JP2015093168A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性本体の端部が着用者に直接触れず、しかも、該端部からの吸収性ポリマーの脱落を防止することができると共に、着用感が向上する使い捨ておむつを提供すること。【解決手段】本発明の使い捨ておむつ1は、吸収体33を含む腹側領域A、背側領域B及び股下領域Cに区分された吸収性本体3と、吸収性本体3の非肌対向面側に固定された外装体2とを備える。吸収性本体3のY方向の両端部3a,3bが、外装体2と別体のX方向に延びる帯状シート4とで被覆され、接着剤5を介して外装体2と帯状シート4との間に固定されている。背側領域Bの接着剤5bは、その塗布量が、腹側領域Aの接着剤5aの塗布量に比べて少ない。【選択図】図1

Description

本発明は、成人用或いは子供用等のパンツ型使い捨ておむつに関する。
従来より、吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の外面側に固定された外装体とを備えたパンツ型使い捨ておむつにおいて、該吸収性本体の縦方向の両端部それぞれに帯状シートを配して被覆しているパンツ型使い捨ておむつが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のパンツ型使い捨ておむつによれば、吸収性本体の縦方向の端部が着用者の肌に直接触れず、しかも、該吸収性本体の端部からの吸収体を構成する吸収性ポリマーの脱落を防止することができ、使用感が向上する。
特開2010-82328号公報
一般的に、使い捨ておむつを着用した状態において、着用者は、腹側領域よりも背側領域の方に汗をかき易いことが知られている。しかし、特許文献1には、着用時にかいた汗について考慮されていない。このように、腹側領域よりも背側領域の方にかき易い汗に関して、更なる改良の余地があった。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、縦長の吸収体を含む腹側領域、背側領域及び股下領域に区分された吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に固定された外装体とを備えたパンツ型使い捨ておむつであって、前記吸収性本体の縦方向の両端部それぞれが、前記外装体と、該外装体とは別体の横方向に延びる帯状シートとで被覆され、接着剤を介して該外装体と該帯状シートとの間に固定されており、背側領域の前記接着剤は、その塗布量が、腹側領域の前記接着剤の塗布量に比べて少ないパンツ型使い捨ておむつを提供するものである。
本発明によれば、吸収性本体の縦方向の端部が着用者の肌に直接触れず、しかも、該吸収性本体の端部からの吸収体を構成する吸収性ポリマーの脱落を防止することができると共に、腹側領域よりも背側領域の方にかき易い汗に関して考慮されており、着用感が更に向上する。
図1は、本発明の本実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの斜視図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつを展開して伸長させた状態を表面シート側から見た平面図である。 図3は、図2に示すパンツ型使い捨ておむつの背側領域の拡大平面図である。 図4は、図2に示すパンツ型使い捨ておむつの腹側領域の拡大平面図である。 図5は、図2のI−I線断面図である。
以下本発明をその好ましい本実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ(以下、「おむつ1」ともいう。)は、図1〜図5に示すように、所謂分割タイプのパンツ型使い捨ておむつである。おむつ1は、縦長の吸収体33を含む腹側領域A、背側領域B及び股下領域Cに区分された吸収性本体3と、該吸収性本体3の非肌対向面側に固定された外装体2とを備えたパンツ型使い捨ておむつである。ここで、腹側領域Aとは着用時に着用者の腹側に位置する領域であり、背側領域Bとは着用時に着用者の背側に位置する領域であり、股下領域Cとは腹側領域Aと背側領域Bとの間に配される領域である。
また、本明細書において、「肌対向面」とは、例えば吸収性本体3を構成する後述する表面シート31などの各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、「非肌対向面」とは、例えば吸収性本体3を構成する後述する表面シート31などの各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。
また、各図に示す「Y方向」は、吸収性本体3の縦方向に延びる中心線CLに平行な方向である。また各図に示す「X方向」は、中心線CLに直交する方向であり、吸収性本体3の横方向と同じ方向でもある。
おむつ1は、図1に示すように、吸収性本体3と、該吸収性本体3の非肌対向面側に位置する外装体2とを具備している。そして、おむつ1の外装体2は、腹側領域Aの腹側シート部材2Aと背側領域Bの背側シート部材2Bとを有している。おむつ1には、腹側シート部材2Aの縦方向(Y方向)に沿う両側部と背側シート部材2Bの縦方向(Y方向)に沿う両側部とが接合されて、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部WO及び一対のレッグ開口部LO,LOが形成されている。該接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール、接着剤等の公知の接合方法が用いられる。
おむつ1において、外装体2を構成する腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、それぞれ、おむつ1の展開且つ伸長状態(図2参照)にて、横方向(X方向)に長い長方形状を有している。腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは何れも、図1,図5に示すように、おむつの最外面をなす外層シート21と、外層シート21の肌対向面側に配された内層シート22と、両シート21,22間に配された複数本の糸状の弾性部材23とを備えている。外層シート21及び内層シート22は、同形同大に形成されており、それぞれ、おむつ1の展開且つ伸長状態(図2参照)において、横方向(X方向)に長い長方形状を有している。複数本の弾性部材23は、それぞれ横方向(X方向)に伸長状態で延びており、おむつの縦方向(Y方向)に間隔を開けて配されている。外層シート21及び内層シート22は、互いの輪郭を一致させて重ね合わされ、散点状に配された多数の融着部(不図示)で互いに接合して形成されている。おむつ1においては、複数本の弾性部材23は、外層シート21及び内層シート22間に配され、前記融着部(不図示)を通らないように配されている。
腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bは、それぞれ、図1に示すように、吸収性本体3と重なる領域に、弾性部材23の伸縮機能が低減された弱機能化領域を有している。詳述すると、腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bにおける複数本の弾性部材23は、吸収性本体3と重なる領域において、それぞれが個々複数個に分断されており、細かく分断された弾性部材23は、もはや収縮力を殆ど有しない状態となって腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bに弱機能化領域を形成している。
おむつ1の吸収性本体3は、図5に示すように、縦方向(Y方向)に長い長方形状の吸収体33と、吸収体33の肌対向面側に配された液透過性の表面シート31と、吸収体33の非肌対向面側に配された液難透過性の裏面シート32とを備えており、図2に示すように、縦方向(Y方向)に長い長方形状に形成されている。
おむつ1においては、図2〜図4に示すように、吸収性本体3の縦方向(Y方向)に沿う両側部に、吸収性本体3の全長に亘って、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス34,34が形成されている。各側方カフス34の自由端の近傍には、側方カフス弾性部材35が伸長状態で配されている。おむつ1の着用中には、側方カフス弾性部材35が収縮することにより側方カフス34が起立し、股下領域Cにギャザーを形成して、吸収性本体3から横方向(X方向)外方への液の流出が阻止される。
吸収性本体3の吸収体33は、パルプ繊維等の繊維の集合体に吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コア(不図示)と、該吸収性コア(不図示)を被覆するコアラップシート(不図示)とからなる。おむつ1においては、吸収体33を構成する吸収性コアは、図5に示すように、背側領域B側(背側領域Bの背側シート部材2Bと重なっている部分)の厚みが、腹側領域A側(腹側領域Aの腹側シート部材2Aと重なっている部分)の厚みよりも小さくなっており、背側領域の柔軟性をより奏させるようにする観点から、腹側領域A側(腹側領域Aの腹側シート部材2Aと重なっている部分)の厚みの10%以上75%以下であることが好ましく、腹側領域A側の厚みの15%以上50%以下であることが更に好ましい。具体的には、背側領域B側の吸収性コアの厚みは、0.5mm以上6mm以下であることが好ましく、1mm以上5mm以下であることが更に好ましい。また、腹側領域A側の吸収性コアの厚みは、1mm以上9mm以下であることが好ましく、2mm以上7.5mm以下であることが更に好ましい。吸収性コアの厚みは、無荷重下で測定する。
尚、背側領域B側の吸収性コア、或いは腹側領域A側の吸収性コアとは、分割タイプのおむつ1においては、背側領域Bの背側シート部材2Bと吸収性本体3とが重なっている部分、或いは、腹側領域Aの腹側シート部材2Aと吸収性本体3とが重なっている部分を意味するが、分割タイプ以外の使い捨ておむつの場合には、パンツ型使い捨ておむつを展開して伸長させた状態において外装体2をY方向に3等分して、背側領域、股下領域及び腹側領域に区分し、該区分した背側領域に配された吸収性コア、或いは該区分した腹側領域に配された吸収性コアを意味する。
また、おむつ1においては、吸収体33を構成する吸収性コアは、背側領域B側(背側領域Bの背側シート部材2Bと重なっている部分)の坪量が、腹側領域A側(腹側領域Aの腹側シート部材2Aと重なっている部分)の坪量よりも小さくなっており、背側領域の柔軟性をより奏させるようにする観点から、腹側領域A側の坪量の10%以上75%以下であることが好ましく、腹側領域A側の坪量の20%以上65%以下であることが更に好ましい。具体的には、背側領域B側の吸収性コアの坪量は、50g/m以上500g/m以下であることが好ましく、75g/m以上400g/m以下であることが更に好ましい。また、腹側領域A側の吸収性コアの坪量は、150g/m以上900g/m以下であることが好ましく、200g/m以上800g/m以下であることが更に好ましい。
更に、おむつ1においては、吸収体33を構成する吸収性コアは、背側領域B側(背側領域Bの背側シート部材2Bと重なっている部分)の密度が、腹側領域A側(腹側領域Aの腹側シート部材2Aと重なっている部分)の密度よりも小さくなっており、背側領域の柔軟性をより奏させるようにする観点から、腹側領域A側の密度の10%以上75%以下であることが好ましく、腹側領域A側の密度の20%以上65%以下であることが更に好ましい。具体的には、背側領域B側の吸収性コアの密度は、0.01g/cm以上0.75g/cm以下であることが好ましく、0.03g/cm以上0.55g/cm以下であることが更に好ましい。また、腹側領域A側の吸収性コアの密度は、0.1g/cm以上1g/cm以下であることが好ましく、0.15g/cm以上0.8g/cm以下であることが更に好ましい。
更にまた、おむつ1においては、背側領域B側(背側領域Bの背側シート部材2Bと重なっている部分)の吸収体33は、構成する吸収性ポリマーの含有量が、腹側領域A側(腹側領域Aの腹側シート部材2Aと重なっている部分)の吸収体33を構成する吸収性ポリマーの含有量に比べて少なくなっており、背側領域の柔軟性をより奏させるようにする観点から、腹側領域A側の吸収性ポリマーの含有量の10%以上75%以下であることが好ましく、腹側領域A側の吸収性ポリマーの含有量の20%以上65%以下であることが更に好ましい。具体的には、背側領域B側の吸収性ポリマーの含有量は、50g/m以上250g/m以下であることが好ましく、75g/m以上200g/m以下であることが更に好ましい。また、腹側領域A側の吸収性ポリマーの含有量は、100g/m以上500g/m以下であることが好ましく、150g/m以上400g/m以下であることが更に好ましい。背側領域B側の吸収性ポリマーの含有量、或いは腹側領域A側の吸収性ポリマーの含有量は、以下のようにして測定する。
<背側領域B側の吸収性ポリマーの含有量、或いは腹側領域A側の吸収性ポリマーの含有量の測定方法>
吸収体の腹側領域A側および背側領域B側をそれぞれ5点、10cm×10cmの大きさに切り出す。指定の大きさのサンプルがとれない場合には、とれる範囲で切り出し、画像解析装置を用いてそのサンプルの面積を測定する。それらのサンプルを、それぞれ90℃で8時間以上乾燥処理をおこない、室温にて平衡化した後に秤量する。各サンプルを、予め秤量済みのメッシュ袋に充填し、該メッシュ袋ごと、4重量%のアスコルビン酸および0.02重量%のリボフラビンを含有する水溶液中に浸漬させ、該水溶液をサンプルに充分に含ませる。メッシュ袋を水溶液中から取り出し、サンプルを日光(紫外線)による低分子化処理を8時間×3日間施す。低分子化処理によって可溶化した成分を、メッシュ袋から水洗して分離除去する。リボフラビンにより着色された吸収性ポリマーの色が消失していない、または水洗時のぬるぬる感が消失していない場合には、メッシュ袋を再度前記水溶液中に浸漬させ,日光による低分子化処理を繰り返す。全てのサンプルについて前記ポリマーの色が完全に消失し、かつ水洗時のぬるぬる感が消失した時点で処理を終了する。メッシュ袋を遠心分離器によって800回転/分の速度で10分遠心して脱水する。90℃で18時間以上の乾燥をおこない、室温で平衡化した後、残存物を内包した状態のメッシュ袋の重量を秤量する。低分子化処理後の重量からメッシュ袋単体の重量を差し引いた値をサンプル中のパルプ繊維の含有量とし、予め測定済のサンプル重量からパルプ繊維の重量を差し引いた値を単位面積あたりに換算した値を吸水性ポリマーの含有量とする。
おむつ1においては、吸収体33は、図2に示すように、吸収性コアの形成材料が存在しないか或いは該形成材料の坪量が他の部分より少ないスリット33dを3本有している。各スリット33dは、背側領域B側から腹側領域A側に亘って、言い換えれば、股下領域Cの全域に亘って縦方向(Y方向)に延びている。3本のスリット33dは、横方向(X方向)に等間隔を開けて並置されている。尚、おむつ1においては、スリット33dは、3本であるが、液の拡散をより奏させるようにする観点から、1本以上5本以下であることが好ましく、2以上4本以下であることが更に好ましい。
おむつ1は、図3〜図5に示すように、吸収性本体3の縦方向(Y方向)の両端部3a,3bそれぞれが、外装体2と、外装体2とは別体の横方向(X方向)に延びる帯状シート4とで被覆され、接着剤5を介して外装体2と帯状シート4との間に固定されて形成されている。詳述すると、おむつ1においては、図5に示すように、吸収性本体3は、腹側領域A側の一端部3a側が腹側シート部材2Aと重なっており、その非肌対向面が、外装体2Aを構成する内層シート22に接着剤(不図示)を介して固定されている。そして、おむつ1においては、吸収性本体3は、背側領域B側の他端部3b側が背側シート部材2Bと重なっており、その非肌対向面が、外装体2Bを構成する内層シート22に接着剤(不図示)を介して固定されている。即ち、おむつ1においては、吸収性本体3は、腹側領域A側の一端部3a側の肌対向面が横方向(X方向)に延びる帯状シート4で被覆され、一端部3aが、接着剤5aを介して腹側シート部材2Aと帯状シート4との間に固定されている。そして、おむつ1においては、吸収性本体3は、背側領域B側の他端部3b側の肌対向面が横方向(X方向)に延びる帯状シート4で被覆され、他端部3bが、接着剤5bを介して背側シート部材2Bと帯状シート4との間に固定されている。
吸収性本体3の縦方向(Y方向)の両端部3a,3bそれぞれを覆う帯状シート4は、おむつ1においては、おむつ1の展開且つ伸長状態(図2参照)にて、腹側シート部材2A又は背側シート部材2Bの横方向(X方向)の全域に亘って延びており、横方向(X方向)に長い長方形状を有している。帯状シート4の幅(Y方向の長さ)は、腹側シート部材2A又は背側シート部材2BのY方向の長さに対して、10%以上60%以下であることが好ましく、15%以上50%以下であることが更に好ましい。
図5に示すように、帯状シート4は、吸収性本体3の腹側領域A側の一端部3aを被覆して、接着剤5aを介して腹側シート部材2Aに固定されている。また、帯状シート4は、吸収性本体3の背側領域B側の他端部3bを被覆して、接着剤5bを介して背側シート部材2Bに固定されている。更に、おむつ1においては、帯状シート4の両端部(Y方向に沿う両側部)は、腹側シート部材2Aの縦方向(Y方向)に沿う両側部と背側シート部材2Bの縦方向(Y方向)に沿う両側部とが接合されて一対のサイドシール部S,Sを形成する際に、腹側シート部材2Aの両側部と背側シート部材2Bの両側部との間に同時に接合されている。
接着剤5に関しては、図3〜図5に示すように、背側領域Bの接着剤5bは、その塗布量が、腹側領域Aの接着剤5aの塗布量に比べて少なくなっている。接着剤5bの塗布量は、吸収性ポリマーの脱落防止および着用感の向上をより奏させるようにする観点から、接着剤5aの塗布量の好ましくは2/25以上、更に好ましくは2/15以上であり、接着剤5aの塗布量の好ましくは4/5以下、更に好ましくは2/3以下であり、そして、接着剤5aの塗布量の好ましくは2/25以上4/5以下であり、更に好ましくは2/15以上2/3以下である。具体的には、接着剤5bの塗布量は、同様の観点から、2g/m以上10g/m以下であることが好ましく、2g/m以上5g/m以下であることが更に好ましい。また、接着剤5aの塗布量は、同様の観点から、5g/m以上25g/m以下であることが好ましく、5g/m以上15g/m以下であることが更に好ましい。背側領域Bの接着剤5bの塗布量、或いは腹側領域Aの接着剤5aの塗布量は、以下のようにして測定する。
<背側領域Bの接着剤5bの塗布量、或いは腹側領域Aの接着剤5aの塗布量の測定方法>
腹側領域Aまたは背側領域Bに接着されている帯状シートを、外装体および吸収体から引き剥がした後、正確に秤量する。また、その帯状シートの面積を画像解析装置を用いて測定する。該帯状シートを、酢酸イソペンチルおよび酢酸ノルマルブチルを混合した有機溶媒中に浸漬させることによって、該帯状シートに接着している接着剤を洗い流す。洗浄後の該帯状シートは、一週間程度静置して乾燥した後、正確に秤量する。洗浄前と洗浄後の帯状シートの重量差を算出し、単位面積あたりの値に換算することで、接着剤の塗布量を求める。
接着剤5の塗布状態について説明すると、各接着剤5a,5bは、図3,図4に示すように、吸収性本体3の縦方向(Y方向)の端部端縁3a1,3b1を跨いで帯状シート4に塗布されている。詳述すると、背側領域Bにおいては、接着剤5bは、図3,図5に示すように、吸収性本体3の背側領域B側の他端部3bの端縁3b1を跨いで帯状シート4の非肌対向面に塗布されている。また、腹側領域Aにおいては、接着剤5aは、図4,図5に示すように、吸収性本体3の腹側領域A側の一端部3aの端縁3a1を跨いで帯状シート4の非肌対向面に塗布されている。ここで、接着剤5bが吸収性本体3の他端部3bの端縁3b1を跨いでいるとは、端縁3b1を境界にして、接着剤5bが、縦方向(Y方向)前後に延在し、端縁3b1と交差していることを言う。接着剤5aについても同様に、吸収性本体3の一端部3aの端縁3a1を境界にして、縦方向(Y方向)前後に延在し、端縁3a1と交差していることを言う。
上述したように、背側領域Bの接着剤5bは、その塗布量が、腹側領域Aの接着剤5aの塗布量に比べて少なくなっており、おむつ1においては、接着剤5bは、その面積が、接着剤5aの塗布面積に比べて低くなっている。接着剤5bの塗布面積は、吸収性ポリマーの脱落防止および着用感の向上をより奏させるようにする観点から、接着剤5aの塗布面積の好ましくは2/25以上、更に好ましくは2/15以上であり、接着剤5aの塗布面積の好ましくは4/5以下、更に好ましくは2/3以下であり、そして、接着剤5aの塗布面積の好ましくは2/25以上4/5以下であり、更に好ましくは2/15以上2/3以下である。具体的には、接着剤5bの塗布面積は、同様の観点から、1cm以上60cm以下であることが好ましく、3cm以上40cm以下であることが更に好ましい。また、接着剤5aの塗布面積は、同様の観点から、5cm以上80cm以下であることが好ましく、8cm以上60cm以下であることが更に好ましい。ここで、接着剤5bの面積が接着剤5aの塗布面積に比べて低くなっているとは、接着剤5bの塗布線が接着剤5aの塗布線に比べて細くなっていること、及び接着剤5bの塗布本数が接着剤5aの塗布本数に比べて少なくなっていることの少なくとも何れか一方を満たしていることを意味する。
おむつ1においては、図3,図5に示すように、背側領域Bの接着剤5bは、吸収性本体3の他端部3bの端縁3b1近傍における、吸収性本体3と背側シート部材2Bとが重なっている領域に、言い換えれば、吸収性本体3の横方向(X方向)全域にのみ、横方向(X方向)に延びる螺旋を描く線状に塗布されている。螺旋を描く塗布線は、1本〜3本であることが好ましく、おむつ1においては、2本形成されている。これら2本の螺旋を描く塗布線は、Y方向においては、互いに一部が重なるように、間欠的に配されている。
また、おむつ1においては、図4,図5に示すように、腹側領域Aの接着剤5aは、吸収性本体3の一端部3aの端縁3a1近傍における、吸収性本体3と腹側シート部材2Aとが重なっている領域に、言い換えれば、吸収性本体3の横方向(X方向)全域にのみ、螺旋を描く塗布線は、2本〜5本であることが好ましく、おむつ1においては、4本形成されている。これら4本の螺旋を描く塗布線は、Y方向においては、互いに一部が重なるように、間欠的に配されている。
おむつ1においては、図3〜図5に示すように、背側領域Bの接着剤5bの螺旋を描く各塗布線の太さが、腹側領域Aの接着剤5aの螺旋を描く塗布線の太さよりも細くなっている。また、背側領域Bの接着剤5bの螺旋を描く塗布線の本数が、腹側領域Aの接着剤5aの螺旋を描く塗布線の本数よりも少なくなっている。従って、おむつ1においては、接着剤5bは、その面積が、接着剤5aの塗布面積に比べて低くなっている。尚、接着剤5a,5bは、おむつ1においては、上述したように螺旋を描く線状に形成されているが、ジグザグを描く線状、X方向に直線状に延びる線状、スプレーで描く散点状,或いはΩ状に形成されていてもよい。背側領域Bの接着剤5bの塗布面積、或いは腹側領域Aの接着剤5aの塗布面積は、以下のようにして測定する。
<背側領域Bの接着剤5bの塗布面積、或いは腹側領域Aの接着剤5aの塗布面積の測定方法>
腹側領域Aまたは背側領域Bの帯状シート上にトナーを散布する。帯状シート上の接着剤に接着しなかった過剰の未接着トナーは、掃除機により吸引して除去する。接着剤が塗布されている領域中の接着剤の塗布パターンが、いわゆるベタ塗りであり、その塗布形状が、長方形状や正方形状等、その面積を定規等で容易に測定できる形状である場合には、接着剤が塗布されている領域の、縦横の長さ等の寸法を定規等で測定して面積を算出し、接着剤の塗布面積とする。接着剤が塗布されている領域の接着剤の塗布パターンが、螺旋状に塗布されていたり、スプレーにより散点状に塗布されていたりする場合等には、接着剤が塗布されている領域について、画像処理機能を有する顕微鏡下でトナーにより着色された面積を測定する。なお、トナーで着色されている部分の顕微鏡を用いた観察は、25mmの面積を5点任意に抽出し、観察と画像処理によりトナーで着色されている部分の面積を詳細に算出する。
上述したおむつ1の各部の形成材料について説明する。
外装体2の構成する腹側シート部材2A及び背側シート部材2Bを構成する外層シート21、内層シート22としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のシート材を特に制限なく用いることができ、不織布を用いることが好ましい。該不織布としては、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布の単層の不織布又はこれらが2層以上に積層された積層不織布等を用いることができる。また、外層シート21,内層シート22として、不織布とフィルムとを一体化したシート等を用いることもできる。
吸収性本体3を構成する表面シート31、裏面シート32、吸収体33及び側方カフス34形成用シート等としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート31としては、単層又は多層構造の不織布や、開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート32としては、単層の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができ、通気性の観点から透湿性のものが好ましい。吸収体33は、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)に吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、ティッシュペーパ等からなるコアラップシートで被覆したものを用いることができる。側方カフス34形成用シートとしては、撥水性の単層又は多層構造の不織布等を用いることができる。
外装体2の構成する弾性部材23、吸収性本体3を構成する側方カフス弾性部材35の形成素材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオ レフィン、ポリウレタン等を用いることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム 等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
帯状シート4としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に従来用いられている各種のシート材を特に制限なく用いることができ、吸汗性液漏れ防止の観点から、メルトブローン不織布が好ましく用いられる。帯状シート4の坪量は、5g/m以上30g/m以下であることが好ましく、10g/m以上25g/m以下であることが更に好ましい。
各部材の固定には、接着剤或いは熱融着等を利用して固定できる。用いられる接着剤(接着剤5を含む)としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、ホットメルト接着剤を用いることができる。ホットメルト接着剤としては、例えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)等のブロックコポリマー系のホットメルト接着剤が挙げられる。熱融着としては、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができ、例えば、ヒートシール、高周波シール、超音波シールを用いることができる。
上述した本発明の本実施形態のおむつ1を使用した際の作用効果について説明する。
おむつ1は、図5に示すように、吸収性本体3の縦方向(Y方向)の両端部3a,3bそれぞれが、外装体2と、外装体2とは別体の横方向(X方向)に延びる帯状シート4とで被覆され、接着剤5a,5bを介して外装体2と帯状シート4との間に固定されて形成されている。その為、吸収性本体3の端部3a,3bが着用者の肌に直接触れず、しかも、該端部3a,3bからの吸収体33を構成する吸収性ポリマーの脱落を防止することができ、使用感が向上する。更に、おむつ1は、図3〜5に示すように、帯状シート4を固定する背側領域Bの接着剤5bの塗布量が、帯状シート4を固定する腹側領域Aの接着剤5aの塗布量に比べて少なくなっている。その為、腹側領域Aよりも背側領域Bの方が、通気性が向上しており、着用時に腹側領域よりも背側領域の方にかき易い汗に関して考慮されており、着用感が更に向上する。
また、おむつ1においては、帯状シート4を固定する各接着剤5a,5bは、図3,図4に示すように、吸収性本体3の縦方向(Y方向)の端部端縁3a1,3b1を跨いで帯状シート4に塗布されている。その為、該端部3a,3bからの吸収体33を構成する吸収性ポリマーの脱落を確実に防止することができ、使用感が更に向上する。また、おむつ1においては、各接着剤5a,5bは、螺旋を描く線状に塗布されており、しかも、腹側シート部材2A或いは背側シート部材2Bと吸収性本体3とが重なっている領域にしか塗布されていない。その為、通気性が向上しており、着用感が更に向上する。特に、おむつ1においては、接着剤5bの面積が、接着剤5aの塗布面積に比べて低くなっており、着用時に腹側領域よりも背側領域の方にかき易い汗に関して更に考慮されており、着用感が更に向上する。
また、おむつ1においては、着用者の尿が集中し易い腹側領域A側の吸収性コアの坪量が、背側領域B側の吸収性コアの坪量よりも大きくなっているため、尿を十分に吸収できる。そして、背側領域B側の吸収性コアの坪量が、腹側領域A側の吸収性コアの坪量よりも小さくなっているので、塗布量の少ない背側領域Bの接着剤5bでも、十分に帯状シート4を固定することができ、吸収性ポリマーの脱落を防止することができる。特に、背側領域B側の吸収体33の吸収性ポリマーの含有量が、腹側領域A側の吸収体33の吸収性ポリマーの含有量に比べて少なくなっているので、背側領域の柔軟性との効果を奏する。
また、おむつ1においては、背側領域B側から腹側領域A側に亘って、吸収性コアにスリット33dを有しているので、着用者の尿が吸収性コアの全域に効率的に拡がり易くなっており、尿を十分に吸収できる。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、上述した本実施形態のおむつ1に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述したおむつ1は、図1に示すように、外装体2が腹側領域Aの腹側シート部材2Aと背側領域Bの背側シート部材2Bとからなる分割タイプのパンツ型使い捨ておむつであるが、外装体2を構成する少なくとも外層シート21が、腹側領域A、股下領域C及び背側領域Bに亘って連続している一体化した外層体2を有するパンツ型使い捨ておむつであってもよい。
また、上述したおむつ1は、図3,図4に示すように、背側領域Bの接着剤5b及び腹側領域Aの接着剤5aが、背側シート部材2B及び腹側シート部材2Aと吸収性本体3とが重なっている領域にのみ塗布されているが、少なくとも何れか一方が、背側シート部材2B或いは腹側シート部材2Aの横方向(X方向)全域に亘って、言い換えれば、帯状シート4のX方向全域に亘って塗布されていてもよい。このように全域で接着剤5が塗布されていれば、着用時に帯状シート4が引っ掛からずにスムーズに着用することができる。
また、上述したおむつ1は、図5に示すように、吸収体33を構成する背側領域B側の吸収性コアは、吸収体33を構成する腹側領域A側の吸収性コアに比べて、厚み、坪量、密度、及び吸収性ポリマーの含有量の何れの項目も小さくなっているが、少なくとも1つの項目が小さくなっていてもよい。また、何れの項目も満たさず、背側領域Bから腹側領域Aに亘る全域において均一な吸収性コアであってもよい。更に、おむつ1においては、図2に示すように、吸収体33がスリット33dを有しているが、有していなくてもよい。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、成人用、子供用或いは幼児用のパンツ型使い捨ておむつとして用いられる。
上述した実施形態に関し、さらに以下のパンツ型使い捨ておむつを開示する。
<1>
縦長の吸収体を含む腹側領域、背側領域及び股下領域に区分された吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に固定された外装体とを備えたパンツ型使い捨ておむつであって、
前記吸収性本体の縦方向の両端部それぞれが、前記外装体と、該外装体とは別体の横方向に延びる帯状シートとで被覆され、接着剤を介して該外装体と該帯状シートとの間に固定されており、
背側領域の前記接着剤は、その塗布量が、腹側領域の前記接着剤の塗布量に比べて少ないパンツ型使い捨ておむつ。
<2>
各前記接着剤は、前記吸収性本体の縦方向の端部端縁を跨いで塗布されている前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<3>
背側領域の前記接着剤は、その塗布面積が、腹側領域の前記接着剤の塗布面積に比べて低い前記<1>又は<2>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<4>
背側領域の前記接着剤の塗布面積は、腹側領域の前記接着剤の塗布面積の好ましくは2/25以上、更に好ましくは2/15以上であり、腹側領域の前記接着剤の塗布面積の好ましくは4/5以下、更に好ましくは2/3以下である、前記<1>〜<3>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<5>
背側領域の前記接着剤の塗布面積は、1cm以上60cm以下であることが好ましく、3cm以上40cm以下であることが更に好ましく、また、腹側領域の前記接着剤の塗布面積は、5cm以上80cm以下であることが好ましく、8cm以上60cm以下であることが更に好ましい、前記<1>〜<4>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<6>
背側領域の前記接着剤の塗布量は、腹側領域の前記接着剤の塗布量の2/25以上4/5以下であり、背側領域の前記接着剤の塗布量が2g/m以上10g/m以下であって、腹側領域の前記接着剤の塗布量が5g/m以上25g/m以下である前記<1>〜<5>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<7>
背側領域の前記接着剤の塗布量は、腹側領域の前記接着剤の塗布量の好ましくは2/25以上、更に好ましくは2/15以上であり、腹側領域の前記接着剤の塗布量の好ましくは4/5以下、更に好ましくは2/3以下であり、前記<1>〜<6>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<8>
背側領域の前記接着剤の塗布量は、2g/m以上10g/m以下であることが好ましく、2g/m以上5g/m以下であることが更に好ましく、また、腹側領域の前記接着剤の塗布量は、5g/m以上25g/m以下であることが好ましく、5g/m以上15g/m以下であることが更に好ましい前記<1>〜<7>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<9>
背側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアは、その坪量が、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアの坪量に比べて低い前記<1>〜<8>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<10>
前記吸収体を構成する吸収性コアは、背側領域側の坪量が、腹側領域側の坪量の10%以上75%以下であることが好ましく、腹側領域側の坪量の20%以上65%以下であることが更に好ましい前記<1>〜<9>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<11>
背側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアの坪量は、50g/m以上500g/m以下であることが好ましく、75g/m以上400g/m以下であることが更に好ましく、また、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアの坪量は、150g/m以上900g/m以下であることが好ましく、200g/m以上800g/m以下であることが更に好ましい前記<1>〜<10>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<12>
背側領域側の前記吸収体を構成する吸収性ポリマーの含有量が、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性ポリマーの含有量に比べて少ない前記<1>〜<11>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<13>
背側領域側の前記吸収体を構成する吸収性ポリマーの含有量は、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性ポリマーの含有量の10%以上75%以下であることが好ましく、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性ポリマーの含有量の20%以上65%以下であることが更に好ましい前記<1>〜<12>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<14>
背側領域側の前記吸収体を構成する吸収性ポリマーの含有量は、50g/m以上250g/m以下であることが好ましく、75g/m以上200g/m以下であることが更に好ましく、また、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性ポリマーの含有量は、100g/m以上500g/m以下であることが好ましく、150g/m以上400g/m以下であることが更に好ましい前記<1>〜<13>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<15>
前記吸収体を構成する吸収性コアは、背側領域側の厚みが腹側領域側の厚みよりも小さくなっており、
前記吸収体を構成する吸収性コアは、背側領域側の厚みが、腹側領域側の厚みの10%以上75%以下であることが好ましく、腹側領域側の厚みの15%以上50%以下であることが更に好ましい前記<1>〜<14>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<16>
背側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアの厚みは、0.5mm以上6mm以下であることが好ましく、1mm以上5mm以下であることが更に好ましいく、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアの厚みは、1mm以上9mm以下であることが好ましく、2mm以上7.5mm以下であることが更に好ましい前記<1>〜<15>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<17>
前記吸収体を構成する吸収性コアは、背側領域側の密度が、腹側領域側の密度よりも小さくなっており、
前記吸収体を構成する吸収性コアは、背側領域側の密度が、腹側領域側の密度の10%以上75%以下であることが好ましく、腹側領域側の密度の20%以上65%以下であることが更に好ましい前記<1>〜<16>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<18>
背側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアの密度は、0.01g/cm以上0.75g/cm以下であることが好ましく、0.03g/cm以上0.55g/cm以下であることが更に好ましく、また、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアの密度は、0.1g/cm以上1g/cm以下であることが好ましく、0.15g/cm以上0.8g/cm以下であることが更に好ましい前記<1>〜<17>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<19>
前記帯状シートの幅(Y方向の長さ)は、前記外装体の幅方向(Y方向)の長さに対して、10%以上60%以下であることが好ましく、15%以上50%以下であることが更に好ましい前記<1>〜<18>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<20>
背側領域の前記接着剤の螺旋を描く各塗布線の太さが、腹側領域の前記接着剤の螺旋を描く塗布線の太さよりも細くなっている前記<1>〜<19>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<21>
背側領域の前記接着剤の螺旋を描く塗布線の本数が、腹側領域の前記接着剤の螺旋を描く塗布線の本数よりも少なくなっている前記<1>〜<20>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<22>
前記吸収体は、背側領域から腹側領域に亘って延びるスリットを有している前記<1>〜<21>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
1 パンツ型使い捨ておむつ
2 外装体
2A 腹側シート部材
2B 背側シート部材
21 外層シート
22 内層シート
23 弾性部材
3 吸収性本体
3a,3b 端部
3a1,3b1 端部端縁
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収体
34 側方カフス
35 側方カフス弾性部材
4 帯状シート
5,5a,5b 接着剤
A 腹側領域
B 背側領域
C 股下領域
CL 縦方向に延びる中心線

Claims (7)

  1. 縦長の吸収体を含む腹側領域、背側領域及び股下領域に区分された吸収性本体と、該吸収性本体の非肌対向面側に固定された外装体とを備えたパンツ型使い捨ておむつであって、
    前記吸収性本体の縦方向の両端部それぞれが、前記外装体と、該外装体とは別体の横方向に延びる帯状シートとで被覆され、接着剤を介して該外装体と該帯状シートとの間に固定されており、
    背側領域の前記接着剤は、その塗布量が、腹側領域の前記接着剤の塗布量に比べて少ないパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 各前記接着剤は、前記吸収性本体の縦方向の端部端縁を跨いで塗布されている請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 背側領域の前記接着剤は、その塗布面積が、腹側領域の前記接着剤の塗布面積に比べて低い請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 背側領域の前記接着剤の塗布量は、腹側領域の前記接着剤の塗布量の2/25以上4/5以下であり、背側領域の前記接着剤の塗布量が2g/m以上10g/m以下であって、腹側領域の前記接着剤の塗布量が5g/m以上25g/m以下である請求項1〜3の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 背側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアは、その坪量が、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性コアの坪量に比べて低い請求項1〜4の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. 背側領域側の前記吸収体は、構成する吸収性ポリマーの含有量が、腹側領域側の前記吸収体を構成する吸収性ポリマーの含有量に比べて少ない請求項1〜5の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  7. 前記吸収体は、背側領域から腹側領域に亘って延びるスリットを有している請求項1〜6の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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