JP4818075B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関する。
パンツ型使い捨ておむつのウエスト開口部やレッグ開口部には、糸ゴムや平ゴムなどからなる弾性部材が伸長状態で配されて、それぞれ伸縮性のウエストギャザーやレッグギャザーが形成されている。このような構成おむつにおいては、弾性部材が存在する部位によっておむつを着用者の身体に固定している。従って、弾性部材が存在する部位にその収縮力が集中的に作用し、着用者の身体に弾性部材の跡、即ちいわゆるゴム跡がつきやすくなる。また、弾性部材の収縮力によってウエストギャザーやレッグギャザーには多数のしわが発生する。それに起因して、おむつのフィット性には限界がある。
このような構成のパンツ型おむつとは別に、吸収性コアを含む吸収性本体と該吸収性本体の非肌当接面側に接合された外包材とを備えて構成された使い捨ておむつにおいて、着用者に対するおむつのフィット性を向上させることを目的に、外包材に伸縮性シートを用いたものも知られている(例えば特許文献1及び2参照)。このような使い捨ておむつによれば、外包材に伸縮性を発現するために糸ゴム等の線状の弾性部材を用いる必要がないため、装着前又は装着中におけるおむつの外観及び柔らかさに優れていると共に、線状の弾性体による装着時のゴム跡といった問題も解消できる。
特開平3−205053号公報 実開平4−32718号公報
特許文献1、2に記載の使い捨ておむつにおいては、外包材は、吸収性本体における腹側に位置する腹側外包材と背側に位置する背側外包材とに区分されているが、腹側外包材及び背側外包材の物性について特段の工夫がなされておらず、例えばおむつのズレ落ち防止を重視して外包材に伸長応力の大きい伸縮性シートを使用すると、お腹周りに圧迫感を生じ、装着感が悪くなり、一方、装着感を重視して外包材に伸長応力の小さい伸縮性シートを使用するとおむつがズレ落ち易いという問題があった。
従って本発明の目的は、前述した従来技術が有する問題点を解消し得るパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部と背側に位置する背側部とに区分され、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつにおいて、吸収性コアを含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に接合された外包材とを備えて構成されており、前記外包材は、少なくとも、前記吸収性本体における腹側部に配置された腹側外包材と、前記吸収性本体における背側部に配置された背側外包材とを備えており、前記腹側外包材と前記背側外包材との両側縁部同士が接合されて、一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されており、前記腹側外包材及び前記背側外包材は何れも、不織布からなる外層シートと内層シートとが積層された構造を有し、該外層シート及び該内層シートのうち少なくとも一方が伸縮性シートからなっており、前記腹側外包材の胴回り部と前記背側外包材の胴回り部とは、物性が異なっているパンツ型使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のパンツ型使い捨ておむつによれば、外観、装着感及びズレ落ち防止性に優れている。
以下、本発明のパンツ型使い捨ておむつを、その好ましい一実施形態(第1の実施形態)に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ(以下使い捨ておむつともいう)1は、着用時に着用者の腹側に位置する腹側部Aと背側に位置する背側部Bとに区分され、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されており、この使い捨ておむつ1は、吸収性コア4を含む吸収性本体10と、該吸収性本体10の非肌当接面側に接合された外包材11とを備えて構成されている。
前記外包材11は、少なくとも、前記吸収性本体10における腹側部Aに配置された腹側外包材11Aと前記吸収性本体10における背側部Bに配置された背側外包材11Bとを備えている。本実施形態における外包材11は、腹側外包材11Aと背側外包材11Bとからなる。そして、該腹側外包材11Aと該背側外包材11Bとの両側縁部同士が接合されて、図1に示すように、一対のサイドシール部S,ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されている。
前記腹側外包材11A及び前記背側外包材11Bは何れも、図3に示すように、不織布からなる外層シート12と内層シート13とが積層された構造を有しており、該外層シート12及び該内層シート13のうち少なくとも一方は伸縮性シートからなっている。また前記腹側外包材11Aの胴周り部20Aと前記背側外包材11Bの胴周り部20Bとは、物性が異なっている。
本実施形態の使い捨ておむつ1について更に説明すると、吸収性本体10は、液透過性の表面シート2、液不透過性又は撥水性の裏面シート3及び両シート2、3間に介在配置された液保持性の吸収性コア4を有し、実質的に縦長に形成されている。表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4は、図3に示すように、それぞれ矩形状であり、一体化されて縦長の吸収性本体10を形成している。表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4としては、それぞれ、従来からこの種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。例えば、吸収性コア4としては、高吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているものを用いることができる。
前記吸収性本体10の長手方向の左右両側には、図2及び図4に示すように、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8,8が形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には、側方カフス弾性部材81が伸長状態で配されている。これにより、図1に示すように組み立てられた使い捨ておむつ1を着用させる際に、側方カフス弾性部材81が収縮することにより側方カフス8が起立して、吸収性本体10の幅方向への液の流出が阻止される。図3及び図4に示すように、側方カフス8、8の形成用のシート材82は、吸収性本体10の幅方向外側の所定幅の部分82Sが、裏面シート3の肌当接面側に巻き下げられ、吸収性コア4と裏面シート3との間に固定されている。
本実施形態の使い捨ておむつ1における腹側外包材11A及び背側外包材11Bについて更に説明すると、これらは何れも、図3に示すように、伸縮性シートからなる外層シート12と非伸縮性シートからなる内層シート13とが積層された構造を有している。外層シート12及び内層シート13は、何れも不織布からなるシートである。外層シート12はおむつの外面をなしている。一方、内層シート13は外層シート12の内面側に配されている。外層シート12を形成する伸縮性シートは、おむつを展開状態としたときに、少なくともおむつ幅方向(図2の左右方向)に伸縮性を有していればよい。内層シート13を形成する非伸縮性シートは、おむつを展開状態としたときに、少なくともおむつ幅方向に伸縮性を有していない。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、腹側外包材11Aを構成する腹側内層シート13Aと背側外包材11Bを構成する背側内層シート13Bとは同一の非伸縮性シートを使用しており、腹側外包材11Aを構成する腹側外層シート12Aと背側外包材11Bを構成する背側外層シート12Bとは物性の異なる伸縮性シートを使用している。具体的には、腹側外層シート12Aの幅方向の伸長応力が背側外層シート12Bの幅方向の伸長応力よりも小さくなっている。また、背側外層シート12Bの通気度が腹側外層シート12Aの通気度よりも高くなっている。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、上述のように、腹側外層シート12Aと背側外層シート12Bとの物性を異ならせることによって、腹側外包材11Aの胴周り部20A全体と背側外包材11Bの胴周り部20B全体との物性を異ならせている。即ち、腹側外包材11Aの胴回り部20Aにおける幅方向の伸長応力と背側外包材11Bにおける胴回り部20Bの幅方向の伸長応力とを異ならせており、また、背側外包材11Bの胴周り部20Bにおける通気度と腹側外包材11Aの胴周り部20Aにおける通気度とを異ならせている。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、腹側外包材11Aの胴回り部20Aにおける幅方向の伸長応力を背側外包材11Bにおける胴回り部20Bの幅方向の伸長応力よりも小さくしてあり、背側外包材11Bの胴周り部20Bにおける通気度を腹側外包材11Aの胴周り部20Aにおける通気度よりも高くしてある。
腹側外包材11Aの胴回り部20Aは、腹側外包材11Aにおける長手方向端部間の領域であり、糸ゴムや平ゴムなどからなる弾性部材が配されている場合には、該弾性部材が配されている領域を含まない。本実施形態における腹側外包材11Aには、後述するように、弾性部材として、ウエスト開口部5にウエスト部弾性部材51が配されており、レッグ開口部6にレッグ部弾性部材61a,61bが配されているため、腹側外包材11Aの胴回り部20Aは、ウエスト部弾性部材51が配されている領域及びレッグ部弾性部材61a,61bが配されている領域を含まない。
背側外包材11Bにおける胴回り部20Bも同様である。
腹側外層シート12Aの幅方向の伸長応力は、50〜150cNであることが好ましく、80〜120cNであることが更に好ましい。また、背側外層シート12Bの幅方向の伸長応力は、100〜250cNであることが好ましく、150〜200cNであることが更に好ましい。
背側外層シート12Bの通気度は、1000〜4000cc/cm・sである
ことが好ましく、1500〜3000cc/cm・sであることが更に好ましい
。また、腹側外層シート12Aの通気度は、500〜2000cc/cm・sで
あることが好ましく、800〜1500cc/cm・sであることが更に好まし
い。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、図1及び図3に示すように、腹側外包材11A及び背側外包材11Bそれぞれにおける外層シート12と内層シート13との間は、サイドシール部A1,A2,B1,B2においては、ヒートシール、高周波シール又は超音波シールにより互いに接合されており、ウエスト開口部5の周縁部50及び一対のレッグ開口部6それぞれの周縁部60においては、ホットメルト型接着剤等の接着剤52,62により互いに接合されている。そして、腹側外包材11A及び背側外包材11Bそれぞれにおける外層シート12と内層シート13との間は、これらの部分を除く部分の大部分において接合されていない。
このように、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6それぞれの周縁部50、60において、外層シート12と内層シート13との間を接合した構成としたため、腹側外包材11Aの胴周り部20A及び背側外包材11Bの胴周り部20Bにおいては、外層シート12と内層シート13とは、ほとんど接着されていない。そのため、腹側外層シート12Aと背側外層シート12Bとの物性を異ならせることで、接着剤等の影響を受けずに、腹側外包材11Aの胴周り部20Aと背側外包材11Bの胴周り部20Bとの物性を異ならせることができる。
腹側外包材11A及び背側外包材11Bそれぞれにおける外層シート12と内層シート13との間が接合されていない部分の面積は、腹側部A及び背側部Bそれぞれの面積に対して、60〜100%であることが好ましく、70〜100%であることがより好ましい。この数値を満たすものを「全域又は大部分」というものとする。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、図3に示すように、腹側外包材11A及び背側外包材11Bそれぞれのおむつ幅方向中央部においても、外層シート12と内層シート13との間が接合されている。両シート12,13は、おむつの長手方向に延びる所定幅の接合部14において接合されている。
腹側外包材11A及び背側外包材11Bそれぞれにおけるウエスト開口部5の周縁部50には、図3に示すように、ウエスト開口部5の開口周縁端に沿って、複数のウエスト部弾性部材51,51が配されている。これらのウエスト部弾性部材51,51は、接着剤52を介して外層シート12と内層シート13との間に伸長状態で固定されている。
また、腹側外包材11A及び背側外包材11Bにおけるレッグ開口部6の周縁部60,60には、図1及び図3に示すように、該レッグ開口部6の周縁端に沿って、レッグ部弾性部材61a,61bが配されている。これらのレッグ部弾性部材61a,61bは、接着剤62を介して外層シート12と内層シート13との間に伸長状態で固定されている。ウエスト部弾性部材51及びレッグ部弾性部材61a,61bとしては、それぞれ、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
吸収性本体10は、その長手方向両端部を除く部分においては、図3及び図4に示すように、幅方向中央部のみが本体接合部15により腹側外包材11A及び背側外包材11Bそれぞれの内層シート13A、13Bに接合されている。本体接合部15は、吸収性本体10の長手方向に延びる帯状のものであり、おむつ幅方向中央部に設けられている。本体接合部15の幅W2が吸収性本体10の幅Wの70%以上であると、装着中における吸収性本体10の剥がれ、破壊等が生じ難い。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、腹側外包材11Aの両側縁部A1,A2と、背側外包材11Bの両側縁部B1,B2とが互いに接合され、図1に示すように、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6が形成されている。この接合によって、使い捨ておむつ1の左右両側縁には一対のサイドシール部S,Sが形成され、パンツ型を形成している。これらの接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール等が用いられる。また、吸収性本体10における腹側部Aと背側部Bとの間、即ち吸収性本体10の長手方向中央部には股下部Cが位置している。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、図1〜図3に示すように、腹側外包材11A及び背側外包材11Bは、その大部分がそれぞれ腹側部A及び背側部Bに配されており、股下部Cには実質的に存在していない。使い捨ておむつ1がこのような構造になっていることによって、着用者が使い捨ておむつ1のレッグ開口部6に足を入れる際や、足を入れた後に使い捨ておむつ1を引き上げる際に、使い捨ておむつ1が着用者の足や身体の一部に引っかかりにくくなるという有利な効果が奏される。つまり、使い捨ておむつ1を履かせやすくなるという有利な効果が奏される。
腹側外層シート12Aの長手方向中央側の端部と背側外層シート12Bの長手方向中央側の端部との距離Lc(図2参照)は0〜400mmであることが好ましく、0〜250mmであることが更に好ましい
腹側外包材11A及び背側外包材11Bが股下部Cに存在していない構造とすることで、使い捨ておむつ1を履かせやすくなるという有利な効果を得るためには、腹側外層シート12Aの長手方向中央側の端部と背側外層シート12Bの長手方向中央側の端部との距離Lc(図2参照)は0〜400mmであることが好ましく、0〜250mmであることが更に好ましい。
本明細書に記載の各部の寸法や比等は、図2に示すように、おむつを展開状態とし、ウエスト開口部及びレッグ開口部の弾性部材による収縮力を解除した自然状態(張力等の外力を作用させない状態)において測定した値又はそれに基づくものである。
次に、本実施形態の使い捨ておむつ1の腹側外包材11A及び背側外包材11Bに用いられる不織布からなる外層シート12について説明する。外層シート12は、先に述べた通り伸縮性を有している。「伸縮性」とは、少なくとも1方向の最大伸度が100%以上である伸長性シート(長さが2倍以上に伸びるシート)を、最大伸度が100%以上である1方向に伸度100%迄伸長させた後、収縮させたときの伸長回復率(100%伸長時の伸長回復率)が、少なくとも70%以上であることを意味する。最大伸度が100%以上である方向を複数有する伸縮性シートの場合、そのうちの何れか1方向のみにおいて伸長回復率が70%以上であればよい。
外層シート12は、おむつ幅方向において、おむつ長手方向(図2の上下方向)よりも大きく伸長可能である。より具体的には、おむつ幅方向においては、大きく伸長し且つ伸長後に収縮する(最大伸度100%以上且つ伸長回復率70%以上)が、おむつ長手方向においては、わずかにしか伸長しない(例えば、最大伸度50%以下)。
本実施形態の使い捨ておむつ1においては、上述したように、腹側外層シート12Aと背側外層シート12Bとの物性が異なっている。具体的には、腹側外層シート12Aの幅方向における伸長応力は背側外層シート12Bの幅方向における伸長応力よりも小さくなっている。また、背側外層シート12Bの通気度は腹側外層シート12Aの通気度よりも高くなっている。
伸縮性シートの伸長回復率は、以下の測定方法により測定される。
〔伸長回復率の測定方法〕
長さ50mm、幅25mmの伸縮性シートのサンプル片を用意し、引っ張り試験機(株式会社オリエンテックの「テンシロン」RTC-1150A)を用いて、チャック間隔K0にサンプル片を固定し、300mm/minの速度で100%伸長時の長さK2(K2=K0×2)まで伸長させた後、引張速度と同様の速度で戻し始めて応力が0になった時におけるサンプル片の長さを伸長回復後の長さK1とする。次式から100%伸長時の伸長回復率を算出する。
100%伸長時の伸長回復率(%)=〔(K2−K1)/(K2−K0)〕×100
伸長応力は、以下の測定方法により測定される。
〔伸長応力の測定方法〕
腹側外層シート12A及び背側外層シート12Bの長さ50mm、幅25mmのサンプル片を用意し、このサンプルを、テンシロン引っ張り試験機〔(株)オリエンテック社製、「RTC−1150」〕のチャック間(幅30mm)に固定し(サンプルの幅方向両端部から10mm幅方向内側に入る領域をチャックで留める)、そのときの荷重をゼロとする。その後速度300mm/minで、おむつ幅方向と同じ方向に自然長の1.7倍になるまで伸長させたときの応力を伸長応力とする。
通気度は、以下の測定方法により測定される。
〔通気度の測定方法〕
腹側外層シート12A及び背側外層シート12Bのサンプル片を用意し、通気度測定機(カトーテック株式会社製、KES−F8−AP1)を用いて、このサンプルをおむつ幅方向に50%伸長状態で、通気穴をふさぐように固定し、通気抵抗R(KPa・s/m)を測定する。測定された通気抵抗Rの値から、次式により通気度Qを算出する。
Q=12.5/R(cc/cm・s)
外層シート12を形成する伸縮性シートとしては、伸縮性を有する各種のシートを用いることができる。例えば、外層シート12は、通気性を良好にする観点から、熱可塑性繊維からなる不織布から形成されているものが好ましい。また、外層シート12は、風合いを良好にする観点から、積層シートからなり、少なくともその非肌当接面側の層がエアスルー不織布から形成されているものも好ましい。
更に具体的に説明すると、外層シート12を形成する伸縮性シートとしては、例えば(1)弾性繊維層の両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されているシート、(2)ネット状の弾性シートの両面又は片面に伸長可能な繊維層が一体化されているシート、(3)弾性フィルムからなる弾性シートの両面又は片面に伸張可能な繊維層が一体化されているシート、(4)弾性繊維と伸長可能な繊維とが混合されてなる弾性不織布シートを好ましく用いることができる。弾性繊維層と伸長可能な繊維層との一体化の方法としては、例えば、これらを積層して水流交絡したり、エアスルー等により繊維を交絡させる方法、ヒートエンボス、接着剤、超音波等によって接合させる方法が挙げられる。
前記(1)のシートとしては、例えば(a)弾性繊維層の少なくとも一面に、実質的に非弾性の非弾性繊維層が配され、両繊維層は、弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態で、繊維交点の熱融着によって全面接合されており、非弾性繊維層の構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態、及び/又は弾性繊維層の構成繊維の一部が非弾性繊維層に入り込んだ状態になっている伸縮性不織布が挙げられる。また、前記(1)〜(3)のシートとしては、(b)弾性伸縮性を有する弾性層と実質的に非弾性の非弾性繊維層とを有し、前記両層が厚み方向に積層されて部分的に接合された積層シートを延伸させてなる伸縮性シート等を好ましく用いることができる。(4)のシートとしては(c)弾性繊維と実質的に非弾性の非弾性繊維とが混合されて部分的に接合されたシートを延伸されてなる伸縮性シート等を用いることができる。
前記(a)の伸縮性不織布について説明する。弾性繊維層と非弾性繊維層との界面及びその近傍においては、弾性繊維層の構成繊維と非弾性繊維層の構成繊維との交点が熱融着しており、実質的に全面で均一に接合されている。全面で接合されていることによって、両層が離間して空間が形成されることが防止され、あたかも一層の不織布ごとき一体感のある多層構造の伸縮性不織布となる。「弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態」とは、弾性繊維層の構成繊維のほとんどが、熱や圧力等を付与された場合であっても、フィルム状又はフィルム−繊維構造に変形していない状態をいう。また、弾性繊維層は、その層内において構成繊維の交点が熱融着している。同様に、非弾性繊維層も、その層内において構成繊維の交点が熱融着している。
弾性繊維層の両面に非弾性繊維層が配されている場合、少なくとも何れか一方においては、その構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態、及び/又は弾性繊維層の構成繊維の一部が少なくとも一方の非弾性繊維層に入り込んだ状態になっている。非弾性繊維層の構成繊維を弾性繊維層に入り込ませる、及び/又は弾性繊維層の構成繊維を非弾性繊維層に入り込ませるには、弾性繊維層の構成繊維と非弾性繊維層の構成繊維を熱融着させる処理前において非弾性繊維又は弾性繊維の少なくともどちらかがウエブ状態(熱融着していない状態)であることが好ましい。構成繊維を他の層に入り込ませる観点から、ウエブ状態である繊維層は、短繊維の方が長繊維に比べ自由度が高いことから好ましい。
また、非弾性繊維層の構成繊維を弾性繊維層に入り込ませる、及び/又は弾性繊維層の構成繊維を非弾性繊維層に入り込ませるには、エアスルー法を用いることが好ましい。エアスルー法を用いることで、相対する繊維層に構成繊維を入り込ませ、また、相対する繊維層から構成繊維を入り込ませることが容易となる。またエアスルー法を用いることで、非弾性繊維層の嵩高さを維持しつつ、非弾性繊維層の構成繊維を弾性繊維層に入り込ませることが容易となる。特に、非弾性繊維層の構成繊維が弾性繊維層の構成繊維と交絡している場合には、エアスルー法のみによって交絡していることが好ましい。エアスルー法によって繊維を交絡させるためには、気体の吹き付け圧、吹き付け速度、繊維層の坪量や厚み、繊維層の搬送速度等を適切に調整すればよいが、特定の条件下でエアスルー法を行うことが好ましい。
熱風処理(特にエアスルー法)においては、非弾性繊維ウエブの構成繊維の一部が、弾性繊維ウエブに入り込むのと同時に、非弾性繊維ウエブの構成繊維及び/又は非弾性繊維ウエブの構成繊維と弾性繊維ウエブの構成繊維とが、それらの交点で熱融着する。この場合、熱風処理によって弾性繊維ウエブの構成繊維がフィルム状又はフィルム−繊維構造にならないように注意する。
弾性繊維層は、伸長させることができ且つ張力を解放したときに収縮する性質を有するものである。弾性繊維層は、少なくとも面と平行な一方向において、100%伸長後に収縮させたときの残留歪みが20%以下、特に10%以下であることが好ましい。この残留歪みの値は、少なくともおむつ幅方向において満足することが好ましく、おむつ幅方向及びおむつ長手方向の両方向において満足することがより好ましい。
弾性繊維層は、弾性を有する繊維の集合体である。弾性を有する繊維の成形方法としては、例えば、溶融した樹脂をノズル孔より押し出し、この押し出された溶融状態の樹脂を熱風により伸長させることによって繊維を細くするメルトブローン方法、半溶融状態の樹脂を冷風や機械的ドロー比によって延伸するスパンボンド法がある。また、メルトブローン法の特殊な方法として、メルトブローン法にスパンボンド法を組み合わせたスピニングブローン法がある。
また、弾性繊維層は、弾性を有する繊維からなるウエブや不織布の形態であり得る。例えば、スピニングブローン法、スパンボンド法、メルトブローン法等によって形成されたウエブや不織布であり得る。特に好ましくは、スピニングブローン法で得られたウエブである。弾性繊維層の構成繊維としては、例えば熱可塑性エラストマー、ゴムなどを原料とする繊維を用いることができる。特に熱可塑性エラストマーを原料とする繊維は、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られた繊維は熱融着させやすいので、エアスルー不織布を基本構成とする伸縮性不織布に好適である。
熱可塑性エラストマーとしては、例えばSBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーを挙げることができる。これらは一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
非弾性繊維層は、伸長性を有するが、実質的に非弾性のものである。ここでいう、伸長性は、構成繊維自体が伸長する場合と、構成繊維自体は伸長しなくても繊維同士の交点において熱融着していた両繊維同士が離れたり、繊維同士の熱融着等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、繊維層全体として伸長する場合の何れであってもよい。
非弾性繊維層を構成する繊維としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル(PETやPBT)、ポリアミド等からなる繊維が挙げられる。非弾性繊維層を構成する繊維は、短繊維でも長繊維でもよく、親水性でも撥水性でもよい。また、芯鞘型又はサイド・バイ・サイドの複合繊維、分割繊維、異形断面繊維、捲縮繊維、熱収縮繊維等を用いることもできる。これらの繊維は一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。非弾性繊維層は、連続フィラメント又は短繊維のウエブ又は不織布であり得る。
前記(b)の伸縮性シートについて説明する。この伸縮性シートは、弾性伸縮性を有する弾性層の両面又は片面に実質的に非弾性の非弾性繊維層が積層され、これらが規則的なパターンで部分的に接合されている積層シートに対して延伸加工を施すことにより得られる。
この積層シートは、例えば、以下のように製造される。カード機から供給される繊維ウエブ(第1の非弾性繊維層)上に、弾性繊維を供給して弾性層を形成し、更にその上に、他のカード機か繊維ウエブ(第2の非弾性繊維層)を供給する。得られた3層構造の積層シートに対して、エアスルー方式のドライヤーにより熱風処理を施す。熱風処理後の積層シートに対して、周面にエンボス用凸部が規則的に配置されたエンボスロール及びそれに対向配置されたアンビルロールを備えたエンボス装置により熱エンボス加工を施す。尚、弾性繊維と非弾性繊維との熱融着や繊維の入り込みを目的としてドライヤーによる熱風処理を行っているが、かかる熱風処理は省略することもできる。
弾性層は、弾性材料からなる弾性繊維を含むものが好ましい。弾性材料としては、熱可塑性エラストマー、ゴム、エチレン・プロピレン共重合体等が挙げられ、これらの中でも、比較的容易に繊維状の弾性体が成形できる点から、熱可塑性エラストマーが好ましい。熱可塑性エラストマーとしては、ポリウレタン、スチレン系(SBS,SIS,SEBS,SEPS等)、オレフィン系(エチレン、プロピレン、ブテン等の共重合体等)、塩化ビニル系、ポリエステル系等を挙げることができる。これらは一種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。弾性層中の、弾性材料からなる弾性繊維の含有率は、50〜100重量%、特に75〜100重量%であることが好ましい。弾性層としては、繊維層からなるものに代えて、フィルム状のもの、ネット状のもの等を用いることもできる。フィルムやネットの形成材料としては、上記各種の弾性材料を用いることができる。
前記(c)の伸縮シートについて説明する。この伸縮性シートは、弾性繊維及び伸長可能な繊維をそれぞれ独立に同一のダイに導入し、ダイに配設された異なるノズルから同時に独立に吐出し、溶融紡糸された繊維を冷却風により冷却した後延伸エアで延伸し、得られた混合繊維をウエブ状に堆積し堆積物を熱エンボスロールで部分的に融着し、部分的に融着した混合繊維を延伸加工を施すことにより得られる。
次に、本実施形態の使い捨ておむつ1の腹側外包材11A及び背側外包材11Bに用いられる不織布からなる内層シート13を形成する非伸縮性シートについて説明する。非伸縮性シートは、前記〔伸長回復率の測定方法〕により測定した伸長回復率(%)が20%以下のシート、もしくは100%伸長する前に破断するシートをいう。非伸縮性シートは、伸長性を有しても有していなくてもよいが、最大伸度が90%以下であることが好ましい。
非伸縮性シートとしては、不織布、不織布と樹脂フィルムとの積層材、多孔性フィルム等が好ましい。非伸縮性シートは、通気性、風合いを良好にする観点から、熱可塑性繊維からなる不織布から形成されているものが好ましく、また、排泄物の漏れ防止の観点から、撥水性の不織布から形成されているものが好ましい。
外層シート12は内層シート13に比較して一般的にシート強度が低いため、使用時において腹側外包材11A及び背側外包材11Bが破れたり、おむつを装着する際に誤って指で外包材11を突き破ってしまう等の恐れがある。これらを防止するため、内層シート13のシート強度は、高い方が好ましく、おむつ幅方向及びおむつ長手方向における破断強度がともに5N/25mm以上であることが望ましい。前記破断強度は、以下の測定方法により測定される。
〔破断強度の測定方法〕
長さ50mm、幅25mmのサンプルを用意し、チャック間30mmにてサンプルをセットし、試験速度300mm/minにて引っ張り試験を行い、そのときに得られる最大点荷重をもっておむつ幅方向およびおむつ長さ方向の破断強度とする。
破断強度、通気性、接着剤の染み出し防止性の観点からは、内層シート13としてスパンボンド、ヒートロール等の製法から得られる不織布を用いることが好ましい。
本実施形態の使い捨ておむつ1は、腹側外包材11Aの胴周り部20Aと背側外包材11Bの胴周り部20Bとの物性が異なっているため、装着感及びズレ落ち防止性に優れている。
即ち、腹側外包材11Aの胴周り部20Aにおける幅方向の伸長応力が、背側外包材11Bの胴周り部20Bにおける伸長応力よりも小さいため、お腹周りの圧迫感がなく且つズレ落ちにくい。また、背側外包材11Bの胴周り部20Bにおける透湿度が、腹側外包材11Aの胴周り部20Aにおける透湿度よりも高いため、特に仰向けで寝ているときなどの寝汗によるムレやかぶれを低減できる。
また、本実施形態の使い捨ておむつ1においては、図1〜図3に示すように、腹側外包材11A及び背側外包材11Bは、その大部分がそれぞれ腹側部A及び背側部Bに配されており、股下部Cには実質的に存在していない。使い捨ておむつ1がこのような構造になっていることによって、着用者が使い捨ておむつ1のレッグ開口部6に足を入れる際や、足を入れた後に使い捨ておむつ1を引き上げる際に、使い捨ておむつ1が着用者の足や身体の一部に引っかかりにくくなるという有利な効果が奏される。つまり、使い捨ておむつ1を履かせやすくなるという有利な効果が奏される。
次に、前記実施形態のパンツ型使い捨ておむつの好適な製造方法について説明する。本製造方法は、前記実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1を連続的に製造する方法である。本製造方法は、図5に示すように、幅方向に展開した状態の内層シート13に、幅方向に伸長した状態の外層シート12を接合して腹側外包材及び背側外包材を形成し、次いでこれらの外包材における外層シート12の伸長状態を維持したままこれらの外包材における内層シート13と吸収性本体10とを本体接合部(図示せず)により接合し、その後に、これらの外包材における外層シート12への伸長力を開放し、外層シート12をその収縮力により収縮させるパンツ型使い捨ておむつの製造方法である。
本製造方法について詳述する。外層シート12の原反として第1帯状シート120A,120Bを使用し、内層シート13の原反として第2帯状シート130A,130Bを使用する。第1帯状シート120A,120Bは、その長手方向に伸縮性を有する帯状の伸縮性シートである。第2帯状シート130A,130Bは、その長手方向に実質的に伸長しない帯状の非伸縮性シートである。
第1帯状シート120A,120Bとしては、おむつの製造ラインの外で、予め長手方向に伸縮性を有する帯状シートとして製造されたシートを用いることもできるが、本製造方法では、図5に示すように、第1帯状シート120A,120Bを長手方向に伸長させる工程の前に、非伸縮性の帯状シート120A’,120B’に加工を施して伸縮性が発現した第1帯状シート120A,120Bを得るか又は低伸縮性の帯状シート120A’,120B’に加工を施して伸縮性が向上した第1帯状シート120A,120Bを得る工程を具備し、そのようにして得られた第1帯状シート120A,120Bを伸長させている。
本製造方法において、伸縮性を発現させる加工又は伸縮性を向上させる加工は、図5に示すように、歯と溝とが噛み合う一対の歯溝ロール71,71によるインライン加工である。より具体的には、弾性繊維層、ネット状の弾性シート又は弾性フィルム等からなる弾性層の両面又は片面に非弾性繊維層が一体化された帯状シート120A’,120B’を、一対の歯溝ロール71,71に噛み込ませ、それにより、非弾性繊維層を分断したり、構成繊維を伸長したり、繊維同士の熱融着点を破壊したりして、弾性層の伸縮を阻害しにくい構造に変化させている。非弾性繊維層が弾性層の伸縮を阻害しにくい構造に変化することで、伸縮性が発現又は向上した第1帯状シート120A,120Bが得られる。
このように、第1帯状シート120A,120Bを長手方向に伸長させる工程の前に、非伸縮性又は低伸縮性の帯状シート120A’,120B’にインラインで加工を施し、伸縮性を発現させるか又は伸縮性を高める工程を具備することにより、おむつの製造ラインの外で、予め長手方向に伸縮性を有する帯状シートとして製造されたシートと同等の伸縮性が得られる。非伸縮性又は低伸縮性の帯状シート120A’,120B’の幅は、インラインで加工するときの幅の縮みを考慮して、第1帯状シート120A,120Bの幅の100〜180%に設定することが好ましく、120〜160%に設定することがより好ましい。
第1帯状シート120Aの伸縮応力と第1帯状シート120Bの伸縮応力とを異ならせるには、素材状態で(未加工で)伸縮応力の異なる第1帯状シート120A,120Bを用いるか、インライン加工により伸縮応力の異なる第1帯状シート120A,120Bを得ればよい。
第1帯状シート120Aの通気度と第1帯状シート120Bの通気度とを異ならせるには、素材状態で(未加工で)通気度の異なる第1帯状シート120A,120Bを用いるか、インライン加工により通気度の異なる第1帯状シート120A,120Bを得ればよい。
本製造方法においては、上述のようにして得られた第1帯状シート120A,120Bを連続搬送しながら、これらを第1ニップロール72と第2ニップロール73との間で伸長させる。第1ニップロール72及び第2ニップロール73は、それぞれ一対のロールからなり、第1ニップロール72を構成する一対のロールよりも、第2ニップロール73を構成する一対のロールの回転速度(周速度、シートの送り速度)が速くなるように駆動される。一対の転回ロール75a,75aは、伸長された第1帯状シート120A、120Bを、第2帯状シート130A,130Bに合流するように方向転回する。
次に、幅方向に展開した状態の第2帯状シート130A,130B(内層シート13)と、幅方向に伸長した状態の第1帯状シート120A,120B(外層シート12)とを貼り合わせて接合する。第2帯状シート130A,130Bは非伸縮性シートであり、第1帯状シート120A,120Bは伸縮性シートであるため、実質的に非伸長状態の第2帯状シート130A,130Bと、幅方向への収縮性を発現した状態の第1帯状シート120A,120Bとが貼り合わされることになる。
本製造方法においては、第1帯状シート120A,120Bと第2帯状シート130A,130Bとの貼り合わせは、図5に示すように、第1帯状シート120Aと第2帯状シート130Aとの間に、レッグ部弾性部材61a及びウエスト部弾性部材51を挟みこみ、また第1帯状シート120Bと第2帯状シート130Bとの間に、レッグ部弾性部材61b及びウエスト部弾性部材51を挟みこんだ状態で行う。
具体的には、第1帯状シート120Aと第2帯状シート130Aとを重ね合わせる前に、第1帯状シート120A及び第2帯状シート130Aの何れか一方又は両方の相対向する面における所定の部位に、弾性部材固定用の接着剤52,62を塗工しておき、弾性部材61a,51を伸長状態で挟んだ状態で、第1帯状シート120A及び第2帯状シート130Aを、一対のニップロール74,74で挟圧して、弾性部材61a,51を固定すると共に第1帯状シート120A及び第2帯状シート130A間を接合する。第1帯状シート120Bと第2帯状シート130Bとの接合に関しても同様である。
レッグ部弾性部材61a,61bは、帯状シート120A,120B,130A,130Bの流れ方向に直交する方向に公知の揺動ガイドで揺動させながら、両帯状シート120A,130A間および120B,130B間に導入する。転回ロール75bは、帯状シート130A,130Bの搬送方向を所定方向に転回している。第1帯状シート120A,120Bと第2帯状シート130A,130Bとの貼り合わせにより、長手方向に伸長する程度が制限された腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bが得られる。一対の転回ロール75c,75cは、腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bの搬送方向を所定方向に転回している。
本製造方法においては、第1帯状シート120A,120Bを長手方向に伸長させた状態で、第2帯状シート130A,130Bに貼り合わせており、第1帯状シート120A,120Bは、その伸長により、幅が小さくなった状態(いわゆる幅縮みした状態)で第2帯状シート130A,130Bに接合される。そのため、外層シート12の原反として用いる第1帯状シート120A,120Bは、伸長による幅縮みを考慮し、長手方向に伸長させる前の幅(非伸長状態の幅に同じ)が、第2帯状シート130A,130Bと接合した後の第1帯状シート120A,120Bの幅の100〜140%のものを用いることが、伸長による幅縮みによって、長手方向に伸長させた状態での第1帯状シート120A,120Bの幅が第2帯状シート130A,130Bの幅よりも小さくならないようにする観点から好ましく、110〜130%のものを用いることがより好ましい。第2帯状シート130A,130Bと接合させる際の第1帯状シート120A,120Bの伸長率は、例えば1.3〜1.4倍であり、より好ましくは1.5〜3.0倍である
前記実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1は、上述のようにして得られた腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bを用いる以外は、従来のいわゆる横流れ方式のパンツ型使い捨ておむつの製造方法と同様にして製造することができる。例えば、図5に示すように、腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110B上に、吸収性本体連続体101を切断して得た吸収性本体10を、それぞれ流れ方向に対して90度回転させた後、間欠的に接着固定する。また、ロータリーカッター、レーザーカッター等により、レッグ開口部形成用の半円形のトリム111を除去して、おむつ連続体100を得る。
腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bの吸収性本体10への固定は、第1帯状シート120A,120Bの伸長状態を維持したままで行う。換言すれば、腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bが第1帯状シート120A,120Bの収縮力により縮まないように維持しながら、吸収性本体10を固定する。次いで、おむつ連続体100における腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bの各側部12a,12bを、吸収性本体10の両端部を覆うように折り返して、吸収性本体10の両端部に腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bの各側部12a,12bを固定した後、おむつ連続体100を2つ折りする。次いで、サイドシール部S,Sを、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等により形成した後、又はサイドシール部S,Sを形成すると同時に、個々のおむつに切断することにより、パンツ型使い捨ておむつ1を得ることができる。
吸収性本体10を90度回転させて、腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110B上に間欠固定する方法としては、例えば、特開平4−166150号公報記載の方法を用いることができる。また、吸収性本体10を腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bに固定する本体接合部(図示せず)は、吸収性本体10並びに腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bの何れか一方又は両方に塗工しておくことができる。
本製造方法によれば、このようにして、長手方向に伸縮性を有する帯状シート(第1帯状シート120A,120B)を用いて、おむつ幅方向(図2の左右方向)に良好な伸縮性を有する、仕上がり精度が高いパンツ型使い捨ておむつを安定して連続的に生産することができる。
即ち、第1帯状シート120A,120Bがその長手方向に優れた伸縮性を有するシートであっても、それを伸長状態で、実質的に伸長しない第2帯状シート130A,130Bと貼り合わせることによって得られる腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bは、それ以上はほとんど伸びないか、あるいは僅かに伸びたところでそれ以上の伸びが急激に抑制される(いわゆる伸びどまり)。そのため、腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bにある程度以上の張力を加えて搬送すれば、搬送中に腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bに加わる張力が変動しても、腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bの伸び量(伸長率)には変動が生じにくい。
そのため、例えば、(イ)腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bからトリム111A,111Bを切り出す位置、(ロ)腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bに対して吸収性本体10を接合する際の接合位置、(ハ)おむつ連続体100を2つ折りする際の折り曲げ位置、(ニ)吸収性本体10に固定された腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bの所定箇所をシールしてサイドシールSを形成する際のシール位置、(ホ)おむつ連続体100を個々のおむつに切断分割する際の切断位置等にずれが生じることが防止され、仕上がり精度の高いパンツ型使い捨ておむつを安定して製造することができる。
また、第1帯状シート120A,120Bと第2帯状シート130A,130Bとを部分的に接合することによって、第1帯状シート120A,120Bの伸縮性に由来する腹側外包材連続体110A及び背側外包材連続体110Bの伸縮性が接着剤によって損なわれないか、又は損なわれたとしてもその程度が僅かであるため、得られた使い捨ておむつ1は、第1帯状シート120A,120Bの伸縮性に由来して腹側外包材11A及び背側外包材11Bがおむつ幅方向(図2の左右方向)に良好に伸縮し、着用者の胴回りに対して良好なフィット性を示し、装着感や漏れ防止性に優れたものとなる。
図5に示す製造方法においては、外層シート12の原反である第1帯状シート120A,120Bをその長手方向に伸縮性を付与してから、長尺状のまま内層シート13の原反である第2帯状シート130A,130Bに接合しているが、これ以外の方法を採用することもできる。例えば、第1帯状シート120A,120Bをその幅方向に伸縮性を付与し、間欠的に切断してから、その間欠的な切断により順次生じる短尺物を90度回転させた後に連結して、長手方向(流れ方向)に伸縮性を有する長尺シートとしてから、第2帯状シート130A,130Bに接合することができる。短尺物を90度回転させる方法(又は機構)としては、公知の方法(又は機構)を用いることができる。短尺物同士の連結は、相隣接する短尺物を、流れ方向の端部同士を重ね合わせるようにして配置し、その重ね合わせた部分に、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等の加工を施すことにより行うことができる。
このような製造方法においても、第1帯状シートを、第1ニップロール72と第2ニップロール73との間で伸長させ、その状態で、第2帯状シートと貼り合わせて接合する。そして、そのようにして得た腹側外包材連続体及び背側外包材連続体を用いることで、図5に示す製造方法と同様に、パンツ型使い捨ておむつを安定して連続生産することができる。
次に、図6を参照して、本発明のパンツ型使い捨ておむつの第2の実施形態について説明する。
ここで、図6は、本発明の第2の実施形態のパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図である。以下の説明においては、主として、前記第1の実施形態のパンツ型使い捨ておむつと異なる点について説明し、同じ点については、前記第1の実施形態のパンツ型使い捨ておむつの説明が適宜適用される。
第2の実施形態のパンツ型使い捨ておむつは、図6に示すように、腹側外包材11Aと背側外包材11Bとが股下部Cにおいて接合している。本実施形態のパンツ型使い捨ておむつにおいては、腹側外包材11Aと背側外包材11Bとが股下部Cにおいて接している。即ち、腹側外層シート12Aの長手方向中央側の端部と背側外層シート12Bの長手方向中央側の端部との距離Lcは0mmとなっている。
尚、腹側外包材11A及び背側外包材11Bは、股下部Cにおいて互いに重なっていてもよい。
第2実施形態のように、腹側外包材11Aと背側外包材11Bとが股下部Cにおいて接合している形態は、例えば、腹側外包材11Aと背側外包材11Bとを、素材状態で接合させたり、インライン加工により接合させることにより、製造することができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されるものではない。
本発明の実施形態においては、外層シート12の物性を異ならせることによって腹側外包材11Aの胴周り部20Aと背側外包材11Bの胴周り部20Bとの物性を異ならせているが、内層シート13の物性を異ならせることによって腹側外包材11Aの胴周り部20Aと背側外包材11Bの胴周り部20Bとの物性を異ならせてもよい。あるいは、外層シート12及び内層シート13の両方の物性を異ならせてもよい。このように内層シート13の物性を異ならせる場合には、前述の外層シート12における各種物性に関する記載は、内層シート13における各種物性に関して適宜適用される。
また、本発明の実施形態においては、非伸縮性シートからなる内層シート13は、腹側内層シート13A及び背側内層シート13Bの2枚のシートからなっているが、非伸縮性シートからなる内層シート13は、1枚のシートから形成されていても良い。
また、外層シート12と内層シート13とを、サイドシール部S並びにウエスト開口部5及びレッグ開口部6それぞれの周縁部50,60を除く部分において接合する接合部14の塗工形状は、前記実施形態における塗工形状(幅方向中央部に長手方向全域に亘る塗工形状)に制限されず、例えば、長手方向に非連続的な(間欠的な)塗工形状、長手方向中央部のみ又は長手方向両端部のみが塗工された塗工形状でもよい。また、該接合部14は設けられていなくてもよい。
また外層シート12と内層シート13との間の接合は、接着剤を用いた接合に限定されず、熱による一般的な接合(エンボス、超音波シール等)によっても達成可能である。
また、腹側外包材11Aの両側縁A1,A2と背側外包材11Bの両側縁B1,B2との接合又は係合位置は、身体の真横の位置に限られず、身体のやや前寄り又は後寄りの位置であってもよい。
また、上述した使い捨ておむつ1の腹側外包材11A又は背側外包材11Bの非肌当接面側(外層シート12側)においては、ホットメルト粘着剤等の接合部14と重なる位置に廃棄用テープを固定することにより、使い捨ておむつ1の伸縮性を維持しながらコンパクトに廃棄可能な使い捨ておむつ1とすることもできる。
図1は、本発明の第1の実施形態のパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図である。 図3は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつの分解斜視図である。 図4は、図2に示すIV−IV線断面図である。 図5は、本発明のパンツ型使い捨ておむつの一製造方法を示す斜視図である。 図6は、本発明の第2の実施形態のパンツ型使い捨ておむつの展開状態を示す平面図(図2対応図)である。
符号の説明
1 パンツ型使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
10 吸収性本体
11 外包材
11A 腹側外包材
11B 腹側外包材
12 外層シート
12A 腹側外層シート
12B 背側外層シート
13 内層シート
15 本体接合部
20A,20B 胴周り部
100 おむつ連続体
110A 腹側外包材連続体
110B 腹側外包材連続体
120A,120B 第1帯状シート
130A,130B 第2帯状シート

Claims (3)

  1. 着用時に着用者の腹側に位置する腹側部と背側に位置する背側部とに区分され、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつにおいて、
    吸収性コアを含む吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に接合された外包材とを備えて構成されており、
    前記外包材は、少なくとも、前記吸収性本体における腹側部に配置された腹側外包材と、前記吸収性本体における背側部に配置された背側外包材とを備えており、
    前記腹側外包材と前記背側外包材との両側縁部同士が接合されて、一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されており、
    前記腹側外包材及び前記背側外包材は何れも、不織布からなる外層シートと内層シートとが積層された構造を有し、該外層シートが伸縮性シート、該内層シートが非伸縮性シートからなっており、
    前記腹側外包材の胴回り部と前記背側外包材の胴回り部とは、物性が異なっており、
    前記腹側外包材の胴回り部における幅方向の伸長応力が、前記背側外包材の胴回り部における幅方向の伸長応力よりも小さく、且つ前記背側外包材の胴回り部における通気度が、前記腹側外包材の胴回り部における通気度よりも高くなっており、
    前記腹側外包材及び前記背側外包材は何れも、前記外層シートと前記内層シートとの間が接合されていない未接合部を有し、該未接合部の面積は、前記腹側部及び前記背側部それぞれの面積に対して60%以上であ(但し、100%は除く)
    前記腹側外包材及び前記背側外包材それぞれのおむつ幅方向中央部において、前記外層シートと前記内層シートとの間が接合されているパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記吸収性本体は、その長手方向両端部を除く部分においては、その幅方向中央部のみが前記腹側外包材及び前記背側外包材それぞれの前記内層シートに接合されている請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記腹側外包材の前記伸縮性シートの長手方向中央側の端部と前記背側外包材の前記伸縮性シートの長手方向中央側の端部との距離が0〜400mmである請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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