JP2010084474A - 車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置 - Google Patents

車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010084474A
JP2010084474A JP2008256818A JP2008256818A JP2010084474A JP 2010084474 A JP2010084474 A JP 2010084474A JP 2008256818 A JP2008256818 A JP 2008256818A JP 2008256818 A JP2008256818 A JP 2008256818A JP 2010084474 A JP2010084474 A JP 2010084474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push
door
sprocket
pull chain
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008256818A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Teraura
實 寺浦
Chiharu Azuma
千晴 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hi Lex Corp
Original Assignee
Hi Lex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hi Lex Corp filed Critical Hi Lex Corp
Priority to JP2008256818A priority Critical patent/JP2010084474A/ja
Publication of JP2010084474A publication Critical patent/JP2010084474A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【課題】 駆動系の煩雑さを減少し、大きく開閉する跳ね上げ式ドアに対応できる開閉駆動装置を提供する。
【解決手段】一方向に屈曲自在で他方向の屈曲が制限されるプッシュプルチェーン15の一端を跳ね上げ式のドア13のヒンジ12から離れた作動部14に連結すると共に、ドア枠11近辺に前記ヒンジの回動中心と平行の回動中心廻りに回転自在に設けたスプロケット16に噛み合わせ、そのスプロケット16を電磁クラッチ26を介してモータMおよびウォーム減速機Gに連結し、プッシュプルチェーン15の座屈を規制するガイド18をスプロケット15に対向するように設けた車両用の開閉駆動装置10。
【選択図】図1

Description

本発明は車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置に関し、とくに自動車の後部の跳ね上げ式ドアなどに用いられる開閉駆動装置に関する。
特開2004−175211号公報 特開2004−238816号公報 特開平11−117472号公報 特表2007−537403号公報
特許文献1には、図9に示すような、自動車の後部ドア枠101の近辺に配置されるモータMと、そのモータによって回転駆動されるトルクケーブル102と、そのトルクケーブルによって回転する送りネジ103と、その送りネジと螺合するスライダ(ナット)104と、そのスライダを摺動自在に、かつ、回転しないようにガイドするレール105と、スライダ104と跳ね上げ式のドア106との間に介在されるロッド107とからなるパワーリフトゲート100が開示されている。また、ドア106の上部とドア枠101の間には、ドア106の開閉時の重量を軽減し、開いた状態に維持できるガススプリング(ガスダンパ)108が介在されている。
このパワーリフトゲート100は、モータMが回転し、トルクケーブル102を介して送りネジ103を回転させると、スライダ104がレール105に沿って上下に移動する。そしてスライダ104の上下動は、ロッド107を介してドア106を開閉させる。この場合、ガススプリング108がモータMの負担を軽減し、トルクケーブル102が伝えるトルクを軽減する。またトルクケーブル102は可撓性を有し、湾曲した経路に沿って回転力を伝えるので、モータMの取付け位置の選択範囲が広い。
他方、特許文献2には、両側縁のヒンジを中心に回動し、両側縁にガスダンパ(ガススプリング)を設けた窓の下端中心をプッシュプルチェーンで押上げたり引き込んだりして開閉する排煙などの緊急時の窓開閉装置が開示されている。プッシュプルチェーンは片側に屈曲自在で他方向の屈曲が制限されるように各リンクを連結したローラチェーンである。特許文献2では、比較的短い距離を直線状に押し引き駆動するので、プッシュプルチェーンは座屈しない(特許文献2の図3の矢印F参照)。また、回転軸が窓枠に対して略直角のスプロケットによりプッシュプルチェーンを押し引き駆動している。この場合、プッシュプルチェーンの屈曲方向は横方向である。
特許文献3は、特許文献2とほぼ同様の構成の開閉装置を用いた電動天窓を開示している。このものもハウジングに凹状に形成されたチェーン通路の出口がチェーンの押し方向を一方向に規制している(特許文献3の図4参照)。特許文献4には、リンク形状に特徴があるプッシュプルチェーンおよびそれを駆動するアクチュエータが開示されている。
特許文献1のパワーリフトゲート100は、ドア106を開いたとき、2本のガススプリング108がドア106とドア枠101の間に渡され、さらにドア106の片側では、ガススプリング108とヒンジ109の間に、斜め方向にロッド107が介在される。そのため、自動車後部の開口まわりに煩雑な印象を与える。ロッド107による開閉駆動に代えて、特許文献2や特許文献3のようにプッシュプルチェーンを採用することも考えられる。しかし自動車の後部ドアのように大きく開閉するものでは、開閉操作の途中で軸方向に加わる圧縮力により、プッシュプルチェーンが屈曲が規制されていない側に折れ曲がる(座屈が生ずる)可能性があるので、そのままでは採用できない。さらにドアの角度が変化するにつれてプッシュプルチェーンの角度も大きく変化するので、横向きに屈曲するプッシュプルチェーンでは対応が困難である。
本発明はプッシュプルチェーンを動力伝達に用いることにより、駆動系の煩雑さを減少し、しかも大きく開閉するドアに対応できる車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置を提供することを課題としている。
本発明の車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置は、車両の後部ドア枠の上側端にヒンジによって回動自在に連結される車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置であって、一端が前記ヒンジから離れた部位または前記ドアを支えるガスダンパに連結される、一方向に屈曲自在で他方向の屈曲が制限されるプッシュプルチェーンと、前記後部ドア枠近辺に前記ヒンジの回動軸と略平行の回転軸廻りに回転自在に設けられ、前記プッシュプルチェーンと噛み合うスプロケットと、そのスプロケットを往復回転駆動する駆動機構と、前記プッシュプルチェーンのスプロケットと噛み合っている部位とドアへの連結部位との間の屈曲側への座屈を規制する手段とを備えていることを特徴としている。
(1)本発明の開閉駆動装置は、座屈を規制する手段がプッシュプルチェーンの屈曲を制限するので、大きく回動する車両の後部ドアに採用しても、開閉操作の途中に圧縮荷重による屈曲が生ずるおそれが少なく、安全である。さらに前記スプロケットが、前記ヒンジの回動軸と略平行の回転軸廻りに回転自在に設けられているので、スプロケットから送り出されるプッシュプルチェーンの角度がドアの開閉に伴って変化しても、スプロケットへの巻き付け角度が変化することにより、対応することができる。
(2)前記プッシュプルチェーンの一端がドアに連結されている場合は、プッシュプルチェーンがドアを直接開閉駆動することができ、動力伝達効率が高い。
(3)さらにドアとドア枠の間にガスダンパが介在されている車両の跳ね上げ式ドアにおいて前記プッシュプルチェーンの一端がガスダンパに連結されている場合は、プッシュプルチェーンの操作ストロークを少なくすることができる。
(4)前記座屈を規制する手段が、前記スプロケットの近辺に設けられた、スプロケットから離れていくプッシュプルチェーンのリンクの回動方向を付勢部材によって規制するガイドである場合は、スプロケットから押し出されようとするリンクの回動方向が付勢部材によって屈曲が制限されている向きに規制され、プッシュプルチェーンの機能によりそれ以上は回動しない。この状態でそのリンクとドアと連結されているリンクとの間を屈曲可能な側に屈曲しようしても、ガイドによって屈曲可能な方向への屈曲が規制されているので、結局は屈曲が可能な方向にも屈曲できない。すなわち、屈曲可能な側に屈曲させて一方に凸となるように湾曲させる場合は、他方にも凸となる部分ができ、他方向の屈曲が必要になる。しかしその方向の屈曲は規制されているので、実際にはそのような屈曲は生じない。したがってプッシュプルチェーンの途中における座屈が防止される。など、「ガイド」は、それ自体が備えている付勢部材によって付勢され、その付勢力でプッシュプルチェーンを付勢する場合のほか、ガイドに向かってプッシュプルチェーンが当接し、その反力でプッシュプルチェーンが付勢される場合を含む。
(5)前記ガイドがスプロケットの回転軸廻りに回動自在であり、かつ、プッシュプルチェーンが、ドアが開方向に開く際にスプロケットが回転する方向に、前記付勢部材によって付勢されている場合は、ドアの開閉に伴ってプッシュプルケーブルの角度が変化する場合に、その変化に追従しながらプッシュプルチェーンのスプロケットから離れた部位をスプロケットに巻き付けるように付勢することができる。そしてガイドによって付勢されたリンクのトルクないしモーメントは、順に隣接するリンクに伝えられ、スプロケットとドアの間のプッシュプルチェーン全体に対し、屈曲が制限される方向のトルクないしモーメントが与えられる。そのため、プッシュプルチェーンの回動角度が大きい場合でも、座屈が生じない。
(6)前記駆動機構が、スプロケットを往復回転駆動する電動モータと減速機とを備えている場合は、ドアの開閉をスイッチ操作で容易に行うことができる。
(7)前記電動モータとスプロケットの間に、回転力を伝えるトルクケーブルを介在させる場合は、電動モータの取り付け位置の自由度が高くなる。
(8)前記減速機が自己拘束型の減速機であり、前記スプロケットと減速機との間に、トルク伝達のON/OFFを切り替えるクラッチ機構が介在されている場合は、電動モータへの通電をOFFにした場合でも、ドアが自重で勝手に閉じたりすることが防止される。また、クラッチをOFFにすることにより、手動操作でドアを開閉させることができる。
(9)前記クラッチを備えている開閉駆動装置において、前記プッシュプルチェーンの自由端をスプロケットから離れる方向に引っ張る付勢手段を設ける場合は、クラッチをOFFにしたときでもプッシュプルチェーンに弛みが生じない。また、付勢手段の付勢力を適切に大きくすれば、電動モータを作動させずに自然とドアを閉じさせるようにすることも可能である。
つぎに図面を参照しながら本発明の開閉駆動装置の実施の形態を説明する。図1は本発明の開閉駆動装置の一実施形態を示す概略側面図、図2および図3はそれぞれ図1の開閉駆動装置の要部拡大図および一部断面正面図、図4aおよび図4bは本発明の開閉駆動装置の他の実施形態を示す側面図およびその作動状態を示す側面図、図5は本発明の開閉駆動装置における駆動機構の概略断面図、図6は本発明の開閉駆動装置のさらに他の実施形態を示す側面図、図7aおよび図7bはそれぞれその開閉駆動装置に用いられるプッシュプルチェーンの実施形態を示す側面図、図8は本発明の開閉駆動装置のさらに他の実施形態を示す側面図である。
図1に示す開閉駆動装置10は、自動車の後部のドア枠11の上端にヒンジ12で回動自在に設けられる跳ね上げ式のドア13を電動によって開閉する装置であり、一端がヒンジ12から離れた部位である作動部14に回動自在に連結されるプッシュプルチェーン15と、ドア枠11の近辺に回転自在に設けられ、前記プッシュプルチェーン15と噛み合うスプロケット16と、そのスプロケットを往復回転駆動する駆動機構17と、プッシュプルチェーン15の背面側の屈曲を規制するガイド18とを備えている。なお、ドア13とドア枠11との間には、通常はドア13を開側に付勢するガスダンパ(ガススプリング)19が設けられている。ガスダンパは省略することもできるが、その場合は後述するモータMの負担が大きくなる。
プッシュプルチェーン15は、押し引き両方向の力を伝達することができ、かつ、一方向に屈曲自在で他方向の屈曲が制限される機能を備えたチェーンである。本実施形態のプッシュプルチェーン15は、図2および図3に示すように、略矩形状の外側リンク20と、それらのリンクの内側(図2の背面側)に設けられる内側リンク21と、外側リンク20と内側リンク21を回動自在に連結するピン22と、ピンの外周に回転自在に設けられる円筒状のローラ23とからなる、いわゆるローラチェーンである。
図2に示すように、ピン22は、各リンク20、21の中心から一方の側(図2における右側)に偏って配列されており、その側におけるリンク20、21の角20a、21aは、ピン22を中心とする円弧状に形成されている。また、リンク20、21の両方の端面20b、21bはリンク20、21の長手方向に対して略直角である。なお、ピン22から遠い側のリンク20、21の角20c、21cは丸くされていない。そのため、隣接する外側リンク20と内側リンク21、ひいては外側リンク20同士は、ピン22が偏っている側に屈曲可能であり、他の側には外側リンク20の隣接する端面20b同士が当接するので、真っ直ぐに伸びた状態以上には屈曲できない。屈曲可能な側には、外側リンク20と内側リンク21は約90度程度まで屈曲可能であり、外側リンク20同士は180度程度まで屈曲可能である。ただし屈曲可能な側についても、たとえば90〜120度程度まで屈曲でき、それ以上は屈曲できないように規制することもできる。プッシュプルチェーン15の先端リンク15aは、図2に示す三角形状の固定リンク24を介してドア13に連結されている。
前記スプロケット16は、プッシュプルチェーン15の屈曲側に設けられ、プッシュプルチェーン15と噛み合っている。すなわちスプロケット16の周囲には、プッシュプルチェーン15のローラ23同士の隙間23a(図3参照)に嵌合され、ローラ23と係合する歯16aが列設されている。スプロケット16は、図3に示すように、略コ字状のブラケット25に取付けられる電磁クラッチ26の出力軸27に固定されており、ブラケット25はドア枠11に固定されるベース28に固定されている。電磁クラッチ26の入力側には、ウォームギヤ減速機Gと、図2に示すモータMとが取付けられている。この実施形態では、電磁クラッチ26と、ウォームギヤ減速機Gと、モータMとで駆動機構を構成している。電磁クラッチ26は、電気系統のトラブルでモータ駆動ができないときに手動でドア13を開閉できるようにするためのものである。そのため、非通電時に「切り」になり、通電時に「入り」になるものが好ましい。
モータMの出力軸は図3に示すウォーム減速機Gのウォーム29に結合され、そのウォームはウォームホイール30と噛み合っている。ウォームホイール30は電磁クラッチ26の入力軸に共廻りするように固定されている。なお、ウォーム29は図2に示すように上下に延びているが、図3ではウォームホイール30との噛み合い状態を理解しやすいように、紙面に直角方向に延びるように記載している。符号31はウォーム29およびウォームホイール30をそれぞれ回転自在に支持するハウジングであり、そのハウジング31にモータMを取付ける取付け部(図2の符号32)が設けられている。符号33は電磁クラッチ26を収容するクラッチケースであり、ハウジング31はそのクラッチケース33にネジ34によって固定されている。
前記ブラケット25には、さらに前述のプッシュプルチェーン15の背面側の屈曲を規制するガイド18がボルト35、スペーサ36およびナット(図示されていない)によって取付けられている。この実施形態では、ガイド18はプッシュプルチェーン15の内側リンク21の間に入り込み、ローラ23と接してガイドする板状のものである。ガイド18はボルト35の周囲に嵌合される筒状のスペーサ36によって支持され、ボルト35によって固定される。ガイド18の正面形状は、図2に示すように、下部が上下に延びる直線状であり、上部はプッシュプルチェーン15が延びた状態(想像線参照)でその背面側と当接するように傾斜し、スプロケット16の接線方向に延びた状態であり、それらの間では湾曲している。ガイド18の内面側は、プッシュプルチェーン15のリンク20、21が移動するときの外側の角20c、21cの軌跡の形状にされている。ガイド18の湾曲している部分は、プッシュプルチェーン15がスプロケット16によって押し出されるときに、スプロケット16から外れないように支持する作用を奏する。さらにガイド18の傾斜している上部18aは、リンク20、21の回動範囲を規制し、プッシュプルチェーン15のスプロケット16と噛み合っている部位とドアへの連結部位との間で座屈を防止する作用を奏する。
すなわち、この実施形態ではプッシュプルチェーン15は図1の右下に凸となるようには湾曲しないので、座屈するとすれば図1の左上に凸になるように湾曲することになるが、ガイド18の上部18aと接しているリンク20、21がガイド18によって図1における反時計方向の回動が規制されており、プッシュプルチェーン15の先端リンク15aはドア13と連結されているので、左上に凸になるように湾曲するには、他の部位で右下に凸になるように湾曲する必要がある。すなわち途中で湾曲の向きが変化する変曲点が必要になる。しかし前述のようにプッシュプルチェーン15は右下に凸になるように湾曲しない(変曲点は許されない)ので、結局は左上に凸になるように湾曲することも規制される。
図1のガスダンパ19は、延び方向に付勢する従来公知のものであり、ドア13が開いているときは、ドア13とガスダンパ19の軸心とのなす角度が90度に近いため、ドア13の重量に打ち勝ってドア13を開く方向に押上げることができる。そしてドア13を閉じていく途中からは、ドア13とガスダンパ19の角度が小さくなるため、ドア13の重量を支えることができず、ドア13が自重で閉じていく。図1のドア13は、閉じたときに水平に対して約60度程度である。ただし90度近くまで回動するものであってもよい(図4aなど参照)。
つぎに図1を参照して上記のように構成される開閉駆動装置10の作用を説明する。ドア13が閉じているときは、ドアは実線のように斜めに傾斜しており、プッシュプルチェーン15は車内に引き込まれている。プッシュプルチェーン15のリンク20、21は図1の右側に屈曲することができるので、スプロケット16に沿って湾曲することができ、スプロケット16に噛み合うことができる。スプロケット16から外れて下に延びているプッシュプルチェーン15は自重により垂れ下がっている。また、プッシュプルチェーン15のドア13との連結部では、ドア13に対してほぼ直角である。
開閉駆動装置10を作動させるときは、始めに電磁クラッチ26を「入り」にしておく。この状態からスプロケット16を時計方向に回転させるようにモータMを回転させると、モータMの回転はウォーム減速機Gおよび電磁クラッチ26を介してスプロケット16に伝えられる。そしてスプロケット16の回転に伴い、スプロケット16に噛み合っているプッシュプルチェーン15が斜め上に押し出されていく。このとき、プッシュプルチェーン15の背面側(図1の左側)がガイド18によって支持されるので、押し出されたプッシュプルチェーン15は左上向きに(右下が凸になるように)屈曲できない。また、右下向きには(左上に凸となるようには)屈曲できない。そのため、前述の理由でプッシュプルチェーン15は真っ直ぐに斜めに延びていく。ドア13の重量の一部はガスダンパ19によって支持され、残りの重量はプッシュプルチェーン15によって支持される。
そしてスプロケット16がさらに時計方向に回転すると、想像線で示すように、プッシュプルチェーン15がドア13を押上げていく。この場合、プッシュプルチェーン15の角度は、ドア13の上昇と共に次第に上向きに変化する。そして上昇の途中でガスダンパ19がドア13を開く方向に付勢する力が大きくなり、ドア13は途中からはガスダンパ13の力が主となって開かれることもできる。その状態では、プッシュプルチェーン15には引っ張り力が加わるので、真っ直ぐに伸びた状態が維持される。ドア13が完全に開かれた状態では、プッシュプルチェーン15は、スプロケット16の近辺ではガイド18と接している。他方、プッシュプルチェーン15のドア13との連結部は、ドア13に対して35〜45度程度の鋭角になっている。この状態でガスダンパ19で支えきれない力がドア13に下向きに加わったとしても、前述と同様の理由でプッシュプルチェーン15は座屈しない。
上記のように、ガイド18の上部は、ドア13との連結部とスプロケット16との間の範囲でプッシュプルチェーン15を屈曲しないように規制する手段として作用する。なお、図1の実施形態では、ドア13と連結されているプッシュプルチェーン15の先端リンク15aはドア13に対して回動自在であるが、この先端リンク15aをドア13が開いたときのプッシュプルチェーン15とドア13の角度以上には回動しないように規制するストッパをドア13あるいは固定リンク24に設けてもよい。その場合は一層座屈が防止される。また、先端リンクを図1、図2の反時計方向(屈曲が規制されている方向)に付勢する手段、たとえばねじりコイルスプリングなどのバネを設けてもよい。
ドア13を閉じるときは、モータMを前述とは逆に回転させる。それによりスプロケット16は反時計方向に回転し、プッシュプルチェーン15を引き下げていく。なお、閉じ始めの段階では、ガススプリング19の付勢力に抗してプッシュプルチェーン15を引っ張るが、途中からはガススプリング19で支えきれないドア13の重量を支えながらプッシュプルチェーン15を引き下げていくことになる。この場合も、ガイド18によってプッシュプルチェーン15のスプロケット16との角度が規制されているので、プッシュプルチェーン15に座屈が生じない。
ドア13を途中まで閉じた状態で止めるときは、モータMの回転を止める。その場合はプッシュプルチェーン15を介してスプロケット16に反時計方向のトルクが加わる。あるいはドア13がほとんど開いた状態では、ガスダンパ19によって時計回り方向のトルクが加わる。しかしこの実施形態では、電磁クラッチ26が「入り」になっており、かつ、自己拘束性を有するウォーム減速機Gを採用しているので、スプロケット16の回転が拘束される。そのため、ドア13は途中まで開いた状態が安全に維持される。万一、その間に電源が切れた場合でも、ガスダンパ19により支えられるため、ドア13が衝撃的に閉じることはない。ドア13を手動操作で開閉する場合は、電磁クラッチ26を「切り」にする。
なお、ドア13が上昇端近辺、すなわちガスダンパ19によって上向きに付勢される位置まで回動したとき、電磁クラッチ26を自動的に「切り」にすると共に、モータMを停止させるように制御してもよい。その場合は、ドア13が開いていく途中で電磁クラッチ26が「切り」になり、それ以後はガスダンパ19の付勢力でドア13が開けられ、上昇端に維持される。そのため、モータMに加える電力を節約することができる。
図1〜3の開閉駆動装置10では、スプロケット16の回転軸がドア13の回動中心と平行であるので、プッシュプルチェーン15の先端とスプロケット16に巻き付けられた部位の間の棒状の部分がスプロケット16の回転軸を中心にして回動する。そのため、ドア13の回動に対して追従することができる。しかしガイド18はブラケット25に固定されているので、ドア13が鉛直近くまで閉じる場合は、ドア13が閉じている位置あるいは開き始めの状態では、スプロケット16から離れようとするリンク20、21がガイド18によって充分にガイドされないことがある。すなわち各リンク20、21の2本のピン22およびローラ23のうち、1本がスプロケット16の歯に係合し、他の1本がスプロケットから離れている場合は、そのリンクは係合しているピン22廻りに回動自在で、ドアの開き始めではガイド18とスプロケット16の間で向きが定りにくい。
図4a、図4bの開閉駆動装置40は、このような問題を解決するものであり、この開閉駆動装置40では、略円弧状のガイド部41と扇状の側壁42を備えた回動部材43をスプロケット16の回転軸を中心として回動自在に設けると共に、その回動部材43を渦巻きスプリング(ゼンマイバネ)44などのバネに代表される付勢部材で図の時計回り方向に付勢する構成としている。ガイド部41の先端側41aはスプロケット16の接線方向にいくらか突出している。他の構成は図1の開閉駆動装置10と同様である。渦巻きスプリング44の外側あるいは内側の一端はブラケットに係止し、あるいはブラケットに固定したスプロケット16のケースなどに係止し、他の一端はスプロケット16に係止する。なお、回動部材43の回動範囲を規制するためのストッパを設けるようにしてもよい。
この開閉駆動装置40は、ドア13の開き始めの状態では、図4aに示すように、先端リンク15aがドア13に対してほぼ直角になると、回動部材43が渦巻きスプリング44の付勢力で図の時計回り方向に回動し、ガイド部41が略水平方向に延びる2番目のリンク15bをスプロケット16側に押しつけ、ドア13から受ける押し方向の力を支える。そのため、そのリンク15bが1本のピン22で歯と係合しているにもかかわらず、姿勢が安定する。それに伴い先端リンク15aの姿勢も安定する。
そして図4bに示すように、ドア13が開き、プッシュプルチェーン15のドア13とスプロケット16の間の部分が図の反時計回り方向に回動したときは、それにつれて回動部材43も反時計方向に回動し、その位置でガイド部41がプッシュプルチェーン15をガイドし、ドア13から受ける力を支える。さらに回動部材43がどの角度に回動しても、プッシュプルチェーン15をガイドする角度範囲は一定であるので、プッシュプルチェーン15に係合しているスプロケット16の歯16aの数が変わらず、動力伝達機能も充分に高い。なお、回動部材43は、プッシュプルチェーン15についてのスプロケット16の周方向での屈曲における屈曲軸の半径方向内側へプッシュプルチェーン15が座屈しないように力をかけることができるよう、長さ、前記屈曲軸の半径方向の位置や先端側の位置・角度を、取り付け位置などに応じて適宜設定することができる。
なお図4a、図4bには記載していないが、スプロケット16および回動部材43の全体を囲むケースあるいはハウジングを設け、そのケースをブラケットなどに固定することもできる。このような固定式のケースを設けると、回動する部品が外部に現れないので、安全性が高くなる。
図5の開閉駆動装置50では、スプロケット16が軸51の周囲に固定されており、その軸51はボールベアリング52を介してブラケットなどによって回転自在に支持されている。軸51はドア13のヒンジ12と平行な軸心廻りに回転自在である。そしてこの軸51は電磁クラッチ26を介してウォーム減速機Gの出力軸53にトルク伝達入り/切り自在に連結されている。出力軸53はウォームホイール30に結合されており、そのウォームホイール30にウォーム29が噛み合っている。さらにこの開閉駆動装置50では、駆動源としてのモータMとウォーム29とが、トルク伝達が可能なトルクケーブル54を介して連結されている。ただしこの開閉駆動装置50においても、図2、図3のように、ウォーム29を直接モータMに連結することもできる。
また、この開閉駆動装置50では、スプロケット16を覆うケース55を固定せず、ケース55全体を回動させるようにしている。それによりケース55に図4aの回動部材43の作用を奏させることができ、シンプルに構成することができる。さらにモータMとウォームギヤ減速機Gとをトルクケーブル54で連結しているので、モータMおよびその付属要素の設置位置および設置の向きの自由度が高い。トルクケーブル54は、可撓性を有するチューブ状のアウターケーシングの内部にトルク伝達が可能な可撓性を有するインナーケーブルを回転自在に収容した公知のものである。
前記実施形態のプッシュプルチェーン15では、いずれもピン22から遠い側に屈曲させようとしても、真っ直ぐな状態以上は屈曲させることができない。しかし図6に示す開閉駆動装置60のプッシュプルチェーン61のように、リンク20、21同士が鈍角まで屈曲するように構成してもよい。そのようなプッシュプルチェーン61は、たとえば図7aに示すように、端面20b同士の間にいくらか隙間を設けることにより製造することもできる。
あるいは図7bに示すように、外側リンク20の側縁に係止突起62を設け、その係止突起62と隣接する外側リンク20の側縁とを係合させることにより、回動角度を規制するようにしてもよい。なお、反対側への屈曲は、図2、図3のプッシュプルチェーン15と同様に、180度程度まで屈曲可能である。ただし90〜120度程度までに規制することもできる。また、係止突起62を、外側リンク20の長さ方向軸と係止突起62の長さ方向軸とが成す角を鈍角となるように設けることで、図6のようにプッシュプルチェーン15を張った状態でその背面方向に反った状態とすることもできる。なお、図1の開閉駆動装置10や図4の開閉駆動装置4でも、プッシュプルチェーン15のリンクの端面の間にリンク同士の回動を許すためにわずかな隙間があるので、実際にははいくらか下向きに凸となるように湾曲することがある。しかし前述のように、直線状に延びていると考えても問題はない。
このような屈曲が制限される側への屈曲がいくらか許されているプッシュプルチェーン61は、ドア13を支える状態で図6のように湾曲するので、図1などの場合と異なり、圧縮方向の力によって曲げ力が生ずる。そのため、リンク20、21にはそのような曲げ力に対する強度が必要になる。しかし回動が拘束される側に湾曲させた状態のプッシュプルチェーン61がヒンジ12を中心とする円弧状に湾曲するものでは、ドア13の開閉によってプッシュプルチェーン61が同一の円弧軌跡の内部で移動する。そのため安全性が高い。すなわち図1のような直線状に延びるプッシュプルチェーン15では、ドア13の開閉に伴ってプッシュプルチェーン15がドアとの連結部を中心にして回動するので、プッシュプルチェーン15とドア13との間に物などを挟み込む可能性があるが、図6の場合はそのような危険性が少ない。とくにガスダンパ19を設ける場合は、プッシュプルチェーン61とガスダンパ19の間に物などを挟み込む危険性が少なくなる。ただしプッシュプルチェーン61の湾曲形状は、ヒンジ12を中心とする円弧状でなくてもよく、それより曲率半径が大きいものであってもよい。
また、プッシュプルチェーン61のスプロケット16から下方に垂れる部分63でスプロケット16への巻き方向と逆向きに湾曲させることができる。その場合はスプロケット16の歯と係合するリンクが多くなり、動力伝達の効率が高くなる。ただし図1などと同様に真っ直ぐ下に垂らすようにしてもよい。なお、図6の符号64はプッシュプルチェーン61の下端(自由端)に吊り下げた錘である。このような錘64を吊したり、引っ張りバネで引っ張ったりして下向きに付勢する場合は、プッシュプルチェーン61が真っ直ぐに延ばされるので、絡まったりしない。また、自動車の走行中の揺れも少なくなる。必要であれば、プッシュプルチェーン61のスプロケット16から下方に出て下方に垂れる部分63を案内・収容するレールガイドを設けてもよく、また、スプリングで巻き取る第2のスプロケットを設けるようにしてもよい。なお、図1〜6の開閉駆動装置10、40、50においても、このような錘64や引っ張りバネ、あるいはゼンマイバネなどで回転付勢される巻き取りスプロケットなどの付勢手段を設けるのが好ましい。
図6のように、回動が規制される側にもいくらか湾曲するプッシュプルチェーン61を用いる場合は、圧縮力に対して座屈するおそれがある。そのため、図2のガイド18、図4のガイド部41を備えた回動部材43、あるいは図5のケース49により、プッシュプルチェーン61に対して常時回動が規制される向きにトルク(曲げモーメント)を与えておくのが好ましい。図6の場合は、スプロケット16から出てくるプッシュプルチェーン61の背面側(回動が規制される側)をスプロケット16側に弾力的に加圧するローラ65を設け、プッシュプルチェーン61を回動が規制される側に反らせるトルク(図6では時計方向のトルク)を与えている。出口近辺のリンクに与えられたトルクは、順次隣接するリンクに伝達され、結局は円弧状に湾曲するプッシュプルチェーン61の全体にそのようなトルクが付与される。
なお、先端リンク61aに対してドア13から離れる方向(図6の反時計方向)のトルクをバネなどで与えるようにしてもよく、両側からトルクを与えるようにしてもよい。さらに想像線で示すように、引っ張りスプリング66で湾曲しているプッシュプルチェーン61に反らせる方向のトルクを与えてもよい。このようなトルクを与えることにより、座屈が一層防止される。
図6の開閉駆動装置60では、プッシュプルチェーン61の先端リンク61aがドア13に連結されているが、図8に示すように、先端リンク61aをガスダンパ19のシリンダ19aに対して回動自在に連結してもよい。その場合はプッシュプルチェーン61の長さを短くすることができる。さらにガスダンパ19とプッシュプルチェーン61を一体化できるので、外観もすぐれている。なお、図1〜5の開閉駆動装置10、40、50においても、このようなガスダンパ19のシリンダ側にプッシュプルチェーン15の先端リンク15aを連結する構成を採用することができる。
前述の開閉駆動装置は、従来のパワーリフトゲートと同様に、ドアを閉じたときにモータ駆動でラッチを閉じるオートクロージャや、モータ駆動でラッチを開くオープナと共に用いられ、それぞれの駆動モータは順次作動するように制御する。
前記実施形態ではいずれもプッシュプルチェーン15、61をスプロケット16の上面側から側面にかけて係合させ、下方に垂らしている。そのため、プッシュプルチェーン15、61の重量がリンク20、21のを回動を規制する側にトルクを与えるように作用する。そのため、一層座屈しにくくなる利点がある。ただしプッシュプルチェーン15、61をスプロケット16の側面から下面側にかけて係合させ、側方(自動車の前後方向)に延ばすこともできる。また、前記実施形態ではいずれもモータMでスプロケット16を回転させるようにしている。しかしクランクレバーなどによる手動駆動にすることもできる。また、前記実施形態では、減速機としてウォーム減速機Gを採用しているが、平歯車を組み合わせた減速機、遊星ギヤタイプの減速機など、他の減速機を採用することもできる。
前記実施形態では減速機とスプロケットの間の入り切りを行うクラッチとして電磁クラッチ26を採用しているが、他の駆動手段を用いた自動的にオンオフさせるクラッチあるいは手動操作によるクラッチを用いることもできる。また、減速機として平歯車を組み合わせた減速機、遊星ギヤタイプの減速機などの自己拘束性を有しないものを採用する場合は、クラッチを設けなくてもよい。また、前記実施形態では、ガススプリング19はロッドを下側にして配置しているが、ロッドを上側に、シリンダ19aを下側にして配置することもできる。その場合はロッド側にプッシュプルチェーンの先端を連結することができる。
前記実施形態では、開閉駆動装置を自動車の後部のドアに採用する場合を説明したが、跳ね上げ式のいわゆるガルウイングタイプのフロントドア、リアドアなど、車両に用いられる跳ね上げ式ドアに対して採用することもできる。また、トランクリッドを電気駆動で開閉する場合にも採用することができる。特許請求の範囲にいう「ドア」には、このようなヒンジによって開口部を開閉する蓋体、とくにガススプリングによって重量を軽減させる蓋体も含まれる。さらに自動車のほか、建設機械、軌道車両などの各種の車両の跳ね上げ式ドアや跳ね上げ式の窓などに使用することができる。なお、本発明は住宅やオフィスなどの窓などの跳ね上げ式開閉体の開閉駆動装置として用いることもできる。
本発明の開閉駆動装置の一実施形態を示す概略側面図である。 図1の開閉駆動装置の要部拡大図である。 図2の開閉駆動装置の一部断面正面図である。 図4aおよび図4bはそれぞれ本発明の開閉駆動装置の他の実施形態を示す側面図およびその作動状態を示す側面図である。 本発明の開閉駆動装置のさらに他の実施形態における駆動機構の概略断面図である。 本発明の開閉駆動装置のさらに他の実施形態を示す側面図である。 図7aおよび図7bはそれぞれ図6の開閉駆動機構に用いられるプッシュプルチェーンの実施形態を示す側面図である。 本発明の開閉駆動装置のさらに他の実施形態を示す側面図である。 従来の開閉駆動機構の一例を示す概略側面図である。
符号の説明
10 開閉駆動装置
11 ドア枠
12 ヒンジ
13 ドア
14 作動部
15 プッシュプルチェーン
15a 先端リンク
16 スプロケット
16a 歯
17 駆動機構
18 ガイド
19 ガスダンパ
19a シリンダ
M モータ
20 外側リンク
21 内側リンク
20a、21a 角
20b、21b 端面
20c、21c 角
22 ピン
23 ローラ
23a 隙間
24 固定リンク
25 ブラケット
26 電磁クラッチ
27 出力軸
28 ベース
G ウォームギヤ減速機
29 ウォーム
30 ウォームホイール
31 ハウジング
32 取付け部
33 クラッチケース
34 ネジ
35 ボルト
36 スペーサ
37 ストッパ
40 開閉駆動装置
41 ガイド部
42 側壁
43 回動部材
44 渦巻きスプリング
50 開閉駆動装置
51 軸
52 ボールベアリング
53 出力軸
54 トルクケーブル
55 ケース
60 開閉駆動装置
61 プッシュプルチェーン
63 下方に垂れる部分
64 錘
65 ローラ

Claims (9)

  1. 車両の後部ドア枠の上側端にヒンジによって回動自在に連結される車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置であって、
    一端が前記ヒンジから離れた部位または前記ドアを支えるガスダンパに連結される、一方向に屈曲自在で他方向の屈曲が制限されるプッシュプルチェーンと、
    前記後部ドア枠近辺に前記ヒンジの回動軸と平行の回転軸廻りに回転自在に設けられ、前記プッシュプルチェーンと噛み合うスプロケットと、
    そのスプロケットを往復回転駆動する駆動機構と、
    前記プッシュプルチェーンのスプロケットと噛み合っている部位とドアへの連結部位との間の屈曲側への座屈を規制する手段
    とを備えている、
    車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置。
  2. 前記プッシュプルチェーンの一端がドアに連結されている請求項1記載の開閉駆動装置。
  3. 前記ドアとドア枠の間にガスダンパが介在されており、前記プッシュプルチェーンの一端がガスダンパに連結されている請求項1記載の開閉駆動装置。
  4. 前記座屈を規制する手段が、前記スプロケットの近辺に設けられた、スプロケットから離れていくプッシュプルチェーンのリンクの回動方向を付勢部材によって規制するガイドである請求項1〜3のいずれかに記載の開閉駆動装置。
  5. 前記ガイドがスプロケットの回転軸廻りに回動自在であり、かつ、プッシュプルチェーンが、ドアが開方向に開く際にスプロケットが回転する方向に、前記付勢部材によって付勢されている請求項4記載の開閉駆動装置。
  6. 前記駆動機構が、スプロケットを往復回転駆動する電動モータと減速機とを備えている請求項1〜5のいずれかに記載の開閉駆動装置。
  7. 前記電動モータとスプロケットの間に、回転力を伝えるトルクケーブルが介在されている請求項6記載の開閉駆動装置。
  8. 前記減速機が自己拘束型の減速機であり、前記スプロケットと減速機との間に、トルク伝達のON/OFFを切り替えるクラッチ機構が介在されている請求項6または7記載の開閉駆動装置。
  9. 前記プッシュプルチェーンの自由端をスプロケットから離れる方向に引っ張る付勢手段を備えている請求項8記載の開閉駆動装置。
JP2008256818A 2008-10-01 2008-10-01 車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置 Pending JP2010084474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008256818A JP2010084474A (ja) 2008-10-01 2008-10-01 車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008256818A JP2010084474A (ja) 2008-10-01 2008-10-01 車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010084474A true JP2010084474A (ja) 2010-04-15

Family

ID=42248703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008256818A Pending JP2010084474A (ja) 2008-10-01 2008-10-01 車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010084474A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106088901A (zh) * 2016-06-17 2016-11-09 奇瑞汽车股份有限公司 车门辅助关闭装置、系统及方法
CN110101353A (zh) * 2019-06-17 2019-08-09 珠海格力电器股份有限公司 家用电器的开关门结构及具有其的家用电器
CN110101353B (zh) * 2019-06-17 2024-05-28 珠海格力电器股份有限公司 家用电器的开关门结构及具有其的家用电器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106088901A (zh) * 2016-06-17 2016-11-09 奇瑞汽车股份有限公司 车门辅助关闭装置、系统及方法
CN106088901B (zh) * 2016-06-17 2018-04-17 奇瑞汽车股份有限公司 车门辅助关闭装置、系统及方法
CN110101353A (zh) * 2019-06-17 2019-08-09 珠海格力电器股份有限公司 家用电器的开关门结构及具有其的家用电器
CN110101353B (zh) * 2019-06-17 2024-05-28 珠海格力电器股份有限公司 家用电器的开关门结构及具有其的家用电器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5168666A (en) Drive device of slide door
US7328934B2 (en) Sliding door opening and closing device
JP4746400B2 (ja) ワイヤ巻回装置
JP4508228B2 (ja) スイングスライドドアの開閉装置
US7578094B2 (en) Drive unit for power operated vehicle closure
JP5041423B2 (ja) ドアのロック装置
JP2006526719A (ja) ヒンジ装置
JP2011094426A (ja) 車両のスライドドアの開閉駆動装置
JP2010084474A (ja) 車両の跳ね上げ式ドアの開閉駆動装置
JP2005271614A (ja) 車両用自動開閉装置
JPH0561432B2 (ja)
JP2009046921A (ja) 車両用自動開閉装置
JP4090871B2 (ja) ウインドレギュレータ、ドアクロージャーおよびドアオープナの操作システム
JP5031266B2 (ja) シャッター装置
JP2010007408A (ja) テンションスプリングカウンタウェイトを有するドアおよびその動作器
JP3978337B2 (ja) 窓開閉ユニット及び窓開閉装置
JP3875542B2 (ja) スライドドア
JPS59500759A (ja) 引戸の遠隔操作型駆動装置
JP4440707B2 (ja) 中間ストッパ機構を備えたスライドドア
JPH11125072A (ja) 折り戸
EP1359277B1 (en) Drive unit for power operated vehicle closure
JP4900034B2 (ja) チルトアンドシェードパネル装置
JP2009046920A (ja) 車両用自動開閉装置
JP2009062752A (ja) 車両用自動開閉装置
JP4445613B2 (ja) スライドドア開閉システム