JP2010082328A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】胴回り部の通気性及び柔軟性に優れたパンツ型使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】本発明のパンツ型使い捨ておむつ1においては、吸収性本体10の長手方向の端部10a,10bが被覆シート7によって覆われており、該被覆シート7は、該端部10a,10bから該吸収性本体10の外方に延出する延出部71を有し、該延出部71は外装体11に接合されている。外装体11は外層シート12と内層シート13とが積層された構造を有し、両シート12,13間は接着剤16によって接合されており、且つ両シート12,13間の接着剤16の塗布量は、被覆シート7の延出部71で被覆されている領域の方が、該被覆シート7で被覆されていない領域よりも少ない。
【選択図】図5

Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関する。
パンツ型使い捨ておむつは、一般に、吸収性コアを含む実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に接合された外装体とを備えて構成されている。斯かる構成の使い捨ておむつにおいては、従来、吸収性本体の長手方向の端部が着用者の肌に直接当たらないようにするために、該端部を覆うように被覆シートを配することが行われている(例えば特許文献1及び2参照)。特許文献1及び2には、外装体を、外層シートと内層シートとが積層された構成とすると共に、両シート間を接着剤で接合する技術も提案されている。
特開2006−247009号公報 特開2001−314441号公報
特許文献1及び2に記載の使い捨ておむつにおいては、着用者の胴回りに配される胴回り部を、外層シートと内層シートとの2層構造、あるいは被覆シートと外層シートとの2層構造とすることで、当該部位に必要な通気性や柔軟性を確保している。しかし、特許文献1及び2に記載の使い捨ておむつは、被覆シートが、吸収性本体の長手方向の端部から該長手方向の外方に延出する長さを有しており、その延出部の配置領域が、該延出部(被覆シート)並びに外装体を構成する外層シート及び内層シートの3層構造となっているため、該延出部の配置領域における通気性及び柔軟性が不十分であった。そのため、胴回り部全体としての通気性及び柔軟性の点で改善の余地があった。
従って、本発明の目的は、胴回り部の通気性及び柔軟性に優れたパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、吸収性コアを含む実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外装体とを備え、背側部における外装体の両側縁部と腹側部における外装体の両側縁部とが接合されて、一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、前記吸収性本体の長手方向の端部が被覆シートによって覆われており、該被覆シートは、該端部から該吸収性本体の外方に延出する延出部を有し、該延出部は前記外装体に接合されており、前記外装体は外層シートと内層シートとが積層された構造を有し、両シート間は接着剤によって接合されており、且つ両シート間の該接着剤の塗布量は、前記被覆シートの延出部で被覆されている領域の方が、該被覆シートで被覆されていない領域よりも少ないパンツ型使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、胴回り部の通気性及び柔軟性に優れ、ムレにくく着用感が良好である。
以下本発明のパンツ型使い捨ておむつを、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1〜図5には、本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1が記載されている。
おむつ1は、図2及び図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は液難透過性(撥水性等)の裏面シート3及び両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収性コア4を有する実質的に縦長の吸収性本体10と、該吸収性本体10の裏面シート3側(非肌当接面側)に位置して該吸収性本体10を固定している外装体11とを備えている。吸収性本体10は、その長手方向をおむつ長手方向(図2の上下方向)に一致させて、外装体11の肌当接面側に接着剤によって接合されている。
おむつ1は、図2に示すように、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとを有している。外装体11は、おむつ1の外表面を形成しており、その展開状態(図2参照)において、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしている。外装体11は、腹側部Aにおける両側縁部A1,A2と背側部Bにおける両側縁部B1,B2とが互いに接合されており、その接合によって、おむつ1に、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6が形成されている。
尚、本明細書において、肌当接面は、おむつ着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌当接面は、おむつ着用時に下着側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面である。また、長手方向は、おむつ又はその構成部材の長手方向に沿う方向であり、幅方向は、該長手方向と直交する方向である。
吸収性本体10は、表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4が一体化されてなる。表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4としては、それぞれ、この種の物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シートとしては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シートとしては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。吸収性コア4としては、高吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているもの等を用いることができる。
図2及び図3に示すように、吸収性本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8,8が形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には、複数の側方カフス弾性部材81aが伸張状態で配されている。側方カフス8は、おむつ着用時に起立して液の流出を阻止する。側方カフス8,8形成用のシート材82における、前記自由端部とは反対側の端部は、吸収性コア4と裏面シート3との間に固定されているが、裏面シート3と外装体11との間に固定されていても良い。
吸収性本体10の長手方向の両端部10a,10bは、図2、図4及び図5に示すように、2枚の被覆シート7,7によって覆われている。各被覆シート7は、吸収性本体10の長手方向の端部10a,10bの外装体11への固定を補強ないし補助し、且つ吸収性本体10の端部10a,10bが着用者の肌に直接接触することによる不都合を防ぐものであり、おむつ幅方向(図2の左右方向)に長い矩形形状を有している。各被覆シート7は、図2に示すように、吸収性本体10の端部10a,10bから該吸収性本体10の外方に延出する延出部71(図2の斜線部)を有しており、腹側部A及び背側部Bの全幅に亘って配されている。各被覆シート7は、それぞれ、おむつ幅方向の両端部がサイドシール部S,Sに固定されており、吸収性本体10を覆う部分(延出部71以外の部分)は、接着剤15(図5参照)により吸収性本体10に接合され、延出部71は、接着剤15により外装体11(内層シート13)に接合されている。接着剤15としては、各種公知の接着剤を用いうるが、ホットメルト型の接着剤であることが好ましい。尚、図5には、腹側部A側を図示し、背側部B側を図示していないが、特に説明しない限り、背側部B側も図5に示す腹側部A側と同様の構成となっている。
上述した被覆シート7による効果をより確実に奏させるようにする観点から、被覆シート7の、吸収性本体10の幅方向の端部10cからの延出長さL1と、吸収性本体10の長手方向の端部10a,10bそれぞれにおける吸収性本体10の幅方向の長さL4との比(L1/L4)は、好ましくは0.1〜0.5、更に好ましくは0.2〜0.4である。特に、図2に示すように、被覆シート7はおむつ幅方向の全長に亘っていることが好ましい。また同様の観点から、被覆シート7の、吸収性本体10の長手方向の端部10a,10bからの延出長さL2は、好ましくは10〜60mm、更に好ましくは20〜40mmである。また、延出長さL2と、被覆シート7のおむつ長手方向の長さL3との比(L2/L3)は、好ましくは0.1〜0.8、更に好ましくは0.3〜0.6である。
被覆シート7としては、通気性を有する非伸縮性のシートが好ましく用いられる。また、被覆シート7は撥水性を有していても良い。被覆シート7としては、例えば、熱可塑性繊維からなるスパンボンド不織布、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布等を用いることができる。尚、被覆シート7の配置領域は、おむつ1の着用時に着用者の胴回りに配される胴回り部Eと重なる。胴回り部Eは、図2に示すようにおむつ1を、その各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた状態(展開状態)とした場合に、ウエスト部Dよりも下方に位置し且つ股下部Cよりも上方に位置する領域である。ウエスト部Dは、着用者の腰回りに位置する部位であり、通常、ウエスト開口部5の開口周縁端5a,5bから40mm以内の領域である。
外装体11は、図4及び図5に示すように、何れも通気性の外層シート12と内層シート13とが積層された構造を有し、両シート12,13間は接着剤16によって接合されている。内層シート13は、図4に示すように、腹側部Aから股下部Cを経て背側部Bに亘る1枚の連続シートであり、その全体が非伸縮性である。接着剤16としては、各種公知の接着剤を用いうるが、ホットメルト型の接着剤であることが好ましい。接着剤15,16は同じものを用いることができる。尚、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける外層シート12と内層シート13との間は、サイドシール部(接合されてサイドシール部を形成する部分)S、Sにおいては、接着剤16と共に、ヒートシール、高周波シール又は超音波シールにより互いに接合されている。
外層シート12は、図4に示すように、互いに別体の3枚のシートから構成されており、2枚の伸縮性シート12A,12Bと1枚の非伸縮性シート12Cとからなる。伸縮性シート12Aは腹側部Aに配され、伸縮性シート12Bは背側部Bに配され、非伸縮性シート12Cは股下部Cに配される。非伸縮性シート12Cは、おむつ長手方向の前後の端部12Ce,12Ceが、伸縮性シート12A,12Bそれぞれの端部12Ae,12Beと重ね合わされて、端部どうしが、図示しない接着剤を介して、あるいはヒートシール等のシール法により接合されている。この接合部は、おむつ幅方向の略全幅に亘って帯状に延びている。
外層シート12を構成する伸縮性シート12A,12Bは、おむつを展開状態としたときに、少なくともおむつ幅方向に伸縮性を有していれば良い。非伸縮性の内層シート13は、おむつを展開状態としたときに、少なくともおむつ幅方向に伸縮性を有していない。外層シート12を構成する非伸縮性シート12Cは、おむつを展開状態としたときに、少なくともおむつ幅方向に伸縮性を有しておらず、おむつ長手方向及び幅方向に伸縮性を有していないことが好ましい。
本実施形態におけるように、腹側部A及び背側部Bにおける伸縮性シート12A,12Bと、股下部Cに配された非伸縮性シート12Cとが接合されて1枚の外層シート12を形成している場合、おむつ長手方向における、該非伸縮性シート12Cが配されている部分を股下部Cとする。この場合、おむつ長手方向における非伸縮性シート12Cの長さLc(図2参照)は、おむつ全長Lの少なくとも30%以上の長さであることが好ましく、40〜60%の長さであることがより好ましい。尚、外層シート12は、図4に示すように、ウエスト開口部5の開口周縁端において、吸収性本体10側に折り返された部分12E,12Eを有している。
ウエスト開口部5の周縁部50には、該ウエスト開口部5の開口周縁端5a,5bに沿って、1本又は複数(本実施形態では複数)のウエスト部弾性部材51,51が配されており、また、レッグ開口部6の周縁部60,60には、該レッグ開口部6の周縁端6cに沿って、1本又は複数(本実施形態では複数)のレッグ部弾性部材61a,61bが配されている。これらの弾性部材51,61a,61bは、接着剤16を介して伸長状態で、外層シート12と内層シート13との間に挟持固定されている。これにより、ウエスト開口部5の周縁部50及びレッグ開口部6の周縁部60,60のフィット性を、伸縮性シート12A,12Bの伸縮特性の制約を受けることなく高めることができる。ウエスト部弾性部材51及びレッグ部弾性部材61a,61bとしては、それぞれ、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
本実施形態のおむつ1において、外層シート12と内層シート13との間を接合する接着剤16の塗布量は、被覆シート7の延出部71で被覆されている領域(図2の斜線部。以下、延出部配置領域ともいう)の方が、該被覆シート7で被覆されていない領域(以下、被覆シート非配置領域ともいう)よりも少なくなっている。より具体的には、前記被覆シート非配置領域における両シート12,13間には、その略全域に亘って接着剤16が所定の塗布量で塗布され、該被覆シート非配置領域における両シート12,13間が該接着剤16によって接合されているのに対し、前記延出部配置領域における両シート12,13間には、その略全域に亘って接着剤が塗布されておらず、該延出部配置領域における両シート12,13間が接合されていない。尚、被覆シート7と吸収性本体10との重なり部分(吸収性本体10の長手方向の端部10a,10b)の配置領域70(図5参照)における両シート12,13間には、前記被覆シート非配置領域と同様に、接着剤16が所定の塗布量で塗布され、該重なり部分の配置領域における両シート12,13間が該接着剤16によって接合されている。
被覆シート7の延出部71の配置領域は、該延出部71並びに外層シート12及び内層シート13の3層構造となっているため、各シート自体はそれぞれ十分な通気性及び柔軟性を有していても、該3層構造の延出部71の配置領域と重なる胴回り部Eの通気性及び柔軟性は不十分となりがちであるところ、このように、該配置領域における外層シート12と内層シート13との間の接着剤16の塗布量を、被覆シート7で被覆されていない領域(被覆シート非配置領域)に比して少なくすることにより、胴回り部E全体としての通気性及び柔軟性が向上する。
また、本実施形態においては、上述したように外層シート12における腹側部A及び背側部Bに配される部位が伸縮性シート12A,12Bからなり、これにより腹側部A及び背側部Bに位置する前記延出部配置領域に伸縮性が付与されているところ、前記のように、該延出部配置領域における接着剤16の塗布量を前記被覆シート非配置領域よりも少なくするか又はゼロにすることにより、斯かる伸縮性が接着剤で損なわれるのを最小限に抑えることができる。従って、本実施形態のおむつ1は、腹側部A及び背側部Bそれぞれの伸縮性が良好であり、着用時に、腹側部A及び背側部Bが着用者に良好にフィットする。
また、本実施形態においては、伸縮性シート12A,12Bが配されている腹側部A及び背側部Bには、伸縮性を付与する目的で、該シート12A,12Bとは別体の糸状又は帯状等の弾性部材及びこれを固定するための接着剤を配する必要が無く、そのため、図5に示すように、腹側部A及び背側部Bに属する、前記延出部配置領域には、該シート12A,12Bとは別体の弾性部材(シート12A,12Bの構成部材ではない弾性部材)が配されていない。より詳細には被覆シート7で被覆されている領域(図5中、符合70,71で示される領域)に、及びその近傍(前記延出部配置領域の境界から該領域の外方に30mm以内の領域)における外層シート12と内層シート13との間に、該シート12A,12Bとは別体の弾性部材が配されていない。このように、前記延出部配置領域(又は、被覆シート7で被覆されている領域)における両シート12,13間に、おむつ幅方向に伸縮するシート12A,12Bとは別体の弾性部材が配されていないことは、吸収性本体10の長手方向の端部10a,10bが幅方向に縮むことを抑制し、尿漏れ防止に有効である。
前記延出部配置領域におけるシート12,13間の接着剤16の塗布量P1は、上述した効果をより確実に奏させるようにする観点から、好ましくは0〜3g/m2、更に好ましくは0〜1g/m2である。本実施形態では前記塗布量P1はゼロである。また、前記被覆シート非配置領域におけるシート12,13間の接着剤16の塗布量P2は、シート12,13が装着中に剥がれて破れないという観点から、好ましくは2〜8g/m2、更に好ましくは2〜5g/m2である。尚、接着剤の塗布量は、固形分換算量である。また、塗布量P1がゼロでない場合において、塗布量P1,P2の比(P1/P2)は、好ましくは0.03〜0.5、更に好ましくは0.05〜0.2である。
尚、前記塗布量P1は、被覆シート7の周縁部以外の部位(被覆シート7の内方部)に属する、前記延出部配置領域(被覆シート7の延出部71で被覆されている領域)におけるシート12,13間の接着剤16の塗布量である。ここで、被覆シート7の周縁部は、被覆シート7の周縁から該被覆シート7の内方に10mm以内の部分である。従って、製品としてのおむつにおいて、「外層シートと内層シートとの間の接着剤の塗布量は、被覆シートの延出部で被覆されている領域の方が、該被覆シートで被覆されていない領域よりも少ない」か否かを確認する際には、「被覆シートの延出部で被覆されている領域」における前記接着剤の塗布量として、上記のようにして測定した塗布量P1が用いられる。このように、被覆シート7の周縁部を除いてその内方部における塗布量P1を測定する理由は、意図しない接着剤の塗布位置のズレや被覆シートの蛇行などを考慮したためである。
前記延出部配置領域及び前記被覆シート非配置領域それぞれにおいて、接着剤16の前記塗布量P1,P2は当該領域の全域において均一でも良く、不均一でも良い。前記塗布量P1,P2が当該領域で不均一の場合、前記延出部配置領域における接着剤16の最大塗布量が、前記被覆シート非配置領域における接着剤16の最少塗布量よりも少ないように調整する。
本明細書に記載の各部の寸法や比等は、図2に示すようにおむつを展開状態とし、ウエスト開口部及びレッグ開口部の弾性部材による収縮力を解除した自然状態(張力等の外力を作用させない状態)において測定した値又はそれに基づくものである。尚、各々の測定値は、自然状態における外層シート12の寸法を基に測定したものである。
おむつ1の外層シート12を構成する伸縮性シート12A,12Bについて説明する。伸縮性シート12A,12Bは、先に述べた通り伸縮性を有している。「伸縮性」とは、少なくとも1方向の最大伸度が100%以上であり、その最大伸度が100%以上である1方向に伸度100%迄伸長させた後、収縮させたときの伸長回復率(100%伸長時の伸長回復率)が、少なくとも70%以上であることを意味する。最大伸度が100%以上である方向を複数有する伸縮性シートの場合、そのうちの何れか1方向のみにおいて伸長回復率が70%以上であればよい。
伸縮性シート12A,12Bは、おむつ幅方向において、おむつ長手方向(図2の上下方向)よりも大きく伸長可能である。より具体的には、おむつ幅方向においては、大きく伸長し且つ伸長後に収縮する(最大伸度100%以上且つ伸長回復率70%以上)が、おむつ長手方向においては、わずかにしか伸長しない(例えば、最大伸度50%以下)。
伸縮性シートの伸長回復率は、以下の測定方法により測定される。
〔伸長回復率の測定方法〕
長さ50mm、幅25mmの伸縮性シートのサンプル片を用意し、引っ張り試験機(株式会社オリエンテックの「テンシロン」RTC−1150A)を用いて、チャック間隔K0にサンプル片を固定し、300mm/minの速度で100%伸長時の長さK2(K2=K0×2)まで伸長させた後、引張速度と同様の速度で戻し始めて応力が0になった時におけるサンプル片の長さを伸長回復後の長さK1とする。次式から100%伸長時の伸長回復率を算出する。
100%伸長時の伸長回復率(%)=〔(K2−K1)/(K2−K0)〕×100
伸縮性シート12A,12Bとしては、伸縮性を有する各種のシートを用いることができる。例えば、伸縮性シート12A,12Bは、通気性を良好にする観点から、熱可塑性繊維からなる不織布から形成されているものが好ましい。また、伸縮性シート12A,12Bは、風合いを良好にする観点から、積層シートからなり、少なくともその非肌当接面側の層がエアスルー不織布から形成されているものも好ましい。伸縮性を有する弾性繊維(エラストマー)からなる伸縮性シートは、一般的に触ったときにぬめり感を与えるため、風合いの観点からは好ましくない。
更に具体的に説明すると、伸縮性シート12A,12Bとしては、例えば(1)弾性繊維層の両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されているシート、(2)ネット状の弾性シートの両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されているシート、(3)弾性フィルムからなる弾性シートの両面又は片面に伸張可能な繊維層が一体化されているシート、(4)互いに交差せずに一方向に延びるように配列した多数の弾性フィラメントが、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な不織布に接合されてなる伸縮シート等を好ましく用いることができる。弾性繊維層と伸長可能な繊維層との一体化の方法としては、例えば、これらを積層して水流交絡したり、エアスルー等により繊維を交絡させる方法、ヒートエンボス、接着剤、超音波等によって接合させる方法が挙げられる。
前記(1)のシートとしては、例えば(a)弾性繊維層の少なくとも一面に、実質的に非弾性の非弾性繊維層が配され、両繊維層は、弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態で、繊維交点の熱融着によって全面接合されており、非弾性繊維層の構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態、及び/又は弾性繊維層の構成繊維の一部が非弾性繊維層に入り込んだ状態になっている伸縮性不織布が挙げられる。また、前記(1)〜(3)のシートとしては、(b)弾性伸縮性を有する弾性層と実質的に非弾性の非弾性繊維層とを有し、前記両層が厚み方向に積層されて部分的に接合された積層シートを延伸させてなる伸縮性シート等を好ましく用いることができる。
前記(a)の伸縮性不織布について説明する。弾性繊維層と非弾性繊維層との界面及びその近傍においては、弾性繊維層の構成繊維と非弾性繊維層の構成繊維との交点が熱融着しており、実質的に全面で均一に接合されている。全面で接合されていることによって、両層が離間して空間が形成されることが防止され、あたかも一層の不織布ごとき一体感のある多層構造の伸縮性不織布となる。「弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態」とは、弾性繊維層の構成繊維のほとんどが、熱や圧力等を付与された場合であっても、フィルム状又はフィルム−繊維構造に変形していない状態をいう。また、弾性繊維層は、その層内において構成繊維の交点が熱融着している。同様に、非弾性繊維層も、その層内において構成繊維の交点が熱融着している。
弾性繊維層の両面に非弾性繊維層が配されている場合、少なくとも何れか一方においては、その構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態、及び/又は弾性繊維層の構成繊維の一部が少なくとも一方の非弾性繊維層に入り込んだ状態になっている。非弾性繊維層の構成繊維を弾性繊維層に入り込ませる、及び/又は弾性繊維層の構成繊維を非弾性繊維層に入り込ませるには、弾性繊維層の構成繊維と非弾性繊維層の構成繊維を熱融着させる処理前において非弾性繊維又は弾性繊維の少なくともどちらかがウエブ状態(熱融着していない状態)であることが好ましい。構成繊維を他の層に入り込ませる観点から、ウエブ状態である繊維層は、短繊維の方が長繊維に比べ自由度が高いことから好ましい。
また、非弾性繊維層の構成繊維を弾性繊維層に入り込ませる、及び/又は弾性繊維層の構成繊維を非弾性繊維層に入り込ませるには、エアスルー法を用いることが好ましい。エアスルー法を用いることで、相対する繊維層に構成繊維を入り込ませ、また、相対する繊維層から構成繊維を入り込ませることが容易となる。またエアスルー法を用いることで、非弾性繊維層の嵩高さを維持しつつ、非弾性繊維層の構成繊維を弾性繊維層に入り込ませることが容易となる。特に、非弾性繊維層の構成繊維が弾性繊維層の構成繊維と交絡している場合には、エアスルー法のみによって交絡していることが好ましい。エアスルー法によって繊維を交絡させるためには、気体の吹き付け圧、吹き付け速度、繊維層の坪量や厚み、繊維層の搬送速度等を適切に調整すればよいが、特定の条件下でエアスルー法を行うことが好ましい。
熱風処理(特にエアスルー法)においては、非弾性繊維ウエブの構成繊維の一部が、弾性繊維ウエブに入り込むのと同時に、非弾性繊維ウエブの構成繊維及び/又は非弾性繊維ウエブの構成繊維と弾性繊維ウエブの構成繊維とが、それらの交点で熱融着する。この場合、熱風処理によって弾性繊維ウエブの構成繊維がフィルム状又はフィルム−繊維構造にならないように注意する。
弾性繊維層は、伸長させることができ且つ張力を解放したときに収縮する性質を有するものである。弾性繊維層は、少なくとも面と平行な一方向において、100%伸長後に収縮させたときの残留歪みが20%以下、特に10%以下であることが好ましい。この残留歪みの値は、少なくともおむつ幅方向において満足することが好ましく、おむつ幅方向及びおむつ長手方向の両方向において満足することがより好ましい。
弾性繊維層は、弾性を有する繊維の集合体である。弾性を有する繊維の成形方法としては、例えば、溶融した樹脂をノズル孔より押し出し、この押し出された溶融状態の樹脂を熱風により伸長させることによって繊維を細くするメルトブローン方法、半溶融状態の樹脂を冷風や機械的ドロー比によって延伸するスパンボンド法がある。また、メルトブローン法の特殊な方法として、メルトブローン法にスパンボンド法を組み合わせたスピニングブローン法がある。
また、弾性繊維層は、弾性を有する繊維からなるウエブや不織布の形態であり得る。例えば、スピニングブローン法、スパンボンド法、メルトブローン法等によって形成されたウエブや不織布であり得る。弾性繊維層の構成繊維としては、例えば熱可塑性エラストマー、ゴムなどを原料とする繊維を用いることができる。特に熱可塑性エラストマーを原料とする繊維は、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られた繊維は熱融着させやすいので、エアスルー不織布を基本構成とする伸縮性不織布に好適である。
熱可塑性エラストマーとしては、例えばSBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーを挙げることができる。これらは一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
非弾性繊維層は、伸長性を有するが、実質的に非弾性のものである。ここでいう、伸長性は、構成繊維自体が伸長する場合と、構成繊維自体は伸長しなくても繊維同士の交点において熱融着していた両繊維同士が離れたり、繊維同士の熱融着等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、繊維層全体として伸長する場合の何れであってもよい。
非弾性繊維層を構成する繊維としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル(PETやPBT)、ポリアミド等からなる繊維が挙げられる。非弾性繊維層を構成する繊維は、短繊維でも長繊維でもよく、親水性でも撥水性でもよい。また、芯鞘型又はサイド・バイ・サイドの複合繊維、分割繊維、異形断面繊維、捲縮繊維、熱収縮繊維等を用いることもできる。これらの繊維は一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。非弾性繊維層は、連続フィラメント又は短繊維のウエブ又は不織布であり得る。
前記(b)の伸縮性シートについて説明する。この伸縮性シートは、弾性伸縮性を有する弾性層の両面又は片面に実質的に非弾性の非弾性繊維層が積層され、これらが規則的なパターンで部分的に接合されている積層シートに対して延伸加工を施すことにより得られる。
この積層シートは、例えば、以下のように製造される。カード機から供給される繊維ウエブ(第1の非弾性繊維層)上に、弾性繊維を供給して弾性層を形成し、更にその上に、他のカード機か繊維ウエブ(第2の非弾性繊維層)を供給する。得られた3層構造の積層シートに対して、エアスルー方式のドライヤーにより熱風処理を施す。熱風処理後の積層シートに対して、周面にエンボス用凸部が規則的に配置されたエンボスロール及びそれに対向配置されたアンビルロールを備えたエンボス装置により熱エンボス加工を施す。尚、弾性繊維と非弾性繊維との熱融着や繊維の入り込みを目的としてドライヤーによる熱風処理を行っているが、かかる熱風処理は省略することもできる。
弾性層は、弾性材料からなる弾性繊維を含むものが好ましい。弾性材料としては、熱可塑性エラストマー、ゴム、エチレン・プロピレン共重合体等が挙げられ、これらの中でも、比較的容易に繊維状の弾性体が成形できる点から、熱可塑性エラストマーが好ましい。熱可塑性エラストマーとしては、ポリウレタン、スチレン系(SBS,SIS,SEBS,SEPS等)、オレフィン系(エチレン、プロピレン、ブテン等の共重合体等)、塩化ビニル系、ポリエステル系等を挙げることができる。これらは一種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。弾性層中の、弾性材料からなる弾性繊維の含有率は、50〜100重量%、特に75〜100重量%であることが好ましい。弾性層としては、繊維層からなるものに代えて、フィルム状のもの、ネット状のもの等を用いることもできる。フィルムやネットの形成材料としては、上記各種の弾性材料を用いることができる。
前記(4)の伸縮シートについて説明する。弾性フィラメントとしては、例えば、紡糸ノズルから紡出された弾性樹脂を、溶融又は軟化した状態で1.1〜400倍(より好ましくは4〜100倍)に延伸して得られたもの等を用いることができる。弾性樹脂としては、熱可塑性エラストマーやゴムなどが挙げられる。特に熱可塑性エラストマーを原料として用いると、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られたフィラメントは不織布に熱融着させやすいので好適である。熱可塑性エラストマーとしては、上述した弾性繊維の材料として記載した各種のものを挙げることができ、それらは一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。またこれらの樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。特にスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、又はそれらを組み合わせて用いることが、弾性フィラメントの成形性、伸縮特性、コストの面で好ましい。
弾性フィラメントは、実質的に非伸長状態で不織布に接合されている。弾性フィラメントと、不織布との接合の様式としては、例えば融着、接着剤による接着などが挙げられる。弾性フィラメントは不織布に融着により接合していることが好ましく、また、弾性フィラメントは、同一の又は異なる2枚の不織布間に挟持された状態でこれら不織布と接合されていることが好ましい。弾性フィラメントが接合される不織布は、弾性フィラメントの延びる方向と同方向に伸長可能である。伸長可能とは、不織布の構成繊維自体が伸長する場合と、構成繊維自体は伸長しなくても、交点において結合していた繊維どうしが離れたり、繊維どうしの結合等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、不織布全体として伸長する場合とを包含する。尚、弾性フィラメントは、その直径が10〜200μm、特に20〜130μmであることが好ましい。弾性フィラメントが、その全長にわたって不織布に接合しているとは、弾性フィラメントと接触しているすべての繊維(不織布の構成繊維)が、該弾性フィラメントと接合していることを要せず、弾性フィラメントに、意図的に形成された非接合部が存在しないような態様で、弾性フィラメントと不織布の構成繊維とが接合されていることを言う。弾性フィラメントが不織布にその全長にわたって接合していることで、弾性ストランドと不織布との接合力を十分に高めることができる。その結果、伸縮シートを引き伸ばしても、弾性フィラメントが不織布から剥離しづらくなる。弾性フィラメントが不織布から剥離してしまうと、自然状態(弛緩状態)において、弾性フィラメントと不織布との間に浮きが生じて、伸縮シートに皺が発生しやすくなる。
次に、内層シート13及び外層シート12を構成する非伸縮性シート12Cに用いられる非伸縮性シートについて説明する。非伸縮性シートとは、前記〔伸長回復率の測定方法〕により測定した伸長回復率(%)が20%以下のシート、もしくは100%伸長する前に破断するシートをいう。非伸縮性シートは、伸長性を有しても有していなくてもよいが、最大伸度が90%以下であることが好ましい。
非伸縮性シートとしては、不織布、不織布と樹脂フィルムとの積層材、多孔性フィルム等が好ましい。非伸縮性シートは、通気性、風合いを良好にする観点から、熱可塑性繊維からなる不織布から形成されているものが好ましく、また、排泄物の漏れ防止の観点から、撥水性の不織布から形成されているものが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に制限されず、適宜変更可能である。例えば、前記実施形態では、外層シート12は、互いに別体の伸縮性シート12A,12B及び非伸縮性シート12Cが接合されて形成されていたが、腹側部Aから股下部Cを経て背側部Bに亘る1枚の伸縮性の連続シートから形成されていても良い。その場合、股下部Cに配される部分12Cは、伸縮性シートから形成されていても良く、あるいは非伸縮化されていても良い。また、前記実施形態では、内層シート13は非伸縮性シートであったが、外層シート12と共に、該内層シート13も伸縮性シートであっても良い。
また、前記実施形態では、被覆シート7と吸収性本体10との重なり部分(吸収性本体10の長手方向の端部10a,10b)の配置領域70におけるシート12,13間には、前記被覆シート非配置領域と同様に、接着剤16が所定の塗布量で塗布されていたが、該配置領域70における接着剤16の塗布量は、前記延出部配置領域と同様に、前記被覆シート非配置領域よりも少なくするか又はゼロとしても良い。
また、被覆シート7は、腹側部A及び背側部Bの全幅に亘って配されていなくても良い。また、吸収性本体10の長手方向の両端部10a,10bのうちの一方が被覆シート7によって覆われ、他方は被覆シート7によって覆われていなくても良い。吸収性本体10の長手方向の一方の端部のみを被覆シート7で覆う場合は、腹側部A側の端部10aを被覆シート7で覆うことが好ましい。
図1は、本発明の一実施形態のパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつの展開且つ伸長状態における肌当接面側を示す平面図である。 図3は、図2のII−II線断面図である。 図4は、図1に示す使い捨ておむつの分解斜視図である。 図5は、図2のIII−III線に沿う断面を示す模式図である。
符号の説明
1 パンツ型使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
7 被覆シート
10 吸収性本体
10a,10b 吸収性本体の長手方向の端部
11 外装体
12 外層シート
12A 腹側部における伸縮性外層シート
12B 背側部における伸縮性外層シート
12C 股下部における非伸縮性外層シート
13 内層シート(非伸縮性シート)
15,16 接着剤
71 延出部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
D ウエスト部
E 胴回り部

Claims (4)

  1. 吸収性コアを含む実質的に縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外装体とを備え、背側部における外装体の両側縁部と腹側部における外装体の両側縁部とが接合されて、一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、
    前記吸収性本体の長手方向の端部が被覆シートによって覆われており、該被覆シートは、該端部から該吸収性本体の外方に延出する延出部を有し、該延出部は前記外装体に接合されており、
    前記外装体は外層シートと内層シートとが積層された構造を有し、両シート間は接着剤によって接合されており、且つ両シート間の該接着剤の塗布量は、前記被覆シートの延出部で被覆されている領域の方が、該被覆シートで被覆されていない領域よりも少ないパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記延出部で被覆されている領域における前記外層シートと前記内層シートとの間には、両シートとは別体の弾性部材が配されていない請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記外層シートが伸縮性シートを含んで構成されている請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記延出部で被覆されている領域における前記外層シートと前記内層シートとの間には、接着剤が塗布されておらず、該領域において両シート間が接合されていない請求項1〜3の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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