端に、1速ギヤ41にドグ連結するためのドグ44aと、3速ギヤ43にドグ連結するためのドグ44bとを有し、6速ギヤ46は、軸方向の両端に、2速ギヤ42にドグ連結するためのドグ46aと、5速ギヤ45にドグ連結するためのドグ46bとを有している。1速ギヤ41は、ドグ44aが連結される連結凹所41aを有し、2速ギヤ42、3速ギヤ43および5速ギヤ45は、ドグ46a、44bおよび46bが連結される貫通した連結孔42a、43aおよび45aをそれぞれ有している。
4速ギヤ44のドグ44aと44bの間、および6速ギヤ46のドグ46aと46bの間にそれぞれ、シフトフォーク48、49が配置されている。シフトフォーク48をアウトプットシャフト24の軸心24cに沿って移動させるフォーク操作により、4速ギヤ44を移動させて、4速ギヤ44が1速ギヤ41または3速ギヤ43にドグ連結され、シフトフォーク49のフォーク操作により、6速ギヤ46を移動させて、6速ギヤ46が2速ギヤ42または5速ギヤ45にドグ連結されるようになっている。
つまり、入力側のシフトフォーク38を右側にシフトすると、移動歯車体である3速、5速ギヤ33,35と4速ギヤ34とが連結され、左側にシフトすると、3速、5速ギヤ33,35と6速ギヤ34とが連結され、シフトフォーク38が中立位置のときは、いずれのギヤも連結されていない状態になる。出力側のシフトフォーク48を右側にシフトすると、4速ギヤ44と1速ギヤ41とが連結され、左側にシフトすると、4速ギヤ44と3速ギヤ43とが連結され、シフトフォーク48が中立位置のときは、4速ギヤ44は、いずれのギヤにも連結されていない状態になる。シフトフォーク49を右側にシフトすると、6速ギヤ46と5速ギヤ45とが連結され、左側にシフトすると、6速ギヤ46と2速ギヤ42とが連結され、シフトフォーク49が中立位置のときは、6速ギヤ46は、いずれのギヤにも連結されていない状態になる。
本実施形態のトランスミッションTの動作について、図3を参照しながら説明する。図3で1速が選択された場合、シフトフォーク48が図2の右側へ移動して、出力側4速ギヤ44が1速ギヤ41にドグ連結される。シフトフォーク38,49は中立位置にある。これにより、インプットシャフト22に一体形成された入力側1速ギヤ31から出力側1速ギヤ41を介して、アウトプットシャフト24にスプライン結合された4速ギヤ44により、回転動力がアウトプットシャフト24に伝達される。
図3で2速が選択された場合、図2のシフトフォーク49が左側へ移動して、出力側6速ギヤ46が2速ギヤ42にドグ連結される。シフトフォーク38,48は中立位置にある。これにより、インプットシャフト22にスプライン結合された入力側2速ギヤ32から出力側2速ギヤ42を介して、アウトプットシャフト24にスプライン結合された6速ギヤ46により、回転動力がアウトプットシャフト24に伝達される。
図3で3速が選択された場合、図2のシフトフォーク48が左側へ移動して、出力側4速ギヤ44が3速ギヤ43にドグ連結される。シフトフォーク38,49は中立位置にある。これにより、インプットシャフト22にスプライン結合された入力側3速ギヤ33から出力側3速ギヤ43を介して、アウトプットシャフト24にスプライン結合された4速ギヤ44により、回転動力がアウトプットシャフト24に伝達される。
図3で4速が選択された場合、図2のシフトフォーク38が右側へ移動して、入力側3速ギヤ33と4速ギヤ34が連結される。シフトフォーク48,49は中立位置にある。これにより、インプットシャフト22にスプライン結合された入力側3速ギヤ33に連結された4速ギヤ34から、アウトプットシャフト24にスプライン結合された4速ギヤ44により、回転動力がアウトプットシャフト24に伝達される。
図3で5速が選択された場合、図2のシフトフォーク49が右側へ移動して、出力側6速ギヤ46が5速ギヤ45にドグ連結される。シフトフォーク38,48は中立位置にある。これにより、インプットシャフト22にスプライン結合された入力側5速ギヤ35から出力側5速ギヤ45を介して、アウトプットシャフト24にスプライン結合された6速ギヤ46により、回転動力がアウトプットシャフト24に伝達される。
図3で6速が選択された場合、図2のシフトフォーク38が左側へ移動して、入力側5速ギヤ35と6速ギヤ36が連結される。シフトフォーク48,49は中立位置にある。これにより、インプットシャフト22にスプライン結合された入力側5速ギヤ35に連結された6速ギヤ36から、アウトプットシャフト24にスプライン結合された6速ギヤ46により、回転動力がアウトプットシャフト24に伝達される。
上記構成において、入力側の4速ギヤ34を独立ギヤとしたことで、入力側の4速ギヤ34のみに歯研磨を施すことが可能となり、その結果、走行騒音を効果的に低減できる。しかも、4速ギヤ34のインプットシャフト22への装着前、装着後のいつでも歯研磨を施すことができる。
出力側の1速ギヤ41は大径であるのに対し、4速ギヤ44を1速ギヤ41の隣に配置したから、出力側の4速ギヤ44のドグ44aを径方向外方寄りに配置することでドグ連結させ易くなる。また、一般的に、入力側の4速ギヤ34は5速ギヤ35に比べて伝達力が大きい分だけ高い強度が要求されるが、入力側の4速ギヤ34を独立ギヤとすることで、十分な軸方向の幅を確保しやすくなるので、4速ギヤ34の材質や熱処理のグレードを落としたり、ハードショットピーニングなどの表面処理を省略したりすることでコストダウンを図ることができる。独立である入力側4速ギヤ34は軸方向の幅を大きくできるので、それに応じて出力側の4速ギヤ44スプライン幅を広くできるから、ギヤの変形が少なく片当たりを防いで、走行騒音をさらに抑えることができる。
上記第1実施形態では、入力側の4速ギヤ34が独立ギヤとなっているが、3速ギヤ33を独立ギヤとしてもよい。その場合、4速ギヤ34と5速ギヤ35が一体構造となり、1速ギヤ31と4速ギヤ34の間に3速ギヤ33が配置される。
図4は、他の実施態様に係るトランスミッション50の水平断面図である。この実施態様では、入力側、出力側変速ギヤ列60、70の各列における右端に1速ギヤ61、71が、左端に2速ギヤ62、72が、中央の右側に3速ギヤ63、73が、中央の左側に4速ギヤ64,74が、1速ギヤ61、71と3速ギヤ63、73の間に5速ギヤ65,75が、2速ギヤ62、72と4速ギヤ64,74の間に6速ギヤ66、76が、それぞれ設置されており、入力側の3速ギヤ63と4速ギヤ64は一体構造とされている。入力側の4速ギヤ64は3速ギヤ63よりも大径である。
図5は、一体構造の入力側3速ギヤ63および4速ギヤ64を3速ギヤ側から視た正面図である。図5に示すように、3速ギヤ63と4速ギヤ64の歯数が一致している。つまり、モジュールを異ならせて、3速ギヤ63の山部63a、谷部63bそれぞれのピッチおよび周方向の位相を、4速ギヤ64の山部64a、谷部64bそれぞれのピッチおよび位相と一致させている。具体的には、3速ギヤのモジュールよりも4速ギヤのモジュールを大きく設定している。
上記実施態様によれば、一体構造の入力側3速ギヤ63と4速ギヤ64の歯数および位相が同じであるので、軸方向から見て3速ギヤ63と4速ギヤ64の周方向位置が重なる形となるから、小径の3速ギヤ63が邪魔になることなく、大径の4速ギヤ64に歯研磨を施すことが可能となり、走行騒音を低減できる。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、図2の実施形態では、5速ギヤ35と4速ギヤ34とを一体構造体としたが、6速ギヤ36と4速ギヤ34、あるいは6速ギヤ36と3速ギヤ33とを一体構造体としてもよい。また、独立ギヤである4速ギヤ34は1速ギヤ31寄りに配置されているが、2速ギヤ32寄りであってもよい。さらに、本発明は、自動二輪車のほか、三輪車、四輪車などの車両のトランスミッションに広く適用できる。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
本発明の第1実施形態に係る車両用トランスミッションを備えた自動二輪車の側面図である。 同上トランスミッションを示す水平断面図である。 同上トランスミッションのシフトフォークの動作説明図である。 他の実施態様に係る車両用トランスミッションの断面図である。 同上トランスミッションの一体構造のギヤを3速ギヤ側から視た正面図である。
符号の説明
T トランスミッション
22 インプットシャフト
24 アウトプットシャフト
30 入力側変速ギヤ列
31 入力側1速(LOW)ギヤ
32 入力側2速ギヤ
33 入力側3速ギヤ
34 入力側4速ギヤ
35 入力側5速ギヤ
36 入力側6速(TOP)ギヤ
40 出力側変速ギヤ列
41 出力側1速(LOW)ギヤ
42 出力側2速ギヤ
43 出力側3速ギヤ
44 出力側4速ギヤ
45 出力側5速ギヤ
46 出力側6速(TOP)ギヤ

Claims (3)

  1. 回転軸に設けた変速歯車列の両端に1速ギヤおよび2速ギヤがそれぞれ配置され、中央に配置される2つのギヤが一体構造体である多段変速の車両用トランスミッションであって、
    3速ギヤまたは4速ギヤを、互いに分離した独立ギヤにより形成した車両用トランスミッション。
  2. 請求項1において、前記4速ギヤを、前記一体構造体とは異なる独立ギヤとして、前記1速ギヤと前記一体構造体との間に配置した車両用トランスミッション。
  3. 請求項1または2において、前記3速ギヤと5速ギヤが一体構造体である車両用トランスミッション。
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