JP2010079333A - 紙幣処理装置および遊技媒体貸出装置 - Google Patents

紙幣処理装置および遊技媒体貸出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】紙幣収納部43の紙幣Pを回収する際、紙幣Pが詰まるのを防止できる紙幣処理装置11を提供する。
【解決手段】紙幣処理部13の紙幣挿入口21に挿入された紙幣Pを紙幣識別部24で識別し、紙幣処理部13の後方の受入領域30へ搬送する。受入領域30の紙幣Pを紙幣押込部34で装置本体12の一側から他側へ向けて押し込み、紙幣収納部43に収納する。
紙幣収納部43の紙幣Pを回収する場合、紙幣収納部43を紙幣処理部13の他側の回収通路14から装置本体12の前方へ移動させる。紙幣収納部43の紙幣Pを回収する際には、紙幣押込部34を紙幣収納部43に収納されている紙幣Pの押し込み状態とし、紙幣Pが紙幣処理部13に引っ掛かるのを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、前方から挿入される紙幣を識別し、正規の取扱い紙幣を収納するとともに、収納した紙幣を前方へ取り出して回収可能とする紙幣処理装置、およびこの紙幣処理装置を用いた遊技媒体貸出装置に関する。
従来、例えばパチンコ機やパチスロ機などの遊技機を設置する遊技店では、複数の遊技島が設置され、各遊技島に複数の遊技機が並設されているとともに各遊技機の側部に遊技媒体を貸し出すための台間機と呼ばれる遊技媒体貸出機が設置されている。
遊技媒体貸出機は、遊技者によって挿入される紙幣を識別する紙幣処理装置を備え、正規の取扱い紙幣であればその紙幣を紙幣処理装置の紙幣収納部に収納し、遊技媒体貸出機に内蔵した遊技媒体投出部から遊技媒体を投出して貸し出したり、遊技媒体貸出機に接続される遊技機自体から遊技媒体を投出して貸し出している。
紙幣処理装置の前部一側には紙幣処理部が配設され、この紙幣処理部の紙幣挿入口に前方から挿入される紙幣を紙幣搬送部で搬送しながら紙幣識別部で識別し、正規の取扱い紙幣であれば挿入方向に沿った後方の受入領域へ受け入れ、この受入領域に受け入れた紙幣を紙幣押込部によって一側から他側の紙幣収納部に押し込んで収納している。紙幣収納部は、紙幣押込部によって押し込まれる紙幣の両側縁を保持して収納状態を保ち、紙幣処理装置の前部他側に設けられた回収通路から前方へ移動可能としている。そして、紙幣処理装置の紙幣収納部に収納された紙幣を回収する際には、店員(回収係員)により、紙幣収納部を前方へ移動させ、移動した紙幣収納部内から紙幣を取り出して回収している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−346283号公報(第12−14頁、図1−3、図15)
しかしながら、遊技媒体貸出機に設けられる紙幣処理装置の横幅は限られており、その限られた横幅のなかで、紙幣処理装置の前部に紙幣処理部と回収通路とが並んで設けられているため、紙幣回収のために紙幣収納部が回収通路から前方へ移動する際、この紙幣収納部に収納されている紙幣が紙幣処理部に引っ掛かり、紙幣の詰まりが発生することがある。
この紙幣が詰まるのを低減するには、紙幣が引っ掛からないように紙幣処理部の横幅方向の厚みを薄くすることが考えられるが、紙幣処理部の厚みを薄くすると、例えば紙幣を磁気的に識別する磁気ヘッドや紙幣挿入口からの不正な紙幣の取り出しを規制するレバーなどのスペースをとる部品を紙幣処理部に配置できなくなり、外部からの光の影響を受けて誤動作する可能性のある光学センサなどで代用するしかなく、紙幣処理部の機能が低下する問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、紙幣処理部の厚みを薄くしなくても、紙幣回収のために紙幣収納部が回収通路を通じて前方へ移動する際に、紙幣が紙幣処理部に引っ掛からずに移動させることができ、紙幣が詰まるのを防止できる紙幣処理装置、およびこの紙幣処理装置を用いた遊技媒体貸出装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の紙幣処理装置は、装置本体と、前方から紙幣が挿入される紙幣挿入口、この紙幣挿入口に挿入される紙幣を挿入方向に沿って後方の受入領域へ搬送する紙幣搬送部、およびこの紙幣搬送部で搬送する紙幣を識別する紙幣識別部を有し、前記装置本体の前部でかつ処理する紙幣の紙面に垂直な方向の一側に設けられた紙幣処理部と、前記受入領域に受け入れた紙幣を前記装置本体の一側から他側へ向けて押し込む紙幣押込部と、前記装置本体の前部の他側に前記紙幣処理部と並んで設けられた回収通路と、前記紙幣押込部で押し込まれる紙幣を収納し、前記回収通路から前記装置本体の前方へ移動可能に設けられた紙幣収納部と、この紙幣収納部が前記装置本体の前方へ移動する際に、前記紙幣押込部を前記紙幣収納部に収納されている紙幣の押し込み状態とする制御部とを具備しているものである。
請求項2記載の紙幣処理装置は、請求項1記載の紙幣処理装置において、前記紙幣収納部が前記装置本体の前方へ移動する際に、紙幣の詰まりを検知する詰まり検知手段を具備し、前記制御部は、前記詰まり検知手段で詰まりが検知された場合、前記紙幣押込部を前記紙幣収納部に収納されている紙幣の押し込み状態と押し込み解除状態とに繰り返し変化させるものである。
請求項3記載の遊技媒体貸出装置は、貸出装置本体と、この貸出装置本体に搭載される請求項1または2記載の紙幣処理装置とを具備しているものである。
請求項1記載の紙幣処理装置によれば、紙幣回収のために紙幣収納部が装置本体の前方へ移動する際、紙幣押込部を紙幣収納部に収納されている紙幣の押し込み状態とするため、紙幣処理部の厚みを薄くしなくても、紙幣が紙幣処理部に引っ掛からずに移動させることができ、紙幣が詰まるのを防止できる。これにより、紙幣処理部の厚みを薄くすることなく、スペースをとる部品でも紙幣処理部に配置できて機能を向上させることができる。
請求項2記載の紙幣処理装置によれば、請求項1記載の紙幣処理装置の効果に加えて、詰まり検知手段で詰まりが検知された場合、紙幣押込部を紙幣収納部に収納されている紙幣の押し込み状態と押し込み解除状態とに繰り返し変化させることにより、仮に紙幣の詰まりが発生しても、その紙幣の詰まりを自動的に解消できる。
請求項3記載の遊技媒体貸出装置によれば、遊技機と遊技機との間の限られたわずかなスペースに設置される遊技媒体貸出装置に紙幣収納式の紙幣処理装置を搭載する場合に、請求項1または2記載のように紙幣処理部の厚みを薄くできる紙幣処理装置を用いれば、遊技媒体貸出装置の薄形化に対応できるなど効果的である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図9に第1の実施の形態を示す。
図9に示すように、例えばパチンコ店などの遊技店に設置される遊技島1の側面に、パチンコ台などの複数台の遊技機2が設置されているとともに、これら遊技機2の側部に貨幣などを受け付けてパチンコ玉などの遊技媒体を貸し出すための台間機と呼ばれる遊技媒体貸出装置3が設置されている。
図8に示すように、遊技媒体貸出装置3は、遊技機2と遊技機2との間の限られたわずかなスペースに設置されるために横幅が狭く縦長に形成された貸出装置本体4を備えている。この貸出装置本体4の前部には、上部から順に、エラー状態などを点灯表示する状態表示ランプ5、情報を表示する表示部6、紙幣を処理する紙幣処理装置11などが配設されている。この他、カードなどを処理するカード処理部や、硬貨を処理する硬貨処理部などが配設される場合がある。
紙幣処理装置11は、遊技媒体貸出装置3に埋め込み設置されており、紙幣の紙面が左右方向を向く縦向きとするとともに紙幣の長手方向が前後方向を向く方向で紙幣を処理する縦型に構成されている。なお、図8は、紙幣処理装置11内から紙幣を取り出すために紙幣処理装置11の一部を引き出した状態を示すが、運用時には遊技媒体貸出装置3側に収納された状態にある。
また、遊技媒体貸出装置3は、いわゆるCR機と呼ばれる遊技機2に遊技媒体の貸し出しを指令して遊技機2から遊技媒体を貸し出させるタイプでも、遊技媒体貸出装置3自体に収納した遊技媒体を投出して貸し出すタイプのいずれでもよい。
図5および図6に示すように、紙幣処理装置11は、装置本体12を備え、この装置本体12の前部に、一側の紙幣処理部13と他側の回収通路14とが並設され、回収通路14には引出ユニット15が装置本体12の前方へ引出可能に配置されている。なお、装置本体12の一側の紙幣処理部13と他側の回収通路14とが並ぶ方向を厚み方向と呼ぶ。
図1ないし図3に示すように、紙幣処理部13には、前面に紙幣Pを挿入する紙幣挿入口21が設けられ、この紙幣挿入口21の挿入方向に沿った後方に紙幣通路22が形成されている。この紙幣通路22には、紙幣Pを搬送する紙幣搬送部23、紙幣Pを識別する紙幣識別部24、紙幣挿入口21からの不正な紙幣Pの取り出しを規制する規制部としてのレバー25、および紙幣挿入口21から紙幣Pが挿入されたことを検知する紙幣検知部(図7参照)がそれぞれ配設されている。
紙幣搬送部23には、紙幣通路22の前部と後部とに、それぞれ紙幣Pを挟持して搬送する対の搬送ローラ26が配設されている。紙幣識別部24には、紙幣Pを磁気的に識別する磁気センサ(磁気ヘッド)27が用いられ、その他に紙幣Pを光学的に識別する光学センサも用いてもよい。レバー25は、揺動可能で、紙幣通路22内に進入する方向に付勢されており、前方の紙幣挿入口21から後方への紙幣Pの移動を許容し、通過した後の紙幣Pの後方から前方への移動を規制するように構成されている。
また、装置本体12の一側で紙幣処理部13の後方には、この紙幣処理部13から後方へ送り出される紙幣Pが受け入れる受入領域30の空間が形成されている。この受入領域30の両側には、図4に示すように、紙幣Pの短手方向の両側縁を受け入れて支持する断面略コ字形の固定ガイド31が配置されている。
また、図1ないし図3に示すように、装置本体12の一側で紙幣処理部13の後方には、受入領域30に受け入れた紙幣Pを装置本体12の一側から他側の引出ユニット15側へ向けて押し込む紙幣押込部34が配設されている。この紙幣押込部34は、両側の固定ガイド31の間に配置される平板状の押込板35を有し、この押込板35がパンタグラフ状の支持機構36によって装置本体12の一側から他側へ、および他側から一側へ向けてそれぞれ平行移動可能に支持されている。
支持機構36は、対のリンク37を有し、これら対のリンク37の中間部が互いに交差して軸38で回動可能に連結され、各リンク37の一端が装置本体12に対して軸39で回動可能に取り付けられ、他端が押込板35に対して軸40で回動可能に取り付けられている。各軸39および各軸40のそれぞれの一方は固定状態に取り付けられ、他方は一方との間隔が変化するようにスライド可能に取り付けられている。そして、支持機構36は、押込モータ(図7参照)の駆動で動作し、押込板35を、紙幣処理部13から受入領域30への紙幣Pの受け入れを許容する装置本体12の一側に寄った待機位置と、受入領域30に受け入れた紙幣Pを装置本体12の一側から他側の引出ユニット15側へ向けて押し込む押込位置と、の間で移動させる。
また、引出ユニット15には、複数枚の紙幣Pを一括して集積収納する紙幣収納部43が設けられている。この紙幣収納部43は、装置本体12の一側方向に向けて開口していて紙幣押込部34で押し込まれる紙幣Pを受け入れて収納する収納トレイ44を有している。この収納トレイ44内には、紙幣Pを押える平板状のステージ45が配置され、このステージ45を収納トレイ44に対して一側方向へ向けて付勢する付勢手段としての複数のばね46が配置されている。図6に示すように、収納トレイ44およびステージ45の前端には紙幣Pを取り出し操作するための開口部47,48が形成されている。
図4および図6に示すように、収納トレイ44の両側には、紙幣Pの短手方向の両側縁を押えることで付勢されているステージ45との間に挟持して収納トレイ44内に収納状態に保持する回転ガイド49が配設されている。これら回転ガイド49は、軸50を中心として回動可能で、収納モータ(図7参照)の駆動で動作し、紙幣Pの短手方向の両側縁を押え付ける保持位置と、紙幣Pの短手方向の両側縁から離反して退避位置と、の間で回動可能としている。
また、引出ユニット15は、開閉モータ(図7参照)の駆動で装置本体12内に収容された閉鎖位置と、引出ユニット15の前側が装置本体12から前方に突出して紙幣収納部43に収納された紙幣Pの取り出しを可能とする開放位置と、の間で自動的に開閉される。なお、引出ユニット15は、鍵の操作によって、手動で開閉するようにしてもよい。
また、図7に示すように、紙幣処理装置11は、この紙幣処理装置11を制御する制御部61を備えている。この制御部61は、紙幣搬送部23の搬送ローラ26を駆動する搬送モータ62、紙幣識別部24の磁気センサ27、紙幣挿入口21から挿入された紙幣Pを検知する紙幣検知部63、紙幣押込部34の押込板35を移動させる押込モータ64、回転ガイド49を回転させる収納モータ65、引出ユニット15を開閉移動させる開閉モータ66、引出ユニット15の位置を検知する位置検知部67が接続されている。
そして、制御部61は、紙幣回収時に、引出ユニット15によって紙幣収納部43が装置本体12の前方へ移動する際、紙幣押込部34を紙幣収納部43に収納されている紙幣Pの押し込み状態とする機能を有している。
さらに、紙幣収納部43が装置本体12の前方へ移動する際、紙幣Pの詰まりを検知する詰まり検知手段68の機能と、この詰まり検知手段68で紙幣Pの詰まりが検知された場合、紙幣押込部34を紙幣収納部43に収納されている紙幣Pの押し込み状態と押し込み解除状態とに繰り返し変化させる機能とを有している。詰まり検知手段68は、例えば、位置検知部67の検知に基づいて、紙幣が紙幣処理部13に引っ掛かったために引出ユニット15が所定の開放位置に移動しない場合に、紙幣Pの詰まりが発生していると検知する。
次に、第1の実施の形態の紙幣処理装置11の動作を説明する。
図2および図4(a)に示すように、紙幣挿入に待機する待機状態では、紙幣押込部34の押込板35が装置本体12の一側に寄った待機位置に位置し、紙幣処理部13から受入領域30への紙幣Pの受け入れを許容する状態にある。
さらに、待機状態では、紙幣収納部43の両側の回転ガイド49が紙幣Pの短手方向の両側縁を押え付ける保持位置にあり、これら回転ガイド49とばね46で付勢されているステージ45との間に紙幣Pの短手方向の両側縁を挟持し、紙幣収納部43内の1枚あるいは複数枚の紙幣Pを収納状態に保持している。この状態では、紙幣収納部43に収納された紙幣Pの一部は紙幣処理部13の後方域に配置されている。
そして、紙幣Pが紙幣処理部13の紙幣挿入口21に挿入され、その紙幣Pを紙幣検知部63で検知することにより、紙幣搬送部23の搬送モータ62が動作し、紙幣Pを対の搬送ローラ26で挟持しながら紙幣通路22内を後方へ向けて搬送する。この搬送する紙幣Pを紙幣識別部24の磁気センサ27で識別する。
なお、挿入紙幣の検知は、紙幣検知部63で行うようにしたが、紙幣検知部63は光学式センサ、磁気センサのいずれでもよい。しかし、紙幣検知部63を磁気センサにすることにより、挿入された紙幣の磁気の変化を検知することで紙幣の移動速度を測定でき、(外部からテープなどで紙幣が引っ張られた不正などで)想定外の速度(この場合は遅い)で紙幣が挿入された場合は、紙幣の識別や取り込みを行わず、即座に返却するようにしてもよい。
なお、磁気センサであれば、別途設ける必要はなく、識別用のセンサを用いてもよい。
識別の結果、正規の取扱い紙幣と識別されなければ、紙幣Pの搬送途中で搬送モータ62を逆転し、紙幣Pを前方へ搬送して紙幣挿入口21から返却する。
正規の取扱い紙幣Pであれば、図2および図4(b)に示すように、紙幣Pを紙幣処理部13から後方の受入領域30へ送り出す。紙幣処理部13から後方へ送り出される紙幣Pを受入領域30に受け入れ、紙幣Pの短手方向の両側縁を受入領域30の両側の固定ガイド31で保持する。
その後、押込モータ64を動作し、図3および図4(c)に示すように、押込板35を一側から他側へ向けて移動させ、この押込板35で固定ガイド31に保持されている紙幣Pを紙幣収納部43へ向けて押し込む。これにより、押込板35で押し込まれる紙幣Pの短手方向の両側縁が固定ガイド31から外れ、さらに、押込板35で押し込まれる紙幣Pとともに紙幣収納部43に収納済みの紙幣Pおよびステージ45をばね46の付勢に抗して他側へ押し込む。
その後、収納モータ65を動作し、図4(d)に示すように、両側の回転ガイド49を、紙幣収納部43に収納済みの紙幣Pの短手方向の両側縁から離反する退避位置に回動させて、収納させる紙幣Pの短手方向の両側縁よりも一側に移動させる。その後、図4(e)に示すように、両側の回転ガイド49を、紙幣Pの短手方向の両側縁を押え付ける保持位置へ回動させ、収納させる紙幣Pの短手方向の両側縁を収納済みの紙幣Pに押え付ける。
その後、押込モータ64を動作し、押込板35を他側から一側へ向けて移動させ、両側の回転ガイド49とばね46で付勢されているステージ45との間に収納させる紙幣Pおよび収納済みの紙幣Pの短手方向の両側縁を挟持し、紙幣収納部43内への紙幣Pの収納が完了する。
次に、紙幣処理装置11の紙幣収納部43に収納された紙幣Pを回収する際には、店員(回収係員)により、例えば上位機で回収を指令したり、あるいは店員(回収係員)が持つリモコンから紙幣処理装置11に対して回収を指令する。
制御部61に回収指令が入ることにより、押込モータ64を動作し、図3および図4(c)に示すように、押込板35を一側から他側へ向けて移動させ、押込板35で紙幣収納部43に収納されている紙幣Pおよびステージ45をばね46の付勢に抗して他側へ押し込む。これにより、紙幣処理部13の後方に位置していた一部の紙幣Pも、紙幣処理部13の後方より外れた他側に移動する。
その後、開閉モータ66を動作し、図1および図6に示すように、引出ユニット15とともに紙幣収納部43を回収通路14から装置本体12の前方へ移動させる。このとき、押込板35によって紙幣収納部43内の紙幣Pが紙幣処理部13の後方よりも他側に押し込まれた状態が保たれているため、紙幣収納部43内の紙幣Pが紙幣処理部13に引っ掛かることなく、紙幣収納部43が所定の開放位置まで移動する。
仮に、紙幣収納部43での紙幣Pの収納具合によって、紙幣Pが紙幣処理部13などに引っ掛かるなどして紙幣収納部43が所定の開放位置まで移動せず、詰まり検知手段68で詰まりが検知された場合には、紙幣押込部34を紙幣収納部43に収納されている紙幣Pの押し込み状態と押し込み解除状態とに繰り返し変化させ、紙幣処理部13などに対する紙幣Pの引っ掛かりを外す。これにより、紙幣収納部43が所定の開放位置まで移動する。
紙幣収納部43が所定の開放位置まで移動しても、紙幣押込部34の押込板35による押し込み状態を維持していてもよく、あるいは、紙幣収納部43が所定の開放位置まで移動したら、紙幣押込部34の押込板35を他側から一側に移動させ、押し込みを解除してもよい。
そして、店員(回収係員)により、装置本体12の前方へ移動した紙幣収納部43から紙幣Pを取り出す。
その後、例えば、紙幣収納部43から紙幣Pが取り出されたことを図示しない検知部で検知したり、店員(回収係員)が持つリモコンを操作することにより、開閉モータ66を動作し、引出ユニット15を装置本体12内に移動させて収納する。
このように、紙幣回収のために紙幣収納部43が装置本体12の前方へ移動する際、紙幣押込部34を紙幣収納部43に収納されている紙幣Pの押し込み状態とするため、紙幣処理部13の厚みを薄くしなくても、紙幣Pが紙幣処理部13に引っ掛からずに移動させることができ、紙幣Pが詰まるのを防止できる。これにより、紙幣処理部13の厚みを薄くすることなく、磁気センサ27やレバー25などのスペースをとる部品でも紙幣処理部13に配置できて機能を向上させることができる。
しかも、詰まりが検知された場合、紙幣押込部34を紙幣収納部43に収納されている紙幣Pの押し込み状態と押し込み解除状態とに繰り返し変化させることにより、仮に紙幣Pの詰まりが発生しても、その紙幣Pの詰まりを自動的に解消できる。
さらに、遊技機2と遊技機2との間の限られたわずかなスペースに設置される遊技媒体貸出装置3に紙幣収納式の紙幣処理装置11を搭載する場合に、紙幣処理部13の厚みを薄くできる紙幣処理装置11を用いれば、遊技媒体貸出装置3の薄形化に対応できるなど効果的である。
次に、図10に第2の実施の形態を示す。
紙幣押込部34の押込板35を一側の待機位置から他側の紙幣収納部43へ向けて移動させる際、紙幣Pの前端を紙幣処理部13の他側の回収通路14側に押し込むように、押込板35を斜め前方へ移動させるようにしてもよい。このように、紙幣Pの前端側を紙幣処理部13の他側に押し込むことにより、紙幣回収時に、紙幣Pの前端が紙幣処理部13に引っ掛からず、紙幣Pが詰まるのを防止できる。
本発明の第1の実施の形態を示す紙幣処理装置の紙幣収納部を前方へ移動させた状態の底面方向から見た断面図である。 同上紙幣処理装置の紙幣を受入領域に受け入れた状態の底面方向から見た断面図である。 同上紙幣処理装置の紙幣を紙幣収納部に収納させた状態の底面方向から見た断面図である。 同上紙幣処理装置の紙幣を紙幣収納部に収納させる手順を(a)〜(e)の順に説明する説明図である。 同上紙幣処理装置の斜視図である。 同上紙幣処理装置の紙幣収納部を前方へ移動させた状態の斜視図である。 同上紙幣処理装置のブロック図である。 同上紙幣処理装置を用いた遊技媒体貸出装置の斜視図である。 同上遊技媒体貸出装置を用いた遊技島の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す紙幣処理装置の紙幣を紙幣収納部に収納させる手順を(a)〜(e)の順に説明する説明図である。
符号の説明
3 遊技媒体貸出装置
4 貸出装置本体
11 紙幣処理装置
12 装置本体
13 紙幣処理部
14 回収通路
21 紙幣挿入口
23 紙幣搬送部
24 紙幣識別部
30 受入領域
34 紙幣押込部
43 紙幣収納部
61 制御部
68 詰まり検知手段
P 紙幣

Claims (3)

  1. 装置本体と、
    前方から紙幣が挿入される紙幣挿入口、この紙幣挿入口に挿入される紙幣を挿入方向に沿って後方の受入領域へ搬送する紙幣搬送部、およびこの紙幣搬送部で搬送する紙幣を識別する紙幣識別部を有し、前記装置本体の前部でかつ処理する紙幣の紙面に垂直な方向の一側に設けられた紙幣処理部と、
    前記受入領域に受け入れた紙幣を前記装置本体の一側から他側へ向けて押し込む紙幣押込部と、
    前記装置本体の前部の他側に前記紙幣処理部と並んで設けられた回収通路と、
    前記紙幣押込部で押し込まれる紙幣を収納し、前記回収通路から前記装置本体の前方へ移動可能に設けられた紙幣収納部と、
    この紙幣収納部が前記装置本体の前方へ移動する際に、前記紙幣押込部を前記紙幣収納部に収納されている紙幣の押し込み状態とする制御部と
    を具備していることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記紙幣収納部が前記装置本体の前方へ移動する際に、紙幣の詰まりを検知する詰まり検知手段を具備し、
    前記制御部は、前記詰まり検知手段で詰まりが検知された場合、前記紙幣押込部を前記紙幣収納部に収納されている紙幣の押し込み状態と押し込み解除状態とに繰り返し変化させる
    ことを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 貸出装置本体と、
    この貸出装置本体に搭載される請求項1または2記載の紙幣処理装置と
    を具備していることを特徴とする遊技媒体貸出装置。
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